WER

2010年02月14日

   昨年末の最終戦は、取り敢えずモトクロスのレースってのがどんなものなのか体験するためにお試しで出てみた訳ですが、結果はともかく、意外に面白く、これからも続けようと思った訳です。そして年が明けて、第一戦。前回の最終戦から何回かスクールも行きましたので、どの程度出来る様になっているか、評価試験のつもりでエントリーしました。



■事前練習から見えてきたもの
   本番までにスクールは2回、モトビでの練習も2回行う事が出来た訳ですが、確実に言えたのはセクション通過がスムーズでなく、コーナーは一旦止まって向きを変える、といった処理の仕方になっている為、どうあっても車速は上がらない、という事でした。中間加速の仕方は幸いに理解できましたが、それも路面次第でどうにも出来ない場合も多く、この点については練習不足より経験不足を強く感じました。
   総じて言える事(というより、言われた事)は、「今の時点ではレースに出る、というレベルではない」という事で、その点は認めざるを得ないと感じていました。むしろスクールであれ自主トレであれ、もっとコースで走り込んで、習った事が色々と自然に出来る様になるまで仕上げていかねばならないな、というのが、事前練習までに見えてきた事でした。

20100214_070510
所々、白く雪の残ったコース
午前中の苦戦が十分予想されました


■ところが天気が
   とは言え、取り敢えずは2回コースで練習し、コースの感じもつかんで本番に臨んだ訳ですが、なんとその後天気は崩れ始め、本番前日は一日だらだらと小雪が降る天気。こりゃぁ、コースはグッチャグチャになってるだろうな、と思ってたら、案の定、コースに行っていた人から、予想通りの情報が入り、ホントにシャレならん状態だったら、無理せず棄権した方がいいな、とさえ思いました。
   というのは、今もってマディ路面は全然走れませんし、無理して走ったら転けたり轢かれたり、という事態も十分ありえます。自分みたいなトロトロした走りだったら大したケガはしないだろう、と思うのは大間違いで、思わぬ大怪我、というのも色々ありました。そこで諸先輩方から言われてる事は、「無理だと思った時は走らない」という事です。
   社会人ライダーは、勤めに穴を開ける訳には行きません。だから、怪我して仕事休む、なんてのは許されない訳です。だから怪我しない様に乗らねばなりませんし、怪我しないようにスキルアップも目指す訳です。それでも、ダメそうな時は乗らない、という判断も大事だ、という風に言われています。
   最終的な判断は、現地に向かってからする事として、準備だけは済ませ、いつもの様に炊飯器ケーキ作って本番に備えました。

■寒いとエンジンがストライキ
   開けて14日の本番。今回は余裕をもって0600時前には現地入りしました。お知り合いはまだ誰も来て無くて、さて、さてどうしたもんかと路頭に迷ってウロウロしてるウチに、他のみんながトランポ駐めてる所が判ったので、早速移動し、まずコースを歩いてみました。
   そのコースはというと、夜半まで雪が降ったらしく、所々雪がうっすら残った状態で、地面は半分凍った状態。しかし、陽が昇れば漏れなく溶け出すには違いない訳で、グチャグチャが予想されました。しかし、雨が降っている訳ではないので、それ以上、マディになる心配はないと判断し、頑張って出走する事にしました。
   受付を済ませ(エントリー用紙をファックスするのを忘れてた)ゼッケンを貰って準備開始。まずはバイクを下ろして車検に回し、スポークの緩みなし、という事でパスしたあと、エンジンの暖気をやろうとしたのですが、何度キックをしてもエンジンが掛からない。
   こういうのは前にもあったので、慌てる事なくタンクを外して、プラグを抜いてみると、案の定、黒く濡れている。パーツクリーナーかけて金ブラシでキレイにしてから組み直し、再度キックしてみるものの、やはり始動しない。困ったなーと思っていたら、前にモトロマンのK店長から「キルスイッチを押したまま10回ほど素早くキックして、それから普通にキックしてみる」という方法を習ったのを思い出し、実行してみると、ババ〜ンとエンジンが掛かりました。
   何でも、何かの拍子にFIのタイミングがずれるそうで、空キックを踏む事でタイミングを合わせるのだそうです。

