200系ハイエース

2020年09月03日

 100系ハイエース“ジャガンナート号”を買った当初も、バイクの固定方法については色んな人のトランポを見て研究した様ですが、今回はMotoshop TOYZのマックさんの積み方を教えてもらいました。その積み方とは、バイクを荷室の右側面に集中して固定し、左側面は空けて棚などを増設するというやり方です。


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TT-R125が斜めってるのは
長いハンドルつけたせいです
2台目もフルサイズだと、真っ直ぐ立つと思います




■D環増設

 まずバイクを搭載する為には、タイダウンベルトのフックを掛ける器具が必要です。以前はアイプレートを直接ネジ止めしたのですが、今度の200系ハイエース“プシュパカ・ラタ号”はスーパーGLと言う事で、内装があります。それに直接ネジを打ち込むと言うのは、あまりに無粋というものです。今回はマックさんのハイエースを丸ごと真似する訳ですが、その真髄の部分が、この荷掛けのD環増設とい訳です。
 その位置は、リアシートのシートベルトの基部を利用します。シートベルトの基部を外して、そのボルト穴にハイエースの荷室の床のD環を取り付けるというものです。そうした加工は自分では一切できないので、マックさんに全部お任せしました。
 さて問題なのは、自分の年式のハイエースは、後部座席のシートベルトが無いという事。当然、シートベルトの基部もない訳で、流用するボルトもありません。それを別個に取り寄せると、シートベルトの基部ごとの取り寄せになってエライ高いとの事。そこで別のボルトを探したとの事ですが、これが滅多に売ってない代物らしいです。そこらのホームセンターにはまず売ってないとの事。それを取り寄せて貰ったお陰で、だいぶ安く済みました。
 作業の方は、まず内装をバリバリ剥がして、後部座席用のシートベルトの基部のボルト穴を剥き出しします。オプションで付けれるよう、ボルト穴は設けてあります。次にボルト穴にボルトとナットを通せるように、ドリルで穴開けします。内装を組み付け、ボルトにD環やワッシャーなどを通し、車体に取り付けます。文章で書けば簡単そうですが、調整したり、いい感じにD環が動きつつ音が鳴らない様にしたりと、匠の技が多分に使われています。

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まず、内装を外します
力業の中にも、丁寧さを必要とする作業です
(自分がやったら壊しそう)

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オプションでシートベルト付けれる様に
ボルト穴があります

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ユニクロボルトですが、かなり特殊なボルトだそうです

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内装に穴開けします
自分だと、ずれた位置に開けそうです

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一旦内装を組みます

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取り付けるD環
まだ試行錯誤段階です

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いい感じに付きました
パッと見、元からこうだった様にしか見えませんw


■従来の積み方

 D環を付けて貰って帰り、とりあえずバイクを積む事に。バイクはトランポの中以外に格納しておく場所がないので、新旧トランポの入れ替えは、新しいトランポにバイク搭載用の器具を取り付けてからでないと行えないのでした。
 マックさんは2台積みの時は、右寄せで積んでいたのは知っていたのですが、具体的にどうやるかはあまり良く分かってませんでした。ともあれ、勝沼に練習行く事になっていたので、従来のバイクを左右に振り分ける積み方をしました。しかし、この積み方は、新しいハイエースではかなり不安定な事が分かりました。というのは、100系ハイエースの時は、左右の窓の手前に衝突防止用の網を取り付けて、これにハンドガードを押し付ける事でがっちり固定出来ていたのですが、200系ハイエースでは網を取り付ける棒がなく、窓からハンドガードを離して固定する以外に方法がありません。一応、左右からタイダウンで引っ張る格好にはなっていますが、それでも若干は揺れますし、勝沼までのデコボコ道で揺すられて、窓ガラスを破ってしまう可能性もあります。
 それと、バイクの間に装備を積むというのは、実に空間を有効に使えてなくて、やっぱりこの積み方は古いなぁ、と感じました。

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この方法で長らくバイクを運んでましたが
空間の立体的利用が出来ないのが難点でした

2020-08-14 16.59.30
以前はリアシートがなかったので棚を作ってましたが
今回はセカンドシートにバイクのフロントを押し当てて固定します
ただし、リアシートの養生が必要です


■リアシートの汚れ避けシート

 バイクを搭載するに当たっては、バイクのフロントをセカンドシートの背面に押し付けるのですが、となると、タイヤの跡が付いたり、泥で汚れてた場合はシートにも泥が付きます。そこで、そうした汚れ避けにビニールシートを付けました。
 この種のシートは、ホームセンターのテーブルクロスを置いてあるコーナーで切り売りしてます。厚みも色々ありますが、あまり厚いと重苦しそうなので、0.6mmの物にしました。どの程度の大きさが良いかは分からなかったので、横幅はセカンドシートよりやや大きめ、垂らす長さも長めにとって、裾は床板の下にたくし込んで、泥などの汚れがセカンドシートの下に来ない様にしました。取り付けは、ヘッドレストの位置に穴を開け、そのままヘッドレストを差し込んだだけです。




