KTC

2018年12月23日

   工具について考えるシリーズも今回で第5弾。前回は2013年に書いたのですが、あれから大きく何かが変わった訳ではありませんが、ちょくちょく追加したり、逆に外したりした工具がありますので、それに付いて追補したいと思います。
   基本的な考え方は、今も昔も変わっておりませんで、「自分でやらないかん整備に必要な工具は揃える」という事。オイル交換やタイヤ交換、リンクやステムのグリスアップ、サスペンション調整など、普段よくやる作業に必要な工具は揃え、かつ余裕のある時に上等な物に交換する。オーバーホール関連は自分では出来ないので店でお願いするので、そこまでの工具は必要としない、といった感じです。
   今回は、工具箱の引き出しの順に、どの工具が入ってて、どう使うのかを解説したいと思います。

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今回の撮影の為に、トランポから運び出した工具や需品
何だかんだで結構な量です


■一段目
   一段目というか、工具箱の一番上の蓋を開けた部分なんですが、ここは日常的にとてもよく使う工具が入っています。日常的によくやる事は、外装のボルトの増し締めとか、サスペンションのダンパーの調整とか、タイヤの空気圧見るとか、そういった事で、乗る前には大抵やる事です。その他、ビニールテープだのハサミだのカッターナイフだの、はたまたニッパーだのといった、よく使いそうな道具も入れています。その反面、細い六角レンチとかシールドクター(フロントアップのシールを掃除する道具)やネジロック剤といった、使わん訳ではないけど滅多に使わないのも入っていたりします。
 ここの工具は、一番最初に買った二輪メンテナンスセットには入ってなかったものが多く、工具箱を買ってから、使用頻度の高い工具(いちいちスライドヘッドハンドルにエクステンションバー付けて、ソケットはめて使うのが面倒なやつ)を買い足して構成しました。

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一番上の蓋を開けると
よく使う工具や道具がざっくり入ってます

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1. 8mmT形レンチ
 外装のボルトなど、汎用
2. 10mmT形レンチ
 外装のボルト、シートボルトなど、汎用
3. 9.5sq.T形ハンドル
 9.5spソケットを差し替えて使用。汎用
4. 4mmT形ヘキサゴンレンチ
 外装のボルトなど、汎用
5. 5mmT形ヘキサゴンレンチ
 外装のボルトなど、汎用
6. 6mm樹脂柄ドライバ・マイナス貫通タイプ
 汎用
7. No.2プラス樹脂柄ドライバ・クロス貫通タイプ
 汎用
8. VESSEL 4mmクリスタラインドライバー/細軸タイプ
 フロントフォークのダンパー調整用

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1. メモ帳
 アワーメーターの記録用
2. 鉛筆
 色々物書き
3. カッターナイフ
 OLFA製
4. マグネット付パーツトレイ
 実は裏のマグネットの接着剤が外れている
5. 2m巻き尺
 もっぱらサグ出し用
6. エトス:トライアルエアゲージ
 限界まで空気圧を下げるため
7. ニッパー
 トランスポンダのタイラップ切ったり
8. ハサミ
 ビニテ切るのが主目的


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1. ウレアグリス
 貰い物のワコーズの容器に移し替えてる
2. ビニールテープ
 コードの結束からゼッケンまで
3. 3M両面テープ
 がっちりくっつくので便利
4. 0.89/1.27/1.5/2/2.5/3/4/4/4/6/8六角レンチ
 細かい所をホジったりするのに使います
5. ネジロック剤
 外れたら困るボルトを外した時用
6. 樹脂柄スタッビドライバ/クロス&マイナス
 スイングアーム辺りに使います
7. シリコングリス
 意外とブレーキ関係に使います
8. 汎用グリス
 もっぱら、XR230のエアフィルター用
9. RISK RACING シールドクター
 フォークシールの掃除用。滅多に使わない




■二段目
   二段目の引き出しには、これまたよく使う工具が入っています。ハンドル、アンダーガード、ホイール、そうしたのの脱着に使うのがメインです。ここの工具のは、一番最初に買った二輪メンテナンスセットが発祥で、ソケットがセミディープだったり、スライドヘッドハンドルやエクステンションバーが入っているのは、その名残です。二輪メンテナンスセットでは、コンビネーションレンチがメインだったのですが、レンチは全てスパナとメガネレンチに置き換えました。というのは、表裏で共締めしたりするケースも多く、収納スペースに余裕があるなら、スパナとメガネレンチの組み合わせの方が整備がし易いからです。言い換えると、個人的にはあまりコンビレンチは使い勝手が良いとは思っていません。

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二段目の引き出しは、レンチやソケット類
これもよく使う工具です

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1. 8mmコンビレンチ
 共締め用
2. 12-14mm首振りギアレンチ
 これはもっぱら、リムロックのナット用
3. 12-14mmストレートメガネレンチ
 これはもっぱら、ブレーキディスクのナット用
4. 17mmコンビレンチ
 共締め用
5. 8-10/10-12/11-13/12-14/14-17mmメガネレンチ
 よく使うので必要なサイズは全部揃えた
6. 6-7/8-10/10-12/11-13/12-14/14-17mmスパナ
 同上

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1. スライドヘッドハンドル
 9.5sq.T形ハンドルを買ってから出番が無くなった
2. エクステンションバー
 ラチェットハンドルを使う時にちょくちょく使う
3. 9.5sp.ラチェットハンドル
 よく使うので井の一番に追加した工具
4. 9.5sq.ソケットアダプタ(凹9.5→凸12.7)
 12.7sq.スピンナハンドルを使う時用
5. 9.5sq.セミディープソケット(8/10/12/13/14mm)
 よく使う。
6. 9.5sq.ショートヘキサゴンビットソケット(4/5/6/8/10mm)
 8mmはブレーキペダル、10mmはドレンキャップ用
7. 200mmモンキレンチ
 モトクロッサーでは200mmでは物足りない



■三段目
   こちらには、いわゆる握り物(プライヤー、ラジオペンチ、チェーンプライヤー)の他に、予備のボルトやナット類を入れたボックス、予備のプラグとプラグレンチ、フックレンチ、ノギスといった、時たま使う工具を入れています。

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そうそう使うものは無いのですが
時たま使うものを入れています

