DRC
2020年04月23日
新型コロナウイルスで相変わらず絶賛外出自粛中です。成田MXPなどは営業している様ですが、ツーリング行ったらコロナに感染した、といった話しも伝わって来ており、文字通り「不急不要の外出」は控えねばならないご時世です。そんな訳で、このブログも小ネタしかありません。もっとも、ブロガーは、如何に小さいパン種で、でっかいパンを作るかが腕の見せ所らしいので、頑張ります。
トレール車では毎度つけてる
DRCのワイドフットペグ
■ワイドステップに換えたい
XR250もそうでしたが、2000年代くらいまで市販車オフロードバイクのステップって、細いのがついてました。さすがにモトクロッサーはワイドになってましたが、ワイドステップの方が特にスタンディングの時の安定感が抜群に良いので、XR230でもDRCのワイドフットペグに換えていました。
となれば、TT-R125でもそうしたいのですが、古い車種だけにDRCのラインナップからは消えてしまっていて、他のを探してもIMSの高いのがオークションにたまに出てる、という感じでした。既存のステップを加工してワイドにする方法もありますが、これも結構お金のかかる話しです。どないしょうかー、と相談してたのですが、DRCのワイドフットペグのラインナップは、DT200WR、DT230LANZA、SEROW250/TRICKER、TT250R/RAID、XTZ125、XT250が全部同じ「D48-02-535」で、SEROW225とWR250R/Xだけが違う、という状況です。なのでセロー250のが付けばOKなんじゃね?って話しがあったのですが、それを検証する前に新型コロナ騒ぎになってしまい、仕事以外で東京行くのは自粛という流れになってしまいました。
さぁ、困ったなー、でも別に急がんしー(なにせ自粛中なので)と思っていたら、有望な情報が貰う事が出来ました。
250セロー用🆗 pic.twitter.com/xNLUqbDebr
— hiro883R@TKG 不要不急なお出かけ自粛中 (@hiro883r) April 4, 2020
色々ネットで情報は流れてますが、実際に付くという情報があれば、安心です。ヤフーのポイントも結構貯まってましたので、ポポンと突っ込んで調達しました。
■付けてみる
外出自粛は要請しても、仕事はしてちょ、という世の中なので、宅配便も営業されてる訳ですが、それこそ不急不要の部品頼んで、対面手渡しで感染リスク上げるのも気の毒やなー、と思いつつも、それでも買い物して経済回すのも大事と考え直して、届けてもらいました。というか、休みが増えてもコロナ自粛で何もする事がなく、こういうのでもやってないと、暇持て余すんですよね。実のところ、バイク絡みの用事も、今回のでネタ切れだったりします。
実は以前、KLX110のステップが付くってんで、試しにヤフオクで取り寄せてみたら、ステップのシャフトの径が全然合わなかった、という事件があって、今回頼んだセロー250用のワイドステップも、本当につくか心配だったのですが、今度は問題なく付けれました。
付け替えは実に簡単。シャフトの割りピンを取って、シャフト抜いて、スプリングをDRCのワイドステップに合わせてシャフト通して、割りピンしておしまい。ざっと10分そこらの作業でした。
これがノーマルのステップ
結構全時代的です
ワイドフットペグとの比較
純正の右側は、長さも短いです
純正の左側は長さは同じ、太さだけが違います
■付けた感じ
見た目はやっぱり、ワイドステップの方が格好いいですよね。ちょっとレーシーな感じになった気がします(TT-R125はレーサーだそうですが)。乗ってみた感じは、ノーマルよりブーツの底の接地面が増えて、がっつり加重掛けれます。案の定、スタンディングの安定感はノーマルの比ではありません。
ノーマルのステップとの違いは、ステップ位置がちょっと上になった事。セロー用なので、それに合わせた造りになっているからなんでしょうが、またがった時に、膝がちょっと窮屈な感じがしました。DRCのワイドフットペグは車種によっては-5mmのLowタイプもありますが、セローのは純正のしかありませんので、どうしても気になるのなら、シートを若干あんこ盛りして対策するしかなさそうです。
さて、TT-R125“ドライジーネ号”の乗り手である嫁さんに跨らせてみたところ、「踏ん張りが効いてスタンディングもしやすくなった!」との事。ステップ位置が5mmほど上に上がった事で、やっぱり太ももがキツくなったけど(足が太いから)、シートをあんこ盛りして足つきが悪くなるよりは、このままで良いとの事でした。まぁ、少々のところは体で合わせる、という方針でいく事になりました。そうするにしても、やっぱりワイドフットペグは良いようです。
ワイドになって、ぐっとやる気感が出ました
フットペグの角度は、純正のとほとんど同じです
ワイドの方が5mmほどステップ位置が上になります
でも、ワイドにした方が全然乗りやすいです
《余談》お漏らし避け
ところで、Beta X-TrainerもTT-R125もキャブ車で、トランポに積む時は燃料コックをオフにして車体傾けてキャブのガソリンを抜かないと、運転中のトランポの中でバイクが揺すられて、キャブから燃料漏らして、車内がくっさい事になってしまいます。そんな訳でバイク寝かして燃料抜くのですが、これを自宅の前のアスファルトの道でやると、ガソリンがアスファルトに染みるのか、跡が結構残ります。文句言うてくる人はいないのですが(そんなに人が住んで無い)、点々とシミの跡があるのは、やっぱりちょっとアレなので、今回からオイルパンで受ける様にしました。10ccほど出て来ます。「油の一滴は血の一滴」と言いますので、捨てるには惜しいのですが、ガソリンストーブも使わなくなって久しいので、さて、どうしたもんかな。
XR230もキャブ車でしたけど
こんなんした事なかったなー
2018年12月23日
工具について考えるシリーズも今回で第5弾。前回は2013年に書いたのですが、あれから大きく何かが変わった訳ではありませんが、ちょくちょく追加したり、逆に外したりした工具がありますので、それに付いて追補したいと思います。
基本的な考え方は、今も昔も変わっておりませんで、「自分でやらないかん整備に必要な工具は揃える」という事。オイル交換やタイヤ交換、リンクやステムのグリスアップ、サスペンション調整など、普段よくやる作業に必要な工具は揃え、かつ余裕のある時に上等な物に交換する。オーバーホール関連は自分では出来ないので店でお願いするので、そこまでの工具は必要としない、といった感じです。
今回は、工具箱の引き出しの順に、どの工具が入ってて、どう使うのかを解説したいと思います。
■一段目
一段目というか、工具箱の一番上の蓋を開けた部分なんですが、ここは日常的にとてもよく使う工具が入っています。日常的によくやる事は、外装のボルトの増し締めとか、サスペンションのダンパーの調整とか、タイヤの空気圧見るとか、そういった事で、乗る前には大抵やる事です。その他、ビニールテープだのハサミだのカッターナイフだの、はたまたニッパーだのといった、よく使いそうな道具も入れています。その反面、細い六角レンチとかシールドクター(フロントアップのシールを掃除する道具)やネジロック剤といった、使わん訳ではないけど滅多に使わないのも入っていたりします。
ここの工具は、一番最初に買った二輪メンテナンスセットには入ってなかったものが多く、工具箱を買ってから、使用頻度の高い工具(いちいちスライドヘッドハンドルにエクステンションバー付けて、ソケットはめて使うのが面倒なやつ)を買い足して構成しました。
■二段目
二段目の引き出しには、これまたよく使う工具が入っています。ハンドル、アンダーガード、ホイール、そうしたのの脱着に使うのがメインです。ここの工具のは、一番最初に買った二輪メンテナンスセットが発祥で、ソケットがセミディープだったり、スライドヘッドハンドルやエクステンションバーが入っているのは、その名残です。二輪メンテナンスセットでは、コンビネーションレンチがメインだったのですが、レンチは全てスパナとメガネレンチに置き換えました。というのは、表裏で共締めしたりするケースも多く、収納スペースに余裕があるなら、スパナとメガネレンチの組み合わせの方が整備がし易いからです。言い換えると、個人的にはあまりコンビレンチは使い勝手が良いとは思っていません。
■三段目
こちらには、いわゆる握り物(プライヤー、ラジオペンチ、チェーンプライヤー)の他に、予備のボルトやナット類を入れたボックス、予備のプラグとプラグレンチ、フックレンチ、ノギスといった、時たま使う工具を入れています。
■四段目