■バイクを右に寄せる要領

 そこでマックさんから、バイクを右に寄せて固定する要領を習いました。D環の取付位置もこの要領に適した位置になっている訳です。
 まず、1台目のバイクはこれまでと同じ様に右に寄せて積みます。フロントをセカンドシートに当ててハンドルは右に切ってフルロックさせます。固定の方法は、まず右の壁のD環にタイダウンベルトのフックを引っ掛け、ベルトを右のハンドガードに通して反対側のフックもD環にかけて、バイクがある程度右に寄る程度にベルトを絞ります。次に左のリアシートの上の手すりにサブベルトを掛け、それにタイダウンベルトのフックを掛け、ハンドルの左のハンドガードにもサブベルトを巻いてタイダウンベルトのフックを掛けて、ベルトを絞ります。バイクが右に寄った位置で、左右のタイダウンベルトをしっかり絞ると、バイクがガッチリ固定されます。

2020-08-26 09.30.07
まず、一台目
右のD環にタイダウンのフックをかけて
ハンドガードにベルトを通して
反対側のフックをD環にかけて、ベルトを絞ります

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ハンドガードと右の窓の隙間は、大体5cmくらい
これ以上は、ベルトが絞れませんでした

2020-08-26 09.31.07
左のアシストバーにサブベルトをかけ、そこにフックをかけて
左のハンドガードにもサブベルトをかけてフックし
サスをやや沈めつつ、タイダウンベルトを絞ります

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意外なほどガッチリ固定できます


 次に2台目のバイクを1台目のバイクに添わせる格好で積み、やはりフロントをリアシートに当ててハンドルを右にフルロックさせます。そして、左の壁のD環とハンドルの右側、右のセカンドシートの手すりと左のハンドガードを、それぞれ連結する格好でタイダウンベルトを付けます。やはりガッチリバイクを固定する事が出来ます。注意事項としては、バイク同士がぶつかりそうな所は、タオルなどで養生しておく事です。

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2台目は
まず右のアシストバーと左のハンドガードを連結します
この場合も、ややサスを縮める感じです

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次に、左のD環と右のハンドガードを連結します
こちらも想像以上にガッチリ固定出来ます





■新しい積み方の利点

 この方法の利点は、バイクを押し上げる時の体の位置は同一である、という事です。これまでの左右に振り分ける方法だと、左に寄せるバイクは、バイクの右側に立って押し上げねばならず、利き腕と反対側になるので細かな操作がやりにくい事から、必ず左側のバイクから固定せねばなりませんでした。しかし、新しいやり方では、どっちもバイクの左に立って押し上げる事が出来るので、上げ下ろしがとても楽です。欠点としては、主力機(右側のバイク)しか使わない時でも、バイクを両方降ろさせば鳴らない事です。もっとも、荷室の左側には装備用の棚が設けられる予定なので、どっちにせよ両方のバイクを降ろさない事にはなりません。
 もう一つの利点は、利用できる立体空間が増えるという事です。従来の左右に振り分ける方法では、せいぜいバイクの間に荷物を押し込むのが精一杯でした。これからは荷室の左側にまとまった固定的な立体空間が開きますので、そこに棚を設けるなどして、収納力を向上させる事が出来ます。前のトランポと違って、今度のはセカンドシートにも物が載せれますから、搭載能力は格段に向上すると思います。
 やってみて分かったのは、意外とサスは沈んでいない事。ほぼ水平方向もしくは上から引っ張る格好になっているからです。もっとも、長期にわたって保管する場合は、タイダウンを若干緩めておいた方が良いでしょう。また、ハンドルを前方向に引っ張って固定している関係で、リアはフリーになっているので、バイクしか積んでいない時はコーナーの横Gでバイクのリアが若干ズレる事がありますが、右から左に移動する様な大幅なズレは起こりません。今後は荷室にも装備を積むので、それがストッパーになってズレを抑えると思います。

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TT-R125のハンドガードがX-Trainerのシュラウドにあたるので
バスタオルを噛ませて養生してます

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タイダウンベルトは
右のラチェット式より左のバックル式の方が
引っ張るだけでベルトを絞れるので楽です

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下に引っ張る形式でないので
意外とサスペンションは沈んでいません






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tanisi_corp at 22:00コメント(0)

2020年08月29日

 今回、トランポの買い替えた最大の理由は、前の100系ハイエースの荷室の床で嫁さんと寝ると、窮屈で安眠できん、というものでした。タイヤハウスの間は約110cm、嫁さんが細いウチは良かったのですが、今となってはかなり手狭なのです。タイヤハウスの上はというと、約150cmですから随分余裕があるのです。そこで、どうにか荷室の床をジャストローにして、二人で余裕もって寝れる方法を研究しました。


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先人の知恵を借りて
ガッチリした寝板を作ることが出来ました!