ピクチャ-1
若葉クラスのスタックポイントとなった
テーブルの登り斜面
去年の自分だったら、恐らく滑って登れないでしょう


■公式練習
   エンジンが掛からなかったりで手間取ったせいで、ウェアに着替えてる間にブリューフィングが終わってしまい、集合写真にだけ納まりました(笑)
   それが終わったら、いよいよ本番。まずは公式練習です。覚悟はしてましたが、やっぱりドロドロ。下見ラップはゆっくり走れ、と言われなくても徐行運転です(笑)いきなり難所化したのは、第一コーナーの次ぎのテーブル。斜面で蛇行して転倒したり、登り切れなかったりで、まるでエンデューロみたいに渋滞してます。自分にも沢山経験がありますが、チュルチュルになった登り坂ほど、嫌でしんどくて泣きたくなるものはありません。転けたバイクをどかし動かしして、渋滞は徐々に解消。自分の番が来ましたが、開けすぎず開けなさすぎず、エイヤと登りきる事が出来ました。レーサーってスゴイなー、新品タイヤってスゴイなーと思いつつ、先を急ぎました。
   しかしまぁ、ここまでドロドロだと、事前練習もヘッタクレもない訳でして、とにかく2速で徐行運転。エンストは良いとしても、転倒だけはしない様に心掛けて走りました。そして3〜4周ほど走って公式練習終了。まぁ、辛うじて走れたからイイや、という事できっちり決勝に出る事にしました。

20100214_110552
晴れの時のマディというのは
周回が進む事にラインも出来て地面が締まってくるのですが
それでも滑りそうな予感で開けられません


■えらいこっちゃの第一ヒート
   自分の出番はお昼前という事で、それまでは他のクラスの人がどんな走りをするか観戦してました。端で見てるのと実際走るのとでは、全然違うのは言うまでもない事ですが、やはり見ると見ないとでは心づもりに差が出る訳です。
   そしていよいよ本番。まずはスタートグリッドの抽選から。自分は2番目に呼ばれたのですが、あわてて最初に入ってしまい注意されました(すんません、、)。とにかくスタートは全開でぶっ飛ばして行かんといかん訳ですが、何せ地面がグチャグチャ。開けて滑って転けてもたまりません。とは言え、出遅れても処置無しなので、どうすべかなー、と思ってるウチに、「15秒前」のプラカードが出てしまい、思考停止。「5秒前」でアクセル半開、ゲートが降りた瞬間、自分も飛び出したんですが、両サイドの方が若干早くて、モロに泥を被ってしまいました。
   実は今回、初めてティアオフを使ったのですが、用意してて大正解。一瞬にして視界は60%オフです。クソっと思ってティアオフを剥がしたら、1枚だけ剥げれば良いのに、2枚とも剥げてしまいました。しかも、慌てて追いかけたのに1コーナーでエンスト(がっくり)。ダメだこりゃー、と思ったのですが、そこは良くしたもので、テーブルを越えた辺りから、アチラこちらでスタックしてるバイクがいて、有り難い事に抜かせていただきました。
   なんだかモトクロスなのかエンデューロなのかよく判らんまま走り続け、バンクの上に掘れたワダチにはまってスタックしたり、インで行くのに自信のないコーナーをアウトから行ってインを刺されたりしながら、取り敢えず転けない事を念頭において走り続けました。出来れば3速に上げて車速を上げたかったのですが、どうにもこうにも、平らそうな地面があっても泥が乗ってる様なところばかりで、とうとう最後まで2速のままチェッカーを受けて強い舞いました。
   結果は11台中8位。辛うじてビリケツを逃れた訳ですが、むしろ泥に助けられた結果かもしれません。

