Coleman
2015年11月09日
この7月から使用していた、2レバー化したコールマン・フェザーストーブ。ホワイトガソリン専用のジェネレーターを、あえてレギュラーガソリンで使い続けて来たのですが、かれこれ3ヶ月経って、火力が落ちて来た様に感じました。特に弱火側が、最弱にすると、以前なら結構強い弱火だったのが、今ではトロ火を通り越して、風が吹けば消えるほど。明らかにジェネレーターが詰まっている兆候です。
キャブレタークリーナーは、別にバイク用でなくてもよく、ホームンターなどに売っている農機具用で十分です。泡タイプと液タイプがありますが、今回は液タイプを使います。余談ですが、キャブレタークリーナーは結構劇薬で、手に付いた位では大丈夫ですが、目などの粘膜系には猛烈な痛みと刺激を与えます。自分はうっかり、キン◯マの裏に掛かってしまったのですが、「これ何てプレイ?」ってほど痛熱かったです。
パーツクリーナー、エアダスターもホームセンターで売ってる安いので十分です。
透明になったら、今度はパーツクリーナーを同じ容量で噴射します。パーツクリーナーを使用する理由は、キャブレタークリーナーがジェネレーター内に残ったまま使用すると、煤が出たりタールが溜まったりと、余計よろしくないからです。
パーツクリーナーで洗浄したあとは、エアダスターを吹き付けて乾燥させます。ジェネレーターは細い管だけに、そのまま放置してたのでは、いつ乾くか分りませんので、エアダスターで手早く乾かしてしまいます。
ところで、コールマン550Bのジェネレーターには、クリーニングニードルが入っているのですが、これは抜き取る事が出来ます。洗浄したあと、ゆっくり優しく入れ直しましょう。
フェザー442は元よりガソリン専用ですので、2レバーをそのまま付け直しました。そして早速点火。新品時と比べたら、9割くらいの元気さですが、最弱にしても消えそうな弱火でなく、良い感じの弱火です。やったらやっただけの事はある様です。
ホワイトガソリン用のジェネレーターでも、レギュラーガソリンは遜色なく使えますが、やはり詰まってくるのは仕方ない様です。整備できる環境にある分には構いませんが、ロングのツーリングなどに、やはり使わない方がいいという感想を持ちました。
とはいえ、洗浄する事で、また暫く元気に使える訳ですから、知っておいて損はないメンテテクだと思います。
新品とまではいかないまでも
かなり元気よくなりました
火力が落ちたなーと思った時は、早めに洗浄しましょう
同様に、コールマン550Bもこの4年ほど、レギュラーガソリンで使っていたのですが、やはり火力が落ちつつある傾向を感じていました。そこで今回、ジェネレーターの洗浄をする事にしました。
■用意するもの
コールマンのポータブルストーブのジェエレーターは、ご存知の通り、屈曲した形をしている上に、細い管で、かつ中にニードルが入っていたりします。なので、この管の中を洗うには、少々コツが要ります。しかし、道具さえあれば、決して難しくありません。用意するのは、次の通り。- バイク用のワイヤーインジェクター
- キャブレタークリーナー
- パーツクリーナー
- エアダスター
- 液剤受け(自分は500mlのペットボトルをぶった切ったのを代用)
キャブレタークリーナーは、別にバイク用でなくてもよく、ホームンターなどに売っている農機具用で十分です。泡タイプと液タイプがありますが、今回は液タイプを使います。余談ですが、キャブレタークリーナーは結構劇薬で、手に付いた位では大丈夫ですが、目などの粘膜系には猛烈な痛みと刺激を与えます。自分はうっかり、キン◯マの裏に掛かってしまったのですが、「これ何てプレイ?」ってほど痛熱かったです。
パーツクリーナー、エアダスターもホームセンターで売ってる安いので十分です。
■やり方
まず、ワイヤーインジェクターをナット付いてる側の口に取り付けます。しっかり取り付けないと、薬剤が漏れてジェネレーターを通過しません。次にワイヤーインジェクターにキャブレタークリーナーの管(っていうんですか?)を差し入れて、ジェネレーターのジェット側を確実に薬剤受けに向けて、おもむろにキャブレタークリーナーを噴射します。すると、ジェネレーターが完全に詰まりでもしてない限り、プシーっとジェット側からキャブレタークリーナーが噴出してきます。そのまま噴射を続けます。すると、薬剤受けの底に噴出した汚れたキャブレタークリーナーが溜まります。この噴出するキャブレタークリーナーが、透明になるまでこの作業を続けます。透明になったら、今度はパーツクリーナーを同じ容量で噴射します。パーツクリーナーを使用する理由は、キャブレタークリーナーがジェネレーター内に残ったまま使用すると、煤が出たりタールが溜まったりと、余計よろしくないからです。
パーツクリーナーで洗浄したあとは、エアダスターを吹き付けて乾燥させます。ジェネレーターは細い管だけに、そのまま放置してたのでは、いつ乾くか分りませんので、エアダスターで手早く乾かしてしまいます。
ところで、コールマン550Bのジェネレーターには、クリーニングニードルが入っているのですが、これは抜き取る事が出来ます。洗浄したあと、ゆっくり優しく入れ直しましょう。
■効果
コールマン550Bの方は、その後、ケロシン用のジェネレーターを取り付けたのでテスト未了です。550Bのジェネレーターは、ケロシン用のは豊富に売っているのですが、ガソリン用のはどういう訳か入手困難です。なので、買い替えしたくても出来ないのです。フェザー442は元よりガソリン専用ですので、2レバーをそのまま付け直しました。そして早速点火。新品時と比べたら、9割くらいの元気さですが、最弱にしても消えそうな弱火でなく、良い感じの弱火です。やったらやっただけの事はある様です。
ホワイトガソリン用のジェネレーターでも、レギュラーガソリンは遜色なく使えますが、やはり詰まってくるのは仕方ない様です。整備できる環境にある分には構いませんが、ロングのツーリングなどに、やはり使わない方がいいという感想を持ちました。
とはいえ、洗浄する事で、また暫く元気に使える訳ですから、知っておいて損はないメンテテクだと思います。
新品とまではいかないまでも
かなり元気よくなりました
火力が落ちたなーと思った時は、早めに洗浄しましょう
2015年11月05日
MSRドラゴンフライのケロ化に引き続き、コールマン550Bのケロ化も行う事にしました。550Bはジェネレーター交換によって、ガソリンもケロシンも使用可能となる「マルチフェル」なストーブで、ケロ化している人も多くいます。
ところで、自分は「マルチフェル」だから当然、レギュラーガソリンも使えるもんだと思っていたのですが、コールマンでは、ホワイトガソリンとケロシンが使えたら「マルチ」で、さらにレギュラーガソリンも使えるものは「デュアル」と称するとの事。たった2種類の燃料が使えるだけで、マルチもヘッタクレもないと思うのですが、要するにホワイトガソリン用のジェネレーターでレギュラーガソリンを使っていた訳で、そりゃ詰まってくるわな、というところです。
ともあれ、ジェネレーターを交換しました。
■アメリカ〜ンな造り
550Bのジェネレーターの交換要領は、
- ジェネーター基部のナットを外す
- 五徳とバーナーヘッドを留めているビスを外す
- 良い感じに持ち上げ、ジェレーターのクリーニングニードルの金具を外す
- 組み立てはこの逆順

