USMC

2013年05月02日

   かつて仮装軍隊クラフトフェルトでは、年1回、「設営隊活動」と称してミリタリーキャンプを催してたのですが、その際に使用してたのが、米軍で使用していた大型のバックパックでした。最初はフレームザックだったのですが、その内に民間の登山用のバックバック同様にインターナルフレームパックになりました。もっとも、これらは部隊が終わった時にその他の軍装品と一緒に放出して、それで得たお金はエンデューロ用の装備に充てました。
   その後、荷物を担いでキャンプに行くなんて事もなくなり、この種のバックパックも用事がなかったのですが、先日、仙元山〜嵐山作戦で古いモンベルの3ウェイバッグで出掛ける事になり(それを残してたのも、なかなか先見の明があった訳ですが)、やはり新型の背負いやすいバックパックがあった方がいいな、という事なりました。

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左がILBE ASSAULT PACK
右が今回入手したRECON ASSAULT PACK



■入手するまで
   バックパックはモンベルの3ウェイバッグの他に、去年の夏に調達した3day ASSAULT PACKがありますが、これは容量が25リットルくらいしかなくて、テント、シュラフ、マットを辛うじてパッキング出来るものの、それ以上は入りません。ウェビングにポーチ類を付けて拡張する事は可能ですが、そもそもの容量不足を補うのには無理があります。
   では、アサルトパックの土台?になるメインパックはどうかというと、こちらは容量が75リットルくらいあって1〜2泊のキャンプやるには容量が多すぎるだけでなく、パック自体が3.3kgもあります。容量、重量ともにちょっと無駄が多いという訳です。(ちなみに、昔は米軍の大きなモジュラースリーピングバッグを使ってましたので、容量66LのCFP-90を使ってました)
   そこで、CORPSMAN ASSAULT PACKが良いよ、というのを教えて貰いました。CORPSMANというのはアメリカ海兵隊の衛生兵の事で、その衛生兵用のアサルトパックという訳です。調べてみると、普通の兵隊用のアサルトパックよりも縦長で容量が多そうです。
   問題なのは、このコープスマン・アサルトパックが品薄な上にエライ人気で、国内のオークションではあまり見かけず、海外のオークションでも200ドルくらいしている、という事です。聞けば、このコープスマン・アサルトパックをフォース・リーコン(海兵隊武装偵察部隊)のアサルトパックに流用したとか採用したとかで、そのリーコン・アサルトパックはそれこそ稀少品なので、その代用としてコープスマン・アサルトパックも値が上がってる、という事でした。
   まぁ、自分は衛生兵とか特殊部隊のコスプレがしたい訳じゃないので、その辺りの事情はどうでも良いのですが、手に入りにくいのは困ったものです。気長に待つ一方で、海外のオークションで落札するつもりでPaypalなんかの準備を進めたのですが、それが整った矢先に、これから紹介するリーコン・アサルトパックがヤフオクに出品されていて、あれやこれやの壮絶wな入札合戦の末、およそ特殊部隊員らしくない自分のとこにやってきた、という訳です。

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パックの中に縫いつけられているタグ
衛生兵用のものは「RECON」が「CORPSMAN」になってます
数としてはリーコンの方が少ないそうです
(つまり稀少品w)


■まず見た目
   手元に届いたリーコン・アサルトパックを目にした時の第一印象は、「思ったほど大きくはない」というものでした。実は45リットルから50リットルくらいの容量がある様な印象を持っていたのですが、せいぜい40リットルくらいだと思います。3dayアサルトパックを20cmほど伸ばした様な感じです。
   しかし、アサルトパックより大きくなった分、MOLLEウェビングが施された範囲も広く、アサルトパックよりもより多くポーチを付けれる様になっています。自分が民間の登山用ザックでなくPALS(Pouch Attachment Ladder System)を施された軍用のバックパックに拘ったのは、必要に応じてポーチを追加できる拡張性が良いと感じるからです。
   パックは上部の大半を取り巻くように付いているファスナーを開けると、メインコンパーメントを開く事が出来ます。全開にすれば中身が全部見えます。中には下から1/4くらいのところで仕切りが設けられていて、パックの下にもファスナーが付いていてボトム部分の荷物を取り出す事が出来ます。よく民間の山用バックパックだとシュラフとか下着とか入れたりしますが、恐らく似たような使い方をすると思います。
   メインコンパーメントには、ファスティックのバックルの受けなどが付いていますが、これは衛生兵用のコープスマン・アサルトパックには衛生材料をいれるポーチ類があって、それを固定する為の物です。リーコン・アサルトパックにはポーチの代わりにハイドレーションが付属してるらしいのですが、自分のには入ってませんでした。
   メインコンパーメントの蓋の外側にもファスナーが付いていて、それを開けるとサブコンパーメントが開きます。色々ポケットが設けられていますが、サブコンパーメント自体は3dayアサルトパックよりも厚みが薄く、あまり物を詰め込む雰囲気ではありません。
   肩のストラップや腰のベルトは、3dayアサルトパックよりも立派なのが付いていますが、厚みは結構ペラペラです。

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パックのほぼ全周をとりまく様にファスナーが付いているので
ガバっと開ければ中身が一発で見れます

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外側のファスナーを開けると、サブコンパーメントが開きます
元は衛生兵用のパックなので
医薬品を小分けして入れるポケットが多数あります

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登山用のバックパック同様、ボトムを開ける事が出来ます
中の仕切りは簡単に外す事が出来ます