20100214_123421
今回も投入した炊飯器ケーキ
今回は甘納豆入りの抹茶
半分食べたら、うっかり地面に落としてしまいました




■微々たる進歩の第二ヒート
   取り敢えず五体満足に帰ってきた事に満足して(笑)、おにぎり食べたり歓談したりしてお昼を過ごしたあと、午後の部。陽が高くなってから、コースはもうもうたる湯気に包まれ、地面はドンドン乾いていっていました。さらにお昼休みに整地され、午前に比べればかなり走りやすい路面になってきました。
   第二ヒートのスタートグリッドは、第一ヒートで両サイドから挟まれたのを反省して、左側には誰もいない所を選択。しかも右側は今回新設された市販車クラスので出場されたXRだったので、これなら大丈夫、と踏みました。
   が、これがとんでもない間違いで、その赤いXRの人はかなりの手練れだったみたいで、またしてもスタートで失敗。それでもケツから4番目くらいで第一コーナーに突入し、今回はエンストもスタックもなくテーブルを乗り越えていきました。ところが、今度はフープス手前のコーナーでエンストしてしまい、しかもちょっと登り勾配でエンジンが掛かりづらく、これで勝負がついてしまいました。
   結果は、11台中9位。今回も辛うじてビリケツを逃れた訳ですが、自分の腕よりもマシンの性能に助けられたんじゃないか、という印象を持ちました。(同じCRFでも09年モデルの人は、気の毒なことに再始動できないで終わった人もいた)

20100214_141047
スタートで出おくれる一番の理由は
滑って転ける可能性が大だからで
これはこれで大いなる改善点です

20100214_142210
1ヒート目に比べたら走りやすくなっていたものの
スムーズに気持ち良く走る、というのとは
程遠い走りでした


■まとめ
   午前中のマディ、前回と比較してビリケツから脱却、という具合に、「去年の自分だったら無理だった」「前回の自分には判ってない事があった」と、自分の中で前進した部分を感じ取れたのはプラスであったと思います。
   しかし、結果は総合で11台中9位、入賞外ですから処置無しです。再三言われている様に、レースに出るだけお金と時間の無駄、と言われても仕方ない内容です。そのための力を、もっとスクールなり練習なりに投じる段階だな、というのを強く実感しました。
   もっとも、その様に感じられるのも、日頃スクールに通ってる成果の一つだと思いますし、「参加する事に意義がある」的な満足の仕方をしなくなった事は、それも進歩の一つかな、と思います。
   どうせ出るなら、少しはイイトコ見せたいと思うからには、ここは一つ、腰を落ち着けて、じっくりと鍛錬に取り組みたいと思います。



男なら


たにしのつぼ焼き…着弾観測







    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
tanisi_corp at 00:00コメント(2)

2009年12月20日

   一般的にエンデューロよりも敷居が高いと思われているモトクロス。自分もその様に感じていた一人なのですが、ベストテクスクールに通い出し、モトクロッサーを買ったからには、やっぱりやってみたくなった訳です。
   もっとも、当初12月20日はBTCで開催されるモチュールカップ最終戦に出るつもりをしていました。というのも、今の時点でMXに出てもどの程度走れるか判らないし、年の瀬も迫った時期に出ても仕方ないかなー、とも思わなくもなかったのです。ところが、11月のウィークエンドレーサーズに相模川方面のお仲間が大挙して参加し(それまでMXなんざ見向きもしてなかった癖にww)、なんだか先越された感がしてしまいました。
   そこで少々時期尚早な気がしないでもないですが、WER最終戦に参加して、今の自分がどの程度出来てるのか、MXはどんな感じのレースなのか、それを見てくる事にしました。とにかく初めてのMXですから、まずは経験値を積む事と、それを今後のスクールや活動にフィードバックさせる目的で参戦する事としました。



■事前準備
   とにかくコースに練習行かないかんなー、と思って12月13日にオフビに行く事にしていたのですが、あいにくその日は貸し切りとかで行けず、じゃぁ、どっかに練習行くかと言えば、何だか疲れてしまって結局どこにも行かず、事前の練習はまったくやらず仕舞いでした。出来れば本番前日に練習したかったのですが、勤務は早番でそれもムリ。まぁ、雨さえ降らなきゃ走れる、と大雑把に考える事にしました。
   しかし、そうは言ってもオフビです。自分はこれまで4回行ってますが、その内2回は雨上がりの後で、グッチャグチャの地面で全く走れず、エライ難儀しました。腕に覚えがない以上は装備で極力カバーする他ありません。そこでCRF250Rランスチャージ号のタイヤを、新品のミシュランMH3に替える事にしました。というのも、新車で納車した時に履いてたダンロップのD740FA/D745はスクールで角が丸くなってきていたからです。
   さて、練馬のボンバーからMH3が届き(いつも早い、安い)、そそくさと交換に掛かったのですが、レーサーとトレールは似て非なるもので、例えば、バルブをリムの固定するナットがなかったり(無くしたのかと思った)、やたらビードが固くてチューブを3本も噛んだり(お陰で前後ともハードチューブに替えたw)、なんやかやで幸先悪く手間取った訳ですが、XR250グレート・ストライカー号に比べると、車体へのホイールの組み付けは随分楽なんだな、と感じました。
   さて、バイクの方は新車という事もあり、タイヤ替えるだけで十分ですが、問題は身体の方。実は前回のスクールで大スピンをやらかして、ハンドルで左膝の皿を打った訳ですが、その後はどうともなかったのに、1週間くらいした後になって、去年木更津で受けた傷のあとが妙チクリンな感じになってきました。痛い訳でもないし歩いたり走ったり出来ない訳じゃないんですが、何か関節が引っかかる感じ。丁度、去年の傷が治りかけの時の様な感じです。さらには、いい加減なジャンプをして打った右手の薬指と小指の筋も今ひとつ。
   社会人ライダーはケガして仕事休む訳にはいかない訳で、ヤバイと思った時には、レースを欠場する勇気も必要とされてます。まぁ、ホントに痛かったら出ないのですが、痛くないけどウッカリするとヤバイ、という感じでしたので、とかく無理は禁物という事を心する事にしました。