550Bのジェネレーターにはクリーニングニードルが入っていますが
その根っこの鉤状の金具を良い感じに外さねばなりません

左がガソリン用のジェネレータ、右がケロシン用です
見分けは、基部のナットの印の有無です

この穴の部分で、ガスと空気が混合されます
少しズレたりすると、混合比率が変わって火力に影響するとか

組み付けには難儀しました
結局、ジェネレーターを仮付けして
無理矢理バーナーヘッドを組んでしまいました
あとは、基部のナットを締めて完了です
■使い勝手
ケロ化した550Bは、ガソリンの時の様にポンピングだけで点火する事は出来ません。バーナーボールにアルコールを注ぎ、プレヒートしてから点火します。この際、プレヒートの火が消えるか消えないかくらいまで、しっかりプレヒートしてやる事がポイントで、中途半端に火力をオンにしたら、火柱を上げるのは他のケロストと同様です。
アルコールをケチるためか、プレヒートの時間を惜しんでか、ガストーチでジェネレーターを炙るというやり方をする人もいます。たしかに、ものの30秒も炙れば、気化したケロシンが出て点火する事が出来ますが、本燃焼の安定はアルコールでプレヒートした方が早いです。まぁ、ガストーチでのプレヒートはトンチ技の一つと考えています。
本燃焼は、ガソリンの場合と変わりありません。火力調整も不具合なしです。燃焼中は、別に身体に悪そうなガスが出るとか、そういう事はありません。ただ、消火後、ジェネレーターに残っている灯油が、しばらくポッポと燃えるのですが、その時、いわゆる石油ストーブ臭いにおいがします。屋外なら問題ありませんが、室内の場合は換気扇推奨。テントの中では使わない方が良いと思います。

アルコールにてプレヒート中
要は、ジェネレーターが温まれば良いのですが
バーナーヘッド全体を温めてる感じです

全力運転中
赤火に見えますが、根っこの部分は青火です

プレヒートを前提としていないフェザー442は
バーナーボールに穴が開いています

ガストーチでジェネレーターをピンポイントプレヒート
弱い火力でじっくりやった方が良さそうです
■火力、その他
ケロ化550Bで、ベランダにて2リットル薬缶を沸かしてみたのですが、グツグツ沸騰するまで12分でした。これはガソリンの場合でも同じで、性能はガソリンでもケロシンでも変わらない事を示しています。この辺り、燃料によって差が出るというより、ストーブ自体の性能で差が出ると思います。(MSRドラゴンフライは9分、オプティマスNo.45は15分)
550Bはジェネレーターを脱着すると、基部のナットの部分から油漏れを起こすので、耐熱耐油のガスケットを塗って対応していたのですが、今回は油漏れを起こしていません。察するに、今回は現物合わせで無理にジェネレーターを組んだのですが、それがかえって気密性を持つ事になったのかもしれません。むしろ、こうして形になったものを再度組み立てると、隙間が生じて漏れるのかもしれません。まぁ、基本的にジェネレーターを交換する時は、新品に交換というのが前提でしょうし、その度に無理に現物合わせで組むなら、今回の様に油漏れを起こさない、のかもしれません。
2015年07月15日
飯盒でご飯炊く上で、ガソリンストーブがことの外、良い感じの火力を提供してくれる事、しかもコールマンのストーブはMSRに比べて静粛で、飯炊きにはもってこいである事などから、コールマンのガソリンストーブに対する評価が一変しました。

火力:最高時(約)2125kcal/h
燃料タンク容量:(約)330cc
燃焼時間:(約)2.2時間
サイズ:(約)直径13×15.5(h)cm
重量:(約)680g
交換用ジェネレーター(別売):533-5891
使用燃料(別売):ホワイトガソリン
*基本燃料ホワイトガソリンに加え、非常時に自動車用無鉛ガソリン使用可能
しかし、色々思い入れがあったにも関わらず、非常に使いにくい印象をもって手放す事になります。というのも、中火と強火がほぼ同じで中火より弱くは出来ず、「ご飯は弱火で炊く」が出来なかったからです。そもそも、400から始まるこのシリーズは、もともとは2レバーだったそうですが、自分がアンレデッド・ピーク1を買った時には、1レバーでした。
今回、改めて買い直したフェザーストーブは、このアンレデッド・ピーク1の後継機種となる訳ですが、色が違い、バーナーボールの形が若干異なる他は、まるっきり変わっていませんでした。ジェネレーターが1レバーなのも同じです。そして、中火以上が強火と同じで、中火以下は失火するのも同じでした。
ご飯の炊き方が「強火から弱火」式に変わったとはいえ、弱火が出来ない事には困ります。その様な訳で、自分も2レバー化に挑戦しました。
何にせよ、508-5891は現行でも生産していますので、さっそく取り寄せました。取り寄せている間に、バーナーボールにジェネレーターが入るスリットを開けました。自分ではよう開けられないので、バイク屋さんにお願いして、サンダーで削ってもらいました。同時にジェネレーターをストーブ本体に固定するブラケットもヤフオクで調達しました。このブラケットは、アルミ板などで自作する人が多いのですが、自分はカチとした作りにしたかったので、敢えて2,000円払って取り寄せました。
さて、届いた2レバーのジェネレーターと、フェザーストーブのジェネレーターを見比べてみました。長さ、角度など、若干の違いがある様です。一番の大きな違いは、フェザーストーブの方はクリーニングニードルが挿入されているのに対して、2レバーの方はコイル状の何かが入っていた事です。このコイル状の何かのせいで、バルブの基部(クリーニングニードルの爪を引っ掛ける部分)がジェネレーターに入らず、かなり悩みました。結果としては、基部でコイル状のものを押し込んでしまいました。ジェネレーターは思いのほか、手曲げで曲げれたので、良い感じに取り付けれる様に、現物合わせてでストーブに取り付けました。