■取り敢えずパッキングしてみた
   どのくらいの物が入るのか、まずは先日の嵐山作戦の時の装備をパッキングしてみる事にしました。
   まず、シュラフをボトム部分に入れてみたのですが、結構余裕がありましたので、1回分の下着も入れてみました。それでもまだ少し余裕があったのでポンチョも入れてみたのですが、かなりキツキツになってしまったのでポンチョを入れるのは止めにしました。仮に入れたとしても取り出したり仕舞ったりが大変そうです。シュラフにしても下着にしても、キャンプ地に着くまで用事の無い物なので、ボトムに入れておくのが良いでしょう。
   メインコンパーメントには、サーマレストとテントを入れました。左右があつらえたみたいにピッタリでテントポールを潜り込ませる余裕が無かったので、サーマレストとテントの上に載せる様にしました。思った通り、メインコンパーメントにはまだ余裕があったのですが、アルストセット、キャンティーン、トイレットペーパー、食糧といった物までパッキングする余裕はありませんでした。
   メインコンパーメントの余った部分に何を入れるかは、色々研究したのですが、原則として出発から帰宅まで容積の変わらない物を入れる事にしました。例えば、ポンチョや今後先々購入予定のECWCSのトラウザーなど。食糧などは時間と共に減っていくものですので、パックの外でも良いかと考えた訳です。
   アルストセットとキャンティーンは、MOLLEのキャンティーンポーチに入っていますので、パック側面の下側に付ける事にしました。嵐山作戦で使ったモンベルの3ウェイバッグは、全ての装備をパッキング出来たのですから、このリーコン・アサルトパックよりも容量があった事になります。

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メイン部分にはサーマレストとテント本体を
余裕があるので雨具等を入れれます
テントポールはこんな感じで

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ボトム部分は結構スペースがあります
シュラフとアンダーウェアをパッキング


■拡張用ポーチ
   取り敢えず、雨具系の装備をメインコンパーメントに入れるとして、食糧、トイレットペーパーといった消耗品は、外に付ける事にしました。食糧も1泊分ならともかく、2泊分となると結構な量になります。
   まず、パックの側面ですが、左右の下部にはMOLLE IIのキャンティーンポーチに入れたアルストセットとキャンティーンを付ける事にしました。アルストセットは状況に応じてアルストからP-153に切り換え可能です。キャンティーンはナルゲン・オアシスを使いますがキャンティーンカップを付けてパッキングします。
   側面上部には、IFAKポーチを取り付けました。最初はSAW 100rdポーチでも良いかと思ったのですが、パックの幅とIFAKポーチの幅が丁度イイ感じだったのと、中古が安くで手に入ったのでそれにしました。ただ、中古だけに結構クタクタのが来てしまい、ちょっとがっかりしたのですが、入れるのがトイレットペーパーとかファーストエイドキットとか、武器ポーチにタオルみたいな物なので、まぁ入れば良いかなと思い直しました。
   問題の食糧は、最大2日分を入れれるポーチとして、MOLLE IIのMODULAR LIGHTWEIGHT LOAD-CARRYING EQUIPMENT SUSTAINMENT POUCHに注目しました。長ったらしい名前ですが、MOLLE IIラックサックのメインパックの側面に付けるでっかいポーチで、容量は2リットルのペットボトル2本分です。リーコン・アサルトパックのサブコンパーメントのカバーは面積が広いので取り付け可能です。実際付けてみたのですが、結構でかい。目一杯詰めたら3日分の食糧くらい軽く入りそうです。大きい事は良い事ですが、見た目のバランス的にはSAW 200rdポーチの方がイイかもしれません。

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側面にIFAKポーチとキャンティーンポーチを付けました

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サステインメントポーチが付きますが
さすがにこれはちょっと大き過ぎかもしれません(汗

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モンベルの3ウェイバッグと比べると
リーコン・アサルトパックの方が厚みが薄いです
その分、追加ポーチで補ってる感じです


■その他取り付け
   リーコン・アサルトパックの側面には、内容量が少ない時にパックの厚みを縮める為のストラップが付いています。このストラップは長めになっていて、側面にポーチを付けた時にポーチがバタつかない様にする為の物でもあります。ポーチがない場合は言うに及ばず、ポーチが付いていても若干の余裕があるので、折り畳みの三脚イスやトレッキングポールなどを縛着する事が出来ます。ポーチが無い状態なら、ジャケット類も畳んで縛り付ける事が出来ます。
   MOLLEウェビングにカラビナを付ける、というのは昔から良くやるのですが、実際にぶら下げるのはキャンプの後に出るゴミ袋くらいなものです。無いと寂しいから付けてる様なもんですが、最近はプラ製のカラビナやグリムロックというD環が使われる事が多い様です(昔は登山用のジェラルミンのカラビナを付けてる事が多かった)。ゴテゴテとポーチを付けると、これらも付ける場所が無くなってくるのですが、プラのは重さも全然ないので、適当に付けています。

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右はブラックダイヤモンド製のオーバル
昔(といっても2006年頃ですが)は、こういうのが多かったです
左はMOLLEウェビングに取り付けるグリムロック