■分かれて寝る

 今回のハイエースは、スーパーGLという事で、内装もシートも良いのが付いているのですが、荷室のサイズそのものは100系の時と同様に、タイヤハウスの間は110cm、荷室の横幅は150cmです。前のトランポとの決定的な違いは、セカンドシートがある事で、これも結構上等なのがついています。
 そこでまず考えたのは、嫁さんはセカンドシートを倒してそこで寝て、自分は荷室でサーマレストなり折り畳みベッドなりで寝る、という方法です。自分の方はこれまでとあまり変わりませんが、嫁さんの方はやってみないと分かりません。
 そこでセカンドシートを全開でリクライニングして寝てもらいました。まず横幅は、嫁さんの身長にはまったく足りず、シートの対角線上に寝てどうにか足が伸ばせる感じ。しかし問題なのは、シートを全部倒しても、座面とシートには段差があり、シートも完全に水平でなくて持ち上がっている。そこに斜めに寝るので、要するに地面に段差があって傾斜もある。しかも体に斜めに当たる格好です。
 それで一晩寝てみない事には分からん、という感想でしたが、明らかに翌日体痛くなりそうです。どうにも方法がなければ、無いよりましといった感じでしょうが、もうちょっと努力してみようか、という感じでした。

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完全に倒したセカンドシート
寝れない事はないですが、寝心地は良くないです

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自分は床に折り畳みベッドでも使おうかと思ってました


■ベッドキットの検討

 ハイエースを車中泊で使う人は沢山いて、ベットキットも数多売られています。しかし、大半のベッドキットは、荷室の荷掛けD環をとめるボルトに足を固定するタイプです。ベッドとしてはとても合理的だと思うのですが、自分の場合、ちょっと採用し難い理由がありました。
 というのは、まずバイクが積んである事。しかも2台です。バイクを積む時は、出来るだけ荷室にスペースを作る為に、タイヤハウスの上にバイクのステップが入り込むくらい、荷室の側面に沿わせます。すると、バイクの位置は、ベッドキットの支柱の位置に来ます。つまり、ベッドキットを組む余裕がない訳です。
 ベッドキットが入る分、バイクを寄せる量をずらせば良いではないか、という意見もあるとは思うのですが、バイク1台ならともかく、2台積むとあっては、荷室の左右にベッドの支柱があると、とても邪魔な感じになりそうです。
 もう一つは、しょっちゅう車中泊しに行くなら、常時ベッドキットを取り付けておく必要もあると思うのですが、今、車中泊する機会というのは、レースの時に前日から現地入りする時くらいで、年間で多くて6回くらいです。その為に、荷室の2割ほどのスペースをベッドキットで占有するのもどんなもんか、という気持ちがあって、ベッドキットはひとまず保留となりました。

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前に床貼りをした時に残ったフロア材を使って
ダンボールに型を取りました

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近所のパワーコメリで部材調達
コメリは品質とカットの技術がいいです


■やってみる

 市販のベッドキットは高い(ごもっとも)、という事で、コンパネ材を使って自作する人も結構おられる様なので、自分も真似してみる事にしました。(こちらこちらを参考にさせて頂きました)
 使うのは、まずコンパネ材です。今回は寝床という事もあって、塗装用の、片面がツルツルしたのを使います。このコンパネのサイズは幅が900mm、縦が1800mmです。荷室の横幅は大体1520mmですので、コンパネを2枚買って、幅760mmにカットしてもらいます。作例では左右の比率を6:4とかでオフセットかけてる場合が多いのですが、自分は収納を考えて5:5にしました。
 買ってきたコンパネを荷室に敷いて、型紙をあててジグソーでカットする部分をペン書きします。ここでポイントは、寝板は床板と違って、タイヤハウスの上に設置するので、タイヤハウスの部分を切り欠く必要がありません。これは非常に楽です。200系ハイエースのスーパーGLの右側面にはタイヤハウスのとこにヒーターがありますので、この部分は切り欠かねばなりませんが、タイヤハウスの事を思えば物の数です。
 ちなみに、コンパネの縦のサイズは1800mmですが、荷室の全長はもっと長く、長さが足りません。そこで無理に荷室のサイズに寝板を合わせず、リアハッチ側はあえて寝板が足りない感じにして、荷室のサイズにコンパネの角を切る手間を省き、出入りする際の足の置き場を確保しました。
 まず簡単そうな左側のカットし、次にちょっと難しい右側をカットしました。そしてSTボックスを用意して、左右の板を合わせてみました。すると、丁度10mmほど重なる感じでした。そこで、右の板の側面側を10mmカットし、ぴったり合わさる様にしました。

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コンパネ1枚は約10kgだそうで
とりあえず、側面の形に合わせて切り出します

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間違えてタイヤハウスの下書きまでしてしまいましたw
左側のカットはこの部分だけです

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いい感じにフィットしてます

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右側はヒーターがあるので、ちょっと複雑です

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これもいい感じにフィット

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右側の側面に当たる部分を10mmほど削って
バッチリ合わさる様にしました


■鋼製束

 自作でベッドを作ってる人の多くが、鋼製束という建材を使っています。これは元々家を建てる時の建材らしいですが、1本500円くらいで案外安いです。いろんなサイズがありますが、それほど高床にするつもりはなかったので、25サイズのSTボックス並みの長さにしました。
 この鋼製束にツーバイ材を載せて、寝板の支えにするのですが、1800mmではちょっと足りないので、寝板に100mmの端材を追加する事にしたので、このツーバイ材も長めのを買って1900mmにカットしてもらいました。
 この時、ついでに寝板を半分にカットして貰いました。参考にしたサイトでも書かれていたのですが、確かに1800mmのままの方が安定感があるのですが、いかんせんデカイし重たい。設置も収納も大変です。真っ二つに切って貰い、さらに自分で持ち手の穴を開けました。

