GAIA

2020年06月14日

 くそ忌々しい新型コロナで世の中は過剰とも思える大騒ぎだった訳ですが、ともあれ一段落したのか、緊急事態宣言も解除されて、止まってたレース活動も再開の運びとなりました。個人的には、このレース自粛の間に、Beta X-Trainer250に少しでも慣れる時間が作れたので、ある意味これ幸いの面もありました。という訳で、一年ぶりのワイルドクロスパークGAIAです。今回も90Cです。


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ジェラシックパークを突撃するワタクシ
今回、一番よく撮れた写真




■雨と人工セクション

 GAIAはこれまで2回走った事がありますが、WEXの中では一番優しいコースで、これからエンデューロ始める人のデビュー戦は、必ずここを薦める様にしています。実際、速さや順位はおくとして、ここでは転倒した事がありません。しかし、そんなGAIAも年々、人工セクションが出来たり、ウッズが複雑になったりで、油断ならなくなってきました。
 GAIAウッズはともかく、ジェラシックパークと称される大ウッズセクションは、ラインが縦横無尽にあり、結構掘れたりする所もあるのですが、それでもノーミスで走ってきた事から、それほど心配していませんでした。むしろ気になるのは、人工ロックセクションと、第二パドックのストレートに作られた丸太セクションです。いずれも苦手というか、ほとんど練習してないセクションで、果たして上手くやれるか自信がありません。ちなみに、CRF450RXだった去年は、ロックセクションは回避してエスケープのみ使ったのですが、これは時間が相当に掛かってロスが多く、今年はどうあってもロックセクションは行かんといかんなぁ、と考えてました。丸太セクションは今年から新設されたんのですが、もうクロトレの性能を信じていくほかありませんでした。
 さて、問題は梅雨入りして前々日辺りから雨が降り、コースは完全マディとなる事間違いなし。となると、人工セクションも危険度が増す訳ですが、幸いというか、ロックセクションは作られてから日数が経ったお陰で石が結構締まっている事、丸太セクションは危険と判断されたのかカットされました。となれば、明日はどうにかなるだろうという事で、安心してバカ騒ぎの前夜祭に突入しました。

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寝具等、二人分の装備でいっぱいの割には空間に余裕がある
積み込みに工夫の要あり


■マディのMXコース

 晩の内に雲に切れ目が出来て星空が見える時もあり、朝も準備の時点では曇り空と、どうにか出走前のモチベーションアップが出来る天気でした。さすがに出走前にパラパラと降り出しましたが、準備が整ってスタート地点に並んでしまえば、あとは雨が降ろうが槍が降ろうが、ただただ走るだけです。今回は台数制限をしたのか、いつもよりも前の方でアナウンスも聞き取りやすく、スタートフラッグが振り下ろされるのもよく見えました。
 スタートして直ぐ分かったのは、MXコースが結構マディになっている事。事前にMXコースの半分以上がカットになったのですが、もしかしたら水たまりどころか、泥沼になっていたのかもしれません。つまり、比較的マシなところを走っているはずですが、それでも昔、モトクロスやってた時のモトビのマディを思い出しました。
 これまでの練習で、クロストレイナーは2速よりも3速の方が走りやすい事が分かっていましたので、出走後ただちに3速にシフトアップ。こんなマディでもタイヤの良さにも助けられ(前がミシュランEDミディアム、後ろがIRC VE33S)、そこそこ気持ちよく走れる。コーナーで低速に落ちても、そのまま加速して立ち上がっていけるのは、やはり流石はX-Trainerです。
 ここで分かったのは、泥でグジュグジュしててワダチが南条も出来る様な路面は、アクセル開けて車速を上げていった方が安定する事。これはスクール通っている時に何度も習った事ですが、それが体感出来たのは今回が初めてでした。確かに、車体が浮いてばバネ上荷重で走っている感がします。こういう事だったのかー、と納得しながら、ウッズコースに入っていきました。

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ずらり勢ぞろいのエンデューロ部
たった一年で半分が外車

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例によって飯盒炊飯
ガスの入れすぎでしばらく生ガス噴いてました