■背負い心地
   先にも述べた様に、リーコン・アサルトパックのショルダーハーネスは幅広ではあるものの、かなりペラペラです。かつてのILBEメインパックの半分くらい、3dayアサルトパックと比べてもペラいです。こんなペラくてちゃんと背負えるのか、と心配したのですが、意外や意外、背負ってみると重さが十分分散されて、非常に背負い易いです。昔、ALICEパックからCFP-90に替えた時に感じたのと同じ感動です。つまり、とても背負い易く出来ているのです。
   ストラップ類の調整の仕方は、民間の登山用バックパックと同じです。ショルダーハーネスの肩部分のストラップを調整して、パックが背中から浮かない様にし、背負ってからショルダーハーネスの脇のストラップを引っ張ってパックの高さを調整して背中に合わせ、ウエストベルトを締め、チェストストラップを留めて完了。背負った時の重さの感じ方は、手で持った時の半分くらいにしか感じません。
   このリーコン・アサルトパックは、インターナルフレーム式でなく、背中にあたる部分に樹脂板が入っています。この樹脂板のお陰でパックの形がかっちりすると同時に、この樹脂板は湾曲していて背中にベッタリくっつかない様になっていて、重量の分散と背中の風通しを良くする様に出来ています。
   結果として、嵐山作戦で使用した装備プラスαを詰め込んでも、楽に背負う事が出来ました。軍用品と言えども、アウトドアの一流メーカーが設計すると、なかなか良い物が出来る様です。

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見た目、かなりペラいですが、性能は抜群です

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先日の関宿男子会で初投入
背負い心地は最高でした






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tanisi_corp at 20:00コメント(6)

2013年04月29日

   XR250を手放す以前からツーリングには全然行かなくなっていたのですが、たまにはツーリングも良いかな、なんて思う様になった今日この頃。もともと自分がバイクの世界に戻ってきたのは、ジョルノで犬吠埼に撮影に行ったのがキッカケですから、アドレスV100だっていっこうに構わない訳です。むしろ、原付でなく小型自動二輪ですから、前よりも機動力がアップしたくらいです。
   それはともかくとして、以前から職場の同僚たちと「たまにはキャンプでも行くかー」みたいな話しが出てて、いよいよそれを挙行する事となりました。場所は、10数年前に自分が部隊の仲間とキャンプツーリングに来た利根川河川敷。今回は場所をちょっとずらして関宿近辺で行う事になりました(故に関宿男子会という名称になった)。自分はスクーターで、あとの二人は自慢の自転車で各々集合する、という事になりました。

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赤線は往路、青線は復路
帰りはわざわざ遠回りしたのではなくて
iPhoneのMapの言うとおりに走ったらこうなった(汗



■準備
   今回は、3人が各々持ってるアウトドアグッズを活かしつつ、飯に関してはそれなりに共用しようという事で、自分はBBQコンロと炭、画家のI月君は飯盒で飯炊き、Uのピー(神様)はBBQに使う食材を持ってくる、という事になりました。
   BBQコンロはスクーターの足元、炭は後ろのトランクに入れるとして、野営装備一式はどうするか。どうするかもこうするかも、ラッキーな事にアメリカ海兵隊のリーコン・アサルトパックを入手していたので、テント、シュラフ、マットの基本装備は詰め込み、ストーブはアルストからプリムスのP-153に切り換え(I月君が昔自分が売り飛ばしたオプティマスCRUXを持ってくると思ったので、ガスカートリッジを共通にした)、水はナルゲン・オアシスを装備。またBBQ大会なので折り畳みの椅子もリーコン・アサルトパックに縛着しました。天気予報では雨は降らない予報だったので、ポンチョはオミット。最悪降ってもトランクにレインウェアが入ってるので身体は濡れません(アサルトパックは濡れますが)
   食料も他の二人が持ってくるので、自分は4号線のコンビニで厚切りバームクーヘンと麦茶だけ購入。2人は酒飲みですが自分は酒飲まないので甘味が欲しい訳です。

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初投入のリーコン・アサルトパック
今回はバイクなので、真剣に担ぐ場面は少なかったのですが
結構担ぎ易かったです

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集合場所の関宿城博物館に一番乗り
ウチからスクーターだと大体1.5時間くらいです


■宿営地変更
   関宿城のベンチでごろ寝してると、Uのピー(神様)到着。聞くと風が強くて自転車組は結構大変とか。I月君は集合時間より1時間ほど遅れるとの事です。自転車だと5時間は掛かってるみたいです。取り敢えず到着までに時間があるので、先に野営地を探す事にしました。
   予定では関宿城の近辺の河川敷でキャンプするつもりで、またそれっぽい場所も色々あったのですが、問題は自転車やバイクで乗り付けるためには、かなり大回りして来なければならない事。乗り物は関宿城の駐輪場において、荷物担いで河川敷に降りる事も考えたのですが、それはそれでちょっと面倒くさい。アサルトパックに荷物が積み込んである自分は良いですが、自転車にバッグを括り付けてる2人にはちょっと厳しい話しです。
   そこで、どっちみち大回りするのなら、一旦道の駅さかいまで移動して、そこからキャンプ地を探そうという事になりました。合流したI月君と一緒に道の駅さかいに移動したあと、Uのピー(神様)が独特の嗅覚で関宿の対岸に降りる河岸道を発見。どこまでも続いている利根川河川敷の道をウロウロしているウチに、ゴルフ場かグライダーの飛行場みたいな芝生のグランドを発見。そこの端っこを男子会会場としました。

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キャンプ地を探しに行くに当たって、買ってきた肉をバッグから出す神様
実は神様、キャンプは今回がほぼ初めてですw

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奥の赤いのがI月君の轟天号、手前のが神様の流星号
積み込み方の違いに経験の差が現れてます

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良い感じに砂利道を走る男子会一同
実はこの先に珍走団の一群がたむろってて、Uターンwww