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鋼製束の上に置くツーバイ材
結構かさばりますが、これがないと寝板を置けません

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見本と同様に寝板を4分割にし、持ち手の穴を開けました

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そうこうしている内に届いた鋼製束
下から2番目の小さいサイズです

2020-08-29 15.44.29
高さを合わせます
最終的には、一番縮めた状態で使う事になりました


■設置と調整

 とりあえず、鋼製束の高さを350mmにセットして、ツーバイ材を置いて、寝板を敷いてみました。やってみてなるほどと思ったのは、寝板が荷室の側面にぴったり合っているので、まったく動かない事。動かないので、鋼製束を床板にねじ止めしなくても、鋼製束が倒れたりしないのです。寝板を4分割にしてますので、2分割の時よりはほんのちょっと安定感が損なわれましたが、それでもガッチリしています。試しに嫁さんと並んで寝てみましたが、嫁さんも意外と安定してるとの感想でした。
 鋼製束の高さは、STボックスが余裕で入る高さで調整したのですが、むしろSTボックスの高さに出来るだけ合わせた方が、もし万が一、鋼製束がコケてもSTボックスが支えになるだろう、という事で、鋼製束の高さを低く調整しなおし、再度、寝板を敷いてみました。安定感は同様で、寝板の高さが低くなった事で、乗り降りが若干楽になりました。

2020-08-29 15.46.39
高さを合わせた鋼製束にツーバイ材を置きます。
左右は2本、真ん中は3本
ねじ止めなどはせず、置いてるだけです

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その上に寝板を置きます
これがビックリするくらいガッチリ固定できます
鋼製束もガタガタしません

2020-08-29 15.58.25
もっと低くても大丈夫そうです
あまり高いと、寝板に上がりにくいのです

2020-08-29 16.57.59
寝板や鋼製束がガタガタしないのは
寝板が荷室にぴったり合っているからです

2020-08-29 16.57.31
一番低くしました
床下に夜中使わんもんを入れておけます


■これからの展望

 当初、大変かな?と思った作業でしたが、意外とサクサクっと出来てしまいました。もし涼しい季節で、材料も最初から全部揃っていたなら、2時間もあれば出来たと思います。
 今回は泊りがけ以外の時は、寝板や鋼製束を全部トランポから降ろす事を前提にしましたが、この設備を元に、跳ね上げ式の寝板を組んでいる人もいます。もし、その方が楽そうだと思ったら、自分もチャレンジしてみようかと思います。
 現状では、使わない時は降ろすという事にしているのですが、逆に積む時は、かなりゴチャゴチャした感じになっていて、当初「次のトランポでは、空間を立体的に使う」という目標からは、かなりかけ離れた積み方になっています。
 また、バイクを降ろす時には、先に需品箱のSTボックスやこれら寝板も先に降ろさねばなりませんが、もしその時、雨が降っていたらどうするか。あるいはレース当日の朝、雨が降ってて寝板がおろせなかったら、どうやって着替えなどの準備をするか、などなど、雨天時の設営や撤収についても、これから検討しなければなりません。
 ともあれ、荷室を寝室として広々使える様になった、というのは、大きな進歩だとみて良いでしょう。

2020-09-04 09.05.59
発案者の人に教えてもらった寝板の積み方

2020-09-04 09.06.09
この位置なら、積みっぱなしにしてても邪魔になりません

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寝板を支えるツーバイ材は、バイクの脇に入れました






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tanisi_corp at 22:00コメント(0)

2020年08月22日

 今回買ったハイエースには、予めカーナビが付いていて、それがお買い得感を出していたのですが、問題は地図の年式が分からないこと。そして最新の地図には更新できない、という事でした。それでもとりあえず使ってみて様子を見る事にしたのですが、明らかに古い地図です。所々、新設の幹線道路が出て来なかったり、とうの昔になくなった牧場が出てきたり(ウチの近所には大きな牧場があったらしい)と、これでは役に立たない。おそらく、このハイエースが新車で買われた時に積んだ地図を、そのまま使っていたみたいです。前のトランポに付けてたパナソニックのゴリラでさえ、2年ほど前に地図を更新したほどですから、ここは思い切って最新のカーナビに変えた方が良いと決心しました。
 カーナビも色んなのがあるのですが、見た目、操作性、あと値段の関係もあって、今回もパナソニックで。ストラーダのCN-RE06というのにしました。このシリーズ、RX-06とRA-06というのがあるのですがRXはブルーレイが観れるもので結構高い。RAは機械としてはREと同じみたいですが、3年後の地図更新が無料、その代わりREより高い。という事で、別にブルーレイ見ないし地図更新は3年後でなくても良いので、機能だけはしっかりしてるREにしました。
 取り付けについては、Youtubeなどで結構紹介されていますが、電装系は全く自信がないので、車屋さんに頼む事にしました。