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他のチームは、レース論やライディング論を戦わせる中
ウチらは「タッチ」の泣けるシーンで大盛り上がり


■ウッズで転倒

 とりあえず出だしは普通のちょっと上くらいだったので、そのまま上機嫌でGAIAウッズに突入。そこを出たあとのロックセクションも石の少ない旧40ロックをそつなく通過して、ジェラシックパークへ突入。下見もしてないので、手探りで前のバイクを追いかける様な感じで進んでいきました。
 今回のジェラシックパーク、順回りなのか逆回りなのか分かりませんが、上りよりも下りが多い様な印象を受けました。滑るウッズの下りなんて、以前は嫌で嫌でしかたありませんでしたが、バイクが良くなったお陰か、あまり怖いと感じず、慎重に下っていきました。ただ、なんとなく左側のラインを選んでいくと、岩がゴロゴロと進路を塞いでたり、うっかり丸太積んであるところに出たりで、そういうのを慎重に通過したり回避したりしているうちに、大分しんどくなってきました。
 ジェラシックパークは好きな所を走っていい代わり、行った先がコーステープで行き止まり、なんてのもあります。そこで急角度で進路を変えようとすると、ズベッと転倒。GAIA初転倒です。CRF450RXに比べたらクロトレは軽い方なのですが、これでも起こすのには体力が要ります。ちょっと休んで、気を取り直して再度発進。しかし、いくらも進まないうちに、今度は去年、渋滞が出来るほど難儀した坂(今度は下りで使用)を過ぎたあと、いきなり転倒。立て続けにコケると、痛くなくてもヤル気が失せる性分ですので、この時点で「今日はあまり走るに適さないかなー」といった気分になってきました。
 それでも続けて2周目に入ったのですが、GAIAウッズの26コーナー辺りで、なんにもない所でいきなりコケて、しかもコーステープを突き抜ける格好で転倒。さすがに「今日はあかんな。GAIAでこれでは話しにならんな」と感じました。とにかく息が整うまで休憩して、いつまでもそこに居る訳にもいかない、という感じで再発進。ジェラシックパークでは、もう3速では走れないほど車速が落ちて、2速でのろのろ、所々突っかかったりしながら、休み休み前進。もう競争どころではないな、という事でチェックポイントの先のピットエリアに入って休みました。

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いかにも出撃前のシーン
乗り手はともかく、バイクはカッコいいですw

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一斉スタートする90C
例によって人混みに隠れるワタクシ

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バイクの性能のお陰か、マディでも走り易かったです



■せめてチェッカーは受ける

 3周目からはジェラシックパークの勝手もだいぶ分かり、またクロストレイナーの性能のお陰で相当に助けられるところもあり、ノーミスで走破。しかし、突っかかるたびに体力を持っていかれる様な感じで、ヘトヘトになって再度ピットイン。走っててもそれほど楽しくないし、ここでヤメにしようかな、とも思ってました。
 タイムを見ると、1時間12分辺りを経過。そろそろL1が出る頃合いです。もし、最後の周回に出るなら、道中休み休みになる事もあって、早く出ないと、せっかく頑張って帰ってきても、計測時間が終わってノーカンになる可能性もあります。という訳で、萎えかけた気持ちを奮い立たせ、ヘルメットかぶって最後の周回に出向きました。
 とにかく、出た以上はチェッカーは受ける。その為には時間以内に帰らねばなりません。出来る限りミスはしない、ミスしても休まない。とにかく前に進む。クロトレはこの気持ちに応えて、どんな低速からでも瞬発力を発揮し、かつ無駄に暴れず、止まってもアクセル開ければ前に進み、よく曲がり、よく下り、よく上り、自分が適切に操作すれば、自分の期待通りに動いてくれました。やはり、これまで乗ってきたバイクの中で、もっとも出来の良いバイクです。
 そんなこんなで、最後の周回はノーミスで走り切り、無事チェッカーを受ける事が出来ました。最後にいつもの様にハイタッチがあると思い、低速ノークラッチでうまくゆっくり走れるか、と思ったら、今回は無観客開催という事でハイタッチなし。ちょっと拍子抜けでした。