20091218_110530
新車時に履いていたダンロップのタイヤは
角が丸くなってきていたので
ミシュランMH3に交換
タイヤチューブもハードチューブに換えました


■当日、朝
   今回のWER最終戦には、自分の他に、スクールのお仲間やTEAMつぼ焼きの面々も参加。その他にも猿ヶ島の仲間が大量に参加する事になってました。
   現地入りは朝0600時を目指し、そのちょっと過ぎに到着したのですが、当然まだ陽は昇っておらず会場は真っ暗。ところが、先に現地入りしてた人らがスタートゲートの近く、大会本部の真ん前のパドックを押さえていてくれました。スズキ党殿曰く、「これがMCだったら前の日からパドックの取り合いだけど、WERはだーれも居なかった」との事。緊張感の違いがこんなトコにも出るんですかね?
   そうこうしている内に、続々と知り合いや身内が登場。なにせ朝0700時から受付、車検ですから、遅刻は許されません。陽が昇る前は歯の根も合わないくらい寒かったのですが、陽が少し昇っただけでも暖かく感じました。そこで、急ぎCRF250Rランスチャージ号と友人に貸与するXR250グレート・ストライカー号をトランポから搬出。チャッチャと受付と車検を済ませました。

20091220_070500
ずらり勢揃いのTEAMつぼ焼き&full energyの車両たち
朝は滅法寒かったです


■公式練習
   開会式が済んだあと、直ちに公式練習。エンデューロのレースと違って、大会進行はかなりスピーディーに感じました。その公式練習も時間はわずかに15分。15分ビッチリ走らなくてもイイとかアナウンスがありましたが、自分にとっては唯一の事前練習ですので、ビッチリ走るつもりでしたw
   さて、走り出した訳ですが、地面はカチカチ。昨日、ブルで慣らしたと思われるキャタピラの痕もカッチカチ。かすかに残るワダチの跡もカチカチです。タイヤの空気圧は0.8まで落としましたが、もっと落とした方が良かったかも〜、と思ってたら、第一コーナー過ぎた直後に、いきなり目の前で殺気殿が見事に転倒。うへぇ〜〜っと思いつつ避けて、安全運転を心掛ける事にしました。
   ようやくコースの感じがつかめてきて、3周目はちょっとだけアクセルを開け気味にしたのですが、最後のフープスに入る前に、右からフラフラ〜っとバイクが寄ってきて、それを避けようとして自分までフラフラになり、フープスの手前でフロントを取られて転倒。右手の甲の人差し指と中指の付け根を、思いっきりレバーのブラケットにぶつけてしまい、手も握れないほど痛くなってしまいました。しかも、バイク起こして再始動してみると、アクセルが回らなくなっている。
   仕方ないので練習走行は中止。取り敢えずローギアに入れて、アクセルは無理に回して一定で固定し、クラッチ調整でフープスを越えてピットに帰りました。アクセルの方は、ブラケットのボルトを緩めて、ブラケットの位置を調整したら簡単に治りましたが、手の方はめっさ痛い。元々薬指と小指(アクセル回す方)の調子が悪いのに、人差し指と中指まで調子悪くなっては右手全滅です。
   取り敢えず、他のクラスの1ヒート目を観戦しつつ様子を見ていたのですが、幸いに自分の本番の前には痛みが引いてきたので、出場する事にしました。