2020-08-23 15.54.16
大きなサイズのもありますが
自分は収まるサイズが良かったので、7インチワイドです




■地図について

 今回、ストラーダを選んだ一番の理由が、地図の見た目がこれまでのゴリラと似た様な物にしたかったかったからです。その狙いは当たりで、地図の絵柄としては、9年前の廉価な製品よりももっと向上していますが、おおよその見た目は同じで、前のと違和感を感じる事なく使う事が出来ました。
 絵柄も同じなら、目的地の設定とか、ルート案内とか、そう言うのも基本的には前のと同じですので、タッチパネルのどこに必要なボタンがあるか分かれば、前と同じ様に設定する事が出来ます。おそらく、自分と同じ様に、一番最初の買ったメーカーのカーナビを、こうした理由で同じメーカーで更新し続ける人って、他にも居るんじゃないかと思います。操作を覚える手間が少なくて良いです。
 前のは、精々交差点で右だの左だの言う程度でしたが、今度のは「何キロ先に渋滞」だの「速度超過」だの「長時間の運転です」云々と言った事を喋ります。それなりに進化してるっぽいです。

2020-08-23 07.46.24
地図の見た目は、前のカーナビと基本的には同じ
ちょっとスタイリッシュになりました

2020-08-23 14.19.42
大体この辺りに、目的地設定の項目があります
「名称」でも結構ヒットします

2020-08-23 10.43.00
今度のは迂回ルートなども設定できます


■地点編集など

 自分は着いた先でカーナビに地点登録をする事が結構あるのですが、前のだとそれがちょっと手間だったのですが、今度のは「ランチャーメニュー」に「地点を登録」と言うのがあるので、タッチ2回で即座にその場を地点登録する事が出来ます。
 登録した地点は、名称が住所になっていますので、後で分かりやすい様に名称を変更するのですが、このやり方も前のゴリラと同じです。もっとも、アイコンの数も前と同じなのは、ちょっと寂しいかな。
 前のカーナビに入ってた地点は、そのままではこのカーナビに移す事は出来ませんでしたが、地図検索機能が結構強力で、Googleマップよりも正確(地名や番地など)だったりします。ランドマークの名称でも案外正確に出てきますし、電話番号も同様です。まぁ、これは最新の地図が搭載されているからってのもありますので、3年くらいで地図更新はしていく必要があると思います。

2020-08-23 13.17.28
地点編集はこのアイコン
見つけるのに今でもちょっと手間取ったり

2020-08-23 13.17.41
操作の仕方は前のゴリラと全く同じ
この辺りは、これからも仕様を受け継ぐんでしょうね

2020-08-23 13.19.43
アイコンの数は増やせば良かったのにw




■モニターの倒し方

 このカーナビは、DVDを見たりCDを聞いたりする事が出来ます。また、SDカードに取り込んだ音楽を聞いたり、地図更新もSDカードで行う事が出来ます。しかし、このカーナビを買うまで、それをどうやってやるのか、分かりませんでした。
 答えは、右端の一番下の「TILT」と言うボタンを押すと、モニターを開けたり、ディスクを出したりするボタンが出てきます。これを押すと、パカーっとモニターが倒れて、中からディスクとSDのスロットが顔を出します。これまで、この手のビルドインのカーナビを使った事がないので、これはちょっと驚きました。もっとも、DVD見たりするかなぁー、ってのはありますがw
 ちなみに、この画面で、モニターの角度も調整する事が出来ます。普通に座ってる時は、普通の状態で良いのでしょうが、シートを倒して寝そべってる時などは、モニターを起こした方が見やすいのかもしれません。

2020-08-23 14.01.49
一番下のボタンを押すと....

2020-08-23 14.02.33
この画面が出てきて

2020-08-23 14.02.37
モニターが倒れて、スロットが出てきます

2020-08-23 14.02.18
モニターの角度はここで変更


■オーディオについて

 前のゴリラはワンセグでしたが、今度のCN-RE06WDはフルセグという事で、テレビ視聴に関しては相当に性能が向上しています。しかも、右端のボタンで一発に地図に切り替える事が出来る事から、前のみたいに「ワンセグあるけど見た事ない(切り替えるの面倒だから)」と言うのもなさそうです。画質もキレイですし、途切れる事も少ないので、高速道路など、しばらく道なりで走ってる時など、助手席の嫁さんが退屈しなさそうです。
 TVに関しては、ナビのタッチパネルでも操作が簡単なのですが、Bluetooth経由でiPhoneの音楽を聞いたりする時は、パナソニックが出している「CarAV remote」と言うアプリを使った方が操作が楽です。音楽だけでなく、ラジオ、テレビの切り替えも出来ます。ちなみに、カーナビの電源は、自動車のキーと同調しているのですが、前にオーディオを使った状態でオフにしたら、次に乗る時にオンにすると、勝手にiPhoneのiTunesを起動して音楽を再生します。それが鬱陶しい人は、右端の「AUDIO」ボタンを2秒押して、止めてからエンジン切るのをお勧めします。
 なお、音質に関しては、自動車に搭載されているスピーカーに準拠します。200系ハイエースは100系に比べると音質が良くなっていますが、運転席側にもスピーカー入れるか検討中です。

2020-08-23 14.22.57
オーディオのスイッチを2秒長押しする事でオンオフできます

2020-08-23 14.17.57
右下はアプリの画面
これはFM放送

2020-08-23 14.18.26
こちらはAM放送
ラジオって、最近滅多に聞かなくなりましたね

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こちらはテレビ
ちなみに、選局はナビのAUDIOボタンの下の
+ーボタンでも出来ます

