WEX

2020年07月05日

 緊急事態宣言だの東京アラートだのが解除されて以降、コロナの感染者が毎日100人を超えてますが、そんなもんお構い無しに次のレースです。JNCCの聖地、爺ヶ岳スキー場で開催されるWEXイースト第四戦に参加してきました。


2020-07-04 14.27.20
降ったり止んだりの曇天の下のTOYZ Racing本営

2020-07-04 18.17.16
結構まとまった雨が降り、明日の覚悟は固まりました

2020-07-04 12.41.38
一応、セクションスクールはあったみたいですが
誰一人行きませんでしたw

136
ずらり勢ぞろいの参加車両
参加者は去年の倍、外車率50%に成長しました


■雨でも何でも来い

 爺ヶ岳スキー場では、過去6回レースを走っていますが、その内4回は前の晩に雨が降る最悪コンディションでした。今回も間違いなく雨になろう事は予想出来たのですが、どうにか出来るのはタイヤくらいなもんです。
 タイヤはフロントが絶対の信頼を寄せているミシュラン・エンデューロミディアム。リアはIRCのVE33Sです。あのクソ重くなるゲレンデの土には、ミシュラン・エンデューロよりもVE33Sの方が向いていると踏んでの事ですが、タイヤ交換するのが面倒くさかったので、前回のGAIAに引き続いての使用です。空気圧は前が0.5、後ろは0.3に合わせました。
 ぶっちゃけ、バイクの準備というか対策は、塩ビ管フレームガードにカーボンシート貼ったくらいで、何もしていません。まぁ、それだけBETA X-Trainerには厚い信頼を寄せています。
 そんな事よりも、雨間違い無しなので、嫁さんの長靴(結婚した当時に買ったのは、サイズアウトして履けなくなった。というか、履けるのを探すのが大変だった)や、いよいよボロになったゴールドウインのレインウェアを処分して、ワークマンで新しいレインコート(と言うほど立派なものではない)を調達したりと、雨対策を充実させました。

2020-07-04 13.05.06
ジモティーで手に入れたとか言うホットプレートが最近大活躍
お昼はお好み焼きでしたw

2020-07-04 18.43.57
晩飯にいつもの様に飯盒メシ
2本炊けば良かったかな?

2020-07-04 18.46.28
ホットプレートで蒸したウナギの蒲焼き
猛烈に美味かったです

2020-07-04 19.14.05
今回初購入のマナブ餃子
モチモチジューシーで、これまた大好評でした!




■戦闘力喪失

 明けて翌朝。予報では5日は雨が降らない事になっていたのですが、予報通り、雨は降ってませんでした。降っては無くても前の晩までに盛大に降っていたので、コースの方はゲレンデからグチャグチャの予想をしていました。ライダーズミーティングでは、ウッズが滑るとの事。滑ろうがどうしようが、90分走るしかないし、大体どんな目に遭うかはこれまでに何度も経験済みなので、昔ほど慄きもしません。
 いつもの様に日章旗が振り下ろされ、いつもの様にスタート。最初の1周は下見ラップと心得ているので、他の人に遅れない程度に着いて行くだけで、そんなに気張りません。コースの方は、あんだけ雨が降った割には、それほど走り難くなく、土も重苦しくもない。ゲレンデなんか、むしろよくグリップして走り易く感じました。数年前に比べると、土質が変わったのかもしれません。
 そのままゲレンデを走り抜け、いよいよウッズコース。滑るとは聞いてましたが、確かに良く滑る。そこここでコケる人続出です。その中を慎重に下って行ったのですが、目の前でコケた人がいて、それに巻き込まれる格好で自分も転倒。そこまでは予想してたので、綺麗にコケたつもりだったのですが、地面に右足の太ももが着地した途端、猛烈な激痛が走りました。大体こういう時、自分は大抵は悪態を付くのですが、もう痛くて痛くて声も出ない。一体何が起こったんだと地面を見てみたら、人の頭ほどの尖った石が地面から生えていて、その上に倒れこんだ様です。
 ともかく痛くてしばらく立てずに居たのですが、90ミニッツ最後列あたりのとある人が心配してくれて、バイクを起こしてくれました。一応、バイクに跨りはしたものの、太もも(と言うか大腿骨の付け根の関節のあたり)が痛くて痛くて、全然踏ん張れません。間が悪いと言うか運が悪いと言うか、とてもレースやる気になれません。かと行って、ウッズの中でずっと居る訳にも行きません。ともかく、ウッズを抜けない事にはならんのです。

20200705_01
今回、唯一写ってた公式フォト(右端)


戦闘力を喪失した瞬間のシーン
痛くて声も出ませんでした

休んでたら、XR230“パンツァーファウスト号”を引き継いだ隊員が
「前ブレーキ効かなくなっちゃった」




■おそらく、一番優しいコース割

 とりあえず再発進したのですが、滑るのを堪えたり、地面のデコボコがあったりすると、右足が痛い。地面に着いても痛い。足垂らしてても痛い。まさか折れてたりはしないと思うけど、痛いもんは痛い。しかし、このままリタイアするのは余りにも格好悪い。去年はバイク動かなくなったから仕方ないけど、バイクが壊れてない以上は、せめて1周はしない事には格好がつかない。
 と言う訳で、ハードエンデューロでもないのに「魂の一周」をする羽目になりました。上のウッズからは基本的には下り中心のコースになるのですが、この下りがしんどい。もともと下りは苦手ですが、片足が踏ん張れないと言うのは、実に乗りにくいもんだな、と感じました。ともかく、頑張れるだけ頑張って、休める所で休んで、と言うのを繰り返しながら、少しずつ駒を進めていきました。
 走りながら感じたのは、今回のコースはこれまで走ってきた爺ヶ岳のレースの中では、結構優しいコースだな、と言う事。FUNガレもありませんし、ロックンロールリバーの源流も随分均されているし、ロックンロールリバーの入り口もないし、足が元気だったら、結構楽しんで走れたんじゃないかな、と思います。実際には、他の人の邪魔にならない様に休み休み進んでいたのですが、残念な事でした。
 その後、転倒したのは一度だけ。バイクを起こす時はやっぱり右足が痛く、「やっぱ今日はダメだな」と感じました。そんなこんなで、1周に役75分ほどかけて、やっとチェックポイントに帰還。自分が帰ってきた時、L1が出されましたが、そんなもんは無視してそのままピットイン。そのままレース終了となりました。