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1. ピラニアソー
 ハンドルの端を切ったりする
2. UNIT:グリップエンドカッター
 ハンドガードを付ける時の穴あけ工具
3. コンビネーションプライヤ
 あまり使わない
4. ラジオペンチ
 グリップにワイヤー巻く時に使う
5. ホーザン:チェーンプライヤー
 チェーンのクリップの脱着に便利
6. スプリングフックレンチ
 サイドスタンドのスプリング脱着用
7. ノギス
 ボルトの太さ計ったり
8. 金ヤスリ
 切り落としたハンドルの端っこをキレイにする

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1. 汎用ボルト/ナット
2. バイクから外したボルト/ナットの保管箱
3. CRF450RXのプラグとプラグレンチ
4. XR230のプラグとプラグレンチ
5. CRF450RXのスポークレンチ
6. デイトナ:ワイヤーインジェクター
7. ライター
8. ステンレス針金




■四段目
   一番下の引き出しには、大物の工具を入れています。こられの工具は、タイヤの交換やステム・リンクのグリスアップをやる様になってから揃えて行ったものです。XR250、CRF250R、KX85、CRF450RXに対応した工具になっています。

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ここはタイヤ交換やリンク・ステムの分解結合の工具がメインです

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1. 12.7sq.スピンナハンドル
 デカくて固いものを回す用
2. 12.7sq.ソケットアダプタ(凹12.7→凸9.5)
 9.5sqのソケットを12.7spのハンドルで回す用
3. 12.7sp.ソケット(17/19/22/24/30/32mm)
 フロント&リアアスクルナット、ステムナット用
4. 19-22mmメガネレンチ
 リンクばらし用
5. VESSEL:6-200mmクリスタラインドライバー
 CRF450RXのリアショックのダンパー調整用

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1. プロクソン:マイクロクリックMC30(5〜30NM)
 8〜14mm辺りの小さいボルトを締める用
2. KOWA:ピンスパナ
 ステムナット用。一応、HONDA特殊工具
3. タイヤ交換セット(ムシ回し等)
 ゴムのりやパッチも入っている
4. タイヤレバー
 ハンドルがゴムで力を入れても痛くない
5. モーションプロ:ビードバディ
 これがあると腕が2本でもタイヤ入れ易い


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1. VESSEL:プラスチックハンマー
 ひっぱたいてもダメージの少ないやつ
2. DRC:サグチェッカー
 その名の通り、サグだし用
3. 物差し
 フロントフォークの突き出し量を見たりする
4. UNIT:ショックパンチ
 リアショックの調整用



■需品箱
   需品箱は、もっぱら予備パーツを入れているのですが、チェーンカッターや普段あまり使わなくなった工具なども入れています。また、オイル交換に使うオイルパンやデカいトルクレンチは、需品箱の上に乗せる様な格好で収納しています。

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アイリスオーヤマのRVボックスを利用

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段ボール箱には、バイクの予備パーツやバイクからはずしたパーツを入れています
その他、DRCのチェーンカッター、マディで汚れたウェアなどを入れる90Lゴミ袋、予備のタイダウン

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予備のラジエター液とブレーキフールド
タイヤチューブ、オイル処理箱
出来れば予備のオイルも持ちたいところ


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余り使わなくなった工具入れ
予備のリムロックとリムバンド
アーマーハンドガードのエンドとグリップエンド
右上のキャップと茶こしは、リンクのニードル洗浄用



■ケミカル箱
   チェーンオイルやパーツクリーナー、エアフィルターオイルなどのスプレー類や、グリスアップに使う耐水グリス、養生テープといった、普段良く使うケミカル類で嵩張る奴をこの箱に入れています。定位置は工具箱の上です。

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こちらも日常的によく使うもので、かつ嵩張るので
ボックスにまとめて、いつでも使える様にしてます

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左から
チェーンスプレー(チェーン用)
シリコンスプレー(泥付かない様にする用)
パーツクリーナー(キレイにする用)
フィルターオイル(エアフィルター用)
CRC(滅多に使わない)

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上の黒いのは各種タイラップ
下は左から
ビードワックス(タイヤ交換用)
耐水グリス(グリスアップ用)
養生テープ



■その他
   箱に納まらない工具や道具は、トランポの納まる所に入れ込む格好にしています。オイルパンとデカいトルクレンチは需品箱の上、エアポンプやバイクリフト、タイヤ交換台はバイクの下、といった感じです。

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プロクソン:マイクロクリック200/s
アスクルナットに使います
下はオイル交換に使うオイルパンとビーカーに漏斗







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tanisi_corp at 21:16コメント(0)

2013年09月30日

   つい4年ほど前までオイル交換さえバイク屋に頼んでいた自分ですが、モトクロッサーに乗り換えてから、オイル交換はもちろんの事、タイヤ交換、リンク・ステムのグリスアップ、という具合に、日常的に自分で整備する範囲が増えてきました。モトクロッサーはメンテサイクルが早いので、その度にバイク屋(しかもプロショップw)に持ち込むのが大変なのと、お金も結構掛かる事から、自分では二の足踏む整備以外の事は自分でやって、時間と経費を節約する方針でやってきた訳です。ちなみに、二の足踏む整備というのは、前後サスやエンジン、キャブレター(モトクロッサーの方はFIですが)などのオーバーホールなどで、それらは半年〜1年くらいのサイクルでもある事から、そういうヤヤコシイ所はプロにお願いする事にしています。
   ところで、この4年間に自分が使う工具も、ツーリング用の携帯工具からトランポ搭載のツールチェストへと変化してきたのですが、最近、これからモトクロッサーに乗り換えようかな〜という人に、どんなメンテが必要か説明する機会がしばしばありました。その際、ここの工具の使い方について話す事よりも、やろうとする整備にどの様な工具が必要か、という具合に話す事が多かったです。そこで、ここでは項目別に使う工具を列挙してみたいと思います。

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2009年秋ころの整備風景
工具はまだ手提げ箱に入る程度しか持ってませんでした