もうちょっとアクセル開けた方が走り易いと思うのですが
この時点で結構ヘロヘロでした

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唯一下見した丸太セクション
この課題は練習してないので、実際に使われたらどうなってたか


■敗因と戦訓

 述べた様に、Beta X-Trainer250は、これまで自分が乗ってきたバイクの中で、(自分が乗るには)最高のバイクです。文句の付け所がありません。今回、何回か転けた訳ですが、車体の軽さ故に起こすのも比較的楽で、しかもキャブ車の癖にキャブのカブリが少ないのか再始動も早く、体力さえあればもっと戦えたはずです。
 後になって気が付いたのは、ウッズは無理に3速で行かず、2速に落としてエンジンに負担をかけない様にすれば良かった。おかしな話しですが、エンジンに無理させる様な走りをしている時は、自分も何かしら無駄に力を使っているもので、最初の周回で明らかに車速が上げられない状態なのに、「3速オートマ」を過信した使い方をしたのは、明らかに失敗でした。逆に、体力気力が萎えて3速に上げて走る気がなくなってから、2速でMXコースやGAIAウッズを走っていましたが、ここは3速で走った方が明らかに楽であったろうと思います。どんな優秀な兵器も、使い方を誤ると威力を発揮できないのと同じで、今回はクロトレの使い方を間違っていた様に感じました。
 見方を変えれば、クロストレイナーをレースで使うのは今回が初めてで、ケース・スタディをしたという風にも思えます。今までのバイクだと、疲れてヘロヘロになってる時に、3速で走ろうという気にはなれなかったのですが、それが後からでもそう思えるのは、低速からの加速に強いクロトレならではだと思います。
 もう一つ、自分の体力が決定的に落ちているという事。かつて、2012年から2016年にかけて、葛飾区のスポーツセンターで水泳やグループセンタジー、グループファイトをやってた頃に比べると、転倒3回でHEDみたいに休み休みやらねばならぬというのは、男性更年期の疑いがあったとしても、困ったものです。通勤時間も伸び、近所にスポーツ施設もなく、体を鍛える条件としては新小岩の頃に比べると悪いのですが、それでも時間を作って対策する必要を感じました。バイクが良くても乗り手がダメでは話しになりません。

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雨降る中、洗車して帰ったおかげで
重い山砂のGAIAの土の大半を落として帰る事が出来ました




《付録》雨の日の対策

 レースで雨が降る事はままあるのですが、今回は二日間ともほぼ雨で、設営時も撤収時も雨。そうなると分かっていたので雨対策をとったのですが、久々であった事もあり、気が付く点がいつくかあったので書き残しておきます。
 まず、雨が降っている以上、バイク降ろす時はどうしても泥足になります。長靴は必須なのですが、同行した嫁さんは、昔買った長靴が入らないという事態に。まぁ、体重が増えたからなのですが、現地で文句言っても始まりません。靴や靴下が濡れたら乾きませんので、裸足でサンダル履かせました。素足なら拭けば乾くからです。
 バイクを降ろす際は、荷室の床が濡れたり泥だらけになりますが、これは直ちに拭かないと夜寝る時に泥だの、それが乾いた砂の上に寝る羽目になります。なので、雑巾は多めに持って行き、拭くものが切れない様にしなければなりません。トランポの中は、何があっても乾燥状態を保つ必要があります。
 雨が降ってる中で、荷物下ろしたりテント張ったりと言った作業をするには、傘を差してという訳には行かず、レインウェアを着る訳ですが、これまで使ってきたゴールドウィンのGベクターは、流石に13年物という事で加水分解がめっさ進んでいてクッサクて嫁さんから苦情が出るし、米軍のポンチョは動きにくいという事で、これを機会にワークマン辺りで買い換える事にしました。

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大活躍のTOYZテント
こういう装備力は、やはり大所帯ならではです

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太い二人が寝るには窮屈な100系ハイエース







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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2019年05月04日

 前回の勝沼戦では、諸々時間がなくて野外炊事はしなかったのですが、それではやっぱりちょっとつまらんと言う事で、今回のGAIA戦では飯盒メシを炊く事にしました。しかも、今回はただ炊くだけでなく、保温バッグも用意して、時間が経っても暖かいメシを食える様にしました。