2020-07-04 15.11.16
今回、大活躍するはずだったクロストレーナー
純正の外装でレースに臨むのは、今回で最後です

2020-07-05 11.21.04
あんまり走ってない割には
そこそこ汚れて帰ってきました

■総括

 帰還後、嫁さんからは「90でビリケツだった」と非難された訳ですが、それはもう面目次第もない事で、まさかコケた先にあんな石があるとは思わなかったもんで、こればっかりは運が悪かったとしかいい様がないかな、と思います。ま、こう言うこともあると言う事です。
 走行に関しては、いくつか思い当たる点がありました。まず、爺ヶ岳のゲレンデの土質が変わったのか、あれだけ雨が降ってもゲレンデの石の少ないところは土がネトつく様な感じでなく、むしろパサパサしていた事。VE33Sよりミシュラン・エンデューロでも良かったかもしれません。下りに関しては、ミシュラン・エンデューロミディアムのフロントタイヤは、やはり絶対的信頼感がありました。
 Beta X-Trainerはエンジンの回転が落ちた低速時でも強力なトルクを発揮するバイクですが、上り坂でエンジンの回転がピークパワーに達せず落ちて行った時、クラッチレバーを瞬発的に握ってエンジンの回転を上げてやり、クラッチをパッと繋ぐと言うやり方で、失速したりエンストしたりする事なく、最後まで登り切る、と言う場面がいくつかありました。エンジンの回転を上げ切らない乗り方をしている訳で、余り多用すると流石にクラッチが壊れると思うのですが、こう言う使い方も出来るのだ、と驚きました。
 前回のGAIA戦では、やたらとバテたのですが、今回は事前にアミノボンバーだけでなく、アリナミンも飲んでからレースに臨みました。体感的な感想ですが、アミノボンバーは瞬発的な体力に効果があり、アリナミンは恒常的な体力に効果がある様な、そんな気がします。







    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2020年06月14日

 くそ忌々しい新型コロナで世の中は過剰とも思える大騒ぎだった訳ですが、ともあれ一段落したのか、緊急事態宣言も解除されて、止まってたレース活動も再開の運びとなりました。個人的には、このレース自粛の間に、Beta X-Trainer250に少しでも慣れる時間が作れたので、ある意味これ幸いの面もありました。という訳で、一年ぶりのワイルドクロスパークGAIAです。今回も90Cです。


4Y4A3396
ジェラシックパークを突撃するワタクシ
今回、一番よく撮れた写真




■雨と人工セクション

 GAIAはこれまで2回走った事がありますが、WEXの中では一番優しいコースで、これからエンデューロ始める人のデビュー戦は、必ずここを薦める様にしています。実際、速さや順位はおくとして、ここでは転倒した事がありません。しかし、そんなGAIAも年々、人工セクションが出来たり、ウッズが複雑になったりで、油断ならなくなってきました。
 GAIAウッズはともかく、ジェラシックパークと称される大ウッズセクションは、ラインが縦横無尽にあり、結構掘れたりする所もあるのですが、それでもノーミスで走ってきた事から、それほど心配していませんでした。むしろ気になるのは、人工ロックセクションと、第二パドックのストレートに作られた丸太セクションです。いずれも苦手というか、ほとんど練習してないセクションで、果たして上手くやれるか自信がありません。ちなみに、CRF450RXだった去年は、ロックセクションは回避してエスケープのみ使ったのですが、これは時間が相当に掛かってロスが多く、今年はどうあってもロックセクションは行かんといかんなぁ、と考えてました。丸太セクションは今年から新設されたんのですが、もうクロトレの性能を信じていくほかありませんでした。
 さて、問題は梅雨入りして前々日辺りから雨が降り、コースは完全マディとなる事間違いなし。となると、人工セクションも危険度が増す訳ですが、幸いというか、ロックセクションは作られてから日数が経ったお陰で石が結構締まっている事、丸太セクションは危険と判断されたのかカットされました。となれば、明日はどうにかなるだろうという事で、安心してバカ騒ぎの前夜祭に突入しました。

2020-06-13-06.50.26
寝具等、二人分の装備でいっぱいの割には空間に余裕がある
積み込みに工夫の要あり


■マディのMXコース

 晩の内に雲に切れ目が出来て星空が見える時もあり、朝も準備の時点では曇り空と、どうにか出走前のモチベーションアップが出来る天気でした。さすがに出走前にパラパラと降り出しましたが、準備が整ってスタート地点に並んでしまえば、あとは雨が降ろうが槍が降ろうが、ただただ走るだけです。今回は台数制限をしたのか、いつもよりも前の方でアナウンスも聞き取りやすく、スタートフラッグが振り下ろされるのもよく見えました。
 スタートして直ぐ分かったのは、MXコースが結構マディになっている事。事前にMXコースの半分以上がカットになったのですが、もしかしたら水たまりどころか、泥沼になっていたのかもしれません。つまり、比較的マシなところを走っているはずですが、それでも昔、モトクロスやってた時のモトビのマディを思い出しました。
 これまでの練習で、クロストレイナーは2速よりも3速の方が走りやすい事が分かっていましたので、出走後ただちに3速にシフトアップ。こんなマディでもタイヤの良さにも助けられ(前がミシュランEDミディアム、後ろがIRC VE33S)、そこそこ気持ちよく走れる。コーナーで低速に落ちても、そのまま加速して立ち上がっていけるのは、やはり流石はX-Trainerです。
 ここで分かったのは、泥でグジュグジュしててワダチが南条も出来る様な路面は、アクセル開けて車速を上げていった方が安定する事。これはスクール通っている時に何度も習った事ですが、それが体感出来たのは今回が初めてでした。確かに、車体が浮いてばバネ上荷重で走っている感がします。こういう事だったのかー、と納得しながら、ウッズコースに入っていきました。

