X-Trainer

2020年10月04日

 今年は新型コロナウィルスの関係もあってレース活動が低調だったのですが、それ以上に低調だったのがその内容。ドチャクソ疲れて途中で嫌になる、滑って転んで打ち身で戦意喪失、怖くてリタイア、とロクなもんじゃありません。つか、新鋭のBeta X-Trainerが全然活きてません。バイク以外にも原因がありそうですが、幾ら何でも去年と(程度が落ちたと言う意味で)別人です。とはいえ、予算の関係で、今年の正規レースは今回で打ち止め。結果はどうでも良いから、原因を究明するのが目的のレースとなりました。


2020-10-03 16.22.40
ずらり勢ぞろいTOYZ Racing エンデューロ部
揃いも揃って、Betaばっかですw




■諸々対策

 今年の不調の原因を洗い直してみた結果、まず一つ確実に言えるのは、タイヤの問題がありました。去年は神立戦から、新登場のミシュランのENDURO MEDIUMを使い、その性能に驚いた訳ですが、X-Trainerの乗り換えた時は、IRC VE33Sに換装していました(クロトレの元のタイヤはシンコー)。ところが、これがENDURO MEDIUMに比べると、あまり良くないどころか、結構滑る。同じ神立で、しかも今年は晴れてたにも関わらず、全く勝手が違ったのです。
 そこでミシュラン ENDURO MEDIUMに戻して、先日の雨の勝沼を走ったのですが、なるほど違いは歴然。空気圧を0.2ギリギリまで落とした時の接地感は、VE33Sの比ではなく、とりあえずはどうにか走れました。VE33にせよ、その後継のVE33Sにせよ、その登場時には、それまでのタイヤと比べて格段の進歩を感じたのですが、タイヤの進歩は日進月歩、後発のタイヤの方が性能が良いようです。
 もう一つの対策は、装甲パンツ。今年はとにかく、太ももや腰と足の付け根、つまり下半身の側面への打撃が多く、先日の雨の勝沼でも手酷い目に遭いました。デブなのであまり身に着込みたくないのですが、背に腹は代えられぬ、と言う事で、着込む事にしました。ただ、この手のパンツは、どっちかと言うと、足よりもケツに重点を置いてるのか、腰だの股だのにもパッドが付いていて、この部分にはあまり損害が出ない上に、モトパンがキツくなる原因にもなるので、自分で加工して、必要な部分に装甲を付けるようにしました。



2020-10-03 12.43.06
ちょこちょこと今年の戦訓を取り入れているレギンレイヴ号

2020-10-03 14.41.14
今回は自分一人で参加なので
今夜は床にサーマレスト敷いて寝ます


■セクションスクール

 ここ最近のWEXでは、バイクが汚れたりウェアが汗臭くなったりするのが嫌で、セクションスクールはサボる事が多いのですが、今回はせめてPVが作れる程度には走りたいと考え、セクションスクールに参加しました。
 2週間前に来た時の様に、雨でズルズルと言う訳でもないので、タイヤの空気圧は前が0.5、後ろが0.4としました。仮に、若干湿っている所があっても、これならばどうにか出来るはずです。ちなみに、コースコンディションは、1週間は雨が降ってないと言う事で、コース後半のウッズは前回来た時と打って変わってドライで、この分なら大丈夫かな、と言う感じでした。
 さて、走ってみた訳ですが、モトクロスコースの大坂が、見た目は大した事なさそうなのに、案外滑る。しかも、登り切ったら右に曲がってウッズに下って行くのですが、轍があったり、いきなり下りで先がどうなってるか分からなかったりで、アクセルが緩んでしまって、登りきる前に転倒。こう言う所で転けると、自分だけでリカバーするのは結構難儀します。マーシャルさんに助けて貰って、どうにか再スタート。続くウッズの大坂は、前回に比べたらドライだったのですが、どうにも体が遅れてストップ。その後も予定されている全てのコースを走りましたが、下りは今のタイヤの空気圧では心許ないなぁ、と言う感じでした。そこで、空気圧は前を0.4、後ろを0.3に合わせ直しました。
 帰って来てから気がついたのは、どうにも加速の時に体が遅れてるっぽい事。これが直ぐに疲れる原因になっていて、坂の途中とか息上がるほどになっているのではないか、と言う事でした。なので、本番では、これまでのバイクで座ってた位置よりも、ちんこ一つ分前に座ってみる事にしました。
 また、プラグは納車時から一度もカブった事がなく、交換もしてなかったのですが、2ストはいつカブってもおかしくないという事で、プラグ交換をしました。試運転してみましたが、交換した後の方がエンジンの音が軽快になった気がしました。



2020-10-03 16.29.25
セクションスクールが終わったら
いそいそと夜の準備です

2020-10-03 19.47.41
レースは余興で、こっちが本番という説もあります

2020-10-03 19.53.54
今回も飯盒炊飯
ただし、鍋に入れるウドンが6玉もあるので、2合だけ



■余計な雨

 前の晩は、例によって例の如く、温泉行って買い出し行って、ごった煮の鍋をつついて談笑。寝たのは2200時頃でした。寝てる間は、これも例によって、寝てるんだか起きてるんだか分からん様な睡眠で、2〜3時間置きに小便したくなって目がさめる、と行った感じ。まぁ、早朝に到着した隊員がいつ来たか分からなかったので、寝てたのでしょう。
 起床は0600時。早めに起きるのは、トイレで大を出す為ですが、今回はあまり出ませんでした。出てくれないとモトパンがキツイのですし、今回から走行パンツも使いますので、これはちょっと困った事です。
 それ以上に困ったのが、なんと雨が降って来ました。夜露も全然降ってなかったので、今日は昨日以上にドライになると思ってたのに、目論見は脆くも崩れました。と言うか、非常に困った事になりました。と言うのは、前回の雨練の際、あちこちぶつけて3日ほど打ち身で唸っていたのですが、今回はレースの翌日が職場の防災訓練で朝から出勤です。つまり、絶対怪我は出来ません。
 もしも、自分一人だったら、大事を取って走らない所ですが、そこはエンデューロ部の隊長としての立場があって、走らんとも言えないつらい立場です。内心は「走りたないなぁ〜」と思いつつ(思うだけでなく口にも出す)、しかし、今日が実質今年最後の正規レースだし、走らんのもなーと思うし、結局、行くだけ行って、無理そうなら帰ってくると言う事で出走準備をしました。