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新たに調達したTOMOUNTの保冷保温バッグ
飯盒が2つ、良い感じに入ります




■オカズは筑前煮

 当初、オカズはコンビーフ使ったカレーにしようと思ってたんですが、久々に作ってみたら(大昔作った事がある)結構塩辛くて、「こりゃ人に出せるもんじゃないなー」と思い直し、急遽、筑前煮に変更しました。その筑前煮も、事前に自宅で作った時は、鶏肉300gで作ったのですが、これじゃちょっと物足りないので、500gに増量する事にしました。根菜類は、メガドンキで売ってるパックのを3つ買ってきて使う事にしました。つまり、野外炊事と言えども、超絶簡単料理です。
 まず、筑前煮の具を飯盒に入れて、掛子で押さえて水捨てて、さらに水入れて濯いで捨て、鶏肉もぶち込んで、水を上の水量線まで入れて強火にかけて沸騰させます。ここで問題だったのは、今回はプリムスのIP-2243を使ったのですが、5月だし普通のガス缶で良いかと思ったら、ガスが半分しか残ってなかったせいもあったのでしょうが、気温が低いのと若干標高が高かったせいか、結構火力が低くて沸騰するまでに時間が掛かりました。まぁメシを炊く訳でないので、ゆっくり時間かけて煮ました。
 沸騰して灰汁を取ったら、おたま1杯分の砂糖と、おたま1.5杯の醤油、おたま1杯の味醂(醤油と味醂はペットボトルに混ぜて持参)を入れて、一煮立ちさせて、味を染み込ませる為に冷ましました。

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具材から用意するのでなければ、筑前煮は簡単です

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5月の長野はまだまだ涼しくて
レビュラーガスだと、火力が弱かったです

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調味料は小さいペットボトル入れて持参

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良い感じに仕上がりました


■飯盒炊飯

 ご飯は焚き火で炊いた方が美味いのですが、ファイヤーボックスだの薪だの持ってくるのが面倒だし、そもそも明日レース走らねばならないので、手間を省く為にプリムスIP-2243で炊飯です。もっとも、レギュラーガスだと火力が低かったので、Tガスを使いました。そもそもレギュラーのGガスはランタンのIP-2245用なのです。
 米は去年買った千葉県産のコシヒカリの玄米を、自宅で無洗米に精米したもの。無洗米なので研がなくても良いのが楽です。それに水を浸けて30分経ったら炊き始めるはずが、うたた寝してしまって、レースの受け付けが始まる1600時に目が覚めて、受け付け済ませてから炊き始めましたので、小一時間ほど水に浸けてました。まぁ、涼しいからそのくらい浸けてて丁度でしょう。
 Tガスは流石に火力が強いのですが、それでも吹きさらしの屋外という事もあって、沸騰までに4分40秒掛かりました。でもまぁ標準的なタイムでしょうか。沸騰してから2分強火にかけ、3.5分弱火で炊いて出来上がり。
 先ほど作った筑前煮を温め直し、メシの飯盒と一緒に保温バッグで保温しました。

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無洗米なので研がずとも使えます

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寒冷地用ガスの威力を遺憾なく発揮
4合炊きなので吹き零れますが、整備用のキッチンペーパーで対策

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冷えた筑前煮を温め直し

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メシと一緒に保温バッグで保温します


■保温バッグの効果

 TOYZ Racingの主力はなかなか到着せず、結局、腹減ったんで先にBBQ始めたのですが、保温バッグの中身は、保温開始から3時間経った2000時頃でも十分暖かく、保温効果が高い事が確かめられました。これからの季節、暖かくなる訳ですが、それでも温かいご飯とオカズは食べたいですし、この保温バッグは重宝しそうです。
 ただ問題は、人数が飯時にしっかり揃っていれば良いのですが、今回は結局主力が飯時に揃わず、大量に残ったメシとオカズは、翌日、レースが終わった後に食って貰ったのですが、流石にその頃には完全に冷めてしまってて、保温バッグの効果を活かせませんでした。まぁ、レースの前夜というのは状況が流動的で、思った様に動かない事もあるので仕方ありません。