一番下の引き出しには、大物の工具を入れています。こられの工具は、タイヤの交換やステム・リンクのグリスアップをやる様になってから揃えて行ったものです。XR250、CRF250R、KX85、CRF450RXに対応した工具になっています。
■需品箱
需品箱は、もっぱら予備パーツを入れているのですが、チェーンカッターや普段あまり使わなくなった工具なども入れています。また、オイル交換に使うオイルパンやデカいトルクレンチは、需品箱の上に乗せる様な格好で収納しています。
■ケミカル箱
チェーンオイルやパーツクリーナー、エアフィルターオイルなどのスプレー類や、グリスアップに使う耐水グリス、養生テープといった、普段良く使うケミカル類で嵩張る奴をこの箱に入れています。定位置は工具箱の上です。
■その他
箱に納まらない工具や道具は、トランポの納まる所に入れ込む格好にしています。オイルパンとデカいトルクレンチは需品箱の上、エアポンプやバイクリフト、タイヤ交換台はバイクの下、といった感じです。
基本的な考え方は、今も昔も変わっておりませんで、「自分でやらないかん整備に必要な工具は揃える」という事。オイル交換やタイヤ交換、リンクやステムのグリスアップ、サスペンション調整など、普段よくやる作業に必要な工具は揃え、かつ余裕のある時に上等な物に交換する。オーバーホール関連は自分では出来ないので店でお願いするので、そこまでの工具は必要としない、といった感じです。
今回は、工具箱の引き出しの順に、どの工具が入ってて、どう使うのかを解説したいと思います。
■一段目
一段目というか、工具箱の一番上の蓋を開けた部分なんですが、ここは日常的にとてもよく使う工具が入っています。日常的によくやる事は、外装のボルトの増し締めとか、サスペンションのダンパーの調整とか、タイヤの空気圧見るとか、そういった事で、乗る前には大抵やる事です。その他、ビニールテープだのハサミだのカッターナイフだの、はたまたニッパーだのといった、よく使いそうな道具も入れています。その反面、細い六角レンチとかシールドクター(フロントアップのシールを掃除する道具)やネジロック剤といった、使わん訳ではないけど滅多に使わないのも入っていたりします。
ここの工具は、一番最初に買った二輪メンテナンスセットには入ってなかったものが多く、工具箱を買ってから、使用頻度の高い工具(いちいちスライドヘッドハンドルにエクステンションバー付けて、ソケットはめて使うのが面倒なやつ)を買い足して構成しました。
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1. メモ帳 アワーメーターの記録用 2. 鉛筆 色々物書き 3. カッターナイフ OLFA製 4. マグネット付パーツトレイ 実は裏のマグネットの接着剤が外れている 5. 2m巻き尺 もっぱらサグ出し用 6. エトス:トライアルエアゲージ 限界まで空気圧を下げるため 7. ニッパー トランスポンダのタイラップ切ったり 8. ハサミ ビニテ切るのが主目的 |
■二段目
二段目の引き出しには、これまたよく使う工具が入っています。ハンドル、アンダーガード、ホイール、そうしたのの脱着に使うのがメインです。ここの工具のは、一番最初に買った二輪メンテナンスセットが発祥で、ソケットがセミディープだったり、スライドヘッドハンドルやエクステンションバーが入っているのは、その名残です。二輪メンテナンスセットでは、コンビネーションレンチがメインだったのですが、レンチは全てスパナとメガネレンチに置き換えました。というのは、表裏で共締めしたりするケースも多く、収納スペースに余裕があるなら、スパナとメガネレンチの組み合わせの方が整備がし易いからです。言い換えると、個人的にはあまりコンビレンチは使い勝手が良いとは思っていません。
■三段目
こちらには、いわゆる握り物(プライヤー、ラジオペンチ、チェーンプライヤー)の他に、予備のボルトやナット類を入れたボックス、予備のプラグとプラグレンチ、フックレンチ、ノギスといった、時たま使う工具を入れています。
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1. 汎用ボルト/ナット 2. バイクから外したボルト/ナットの保管箱 3. CRF450RXのプラグとプラグレンチ 4. XR230のプラグとプラグレンチ 5. CRF450RXのスポークレンチ 6. デイトナ:ワイヤーインジェクター 7. ライター 8. ステンレス針金 |
■四段目
一番下の引き出しには、大物の工具を入れています。こられの工具は、タイヤの交換やステム・リンクのグリスアップをやる様になってから揃えて行ったものです。XR250、CRF250R、KX85、CRF450RXに対応した工具になっています。
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1. プロクソン:マイクロクリックMC30(5〜30NM) 8〜14mm辺りの小さいボルトを締める用 2. KOWA:ピンスパナ ステムナット用。一応、HONDA特殊工具 3. タイヤ交換セット(ムシ回し等) ゴムのりやパッチも入っている 4. タイヤレバー ハンドルがゴムで力を入れても痛くない 5. モーションプロ:ビードバディ これがあると腕が2本でもタイヤ入れ易い |
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1. VESSEL:プラスチックハンマー ひっぱたいてもダメージの少ないやつ 2. DRC:サグチェッカー その名の通り、サグだし用 3. 物差し フロントフォークの突き出し量を見たりする 4. UNIT:ショックパンチ リアショックの調整用 |
■需品箱
需品箱は、もっぱら予備パーツを入れているのですが、チェーンカッターや普段あまり使わなくなった工具なども入れています。また、オイル交換に使うオイルパンやデカいトルクレンチは、需品箱の上に乗せる様な格好で収納しています。
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段ボール箱には、バイクの予備パーツやバイクからはずしたパーツを入れています その他、DRCのチェーンカッター、マディで汚れたウェアなどを入れる90Lゴミ袋、予備のタイダウン |
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予備のラジエター液とブレーキフールド タイヤチューブ、オイル処理箱 出来れば予備のオイルも持ちたいところ |
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余り使わなくなった工具入れ 予備のリムロックとリムバンド アーマーハンドガードのエンドとグリップエンド 右上のキャップと茶こしは、リンクのニードル洗浄用 |
■ケミカル箱
チェーンオイルやパーツクリーナー、エアフィルターオイルなどのスプレー類や、グリスアップに使う耐水グリス、養生テープといった、普段良く使うケミカル類で嵩張る奴をこの箱に入れています。定位置は工具箱の上です。
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左から チェーンスプレー(チェーン用) シリコンスプレー(泥付かない様にする用) パーツクリーナー(キレイにする用) フィルターオイル(エアフィルター用) CRC(滅多に使わない) |
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上の黒いのは各種タイラップ 下は左から ビードワックス(タイヤ交換用) 耐水グリス(グリスアップ用) 養生テープ |
■その他
箱に納まらない工具や道具は、トランポの納まる所に入れ込む格好にしています。オイルパンとデカいトルクレンチは需品箱の上、エアポンプやバイクリフト、タイヤ交換台はバイクの下、といった感じです。
2016年12月25日
XR230“パンツァーファウスト号”は、初期型の2005年モデルだと思うのですが、恐らく一度もバッテリーを交換した事がないと思われます。そのせいか、前々回に久々に乗ってみた時、エンジンの掛かりがイマイチで冬場で寒いせいかなー、とか思っていたのですが、先日の走り納めで乗ろうとしたら、エンジンは掛かるものの、アクセルを戻すと直ぐにエンスト。まぁ、PDキャブに変えてから、そういうのが多いので、繰り返しチャレンジしていつも掛けるのですが、それでもなかなか掛からず、そうこうしているウチに、セルが回らなくなってしまいました。そこでケーブルを借りてトランポからジャンプして始動しようとしたのですが、やはり症状が変わらず、こりゃバッテリーがお陀仏だねー、という事になりました。まぁ、11年も使ってれば、ダメになっても仕方ない訳です。