2020-10-04 07.39.21
嫁機のTT-R125“ドライジーネ号”
トイレ行くのに活躍しました

120657420_2307437359402934_1618565908532392275_n
ウドンがどっさりの闇鍋
これ、鍋2杯目ですw


■大幅コースカット

 さて、いよいよスタート。スタートする頃には、雨は上がっていましたが、もう気分的には「どうとにでもなれ」って感じでした。その気分を反映してか、ヘルメットタッチスタート直前にエンストしてしまい、スタートと同時に再始動といった感じでした。どっちみちセル付きのバイクですし、スタートは大抵失敗ですから、これで丁度良かったくらいです。
 そのままMXコースの大坂に向かって走って行ったのですが、大坂の手前の小坂の所で大渋滞です。その小坂でコケまくって、参加ライダーの9割がそこで待機してる感じです。状況的には、ハードエンデューロではよく見かける光景ですが、クロスカントリーとしては交通整理をした方が良かったかもしれない状況です。ともあれ、無理して滑ってコケてもしんどいだけなので、待機が疎らになるまで休憩。先頭集団が3周くらい走った所で、やっとアプローチできる程度に間が空いて来ました。自分もとっ散らかるかなーと思っていたのですが、やってみるとソソっと登る事が出来ました。
 その後になって分かったのですが、コースは大幅にカットになっており、実質的には50ミニッツのコースと変わらなくなっていました。コース後半のウッズも無くなっており、ちょっと拍子抜けしましたが、楽しんで走りました。ちんこ一個分前に座る事で加速に置いていかれる感がなくなり、タイヤの空気圧を下げた事で接地感も増し、今年一番、安定して走れたと思います。ただ、ちょっと休み過ぎたせいで、周回数はあまり稼げませんでした。それでも今年、やっとこチェカーフラッグを受け、PVもどうにか形ができる程度には走れました。


出だしから結構な交通渋滞w

50420467087_b5200bfc33_o
滑りやすかったのはMXコースの小坂大坂だけで
それも渋滞してなければ、問題なく上がれました

50420432622_e919eb0d68_o
やっとクロトレの恩恵を感じられるレースになりました

2020-10-04 10.00.32
蓋を開けたら、洗車の必要がないくらい
汚れないレースでした


■得られた情報

 今回はスタート前に雨が降ったものの、結果としてはそれがコースにあまり大きな影響を与えず、むしろコースが大幅にカットされた事で、走り易いトコしか走っておらず、楽しんで走る事が出来ました。そして、同時に、今年一年、不調であった原因もおおよそ見当がつきました。
 まずはタイヤ。ミシュランのENDURO MEDIUMは、改めて低い空気圧で威力を発揮するのだと言う事を実感しました。おそらく、それを前提として設計されたタイヤなのでしょう。今回は、リアを0.3まで下げて使ったのですが、そのグリップ感は絶対的な安心感に繋がりました。なお、既に新型のENDURO XTREMというのを使った隊員がいましたが、「根っこも滑らないし、石にも弾かれない」との事で、更に優秀だそうです。
 今回、初めて装甲パンツを投入しましたが、レース中に転倒する事がなかったので、その効果は試す事が出来ませんでした。ただ、腰だの股間だののパッドは、全く不要と感じましたので、帰宅してから取り外しました。装甲はそれを着ける人が必要と感じる部分にあるのが最適なので、売ってるものをそのまま使うのでなく、自分で裁縫してカスタマイズするのが良いかと思います。
 今回一番の収穫は、クロトレの乗車位置を若干前に変えた事。ズリ下がりそうになると前に移す事で、これまでの様な「加速に置いていかれる」感じは相当に軽減しました。今年、ずっと疲れて走り続けられなかった原因は、案外こういう所にあったのかもしれません。してみると、今年はクロトレの最適な乗り方を探る一年であったのかもしれません。



2020-10-04 10.55.36
終わった後は、バイクを寝かせて、キャブのガソリンを抜きます
出ないと、トランポの中がガソリン臭くなります


クロスパーク勝沼で楽しく走れるというのが
それだけで価値がある事です






    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2020年09月06日

 今年はあまり調子の良くないレース展開なのですが、今回は去年10周走った神立スキー場です。それほど難しい印象がなく、楽しく走れるとあって、期待していました。何せ今年はパワーはあるけど重たいCRF450RXから、軽快かつよく言う事聞くX-Tarinerに乗り換えています。どんな走りになるか、楽しみでした。
 ところが、思わぬ結果になりました。今回は、反省と分析がレポートの8割を占めます。