2020-06-13-18.07.40
ずらり勢ぞろいのエンデューロ部
たった一年で半分が外車

2020-06-13-18.35.37
例によって飯盒炊飯
ガスの入れすぎでしばらく生ガス噴いてました

★067
他のチームは、レース論やライディング論を戦わせる中
ウチらは「タッチ」の泣けるシーンで大盛り上がり


■ウッズで転倒

 とりあえず出だしは普通のちょっと上くらいだったので、そのまま上機嫌でGAIAウッズに突入。そこを出たあとのロックセクションも石の少ない旧40ロックをそつなく通過して、ジェラシックパークへ突入。下見もしてないので、手探りで前のバイクを追いかける様な感じで進んでいきました。
 今回のジェラシックパーク、順回りなのか逆回りなのか分かりませんが、上りよりも下りが多い様な印象を受けました。滑るウッズの下りなんて、以前は嫌で嫌でしかたありませんでしたが、バイクが良くなったお陰か、あまり怖いと感じず、慎重に下っていきました。ただ、なんとなく左側のラインを選んでいくと、岩がゴロゴロと進路を塞いでたり、うっかり丸太積んであるところに出たりで、そういうのを慎重に通過したり回避したりしているうちに、大分しんどくなってきました。
 ジェラシックパークは好きな所を走っていい代わり、行った先がコーステープで行き止まり、なんてのもあります。そこで急角度で進路を変えようとすると、ズベッと転倒。GAIA初転倒です。CRF450RXに比べたらクロトレは軽い方なのですが、これでも起こすのには体力が要ります。ちょっと休んで、気を取り直して再度発進。しかし、いくらも進まないうちに、今度は去年、渋滞が出来るほど難儀した坂(今度は下りで使用)を過ぎたあと、いきなり転倒。立て続けにコケると、痛くなくてもヤル気が失せる性分ですので、この時点で「今日はあまり走るに適さないかなー」といった気分になってきました。
 それでも続けて2周目に入ったのですが、GAIAウッズの26コーナー辺りで、なんにもない所でいきなりコケて、しかもコーステープを突き抜ける格好で転倒。さすがに「今日はあかんな。GAIAでこれでは話しにならんな」と感じました。とにかく息が整うまで休憩して、いつまでもそこに居る訳にもいかない、という感じで再発進。ジェラシックパークでは、もう3速では走れないほど車速が落ちて、2速でのろのろ、所々突っかかったりしながら、休み休み前進。もう競争どころではないな、という事でチェックポイントの先のピットエリアに入って休みました。

2020-06-14-07.46.42
いかにも出撃前のシーン
乗り手はともかく、バイクはカッコいいですw

4Y4A3145
一斉スタートする90C
例によって人混みに隠れるワタクシ

4Y4A3158
バイクの性能のお陰か、マディでも走り易かったです



■せめてチェッカーは受ける

 3周目からはジェラシックパークの勝手もだいぶ分かり、またクロストレイナーの性能のお陰で相当に助けられるところもあり、ノーミスで走破。しかし、突っかかるたびに体力を持っていかれる様な感じで、ヘトヘトになって再度ピットイン。走っててもそれほど楽しくないし、ここでヤメにしようかな、とも思ってました。
 タイムを見ると、1時間12分辺りを経過。そろそろL1が出る頃合いです。もし、最後の周回に出るなら、道中休み休みになる事もあって、早く出ないと、せっかく頑張って帰ってきても、計測時間が終わってノーカンになる可能性もあります。という訳で、萎えかけた気持ちを奮い立たせ、ヘルメットかぶって最後の周回に出向きました。
 とにかく、出た以上はチェッカーは受ける。その為には時間以内に帰らねばなりません。出来る限りミスはしない、ミスしても休まない。とにかく前に進む。クロトレはこの気持ちに応えて、どんな低速からでも瞬発力を発揮し、かつ無駄に暴れず、止まってもアクセル開ければ前に進み、よく曲がり、よく下り、よく上り、自分が適切に操作すれば、自分の期待通りに動いてくれました。やはり、これまで乗ってきたバイクの中で、もっとも出来の良いバイクです。
 そんなこんなで、最後の周回はノーミスで走り切り、無事チェッカーを受ける事が出来ました。最後にいつもの様にハイタッチがあると思い、低速ノークラッチでうまくゆっくり走れるか、と思ったら、今回は無観客開催という事でハイタッチなし。ちょっと拍子抜けでした。

もうちょっとアクセル開けた方が走り易いと思うのですが
この時点で結構ヘロヘロでした

2020-06-13-18.02.28
唯一下見した丸太セクション
この課題は練習してないので、実際に使われたらどうなってたか


■敗因と戦訓

 述べた様に、Beta X-Trainer250は、これまで自分が乗ってきたバイクの中で、(自分が乗るには)最高のバイクです。文句の付け所がありません。今回、何回か転けた訳ですが、車体の軽さ故に起こすのも比較的楽で、しかもキャブ車の癖にキャブのカブリが少ないのか再始動も早く、体力さえあればもっと戦えたはずです。
 後になって気が付いたのは、ウッズは無理に3速で行かず、2速に落としてエンジンに負担をかけない様にすれば良かった。おかしな話しですが、エンジンに無理させる様な走りをしている時は、自分も何かしら無駄に力を使っているもので、最初の周回で明らかに車速が上げられない状態なのに、「3速オートマ」を過信した使い方をしたのは、明らかに失敗でした。逆に、体力気力が萎えて3速に上げて走る気がなくなってから、2速でMXコースやGAIAウッズを走っていましたが、ここは3速で走った方が明らかに楽であったろうと思います。どんな優秀な兵器も、使い方を誤ると威力を発揮できないのと同じで、今回はクロトレの使い方を間違っていた様に感じました。
 見方を変えれば、クロストレイナーをレースで使うのは今回が初めてで、ケース・スタディをしたという風にも思えます。今までのバイクだと、疲れてヘロヘロになってる時に、3速で走ろうという気にはなれなかったのですが、それが後からでもそう思えるのは、低速からの加速に強いクロトレならではだと思います。
 もう一つ、自分の体力が決定的に落ちているという事。かつて、2012年から2016年にかけて、葛飾区のスポーツセンターで水泳やグループセンタジー、グループファイトをやってた頃に比べると、転倒3回でHEDみたいに休み休みやらねばならぬというのは、男性更年期の疑いがあったとしても、困ったものです。通勤時間も伸び、近所にスポーツ施設もなく、体を鍛える条件としては新小岩の頃に比べると悪いのですが、それでも時間を作って対策する必要を感じました。バイクが良くても乗り手がダメでは話しになりません。

2020-06-14-19.55.29
雨降る中、洗車して帰ったおかげで
重い山砂のGAIAの土の大半を落として帰る事が出来ました




《付録》雨の日の対策

 レースで雨が降る事はままあるのですが、今回は二日間ともほぼ雨で、設営時も撤収時も雨。そうなると分かっていたので雨対策をとったのですが、久々であった事もあり、気が付く点がいつくかあったので書き残しておきます。
 まず、雨が降っている以上、バイク降ろす時はどうしても泥足になります。長靴は必須なのですが、同行した嫁さんは、昔買った長靴が入らないという事態に。まぁ、体重が増えたからなのですが、現地で文句言っても始まりません。靴や靴下が濡れたら乾きませんので、裸足でサンダル履かせました。素足なら拭けば乾くからです。
 バイクを降ろす際は、荷室の床が濡れたり泥だらけになりますが、これは直ちに拭かないと夜寝る時に泥だの、それが乾いた砂の上に寝る羽目になります。なので、雑巾は多めに持って行き、拭くものが切れない様にしなければなりません。トランポの中は、何があっても乾燥状態を保つ必要があります。
 雨が降ってる中で、荷物下ろしたりテント張ったりと言った作業をするには、傘を差してという訳には行かず、レインウェアを着る訳ですが、これまで使ってきたゴールドウィンのGベクターは、流石に13年物という事で加水分解がめっさ進んでいてクッサクて嫁さんから苦情が出るし、米軍のポンチョは動きにくいという事で、これを機会にワークマン辺りで買い換える事にしました。