今回調達したDRCのタフスター・リチウムバッテリー
以前、ショーライのを買おうとした時よりもり
リチウムイオン電儀の値段が下がった様です

実は初めてのジャンプ体験
こういう事もあるので
ジャンプケーブルは常備しとかんといけませんね
■リチウムイオンバッテリーの軽さでビックリ
XR230のバッテリーをリチウムイオンのに変えよう、という話しは、結構前にあったのですが、他に手を入れるところが色々あったので後回しにしているウチに、CRFの改装が成ってそっちばかり乗る様になり、とうとう完全にダメになるまで放置する格好となりました。
その様な訳で、今回は、バッテリーを交換する良い機会にもなりました。以前、交換の話しをしていた時は、ショーライのバッテリーが良いという事でしたが、あのあと、DRCからオフロードバイクに特化させたリチウムイオンバッテリーが発売され、性能もいいし値段も安いという事で、それにする事にしました。
さて、年の瀬にも関わらず、速攻で届いたのですが、純正のバッテリーと比べてみて、とにかくビックリでした。まず大きさですが、リチウムイオン電池の方は純正パッテリーの大体3分の2くらいの大きさで、バッテリーボックスの中で浮いてしまうのを防ぐために、ウレタンの上げ底が用意されています。しかし驚異的なのはその重さで、純正が2,024gに対して、リチウムイオンの方はたった420gしかありません。ざっと4分の1ほどの重さで、ほんと中身入ってんのかと思うくらい軽かったです。
そもそもXR230は230ccのバイクとしては重たいバイクで、軽量化するにあたって色んな物を外したのですが、一気に1.5kgも軽く出来る部品は他にありませんでした。なので、このバイクの軽量化を目指す人は、まずバッテリーをリチウムイオン電池に変えてみるのも手かもしれません。

右が純正バッテリー、左がリチウムイオンバッテリー
リチウムイオンのはかなり小型です

純正バッテリーはずっしり重く、2kg強あります

それに対して、リチウムイオンは400g強
アホみたいに軽いです

純正バッテリーより小型なので、ウレタンパッドで嵩上げします

真ん中のボタンを押すと充電レベルが見れる仕組みになってます
■取り付け
バッテリー交換は、バッテリーの端子を両方同時に触らない限り、そんなに危ないものでもないですし、作業自体は端子外して、古いバッテリー取り出して、新しいバッテリーを入れて、端子繋ぐだけですから、難しい事はありません。そう書いてる割には、他の用事でバイクを店に持って行った事だし、マックさんにやって貰いましたがw
このリチウムイオン電池は、予めフル充電されているので、いきなり使う事が出来ます。なので今回、充電する作業はなかったのですが、前に聞いた話しでは、今までの鉛電池の要領でリチウムイオン電池を充電すると、調子悪くなったり壊れたりする事もあるそうです。この辺りは、バイク屋さんの方が詳しいと思うので、リチウムイオン電池に交換の際は、一度相談してからやるのが得策だと思います。

XR230のバッテリーは、サイドカバーの裏にあります
容赦なく泥水が入ってるようで、汚いです

バッテリーボックスも汚いのでキレイにします

付属のウレタンバッドをリチウムイオンバッテリーに貼付けます
そうしないと、バッテリーボックスで電池が暴れます

良い感じに納まりました
これで元気よくエンジン掛かってくれるはずです

今回調達したDRCのタフスター・リチウムバッテリー
以前、ショーライのを買おうとした時よりもり
リチウムイオン電儀の値段が下がった様です

実は初めてのジャンプ体験
こういう事もあるので
ジャンプケーブルは常備しとかんといけませんね
■リチウムイオンバッテリーの軽さでビックリ
XR230のバッテリーをリチウムイオンのに変えよう、という話しは、結構前にあったのですが、他に手を入れるところが色々あったので後回しにしているウチに、CRFの改装が成ってそっちばかり乗る様になり、とうとう完全にダメになるまで放置する格好となりました。
その様な訳で、今回は、バッテリーを交換する良い機会にもなりました。以前、交換の話しをしていた時は、ショーライのバッテリーが良いという事でしたが、あのあと、DRCからオフロードバイクに特化させたリチウムイオンバッテリーが発売され、性能もいいし値段も安いという事で、それにする事にしました。
さて、年の瀬にも関わらず、速攻で届いたのですが、純正のバッテリーと比べてみて、とにかくビックリでした。まず大きさですが、リチウムイオン電池の方は純正パッテリーの大体3分の2くらいの大きさで、バッテリーボックスの中で浮いてしまうのを防ぐために、ウレタンの上げ底が用意されています。しかし驚異的なのはその重さで、純正が2,024gに対して、リチウムイオンの方はたった420gしかありません。ざっと4分の1ほどの重さで、ほんと中身入ってんのかと思うくらい軽かったです。
そもそもXR230は230ccのバイクとしては重たいバイクで、軽量化するにあたって色んな物を外したのですが、一気に1.5kgも軽く出来る部品は他にありませんでした。なので、このバイクの軽量化を目指す人は、まずバッテリーをリチウムイオン電池に変えてみるのも手かもしれません。

右が純正バッテリー、左がリチウムイオンバッテリー
リチウムイオンのはかなり小型です

純正バッテリーはずっしり重く、2kg強あります

それに対して、リチウムイオンは400g強
アホみたいに軽いです

純正バッテリーより小型なので、ウレタンパッドで嵩上げします

真ん中のボタンを押すと充電レベルが見れる仕組みになってます
■取り付け
バッテリー交換は、バッテリーの端子を両方同時に触らない限り、そんなに危ないものでもないですし、作業自体は端子外して、古いバッテリー取り出して、新しいバッテリーを入れて、端子繋ぐだけですから、難しい事はありません。そう書いてる割には、他の用事でバイクを店に持って行った事だし、マックさんにやって貰いましたがw
このリチウムイオン電池は、予めフル充電されているので、いきなり使う事が出来ます。なので今回、充電する作業はなかったのですが、前に聞いた話しでは、今までの鉛電池の要領でリチウムイオン電池を充電すると、調子悪くなったり壊れたりする事もあるそうです。この辺りは、バイク屋さんの方が詳しいと思うので、リチウムイオン電池に交換の際は、一度相談してからやるのが得策だと思います。