分解はレンチとプラスドライバーだけで出来ます
部品点数は多めです

ノーマルのジェネレーターには、クリーニングニードルの爪が
バルブ基部に引っ掛けてあります

バーナーボールは予めスリットを削っておきます

上がノーマルのジェネレーター、533-5891
下が2レバーの508-5891
長さや角度が違います
また、508の方にはクリーニングニードルが入っていません

その代わり、508の方には、コイル状の物が入っています
バルブ基部で注意深く押し込みました

結構ぐにぐにとジェネレーターを曲げ伸ばしして
現物合わせで取り付けました
ブラケットはステンレス製らしく、かなりかっちりした出来栄えです
一度消火して、一旦ストーブを冷やしてから、再度点火しようとした時、炎がロウソク程度しか出なくて慌てましたが、火力調整レバーを動かしたら、勢い良く炎が出る様になりました。どうやら、ジェネレーターが少し詰まっていた様です。それ以降、少し様子が変な時は、火力調整レバーを動かす様にしています。
2レバー化した事で火力自在になりました
とろ火が出来ない、という人もいますが
中火より弱く出来ないよりは、遥かにマシです
ベランダ炊飯にも投入してみました。火力はやはり強いようで、全開で強火で沸騰するまでに約2分45秒ほど、そこで弱火に切り替えるのですが、その弱火も結構強めらしくて、暫くは蓋が持ち上がり重湯が少し垂れます。そのまま弱火に掛け続け、大体4分半から5分ほどで重湯がなくなります。これらは温暖で微風な時の結果ですので、厳冬期などでは、むしろこの強い火力が役に立つと思います。
フェザーストーブでは、緊急時は自動車ガソリンが使える、という事になっています。アンレデッド・ピーク1に比べたら、かなり後退した表現です。しかし、ジェネレーターの型番が同じであれば、フェザーストーブもアンレデッド・ピーク1と同じ様に使える筈です。そこで型番を調べてみたところ、533-5891と422-5891が該当する様です。つまり、フェザーストーブも緊急時でなくてもレギュラーガソリン使って差し支えない様です。
問題なのは、2レバーのジェネレーターである508-5891はホワイトガソリン指定だという事です。まぁ、素直にホワイトガソリン使ってれば問題にならないのですが、わざわざ高いホワイトガソリンを買う気にはなれませんし、550Bでレギュラーガソリン使いまくってる事もあって、出来ればフェザーストーブでもレギュラーガソリンを使いたい。そこれで色々調べたところ、レギュラーガソリンを使っても大丈夫な理由を解説してるブログを発見。ここによると、長時間タンクにガソリンを入れっぱなしにしてるのが問題だそうです。
とはいえ、使っているウチにジェネレーターが詰まり気味になるのは仕方ない事なので、その時はキャブレタークリーナーで清掃したり、ジェネレーターを交換するなどして対応しようと思います。
かつ、自分が初めて買ったガソリンストーブである、アンレデッド・ピーク1(442-700J)の様に、1レバーになった400番台のピーク1ストーブを、2レバー時代のジェネレーターに交換して、弱火を作れる様にする作例を見かけた事で、かつて、ロクに使いこなせず手放した442ストーブを、改めて使ってみたくなりました。

火力:最高時(約)2125kcal/h
燃料タンク容量:(約)330cc
燃焼時間:(約)2.2時間
サイズ:(約)直径13×15.5(h)cm
重量:(約)680g
交換用ジェネレーター(別売):533-5891
使用燃料(別売):ホワイトガソリン
*基本燃料ホワイトガソリンに加え、非常時に自動車用無鉛ガソリン使用可能
■かつての印象とノーマル状態の所見
コールマン442は、自分が初めて買ったポータブルストーブでした。まだ野宿ライダーへの夢をキラキラ持っていた頃で、バイクでキャンプするなら、自動車用ガソリンが使えなきゃダメって事で、灰色タンクのアンレデッド・ピーク1を買ったのでした。ちなみに、550Bも売ってた様に記憶するのですが、見た目が不細工なので却下でした。442はタンクの形がGIストーブのM1950に似てたのも決め手でした。しかし、色々思い入れがあったにも関わらず、非常に使いにくい印象をもって手放す事になります。というのも、中火と強火がほぼ同じで中火より弱くは出来ず、「ご飯は弱火で炊く」が出来なかったからです。そもそも、400から始まるこのシリーズは、もともとは2レバーだったそうですが、自分がアンレデッド・ピーク1を買った時には、1レバーでした。
今回、改めて買い直したフェザーストーブは、このアンレデッド・ピーク1の後継機種となる訳ですが、色が違い、バーナーボールの形が若干異なる他は、まるっきり変わっていませんでした。ジェネレーターが1レバーなのも同じです。そして、中火以上が強火と同じで、中火以下は失火するのも同じでした。
ご飯の炊き方が「強火から弱火」式に変わったとはいえ、弱火が出来ない事には困ります。その様な訳で、自分も2レバー化に挑戦しました。
■2レバーに改造
2レバー化するに当たって、事前に様々な先例を読んで勉強したのですが、400/440/442/508系の2レバーのジェネレーターは、現行では508-5891しかありませんが、数年前まで400-5891というのもあった由。そして400-5891の方がとろ火まで作れる微細な火力調整が出来た様です。その型番から、400-5891はピークワン400Aの、508-5891はスポーツスター508のジェネレーターだと推測できる訳ですが、どっちも似た形してる事から、400番の方を止めたんだと思います。何にせよ、508-5891は現行でも生産していますので、さっそく取り寄せました。取り寄せている間に、バーナーボールにジェネレーターが入るスリットを開けました。自分ではよう開けられないので、バイク屋さんにお願いして、サンダーで削ってもらいました。同時にジェネレーターをストーブ本体に固定するブラケットもヤフオクで調達しました。このブラケットは、アルミ板などで自作する人が多いのですが、自分はカチとした作りにしたかったので、敢えて2,000円払って取り寄せました。
さて、届いた2レバーのジェネレーターと、フェザーストーブのジェネレーターを見比べてみました。長さ、角度など、若干の違いがある様です。一番の大きな違いは、フェザーストーブの方はクリーニングニードルが挿入されているのに対して、2レバーの方はコイル状の何かが入っていた事です。このコイル状の何かのせいで、バルブの基部(クリーニングニードルの爪を引っ掛ける部分)がジェネレーターに入らず、かなり悩みました。結果としては、基部でコイル状のものを押し込んでしまいました。ジェネレーターは思いのほか、手曲げで曲げれたので、良い感じに取り付けれる様に、現物合わせてでストーブに取り付けました。