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夜は結構冷えたのですが、温かいメシは有難かったです

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嫁さん的には、飯盒メシよりBBQの方が楽しいらしい








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tanisi_corp at 02:00コメント(0)

2017年04月30日

   前回の勝沼戦で思いもかけずギャグをかます結果となり、自分としてはとても不本意だった事もあって、本来は予算の関係でパスするはずだったWEXイースト第2戦のGAIAに参加する事にしました。このワイルドクロスパークGAIA、走るのは今回が初めてです。どんなコースが勝手が分からないのと、前回のリベンジを兼ねて、XR230“パンツァーファウスト号”で参加する事にしました。

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今回で最後のレースとなるパンツァーファウスト号
これ以上ないベストな状態に仕上げました



■事前の準備
   前回の勝沼戦で最大の敗因は、リアタイアのサイズを110/100-18と大きな物にして、スイングアームとの隙間が10mmもなく、泥をことごとく食ってしまってパワーロスし、最終的にはチェーンも何もかもパンパンになって動かなくなってしまった事でした。スイングアームを延長してタイヤサイズの自由化をも考えましたが、そもそもあまりパワーのないバイクに重たいタイヤ履かせてもパワーロスするだけであろうし、これ以上、XRに資金を投じても…、という考えもあって止めにしました。なので、100/100-18の適性なサイズに変更しました。
   クラッチは相当に焼けている事が察せられたのですが、オイルを交換してその後乗ってみたところ、普通に走れていました。念のため、ケースを開けて中身を確認したところ、クラッチは真っ黒に焦げていましたが、それでもオイルはちゃんと潤滑していて、完全にダメになった訳ではなさそうでした。言い駆れば、以前ならアウトになっているところが、今はなお戦闘力を失っていないという事で、相当強力になった訳です。もっとも、次にハードに使ったらどうなるか分らないので、新品に交換しました。
   1速ニュートラルに入りにくい問題で、シフトギアのリンケージも点検しましたが、それほど削れている訳でもないので、やはりオイルが劣化すると入りにくいのだろう、と見当して、部品交換は見合わせました。もっとも、6速用のパーツはもう製造終了だそうで、前回取り寄せたのがラストだった様です。
   XR230“パンツァーファウスト号”も2013年以来4年の付き合いになるのですが、そろそろ次のステップに進みたくなる程度に物足りなく感じる様になってきました。レースの度に修繕にお金掛かって仕方ない、という事情も踏まえ、今回良い走りをしてレース車両としては退役させる意向で、今回のレースに臨みました。

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パドックがかなり斜めってるので
置き石をして水平とりましたw

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下見の時に食べたホットドック
デカくて美味かったです


■GAIAの印象
   ワイルドクロスパークGAIAは爺ヶ岳スキー場がある長野県大町市にあるので、移動時間もほぼ同じです。今回は朝0530時に出発したのですが、ゴールデンウィークの初日という事もあって、サービスエリアが激混みで、カツ丼食うのに時間が掛かってしまい、現地に付いたのは1030時頃でした。
   現地に着いてまずビックリしたのが、パドックが相当斜めっている事。ただ単に車停めるだけなら、地面が斜めでも構わないのですが、今夜一晩ここで車中泊せねばならない訳で、斜めのままではかなりキツい。そこで、コースに転がっている適当な大きさの石を坂の下側になるタイヤの下敷きになる様に置いて、良い感じにレベル取る事にしました。また、もう一つビックリしたのは、携帯電話の電波が届かない事で、スキー場と違って、ここには普段誰も居ないんだろうな、と感じました。
   バイクの準備が済んだあと、いつもの様に徒歩でコースの下見に行きました。天気予報では夕方から雨との事だったのですが、早くも昼過ぎにはポツポツ来始めて、時々雷もくる始末。でもまぁ、じゃじゃ降りではないので元気に歩いて行きました。
   JNCC系の会場は、大抵はスキー場のゲレンデだったりするので、モトクロスセクションはほぼ無いのですが、GAIAは元はモトクロス場という事で、スタート地点からいきなりMXコースです。道なりに歩いて行くと、まず一つ目のウッズに入りますが、ここは比較的ラインが出来ていて、しかも数本のラインがあるので、好きな所を行けそうでした。2つ目のウッズに向かう途中に、丸太とかガレ場のエクストリームセクションがありましたが、そんなのは無視してエスケープを歩いて2つ目のウッズへ。こちらは木々の間の縫って進んでいく感じで、どれがベストラインかよく分りませんでした。ただ、アップダウンがある訳でなく、それほど難しい感じではありませんでした。
   ウッズを抜けて、第二パドックの脇のストレートからMXコースへ復帰した辺りで、雨脚が早くなってきました。そのままではずぶ濡れになってしまうし、あとはチェックポイントまでダラダラとMXコースなんだろうと見切って、パドックに引き上げました。