XR230のバッテリーは、サイドカバーの裏にあります
容赦なく泥水が入ってるようで、汚いです

バッテリーボックスも汚いのでキレイにします

付属のウレタンバッドをリチウムイオンバッテリーに貼付けます
そうしないと、バッテリーボックスで電池が暴れます

良い感じに納まりました
これで元気よくエンジン掛かってくれるはずです
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〒270-0222千葉県野田市木間ケ瀬1626-1
TEL.04-7189-8530 営業時間:10:00~19:00
定休日:月曜日、レース開催日 |
2013年09月30日
つい4年ほど前までオイル交換さえバイク屋に頼んでいた自分ですが、モトクロッサーに乗り換えてから、オイル交換はもちろんの事、タイヤ交換、リンク・ステムのグリスアップ、という具合に、日常的に自分で整備する範囲が増えてきました。モトクロッサーはメンテサイクルが早いので、その度にバイク屋(しかもプロショップw)に持ち込むのが大変なのと、お金も結構掛かる事から、自分では二の足踏む整備以外の事は自分でやって、時間と経費を節約する方針でやってきた訳です。ちなみに、二の足踏む整備というのは、前後サスやエンジン、キャブレター(モトクロッサーの方はFIですが)などのオーバーホールなどで、それらは半年〜1年くらいのサイクルでもある事から、そういうヤヤコシイ所はプロにお願いする事にしています。
ところで、この4年間に自分が使う工具も、ツーリング用の携帯工具からトランポ搭載のツールチェストへと変化してきたのですが、最近、これからモトクロッサーに乗り換えようかな〜という人に、どんなメンテが必要か説明する機会がしばしばありました。その際、ここの工具の使い方について話す事よりも、やろうとする整備にどの様な工具が必要か、という具合に話す事が多かったです。そこで、ここでは項目別に使う工具を列挙してみたいと思います。
■一般整備
レバー位置変えたり、ハンドル変えたり、グリップ変えたり、ミラー外したり、シート外したり、外装外したり、といった具合に、取り敢えず外見をいじくるって事は、整備の好き嫌いや上手下手に関わりなく、日常的によくやる事です。トレール車の場合はチャチとは言え車載工具が付属してる場合が多いですが、よく使う工具については、せめてホームセンターレベルの工具は揃えておきたいところです。
具体的には、8mm、10mm、12mm、14mmのスパナとメガネレンチ、あるいはコンビネーションレンチ、プラスマイナスドライバー、プライヤーなどです。この辺りは、どんな整備するにしても基本中の基本の工具ですので、取り敢えず買っとけ的な工具です。
自分がお奨めしておきたいのは、上記サイズのソケットとスライドヘッドハンドル&エクステンションバー、もしくはT型ハンドルです。外装外したりする時はメガネレンチとかじゃ外しにくい場合が多く、T型レンチの方が断然作業がし易い訳です。特によく使う8mmと10mmは早回しT型レンチを別個に持ってた方が楽です。
あと、もしも余裕があるなら、ラチェットハンドルもあると楽できる事が多いです。ソケット+エクステンションバー+ラチェットハンドルの組み合わせは意外に使います。フロントフェンダー外す時とか。
大抵はこれらの工具で事足りるのですが、ミラー外したりサイドスタンド外したりする時は、17mmのレンチが必要だったりする事もあるので、予め調べて用意しておきましょう。サイドスタンド外す時は(付ける時もですが)、スプリングを外すスプリングフックがあった方が安全安心です。(ドライバーで引っ張って付ける方法もあるけど、結構ビビる作業になります)
■オイル交換
オイル交換は、エンジン下部のドレンボルトを開けて、古いオイル出して、ドレンボルト付けて、新しいオイル入れるだけの作業なんですが、もちろん工具が要ります。まず必要なのは、ドレンボルトに使うレンチです。大抵は12〜14mmですが、XR230なんかはボルトじゃなくてキャップで24mmのソケットが必要でした。
開ける時は、メガネレンチでもソケットでも良いのですが、ボルトが緩んだら指で回して外すのが吉です。緩みだしたら早速オイルが出て来ますので、ボケッとしてると工具がオイルまみれになります。個人的には、ソケット&ラチェットハンドルでやるのが楽だと思ってます。
問題はドレンボルトを付ける時で、まずは指で回して入れる事。レンチ使って入れて、斜めに刺してしまったって話しは結構多いです(ドレンボルトに限った話しではないですが)。あと、出来ればトルクレンチを使って規定トルクで締める事。いつまでも締めてて、ドレンボルトをねじ切ったという話しも結構聞く話しです。トルクレンチは5NM〜30NMくらいの小さいのがあると、ドレンボルト以外にも後述するフロントフォークの脱着時などに助かります。
ところで、規定トルクですが、これはサービスマニュアルに記載されています。同じドレンボルトでも、バイクによって規定されているトルクは様々ですので、自分のバイクのサービスマニュアル(出来ればパーツリスト)を用意しておくと、今後先々、規定トルクや分解結合の作業等で非常に役立ちます(というか、ないと出来ないと思って下さい)。
あと、オイルの処理ですが、当然地面にダダ漏れという訳には行きません。一般的なのは、バイク用品店で売っているオイル吸収箱ですが、毎回の事となると経費がバカになりません。あと、いざオイル吸収箱にドレンからオイル落とそうとすると、風吹いたりして狙いが外れて地面がベタベタになる、という事が結構あります。そこで、オイルパンを1つ用意しておいて、まずはそこに落とすのが環境に優しいかと思います。
モトクロッサーの場合、約2時間置きにオイル交換ですので、排出するオイルの総量は結構な量になり、オイル吸収箱だけでエライ金額になります。自分の場合は、前は、新聞紙をシュレッダーにかけてコンビニ袋に入れて、それに廃オイルを入れて燃えるゴミで捨てていましたが、今はペール缶(使う量も多いので、20リットルのペール缶で買ってる)の空き缶に溜めて、一杯になったらバイク屋さんに引き取って貰う様にしています。

オイル交換如きでトルクレンチ使うのは大げさかもしれませんが
今後先々の事を考えたら、あって損はないです
オイルフィラーを使うとオイル入れるのが楽ですw

風がきつい日はオイルが飛び散るので
こうやってかさ上げして、極力飛び散らない様にします
この手のバットは、リンクをバラした時の部品入れとかに使いますので
複数あると助かります

乗る度にオイル換えてるので、オイルの消費量は多いです
年間で大体40リットルくらい
廃オイルは空きペール缶に溜めています
■ホイール脱着
日常的によくやるタイヤ交換やステム・リンクのグリスアップですが、これらをやる為には、ホイールの脱着がまず出来なければなりません。トレール車の車載工具でも、タイヤレバーは入って無くても、前後ホイールを外すための最低限の工具だけは入っています。具体的には、アスクルナットのサイズのレンチです。アスクルナットを緩めるレンチは、メガネレンチでもコンビレンチでも良いのですが、デカいサイズになると値段も高いですし収納する場所にも困りますので、自分の場合はソケットレンチにスピンナハンドルを使っています。
アスクルシャフトの外し方は簡単で(まぁ、簡単な事しか自分でやらないのですがw)、アスクルナットを緩めてシャフトを抜くだけです。手で抜けない時はプラスチックハンマーでシャフトを叩いて引っこ抜きます。フロントアスクルシャフトは、フロントフォークにアスクルシャフトが刺さってる部分のボルトを緩めてから抜きます。
トレール車に限らず、モトクロッサーでもそうなんですが、新車で買った時はアスクルシャフトにグリスが塗ってなかったりします。塗っておかないと、水溜まりとかマディ走った時に、水がアスクルシャフトの方に入っていって、シャフトを錆びらせてしまう事があるので(結果、抜けなくなる)、グリスを塗っておきます。普通の万能グリスでも良いですが、足回りでもあるので耐水グリスを塗っておくと良いでしょう。結構デカイですが、リンクなどのグリスアップなどやってると、1〜2年で無くなってしまいます。
ところで、林道などでパンクしたりした時は仕方ないので、バイク寝かしてホイール外したりしますが、作業がやりにくいものです。出来ればバイクリフトを買って真っ直ぐ立てる様にしてやると、非常に作業がし易いです。バイクリフトを買う前は、自動車の車載用のジャッキなどを使って持ち上げてましたが、安定感がなくて冷や冷やもんでした。
ホイールの取り付けは、外した逆順でやっていけば良いのですが、アスクルナットにも規定トルクがあります。88NMだの128NMだのといった、結構デカイ値です。デカイだけに、多少締め込んでも問題はそうないので、目見当でやっても良いのですが、自分は40〜200NMのデカいトルクレンチを使っています。ぶっちゃけた話し、こんなデカいトルクレンチ、アスクルナットとスイングアームピボットナットとステムナット以外に使う所がないのですが、まぁ気持ちの問題なので使う様にしています。
■タイヤ交換
タイヤ交換はバイク屋に頼むと結構な工賃取ってくれますし、レースの度に新品にしたり、練習の時はチビたタイヤに換えたりと、意外に付けたり外したりする機会が多いので、是非とも覚えて欲しいテクの一つです。必要とする工具は、タイヤレバー(出来れば3本)、ビードバディ(ビードキーパーとも言う)、ムシ回し、ビードワックス、エアポンプ、エアゲージ、そして出来たらタイヤ交換台。あと、エアバルブやビードストッパーのナットを緩めるレンチ。
タイヤレバーは様々なメーカーが出していますが、昔からあるストレートタイプと、先が丸いスプーンタイプがあります。自分はスプーンタイプを使ってますが、こちらの方が使い勝手が良い様に感じます。長い方がテコの原理であまり力が要らないと思うのですが、長すぎると収納に困りますので、容れ物に合わせて調達しましょう。
ビードバディ(というのは、モーションプロの製品名で、一般的にはビードキーパー)は、タイヤをハメる時に使うのですが、使う場面は片側のビードをホイールにハメて、残りの側をハメる時にしか使いません。なのでタイヤレバーが3本あれば、ビードキーパーは無くても構わない様なもんなのですが、あると非常に作業がし易いです。恐らく、タイヤ交換のもっとも疲れる場面の疲労度が、かなり軽減されます。
ビードワックスは、タイヤをハメ時にビードがホイールのリムに入りやすくする為の潤滑剤ですが、これがないとタイヤ交換は極めて困難かつ重労働な作業になります。CRCやママレモン使ったりする人もいるみたいですが、専用のワックス使った方が良いです。自分はデイトナとDRCのを使った事がありますが、デイトナは脂っぽく、DRCは石けんっぽいです。脂っぽい方が乾きが遅く滑りも良くて使い勝手が良い様に思います。
エアポンプは空気を入れるのに必需品ですし、エアゲージは入れた空気を抜いて必要な圧にする為に要ります。タイヤ交換台は、自分がタイヤ交換を習ったバイク屋さんで使っていた物と同じサイズの物を作って貰ったのですが、実はこの台はスクーターのホイールのサイズに合わせてあって、オフ車のホイールには実は少し小さいです。まぁ、古タイヤの上で作業するよりは、遙かに作業し易いですがw