★123
大活躍のTOYZテント
こういう装備力は、やはり大所帯ならではです

2020-06-13-18.07.51
太い二人が寝るには窮屈な100系ハイエース







    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2019年07月28日

 今年のWEXイーストは、バイクや身体、その他に支障がなく、第一戦から今回の第五戦まで、連続して参加する事が出来ました。今回の爺ヶ岳戦は、本年度前半戦の締めくくりのレースとなります。また、第一戦には間に合わなかったものの、第二戦以降、CRF450RX“ゲイレルル号”が安定的に連続して投入されてきた事もあり、マシン的な意味でも中間報告的なレースになるはずでした。


IMG_2376
今回はTOYZ Racing エンデューロ部は3名で参加
朝一番に乗り込んで、準備を進めます





■事前の準備

 前々回の戸狩(この時は試走のみ)、前回の神立で感じた事は、「2速で走るには遅く、3速に上げるにはトルクが足りない」という、「ちょっと何か足らん感」でした。そこでスプロケのセットを見直す事にし、リアが51丁だったのを52丁に変更する事にしました。もっとも、7月上旬に注文したところ、「入荷までに3週間ほどかかる見込み」との返事があり、運が良ければ爺ヶ岳に間に合うという感じだったのですが、今回は運が良くて直前に物が届きました。
 そもそもCRF250R(X)“モルゲンシュテルン号”では前13丁、後52丁にしてたのを、どうして51丁にしたのか、今となっては思い出せないのですが、なんとなく「モトクロッサーの2丁増やし」みたいなイメージを持っていて、CRF450Rは49丁なので2丁増やしの51丁にしたのかもしれません。ちょびっと足らん感じは、この1丁分だったのだと思います。幸い、増えたのが1丁分でしたので、チェーンは116コマのママで足り、アジャスターだけ調整し直しました。
 さて、現地に持ち込んで、パドックで少しだけ動かしてみましたが、発進が実にスムーズ。450らしいガックン来る感じは全くなく、す〜っと動き出す。恐らく、450乗った事ない人でも安心して動かせそうです。これなら大丈夫、という事で、安心して前夜祭に突入しました。

IMG_2345
手前が51丁、奥が52丁
このちょっとの差が、ちょっと足りんとこを埋めます


IMG_2353
1丁増えても、チェーン116Lのままで
タイヤとスイングアームの隙間に問題なし

IMG_2378
1台だけサメの口描いてないのは
仲間外れしてるからではありませんw


■出だしから失敗

 昨夜は結構な大雨で、夜中9時にはタープテントの地面が浸水するほどだったのですが、雨は夜半過ぎには上がり、翌朝は雲間から青空が見えていました。しかし、こんな雨降った時の爺ヶ岳は、大概エライ事になるもので、過去にも何度もDNFした事があります。ガレ場は滑るし、ゲレンデはコネコネになるしで、とにかくタイヤとパワーが頼りのレースです。その点では、450にミシュランエンデューロですから、問題はないはずでした。ちなみにタイヤの空気圧は、前回の神立戦で前6後5でちょっと食いつきが足りない感じでしたので、今回は前5後4にしました。
 いつもの様にクエン酸水とアミノボンバーを摂取してから、早々にスタート地点に集合。するとどうでしょう、今回は90Cの最前列、しかもインベタ。目の前20メートルほどに第一コーナーが見えます。「これはもしかして、人生初ホールショット?!?!」と俄然やる気が出てきました。もう、ホールショット取れたら、あとはどうでも良いくらい、今回はホールショット狙いでいく決心をしました。
 前のクラスが発進したあと、スタートラインまで前進し、ギアを2速に入れてクラッチロックレバーを入れ、ヘルメットタッチして、日章旗が振り下ろされると同時に、クラッチレバー握って(ロックレバーが外れる)、アクセルオン!
 「うぉぉ〜〜ん!!」
 バイクが前に進まんやないかーい!自分の身体だけ前のめりになってしまいました。2速に入れてたつもりが、ニュートラルに入ってたみたいです。泡食って2速に上げて発進したものの、エンジンが唸るばっかで前に進む感が乏しい。今から思えば、この時点でクラッチ滑ってた様ですが、この時は取れるはずのホールショットが取れなくて、もうドッチラケの気分でした。

IMG_2399
夜2100時頃には、地面が水浸しになるほどの雨でした
早々にトランポに引っ込んで就寝


IMG_2401
ところが、翌朝は雨が上がり、雲間から青空が覗いてました

IMG_2402
去年の10月に走った時より、熟成が進んだゲイレルル号
どんな走りになるか、楽しみでした(この時点では)

IMG_2400
今回から投入した、アリエテのライディング・クロウズ
曇らないと定番のゴーグルですが
良し悪しを体感する間も無くDNF


■ギア入れたらエンストでDNF

 がっかりした気分を切り替えて、大渋滞の1コーナーを抜け、転けてる人らに巻き込まれない様に、取り敢えず巡航。5コーナーを抜けて、やはり渋滞してる6コーナーをどうにかパスして抜けようとしたら、6コーナーと7コーナーの間が雨でズルズルになってて突破に難儀し、ここで初めて「クラッチやばいかも〜」という気分になりました。
 そのあとはひたすら登りなのですが、雨で表土が流れたのか石がゴロゴロむき出して、転けたら痛そうな坂を、どうにも車速が乗らないバイクのアクセルを開けてトロトロ登り、雨のせいでカットになったファンウッズの入り口を横目にさらに直登。ところが、ファンウッズ出口を過ぎた辺りから傾斜がきつくなったのか車速が落ち始めて、ついに15コーナー付近で失速転倒。こんなところで止まると、降りてやり直すのも大変だし、そこから再スタートするのも大変だし、嫌な感じでした。結局、そこから再発進したのですが、この時点でクラッチは相当滑ってて、スタートに何度か失敗してようやく再発進したもの、1速で相当開けててもなかなか前に進まず、こりゃラジエターがヤバそうという事で、17コーナー手前の傾斜が緩くなった所で一旦止まって、バイクを冷やす事にしました。
 この時、水温計は108度くらい。リザーバータンクはブックブクに沸騰していて、取り敢えずファンが止まる85度以下になるまで休む事にしました。休憩中、坂の途中で転ける人を見物したり、17コーナーが渋滞するのは何でかと観察したり、それなりに目を楽しませる事が出来ました。
 さて、水温も下がったので、そろそろ行くかー、とクラッチレバーを握ってセルスイッチを入れてみると、エンスト。あれれ?おかしいと再度やってみると、やっぱりエンスト。クラッチ切ってるのにいきなりギアが繋がってしまいます。そこでニュートラルに入れてエンジン掛けてから、クラッチレバーを握ってギアを入れてみると、やっぱりエンスト。これまで、クラッチが滑ってクラッチ繋いでもエンジンが回ってるというのは何度も経験しましたが、その逆パターンは初めてです。
 どうにか動かそうとしましたが、どうにも動かないので、こりゃ今日はダメだな、という事でその場でDNF決定。爺ヶ岳という所は、走れる時は走れるけど、走れない時は走れないなぁ、とか思いながら、レース中の人らをボケっと見物してました。