分解はレンチとプラスドライバーだけで出来ます
部品点数は多めです

ノーマルのジェネレーターには、クリーニングニードルの爪が
バルブ基部に引っ掛けてあります

バーナーボールは予めスリットを削っておきます

上がノーマルのジェネレーター、533-5891
下が2レバーの508-5891
長さや角度が違います
また、508の方にはクリーニングニードルが入っていません

その代わり、508の方には、コイル状の物が入っています
バルブ基部で注意深く押し込みました

結構ぐにぐにとジェネレーターを曲げ伸ばしして
現物合わせで取り付けました
ブラケットはステンレス製らしく、かなりかっちりした出来栄えです
■火力調整の具合
さっそく使ってみる事にしました。燃料はレギュラーガソリンを使いました。結論から先に言うと、いささかの異常もなく、普通に使えました。550Bの様に、ジェネレーターから油漏れを起こす事もありません。火力調整ハンドルを全開位置にして、コントロールバルブを開けて点火し、暫くしてからポンピングを追加して、火を安定させます。その後、火力調整レバーを動かして、強火、中火、弱火と自在に変える事が出来ました。一度消火して、一旦ストーブを冷やしてから、再度点火しようとした時、炎がロウソク程度しか出なくて慌てましたが、火力調整レバーを動かしたら、勢い良く炎が出る様になりました。どうやら、ジェネレーターが少し詰まっていた様です。それ以降、少し様子が変な時は、火力調整レバーを動かす様にしています。
2レバー化した事で火力自在になりました
とろ火が出来ない、という人もいますが
中火より弱く出来ないよりは、遥かにマシです
ベランダ炊飯にも投入してみました。火力はやはり強いようで、全開で強火で沸騰するまでに約2分45秒ほど、そこで弱火に切り替えるのですが、その弱火も結構強めらしくて、暫くは蓋が持ち上がり重湯が少し垂れます。そのまま弱火に掛け続け、大体4分半から5分ほどで重湯がなくなります。これらは温暖で微風な時の結果ですので、厳冬期などでは、むしろこの強い火力が役に立つと思います。
■レギュラーガソリンは使えるのか?
かつてのアンレデッド・ピーク1は、デュアル・フェールと称して、ホワイトガソリンとレギュラーガソリンが使えるタイプでした。コールマンのストーブは基本的にホワイトガソリン専用で、レギュラーガソリンを使うとジェネレーターが詰まる、と言われています。それ故に、自動車ガソリンが使えるアンレデッドは貴重でした。(といっても、自分は投じはビビリでレギュラーガソリンで使った事がありませんでした)フェザーストーブでは、緊急時は自動車ガソリンが使える、という事になっています。アンレデッド・ピーク1に比べたら、かなり後退した表現です。しかし、ジェネレーターの型番が同じであれば、フェザーストーブもアンレデッド・ピーク1と同じ様に使える筈です。そこで型番を調べてみたところ、533-5891と422-5891が該当する様です。つまり、フェザーストーブも緊急時でなくてもレギュラーガソリン使って差し支えない様です。
問題なのは、2レバーのジェネレーターである508-5891はホワイトガソリン指定だという事です。まぁ、素直にホワイトガソリン使ってれば問題にならないのですが、わざわざ高いホワイトガソリンを買う気にはなれませんし、550Bでレギュラーガソリン使いまくってる事もあって、出来ればフェザーストーブでもレギュラーガソリンを使いたい。そこれで色々調べたところ、レギュラーガソリンを使っても大丈夫な理由を解説してるブログを発見。ここによると、長時間タンクにガソリンを入れっぱなしにしてるのが問題だそうです。
とはいえ、使っているウチにジェネレーターが詰まり気味になるのは仕方ない事なので、その時はキャブレタークリーナーで清掃したり、ジェネレーターを交換するなどして対応しようと思います。
2015年07月04日
コールマン550Bの欠点というか弱点というか、バーナーを支える支柱の周りのカラーが弱くて、重い物を載せたらひしゃげてしまう件。どうやら自分の物だけでなく、結構同じ様な症例がネットでもアップされています。そして、それを改善する対策も何人かの人がチャレンジしていました。要するに、重たい物を載せても大丈夫な様に、カラーを強い物に換える、というものです。その中で、アルミ缶アルストの要領で改装している人がいましたので、自分も真似してみる事にしました。
■まずは分解
コールマン550Bのバーナー部の分解は簡単です。まず、五徳を止めているネジを抜いて五徳をはずし、続いて付属のレンチでジェネレーターの根っこのナットを緩めます。コールマンはレンチがインチサイズですので、ミリサイズのバイク用の工具は使えません。まぁ、付属の工具でも十分仕事出来ます。
ジェネレーターを緩めたら、バーナーからジェネレーターの末端を抜きます。何ならジェネレーターを外しても構いません。そして、バーナー、ヒートシールド、カラーを外せば、バーナー部の分解は完了です。この逆順をやれば、結合も簡単に出来ます。