タイヤレバーは2本でも良いという人もいますが
やっぱり3本あった方が楽です

その楽という意味では、このビードキーパーは楽する工具の典型
もっとも、この最終局面はなかなか気も力も使うので
楽できるに越した事ありませんw

タイヤ交換台は別に古タイヤでも代用出来るのですが
タイヤだとブニブニして力が逃げる感じがします
■リンク・スイングアームのグリスアップ
スイングアームの直下にあるリンクは、バイクの一番下にあって一番泥水被る所です。なので使い方にもよりますが、マディで使う機会が多ければ、2〜3ヵ月でグリスアップします。ちなみに、洗車する時に高圧洗車機でダイレクトに水を当てると、リンクに水が入ってしまう事が多いので、直撃を食らわせない様に注意し、出来れば手洗いします。
リンクは大体3本のボルトで留められいますが、そのレンチサイズは大体14〜19mmです。ボルトとナットで共締めになっている事が多いので、両側からレンチを噛ませて回します。コンビネーションレンチでも出来ますが、メガネレンチ(45度のやつ)がやりやすいです。
リンクのグリスアップをやる時に、大抵はスイングアームも外して、ピボットシャフトのベアリングを洗ってグリスアップします。ピボットシャフトのナットは大抵大きいのと、フレームに埋もれている場合もあるので、12.7sqのソケット&スピンナハンドルを使って外します。また、リアブレーキのホースが留められているので、そのビスを外すのに、長さの短いドライバーがあると便利です。
リンクやスイングアームのベアリングは、バイクによって形状や構造が異なります。CRF250Rのリンクはニードルタイプでバラバラになりますので、バラしたベアリングは、茶漉しなどに入れて灯油に漬けて洗います。カラーにハマっているタイプは、パーツクリーナーをぶっかけてキレイになるまで洗います。ボルト類は、オイルパンに灯油張ってドブ漬けして洗います。グリスを洗い落とすのは、パーツクリーナーを使うのがイイのですが、何本も消費してお金が掛かりますし、冬場などは手が冷たくなってやりきれませんので、灯油で洗ってしまいます。
リンク&スイングアームのグリスアップは、バラしたり組む手間よりも、汚れたグリス洗い落として、新しいグリス塗る手間の方が大変ですが、工具は基本的なレンチにプラスアルファがあればやれるので、是非手順を覚えてチャレンジして欲しいです。

ステムのグリスアップ中
ここまでやってると、近所のおじさんおばさんから
「毎日大変だね〜〜〜w」
とか言って貰えますw

パーツクリーナーの代わりに灯油にドブ漬け
まぁ、パーツクリーナーの主成分も灯油みたいなもんですし
ただし、ゴム製品は汚れを取ったら引き上げます
(でないと劣化するから)

灯油を使うと、パーツクリーナー使うよりピカピカになりますw
値段も安いですし、冬場は手がかじかまなくて済みますw
■ステムのグリスアップ
ステムは半年に1回、下手したら年1回くらいしかグリスアップしてないのですが、リンクに比べてあまり汚れないのと、しっかりグリスアップしたら意外にグリスが残ってたりするからです。(開けてみて、大して汚れてなかったら、そのまま組み直す事もある)
ステムのグリスアップをするには、フロントホイールを外して、フロントフォークを外さねばなりません。ここまでは、これまで使った工具があれば出来ますが、ステムを分解するにはステムナットを外さねばなりません。大抵は大きいサイズなので、ソケット&スピンナハンドルで外します。
ステムのベアリングも、バイクによって形状が様々ですが、大抵はパーツクリーナーを念入りにぶっかけて、ベアリングの奥のグリスまで洗い流した上で、これまた念入りにグリスを塗り込んでいきます。使うグリスは上記で出た耐水グリスですが、たっぷり念入りに使うので、案外早く無くなってしまいます。前はジェットスキー関連の店でないと置いてなかったりしますが(耐水だけでなく、耐海水だったりもするw)、最近はナップスとかでも置いてくれてるので、補給が楽です。
ステムの結合は、リンクよりも簡単です(むしろ、フロントフォークの脱着の方が面倒くさい)。ステムナットを締める前に、トップスレッドを締めるのですが、自分は一応、ホンダ純正のKOWAのピンスパナを使ってます(トルクレンチが使えるから)。マイナスドライバーとプラハンマーでコンコンと軽く叩いておけば良さそうなもんですが、ここら辺も気持ちの問題です。
フロントフォークを組む時は、アッパーとロアのボルトを締めますが、これはきっちりトルクレンチを使います。締めすぎると、フロントフォークのアウターチューブが割れたり変形したりするからだそうで、この辺りはしっかり規定トルクで締めれるよう、ちゃんとしたトルクレンチが欲しいところです。