■失敗続出ww
   キャンプ地も無事に決まったところで、早速BBQスタート。いつもなかなか炭に火を着けるのに苦労しますが、ガストーチとゲルネンのお陰で一発点火。イイ感じに火が熾ったところで、さぁ焼くぞーと思ったら網がない。BBQに必要な装備は一式まとめてコンロの箱に入れて置いたはずなのに、ない。これには慌てたのですが、幸い近くにデカいホームセンターがあったので、そこで網を買ってきて貰いました。
   さて、食うぞーと思ったら、持って行くはずだったシェラカップを忘れてました。まさか手で受けて食う訳にもいかないので、Uのピー(神様)の飯盒(自分が譲ったもの)の中盒を借りる始末。日頃偉そうな事をいう割には、大事なところで忘れ物しまくりです。
   さて、イイ感じにBBQやってるウチに夜が更けて、徐々に寒くなってきました。自分は比較的防寒をしっかりしてたのですが、I月君はなんか寒そう。本人は大丈夫というものの、見てるこっちが寒くなる感じ。ところが、一晩中もつ筈だった炭は予想外に早く底つきかけている。ほとんど新品と思ってたのが、実は半分くらいしか残ってなかったらしい。もっとちゃんと点検しておくべきでした。慌ててホームセンターに走ったものの、もはや営業時間終了。
   まぁ、ガスバーナーもあるし、缶入り固形燃料もあるという事で、コケネン使って飯盒で湯を沸かし、カップ焼きそばを食おうとしたら、今度は沸かした飯盒を転かして湯を全部地面にぶちまけてしまいました。なかなか上手い事行きませんw

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宴もたけなわ、イイ感じに出来上がってます
もうちょっと炭があったら、寒さはしのげたんですが、、

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コケネン使って湯沸かし。ボコるほどではないですが
ちゃんと湯が沸きました


   さて、食うモン食って、燃やすモン燃やして、する事が無くなった頃に、だんだん結露は激しくなってきました。全濡れになる前にテント立てて装備を退避させました。
   今回、キャンプはほぼ初めてのUのピー(神様)は、辛うじて銀空マットとキャプテンスタッグの1980円の封筒型シュラフは買ってきましたが、テントは未配備です。本人はテント無しで寝るつもりで、自分らもそのチャレンジャーぶりを楽しみにしてたのですが、予想外に結露が激しい。このままで行くと明け方までにシュラフは全濡れ確定です。本人曰く、もしダメそうだったら途中で助けて貰うと宣ってましたが、夜中に濡れ濡れのシュラフをテントに持ち込まれるのは、ぶっちゃけ迷惑です。
   そこで、2人用のエアライズ2を持ってる自分の方に来て貰う事にしました。リーコン・アサルトパックはグランドシートを被せて外に放り出しました。実は、このテントで2人で寝るのは初めてなのですが、まさかその初めてがオッサンだとは思いもよりませんでしたwww

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2人用だけあって、荷物がなければ2人寝れます
もっとも、ワタクシ、なんだか緊張してなかなか寝れませんでしたがw



■古墳見てミッションコンプリート
   やっとこ明け方になって熟睡できたのですが、「は、は、は、は、は、おはようございます」とまるで怪人二十面相みたいなI月君の笑い声で起こされて起床。気が付いたらお日様は中天に上がってました。地面はすっかり乾いてたのですが(夜中は盛大に濡れていた)、テントのフライシートは結構濡れてましたので、ただちに外してバイクに掛けて干しました。
   フライやテントを乾かしてる間に朝食。昨日はBBQやインスタントの焼きそばやラーメンで腹一杯で食えなかった米の飯を炊き(I月君担当)、昨日無駄に多かった豚肉をハサミで脂身を除去して豚汁を作り(神様担当)、意外にそれっぽく出来た朝食を頂きました。ただ、ここで特筆すべきは、豚汁に牛肉を入れてしまうと、訳の分からん味になるので要注意です。
   食事のあと、湯を沸かし食器類をざっと洗い、荷物をまとめてパッキング。この辺りは自分もI月君も手慣れたものでした。もちろんゴミも残さず持ち帰りましたが、意外にゴミの量が多かったのは、やはりBBQだったからでしょうか。

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朝のキャンプサイト
誰にも邪魔されず、平和に朝を迎えました

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包丁やナイフより、文房具のハサミの方が
アウトドアでは意外に役立ちます

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得たいの知れない豚汁を調理中
今回、ワタクシは基本的に料理に口出ししませんでした

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撤収準備完了
神様の流星号が昨日よりカオスな状態になってます


   ところで、前夜に境町の河川敷でキャンプしてるとツイートしたところ、Toyofusaさんから「道の駅さかいの向かいにあるショッピングモールの駐車場に、蓋された古墳がある」と教えて貰いました。せっかくなので帰る前に見学にいきました。
   ホームセンターの前にスクーターを駐め、さてどこにあるのかな、と探そうと思ったら、I月君が「たにしさん、ここ、ありましたよ!」と呼び止められました。振り返ってみると、四角形に鉄板敷き詰めて柵をした場所がありました。これがおたま塚古墳でした。柵をするなら蓋は要らないだろうし、蓋があるなら柵はやめて駐車場にしてしまえば良さそうなもんですが、太古の豪族の霊を恐れたんでしょうか。取り敢えず車を駐められない様にしてありました。
 おたま塚古墳の直ぐそばには、蓋がされてない鷲塚古墳がありました。といっても、円墳の周りを堤防みたいにコンクリで固めて、駐車場の下に円墳が顔を覗かせてる様な感じ。コチラも柵がありましたが、古墳の姿が見えるだけマシです。もしかしたら、おたま塚古墳も昔はこんな感じだったのかもしれませんが、ゴミとか放り投げられたりして困って鉄板の蓋をしたのかもしれません。