自分の550Bはこのネジが緩いのか、最後まで締めてもユルユルです
まぁ、外れたりしませんが

付属のレンチで、ジェネレーターのナットを緩めます
前回のリペアで、ガスケットを塗っていますが
当然、ガスケットはダメになります

こんな感じで、あっという間にバラバラです
ちなみに、バーナーはアッシーですので
これ以上はバラせません
■カラーの作成
取り出したカラーは、これまでの荷重に耐えかねて、歯の部分がひしゃげていました。作例に基づいて、自分もアルミ缶を使ってカラーを作成するのですが、正しいカラーの長さが分らないとダメなので、取りあえず、ラジオペンチで優しく伸ばして元に戻します。
使用する空き缶は、自分もコーヒー缶にしました。作り方は、空き缶アルストと同じなので、勝手知ったるなんとかです。まず、カラーを空き缶に合わせて高さを計り、それに合わせて出来るだけキレイに切り、内側に入り込む方をラジペンで波々にして、良い感じにエイヤと合わせます。
続いて、缶のセンターに穴を開けて、バーナー部を支える支柱を通す穴を作ります。直径3ミリくらいの穴ですので、電動ドリルを使いましたが、多少大きめに作っても大丈夫だと思います。

ひしゃげたカラーの歯
アルミ製なので、ラジペンで元に戻せます

高さを合わせて、セロテープを巻いて切り易くします

アルミだけに、切るのはハサミでも簡単です
片方を波々にしておきます

エイヤ、と合わせた図
結構強度あります
■支柱自体が斜めってる
さて、穴開けした空き缶カラーを早速セットしてみました。……あれれ?タンクとカラーの間が、えらく斜めって隙間が開いています。これは予想外の展開でした。まさか、こうなるとは……。で、カラーを外してよく見てみると、支柱が斜めっている事に気が付きました。
重さに耐えかねて斜めってしまったのか、それとも最初から斜めってたのか。試しに手で押して真っすぐにしようとしましたが、固くて真っすぐになりません。もともと、斜めで付いていた様です。無理して折れても困るので、止めておきました。まぁ、メリケン製ですから、こうしたいい加減なところがあります。
となると、カラーが斜めって潰れてしまうのも、あながち重たい物を乗せたからだけではなさそうです。試しに、空き缶カラーをクルクル回してみたら、良い感じにぴったり収まる位置がありました。その位置でバーナー部を組み立ててみたのですが、ジェネレーターがバーナーに入りません。まぁ、無理したら入れれるのですが、結構パッツンパッツンでしたので、もういいや、って気になって来ました。
確かに、バーナー部が斜めっているのは気になりますが、それで不具合があった訳ではありません。だったら、カラーの歯を直して組み直すだけでいいや、って事になり、空き缶カラーは不採用になりました。

缶に開けた穴もいい加減なんでしょうが
これでは不細工過ぎです

よく見たら、結構斜めっています
しかも頑丈に付いてて、真っすぐになりませんw

良い感じに収まる位置もあるのですが
斜めってる事には変わりありません

やってやれない事ないですが
ジェネレータの位置など、結構無理がありました

かなり頑丈になる事は間違い有りませんでした
しかし、斜めった状態が解消されないなら
別に前のままでもいいかなー、という気になりました
■対応策
カラーがひしゃげた理由には、実は心当たりがあって、昔、サバゲーのチームでキャンプ行った時に、4リットルのヤカンとか載っけたりしてたからでした。ちなみに、2リットル入ったヤカンの重さは、2.8kgもあります。そんなに重たいものを載せれるのは、MSRドラゴンフライかカセットガスジュニアバーナーくらいなものです。
このコールマン550Bは、バックパッキングストーブというくらいですから、基本的にはソロ用でしょうし、そんな重たい物を載せる様に考えられていないと思います。せいぜい、4合炊きの飯盒、1.8kgくらいが限界なんじゃないでしょうか。その様な訳で、今後は1.8kg以上のものを載せない事で対処する事にしました。
さて、ジェネレーターを外したので、前回同様、ガスケットを塗って対策しなければならないのですが、試運転してみたところ、パッと見、漏れてる様に見えなかったので、そのまま飯炊きを始めました。ところが、高圧が掛かるとやはり漏れてくるみたいで、ナットの所から火が上がりました。
そこで、今回もガスケットで補修。前のは5年も前のでしたので、とうに捨ててしまっていて、新規に2りんかんに買いに行ったのですが、ラインナップが変わっていて、前のキタコのTB1207B(実はスリーボンド製)のが無くなってました。そこで、タダの耐油でなく、デイトナの耐ガソリン液状ガスケットを買い直しました(972円もした)

前回のガスケットは、キレイには取れなかったので適当です
しっかり閉めたのですがやはり→の所から漏れます
今回はバルブは緩めてないので、そこからは漏れてません

今回のガスケットの色は、灰色
う〜ん、どうなん?って感じですが
まぁ、今回塗った所がどこか分り易いかな?
■ガスケット問題
しかし、この耐ガソリン液状ガスケットがかなり曲者でした。まず、流動性とかでもともと緩い事。乾いてもプニプに柔らかい事。そして、ガソリンが漏れる事です。仕方ないので、一度剥がして塗り直しましたが、完全に硬化してるかも怪しい固まり方で、やはりガソリンが漏れました。引火するほどではないですが、やはり気持ちいいものではありません。
これなら、前のキタコのTB1207Bの方がよっぽど良かったくらいです。それがあれば良いのですが、キタコから出ていた10gのはなくなったみたいです。一応、スリーボンドからは100gのものが出ていますが、爪楊枝の先でちょいちょい塗るだけで100gも要りません。となれば、似た様な他の物を探すしかありません。
そこで色々なレビューを見て近そうなのが、キタコの液状ガスケットKC-027が、どうも近そうな感じでした。これなら5gですので丁度良しです。早速2りんかんに行って調達しました。感じとしては、前のTB1207Bのまんまでした。しかし、結果としてはこれがピッタリでした。粘度も使い勝手もTB1207Bと全く同じ。そして硬化後はゴム化して、まったくガソリンを漏らさない様になりました。