2020-09-06 11.10.01
結果はともかく、面白おかしい2日間でした




■D環増設

 前回のWEX爺ヶ岳戦の後、急遽、トランポを乗り換える事になり、事態は急激に動き始めました。古いトランポの引き渡し作業新しいトランポの艤装準備、トランポが来るまでの間、姪御に進学祝い渡しに帰省したり、連日、家の草むしりやったり、トランポが来てからは、板張りだの艤装作業だの何だのかんだので追われまくり、平日は出勤前に作業、土日は一日かけて作業、しかも猛烈な猛暑で20分作業したら30〜40分はクールダウンしないと作業を再開できない、 こんな日々が約2ヶ月続きました。
 そうこうしているうちに、夜は眠りが浅い、始終夢を見る、朝は早く目が覚める(そして作業する)、いつも何となく疲れてる、食欲がない、ちょっとした事でイライラする、やる気が出ない、本来好きな事であるはずのトランポの作業やバイクの練習も億劫になる、と言う具合に、明らかに体調や精神状態に異変を感じる様になりました。
 とはいえ、練習だのレースだのの期日は決まっていますから、頑張らん訳に行かない。どうにかこうにか、騙し騙しアリナミン飲みながらやってきた訳ですが、「こりゃ、更年期障害じゃね?」と思うほど、調子の悪い事になっていましたが、WEX神立は新しいトランポでの初めての泊りがけのミッションですので、突貫作業で泊まれる状態にまでして、どうにか間に合わせたのがこの間の状況でした。

2020-09-04 09.47.15
どうにかこうにか、積み込みも様になってきました

2020-09-03 10.10.06
毎回上げ下ろしする装備はセカンドシートに積みます


■事前の準備

 この様な状況だったので、バイクに関する準備は、ほとんどやっていませんでした。せいぜいミッションオイルを交換し、エアクリーナーも取り替え、エンジンオイルを補充した程度です。大して汚れていなかった事もあって、洗車さえしていませんでした。
 タイヤはフロントがミシュラン・エンデューロ、リアがIRC VE33Sです。去年はほぼ前後共、ミシュラン・エンデューロ・ミディアムで通したのですが、今年はVE33Sとの違いを体感するため、あえて去年とは違う組み合わせにしてあります。
 ともあれ、去年、あの雨と霧の中を曲がりなりにも10周走った訳で、これは大きな自信となっていました。ましてや今回は、乗機がクロトレですから、そんな悪い事にはならないだろう。天気予報もそれほどすごい雨が降りそうでもないし、どうにかなるだろうと言うのが事前の判断でした。

2020-08-31 08.45.19
ミッションオイルは240分おきに交換
エンジンオイルもサイドカバー外して点検し、補充します


■設備が充実、神立スキーリゾート

 いつも通り、パドックの場所取りはエンデューロ部の隊員に任せておいて、自分は1200時頃、現地到着。パドック設営の済んだ他の隊員は、セクションスクールに向かう準備をしてましたが、自分は悠々とバイクを下ろしてチェーンに注油したり、荷室に寝板を敷いて夜の準備をしたりと、まったりしてました。まぁ、さして難しいセクションはないと踏んで、セクションスクールはサボりです。
 セクションスクールが終わって、受付して、トランスポンダをフロントフォークに着けたら、前日の用事は全部終わりです。去年はスキー場付属の「神の湯」が閉鎖中で、遠くまで温泉入りに行きましたが、今回は何と臨時営業してるとか。そういえばスキー場の名前も変わってるし、経営者が変わったのかも知れません。
 建物の中に入ってみると、1階はロッカーだのトイレだののフロア。トイレがとにかく沢山あって、全席ウォシュレット付き。JNCC系のレースでは、大体朝、トイレ行列が出来るくらいトレイが少ないのですが、これほど充実したトイレの数はWEX初でしょう。温泉は4階で料金払って、5階に上がるのですが、これがとても広くて綺麗。見晴らしも良くて、とても気分が良い。しかもサウナもあって、水風呂は雪解け水みたいに冷たくて、もうスッキリさっぱりしました。
 買い出しの後は、例によって例のごとく、暴飲暴食前夜祭で、ぶっちゃけ、これが楽しみで来てる様なもんです。レースはオマケみたいなもんです(少なくとも今の自分には)。今回は20代の若いのが二人もいて、飯盒2本では足りず、初めて3本炊きました。

2020-09-05 15.21.41
今回出走するのは7人
だけど、バイクは10台ありましたw

2020-09-05 17.09.58
去年、白無垢だった「神の湯」
今年は赤白のツートンカラーになりました



■ガレで撃沈、下りで消沈

 前日の夕方に少し雨が降ったものの、夜には空は晴れ上がり、レース当日はとても良い天気となりました。去年の視界3メートルの霧とは大違いです。その晴天の下、今回、自分以下7名参加のTOYZ Racing エンデューロ部を率いて、スタート地点に並びました。
 とりあえず1周目は下見ラップと心得て、ゆっくりスタート。転倒してる人に巻き込まれない様、進みます。スタートから頂上までは延々の登りですが、途中で去年もみんな難儀したガレ場があります。今回は去年のガレ場の手前にもガレ場が設けられていました。このガレ場、やっぱり嫌ですけど、とにかくアクセル開けて、速度が落ちない様に登っていかねばなりません。まぁ、この辺りは、去年と同じ様な感じでした。
 ところが、ガレ場を抜ける最後の“ちょっとした坂”の所で、引っかかってしまい、ここでハマってしまいました。石が大きいくせに下が砂で、アクセル開けると掘れるし、下がろうにもリアがハマって動かないし。そうこうしてる内に、女性ライダーがバイクごとバイク支えている自分に寄り掛かってきて、二進も三進もいかない感じに。自分が頑張っててもどうにもならないので、バイクを倒してその人に下がってもらい、自分もどうにか立て直し、ゼーハー言いながら斜面の奥から突破。しかし、ここで余計な時間と体力を食ってしまったのが、後に響きました。
 そこからは頂上付近を横に横断するハイスピードコースなのですが、どうにも去年みたいに接地感がなく、疲れていた事もあってアクセルを開けられない。それでも2st250のパワーで登りは楽に登れたのですが、全般的に元気がない状態です。
 そして次に下り坂。神立のコースの特徴は、後半は延々と下りで、しかも結構急で滑りやすい地面なのですが、これが結構車速が出て、しかも滑って、猛烈に怖い。去年は雨降って霧も出て、それなりに怖かったですが、ここまで怖いと感じませんでした。とにかく怖いの連続で、やってられない感じ。シンドイのは我慢できますが、怖いのは我慢できません。もう、嫌になってしまって、2周目にどうしても行く気にならない。結局、1周走ってピットエリアにイン。そこに居たのでは暑いので、下のクラブハウスの日陰まで下がって、リタイアした人たちとレース終了までダベって終わりました。