IMG_2549のコピー
今回のコース図
結論から言うと、雨の影響はあまり無かった様に感じました
(走った範囲だけの感想ですが)

IMG_2403
8周走った他の二人とは
明らかに汚れ方が軽いゲイレルル号

IMG_2470
知らん間にブヨに噛まれたみたいですが
痒くなったのは、ウチに帰ってからでした





■DNFの後の体験

 しばらくその場でボケっとしてたのですが、そこは生憎日陰がないところで、マーシャルさん(珍しく女性だった)から17コーナー降りた先に日陰があるので、そこで休んで下さいと言われました。と言っても、バイクは動かんし、その17コーナーはみんな滑ったり転けたりで、どうもちょっと難しいっぽい。つまり、エンジン掛からん状態で突破できる自信がありませんでした。
 ところが、途中で声かけてくれた人(この人もCRF450RXだった)から、「セルが生きてるならセルスイッチ押しながら前に進めますよ」と言われ、その人に後ろを押して貰いながらチャレンジしてみました。キュルキュルと情けなさそうな音を立てながらも、バイクはちょっとちょっと前に進み、掘れて進みにくくなった17コーナーの左のラインもどうにか突破。そこの急な下りコーナーから先は、18コーナーの木陰まで、石ころが転がった下り坂です。ギアをニュートラルに入れ、車速ついたらブレーキ当てて速度を抑えつつ下っていったのですが、リアブレーキ使う足が結構疲れました。
 さて、木陰で涼しい顔してレースを見物したあと、レース終了後の撤収。自分はエンジン掛からないので、コースなりに帰る事が出来ないため、マーシャルさんに先導して貰って、ショートカットして帰る事になりました。基本的に下りなのですが、120ミニッツの2コーナー、90ミニッツの25、45コーナーの辺りが上りになっていて、そこを登りきるためにブレーキは一切かけずに一気に下って登り切ってください、との事でした。
 途中で止まっても困るので言われた通りにしたのですが、ここは120ミニッツで使うくらいですから、結構ガレています。そこをノーブレーキで降り、しかも結構な車速だったのですが、ビビリはしたものの、案外スムーズに下れました。実は前日、セクションスクールに出た友人から、「ファンガレはクラッチ切ってエンブレかけずに降りた方がスムーズに下れるって、コーチの人が言ってたよ」と聞いていて、それを聞いた時は、「そんなもん、車速ついてぶっ飛んだらどうするねん?」と思っていたのですが、奇しくもそれと同じ様な事をやったのでした。どうも、それは正解の様です。
 これまで、あんな車速でガレを下った事はありませんし、またブレーキかけてゆっくり降りてくるから、いつもフラフラしてたのですが、むしろある程度車速あった方が安定して走れるのかもな、と体感できる機会になりました。

IMG_2471
大した汚れではないですが
手洗いするよりケルヒャー使った方が全然楽です

IMG_2472
ご覧の通り、綺麗になりました
次戦に期待です


■後々の課題

 今回のバイクの不調については、若干の心当たりがあります。というのは、CRF450RXのクラッチレバーがあまりに重く、左手の操作が30分持たない事から、クラッチスプリングを半分に減らして対処しているのですが、必然的にクラッチを引っ張る力は半分になるため、クラッチの消耗が早いという事です。
 第二戦のGAIAで100分、第三戦の戸狩で40分(セクションスクールのみ)、第四戦の神立で100分と、爺ヶ岳に来るまでにエンジン稼働時間は約240分だったのですが、クラッチおよびスプリングの耐久時間を超えていた様です。爺ヶ岳戦の後にクラッチを交換する事にしていたのですが、前倒ししていれば、もっと走れていたかも知れません。
 CRF450RXのクラッチに関しては、別項で改めて考察しようと思うのですが、個人的には、「操作性を優先する為に機械的な犠牲が生じるのであれば、限界に達する前に部品を交換して性能を維持する」というやり方には異論も違和感もありません。これは軍用機などでもしばしば行われてる対策ですので、元ミリオタの自分としては、むしろ親近感のある対策です。
 もっとも、マメな交換という事になれば、それだけお金もかかる訳ですし、出来れば耐用時間が伸びるに越した事はありません。もし、他の方法で対策できるならそれも試してみたいと思います。自分が乗っているゲイレルル号は、こうした事情があるのだという事を知って頂ければ幸いです。








    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2019年06月23日

 前回の戸狩戦は、ジャンパー膝のため、本戦は走れなかったのですが、週明けに整形外科に行って貰った薬を飲んだら、一発で治ってしまいました。こんな事なら早く行けば良かったです。その戸狩では、セクションスクールで36分ほどしかエンジン回してませんので、オイルもまだ元気ですし、新投入のミシュラン・エンデューロミディアムも新品ヒゲが残った状態です。あいにくの梅雨で練習には行けなかったのですが、その代わり、何の準備の必要なく、神立戦に臨む事が出来ました。


IMG_8451
0.1トンの目方も物ともせず
ガレ坂を驀進するCRF450RX“ゲイレルル号”