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こちらがおたま塚古墳
鉄板で蓋がされているので、古墳の姿は拝めません


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こちらは鷲塚古墳
いかにも古墳っぽい雰囲気を醸し出しています

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Googleマップから
ショッピングモールが建設される前の状態っぽいです


 古墳も見たし、じゃあ解散という事で1030時現地解散。帰りも4号線で帰るつもりが、iPhoneの素晴らしい誘導で、国道16号経由6号線で帰る羽目に。お陰で野田の2りんかんで切れかかってた2stオイルを買う事が出来ました。1345時、無事帰宅。帰り着いて昼飯食ったら急に眠くなって、夕方過ぎまで爆睡してました。






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tanisi_corp at 20:00コメント(2)

2013年04月07日



   この防水バッグを初めて見たのは先日のVショーの事で、一番最初のイメージはツーリング用の防水バッグでした。というか、厚みが違うだけで、防水ツーリングバッグにしか見えません。サイズは9リットル、56リットル、65リットルの3種類があり、大きい方はILBEメインパックの中身をスッポリ入れる用らしいです。
   まぁ、ツーリングとか行かなくなったので、この手のバッグもあまり用事がなくて、その時は無関心に通り過ぎただけなのですが、サイズを見た時に、9リットルの物が直径18cmの長さ33cmと聞き、ちょっと閃くものがありました。つまり、テントやシュラフ、サーマレストを入れるのに丁度イイではないか。かつ、同時にアサルトパックの下にシュラフを連結する話しが出てて、このバッグはそこそこ強度があると聞くに及んで、外付け防水バッグに使ったらどうだろう、と思った訳です。
   そこで、丁度ヤフオクに出てましたので、早速ゲットしました(こんな事ならVショーで買っておけば良かった)

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今回買ったのは、アサルトパックの下に提げる目的で9リットルの物
サイズは直径18cm、長さ33cmです


   材質は一応ビニールらしいですが、薄い割には結構頑丈そうです。比較的表面はマットな感じですが、内側はピカピカしてるのにちょっと粘っこい感じです。ポンチョライナーを丸めて入れようとして無理だった、との事でした。
   袋の内側に説明書が書いてあったので、グーグル翻訳で直訳してみました。
  • 適切に密封するために、ロールトップクロージャーは、バッグ内にできるだけ近い内容に保護する必要があります。
  • 袋を閉じるには、黒のストラップ、ロール下向きで開始。 3回の最小値を転がり落ちる、その後サイドリリースバックルを接続します。
  • パージ弁を介して袋から空気を残りのバルクスクイズを最小限に抑えるため。
  • 防水シールを保証し、バックルを再接続することが可能であれば、さらに袋を転がし。
  • マイルドな石鹸ぬるま湯で袋の手洗いをきれいにするには、袋の上部と乾いた空気が開きます。マシンは、洗浄しないでください。
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説明書きの下に、米軍のNSNナンバーが入ってます
アメリカ海兵隊御用達だそうです


   説明書きでは、口を3回折ってからバックルを留めろ、という風に書いてあります。やり方は日本で売ってる防水ツーリングバッグと同じです。3回折らないと浸水の可能性があるのと、あとで空気を抜く時に口の部分が開いてしまう恐れがあるからでしょう。直径18cm、長さ33cmは口を折った時のサイズです。
   バッグの中は滑りにくい表面になっているので、あまりピッタリな物、あるいは押し込まねばならない物は入れにくいと思いますが、アライテントのエアライズ2はスポーンと入りました。シュラフもマットも収納サイズが同じ物を選んであるので、全部スポーンと入ってくれると思います。容量的にはこれ以上ないくらいシンデレラフィットでしたw

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ぴったりジャストフィット!
まぁ、入ると踏んで買ったんですけどねw
本来は衣類とか、濡れちゃ困る物用だと思います



   このバッグは防水バッグであると同時に、コンプレッションバッグ、つまり圧縮袋でもあります。衣類などなら圧縮すればコンパクトになります。
   説明書きに書いてあるとおり、口を3回折り返してバックルを留め。バッグの横の黒丸の網のところを塞がない様にバッグを押しつぶしていくと、そのバルブから空気が抜けていきます。一旦抜けたら空気は入りません。もちろん、バックルを外して口を開けたら、元通りになります。

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取り敢えず、下着を目一杯入れてみる事にしました
一枚ずつ入れる分には問題ありませんが
こうやってまとめて入れ様とすると、スッとは入ってくれないので
ちょっと入れにくいです

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「これ以上入れんなよライン」まで下着を入れました
これ以上入れると、口を3回折り畳む事が出来なくなる可能性があります

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空気を抜く前はこんな感じ
口を折る前に多少を空気を抜かないと
折り畳んでるウチにパンパンになってきて折り畳みにくいです

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こんな感じで体重かけて空気を抜きます
物にもよりますが、結構力掛けてます

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空気を抜く度に口の折り返しを増やしていきました
最終的にはかなりコンパクトになりました


   ところで、このMACS Sackは防水だけでなく、短時間なら水にも浮くらしいです。それだけ気密性が高いという事なんでしょう。まぁ、完全に空気が抜ける訳でもなく、多少は浮力もあるからでしょう。せっかくですから、風呂で実験する事にしました。
   まず、おもむろにシャワーで水をぶっかけてみました。空気抜きのバルブに水が染みて、大丈夫かいなーと思いつつ、そのまま水を溜めました。するとどうでしょう、水かさが増えるにつれ、MACS Sackが浮いてくるではないですか。突いて沈めてみようとしましたが、その度にプカプカ浮いてきます。大したモンです。
   その後、中を明けてみましたが、中は全く浸水しておらず、下着は無事でした。