リンクとステムのグリスアップに使う工具
上の紅茶の茶漉しとパーツクリーナーのキャップは
CRF250Rのリンクのベアリング用です

ステムを洗うには、フロント周りは全バラです
結合の際に、クラッチやブレーキのワイヤーやブレーキホースの
取り回しを間違う事がしばしばですw
■今回のまとめ
ここまで挙げた作業で出て来た工具を列挙すると、以下の様になります。
ところで、この4年間に自分が使う工具も、ツーリング用の携帯工具からトランポ搭載のツールチェストへと変化してきたのですが、最近、これからモトクロッサーに乗り換えようかな〜という人に、どんなメンテが必要か説明する機会がしばしばありました。その際、ここの工具の使い方について話す事よりも、やろうとする整備にどの様な工具が必要か、という具合に話す事が多かったです。そこで、ここでは項目別に使う工具を列挙してみたいと思います。
■一般整備
レバー位置変えたり、ハンドル変えたり、グリップ変えたり、ミラー外したり、シート外したり、外装外したり、といった具合に、取り敢えず外見をいじくるって事は、整備の好き嫌いや上手下手に関わりなく、日常的によくやる事です。トレール車の場合はチャチとは言え車載工具が付属してる場合が多いですが、よく使う工具については、せめてホームセンターレベルの工具は揃えておきたいところです。
具体的には、8mm、10mm、12mm、14mmのスパナとメガネレンチ、あるいはコンビネーションレンチ、プラスマイナスドライバー、プライヤーなどです。この辺りは、どんな整備するにしても基本中の基本の工具ですので、取り敢えず買っとけ的な工具です。
自分がお奨めしておきたいのは、上記サイズのソケットとスライドヘッドハンドル&エクステンションバー、もしくはT型ハンドルです。外装外したりする時はメガネレンチとかじゃ外しにくい場合が多く、T型レンチの方が断然作業がし易い訳です。特によく使う8mmと10mmは早回しT型レンチを別個に持ってた方が楽です。
あと、もしも余裕があるなら、ラチェットハンドルもあると楽できる事が多いです。ソケット+エクステンションバー+ラチェットハンドルの組み合わせは意外に使います。フロントフェンダー外す時とか。
大抵はこれらの工具で事足りるのですが、ミラー外したりサイドスタンド外したりする時は、17mmのレンチが必要だったりする事もあるので、予め調べて用意しておきましょう。サイドスタンド外す時は(付ける時もですが)、スプリングを外すスプリングフックがあった方が安全安心です。(ドライバーで引っ張って付ける方法もあるけど、結構ビビる作業になります)
■オイル交換
オイル交換は、エンジン下部のドレンボルトを開けて、古いオイル出して、ドレンボルト付けて、新しいオイル入れるだけの作業なんですが、もちろん工具が要ります。まず必要なのは、ドレンボルトに使うレンチです。大抵は12〜14mmですが、XR230なんかはボルトじゃなくてキャップで24mmのソケットが必要でした。
開ける時は、メガネレンチでもソケットでも良いのですが、ボルトが緩んだら指で回して外すのが吉です。緩みだしたら早速オイルが出て来ますので、ボケッとしてると工具がオイルまみれになります。個人的には、ソケット&ラチェットハンドルでやるのが楽だと思ってます。
問題はドレンボルトを付ける時で、まずは指で回して入れる事。レンチ使って入れて、斜めに刺してしまったって話しは結構多いです(ドレンボルトに限った話しではないですが)。あと、出来ればトルクレンチを使って規定トルクで締める事。いつまでも締めてて、ドレンボルトをねじ切ったという話しも結構聞く話しです。トルクレンチは5NM〜30NMくらいの小さいのがあると、ドレンボルト以外にも後述するフロントフォークの脱着時などに助かります。
ところで、規定トルクですが、これはサービスマニュアルに記載されています。同じドレンボルトでも、バイクによって規定されているトルクは様々ですので、自分のバイクのサービスマニュアル(出来ればパーツリスト)を用意しておくと、今後先々、規定トルクや分解結合の作業等で非常に役立ちます(というか、ないと出来ないと思って下さい)。
あと、オイルの処理ですが、当然地面にダダ漏れという訳には行きません。一般的なのは、バイク用品店で売っているオイル吸収箱ですが、毎回の事となると経費がバカになりません。あと、いざオイル吸収箱にドレンからオイル落とそうとすると、風吹いたりして狙いが外れて地面がベタベタになる、という事が結構あります。そこで、オイルパンを1つ用意しておいて、まずはそこに落とすのが環境に優しいかと思います。
モトクロッサーの場合、約2時間置きにオイル交換ですので、排出するオイルの総量は結構な量になり、オイル吸収箱だけでエライ金額になります。自分の場合は、前は、新聞紙をシュレッダーにかけてコンビニ袋に入れて、それに廃オイルを入れて燃えるゴミで捨てていましたが、今はペール缶(使う量も多いので、20リットルのペール缶で買ってる)の空き缶に溜めて、一杯になったらバイク屋さんに引き取って貰う様にしています。

オイル交換如きでトルクレンチ使うのは大げさかもしれませんが
今後先々の事を考えたら、あって損はないです
オイルフィラーを使うとオイル入れるのが楽ですw

風がきつい日はオイルが飛び散るので
こうやってかさ上げして、極力飛び散らない様にします
この手のバットは、リンクをバラした時の部品入れとかに使いますので
複数あると助かります

乗る度にオイル換えてるので、オイルの消費量は多いです
年間で大体40リットルくらい
廃オイルは空きペール缶に溜めています
■ホイール脱着
日常的によくやるタイヤ交換やステム・リンクのグリスアップですが、これらをやる為には、ホイールの脱着がまず出来なければなりません。トレール車の車載工具でも、タイヤレバーは入って無くても、前後ホイールを外すための最低限の工具だけは入っています。具体的には、アスクルナットのサイズのレンチです。アスクルナットを緩めるレンチは、メガネレンチでもコンビレンチでも良いのですが、デカいサイズになると値段も高いですし収納する場所にも困りますので、自分の場合はソケットレンチにスピンナハンドルを使っています。
アスクルシャフトの外し方は簡単で(まぁ、簡単な事しか自分でやらないのですがw)、アスクルナットを緩めてシャフトを抜くだけです。手で抜けない時はプラスチックハンマーでシャフトを叩いて引っこ抜きます。フロントアスクルシャフトは、フロントフォークにアスクルシャフトが刺さってる部分のボルトを緩めてから抜きます。
トレール車に限らず、モトクロッサーでもそうなんですが、新車で買った時はアスクルシャフトにグリスが塗ってなかったりします。塗っておかないと、水溜まりとかマディ走った時に、水がアスクルシャフトの方に入っていって、シャフトを錆びらせてしまう事があるので(結果、抜けなくなる)、グリスを塗っておきます。普通の万能グリスでも良いですが、足回りでもあるので耐水グリスを塗っておくと良いでしょう。結構デカイですが、リンクなどのグリスアップなどやってると、1〜2年で無くなってしまいます。
ところで、林道などでパンクしたりした時は仕方ないので、バイク寝かしてホイール外したりしますが、作業がやりにくいものです。出来ればバイクリフトを買って真っ直ぐ立てる様にしてやると、非常に作業がし易いです。バイクリフトを買う前は、自動車の車載用のジャッキなどを使って持ち上げてましたが、安定感がなくて冷や冷やもんでした。
ホイールの取り付けは、外した逆順でやっていけば良いのですが、アスクルナットにも規定トルクがあります。88NMだの128NMだのといった、結構デカイ値です。デカイだけに、多少締め込んでも問題はそうないので、目見当でやっても良いのですが、自分は40〜200NMのデカいトルクレンチを使っています。ぶっちゃけた話し、こんなデカいトルクレンチ、アスクルナットとスイングアームピボットナットとステムナット以外に使う所がないのですが、まぁ気持ちの問題なので使う様にしています。
■タイヤ交換
タイヤ交換はバイク屋に頼むと結構な工賃取ってくれますし、レースの度に新品にしたり、練習の時はチビたタイヤに換えたりと、意外に付けたり外したりする機会が多いので、是非とも覚えて欲しいテクの一つです。必要とする工具は、タイヤレバー(出来れば3本)、ビードバディ(ビードキーパーとも言う)、ムシ回し、ビードワックス、エアポンプ、エアゲージ、そして出来たらタイヤ交換台。あと、エアバルブやビードストッパーのナットを緩めるレンチ。
タイヤレバーは様々なメーカーが出していますが、昔からあるストレートタイプと、先が丸いスプーンタイプがあります。自分はスプーンタイプを使ってますが、こちらの方が使い勝手が良い様に感じます。長い方がテコの原理であまり力が要らないと思うのですが、長すぎると収納に困りますので、容れ物に合わせて調達しましょう。
ビードバディ(というのは、モーションプロの製品名で、一般的にはビードキーパー)は、タイヤをハメる時に使うのですが、使う場面は片側のビードをホイールにハメて、残りの側をハメる時にしか使いません。なのでタイヤレバーが3本あれば、ビードキーパーは無くても構わない様なもんなのですが、あると非常に作業がし易いです。恐らく、タイヤ交換のもっとも疲れる場面の疲労度が、かなり軽減されます。
ビードワックスは、タイヤをハメ時にビードがホイールのリムに入りやすくする為の潤滑剤ですが、これがないとタイヤ交換は極めて困難かつ重労働な作業になります。CRCやママレモン使ったりする人もいるみたいですが、専用のワックス使った方が良いです。自分はデイトナとDRCのを使った事がありますが、デイトナは脂っぽく、DRCは石けんっぽいです。脂っぽい方が乾きが遅く滑りも良くて使い勝手が良い様に思います。
エアポンプは空気を入れるのに必需品ですし、エアゲージは入れた空気を抜いて必要な圧にする為に要ります。タイヤ交換台は、自分がタイヤ交換を習ったバイク屋さんで使っていた物と同じサイズの物を作って貰ったのですが、実はこの台はスクーターのホイールのサイズに合わせてあって、オフ車のホイールには実は少し小さいです。まぁ、古タイヤの上で作業するよりは、遙かに作業し易いですがw