■一般整備
   レバー位置変えたり、ハンドル変えたり、グリップ変えたり、ミラー外したり、シート外したり、外装外したり、といった具合に、取り敢えず外見をいじくるって事は、整備の好き嫌いや上手下手に関わりなく、日常的によくやる事です。トレール車の場合はチャチとは言え車載工具が付属してる場合が多いですが、よく使う工具については、せめてホームセンターレベルの工具は揃えておきたいところです。
   具体的には、8mm、10mm、12mm、14mmのスパナとメガネレンチ、あるいはコンビネーションレンチ、プラスマイナスドライバー、プライヤーなどです。この辺りは、どんな整備するにしても基本中の基本の工具ですので、取り敢えず買っとけ的な工具です。
   自分がお奨めしておきたいのは、上記サイズのソケットとスライドヘッドハンドル&エクステンションバー、もしくはT型ハンドルです。外装外したりする時はメガネレンチとかじゃ外しにくい場合が多く、T型レンチの方が断然作業がし易い訳です。特によく使う8mmと10mmは早回しT型レンチを別個に持ってた方が楽です。
   あと、もしも余裕があるなら、ラチェットハンドルもあると楽できる事が多いです。ソケット+エクステンションバー+ラチェットハンドルの組み合わせは意外に使います。フロントフェンダー外す時とか。
   大抵はこれらの工具で事足りるのですが、ミラー外したりサイドスタンド外したりする時は、17mmのレンチが必要だったりする事もあるので、予め調べて用意しておきましょう。サイドスタンド外す時は(付ける時もですが)、スプリングを外すスプリングフックがあった方が安全安心です。(ドライバーで引っ張って付ける方法もあるけど、結構ビビる作業になります)

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KTCやシグネットやTOPみたいなホムセン工具で良いので
せめてこのくらいは用意したいところ
ホムセン工具だって、車載工具に比べたら高精度です


■オイル交換
   オイル交換は、エンジン下部のドレンボルトを開けて、古いオイル出して、ドレンボルト付けて、新しいオイル入れるだけの作業なんですが、もちろん工具が要ります。まず必要なのは、ドレンボルトに使うレンチです。大抵は12〜14mmですが、XR230なんかはボルトじゃなくてキャップで24mmのソケットが必要でした。
   開ける時は、メガネレンチでもソケットでも良いのですが、ボルトが緩んだら指で回して外すのが吉です。緩みだしたら早速オイルが出て来ますので、ボケッとしてると工具がオイルまみれになります。個人的には、ソケット&ラチェットハンドルでやるのが楽だと思ってます。
   問題はドレンボルトを付ける時で、まずは指で回して入れる事。レンチ使って入れて、斜めに刺してしまったって話しは結構多いです(ドレンボルトに限った話しではないですが)。あと、出来ればトルクレンチを使って規定トルクで締める事。いつまでも締めてて、ドレンボルトをねじ切ったという話しも結構聞く話しです。トルクレンチは5NM〜30NMくらいの小さいのがあると、ドレンボルト以外にも後述するフロントフォークの脱着時などに助かります。
   ところで、規定トルクですが、これはサービスマニュアルに記載されています。同じドレンボルトでも、バイクによって規定されているトルクは様々ですので、自分のバイクのサービスマニュアル(出来ればパーツリスト)を用意しておくと、今後先々、規定トルクや分解結合の作業等で非常に役立ちます(というか、ないと出来ないと思って下さい)。
   あと、オイルの処理ですが、当然地面にダダ漏れという訳には行きません。一般的なのは、バイク用品店で売っているオイル吸収箱ですが、毎回の事となると経費がバカになりません。あと、いざオイル吸収箱にドレンからオイル落とそうとすると、風吹いたりして狙いが外れて地面がベタベタになる、という事が結構あります。そこで、オイルパンを1つ用意しておいて、まずはそこに落とすのが環境に優しいかと思います。
   モトクロッサーの場合、約2時間置きにオイル交換ですので、排出するオイルの総量は結構な量になり、オイル吸収箱だけでエライ金額になります。自分の場合は、前は、新聞紙をシュレッダーにかけてコンビニ袋に入れて、それに廃オイルを入れて燃えるゴミで捨てていましたが、今はペール缶(使う量も多いので、20リットルのペール缶で買ってる)の空き缶に溜めて、一杯になったらバイク屋さんに引き取って貰う様にしています。

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オイル交換如きでトルクレンチ使うのは大げさかもしれませんが
今後先々の事を考えたら、あって損はないです
オイルフィラーを使うとオイル入れるのが楽ですw

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風がきつい日はオイルが飛び散るので
こうやってかさ上げして、極力飛び散らない様にします
この手のバットは、リンクをバラした時の部品入れとかに使いますので
複数あると助かります

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乗る度にオイル換えてるので、オイルの消費量は多いです
年間で大体40リットルくらい
廃オイルは空きペール缶に溜めています


■ホイール脱着
   日常的によくやるタイヤ交換やステム・リンクのグリスアップですが、これらをやる為には、ホイールの脱着がまず出来なければなりません。トレール車の車載工具でも、タイヤレバーは入って無くても、前後ホイールを外すための最低限の工具だけは入っています。具体的には、アスクルナットのサイズのレンチです。アスクルナットを緩めるレンチは、メガネレンチでもコンビレンチでも良いのですが、デカいサイズになると値段も高いですし収納する場所にも困りますので、自分の場合はソケットレンチにスピンナハンドルを使っています。
   アスクルシャフトの外し方は簡単で(まぁ、簡単な事しか自分でやらないのですがw)、アスクルナットを緩めてシャフトを抜くだけです。手で抜けない時はプラスチックハンマーでシャフトを叩いて引っこ抜きます。フロントアスクルシャフトは、フロントフォークにアスクルシャフトが刺さってる部分のボルトを緩めてから抜きます。
   トレール車に限らず、モトクロッサーでもそうなんですが、新車で買った時はアスクルシャフトにグリスが塗ってなかったりします。塗っておかないと、水溜まりとかマディ走った時に、水がアスクルシャフトの方に入っていって、シャフトを錆びらせてしまう事があるので(結果、抜けなくなる)、グリスを塗っておきます。普通の万能グリスでも良いですが、足回りでもあるので耐水グリスを塗っておくと良いでしょう。結構デカイですが、リンクなどのグリスアップなどやってると、1〜2年で無くなってしまいます。
   ところで、林道などでパンクしたりした時は仕方ないので、バイク寝かしてホイール外したりしますが、作業がやりにくいものです。出来ればバイクリフトを買って真っ直ぐ立てる様にしてやると、非常に作業がし易いです。バイクリフトを買う前は、自動車の車載用のジャッキなどを使って持ち上げてましたが、安定感がなくて冷や冷やもんでした。
   ホイールの取り付けは、外した逆順でやっていけば良いのですが、アスクルナットにも規定トルクがあります。88NMだの128NMだのといった、結構デカイ値です。デカイだけに、多少締め込んでも問題はそうないので、目見当でやっても良いのですが、自分は40〜200NMのデカいトルクレンチを使っています。ぶっちゃけた話し、こんなデカいトルクレンチ、アスクルナットとスイングアームピボットナットとステムナット以外に使う所がないのですが、まぁ気持ちの問題なので使う様にしています。