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さすがはアメリカ海兵隊御用達の防水バッグ
イイ感じに浮いています


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ご覧の通り、中身は全然濡れていません


   かなりの高性能である事が判ったので、即制式採用と相成りました。触った感じではかなりペラいんですが、国産の防水バッグに比べたらかなり軽いし畳めばコンパクトになるので、ツーリング用としても良いんじゃないかと感じました。(もっとも、ツーリングでは転倒する恐れもあるので、バイクに括るのはお奨め出来ませんが)
   これまで衣類はコンビニ袋に入れて防水してたのですが、何たってコンビニ袋です。防水性はないよりマシ程度ですし、なによりバックパックの中で納まりが悪い。MACS Sackの9リットルなら、これまで大きさを揃えてきたテント、シュラフ、マットと同じ大きさにまとめれますので、パッキング性も上がるというものです。

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使わない時は、折り畳んで収納できます
結構コンパクトです

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スリーピングバッグキャリアなどで
アサルトパックの下に提げる目的で買ったのですが
野ざらしにするには、ちょっと惜しい気が、、

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荷物を外付けにするだけだったら、昔の米軍の貴重品袋でも良いかも
もちろん、防水性はゼロなんですがw







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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2013年04月02日

   箸やスプーンなどの手回り品を納める、いわゆる「武器ポーチ」を作ったのは随分前の事なのですが、作った当初から感じていた事は、どうにも納まりが悪くてバコバコしててイマイチだった事。汎用のポーチをそのまま流用しただけなので仕方ないのですが、もっと納まりの良い容れ物はないもんかなー、と思いつつ、普段あまり使わない物だけにそのままにして数年が経過しました。
   ところが、先日の石岡染谷ツアーの時に、ToyofusaさんがアサルトパックにMOLLEのマガジンポーチなんか付けてるもんだから、中身は何か聞いたところ、箸やスプーンが入っているとの事。これにビビビーンと感心してしまったのです。選りにも選って(そう感じた理由は後述)、MOLLEのマガジンポーチを使うとは。同じミリオタ出身として、その発想が無かったのが残念に感じつつ、急遽、調達する事にしました。

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この度、改めて調達したMOLLEマガジンポーチ
10年ぶりの再会です



■MOLLEマガジンポーチとは
   自分が「選りにも選って」と感じたのは、そのマガジンポーチが、実はサバゲーの現役の時には使い勝手の悪いポーチであったからに他なりません。自分が初めてMOLLE装備を入手したのは2003年の始めの頃ですが、米国のSDS社からフルセットで送られてきた物の中に、このポーチが入っていました。弾倉が1本入るシングルと2本入るダブルが2つずつ。つまり、6本携行できるという訳です。しかし、シングルは使い勝手が悪いのでダブルのマガジンポーチしか使っていませんでした。
   そのダブルにしても、マガジンポーチの蓋がポーチの口を覆ってしまう構造になっていて、弾倉交換の時にマガジンを抜くのはともかく収納するのが蓋が邪魔で面倒でした。既にその頃、イーグルやブラックホークなどのメーカーから、もっと使い勝手の良いポーチが出回り始め、本家のアメリカ海兵隊の方でも使われつつありました。その様な訳で、極初期のMOLLE装備であるマガジンポーチは1年もしないウチに使わなくなりました。
   さて、サバゲーから足を洗った時、これらの装備はオークション送りになり、売上金でエンデューロ用の装備を買い揃えた訳ですが、ダブルのポーチはともかく、シングルのポーチは新品だったにも関わらず、なかなか売れませんでした。まぁ、弾倉が1本しか入らないポーチなぞ使い勝手も悪く、他に使い途もなかったからでしょう。かなり値段を下げて売り飛ばした記憶があります。

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MOLLEマガジンポーチ(写真はダブル)
左手で蓋を押さえてますが、この蓋が邪魔でした

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ブラックホークのM4マガジンポーチ
戦闘用には使い勝手が良かったですが
小物入れには向きません



■シングルポーチにした訳
   その様な訳で、現役の時はまったく使わず、売り飛ばすにも手間の掛かったシングルポーチですが、今回選りに選って買い求めたのが、シングルポーチでした。別に新品に拘らなかったのですが、物としては10年も前の装備なので市場には中古しかありません。まぁ、そこそこキレイだったら良しとしました。
   シングルポーチにした理由は、入れる物がその容量で収まる分量でしかないという事情もありましたが、ダブルだとポーチの口が大きくて、いくら全体を覆う構造の蓋とは言え、きっちり物が詰まってないと脇が開いて中身が飛びでてしまう可能性があります。シングルだとそういう風にはならない事を知っていたからでした。
   最近主流のポーチの丈が短くてマガジンが掴みやすいポーチは、そもそも蓋をしてもガバガバに横が開いていて、物をきっちりしまうには適してません。故にこの古いマガジンポーチが入り用になったのです。
   自分がこのポーチに惹かれた理由は、MOLLE装備であるので、ウェビングを施してあるパック類に取り付けられる事ですが、これまで使っていた汎用ポーチよりもコンパクトで使い勝手が良いのが一番の決め手です。野営活動以外の時は、相変わらずトランポのRVボックスに入れてますが、ちょっとだけ整頓しやすくなりましたw