■久々の雨

 6月下旬ともなれば、梅雨真っ最中な訳でして、しかも今年は週末に雨が降る傾向があり、今回の神立戦も雨が降ったり止んだりの状況で始まりました。今回、初開催となった神立高原スキー場は、南魚沼市のちょっと南の方、関越自動車道の湯沢インターチェンジの直ぐそばにあります。今回は少々寝坊して、0430時に出発したのですが、現地には0700時過ぎに到着しました。意外に早くて、道中休憩する事もなく直行でした。もっとも、あまりに早く着き過ぎて、パドックが開放されるまで小一時間ほど待たされました。
 TOYZ Racing エンデューロ部は今回、全員朝一番に集結、パドック開場と同時に突入し、「神の湯」に近いところに陣取ったのですが、後で「神の湯」は夏季休業中でトイレさえも使えず、トイレはパドック中程の建物の中にしかないと分かり、トイレまで往復するのが難儀な場所に陣取った事が分かりました。テント立てたりバイク下ろしたり、あれこれやっても1000時頃には準備が終わってしまい、あとはダラダラ。もっとも、雨は降ったり止んだりで、大降りではないものの、セクションスクールで前の日に濡れたくない感じ。そこで、XRでスタート地点まで行き、コースの様子だけ見る事に。意外だったのは、ここに来る道中、結構雨が降っていたのに、スキー場自体はそんなに湿ってなかった事。水捌けが相当に良いのか、セクションスクールから帰ってきたバイクを見ても、ほどんど汚れてませんでした。
 そんなこんなで、ゆったり時間を過ごし、1600時に事前受付を済ませると、直ちに風呂&買い出し、そしてパドックに戻ってから夜の宴会、みんなしっかり寝とかないと翌日キツイ事が最近分かって来たので、2100時には就寝しました。

IMG_0922
早々と到着
パドックの場所取り合戦のため、早めに着くのが吉です


IMG_0945
こんな感じで、ずっと曇天
右下に見える「神の湯」が休業だったのは残念!

IMG_0924
直ちにパドックを設営
最近手慣れてきて、サッサと展開できる様になりました


IMG_0926
夜の内に雨が降る可能性もあったので
バイクはテントに格納しました

IMG_0927
昼前にはやる事がなくなりますが
まぁー、このまったりタイムがまたヨロシイもので


IMG_0934
雨も降ったり
こういう時にデカいテントがあると有り難いです


IMG_0935
最近、レースの前夜祭というより
 BBQ付きレースという感じになってきましたw




■濃霧

 夜の間はほとんど雨が降らなかった様です。途中、トイレに起きましたが、一晩中、パドックに照明が点いてたので足元が危なくて助かりました。もっとも、トイレまで遠くて、あと少しでチビリそうになったので、できれば仮設トイレが欲しいところです。
 さて、朝は0600時に起床。ヘルメットのGoProもキャメルバッグも、何もかも昨日のうちに用意できているので、あとは着替えて、出走30分前にアミノボンバー飲んだら準備完了です。予報では昼前くらいまでは曇りで、90ミニッツは雨にやられなさそうでした。
 予定通り、0800時にゲレンデに着いてみると、ゲレンデの上の方が濃い霧に隠れて何も見えない。霧というより、雲に隠れている感じです。そのままスタート地点に進入して待機していたのですが、「今日は濃霧のため、ローリングスタートとします」とのアナウンス。WEXにしては珍しい事ですが、どうやら濃霧で先が見えないらしく、1周目は鈴木健二選手の先導による下見ラップとなった様です。
 という事で、1周目はのんびり行くもんだと思っていたのですが、先行した鈴木健二選手の車速がローリングスタートとは思えない飛ばし方。そして我々Cクラスも、なぜかヘルメットタッチして、いつも通り日章旗が振られたらスタート。そして直ぐに競合い。ローリングスタートって、前走者を抜いたらいかんと思っていたので、ちょっとびっくりしましたが、とにかくレーススタートです。
 とりあえず、ゲレンデをグイグイと登っていき、9コーナーまで到着。ここから先は登りのガレセクションで、既に先行してた人らがヒッチャカメッチャッカになってるのをすり抜けて、奥のアウト側からチャレンジ。一旦止まってしまったので、しっかりリアをグリップさせて、空転させない様にアクセルをじっくり開けて再発進。どうにかクリアしました。
 ガレセクションの後は、ゲレンデ上部に向かうのですが、本来ならここはカチ開けポイントなのでしょうが、濃霧で有視界10メートルくらい。元気よく行かねばならない中も、慎重を要しました。上部を横切って28コーナーからは、ひたすら下りです。自分は下りが苦手な上に、視界も悪く、嫌が上でも安全運転です。抜きたい人には抜いてって貰いました。
 そんなこんなで、下見代わりのローリングスタートは無事終了。気張る必要があるのはガレセクションくらいで、あとはいい感じのクロカンコースである事が分かったので、元気に次の周回に向かいました。

IMG_8318
ローリングスタート聞いていたのですが
出だしから競り合いでしたw


IMG_9488
全体的には、視界が悪い以外は
走り易かったと思います


■実にJNCCらしいクロスカントリー

 さて、そんな具合で2周目に突入したのですが、気になるのは9コーナーからのガレセクション。さっきはアウトから行ったのですが、今度行ってみると、どう見てもインから行った方がフラットで距離が短い。他の人がワチャワチャしてるのを脇目も振らず登り切りました。むしろその先に続くガレの方が、気をぬくとエンストしてしまうので、気合いが必要でした。
 上部に抜けてホッとしていると、いきなり後方からエンデューロ部のW田ちゃんに追い抜かれました。ここは隊長の沽券に関わるので猛追したのですが、如何せん、最近のW田ちゃんは直線では早い。相当頑張ったものの、苦手な下りセクションに入り、しかも34コーナー手前がズルズルになっており、ここでエンスト。周回遅れが決定しました。JNCCのレースって、周回する度に路面の状態が変化する事が多いのですが、今回もその例にもれず、ここから先の路面は周回する度に悪くなっていって、降下するのに相当慎重を要しました。下りに弱いと、他の人なら活かせるチャンスも活かせません。
 ちなみに、TOYZ Racing エンデューロ部の隊員は、エンデューロ始めて2年くらいしか経ってないのに、みんな相当に腕を上げて、自分など車速では敵わなくなりつつあります。まぁ、これは今に始まった事ではないですが。しかし、世の中よくしたもので、直線でズビズバ抜かれても、例のガレセクションで彼らは大抵トチってるので、そこで抜き返すというのが、今回のレースの特徴となりました。