20091220_092000
公式練習で転倒した方
彼だけでなく、そこここで転倒者が出てました


■1ヒート
   いよいよ本番。みんなと一緒にゴロゴロとバイクを押してスタートゲートの裏に回り、自分らのスタートグリッドを決めるくじ引き。なんと自分は1番でしかも呼ばれたのも1番目wこれ幸いに、第一コーナーまで一番地面が平らで乾いてそうで、かつ一直線にダッシュ出来そうなグリッドを選びました。
   モトクロスにおけるスタートは非常に緊張する、と言われているのですが、自分はのほほんとスタートグリッドのクジを引き、一番目に番号を呼ばれて(1だったw)、のほほんと第一コーナーまで極力直線でデコボコが少なくて乾いてそうな所を選び、のほほんとゲートが降りるのを待っていたのでした。そして、マーシャルが「5秒前」のボードを掲げてコースから小走りで走って出て行くのを視野の上に見ながら、「フィーア、フィンフ、ドライ、ツヴァイ、アインス」とドイツ語でカウントダウンして、「ヌル!(0)」で飛びだそうとしたら、ゲートが降りず、その1秒後に降りて、慌ててクラッチを繋いだものの、完全に出遅れてしまいました。
   それでも後ろから4分の1くらいの位置につけていたと思うのですが、第一コーナーの群衆にもまれている内に、気が付いたら自分が一番ドンケツ。これには驚きましたが、驚愕してるヒマはありません。まだまだカチコチしてるコースを走っていかねばならないからです。公式練習で転けて痛い思いをしたせいもあるのですが、とにかく1ヒート目は安全運転でいくつもりでした。そこでギアは2速でゆっくり目に走りました。すでに端から勝負を捨てている感じですが、なにせ初めてのMXです。勝手も雰囲気も判りませんので、蛮勇を奮わなかったというのが心境です。
   それでも2周3周と走っていく内にコースの感じも掴めてきて、開けようかな、という気になってきました。しかし、2速では如何ともし難いくらい遅い。全開にしたって多寡が知れています。こりゃぁ、3速にした方が良いかなーとか考えていると、目の前でチェッカーが振られ、あれれ〜と言う感じで第1ヒート終了。いつものエンデューロレースなら、これから本腰入れようか、という感じのところでした。初MXで一番のショックは、持ち時間があまりにも少なかった、という事でした。

20091220_104800
各車第一コーナーに殺到!




■2ヒート
   午前の出番があっという間に終わってしまったので、身体の方は全然元気でした。そこでヘルメット以外の装具を着けたまま、まくす殿が出ているレジェンドオープンの撮影に走り回ったりしていました。
   参加賞であるスターキッチンの昼食は、観戦に来たとら和尚に譲り、自分はこんな事もあろうとコンビニで買った弁当を腹に収めたあと、第2ヒートの準備に取りかかりました。
   自分の出番の前は、初レディー、ミニモトなどのレースがあり、自分の後には、ノービスオープンという具合に、自分の出番の前後のレースは観戦出来ないのがWERの欠点です。もっとも、応援に来てる友達も多いので、自分の走りっぷりをきっちり撮影して貰えるメリットがあります。
   さて、2ヒート目。今度はスタートグリッドは1ヒート目でビリだった順から選べるので、今度も自分がいの一番です。当然さっきと同じ場所を取りました。路面は1ヒート目と比べると、良い感じに地面が溶け、良い感じに乾いてベストコンディションです。これだったらガンガンに開けてもすっ転ぶ事はないでしょう。2速オートマ走法では鈍足は如何ともし難いので、今度は高めのギアでチャレンジするつもりでした。
   今度はドイツ語でカウントダウンなんて余計な事はせず、「5秒前」のプラカードが下がったら、ゲートを注視。ゲートが下がった途端に一気にクラッチつないでスタートしました。そして直ちに3速に上げて加速しようとしたのですが、この時すでに集団の後ろから4分の1辺り。追突かましても困るので、みんなと一緒にゆるゆると第一コーナーを回りました。
   すると、いきなり目の前で3台がまとまって転倒! 慌ててブレーキ掛けて止まったのですが、自分の脇から勢い余った2台がさらに突っ込んで、完全に目の前を塞いでくれました。
「くっそーーっ!迷惑やのーーーっ!!!」
   と内心思いはしたのですが、まぁ、これがモトクロスというやつです。自分だっていつ転けるか判りませんので、文句言ってはいけません。それよりも、いち早くそこをパスしなければなりません。バイクに跨ったままでは方向転換できないのでバイクから降り、車体を前後させながらじわじわ方向を変えて、さぁ乗ろかと思ったらエンスト(ガックシ)。しかもなかかなエンジンが掛からない。キック4発目でやっと掛かったものの、この時点で転けてる連中以外からは、大方取り残されてしまいました。
   この後は、とにかく3速全開(と言いたいところですが、全開気味w)で走り、ジャンプは飛ばなかったものの、コーナーは出来るだけベストテクのコーナーリングの姿勢を守り、エンストこいたり転けたりしてる人を抜きつつ疾走。しかしフープスやギャップではどうしてもリズムよく走れず、しかもコーナーで1回エンストしてしまい、これが致命傷となって結果はビリから2番目、周遅れで終わってしまいました。