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箸は菜箸を切って作ったもの
ちょっと長いのでポーチに斜めにして入れています

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蓋をきっちり締めればポーチの口が塞がるので
中身が飛びでたりしません
ホックは使わなくても、マジックテープで十分留まります


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バックパックに付けれるので、そのまま取り出せて便利です


■入り組み品
   前回の武器ポーチでは、スプーンや箸以外にも色々入れていましたが、数年経って、全く使わないか他に入れて外してしまった物など、ある程度武器ポーチに入れる物が決まってきました。
   まず、軍手はガスカートリッジやアルストの保護カバーに使ったりと、他で使う用事が多いので外しました。ミニマグライトをランタン代わりにするフィルムケースや足などは、ミニマグライトをその用に使わなくなったので気が付いたら外れてました。
   塩や粉唐辛子を入れた調味料ケースやタバスコのミニボトルは、ずっと入れているものの、何時使ったか思い出せないほどの使用頻度です。大体、調味料は食料かクッカーと一緒にする事が多いので、この手のポーチに入れっぱなしにしても意味が無いようです。また、ライターも長い間入れていましたが、ガスストーブなら着火装置がありますし、それ以外のストーブの場合は、ストーブの方にライターなりマッチを入れますので、武器ポーチに入れてても意味がありませんでした。
   その様な訳で、入り組み品は大分シェイプアップされました。箸、スプーン、ハサミ、アーミーナイフ、歯ブラシに歯磨きチューブ、これだけ入っていれば十分事足ります。

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左が武器ポーチに入れているスプーンと箸
何だかんだで、使い勝手が良いです
右は米軍のセット
スプーンはやたらデカく、ナイフは使う用事がありません
なので米軍のセットは入り組んでいません

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泊まり掛けの時などは、意外にもちゃんと歯を磨きます
ハサミはナイフ以上に袋を開けたりの用事に使います
アーミーナイフは滅多に使いませんが
あれば安心という事で入れています







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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2013年03月17日

   ゲルネンとは、いわゆるジェル状のアルコール燃料の事で、もっぱらBBQの時の炭熾しの火種として売られてます。まぁ着火剤ですので、これまであまり注目してなかったのですが、この度、米軍がジェル状燃料のUtility Flameなる固形燃料を採用したとの事で、興味が増した訳です。

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Toyofusaさんが調達したUtility Flame
ブリキ製風防と燃料3パック(1個30g)で1,365円

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自分が平井のホームズで調達したゲルネン着火剤
25g8個入りで298円



■日米ゲルネン対決
   今回のオフ会場となったのは、さいたま市の秋ヶ瀬公園。アドレスでビューッと行ってきました。ちょこっとした雑木林を抜けたベンチの所でポンチョ張って風よけ作って、地面にシート敷いて会場設営完了。米軍のポンチョって、昔からタープ代わりに使ってましたが、あると便利です。昔持ってた奴は売ってしまったのですが、改めて手に入れたい一品です。
   取り敢えず、Utility Flameとゲルネンの見た目の比較。Utility Flameはアルミか何かパッケージでパッケージを開封して中のジェルを出して使うタイプ。ゲルネンはビニールでパッケージされていて、直接火を着けて使います。Utility Flameは専用の風防兼五徳があるのですが、これがペラペラのブリキ板で、一応は上にクッカーを載せれる事になっているのですが、あまり重たい物を載せると潰れそうです。ゲルネンの方には五徳なんぞはそもそも使う目的の物ではないので、エスビットとキャンティーンカップスタンドを用意しました。
   とりあえず、エスビットにゲルネンをセットしてみたのですが、これがあつらえたみたいにピッタリです。さっそくキャンティーンカップに水を400mlほど入れて火を着けてみたのですが、これがよく燃える。そりゃまぁ元が着火剤ですから燃えて当然なのですが、ゲルネン1個でアルファ米を戻せる程度のお湯を沸かす事が出来ました。Utility Flameの方も似たような感じで湯を沸かしていましたが、ゲルネンとの違いは煤がカップの底に付く事。エスビットタブみたいな煤で、ウェットティッシュで拭いても粘つく様な煤でした。ゲルネンの方は煤は出ません。
   今度はカップ焼きそばのお湯も沸かしたのですが、多少のそよ風など無視してよく燃えていました。この辺りは液体アルコールよりもゲルネンの方が頑張ってるなー感がありました。

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今回のゲルネン会場
トレッキングポールを支柱にポンチョを建ててます

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日米ゲルネン対決中
対決といっても、燃料としての性能にそれほどの差はありませんでした
差があるとしたら、値段の差ですねw


■キャンティーンカップスタンド最強伝説
   当初、ゲルネンを燃やすと中の燃料が溶け出して燃え広がるんじゃないか、みたいな事を考えていたのですが、そんな事は全然なくて、むしろ燃え滓は収縮して小さくなりました。Utility Flameの方は白い粉っぽい燃え滓になりました。問題は、Utility Flameの方は一回使っただけで風防が焦げてしまい、こりゃ何度も使えるもんじゃないなー、という感じでした。まぁ、見た目からして何度も使うものでもなさそうですが。。。ゲルネンを使ったエスビットの方は何ともありませんでした。
   さて、今度はキャンティーンカップスタンドを使ってみました。元々キャンティーンカップスタンドは、昔、米軍で支給していたトリオキサン固形燃料を使うためのスタンドです。そのスタンドにキャンティーンカップをセットして、スタンドの中で固形燃料を燃やす訳です。まったく同じ様にゲルネンをスタンドの中で燃やしました。ただし、アルミホイルを敷いて、その上で燃やすようにしました。
   すると、エスビットより囲われてる部分が多いせいか、より風に強く、かつエスビットより空気が入らないせいか、ゆっくり燃える様でした。今度は200mlほどの水を沸かしたのですが、燃料消費はかなり抑えられている様でした。何にしても、キャンティーンカップスタンドが本来あるべき姿で使える、という点ではゲルネンのポイントは非常に高いと思いました。
   キャンティーンカップスタンドは、これまでにもトランギアTR-B25の五徳として活用してきた訳ですが、ゲルネンの登場によってますます需要が高まってきました。米軍がUtility Flameをどういう意図で採用したのかよく判りませんが、カップで温め物をするという事であるのなら、キャンティーンとスタンドを再採用した方が良いんじゃないか、みたいな話しをしていました。