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ホイールの脱着をやる辺りから、工具が大物になっていきます
逆に、工具らしいのを持ち始めたなーと思うのも、この辺りから


■タイヤ交換
   タイヤ交換はバイク屋に頼むと結構な工賃取ってくれますし、レースの度に新品にしたり、練習の時はチビたタイヤに換えたりと、意外に付けたり外したりする機会が多いので、是非とも覚えて欲しいテクの一つです。必要とする工具は、タイヤレバー(出来れば3本)、ビードバディ(ビードキーパーとも言う)、ムシ回し、ビードワックス、エアポンプ、エアゲージ、そして出来たらタイヤ交換台。あと、エアバルブやビードストッパーのナットを緩めるレンチ。
   タイヤレバーは様々なメーカーが出していますが、昔からあるストレートタイプと、先が丸いスプーンタイプがあります。自分はスプーンタイプを使ってますが、こちらの方が使い勝手が良い様に感じます。長い方がテコの原理であまり力が要らないと思うのですが、長すぎると収納に困りますので、容れ物に合わせて調達しましょう。
   ビードバディ(というのは、モーションプロの製品名で、一般的にはビードキーパー)は、タイヤをハメる時に使うのですが、使う場面は片側のビードをホイールにハメて、残りの側をハメる時にしか使いません。なのでタイヤレバーが3本あれば、ビードキーパーは無くても構わない様なもんなのですが、あると非常に作業がし易いです。恐らく、タイヤ交換のもっとも疲れる場面の疲労度が、かなり軽減されます。
   ビードワックスは、タイヤをハメ時にビードがホイールのリムに入りやすくする為の潤滑剤ですが、これがないとタイヤ交換は極めて困難かつ重労働な作業になります。CRCやママレモン使ったりする人もいるみたいですが、専用のワックス使った方が良いです。自分はデイトナとDRCのを使った事がありますが、デイトナは脂っぽく、DRCは石けんっぽいです。脂っぽい方が乾きが遅く滑りも良くて使い勝手が良い様に思います。
   エアポンプは空気を入れるのに必需品ですし、エアゲージは入れた空気を抜いて必要な圧にする為に要ります。タイヤ交換台は、自分がタイヤ交換を習ったバイク屋さんで使っていた物と同じサイズの物を作って貰ったのですが、実はこの台はスクーターのホイールのサイズに合わせてあって、オフ車のホイールには実は少し小さいです。まぁ、古タイヤの上で作業するよりは、遙かに作業し易いですがw

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タイヤレバーは2本でも良いという人もいますが
やっぱり3本あった方が楽です

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その楽という意味では、このビードキーパーは楽する工具の典型
もっとも、この最終局面はなかなか気も力も使うので
楽できるに越した事ありませんw

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タイヤ交換台は別に古タイヤでも代用出来るのですが
タイヤだとブニブニして力が逃げる感じがします



■リンク・スイングアームのグリスアップ
   スイングアームの直下にあるリンクは、バイクの一番下にあって一番泥水被る所です。なので使い方にもよりますが、マディで使う機会が多ければ、2〜3ヵ月でグリスアップします。ちなみに、洗車する時に高圧洗車機でダイレクトに水を当てると、リンクに水が入ってしまう事が多いので、直撃を食らわせない様に注意し、出来れば手洗いします。
   リンクは大体3本のボルトで留められいますが、そのレンチサイズは大体14〜19mmです。ボルトとナットで共締めになっている事が多いので、両側からレンチを噛ませて回します。コンビネーションレンチでも出来ますが、メガネレンチ(45度のやつ)がやりやすいです。
   リンクのグリスアップをやる時に、大抵はスイングアームも外して、ピボットシャフトのベアリングを洗ってグリスアップします。ピボットシャフトのナットは大抵大きいのと、フレームに埋もれている場合もあるので、12.7sqのソケット&スピンナハンドルを使って外します。また、リアブレーキのホースが留められているので、そのビスを外すのに、長さの短いドライバーがあると便利です。
   リンクやスイングアームのベアリングは、バイクによって形状や構造が異なります。CRF250Rのリンクはニードルタイプでバラバラになりますので、バラしたベアリングは、茶漉しなどに入れて灯油に漬けて洗います。カラーにハマっているタイプは、パーツクリーナーをぶっかけてキレイになるまで洗います。ボルト類は、オイルパンに灯油張ってドブ漬けして洗います。グリスを洗い落とすのは、パーツクリーナーを使うのがイイのですが、何本も消費してお金が掛かりますし、冬場などは手が冷たくなってやりきれませんので、灯油で洗ってしまいます。
   リンク&スイングアームのグリスアップは、バラしたり組む手間よりも、汚れたグリス洗い落として、新しいグリス塗る手間の方が大変ですが、工具は基本的なレンチにプラスアルファがあればやれるので、是非手順を覚えてチャレンジして欲しいです。

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ステムのグリスアップ中
ここまでやってると、近所のおじさんおばさんから
「毎日大変だね〜〜〜w」
とか言って貰えますw

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パーツクリーナーの代わりに灯油にドブ漬け
まぁ、パーツクリーナーの主成分も灯油みたいなもんですし
ただし、ゴム製品は汚れを取ったら引き上げます
(でないと劣化するから)

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灯油を使うと、パーツクリーナー使うよりピカピカになりますw
値段も安いですし、冬場は手がかじかまなくて済みますw