2020-09-05 17.53.35
今回は人数が多かったので、飯盒2本用意したのですが
それでも足りず、急遽3本目を炊きました

2020-09-05 18.14.29
焼肉やったり、餃子食べたり、手製のベーコンが出たりと
盛りだくさんの前夜祭

2020-09-05 18.18.56
やっぱ、飯盒メシには明太子が合いますw


■事故究明

 過去にも、試走して嫌になるとか、一周目で嫌になる、といった経験は何度かありますが、それらはバイクが非力であったり、コンディションが悪かったりといった状況がありました。今回は、バイクは最高に良く、天気もコンディションも良い中での、1周リタイアです。嫌になってしまったからの結果ですが、どうしてそうなったのか、振り返る必要があると思います。
  1. 去年との比較
     あの雨と霧の中、10周走った去年と、1周しか走る気にならなかった今年の違いはなんであるか。バイクの面から検討しました。
     まず下りですが、明らかに去年よりも降る速度が速く、元々自分は下りが非常に苦手なのですが、自分がコントロールできる感じではありませんでした。しかし、去年は霧で視界が悪い上に、雨が降って地面がヌルヌルしており、コンディションは今年よりも遥かに悪かったにも関わらず、今年ほど怖いとは感じていませんでした(だから10周走れた)
     そこで思いついたのは、去年のCRF450RXと今年のX-trainer250では、エンジンブレーキの効きが全然違うのではないか、という事。去年は4stの450ですから、2stの250に比べれば、エンブレは遥かに強力だったのかもしれません。今年はサーっと降りてしまうので、車速をコントロールしようとするとブレーキを使うしかなく、それがこの後に述べるタイヤの問題と相まって、滑って転けそうで怖い、というのに繋がったのかもしれません。
     次にタイヤの問題。去年はミシュランのエンデューロ・ミディアムで臨みましたが、今年はIRCのVE33Sです。ところがこのタイヤ、滑る路面では非常に滑り易いタイヤの様です。振り返ってみれば、GAIA戦でも思わぬ所で転けてましたし、爺ヶ岳戦は転倒一発で戦闘力喪失です。今回はガレ場でも去年ほどの安定感を感じる事は出来ませんでした。
     バイク自体はともかく、タイヤの違いが走りにも大きく影響している。ミシュラン・エンデューロとIRC VE33Sでは、自分が参加するレースでは、前者の方が有利である様に感じます。
  2. 体調の問題
     上でも述べた様に、今年の夏は非常に気力体力を消耗し、日常生活に影響を及ぼすほどの状態でした。出来れば、何もせずに、ダラダラして体を休めたかったのですが、山積みする用事、責任感、そうした事からそれが出来ず、慢性的に疲労した状態でした。以前であれば、エライ目に遭ってもどうにか頑張ろうとしたところが、あっさりやめてしまったのは、ぶっちゃけレースどころでない気分だったからだと思います。
     レースの翌日は休みを取ってあったのですが、本来ならバイクを洗車したり、トランポの後始末をするところですが、最低限の用事だけ済ませて、ほぼ2ヶ月ぶりに何もせず、好きな時に寝て、好きな時に食べて、だらだらと過ごしたところ、猛烈に食欲が出てくるといった現象がありました。
     後日、定期的に通っている内科で、睡眠が浅く不足している事、疲れやすく、ちょっとした事でイライラしたり当たったりする事、やる気が出ず、好きな事でも打ち込めない事、などを訴えましたが、今年の夏は暑く夏バテしていると思うので、十分睡眠とって、クールダウンする様言われました。まぁ、もうしばらく様子を見るとして、諸々根詰めて疲れ切ったのでは、レースも出来ないので、うまい具合に対策する必要を感じました。

今回、初めてゆっくり解説にチャレンジしました

2020-09-06 09.56.41
洗車の必要もないくらいキレイな状態で帰ってきました


■続ける意義

 最早勝ち負けとか順位とか誰それと競争とか、そういうのが目的でなくなってきているレース活動ですが、自分には自分なりの意義、この歳になった自分としての意義を持つ様にしています。
 この趣味を始めた頃と比べると、技術力が向上する前に気力体力が落ちて、「もうやる意味あるん?」と言われる様な現状ですが、ここで辞めたらどうなるか。おそらく、外に出る機会を失って、家と職場の往復以外やらなくなって、体使う機会は無くなってしまうでしょう。無趣味のつまらん状態になるのは言うまでもなく、体はどんどん衰えてしまって、何やるにも億劫になってしまうでしょう。人付き合いも無くなって、最終的には孤立した孤独な人になるのではないでしょうか。
 これまでも、何人かの高齢ライダーを見てきましたが、昔からずっと続けている人や、50歳から始めましたと言う人でもそれから続けている人は、60代になってもバイク乗れてますが、昔バイクやってたけど50歳で一旦降りて、定年なったから復活したと言う人は、怪我してすぐリタイア、と言う例がありました。
 しんどいから体動かしたくない、と言うのはあるのですが、そう言う時でも、適度に動かす必要は、これからの時代必要なんだろうなと思います。ただ、無目的には動かしようもないですから、下手の横好きのレース活動を目的、理由として、体使うのも悪くはないのではないか、その様に考えています。
 辞めるのはいつでも辞めれるし、いずれは辞めねばならんでしょうが、今の様な不甲斐ない時に辞めたくない、といったところです。