20091220_133000
第一コーナー直後の大クラッシュ
あとちょっとで自分も突っ込むとこでした


* 総 評 *

   今回初めてのモトクロス。結果は1ヒート最下位、2ヒートビリから2番目と、最低の結果でありましたが、学ぶところは多いレースでした。

■スタートが肝腎
   前々から話しは聞いてましたが、ものの10分程度で終わってしまうモトクロスでは、スタートで出遅れたら勝負にならない、というのが切実に感じました。とにかく、全員が第一コーナーに殺到しますので、中くらいでモタモタすると、前にも横にも動けず、気が付いたら一番ドンケツだった、という感じでした。
   もっとも、他の人が言うほど、あまり緊張しなかったのですが、これは神経が太いからなのか、それとも初めから勝ちに行く気がなかったのか、どっちなのかは判りません。確実に言えてる事は、スタートの練習も必要だな、という事でした。

20091220_131300
グリッドにならぶワタクシ
スタート前の緊張感は微塵も感じさせませんww


■習った事はどこまで出来たか?
   今回のレースで一番自分が肝要に感じていたのは、3月から9ヶ月、スクールで習った事がどこまで出来るか、という事でした。結論から言うと、習った事を実行すればスムーズに走れ、実行出来なければ曲がれず走れず、という状態でした。
   1ヒート目は、公式練習で転けた事もあって、あまり飛ばす気がなかったのですが、それよりもコースになかなか慣れなくて、結果、走るので精一杯で習った事を実行する余裕が出始めたのは、後半になってからでした。
   そこで、2ヒート目は路面も良くなった事もあって、とにかく習った事を忠実に実行する事を心がけました。ジャンプはともかく、コーナーリング、中間加速を上手にやる事を心がけました。そして、コーナーリングは態勢が間に合えば上手く曲がれ、間に合わなければ従来のシートの真ん中に座る曲がり方になっていました。加速に関しては、もっともっとマックスパワーを体験する必要を感じました。
   ジャンプに関しては今まさに習っている最中ですし、フープスはほとんど習ってない事もあって、上手には出来ませんでしたが、これは今後の課題として十分認識出来ました。

20091220_133500
この写真を見ただけで
飛ぶというより跳ねてる感じのジャンプしか
出来なかった事が解ります


■感想
   今回は天候に恵まれ、路面も午後には良くなり、とても走りやすかった事もあって、予想以上に楽しんで走る事が出来ました。今までは、「こんな坂、降りれるのかよ!」とか「え〜〜、またガレガレだ」みたいなレースが主だったのですが、やはり性格的にはズビズバと走れるレースの方が向いている気がしました。
   その一方で、今までは幼稚園の時に習った「お先にどうぞ」の精神でもそれなりにやってこれたのですが、モトクロスでは「おどりゃー、死ねーー」くらいの敢闘精神が横溢していない事には、勝負にもレースにもならないな、という事がよく解りました。目の前で倒れてる奴がいて、避けきれないのなら踏みつぶして行く事にしますw


勝利の日まで






    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
tanisi_corp at 00:00コメント(0)
最新記事
月別アーカイブ
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Recent Comments
記事検索
livedoor プロフィール

たにし

拍手コメントは見落としがちなので、ブログ本体にコメして下さいね!!

Google AdSense
Amazon
  • ライブドアブログ