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第二ウッズの入口にある沢
遠回りですが一番奥が高低差が低くて、渡渉し易かったです

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第二ウッズは大体こんな感じ
一人だと迷いそうですw

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夜は一人で車中泊
クリームシチューと生スパムは合わないって事がわかりましたw



■90ミニッツスタート
   昨日は夕方、結構まとまった雨が降ったのですが、夜半には完全に晴れ上がり、プラネタリウムの様な夜空でした。もっとも、iPhoneの電波も届かないし、結構寒かったし、そもそも夜は一人だったので(友人はホテル泊)、何もする事がなく、早々に寝てしまいました。お陰で、睡眠十分でレースに臨む事が出来ました。
   90ミニッツは朝0815時にスタートなのですが、用事も全部済ませてあるし、着替えも1時間前には済ませて身体にフィットさせてるし、特段の緊張もなく時間を潰して、0750時集合、スタートグリッドに並び、いつもの様に聞こえるか聞こえないかの音量の朝の挨拶を聞いた後、暖気タイム。前から順番にヘルメットタッチスタートでスタートしていき、自分の番でもキレイにスタート。以前ならXR230はギアが入らなくてモタモタするところですが、クラッチロックレバーをつけてからは、2速で待機、そのままスタートという具合で、とてもスムーズにスタート出来る様になりました。
   昨日の雨でどれだけ地面が濡れているか、と思っていたのですが、意外にもそれほどでもなくて、むしろ良い感じのグリップ感です。第一ウッズも地面から出てる木の根っこは滑りましたが、それを避ければ問題なく走れました。迷路の様な第二ウッズは、他のライダーもワラワラ走っているので、むしろ道が分り易く、迷う事なく通過。ウッズの後は、MXコースだけだと思っていたのですが、なんと途中で急な下り坂を下ろされる事になりビックリしました。そこは昨日、雨降って下見してなかったのです。しかし、びっくりしたのはそこだけで、あとは普通にMXコースを走って、まずは1周チェックを受けました。大体12分掛かった様です。

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第一ウッズを危なげなく通過中


■レース運び
   この後は、ミスして転ける事もなく(転けそうになる事は何度かあったw)、坦々と走り続ける格好になりました。いわゆる“走れるレース”で、転けもしばければ押しもしないので、休 んでいるヒマもなく、従ってキャメルバックから給水してるヒマもなく、5周目過ぎた辺りから口の中がカラカラになってしまいました。走りながらキャメル バックのチューブを口にするテクがあれば良いのですが、そこまで器用ではないので、邪魔にならないところで止まって給水してました。
   周回時間は大体9分半くらいのペースでした。出来るだけ疲れない走りを心がけたのですが、その甲斐あってか、後半はかなり気持ちよく走っていました。レースですので競争せないかん訳ですが、そもそも競争の前に気持ちよく走れる事の方が少なかったですし、また気持ちよく走れる様にこのバイクもあれやこれやと手を入れて来た訳で、その努力にばっちりあった走りが出来てる事に満足してました。
   いつもなら、チェックポイントの時計はあまり見てる余裕がないのですが、今回は走りに余裕があったのか、あと 何周くらい出来るのか暗算しながら走っていました。難しいのは、一所懸命走るのは結構だけど、残り5分とかでL1を出されても、下手したら最後の周回は集 計時間までに間に合わずノーカンになってしまったりする事(しかも、フィニッシャーズロードにも誰もいない寂しいゴールになる)。なので、自分の周回時間 とL1が出るタイミングを合わせる必要もあります。
   今回も、残りが2周になるであろう7回目のチェックで、残り時間が22分という、微妙な残り方をしました。なので、8周目で敢えて5分ほど休憩して時間調 整し、余裕をもって最後の周回に臨みました。こうした調整は、自分みたいに停まってやる人もいれば、ペースを落としてゆっくり走りながらやる人もいるだろ うし、様々であろうと思います。
   こうした“余裕ぶっこいた”走りができるほど、今回は走り易いレースでした。