2020-09-06 13.45.47
改めて「神の湯」でサウナ入って、つけ麺屋にゴー!
大盛りが大盛り過ぎましたw






    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
tanisi_corp at 22:00コメント(0)

2020年07月12日

 これまで、CRF250R(X)“モルゲンシュテルン号”XR230“パンツァーファウスト号”CRF450RX“ゲイレルル号”と、歴代バイクを黒外装にし、シュラウドにシャークティースを入れたウランコアデザインス謹製TRデカールを貼ってきたのですが、この度、ようやくBeta X-Trainerにもデカールが上がってきました。
 既に他の艤装作業は終わっていますので、今回はデカールを貼る作業だけです。


2020-07-12 17.57.57
4台目になるウランコアデザインス謹製の
TRデカール“シャークティース仕様”
ウランさんの大変さが伝わる出来栄えでした




■外装、赤から黒へ

 先週がWEX爺ヶ岳だったのですが、本番で右の大腿骨の付け根を石でヒットしてしまい、痛くて全然洗車が出来ませんでした。やっとこ一週間後にケルヒャーで徹底的に洗いましたが、本当は外装を全部バラして洗いたいところ。それをしなかったのは、どうにもクロトレはボルト外すのは出来ても、入れる時に斜めに入れてしまいそうな感じで、自分で元どおりにするのが怖かったからです。そんな訳で、外装の付け替えはMotoshop TOYZのマックさんにお願い。昔はリンクやステムのグリスアップも自分でやってたのですが、最近は惰弱になって、お店で頼む用事が多くなりました。
 黒の外装は、クロトレをオーダーした時に、一緒にポリスポーツのを頼んでいました。ただ、セットで頼んだのではなく、リアフェンダーはMY16のRR2T250のを頼みました。と言うのも、クロトレのリアフェンダーは、ゼッケンベースのところが狭いのですが、昔のRR2Tのは広くて、自分がこれまで見慣れたCRFのに近いからです。今回、ウランさんの方には、まだクロトレのデカールの型は無かったとの事で、外装全部を送って型を取ってもらいました。
 さて、バリバリと外装を黒に変えてもらったのですが、もうこの時点で、我がクロトレは、そこらで見かけるクロトレとは別モンになりました。と言うのも、自分が見るクロカンの範疇では、Betaに限らず、外車の外装を変えている人はあまりおらず、黒の外装のクロトレも見た事がないからです。黒くした事で、ようやく自分のバイクらしくなってきました。

2020-07-12 16.13.38
この純正外装も、本日で終了

2020-07-12 17.10.37
外装を全部外した所
とてもスリムな外観です

2020-07-12 17.57.26
黒外装をつけた図
引き締まった外観になりました


■相変わらず貼り易い

 今回、手伝いで嫁さんを同行させたにも関わらず、貼ってる最中の写真を撮り忘れました。なので、文章力だけでウランコアデザインスのデカールの貼り易さを表現せねばなりません。
 昔、ONEのデカールを貼った時は、湯船にお湯張って、その中に外装を入れて、湯でデカールを温めながら伸ばして貼る、と言うやり方をしていました。それ以外に綺麗に貼る方法が無かったからです。一方、ウランさんのデカールは外装を車体に取り付けてから貼ります。水を霧吹きで吹いたりもしません。パーツクリーナーで脱脂して、位置合わせをして、いきなり貼ります。これが出来るのは、貼り始めは剥がして貼り直しが出来るからです。
 また、各パーツの分割が非常に貼り易くされており、無理なく貼れる様になっているのも特徴です。今回、一番難しかったのが、フロントフェンダー中央のV時になっている所でしたが、Vの底の方が浮いたり、気泡が入っても、気が付く度にやり直しが出来るので、最後には綺麗に貼る事が出来ました。
 車体に外装を組んだ状態で貼る事の利点は、外装の継ぎ目の部分のデカールが、もしズレていても直ぐに分かる事です。言い換えれば、ズレない様に位置を合わせて貼れるので、外装をバラして個別に貼るより、ズレがありません。ちなみに、ウランさんのデカールは、外装の内側2ミリくらいの所に合わせて貼る様に設計されています。
 いつもなら、サイドカバーの曲面にエライ苦労させられるのですが、今回はサイドカバー(と言うかリアフェンダーと一体ですが)は曲面が少なく、ドライヤーなしで貼れました。ドライヤーは最終局面、全部のデカールを貼り終わり、デカールの縁にドライヤー当てて、伸ばして綺麗に貼る時に使いました。こうする事で、ピシッと決まります。

2020-07-12 20.30.34
「たにしさんのバイク」を
如実に顕わすシュラウドのシャークティース
この狭いシュラウドにサメの口入れるのは
大変だったと思います

2020-07-12 21.26.24
シートカバーはENJOYのリブ付き
これでケツのフォールドもバッチリです

2020-07-12 20.11.14
ライトカウルにもサメの目が入りました
めっちゃメンチ切ってますw



■スタンドに下駄履かせる

 デカールを貼り終わった後、サイドスタンドに接地面を増やす「下駄」を履かせて貰いました。MY19までのBetaの車両のサイドスタンドは、接地面が少なく、柔らかい地面だとめり込んでしまいます。なので、そんな時は大きめの石などを探す必要があったのですが、MY20からは接地面を増やすプラパーツが取り付けられています。この「下駄」はパーツでも取り寄せ可能でしたので、MY19の車両に乗ってる人は順次つけて行っています。
 取り付けは、サイドスタンドにドリルで穴を開け、タップでネジを切る必要があるので、自分では大変なので、お店で頼みました。ちなみに、サイドスタンドを止めているボルトが抜けかけてたのをこの時見つけて貰いました。ナットで共締めでなく、サイドスタンドにボルトを止める形式なので、動かしている内に緩んでくるとの事でした。

2020-07-12 21.24.59
下駄は平頭の六角ボルトで止まってます

2020-07-12 21.25.03
接地面が増えたので、地面にめり込む事はなくなるはず?