スッタモンダしましたが、これが正解
もっとも、ガスケット使わないと漏れるってのが
いささか問題なんですけどねぇ

分解した後、前よりもプレヒートの時間が長くなり
消火した時はさっと火が消える様になりました
微妙な組み付けの差があるんだと思います
■まずは分解
コールマン550Bのバーナー部の分解は簡単です。まず、五徳を止めているネジを抜いて五徳をはずし、続いて付属のレンチでジェネレーターの根っこのナットを緩めます。コールマンはレンチがインチサイズですので、ミリサイズのバイク用の工具は使えません。まぁ、付属の工具でも十分仕事出来ます。
ジェネレーターを緩めたら、バーナーからジェネレーターの末端を抜きます。何ならジェネレーターを外しても構いません。そして、バーナー、ヒートシールド、カラーを外せば、バーナー部の分解は完了です。この逆順をやれば、結合も簡単に出来ます。

自分の550Bはこのネジが緩いのか、最後まで締めてもユルユルです
まぁ、外れたりしませんが

付属のレンチで、ジェネレーターのナットを緩めます
前回のリペアで、ガスケットを塗っていますが
当然、ガスケットはダメになります

こんな感じで、あっという間にバラバラです
ちなみに、バーナーはアッシーですので
これ以上はバラせません
■カラーの作成
取り出したカラーは、これまでの荷重に耐えかねて、歯の部分がひしゃげていました。作例に基づいて、自分もアルミ缶を使ってカラーを作成するのですが、正しいカラーの長さが分らないとダメなので、取りあえず、ラジオペンチで優しく伸ばして元に戻します。
使用する空き缶は、自分もコーヒー缶にしました。作り方は、空き缶アルストと同じなので、勝手知ったるなんとかです。まず、カラーを空き缶に合わせて高さを計り、それに合わせて出来るだけキレイに切り、内側に入り込む方をラジペンで波々にして、良い感じにエイヤと合わせます。
続いて、缶のセンターに穴を開けて、バーナー部を支える支柱を通す穴を作ります。直径3ミリくらいの穴ですので、電動ドリルを使いましたが、多少大きめに作っても大丈夫だと思います。

ひしゃげたカラーの歯
アルミ製なので、ラジペンで元に戻せます

高さを合わせて、セロテープを巻いて切り易くします

アルミだけに、切るのはハサミでも簡単です
片方を波々にしておきます

エイヤ、と合わせた図
結構強度あります
■支柱自体が斜めってる
さて、穴開けした空き缶カラーを早速セットしてみました。……あれれ?タンクとカラーの間が、えらく斜めって隙間が開いています。これは予想外の展開でした。まさか、こうなるとは……。で、カラーを外してよく見てみると、支柱が斜めっている事に気が付きました。
重さに耐えかねて斜めってしまったのか、それとも最初から斜めってたのか。試しに手で押して真っすぐにしようとしましたが、固くて真っすぐになりません。もともと、斜めで付いていた様です。無理して折れても困るので、止めておきました。まぁ、メリケン製ですから、こうしたいい加減なところがあります。
となると、カラーが斜めって潰れてしまうのも、あながち重たい物を乗せたからだけではなさそうです。試しに、空き缶カラーをクルクル回してみたら、良い感じにぴったり収まる位置がありました。その位置でバーナー部を組み立ててみたのですが、ジェネレーターがバーナーに入りません。まぁ、無理したら入れれるのですが、結構パッツンパッツンでしたので、もういいや、って気になって来ました。
確かに、バーナー部が斜めっているのは気になりますが、それで不具合があった訳ではありません。だったら、カラーの歯を直して組み直すだけでいいや、って事になり、空き缶カラーは不採用になりました。

缶に開けた穴もいい加減なんでしょうが
これでは不細工過ぎです

よく見たら、結構斜めっています
しかも頑丈に付いてて、真っすぐになりませんw

良い感じに収まる位置もあるのですが
斜めってる事には変わりありません

やってやれない事ないですが
ジェネレータの位置など、結構無理がありました

かなり頑丈になる事は間違い有りませんでした
しかし、斜めった状態が解消されないなら
別に前のままでもいいかなー、という気になりました
■対応策
カラーがひしゃげた理由には、実は心当たりがあって、昔、サバゲーのチームでキャンプ行った時に、4リットルのヤカンとか載っけたりしてたからでした。ちなみに、2リットル入ったヤカンの重さは、2.8kgもあります。そんなに重たいものを載せれるのは、MSRドラゴンフライかカセットガスジュニアバーナーくらいなものです。
このコールマン550Bは、バックパッキングストーブというくらいですから、基本的にはソロ用でしょうし、そんな重たい物を載せる様に考えられていないと思います。せいぜい、4合炊きの飯盒、1.8kgくらいが限界なんじゃないでしょうか。その様な訳で、今後は1.8kg以上のものを載せない事で対処する事にしました。
さて、ジェネレーターを外したので、前回同様、ガスケットを塗って対策しなければならないのですが、試運転してみたところ、パッと見、漏れてる様に見えなかったので、そのまま飯炊きを始めました。ところが、高圧が掛かるとやはり漏れてくるみたいで、ナットの所から火が上がりました。
そこで、今回もガスケットで補修。前のは5年も前のでしたので、とうに捨ててしまっていて、新規に2りんかんに買いに行ったのですが、ラインナップが変わっていて、前のキタコのTB1207B(実はスリーボンド製)のが無くなってました。そこで、タダの耐油でなく、デイトナの耐ガソリン液状ガスケットを買い直しました(972円もした)

前回のガスケットは、キレイには取れなかったので適当です
しっかり閉めたのですがやはり→の所から漏れます
今回はバルブは緩めてないので、そこからは漏れてません

今回のガスケットの色は、灰色
う〜ん、どうなん?って感じですが
まぁ、今回塗った所がどこか分り易いかな?
■ガスケット問題
しかし、この耐ガソリン液状ガスケットがかなり曲者でした。まず、流動性とかでもともと緩い事。乾いてもプニプに柔らかい事。そして、ガソリンが漏れる事です。仕方ないので、一度剥がして塗り直しましたが、完全に硬化してるかも怪しい固まり方で、やはりガソリンが漏れました。引火するほどではないですが、やはり気持ちいいものではありません。
これなら、前のキタコのTB1207Bの方がよっぽど良かったくらいです。それがあれば良いのですが、キタコから出ていた10gのはなくなったみたいです。一応、スリーボンドからは100gのものが出ていますが、爪楊枝の先でちょいちょい塗るだけで100gも要りません。となれば、似た様な他の物を探すしかありません。
そこで色々なレビューを見て近そうなのが、キタコの液状ガスケットKC-027が、どうも近そうな感じでした。これなら5gですので丁度良しです。早速2りんかんに行って調達しました。感じとしては、前のTB1207Bのまんまでした。しかし、結果としてはこれがピッタリでした。粘度も使い勝手もTB1207Bと全く同じ。そして硬化後はゴム化して、まったくガソリンを漏らさない様になりました。