■ステムのグリスアップ
   ステムは半年に1回、下手したら年1回くらいしかグリスアップしてないのですが、リンクに比べてあまり汚れないのと、しっかりグリスアップしたら意外にグリスが残ってたりするからです。(開けてみて、大して汚れてなかったら、そのまま組み直す事もある)
   ステムのグリスアップをするには、フロントホイールを外して、フロントフォークを外さねばなりません。ここまでは、これまで使った工具があれば出来ますが、ステムを分解するにはステムナットを外さねばなりません。大抵は大きいサイズなので、ソケット&スピンナハンドルで外します。
   ステムのベアリングも、バイクによって形状が様々ですが、大抵はパーツクリーナーを念入りにぶっかけて、ベアリングの奥のグリスまで洗い流した上で、これまた念入りにグリスを塗り込んでいきます。使うグリスは上記で出た耐水グリスですが、たっぷり念入りに使うので、案外早く無くなってしまいます。前はジェットスキー関連の店でないと置いてなかったりしますが(耐水だけでなく、耐海水だったりもするw)、最近はナップスとかでも置いてくれてるので、補給が楽です。
 ステムの結合は、リンクよりも簡単です(むしろ、フロントフォークの脱着の方が面倒くさい)。ステムナットを締める前に、トップスレッドを締めるのですが、自分は一応、ホンダ純正のKOWAのピンスパナを使ってます(トルクレンチが使えるから)。マイナスドライバーとプラハンマーでコンコンと軽く叩いておけば良さそうなもんですが、ここら辺も気持ちの問題です。
   フロントフォークを組む時は、アッパーとロアのボルトを締めますが、これはきっちりトルクレンチを使います。締めすぎると、フロントフォークのアウターチューブが割れたり変形したりするからだそうで、この辺りはしっかり規定トルクで締めれるよう、ちゃんとしたトルクレンチが欲しいところです。

20130930_110206
リンクとステムのグリスアップに使う工具
上の紅茶の茶漉しとパーツクリーナーのキャップは
CRF250Rのリンクのベアリング用です

20121202_113609
ステムを洗うには、フロント周りは全バラです
結合の際に、クラッチやブレーキのワイヤーやブレーキホースの
取り回しを間違う事がしばしばですw

20120326_134457
CRF250Rのステムのベアリングの洗浄中
下のベアリングは、ステアリングに圧入されて外せないので
パーツクリーナー直噴で洗浄です


■今回のまとめ
   ここまで挙げた作業で出て来た工具を列挙すると、以下の様になります。
  • 8-10、10-12、12-14、14-17、17-19mmのスパナ、メガネレンチ
  • 8、10、12、14mmの9.5sqソケット
  • 4、5、6mmの9.5sqヘキサソケット(トレール車の外装によく使われる)
  • 9.5sqのラチェットハンドル、エクステンションバー、スライドヘッドハンドル
  • 8、10mm早回しT型レンチ
  • 5mm、6mm早回しヘキサT型レンチ(トレール車の外装によく使われる)
  • 17、19、22、24、30、32mmの12.7sqソケット
  • 12.7sqのスピンナハンドル
  • 凹9.5→凸12.7と凹6.3→凸9.5のソケットアダプター(トルクレンチなどに使う)
  • タイヤレバー3本、ビードキーパー、ビードワックス
  • プラスチックハンマー、プライヤー、ラジオペンチ、ニッパー
  • トルクレンチ大小、ピンスパナ
   自分の場合は、一番最初はKTCのライダーズメンテナンスツールセットから始めて、必要に応じて徐々に増やしていったのですが、最初からここに挙げた程度の整備はする!と固く決意されているなら、セットで買った方が安上がりだと思います。しかしまぁ、いきなりドーンと買っても、なかなか使い切れんという事もありますし、徐々に増やしていくのも楽しみの一つではあると思うので、ボチボチやるのが良いかもしれません。

20130906_123021
自分でやるのが無理っぽい整備は、プロに任せる方が良いです
まぁ、その為のプロですしw






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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2012年12月13日



   唐突ですが、先日10月21日のクロスカップエンデューロR-4で、エキゾーストパイプ(以下、エキパイ)が凹んでしまいました。一体いつ、どこで、どうぶつけたのか知りませんが、ウチに帰ってきてから凹んでいるのに気が付きました。しかも、よく見たら根っこの方も内側にひしゃげて歪んでいました。ついでに言うと、エキパイのガードも凹んでいました。あーあ、やっちゃったって感じです。
   ともかく、このままではいかんだろうと思い、交換しようと思ったのですが、純正部品の新品の値段を調べてみると、プロテクターと合わせて軽く3万円ほどしました。高いなーと思い、ネットオークションを調べてみると、たまたまセットで送料入れたら2万円ほどで出ていました。マフラーの方はFMFのを付けていますので、エキパイもFMFにしても良かったのですが、それなりの値段しますし、ちょっとでも安い方が有り難いので、オークションのを落札しました。

20121116
届いたエキパイ
厳密には、走行3回目くらいで外された物らしいですが
実質的には新品でしょうw


   さて、モノは届いたのですが、その間も凹んだままのエキパイでバイク乗っていました。特段何か支障がある訳でもなく、機嫌よく走ってくれるので、だったら別に交換しなくても、このままでもいいかなー、という気になってきました。まぁ、取り寄せたエキパイは、今度ぶつけて穴でも開いた時まで取っておいても良い訳です。
   ところが、先日のモチュールカップ最終戦で、エキパイとマフラーの接続部分から排気漏れを起こしているのを発見。バフバフ漏れてた訳ではなさそうなのですが、ほんのじんわり漏れてる様な跡がありました。まぁ、どっちにしても凹んだ衝撃で接続部分も歪んでいる可能性があるでしょうし、交換するためにわざわざ新品のエキパイを取り寄せたのですから、思い切って交換する事にしました。

20121210_100346
ぶつけた部分はパイプの湾曲した部分ですが(凹んでます)
エンジン付近も曲がっています
排気漏れはマフラーとの接続部分で少し起こしていました


   交換作業自体は、簡単に出来ると思っていたのですが、ここで問題発生。エキパイが車体側にめり込む様に歪んでいて、フレームとエキパイの間が狭まっていて、エキパイをエンジンに止めているナットの下の奴に12mmのソケットが入らないのです。車体の左側からスパナやメガネレンチを入れようとしても、微妙なところで入らない。うっかり回そうにもナットを舐めそうな感じです。

20121213_102757
エキパイが内側に押された結果
エキパイをエンジンに止めている下のナットに
工具が届かなくなってしまいました


   ほとほと困った訳ですが、ここで一考。まず、車体とかナットは壊しては具合悪いけど、エキパイ自体は既に壊れてる物であるから、壊しても一向に差し支えない。事と次第によっては電動ノコギリで切断したって構わない。しかし、そこまでしなくても、ぶつけて内側に押されたんだから、外側に押し出してやれば良い。そこで、エキパイとフレームの間に400mmのスピンナハンドルを差し込んで、テコの原理で凹んだエキパイをおこす事にしました。ただし、直に差し込むとフレームを傷つけてしまうので、軍手をハメてゆっくりおこしました。