タイヤレバーは2本でも良いという人もいますが
やっぱり3本あった方が楽です

その楽という意味では、このビードキーパーは楽する工具の典型
もっとも、この最終局面はなかなか気も力も使うので
楽できるに越した事ありませんw

タイヤ交換台は別に古タイヤでも代用出来るのですが
タイヤだとブニブニして力が逃げる感じがします
■リンク・スイングアームのグリスアップ
スイングアームの直下にあるリンクは、バイクの一番下にあって一番泥水被る所です。なので使い方にもよりますが、マディで使う機会が多ければ、2〜3ヵ月でグリスアップします。ちなみに、洗車する時に高圧洗車機でダイレクトに水を当てると、リンクに水が入ってしまう事が多いので、直撃を食らわせない様に注意し、出来れば手洗いします。
リンクは大体3本のボルトで留められいますが、そのレンチサイズは大体14〜19mmです。ボルトとナットで共締めになっている事が多いので、両側からレンチを噛ませて回します。コンビネーションレンチでも出来ますが、メガネレンチ(45度のやつ)がやりやすいです。
リンクのグリスアップをやる時に、大抵はスイングアームも外して、ピボットシャフトのベアリングを洗ってグリスアップします。ピボットシャフトのナットは大抵大きいのと、フレームに埋もれている場合もあるので、12.7sqのソケット&スピンナハンドルを使って外します。また、リアブレーキのホースが留められているので、そのビスを外すのに、長さの短いドライバーがあると便利です。
リンクやスイングアームのベアリングは、バイクによって形状や構造が異なります。CRF250Rのリンクはニードルタイプでバラバラになりますので、バラしたベアリングは、茶漉しなどに入れて灯油に漬けて洗います。カラーにハマっているタイプは、パーツクリーナーをぶっかけてキレイになるまで洗います。ボルト類は、オイルパンに灯油張ってドブ漬けして洗います。グリスを洗い落とすのは、パーツクリーナーを使うのがイイのですが、何本も消費してお金が掛かりますし、冬場などは手が冷たくなってやりきれませんので、灯油で洗ってしまいます。
リンク&スイングアームのグリスアップは、バラしたり組む手間よりも、汚れたグリス洗い落として、新しいグリス塗る手間の方が大変ですが、工具は基本的なレンチにプラスアルファがあればやれるので、是非手順を覚えてチャレンジして欲しいです。

ステムのグリスアップ中
ここまでやってると、近所のおじさんおばさんから
「毎日大変だね〜〜〜w」
とか言って貰えますw

パーツクリーナーの代わりに灯油にドブ漬け
まぁ、パーツクリーナーの主成分も灯油みたいなもんですし
ただし、ゴム製品は汚れを取ったら引き上げます
(でないと劣化するから)

灯油を使うと、パーツクリーナー使うよりピカピカになりますw
値段も安いですし、冬場は手がかじかまなくて済みますw
■ステムのグリスアップ
ステムは半年に1回、下手したら年1回くらいしかグリスアップしてないのですが、リンクに比べてあまり汚れないのと、しっかりグリスアップしたら意外にグリスが残ってたりするからです。(開けてみて、大して汚れてなかったら、そのまま組み直す事もある)
ステムのグリスアップをするには、フロントホイールを外して、フロントフォークを外さねばなりません。ここまでは、これまで使った工具があれば出来ますが、ステムを分解するにはステムナットを外さねばなりません。大抵は大きいサイズなので、ソケット&スピンナハンドルで外します。
ステムのベアリングも、バイクによって形状が様々ですが、大抵はパーツクリーナーを念入りにぶっかけて、ベアリングの奥のグリスまで洗い流した上で、これまた念入りにグリスを塗り込んでいきます。使うグリスは上記で出た耐水グリスですが、たっぷり念入りに使うので、案外早く無くなってしまいます。前はジェットスキー関連の店でないと置いてなかったりしますが(耐水だけでなく、耐海水だったりもするw)、最近はナップスとかでも置いてくれてるので、補給が楽です。
ステムの結合は、リンクよりも簡単です(むしろ、フロントフォークの脱着の方が面倒くさい)。ステムナットを締める前に、トップスレッドを締めるのですが、自分は一応、ホンダ純正のKOWAのピンスパナを使ってます(トルクレンチが使えるから)。マイナスドライバーとプラハンマーでコンコンと軽く叩いておけば良さそうなもんですが、ここら辺も気持ちの問題です。
フロントフォークを組む時は、アッパーとロアのボルトを締めますが、これはきっちりトルクレンチを使います。締めすぎると、フロントフォークのアウターチューブが割れたり変形したりするからだそうで、この辺りはしっかり規定トルクで締めれるよう、ちゃんとしたトルクレンチが欲しいところです。