スッタモンダしましたが、これが正解
もっとも、ガスケット使わないと漏れるってのが
いささか問題なんですけどねぇ

分解した後、前よりもプレヒートの時間が長くなり
消火した時はさっと火が消える様になりました
微妙な組み付けの差があるんだと思います
2011年09月01日
トランポに積んでいた炊事用具は兵式飯盒なのですが、最初の頃こそそれでメシを炊いたりしてましたが、その内面倒になってきて、コンビニやスーパーで弁当買ってきて食べるのが主流になっています。むしろ、カップラーメンやカップスープなどの湯沸かしをやる機会の方が多いのですが、湯沸かしに使ってるのがキャンティーンカップでは、一人分のお湯しか沸かせない訳で、2人以上だと順番になってしまいます。そこで飯盒を外して、パーコレーターを使う事にしました。
■なぜパーコレーターなのか?
湯を沸かすだけならケトルやヤカンで良いのですが、まず家で使うタイプのケトルは、如何にも収まりの悪いスタイルをしてますので却下。2リットルくらいの容量のあるやつだと、そこそこの値段がする。
次はアウトドア用の平べったい円盤形のケトルだが、あれは昔から使い勝手が良さそうに感じた事がありません。バーナーの上でひっくり返りそうなスタイルはともかくとして、注ぎ口が小さくて注ぎにくい。この手のケトルは、システムクッカーに収めるために、ああいうデザインになっている訳ですが、どんなに物が良くても使おうという気になれません。
そこで目を付けたのが、パーコレーター。自分は別にコーヒー豆を挽いてドリップしたりする趣味はないのですが(それどころか、コーヒーはあまり好きではない)、まずあの形が好きな事。中のストレーナーを外せば普通にケトルとして使える事。そしてタダのケトルとしてでなく、パーコレーターの機能もあれば、キャンプなんかの時に重宝がられるかもしれないなー、と思った事。などなどにより、パーコレーターを装備する事にしました。
さて、どこのを買うか。パーコレーターで調べると、そのほとんどがアウトドア用でした。というか、アウトドアでもインドアでも使えるという触れ込みが多かったです。ステンレスで出来てる奴などは、ピカピカして確かに家で使っててもそれなりに高級感があります。値段はピンキリで、高い物は9カップ用で1万円近く、安い物は3カップ用で2000円しない。あくまで実用品ですから高すぎず、でもチンケなのは嫌なので、4000円くらいのにする事にしました。
問題は容量。3カップ用は明かに小さいので却下。6カップにするか9カップにするか迷いましたが、店にあったのが6カップ用でしたので、それにしました。まぁ、そんな大人数にコーヒーを振る舞うって事はあまりないでしょうし、普段はカップラーメンのお湯に使う程度ですから、2〜3人分の湯が沸かせる容量があれば良し、という事にしました。

ストレーナーのフタを取ったところ
パーコレーターに使うコーヒー豆の挽き方は粗挽きだそうです
細かいと穴から落ちてしまうのでしょう

目盛りは3カップ以下には付いていません
3カップ以下の容量ではコーヒー沸かせないそうです
■使い方
パーコレーターとしての使い方は、まず必要な湯を強火で沸かして一旦火を止め、粉を入れたストレーナーをパーコレーターに入れて、弱火でフタの透明のツマミのところにポコポコとコーヒーが上がってきたら出来上がり、という流れだそうです。ちなみに、このパーコレーターは6カップ用ですが、3カップ以下の分量では作れないそうで、目盛りも3カップ以上から付いています。
自分は恐らく、ヤカン代わりに使う事になると思うのですが、その場合はストレーナーを外しておもむろに湯を沸かすだけです。高さ的にはレトルトパックが丁度入るくらいの高さなので、レトルトを温めるにも良いと思います。ただ、あくまでパーコレーターとして使う事を念頭において、この中でスパゲティ茹でてみたり、ラーメン作ってみる様な事はしない方がいいだろうな、と思っています。
実際に一番よく使うのは、カップラーメンの湯沸かしだと思うのですが、では実際どの程度の量の湯を沸かせるのか試してみたところ、ビッグサイズのカップラーメンで約2カップ分のお湯を使う事が判りました。まぁ、目一杯湯を沸かして4人分までなら一気に沸かせる、という訳です。恐らくは、そうした出番が一番多いでしょう。
■運用法の見直し(2013.2.14追記)
さて、このパーコレーターを投入して半年以上が経ったのですが、まず本来の目的であるコーヒー沸かしとして使ったのはたったの2回だけで、今後も現地で豆挽いてコーヒー淹れるなんて事はあまりやらないだろうと思います。面倒臭いからです。いっちゃん面倒くさかったのが、ストレーナーの中に残るコーヒーの出し殻で、ストレーナーがコーヒー豆で油っぽくなるので、自宅に持って帰って洗わねばならない。そこまでしてバイクの練習の時に「本格的に」コーヒー飲みたいと思いません(笑)
そして、目下のところは湯沸かしとして使っているのですが、バーナーをプリムスのP-153に換え、MOLLEキャンティーンカバーに入れて装備しているのですが、ここからガスカートリッジとバーナー出して組み立てて、また仕舞ってというのが面倒臭い。また、パーコレーターに入っているストレーナーを出して汚れない所に置いて、また仕舞ってが面倒臭い。そんなこんなで、誰かバーナーと鍋持ってたら、進んで借りる始末。これでは何のために高い金出して買ったか分かりません(汗)
そこで、装備をシェイプアップして、物ぐさでも使える様にする事を考えました。まず、パーコレーターのストレーナーは外して自宅に保管します。次に、P-153とガスカートリッジをパーコレーターにインします。キャンティーンカップとカバーはオミットです。こうする事で、パーコレーターだけ出せば湯が沸かせる態勢が取れます。手数が減れば現地でも使おうと思うはずです。
■カップも追加(2013.2.16追記)
キャンティーンカップはトランポ装備から下ろした訳ですが、まったくカップが無いというのも具合が悪いだろう、と考えました。そこで、パーコレーターにイン出来るカップを色々物色したところ、エバニューのチタンカップ400FD EBY265というカップがズバコンに入る事が分りました。
チタン製品は今回初めて買ったのですが、サイズ的に入る物で、かつ火に掛けれる物となると、この手のカップしかありませんでした。小さ過ぎず大き過ぎず、ソーセージくらいだったら炒めれそうでいい感じです。
■なぜパーコレーターなのか?
湯を沸かすだけならケトルやヤカンで良いのですが、まず家で使うタイプのケトルは、如何にも収まりの悪いスタイルをしてますので却下。2リットルくらいの容量のあるやつだと、そこそこの値段がする。
次はアウトドア用の平べったい円盤形のケトルだが、あれは昔から使い勝手が良さそうに感じた事がありません。バーナーの上でひっくり返りそうなスタイルはともかくとして、注ぎ口が小さくて注ぎにくい。この手のケトルは、システムクッカーに収めるために、ああいうデザインになっている訳ですが、どんなに物が良くても使おうという気になれません。
そこで目を付けたのが、パーコレーター。自分は別にコーヒー豆を挽いてドリップしたりする趣味はないのですが(それどころか、コーヒーはあまり好きではない)、まずあの形が好きな事。中のストレーナーを外せば普通にケトルとして使える事。そしてタダのケトルとしてでなく、パーコレーターの機能もあれば、キャンプなんかの時に重宝がられるかもしれないなー、と思った事。などなどにより、パーコレーターを装備する事にしました。
さて、どこのを買うか。パーコレーターで調べると、そのほとんどがアウトドア用でした。というか、アウトドアでもインドアでも使えるという触れ込みが多かったです。ステンレスで出来てる奴などは、ピカピカして確かに家で使っててもそれなりに高級感があります。値段はピンキリで、高い物は9カップ用で1万円近く、安い物は3カップ用で2000円しない。あくまで実用品ですから高すぎず、でもチンケなのは嫌なので、4000円くらいのにする事にしました。
問題は容量。3カップ用は明かに小さいので却下。6カップにするか9カップにするか迷いましたが、店にあったのが6カップ用でしたので、それにしました。まぁ、そんな大人数にコーヒーを振る舞うって事はあまりないでしょうし、普段はカップラーメンのお湯に使う程度ですから、2〜3人分の湯が沸かせる容量があれば良し、という事にしました。