いっかな450と言えども
2速で引っ張る走り方では、ブチ抜けませんねぇ



■最後は10周フィニッシュ

 5周目くらいはカウントしてたのですが、そこから先はもう何周走ったか分からん感じになってきました。しかし、今回はこれまでみたいに息が上がったり疲れ果てたりという事がなく、転ける事もしないので(1回だけ転けた)止まりどころがなく、給水のために30秒ほど止まる程度でした。
 ラップタイムも大体8分半から9分くらいのペースを最初から最後まで維持していて、チェックポイントのタイマーを見ながら計画的に走る事が出来ました。最近、残り5分程度でL1が出るという、最終周回はノーカンパターンが多かったのですが、今回はそんな意地の悪い事もなく、L1を余裕持って走りきることが出来ました。体感的には9周くらいのイメージだったのですが、結果としては10周でした。もっとも、10周走った人の中では最下位で、90ミニッツ総合で90/161位と、中の下の出来栄えでした。
 今回のレース、心配されてた雨も90ミニッツではあまり降らず、バイクも激烈マディな汚れ方はしなかったのが幸いでした。が、それでも抜かれる時に食らった干し草混じりの泥は結構付いてて、帰ってからヘルメットから装具まで全部一式、手洗いしました。
 クロスカントリーも、最近流行りのハードエンデューロの煽りを食らって、難セクションがあったりする事も多いのですが、今回の(前回の戸狩もですが)神立戦は、実にクロカンらしいレースが楽しめました。

IMG_0947
全員無事に帰還
11周から8周と健闘しました


IMG_0952
ペース落とさず最後まで走れたのは
個人的にはよく頑張ったかなと思います



■評価・反省

 まず評価できる点から。Motoshop TOYZのマックさんから勧められたアミノボンバー、GAIA戦から摂っているのですが、これの威力が凄い。これまで、30分も走ったら疲れてしまって、その後は惰性で走っている様なもんだったのが、これを出走30分前に飲んでおくと、90ミニッツの最後まで気力と体力が持ちます。それなりに値段して、また決して美味いものではないのですが、これは絶賛オススメです。
 次にミシュラン・エンデューロミディアム、これは前回の戸狩戦のセクションスクールから投入したのですが、このタイヤの戦闘力は相当なものです。ブロックハイトの低いFIMタイヤですが、その代わりエアーボムが大きく、接地面が広い。体感的には、しっとり吸い付く様なグリップ感がします。今回は、下草のあるゲレンデ、ガレ場、滑る土の路面、土と砂利のダートを試す事が出来たのですが、そのいずれにおいても十分なグリップを発揮しました。また、キャンバーに強いタイヤでもあります。下りのチュルチュル路面では流石に滑りましたが、もうちょっと空気圧を落とせば、グリップしたかもしれません(今回は前0.6、後0.5)。あと、余談ですが、アスファルトの道でのグリップ感が半端なく良いです。
 これまで、抜かれる時は抜かれて、決して自分のペースは崩さない様にしてたのですが、今回は一度だけ猛追をかけました。結局抜き返せず、エンストして転けましたが、自分より早い人に引っ張ってもらうのは、自分の速度感を上げるには良い練習になります。モトクロスやってた時は、こうした練習もやってたのですが、今度しどきなどの広いコースでこういった練習をしてみようかな、と思いました。
 反省点としては、後で自分が走ってる動画を見て、もうちょっと速度感のある走りが出来なかったのか、と感じました。毎度感じるところですが、今回はアクセル開け開けのコースですし、3速くらいで走っても良さそうな所ですが、実はずっと2速でした。最近、ちょっと感じるのは、思い切り良い操作をするにあたって、ほんのちょっとだけ、何か足りない感じ、安心感というか気合いというか、そういうのがあります。もしかしたら、セッティングを少し見直した方が良いかも知れません。

IMG_0949
威力絶大だったミシュラン・エンデューロミディアム
高いだけに、良いタイヤです

嫁さんの撮影の腕が上がって
良い感じの絵を沢山撮ってくれました



 





    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
tanisi_corp at 22:00コメント(0)

2019年05月26日

 今年はWEXイーストを中心に頑張るつもりです。という訳で、体の方も特段の異常(とはいえ、ちょくちょくこむら返りになったりはする)もないので、第3戦もエントリー開始と同時にエントリー&振込を済ませ、やる気満々で臨みました。


2019-05-19 15.01.36
新しく初めてのコースには、やっぱり新品タイヤ





■事前の準備

 前回のGAIA戦の後、そろそろCRF450RX“ゲイレルル号”のタイヤ交換をせないかんなー、と考えていたのですが、問題はどのタイヤにするか。フロントがiX07S、リアがVE33Sの組み合わせは、各地でオールマイティーさを遺憾無く発揮してきたのですが、そこでMotoshop TOYZのマックさんから紹介されたのが、ミシュランのエンデューロミディアム。FIM規格対応のタイヤで、ヨーロッパのえげつないエンデューロでは、むしろこの手のタイヤが主流になりつつある様です。サイズは前が90/100-21、後ろが140/80-18と、今使ってるのよりもぶっといサイズですが、450ならそのくらいの方が良いだろうと判断しました。
 という訳で、先日買ったユニットのポータブルタイヤチェンジャーを初めて使って、一年ぶりにタイヤ交換しました。ミシュランといえば、昔モトクロスやってた頃は、よくMH3を使っていたのですが、結構硬いイメージがあったのですが、この新型のエンデューロミディアムはそれに比べたら柔らかく、リアなどリムロックが2つも入っているのですが、比較的簡単にタイヤ交換できました。もっとも、VE33Sに比べたら硬いのですが、そこは経験でカバーしました。
 履かせてみての感想は、リアは140/80なんですが、国産のタイヤと比べると細い。110/100のVE33Sとさほど変わらない感じ。ブロックハイトもFIMタイヤだけに低く、パッと見た目、「こんなんで大丈夫か?」といった感じ。ただし、タイヤ本体のエアーボリュームはVE33Sよりも大きい。これだ大事なのだそうです。
 事前の練習は、前回のGAIA戦との間がなくて日程が取れなかったのと、ゴールデンウィーク10連休にお金使いまくって財布が厳しかったので、行えませんでした。まぁ、戸狩スキー場も糸魚川レベルであろうと予想してたので、どうにか走れるだろうと踏んでました。そんな事よりも、22日あたりから訳もなく右膝の皿の下が痛くなってきて、大丈夫かなぁという感じ。ロキソニンテープとロキソニン錠で誤魔化しましたが、心配でした。