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TR-B25を使う時はスタンドに対してカップを交差させる様に置きますが
スタンドにかっぽりカップを被せるのが正しい使い方です


ゲルネン侮りが足し!



■ゲルネンで炊飯
   ゲルネンが十分実用に耐える事を確認した上で、自宅に帰ってから飯盒で飯を炊いてみました。キャンティーンカップスタンドの上に飯盒を置いたのですが、この状態だとアルストだと空気の流入が少なくて火が消えてしまうのですが、ゲルネンはしっかり燃えました。しかし、さすがに1個では炊ききれなくて、2個目を投入しました。この種のゲルネンは燃焼中に追加投入すると危険とされているのですが、火が小さくなってからゆっくり入れる分には問題なく追加出来ました。
   最大の問題は、燃焼ガスが結構有害だった、という事です。最初は気が付かなかったのですが、2つめを投入して暫くすると、ネコがクシャミをし始め、自分も目がチリチリとしてきました。こりゃヤバイと思って立ち上がって窓を開けようとしたら、部屋の上空はかなり空気が汚染されていて、マジでヤバイ感じでした。アルストやコケネンではこういう事はないですし、エスビットもまぁ臭い部類ではあってもここまで酷くないので、油断していました。ゲルネンは元が屋外で使う着火剤ですので、部屋の中やテントの中で使うのは、よほど換気に気を付けないと無理です。実質的には厳禁です。
   その点はとても残念ではありましたが、それでも2個目が消える頃にはしっかり飯が炊けていました。屋外で使うという条件はありますが、着火剤として、また固形燃料として、どちらにも使えるというのは大きなメリットであります。

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2個目を投入中
今回、下に敷いたアルミホイルはスタンドの大きさに合わせましたが
火が外に出る事もあるので、少し大きめにしておくと良いでしょう

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室内では燃焼ガスが滞留してしまい危険でした
使うなら屋外ですね


■ゲルネンはウルトラライトたり得るか?
   ゲルネンの大きなポイントは、燃えたら後はちょっとした燃え滓しか残さない、と言う点です。アルストはアルコールストーブやボトルがありますし、コケネンも缶入りだと缶が残ります。その点では、ゲルネンはほとんど残らない訳です。言い換えれば、容器の分だけ軽く安い、と言えます。
   そのゲルネンを持ち運ぶ上で心配なのは、何せただのビニールのパッケージですから、潰れたり何かが突き刺さったりして、中身が爆裂する恐れです。もっとも、これはケースに収める事で防止出来ますから、アルストセットのアルストの代わりにゲルネンを入れていけば、キャンティーンカップがケース代わりになります。
   値段に関して言えば、缶入り固形燃料よりも安い事になります。平井のホームズでは、ニチネンのトップ缶の250gが348円ですが、これは200gで298円です。キャンティーンカップスタンドは大体600円くらいですが、これは一度買えばずっと使えるますし、何なら空き缶だって良いわけです。その意味で、価格的にもウルトラライトな燃料と言えると思います。

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重さの面においても、軽さは他を抜きんでます
(といっても50g程度の話しですが)

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ゲルネンといえば、チューブ入りのもあるのですが
これは240gで498円。。
だったら缶入り固形燃料使うかなぁ


■Utility Flameって何のさ?
   さて、米軍が採用したUtility Flameですが、日本のゲルネンと比較して、取り立てて珍しい物でも優れている物でもありませんでした。むしろ昔のトリオキサン燃料の方が、煤も出さずに良いくらいです。この種の燃料を米軍が採用するなら、トリオキサン燃料を再採用した方が良いんじゃないか?という意見で一致しました。
   そもそも米軍は、キャンティーンカップとかで温め物をしたりするのか?という部分でも疑問です。よしんばそうしてるとして、Utility Flameのしょぼいブリキの風防では、安心して湯も沸かせません。そこで考えたのは、今、米軍が戦っているアフガニスタンは山岳地帯で、昼夜の寒暖差が大きく、このUtility Flameは暖を取るために採用されたんじゃないか、という事でした。
   そこで思い出したのは、自衛隊では頭からポンチョを被って、中で缶入り固形燃料を燃やして暖を取る、という話しです。同じ様な事をこのUtility Flameでやったとして、ゲルネン同様に有害なガスが出たら、目も当てられない事になります。まぁ、何にしてもソリッドタイプのトリオキサン燃料は復活して欲しいものです。

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米軍のコケネン進化史
左から、缶入りのウッドアルコール、タブレットタイプのトリオキサン燃料
そして最新のユーティリティ・フレーム

20130317_161555
何だかんだで便利なトリオキサン燃料
生産は終了してるみたいで、なかなか手に入りません






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