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こんな感じでスピンナハンドルを差し込みました
バイクを倒さない様に、バイクを身体で支え片腕で抱き込んで
フンぬとハンドルを起こしました
(エキパイ交換後に再現写真を撮りましたw)



   作戦はいい感じに成功。12mmのソケットを差し込む隙間を作る事が出来ました。その後はエキパイを取り外し、新品のエキパイを入れようとしたのですが、マフラーを車体に付けた状態ではシブくて入れずらかったので、マフラーも一旦外し、ボルトを緩める様にして車体につけて、エキパイをゆっくり差し込んでから、各ボルト、ナットを締めて作業完了しました。
   外してみて判ったのですが、凹んだエキパイは、根本のひしゃげた部分が割れていた様で、スピンナハンドルで隙間を広げた時に、割れ目が広がっていました。どのみち、交換は避けられなかったですね。

20121213_104344
交換前はここまで割れ目が広がってませんでした

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暫く凹んだエキパイを見てきたので
新品に付け替えると、随分外側に出っ張ってるんだな、と感じました


《おまけ》ズボラなブレーキペダルのボルトの付け方
   先日、寒い中、リンクのグリスアップの作業をやっていたのですが、毎回この作業をやる時に一番難しいと感じるのが、ブレーキペダルのボルトを差し込む作業。スイングアームのシャフトを抜く時、ブレーキペダルが邪魔になるので、ブレーキペダルを止めているボルトを外すのですが、いざこのボルトを差し込もうとすると、どうしても斜めに入っていきそうになります。原因はブレーキペダルを戻すスプリングが、ペダルを外側に広げようとするからです。スプリングの方を外してしまえ、という意見もあるのですが、何となくスプリング付けたり外したりの方が面倒くさく感じてボルトを外すのですが、斜めに差してしまいそうになるので、受け側のねじ山が4分の1ほど怪しい感じです。

20121207_135053
ブレーキペダルを付けたままだと
スイングアームのシャフトを抜く事が出来ません


   ところが先日、あれこれ試行錯誤してる最中に、いいやり方を発見しました。それはペダルの裏側に指入れて手前に引っ張って、ペダルが外向きにならない様にテンションかけておく、というやり方です。分かってしまえば簡単かつ当たり前な事ですが、これでようやくねじ山を気にせず、かつイライラする事なく、ブレーキペダルのボルトを差せそうですw

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こんな感じで、車体に対してペダルが平行になるように
指で引っ張ってやります







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tanisi_corp at 00:00コメント(0)

2011年10月13日

   自分がツーリング時代に使っていたのは、KTCの二輪向けメンテナンスセットでしたが、これはなかなかよく考えられた厳選された工具セットで、今でもこれがあればかなりの整備が出来るんじゃないかと思います。ただし、あくまで軽量小型を追求した構成になっているので、多少の不便があるのは否めません。
   自分もモトクロッサーを扱う様になって2年、工具もあれこれ増えていった訳ですが、どうしても必要な物もあれば、あれば便利とか作業が楽、という理由で増 えた物もあります。しかし、これからバイクの整備始めるよ〜、という人は、取り敢えず二輪向けメンテナンスセットを買えば間違いないんじゃないでしょう か。

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外装外すのに必要な程度の工具が揃ってます
バラで買うよりはお買い得です



■どうしても必要だった物、あれば便利だった物
   二輪向けメンテナンスセットに入っている工具は基本的に、外装を外す、ハンドルやレバー、アクセルフォルダの位置を変える、という作業に対応してはいます が、ホイールを外す、タイヤを交換する、リンクやステムのグリスアップをする、といった作業に必要な工具は含まれていません。ツーリング先のちょっとした 故障を修繕する目的で組まれている工具セットですから、こうした簡単な性能維持のための工具は含まれていない道理です。また、場所によってはトルク管理を せねばならない場合もあり、そうした工具も別途調達する必要がありました。
   その他に、あれば便利な道具に置き換えていったものもあります。例えば、ソケットにスライドヘッドハンドルとエクステンションバーがあれば、十分T形レン チとして使える訳ですが、専用のT形レンチの方が使い勝手が良い訳です。コンビレンチがあれば大抵の用事は出来ますが、別にメガネレンチがあれば作業の効 率が上がる場合も結構あります。
   当初、自分は手提げの工具箱を使っていたのですが、アレも必要、コレもあれば便利、という具合に増えていき、立派なツールチェストが必要となった訳です。

20100302_002947
あれやこれやで工具が増えていき
手提げの工具箱では収まり切らなくなりました


■ツールチェストの構成
   自分が買ったKTCのEKR-113というツールチェストは、その当時最新型という以外には標準的なツールチェストで、一番上がガバっとフタが開き、その下には3段の引き出しがあるタイプのものです。
   他のベテランの人がどんな風に工具を収めているか、あれこれ見学してみたのですが、キチッと区別して収めている人もいれば、本人で無ければ(もしかしたら本人さえも)判らんようなグチャグチャな収め方してる人もいて、千差万別でした。
   そこで自分は、取り敢えず口で説明したら他の人でも判る程度に整頓して収める事もしました。具体的には、
  • 第一段…一番よく使う物。T形レンチとかエアゲージとか
  • 第二段…9.5sqのソケットとその付属品
  • 第三段…プライヤーやラジオペンチなど(あまり入ってない)
  • 第四段…12.7sqのソケットなど、タイヤ交換に必要なもの
   という風にしました。必ずしもこの原則通りでない場合もありますが、使う頻度、収めれるスペース、という優先順位で整頓する様にしています。なお、デカいトルクレンチなどは収めようがないので、別の決めた場所に置くようにしています。


■一段目の中身
   T形レンチ(8mm、10mm)、T形ヘキサレンチ(5mm、6mm)、エアゲージ、+−ドライバー、+短ドライバー、ニッパー、カッターナイフ、ビニー ルテープ、グリス類(万能、シリコン)、ミニヘキサレンチセット、巻き尺、6-7mmスパナ、ネジロック剤、ボンド

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取り敢えず、よく使う物を入れてます
整頓しても、直ぐにグジャグジャになります