2019-05-19 13.22.05
コンプレッサーを買おうか迷ってたのですが
最近は嫁さんをコンプレッサー代わりに使ってますw


■のんびりダラダラ

 さて、戸狩温泉スキー場は、高速道路で言えば上信越自動車道の豊田飯山IC付近なのですが、何分にも初めて行く所なので、余裕持って行くために朝0300時起床、0400時に出発しました。ところが道中渋滞は一切なしで、途中、朝ごはん食べたものの、0830時前には到着しました。案外近いです。もっとも、この頃には早くもちらほらパドック入りしてる人が居て、やっぱり早めに行かんと良いとこは取れないっぽいです。
 TOYZ Racing エンデューロ部からは、今回は自分とワダちゃんの二人だけが参加で、どっちも同時に着きましたので、直ちにパドックを設営し、バイク下ろして準備して、1000時にはやる事が無くなってしまいました。ところが周りも随分とのんびりした感じで、誰も下見にも行こうとしなければ、エンジンもかけない。ボケッとした感じです。もっとも、ボケッとするのが好きなので、ボケッと雑談してました。
 普段なら、セクションスクールは走らず(前日走ったら当日走る気なくなるから)、歩いて下見に行くのですが、マップを見るとスタート地点に行くのも結構難儀するほどの距離があり、その先のコースはとても歩いて行ける様な感じじゃない。それよりも、どうにか痛み止めで痛み抑えてる右膝の様子が気になって仕方ありません。
 しかし、「下りの水切りの溝が相当ヤバイ」という情報もあり、初めて走るコースという事もあって、やっぱりセクションスクール走ろか、という事になりました。気温は一体何度あったのか分かりませんが、ウェアに着替えるだけで汗だくになるほどの暑さでした。

2019-05-25 10.09.48
朝から猛烈な日射で、テントで日陰作らないと耐えられません
もっとも、日陰だとそよ風もあって涼しいです


2019-05-25 15.44.10
温泉の前で売ってたかき氷
値段は良いとして、シロップが少な過ぎ
速攻コーラ入れて飲みました


■セクションスクール

 驚いたのは、パドックからスタート地点までは、一部公道がある為にエンジン止めてバイク押して上がらねばならない事。近所に民家もある事から仕方ないのでしょうが、450を押して上がるのは結構しんどかったです。さらにスタート地点はこれまた結構な登り坂で、ボケッとしてたら坂道発進に失敗しそうです。
 スタート直後はひたすら登り。それもそこそこ斜度のある登りで、出来ればアクセル開けて走りたいところですが、前走車はいっぱいだし、砂埃で前どころか地面も見えないわで、慎重運転を強いられました。もっとも、そこは450の良いところで、どんな低速でもアクセル開いてる限り登っていきますし、このパワーがあれば、大抵のところは登れるといった感じでした。
 登りきったところが、今回、一番見晴らしの良い所とされているのですが、そんなもん鑑賞しとる余裕のないほど暑い。セクションスクールだからとナメてキャメルバックを背負って来なかった事を後悔しました。
 ここからはひたすら下りなのですが、これが結構しんどい。しかも最初のうちはキャンバーの葛折りで、しかもススキだか何だかが猛烈に滑りやすい。あちこちで滑って転けてるのですが、自分は止まり止まりしながら、どうにかノーミスでクリア。そこから先も延々と下りなのですが、調子こいてるとコーナーで曲がれないとか、水切りやU字溝にはまるとか、そういう光景をそこここに見つつ、慎重に降下していきました。
 全体的なイメージとしては、登りが4分の1、下りが4分の3と、計算の合わない感じなのですが、とにかく下りが長い感じで、しかも地面はボコボコしてるのでシッティングしてる暇もない様な感じで、この時点ではどうにか持ってる右膝が、明日はどうなるか心配でした。

2019-05-25 19.38.05
晩に食べた飯盒飯とノザキの牛肉大和煮缶
旧軍の野戦炊事ですが、好評でした





■右膝のせいでDNS

 セクションスクールが終わったら、いよいよやる事がありません。ところで、戸狩温泉スキー場はパドックのすぐ上が温泉で、しかも売店もあって、わざわざ風呂入りに出かけたりする手間がありません。なので早々に温泉に入りにいき、ゆっくり夕涼みしてから受付を済ませ、1700時には前夜祭スタート。勝沼だったら風呂行ったり買い物行ったりで、プラス3時間くらいは時間が遅くなりますが、この手早さは非常に有り難かったです。そんなこんなで、2100時頃には腹も膨れてしまい、早々に就寝しました。
 ところが、明け方の0300時頃、おしっこしたくなって目が覚めたのですが、右膝がかなり痛い。地面にに膝着けないほど痛い。これは参ったなー、と痛み止めを飲んで様子見る事にしたのですが、0600時に起きた時も全然薬が効いてない感じ。頑張って走ろうというより、「こんな膝であんな延々とした坂下れんのかいな」と行った感じ。かなり悩みましたが、痛いのには勝てないので無理せずDNSしました。
 ちなみに、千葉に帰ってから整形外科に行ったところ、膝の軟骨が若干削れてるけど、それは今は気にする必要なし。膝の他の部分も異常がないが、皿の下の靭帯が炎症を起こしていて、いわゆるジャンパー膝というやつでした。最後にまともにジャンプ飛んだのは、デコボコランドのクローズの時以来なのですが、それでもこんな故障をするものらしいです。

2019-05-26 06.09.30
どうせなら、走ってる間に痛くなってDNFの方が良かった
でも走った隊員曰く、「あの下りでは膝壊す」との事

D7iYM-gVUAA35T_
この2番のとこが痛かったんですよね


■FIMタイヤの印象

 今回珍しく、というか、半分仕方なしに走ったセクションスクールですが、これ走ってなかったら、何しに行ったか分からん事になってました。まぁ、初めて開催されるコースは、可能な限り下見した方が良いので、やっといて良かったと思います。せっかくだから、GoPro動画を撮っておけば良かったです。
 期待していたミシュランのエンデューロミディアムは、期待を裏切らないタイヤでした。VE33Sが指を立てて地面をかく様なグリップ感なのに対して、エンデューロミディアムは手のひらでしっとりグリップする感じ。草地、乾いた土、湿った土、木の根っこ、さらにはアスファルトの道でも、しっかりグリップする感じがあり、かつ車体を傾けても面で支える感じがして、非常に好印象でした。特に良いなと感じたのは下りで、ブレーキの操作がちゃんとフロントに伝わってる感じがして、延々下りが続く戸狩では有り難かったです。
 今回は大晴天の完全ドライな状態でしたので、雨降った時のマディやチュルチュル路面ではどうか分からないのですが、それはおいおい試してみないと分かりませんが、自分が主戦線にしているWEX級のクロスカントリーでは、このタイヤの方が向いているかもしれません。

2019-05-25 10.09.55
次回までに膝を治して、今度は本番で試してみたいと思います








    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
tanisi_corp at 20:00コメント(0)
月別アーカイブ
記事検索
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

最新記事
Recent Comments
livedoor プロフィール

たにし

拍手コメントは見落としがちなので、ブログ本体にコメして下さいね!!

Google AdSense
Amazon