■完成

 ようやく仕上がったX-Trainer250“レギンレイヴ号”、全くBeta感がなくなりましたw まぁ、この色のBetaを見た事がないので、どうしてもCRFっぽい感じです。どんな風になるかと色々想像していましたが、想像以上の格好良さです。自分らしさと言いましょうか、こうした見栄は大事だと自分は思っています。
 ウランコアデザインスのデカールはとても丈夫で、今から3年前に貼ったXR230のデカールも、今だに破れる事もなく現役で使われています。ONEのが2年もしない内にボロちくなったのを考えると、ウランさんのはむしろコスパの良いデカールだと思います。今回、自分のでクロトレの型が出来ましたので(ノーマルのリアフェンダーの型もあります)、クロトレ乗りの皆さんもどうぞ!

2020-07-12 21.25.44
フレームの赤色も、外装のカラーリングと一体になって
めちゃくちゃカッコいいです!






    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
tanisi_corp at 22:00コメント(0)

2020年07月05日

 緊急事態宣言だの東京アラートだのが解除されて以降、コロナの感染者が毎日100人を超えてますが、そんなもんお構い無しに次のレースです。JNCCの聖地、爺ヶ岳スキー場で開催されるWEXイースト第四戦に参加してきました。


2020-07-04 14.27.20
降ったり止んだりの曇天の下のTOYZ Racing本営

2020-07-04 18.17.16
結構まとまった雨が降り、明日の覚悟は固まりました

2020-07-04 12.41.38
一応、セクションスクールはあったみたいですが
誰一人行きませんでしたw

136
ずらり勢ぞろいの参加車両
参加者は去年の倍、外車率50%に成長しました


■雨でも何でも来い

 爺ヶ岳スキー場では、過去6回レースを走っていますが、その内4回は前の晩に雨が降る最悪コンディションでした。今回も間違いなく雨になろう事は予想出来たのですが、どうにか出来るのはタイヤくらいなもんです。
 タイヤはフロントが絶対の信頼を寄せているミシュラン・エンデューロミディアム。リアはIRCのVE33Sです。あのクソ重くなるゲレンデの土には、ミシュラン・エンデューロよりもVE33Sの方が向いていると踏んでの事ですが、タイヤ交換するのが面倒くさかったので、前回のGAIAに引き続いての使用です。空気圧は前が0.5、後ろは0.3に合わせました。
 ぶっちゃけ、バイクの準備というか対策は、塩ビ管フレームガードにカーボンシート貼ったくらいで、何もしていません。まぁ、それだけBETA X-Trainerには厚い信頼を寄せています。
 そんな事よりも、雨間違い無しなので、嫁さんの長靴(結婚した当時に買ったのは、サイズアウトして履けなくなった。というか、履けるのを探すのが大変だった)や、いよいよボロになったゴールドウインのレインウェアを処分して、ワークマンで新しいレインコート(と言うほど立派なものではない)を調達したりと、雨対策を充実させました。

2020-07-04 13.05.06
ジモティーで手に入れたとか言うホットプレートが最近大活躍
お昼はお好み焼きでしたw

2020-07-04 18.43.57
晩飯にいつもの様に飯盒メシ
2本炊けば良かったかな?

2020-07-04 18.46.28
ホットプレートで蒸したウナギの蒲焼き
猛烈に美味かったです

2020-07-04 19.14.05
今回初購入のマナブ餃子
モチモチジューシーで、これまた大好評でした!




■戦闘力喪失

 明けて翌朝。予報では5日は雨が降らない事になっていたのですが、予報通り、雨は降ってませんでした。降っては無くても前の晩までに盛大に降っていたので、コースの方はゲレンデからグチャグチャの予想をしていました。ライダーズミーティングでは、ウッズが滑るとの事。滑ろうがどうしようが、90分走るしかないし、大体どんな目に遭うかはこれまでに何度も経験済みなので、昔ほど慄きもしません。
 いつもの様に日章旗が振り下ろされ、いつもの様にスタート。最初の1周は下見ラップと心得ているので、他の人に遅れない程度に着いて行くだけで、そんなに気張りません。コースの方は、あんだけ雨が降った割には、それほど走り難くなく、土も重苦しくもない。ゲレンデなんか、むしろよくグリップして走り易く感じました。数年前に比べると、土質が変わったのかもしれません。
 そのままゲレンデを走り抜け、いよいよウッズコース。滑るとは聞いてましたが、確かに良く滑る。そこここでコケる人続出です。その中を慎重に下って行ったのですが、目の前でコケた人がいて、それに巻き込まれる格好で自分も転倒。そこまでは予想してたので、綺麗にコケたつもりだったのですが、地面に右足の太ももが着地した途端、猛烈な激痛が走りました。大体こういう時、自分は大抵は悪態を付くのですが、もう痛くて痛くて声も出ない。一体何が起こったんだと地面を見てみたら、人の頭ほどの尖った石が地面から生えていて、その上に倒れこんだ様です。
 ともかく痛くてしばらく立てずに居たのですが、90ミニッツ最後列あたりのとある人が心配してくれて、バイクを起こしてくれました。一応、バイクに跨りはしたものの、太もも(と言うか大腿骨の付け根の関節のあたり)が痛くて痛くて、全然踏ん張れません。間が悪いと言うか運が悪いと言うか、とてもレースやる気になれません。かと行って、ウッズの中でずっと居る訳にも行きません。ともかく、ウッズを抜けない事にはならんのです。

20200705_01
今回、唯一写ってた公式フォト(右端)