ストレーナーのフタを取ったところ
パーコレーターに使うコーヒー豆の挽き方は粗挽きだそうです
細かいと穴から落ちてしまうのでしょう

目盛りは3カップ以下には付いていません
3カップ以下の容量ではコーヒー沸かせないそうです
■使い方
パーコレーターとしての使い方は、まず必要な湯を強火で沸かして一旦火を止め、粉を入れたストレーナーをパーコレーターに入れて、弱火でフタの透明のツマミのところにポコポコとコーヒーが上がってきたら出来上がり、という流れだそうです。ちなみに、このパーコレーターは6カップ用ですが、3カップ以下の分量では作れないそうで、目盛りも3カップ以上から付いています。
自分は恐らく、ヤカン代わりに使う事になると思うのですが、その場合はストレーナーを外しておもむろに湯を沸かすだけです。高さ的にはレトルトパックが丁度入るくらいの高さなので、レトルトを温めるにも良いと思います。ただ、あくまでパーコレーターとして使う事を念頭において、この中でスパゲティ茹でてみたり、ラーメン作ってみる様な事はしない方がいいだろうな、と思っています。
実際に一番よく使うのは、カップラーメンの湯沸かしだと思うのですが、では実際どの程度の量の湯を沸かせるのか試してみたところ、ビッグサイズのカップラーメンで約2カップ分のお湯を使う事が判りました。まぁ、目一杯湯を沸かして4人分までなら一気に沸かせる、という訳です。恐らくは、そうした出番が一番多いでしょう。
■運用法の見直し(2013.2.14追記)
さて、このパーコレーターを投入して半年以上が経ったのですが、まず本来の目的であるコーヒー沸かしとして使ったのはたったの2回だけで、今後も現地で豆挽いてコーヒー淹れるなんて事はあまりやらないだろうと思います。面倒臭いからです。いっちゃん面倒くさかったのが、ストレーナーの中に残るコーヒーの出し殻で、ストレーナーがコーヒー豆で油っぽくなるので、自宅に持って帰って洗わねばならない。そこまでしてバイクの練習の時に「本格的に」コーヒー飲みたいと思いません(笑)
そして、目下のところは湯沸かしとして使っているのですが、バーナーをプリムスのP-153に換え、MOLLEキャンティーンカバーに入れて装備しているのですが、ここからガスカートリッジとバーナー出して組み立てて、また仕舞ってというのが面倒臭い。また、パーコレーターに入っているストレーナーを出して汚れない所に置いて、また仕舞ってが面倒臭い。そんなこんなで、誰かバーナーと鍋持ってたら、進んで借りる始末。これでは何のために高い金出して買ったか分かりません(汗)
そこで、装備をシェイプアップして、物ぐさでも使える様にする事を考えました。まず、パーコレーターのストレーナーは外して自宅に保管します。次に、P-153とガスカートリッジをパーコレーターにインします。キャンティーンカップとカバーはオミットです。こうする事で、パーコレーターだけ出せば湯が沸かせる態勢が取れます。手数が減れば現地でも使おうと思うはずです。
■カップも追加(2013.2.16追記)
キャンティーンカップはトランポ装備から下ろした訳ですが、まったくカップが無いというのも具合が悪いだろう、と考えました。そこで、パーコレーターにイン出来るカップを色々物色したところ、エバニューのチタンカップ400FD EBY265というカップがズバコンに入る事が分りました。
チタン製品は今回初めて買ったのですが、サイズ的に入る物で、かつ火に掛けれる物となると、この手のカップしかありませんでした。小さ過ぎず大き過ぎず、ソーセージくらいだったら炒めれそうでいい感じです。