2020-08-23 08.02.22
こちらがiPhoneの再生画面
まぁ、普通、この画面でなくて地図を表示してますけどねw

2020-08-23 14.24.45
音量はこのボタンで上げ下げします
iPhoneの音量も反映させられます


 買ったばかりなので、あまり詳しいレポートは出来ませんでしたが、個人的にはとても満足しています。レビューを見ると、ナビの音声が入る時、オーディオの音声が半減する、と言うのを不満点に挙げているのが結構ありますが、自分はそんなもんだと思っているので、あまり気にしていません。音楽重視の人は、他のメーカーののが良いかもしれません。
 前のトランポのカーナビは、あまりお金を掛けたくなかったので、ダッシュボードに後付けにしたのですが、今回はビルドインにしたので、前方視界に余計な物がなく、スキッとしてて見栄えが良いです。おそらく、トランポを乗り換えるイベントというのは、流石に今後は発生しないと思うので、このカーナビも地図更新が可能な限り、使い続けるでしょう。







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tanisi_corp at 22:00コメント(0)

2020年08月14日

 先日8月1日の仮納車の時に、大人数を必要とする床板の架装作業は終わったのですが、細かい仕上げはまだでした。納車前に凹まされた箇所がようやく直り、8月13日、ついにジャガンナート号と入れ替え、プシュパカ・ラタ号が正式に納車されましたが、トランポ艤装はむしろこれからです。
 という訳で、今回は床板貼りの残りの作業と、イレクターパイプ取付作業です。


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床板とイレクターパイプの架装が終わった状態




■L字アングル取り付け

 床板にはフロア貼りと縁のコの字モールの打ち込みが終わり、ボルトで荷室への固定が済んでいます。残りはモールの入ってない部分にアルミのL字アングルを取り付けていきます。
 まず、運転席側。こちらは単純にL字アングルをビス止めするだけです。縁がむき出しになっている部分の幅は、121cmでしたので、2メートルのアングルを買って、ホームセンターで必要な長さにカットしてもらいます。サイズは幅15mmの厚み1.5mmの物にしました。これを床板に当て、適当な間隔を開けて電動ドリルでビスを打ち込んでいきます。皿ビスを使いましたので、頭が出っ張らない様に皿が入る部分もちゃんと削りました。
 次は後ろのハッチバックの方。こちらはちょっと気を使いました。というのは、こっちはバイクを上げ下ろしする部分で、結構力が掛かります。現状では板がブニブニと沈みますので、この対策をしました。まず、コンパネの端切れを板の下に入れて、さらに幅15×30mm、厚み1.5mmのアルミL字アングルを2本組み合わせて、バイクの上げ下ろし程度では板が沈み込まない様に対策する事にしました。長さは106cmと市販の100cmより微妙に長かったので、これも2メートルのアングルを買って、カットして貰いました。
 まずアングルを当て、力が掛かった時にどの程度沈みかを見て、アングルの合わせる量を検討し、それからまずはアングル同士をビス止めして、その上で板に当ててビスを打ち込みました。こう書くと簡単そうな作業なのですが(実際、作業自体は難しくない)、折からの猛烈な酷暑で、20分も作業したら集中力が持たなくなって、やばくなったら家に引っ込んで涼んで、汗が引いたら作業を再開する、といった具合で、なかなか作業が捗りませんでした。

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床板前方のアングル打ち込み
こっちはそんなに手間な作業じゃありません

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後方の作業
まず、余っていたコの字モールを切って幅をセンターに合わせ
板が沈まない様に端材を入れます

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アングルを仮組して、合わせる面の位置を決めます

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アングルの仮止めの時のアクシデント
まさかステンビスがねじ切れるとは

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ビスの頭が出てこないように、ちゃんと削ります

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合わせたアングルをはめてみて様子を見ます

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床板にビス止めして完成
このアイデアは、Motoshop TOYZのマックさんのトランポから
まるっと使わせて貰いました



■イレクターパイプ取り付け

 これもマックさんのアイデアで、荷室内にイレクターパイプを取り付ける事で、ウェアをハンガーで吊るしたり、外したタイダウンのフックを引っかけておいたりと、様々役に立ってくれる工夫です。8月1日の作業の時、天井の内装を外してもらって、内装の裏にナットを仕込んでもらってあったので、そこにボルトでイレクタージョイントを付けていきます。
 つけ方はマックさんの方でも色々なやり方を試されてたみたいですが、自分はジョイントに穴を開けて、ボルトを通すやり方にしました。ただ、直接付けたのでは、物がプラスチックだけに割れてしまう可能性もあったので、ワッシャーをかませる事で強度を持たせる様にしました。
 穴あけは自分でやるのが面倒だったので(暑くてしんどかった)、ホームセンターに頼んだのでしが、5mmまでの穴しか開けれない上に、結構センターからずれていました。そこで12mmまでのドリルビッドを買って自分で穴を調整しつつ広げました。(だったら全部自分でやれば良かった)
 問題なのは、ジョイントの中にボルトを仕込む事で、ボルトは真っ直ぐ入れられず、斜めに入れざるを得ない関係で、ジョイントに開ける穴は大きめにしなければなりませんでした。それでもやや押し込む感じで入れました。
 続いてジョイントの壁面への取り付け。これが実に猛烈に大変な作業でした。というのは、そもそも狭い所にレンチを入れてボルトを回すのが大変なのと、完全にジョイントを付けてからだと、長さ150mmのイレクターパイプをジョイントに通す事が出来ず(パイプが車内に突っかかってしまう)、ジョイントをある程度仮止めした状態でパイプを通し、それからジョイントのボルトを締めなければなりません。
 ところが、さらにせせこましい事になっていて、スパナも眼鏡レンチも入れにくく回しにくい。そこで首振りのギアレンチを買ってきたのですが、今度は首がフニャフニャしてボルトの頭を捉えてくれず、結局メガネレンチで地道に1ノッチずつ回す羽目に。腕を上げっぱなしで作業するのでとても疲れるし、暑いし、イライラするし、一つ付ける度に休まねばならない有様でした。