戦闘力を喪失した瞬間のシーン
痛くて声も出ませんでした

休んでたら、XR230“パンツァーファウスト号”を引き継いだ隊員が
「前ブレーキ効かなくなっちゃった」




■おそらく、一番優しいコース割

 とりあえず再発進したのですが、滑るのを堪えたり、地面のデコボコがあったりすると、右足が痛い。地面に着いても痛い。足垂らしてても痛い。まさか折れてたりはしないと思うけど、痛いもんは痛い。しかし、このままリタイアするのは余りにも格好悪い。去年はバイク動かなくなったから仕方ないけど、バイクが壊れてない以上は、せめて1周はしない事には格好がつかない。
 と言う訳で、ハードエンデューロでもないのに「魂の一周」をする羽目になりました。上のウッズからは基本的には下り中心のコースになるのですが、この下りがしんどい。もともと下りは苦手ですが、片足が踏ん張れないと言うのは、実に乗りにくいもんだな、と感じました。ともかく、頑張れるだけ頑張って、休める所で休んで、と言うのを繰り返しながら、少しずつ駒を進めていきました。
 走りながら感じたのは、今回のコースはこれまで走ってきた爺ヶ岳のレースの中では、結構優しいコースだな、と言う事。FUNガレもありませんし、ロックンロールリバーの源流も随分均されているし、ロックンロールリバーの入り口もないし、足が元気だったら、結構楽しんで走れたんじゃないかな、と思います。実際には、他の人の邪魔にならない様に休み休み進んでいたのですが、残念な事でした。
 その後、転倒したのは一度だけ。バイクを起こす時はやっぱり右足が痛く、「やっぱ今日はダメだな」と感じました。そんなこんなで、1周に役75分ほどかけて、やっとチェックポイントに帰還。自分が帰ってきた時、L1が出されましたが、そんなもんは無視してそのままピットイン。そのままレース終了となりました。

2020-07-04 15.11.16
今回、大活躍するはずだったクロストレーナー
純正の外装でレースに臨むのは、今回で最後です

2020-07-05 11.21.04
あんまり走ってない割には
そこそこ汚れて帰ってきました

■総括

 帰還後、嫁さんからは「90でビリケツだった」と非難された訳ですが、それはもう面目次第もない事で、まさかコケた先にあんな石があるとは思わなかったもんで、こればっかりは運が悪かったとしかいい様がないかな、と思います。ま、こう言うこともあると言う事です。
 走行に関しては、いくつか思い当たる点がありました。まず、爺ヶ岳のゲレンデの土質が変わったのか、あれだけ雨が降ってもゲレンデの石の少ないところは土がネトつく様な感じでなく、むしろパサパサしていた事。VE33Sよりミシュラン・エンデューロでも良かったかもしれません。下りに関しては、ミシュラン・エンデューロミディアムのフロントタイヤは、やはり絶対的信頼感がありました。
 Beta X-Trainerはエンジンの回転が落ちた低速時でも強力なトルクを発揮するバイクですが、上り坂でエンジンの回転がピークパワーに達せず落ちて行った時、クラッチレバーを瞬発的に握ってエンジンの回転を上げてやり、クラッチをパッと繋ぐと言うやり方で、失速したりエンストしたりする事なく、最後まで登り切る、と言う場面がいくつかありました。エンジンの回転を上げ切らない乗り方をしている訳で、余り多用すると流石にクラッチが壊れると思うのですが、こう言う使い方も出来るのだ、と驚きました。
 前回のGAIA戦では、やたらとバテたのですが、今回は事前にアミノボンバーだけでなく、アリナミンも飲んでからレースに臨みました。体感的な感想ですが、アミノボンバーは瞬発的な体力に効果があり、アリナミンは恒常的な体力に効果がある様な、そんな気がします。







    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2020年06月21日

 X-Trainerのタンクはとてもスリムなのに容量が8.6リットルもあって、秀逸かつ美麗という事で自分は大絶賛してるのですが、そのスリムさもあってシュラウド周りも結構スリムです。それは結構な事ですが、フレームが剥き出しになっているのがちょっと気になる。しかも塗装してある部分です。石とかゴロゴロしてるところでコケたら、もれなく傷が入りそう。実際に入るそうです。となれば、傷つく前にガードをつけたくなるのが心情です。という訳で、今回は人生初のヒートガン作業のお話しです。


2020-06-21-14.29_1
チェンバーガードがカーボンだったので
フレームガードもカーボン柄にしたかったんですよね〜




■むき出しのフレーム

 クロトレのタンクはRRに比べるとスリムなのが特徴です。それでいてタンク容量は8.6リットルもあるのですから、驚異的です。この容量はCRF450RXに匹敵するのですが、そのタンク周りのボリュームの差は歴然としていて、圧倒的にクロストレイナーの方が細く、見るからに軽い印象があります。
 その一方で、タンクをのせるフレームは上の方までむき出しになっています。フレームの幅ギリギリまでタンクを細くした結果ですが、問題は、横にコケた時、地面に岩などがあった場合、フレームを傷つけてしまう可能性がある事です。クロトレのフレームは鉄で、美しい赤の塗装が施されています。オフロードバイクですから、傷が入るのは宿命としても、外装の様に交換が利く部分ならともかく、フレームに傷が入るのはなるべくなら避けたいところです。
 そんな折、カイダックという素材でフレームガードを作っている人の写真を見かけました。カイダックというのを初めて聞いたのですが、ドライヤーとかヒートガンなる道具で温めて作る様です。厚みが薄ければドライヤーでも良いそうですが、装甲となると2〜3mmは欲しいところで、となるとドライヤーのもっと強力版であるヒートガンが必要との事でした。