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何だかんだでよく使う工具が集合


   8mmと10mmのT形レンチは外装を外す時によく使います。5mmと6mmのヘキサT形レンチは、ZETAのハンドガードやハンドルクランプに用事があ ります。ドライバー類も意外に出番があるのですが、短いプラスドライバーはスイングアームからブレーキホースのガイドを外す時くらいしか使い道がありませ ん(でもないと困ります)。エアゲージは乗る度に使いますし、ニッパーはフロントフォークにシールスキンを付ける時、タイラップを切るのに多用します。 テープ類を切るのにカッターナイフを入れてますが、実はハサミの方が出番が多いです。予備のボルト類もよく使うサイズが一段目に入っています。万能グリ ス、ウレアグリス、シリコングリス、ネジロックなどなど小物は、小さい箱にまとめてます。巻き尺は2mの長さの物ですが、チェーンの伸び具合やサスのサグ 出しなどに使っています。


■二段目の中身
   9.5sqソケット(8mm、10mm、12mm、13mm、14mm)9.5sqヘキサソケット(4mm、5mm、6mm)、9.5sqラチェットレン チ、スライドヘッドハンドルとエクステンションバー、コンビレンチ(8mm、10mm、12mm、14mm、17mm)、メガネレンチ(8-10mm、 10-12mm、12-14mm、14-17mm)、10-12mmストレートメガネレンチ、12-14mmラチェットメガネレンチ、モンキーレンチ

20130930_102113
こちらもよく使う工具類。もっぱらボルト回し系

20130930_102209
これだけあれば、リンク回りをバラすのも困りません


  もともと、二輪向けメンテナンスセットに含まれていたのは、8mm、10mm、12mm、14mmソケット、4mm、5mm、6mmヘキサソケット、 8mm、10mm、12mm、14mm、17mmコンビレンチでした。その後、作業の幅が拡がるにつれて、工具も増えた訳です。
   13mmソケットは、アンダーガードのボルト用です。8mmヘキサソケットは、スイングアームを外す際にブレーキペダルを外す必要があるので調達しました。
   メガネレンチは、コンビレンチがある以上、必要はあまりないと言えるのですが、コンビレンチより長くて力が掛けやすいので、リンク回りの分解結合には多用 します。また、クラッチレバーのボルトとナットは同寸だったりする事もあり、あって困った事はありません。逆にコンビレンチはスパナに置き換えようかと 思った事もあるのですが、必要な径は全部揃っていますので、そのままになりました。
   10-12ストレートメガネは、リアのスプロケやブレーキディスクのボルト用です。普通のメガネだとスポークに当たって回しにくいのです。12-14mmのラチェットメガネは11skの製品ですが、これはタイヤ交換の時、ビードストッパーのナットに使います。



■三段目の中身
   ラジオペンチ、プライヤー、ノギス、ステンレスワイヤー、フックレンチ、鉄パテ、スポークレンチ、プラグレンチ、予備プラグ、マジックインキ、予備のボルト類。

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実は3段目に入っているのは、余り使わない物

20130930_102637
基本的に握り物系を入れるつもりですが
あまり大した物が入っていません


   三段目は、ラジオペンチやプライヤーなど、握り物系をメインに入れるつもりでしたが、今の所、ウォーターポンププライヤーやワイヤーツイスターなどを買ってないので、貧弱な内容です。
   とは言え、あまり要らない物が入っている訳でなく、ピラニアソーは金属部品をぶった切るのに活躍しますし、ノギスはボルトの径を測ったりするのに使ってま す。グリップに使うボンドやワイヤーなどもここに入れています。唯一、余り使ってないのが、XR時代にサイドスタンドのスプリングを外すのに使ってたフッ クレンチですが、ときたまサイドスタンドのスプリングを外すのに四苦八苦してる人に貸して上げてます。


■四段目の中身
   タイヤレバー3本、プラスチックハンマー、12.7sqソケット(17mm、19mm、22mm、24mm、30mm、32mm)、 400mm12.7sqスピンナハンドル、ピンスパナ、6-30NMトルクレンチ、タイヤ交換セット(ムシ、ムシ外し、エアバルブプーラー)、ビードワッ クス

20130930_104413
四段目は容量が大きいので、大物が入ってます

20130930_104718
もっぱら、ホイールやステムを外したり
タイヤ交換の為の工具がメインです


   四段目は二輪向けメンテナンスセットには含まれていない、ホイール脱着やタイヤ交換のための工具が占めています。これらは概して他の工具よりも大きい物で、四段目は深みがあるので、必然的にそこに収まったという感じです。
   タイヤレバーは自走時代にはキジマのレンチ付きの物を使っていましたが、XRのアスクルナットに対応したものでしたし、タイヤレバーとしての精度はイマイチだったので、KTCのタイヤレバーに換えました。
   こちらに入っているソケットは、全部12.7sqです。そもそも力の掛かる所に使う物ですし、でかいトルクレンチが12.7sqだったのでそれに合わせています。スピンナーハンドルも12.7sqです。長さは400mmありますので力は掛けやすいです。
   その一方で、ここに入っているトルクレンチは、6.3sq(それに9.5sqのアダプターを付けている)の小さい物ですが、これはたまたまこの段に収まりが良かったから入れているだけです。(二段目には入らない)
   ピンスパナは、トルクレンチが使えるように、ホンダ純正のKOWAのものを買いましたが、大してトルク管理が必要とも思えないし、使い勝手から言えばデイトナ辺りの奴で十分でした。


■その他
   12.7sqのマイクロクリックS200とオイルパン3枚はこの工具箱には入らないので、荷室の棚に別に収納しています。
   トルクレンチは9.5sqのマイクロクリックS30が一番よく使うのですが(エンジンやミッションのドレンボルトやフロントフォークのロアーとアッパーの ボルトなど)、デカいトルクレンチの方はというと、ホイールのアスクルナットやステムナットくらいにしか使いません。まぁ、あった方が安心感があるから、 という理由で持っています。
   オイルパンは、プラスチックの物が2枚、料理用のステンレスのが1枚ですが、純粋にオイル交換のオイル受けとして使うのなら、ステンレスのバットが一番掃 除がし易くて良いです。プラスチックの物は、どちらかというと、リンクなどをバラしてグリスアップする時の部品受けとして使う事が多いです。
   この他に、DRCのチェーンカッターなんかも積んでいます。これは昔、XRのチェーンを付けたり外したりする時に使っていたもので、CRFに乗り換えてか らは自分では使う用事がないのですが、一緒に走りに行った人でチェーン切ったりして、チェーンカッターが有れば便利だった事が何度かあったので、家で遊ば せておくよりは、という事で積む事にしました。