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だだっ広いMXコースでは
XR230の加速力の弱さを実感しました


■XR230“パンツァーファウスト号”の総括
   今回のコースは、MXセクションが65%のウッズが35%くらいで、しかもMXセクションは尖った感じでなく、ナメて走ってもそれなりにアクセル開けれるコースでした。しかもコンディションはベスコンなので、全体的にハイスピードなレース展開になった様です。
   走りながら、XR230“パンツァーファウスト号”の性能の総括も考えていたのですが、大体以下の様な感じでした。

《長所》
  • 低速が粘る。エンジンの回転が落ちても、そのままのギアでアクセル開けて回転を上げて行く事が出来る。
  • 減速してコーナーに入っても、ギアダウンせずコーナーを立ち上がれる。
  • エンジンブレーキが強く、ウッズの中でちょこまかと曲がったりラインを変えたりする際に、ブレーキは補助的に使う程度で済む。
  • ハンドルの切れ角が大きく、タイトコーナーやウッズの中のちょこまかしたライン変更に便利。
  • 足付き性が抜群なので、転けそうになっても足でリカバー出来る事が多い。
  • サスが柔らかく、地面のうねりへの追従性が高い。
  • 立ち上がりが遅いので、加速Gに置いて行かれる事はまずない。
《短所》
  • サスが弱いので、ジャンプや高さのある段差の着地で底付きする事がある。基本、ジャンプは飛べない。(ジャンプセクションでは減速して飛ばない様にせねばならず、ストレスになる)
  • エンジンの回転が上がるのに時間が掛かる。ここ一番の一噴かしは出来ない。(競り負ける、逃げ切れない)
  • 減速Gが大きい。体力の大半は減速Gで使う。
  • 地上高が低く、ワダチに引っかかる。
   書き出してみて分ったのは、なんのかんので、ウッズではそれなりに楽しとったんだな、という事でした。逆にMXコースではキビキビした走りは望み様もなかった、という訳です。その辺りを踏まえた上で、結果論としては、CRF250RXの方が活躍できたかも?と感じます。

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今回の個人成績
結果論ですが、もう1周くらいしときたかった

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ともあれ、ケガ無く破損なく終わって
満足して帰りましたw


■戦績としての総括
   今回の結果は、90総合で126/155位、90Cで76/96位。周回数は9周でベストタイムは4/9周目の9分37秒でした。平均速度は26.34km/hだった様です。実を言うと、気持ち良く走ってただけに、もう少し上の方かと思っていたのですが、下から1/5くらいで、むしろいつもよりもランクが下で、ちょっとがっかりしました。のんびりしてたつもりはないのですが、あとから動画を見たら、どこでもかしこでも抜かれているので、まぁ仕方ない結果かな、と思いました。
   自分としては、無理のしない、転けない、安全第一を心がけた走りに徹した事もあって、それが反映した結果であると考えています。安定した走り、安心した走りが出来る様になって、初めてペースも上げれる様になれるのではないかと思っています。言い換えれば、前回の勝沼戦みたいな、とっ散らかった走りでは、ペースもへったくれもない訳です。その意味では、今回はようやく、自分の求めてた様な走りが出来るな、と感じました。
   その一方で、モトクロッサーを持て余した挙げ句、避難的に調達したXR230は、いよいよ物足りなくなってきました。XR230の長所を導入したCRF250RXで今後は頑張る事にしたいと思います。







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