2020-06-06-09.58.15
大容量にしてスリムなX-Trainerのタンク


■ヒートガンとは

 実はヒートガンなる物も今回初めて聞いた道具で、上にも書いた様に、要するにドライヤーのもっと強力なやつです。用途としては、プラスチック素材を曲げるのに使ったり、車に貼ったステッカーを剥がしたり、食材の解凍と言った用途にも使える様です。
 問題はどれを買えば良いか、という事で、名の通ったメーカーのだと7〜8,000円ほどします。流石にちょっと手が出ません。しかし、名の通ってないメーカーのだと、2,500円くらいからあります。多くは中国製で、怪しい製品が多いっぽい感じだったので、フォロワーさんに勧められた物を書いました。
 使い方は至って簡単で、電気コードをコンセントに繋いでスイッチを入れるだけ。あとは温度を調整するダイヤルを回したりするだけです。熱風を当てる面積を調整する為のノズルも各種ついていますが、今回の用途にはあまり必要なさそうです。

2020-05-31-01.36.53
今回調達したヒートガン。Amazonで2,880円でした

2020-06-06-10.17.12
熱した塩ビ管は素手で触るには熱いので
革手袋を用意した方が良いでしょう


■塩ビ管をつかう

 次にカイダックですが、これは調べてみると結構いいお値段する。1000mmx500mmx厚さ3mmで5,300円ほど。しかも、そこらのホームセンターでは扱っていなくて、ネット経由でしか手に入らない(送料がかかる)。そして一番困ったのが、本番であるWEX GAIAに間に合わない、という事でした。
 どうしたもんかと思ってた時、とあるフォロワーさんから塩ビ管を使う事を勧められました。塩ビ管を切り出して、熱して使えという事です。塩ビ管は水道工事などで、ガスコンロの火などで炙って曲げて使ったりしますので、ヒートガンでも熱して柔らかくする事が出来る、という事です。
 あまり細いのは使えませんし、太いのは切るのが大変です。そこで目見当でVU75のサイズの塩ビ管を買って帰り、フレームの長さを測り(35cm)、必要な幅も養生テープで測り(60mm)、ピラニアソーで35cmに切断した上で、Pカッターを使って60mm幅に切り出しました。一人でやるのは結構たいへんだったので、嫁さんに定規を固定するのを手伝って貰い、いい感じにPカッターでけがいてから切り出しました。

2020-06-02-10.18.57
昔、サバゲー時代に
ペットボトルロケット砲を作るのに愛用した塩ビ管
こんな形で再び使う事になるとは

2020-06-02-10.57.41
輪切りにするのは、それほど難しくありません

2020-06-03-00.43.19
むしろ縦切りにするのが大変
すぐに脱線したり、グニャリます

2020-06-03-01.21.53
どうせやるなら、ピシッと真っ直ぐやりたいものです



■レッツチャレンジ

 初めて使うヒートガン、最初は恐々でした。クロトレのフレームは微妙に湾曲し、また溶接部分もあるので、それらの形に合わせて塩ビ管を成形せねばならないのですが、どんな具合にヒートガンで熱すれば良いのか勝手が分かりません。なので最初はちょっとずつ温めて、塩ビ管が曲がりそうになったらフレームに押し付けて形を作る、というのを繰り返しました。
 当然、手間も掛かるし、場所によっては指の形がボコボコ出るし、思ってた以上に難儀です。実は大量生産してウチのクロトレ乗りに売りつけてやろうとか思ってたのですが、とてもそんな事やろうと言う気になれない手間のかかり具合でした。それでもどうにか、フレームにピシッと着くのが出来ました。
 失敗しても予備の部材があるので、右側はもっと大胆にやってみようと思いました。ヒートガンで塩ビの部材全体を温める様にし、かつフニャ〜っと曲がってくるまで温めました。そしてフニャってきたところでフレームに押し当て、革手袋で撫でる様に擦りました。細かいところは、再度温めて修正しました。左側をやった時よりも手間が減り、仕上がりも良くなりました。

2020-06-06-10.00.38
長さはシュラウドに当たらない様にしましたが
最終的に上の部分を斜めに切りました

2020-06-21-13.50
フニャーとなるまで温めます
1/3ずつやると楽でした

2020-06-06-11.09.39
左側は試行錯誤の跡が見て取れます


■仕上げ・固定方法

 完成した塩ビ管フレームガード、そのままでは付きません。接着などしようものなら、外す時に塗装が剥げたりする可能性もあるので、ここはタイラップ留めを採用する他ありませんでした。もっとも、塩ビ管を直接フレームに付けたのでは、振動や衝撃などで、フレームが擦れてしまう可能性もあります。そこでガードの裏に隙間テープを貼る事でクッション代わりにしました。
 実際にレースでも使ってみましたが、実用上は全くの問題がない事が分かりました。分かりましたが、全く評価されませんでした。と言うのも、やっぱり見た目が塩ビ管そのもので、見栄えがしないからです。お金のある人はカイダックで作った方が良いかと思います。カイダックは色も選べるので、赤が好きな人は赤色にする事も出来ます。
 ただ、カイダックであろうが塩ビであろうが、作り方も昨日もさほどの差がないので、自分としては塩ビ推しです。確かに見栄えは塩ビなので、上からカーボンシートを貼る事にしました。個人的には結構イケてると思うのですが、如何でしょうか?

2020-06-20-18.26
角はヒートガンで温めながら
いい感じにカーボンシートを貼りました

2020-06-20-18.38.47
裏は泥が入らない様に、念入りに隙間テープを貼りました

2020-06-21-14.29
固定はタイラップ3本で
いい感じに仕上がりましたw





    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
tanisi_corp at 18:36コメント(0)
月別アーカイブ
記事検索
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

最新記事
Recent Comments
livedoor プロフィール

たにし

拍手コメントは見落としがちなので、ブログ本体にコメして下さいね!!

Google AdSense
Amazon