20111001_134345


   工具以外の必要なケミカル類は、ホームセンターで売ってるコンテナに詰め込んでいます。パーツクリーナー、チェーンオイル、シリコンスプレー、CRC、エ アクリーナーオイル、予備のラジエータークーラント、ブレーキフールド、エアクリーナーオイルのスプレー、などなどです。
   オイルフィルタ、ドレンワッシャー、予備のグリップといったスペアパーツも入れてます。また、エアクリーナーにオイルを差すオイラーや、リンクのグリス アップの時に使うニードル入れやニードルを洗う茶漉し、何だかんだで色々使うビニテやガムテープ(養生テープ)、などなど、必要なものは何でもぶち込んで います。


《関連項目》
工具考工具考2






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tanisi_corp at 00:00コメント(0)

2010年03月11日

   CRF250Rに乗り換えて以来、乗る度にオイル交換だの何だのといじる必要が出てきて、自分で整備する範囲も増えてきました。それにつれ、工具も増え、自走時代に使ってたKTCの二輪向けメンテナンスセットのバッグでは収まりきらず、昔から使ってたアイリスオーヤマの手提げ工具箱に移したのですが、それでも収まりきらず、とうとうツールチェストを買う事にしました。

■KTC EKR-113
   ツールチェスト(工具箪笥)というと、赤いのをイメージしていたのですが、最近はそうでもないようで、様々な色のが売ってるみたいです。メーカーも様々で、高いのから安いのまでありましが、自分はもともとKTCの工具を主に使ってますし、デザインもそこそこ気に入ったので、新型のEKRにしました。定価では3〜4万円する代物ですので、今回もネットオークションで探したのですが、たまたま最新型のEKR-113が定価の35%くらいで落札できてラッキーでした。
   新しい工具箱を買おうと思った時、今までが手提げの箱であった事から、EK-110の様な両開きの手提げタイプでも良いかな、と思ったのですが、恐らくトランポに積みっぱなしにして、手で持って移動させる様な事はないだろう、という風に考えて定置型のタンスにしておきました。

20100302_002947
定価42,525円が送料込みで14,000円
これはお買い得!




■タンスの置き場所
   今までの手提げ工具箱は、運転席の後ろの棚に置いていたのですが、タンスはそこに置けるほどコンパクトでないので、別の場所に置かなければなりません。ハイエースやキャラバンを使ってる人の多くが、ハッチバックドアを開けて直ぐの所、後輪のタイヤハウスの後ろに置いているのですが、自分の場合は、右側にガソリン缶、左側にはスリムなクーラーボックスを置いていました。どちらもタイヤハウスの幅しかないので、バイクを2台積んでもその間に荷物を積むスペースが十分あります。ところが、工具タンスは幅が広いのでその分、バイクが荷物を置くスペースに出っ張ってしまう事が予想されました。
   あれこれ考えていてもラチが開かないので、早速テスト。まずはガソリン缶やクーラーボックスは従来通りの位置に置いて、工具タンスを棚の後ろ、バイクの前輪の間に置いてみる事に。一応、置ける事は置けるものの、バイクの出し入れが難しいのと、工具タンスの位置がそこでは、工具のアクセスがやはりやりにくい事から却下。
   次に、クーラーボックスをバイクの前輪の間に持って行き、クーラーボックスを置いていた左側のタイヤハウスの後ろに工具タンスを置いてみた。工具へのアクセスは全然やり易い。しかし、バイクの間の幅が狭まって、出し入れに難がある事と荷物が置きにくい。
   そこでダメ元で、元々ガソリン缶を置いていた右側のタイヤハウスの後ろに工具タンスを、左側のタイヤハウスの後ろにガソリン缶を持って行ったところ、その方がガソリン缶の収まりがとても良く、バイクの間も広く取れて、余裕で積み卸しが出来る事が判りました。道理で、ほとんどの人が、ガソリン缶を左、工具タンスを右に置いている訳ですが、ちゃんと理由のある事だったのだな、と思いました。

20100304_110347
ここに置くと、バイクが非常に駐めにくかったです

20100305_143642
これでも良かったのですが
バイクの間が狭くて、バイクの出し入れに難がありました

20100305_151642
これだとバイクの間が広くてなかなかグッド
荷物も余裕もって置けました

20100305_150942
バイクを積む時は、タンスを壁にピッタリ付けます
ただし、これではタンスのフタが開きませんので
使う時は壁の間に隙間が空く様にします

20100305_150959
ガソリン缶はこの位置が一番しっくり来る様でした




■その他の荷物の配置を変更
   工具箱の位置が変わった事を受けて、棚に積んでいた荷物の配置も検討し直す事にしました。これまでは、棚の左上に手提げ工具箱とケミカル関係の箱、そしてオイルパン。左下に工具箱に収まらない工具や整備関係の補給品を入れたRVボックス。右上に車中泊関係のRVボックス、右下にゴム長とプロテクターを収めたカゴ。ウェアのカゴとヘルメットは荷室の床に置く、という配置になっていました。この配置は、左のスライドドアを開けたら、工具と整備関係の装備にまとめてアクセスできる配置でした。
   しかし、工具タンスが後ろに行ってしまったので、まずケミカル系のボックスを工具タンスの上ないしは近くに置く事にし、補給品のRVボックスも工具は全部タンスに移して、比較的あまり取り出さない物だけをまとめ、右下の棚に移動。左側の棚の上にウェアのカゴ、下にプロテクターのカゴを移して、帰宅時にマンションにトランポを横付けした時に、洗い物をぱっぱと取り出せる様にしました。

20100305_154742
スライドドアの左側に汚れ物のカゴを集中
マンションに横付けして、さっさと下ろせます

20100305_154755
右側は日頃あまり取り出さない物
上の棚に宿泊用の用品箱を置いているのは
夜中、ドアを全部閉めた状態で
中で物が取り出せる様にするためです

20100305_154809
ケミカル用の箱は、移動時はタンスの上に置きます
滑らぬシートなど敷くと良いかも

20100305_153320
タンスの中は、まだグチャグチャです
他人様に見られても恥ずかしくないよう
早いところ整頓したです







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