リンクとステムのグリスアップに使う工具
上の紅茶の茶漉しとパーツクリーナーのキャップは
CRF250Rのリンクのベアリング用です

ステムを洗うには、フロント周りは全バラです
結合の際に、クラッチやブレーキのワイヤーやブレーキホースの
取り回しを間違う事がしばしばですw
■今回のまとめ
ここまで挙げた作業で出て来た工具を列挙すると、以下の様になります。
- 8-10、10-12、12-14、14-17、17-19mmのスパナ、メガネレンチ
- 8、10、12、14mmの9.5sqソケット
- 4、5、6mmの9.5sqヘキサソケット(トレール車の外装によく使われる)
- 9.5sqのラチェットハンドル、エクステンションバー、スライドヘッドハンドル
- 8、10mm早回しT型レンチ
- 5mm、6mm早回しヘキサT型レンチ(トレール車の外装によく使われる)
- 17、19、22、24、30、32mmの12.7sqソケット
- 12.7sqのスピンナハンドル
- 凹9.5→凸12.7と凹6.3→凸9.5のソケットアダプター(トルクレンチなどに使う)
- タイヤレバー3本、ビードキーパー、ビードワックス
- プラスチックハンマー、プライヤー、ラジオペンチ、ニッパー
- トルクレンチ大小、ピンスパナ
2010年11月08日
カワサキ・シェルパ、ホンダ・XR250といったフルサイズのトレール車では、大きすぎて扱いづらい、という事で、カワサキ・KLX125を導入したものの、これまた小柄な割には車重がフルサイズのトレール車並という代物で、まったく話しにならん、という事で車種変更。たまたま2010年モデルのKX85-IIの出物があり、それを入手しました。言わずもがなの2stで、乗り手曰く、「以前、借り物のRM85Lで暴走して転かして以来、2stには抵抗がある」との事でしたが、KLX125が112kgなのに対してKX85-IIは71kgと圧倒的に軽く、かつライムグリーンの色に魅せられた、という事で、トレール車からいきなりバリバリのレーサーに乗り換える事となりました。
■乗り心地
MFJ全日本MXのレギュレーションでは、レディースは2stなら85cc、4stなら150ccと車格が決められてますが、もともとはローティーン用に設計されたバイクです。背丈が167cmもある人には、少々キツイ感じです。もっとも、4速全開とか、テーブルトップを飛びきるジャンプをしたり出来る段階ではなく、立ってるより座ってる方が多い感じですので、取り敢えず、シートもハンドルもノーマルのままです。同様の理由で、サスペンションもノーマルのままです。
実際走ってみた訳ですが、確かに2stらしいピーキーさはありますが、いきなりボーンと強大な加速がくる感じではなく、トルクの谷間が少なく、滑らかに加速する感じでした。何より軽いので倒れても起こすのが楽で、2stですからキック始動も楽です。それだけでもKLX125より乗りやすい印象です。パワーも十分過ぎるほどありますので、ちゃんと開けてさえいれば、大概のところは登っていきます。
4stとの決定的な違いは、慣性力が乏しいと言われる4stモトクロッサーと比べても更に乏しい事。エンジンブレーキがほとんど効かないというより無い事。トルクがなくて低速はスカスカである事。一般的に2stの特徴として言われているものは、当然の如く全て当てはまります。つまり、日頃スクールで習っている加減速の姿勢や二回線や一・二・三の加速などは、より明確に実行した方が乗りやすいです。
■プラグとオイル
KX85の指定プラグはVXプラグのR6252K-105という奴ですが、一般プラグでも使えるようで、B8ESを入れています。9番を入れるほど高回転でまわせてませんし、8番で良いとの事でしたが、エンデューロなどでは7番でも良いと言われました。まぁ、取り敢えずプラグはすぐカブらせてしまうでしょうから、多めに買ってストックする事にしました。
潤滑オイルは、カワサキ純正の場合、1:32の割合でガソリンと混合するらしいですが、お店で貰ったMOTOREXのオイルは1:50の割合らしいです。ちなみに、デコニールのオイルも1:50の指定ですが、1:40で入れている人も居るらしい……。多めに入れた方がエンジンには良いんでしょうかね?
ミッションオイルは、4stのエンジンオイルが指定されています。CRF用のホンダ純正の10W-30でも構わない、との事でした。
■取り敢えずいじったとこ
当初の予定では、古い年式のものを16〜18万円くらいで買うつもりだったのですが、出物の10モデルを引き当てたために、予算がオーバーしてしまいました。まぁ、乗り手のレベルも勘案して、ハイシート化やハンドル回りの改修は後回しになりました。
しかし、それこそ乗り手のレベルの問題で、レバーは転けても折れにくい物にした方が良い、という事で、ZETAのピボットレバーに換装。最近は鍛造の物が出たみたいで、レバーの断面が若干丸っこくなってフィット感が増しました。取り外したレバーは予備です。
ついでにハンドガードも装着。やはりZETAのスティングレー。見た目はインパクトの方が格好いいと思うのですが、スティングレーの方が正面から見て覆う範囲が大きいです。
ガスキャップのフローティングチューブは、これまたZETAのユニフローキャップに換えましたが、BTCの獣道の大坂の登りで失敗して転けて、一発で紛失しました。(ノーマルのチューブに戻しました)
納車の時に付いてたハンドルは、CRF150Rの物らしいのですが、あまり出来が良くないので、せめてZETAのCOMP辺りに替えたいもの。出来ればSX3にしたいところですが(そうすればベストテクバーも付けれる)、そうなるとトップブリッジを替えねばなりません。
また、純正のレバークランプは締め込むとカチカチに閉まってしまい、これでは転けた拍子にレバーを折りかねないので緩めると、ホルダーがガタガタになってしまいます。ZETAのローテティングバークランプに替えたいところですが、乗り手の財力次第です。
■スタンドを工夫
KX85-IIにも三角スタンドが付属していますが、これでは整備がしにくいので、DRCのリフトスタンドを貸しました。ところが、KX85はエンジン下のフレームが出っ張っている構造になっていて、スタンドに乗せるとグラグラして危険です。
そこで、スタンドの天板に合板をビス止めして、フレームが入る隙間を作ってやりました。これでグラグラする事はなくなりましたが、CRF250Rに使うには、ちょっと使いにくいかなぁ、と感じない事も……。いずれにせよ、バイク1台にスタンドも1台あった方が良さそうです。
■乗り心地
MFJ全日本MXのレギュレーションでは、レディースは2stなら85cc、4stなら150ccと車格が決められてますが、もともとはローティーン用に設計されたバイクです。背丈が167cmもある人には、少々キツイ感じです。もっとも、4速全開とか、テーブルトップを飛びきるジャンプをしたり出来る段階ではなく、立ってるより座ってる方が多い感じですので、取り敢えず、シートもハンドルもノーマルのままです。同様の理由で、サスペンションもノーマルのままです。
実際走ってみた訳ですが、確かに2stらしいピーキーさはありますが、いきなりボーンと強大な加速がくる感じではなく、トルクの谷間が少なく、滑らかに加速する感じでした。何より軽いので倒れても起こすのが楽で、2stですからキック始動も楽です。それだけでもKLX125より乗りやすい印象です。パワーも十分過ぎるほどありますので、ちゃんと開けてさえいれば、大概のところは登っていきます。
4stとの決定的な違いは、慣性力が乏しいと言われる4stモトクロッサーと比べても更に乏しい事。エンジンブレーキがほとんど効かないというより無い事。トルクがなくて低速はスカスカである事。一般的に2stの特徴として言われているものは、当然の如く全て当てはまります。つまり、日頃スクールで習っている加減速の姿勢や二回線や一・二・三の加速などは、より明確に実行した方が乗りやすいです。
■プラグとオイル
KX85の指定プラグはVXプラグのR6252K-105という奴ですが、一般プラグでも使えるようで、B8ESを入れています。9番を入れるほど高回転でまわせてませんし、8番で良いとの事でしたが、エンデューロなどでは7番でも良いと言われました。まぁ、取り敢えずプラグはすぐカブらせてしまうでしょうから、多めに買ってストックする事にしました。
潤滑オイルは、カワサキ純正の場合、1:32の割合でガソリンと混合するらしいですが、お店で貰ったMOTOREXのオイルは1:50の割合らしいです。ちなみに、デコニールのオイルも1:50の指定ですが、1:40で入れている人も居るらしい……。多めに入れた方がエンジンには良いんでしょうかね?
ミッションオイルは、4stのエンジンオイルが指定されています。CRF用のホンダ純正の10W-30でも構わない、との事でした。
あまり回せない人は、品番を下げた方がイイとか
一般プラグが使えるのは財布に優しいです
MOTOREXは安いですが、デコニールは高いです
まぁ、高ければそれなりにイイんでしょうが
乗り手の問題もありますしねぇ
■取り敢えずいじったとこ
当初の予定では、古い年式のものを16〜18万円くらいで買うつもりだったのですが、出物の10モデルを引き当てたために、予算がオーバーしてしまいました。まぁ、乗り手のレベルも勘案して、ハイシート化やハンドル回りの改修は後回しになりました。
しかし、それこそ乗り手のレベルの問題で、レバーは転けても折れにくい物にした方が良い、という事で、ZETAのピボットレバーに換装。最近は鍛造の物が出たみたいで、レバーの断面が若干丸っこくなってフィット感が増しました。取り外したレバーは予備です。
ついでにハンドガードも装着。やはりZETAのスティングレー。見た目はインパクトの方が格好いいと思うのですが、スティングレーの方が正面から見て覆う範囲が大きいです。
ガスキャップのフローティングチューブは、これまたZETAのユニフローキャップに換えましたが、BTCの獣道の大坂の登りで失敗して転けて、一発で紛失しました。(ノーマルのチューブに戻しました)
納車の時に付いてたハンドルは、CRF150Rの物らしいのですが、あまり出来が良くないので、せめてZETAのCOMP辺りに替えたいもの。出来ればSX3にしたいところですが(そうすればベストテクバーも付けれる)、そうなるとトップブリッジを替えねばなりません。
また、純正のレバークランプは締め込むとカチカチに閉まってしまい、これでは転けた拍子にレバーを折りかねないので緩めると、ホルダーがガタガタになってしまいます。ZETAのローテティングバークランプに替えたいところですが、乗り手の財力次第です。
上が純正のブレーキレバー、下がZETA
新型の鍛造の物は、レバーに丸みが付いてます
レバーを替えて、ハンドガードを付けたら
一気にやる気が横溢してきましたw
■スタンドを工夫
KX85-IIにも三角スタンドが付属していますが、これでは整備がしにくいので、DRCのリフトスタンドを貸しました。ところが、KX85はエンジン下のフレームが出っ張っている構造になっていて、スタンドに乗せるとグラグラして危険です。
そこで、スタンドの天板に合板をビス止めして、フレームが入る隙間を作ってやりました。これでグラグラする事はなくなりましたが、CRF250Rに使うには、ちょっと使いにくいかなぁ、と感じない事も……。いずれにせよ、バイク1台にスタンドも1台あった方が良さそうです。
真ん中の太いフレームが出っ張っています
これではどんなスタンドでもグラグラします
下駄を履かせてみました
耐油耐候のゴムシートを貼りましたが
あっという間にボロボロ