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ドリルビットでジョイントの穴をデカくしました

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穴がデカいのと、補強の為に
ワッシャーを噛ませてボルトを入れています

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ジョイントの裏には、デカいワッシャーを入れて
ジョイントが潜らない様にしました

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ジョイントを付けた状態では、パイプが通りません
暑くてしんどくて、写真もピンボケしてます

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スパナでは全然回せませんでした

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ストレートメガネだったら、モチっと楽だったかも

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イケると思って急遽買ってきたギアレンチ
全く役立たずwww

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地道な戦いで、一つずつ締め込んで行きました


 そんなこんなで、ギャーヒー言いながら、如何にかこうにか取り付ける事が出来ました。後で聞いたところによると、別にこんな大変な思いしなくても、ちゃっちゃと取り付け出来るそうですが、まぁ、もう二度とやらないと思うので結果オーライです。もしかしたら、スライドドアの方まで伸ばすかもしれないけど、その時はその時で、また頑張れば良い。とにかく、めちゃくそ疲労困憊しました。こんなんで翌日、勝沼走れんのか、と思うくらいでした。

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如何にかこうにか完成
今の所、パイプは固定せず、前後に動かせる様にしてます

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後日、セカンドシートの上にもパイプを追加
タイダウンのフックを引っ掛けれる様にしました


■ステップ部分に足追加

 この時点で、もう目回るほど疲れていたのですが、最後の最後に、床板前方のステップの部分にはみ出た所に、足を付ける作業をしました。床板は厚みが12mmあるので、そこそこの強度があるのですが、前のジャガンナート号みたいに全通甲板になってないので、端の方に乗ると板がたわむ様です。
 その為、マックさんからもその部分に足を付ける様アドバイスを受けていましたので、これもイレクターパイプで設えました。長さが分からなかったので、20cmで切って貰ったら実は足りなくて、仕方なく余ってた4mmのゴム板を二重に重ねてジョイントの中に仕込み、どうにか長さを出しました。
 固定はビス留めですが、電動ドリルを斜めにしか入れれなかったので、その辺りは適当に取れない程度にネジを打ちこんで固定しました。
 足を付けた事で、床板の強度は飛躍的に向上しました。また、カースロープも転げ落ちてこない様に出来ました。

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全通甲板ではないので、この足があった方が強度が増します

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ネジが斜めに入ってますが、ぱっと見分かりませんw

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スロープを押さえる棒にもなって、一石二鳥です






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tanisi_corp at 22:00コメント(0)

2020年08月01日

 この度、トランポを100系ハイエース“ジャガンナート号”から200系ハイエースに乗り換える事になりました。その経緯については、「たにしのつぼ焼き」のトランポカテゴリーに綿々と書いておりますので、そちらを参照して頂くとして、「大記録」の方では、トランポに艤装していく過程を紹介していきます。
 今回は、トランポ化の肝である荷室の床貼り編です。


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これが元の荷室の状態
真ん中らへんのシミは、スイカを落としたらしいですw




■床張りのコンセプト

 今回のトランポ艤装は、Motoshop TOYZの全面協力で行います。つまり、マックさんのトランポに準じた装備になります。その最大の特徴が、荷室の床板の架装です。
 11年前、ジャガンナート号の板張りを行う際、様々な情報を集めたのですが、板張りの方法で最もポピュラーだったのが、荷室の床のカバーでコンパネ材に下書きをしてジグソーで切り出し、それを荷室の床に合わせてぴったり微調整し、その板でフロア材を切り出し、板を荷室にネジなどで固定したあと、両面テープないし糊でフロア材を貼り付け、床板と車体の隙間はコーキング剤で埋める、というやり方でした。この方法は現在でもDIYで床を架装する方法としては一般的なやり方です。11年、この床で困る事はなかったのですが、この方法の欠点は、車両を現状復帰できない事、フロア材の交換もやろうと思えば出来るけど、コーキング剤を剥がすなどの手間がかかるという点でした。
 それに対してマック方式は、マックさんが自前で作った型紙に合わせてコンパネ材を切り出し、それを接合してフロア材を貼り、板の縁をU字モールで目止めしてから、その板を荷室の床に敷く、という方法です。今回の車両は、DXでなくスーパーGLで荷室の床はカーペットなのですが、その上から板を敷きます。この方法の利点は、現状復帰が可能である事。固定も元々ついている荷掛けのDリングプレートのボルト穴を利用しますので、車体にネジを打ったりする事もありません。
 ただし、荷室のサイズの床板は相当に重く、しかも接合部分はどんなにアングルで固定しても弱く、一人や二人では持ち上げて架装する事は出来ません。そこで、作業にあたっては、マックさんの他に、エンデューロ部の隊員2人に声かけして、手伝って貰う事になりました。

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床板を入れる作業は、一人二人じゃ出来ない、という事で
エンデューロ部隊員を召集しましたw


■準備

 トランポの床材は、コンパネ材を使うのですが、一口にコンパネと言っても様々なものがあります。塗装用のなんか片面がツルツルした塗料が塗ってあったり、安い物はやたら節があったり砥粉で修正してあったり。今回自分が買ったのは、1枚1350円くらいのものですが、少なくとも表面は傷や節のない物を買いました。値段がそれ以下のもありましたが、値のするのは物も良いです。厚みは12mm。9mmでも良いのかもしれませんが、前回も12mmでしたので、堅牢性を担保する事にしました。
 買ったコンパネを型紙に書いてあった寸法でホームセンターでカットしてもらい、タイヤハウスなどの曲線部分は自分でジグソーで切る事に。ところが、いざ型紙をのせて下書きしてみると、あちこちずれている様な感じで、この状態で切ってしまうのには不安を感じましたので、切る作業は現車が来てからやる事にしました。
 その他の準備としては、コンパネの縁に使うU字モール、フロア材、コンパネを繋ぐアングル、シートカバー、立体フロアマット、などなど、必要と思われる部材を、教えて貰ったり自分で考えたりして、作業日までに全部揃えました。

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カットしたコンパネ材に型紙で下絵を描きましたが…

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やはり現車を見ないと分からないので
曲線部のカットは当日やる事にしました

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コンパネ材の下に丸まってるのが
縁取りに使うU字モール
そこらのホームセンターには売ってないので
モノタロウから取り寄せです

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こちらはフロア材
頼んだ翌日に届いてびっくりw

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こちらはシートカバーと立体フロアマット
残念ながら、これらのレポートは後日



■床板の仕上げ

 さて、いよいよ作業開始です。まずは借りた型紙を荷室に敷いて、実際のところはどんな感じになっているか、確かめます。現車に合わせて型紙を若干修正してもらい、下絵をコンパネに描きます。ここで注意せねばならないのは、床板の縁はU字モールを打ち込んで処理するので、その分、板も車体の内側で切らねばならない事です。その為には位置決めが重要で、これは経験を要する作業になりますので、マックさんに調整して貰いました。
 下書きが出来たら、ジグソーで切っていきます。ジグソーは11年前に買った安物で、まさか2台目のトランポの板張りに使うとは思ってませんでした。よく歯が外れますが、それなりに頑張ってくれます。切り子が目に入る事が多いので、今回は防塵メガネをして作業しました。直線部分も頑張ってジグソーで切ってましたが、あとで借りた丸ノコの方が直線ははるかに綺麗に切れる事が分かりました。
 切り終わったら、一旦荷室に敷いてみて、再度調整。ぴったり合わせたつもりでも案外ズレてたりして、それを改めて切ったりはすったりして、合わせていきます。荷室の床に直接はめ込む方式より根気と時間がかかります。折しも長かった梅雨が明けて、いきなりの夏日、空調効いてる店の中はともかく、外での作業は時間を追うごとに体力が削られていきました。

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まずは型紙を現車に合わせて見ます

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曲がる定規で型紙を修正
こんな定規、初めて見ました

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11年選手のジグソーを使って曲線をカット

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断面を深夜の通販番組で買った
なんとかいう工具でキレイにします

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カットした床板を載せてみます
ここからが困難な作業の本番です


■ボルト等の穴あけ

 どうにかこうにか板材の加工が終わったら、今度は荷室に床板を固定する為のボルトの穴を開けます。ボルトの穴は、荷室のカーペットの下に設けられている荷掛けのD環プレートのボルトの穴を流用します。ボルトを取ると、穴から地面が見えます。つまり、床板を荷室の床に置いて、地面に寝転がってボルト穴の下から、床板のボルト穴のポンチをマーキングします。しかし、鉛筆が微妙に通らなかったので、罫書き棒でゴリゴリとマーキングしました(というか、この頃には結構グロッキーで、手伝いの隊員にやって貰いました)
 次にマーキングに合わせて、8mmのドリルで穴を開けました。8mmだったのは自分が持ってた電動ドリルが8mmまでしか付けれなかったからです。この時、荷室の本来の床と床板の隙間に入る下駄(30mm丸棒を切って作ったもの)にも穴あけをします。これがないと、ボルトを締め込んだ時に、締めすぎて床板を抜いてしまう恐れがあるからです。
 さて、床板を荷室に置いて、65mmのロングボルトで固定出来るか試します。……穴の位置がずれてて、ボルトがボルト穴に入って行かなかったり、斜めに入って途中で止まります。また、丸棒の下駄も動いて、なかなか上手い事いきません。まぁ、人間の目と手でやる事ですから、そんな精密な仕事が出来る訳ありません。微調整を試みましたが、微調整程度で入らない事が分かったので、D環プレートをはみ出ない程度で大きな穴を開ける事にしました。そうでもしなければ、床板を置いてから位置をずらしたり出来ないからです。

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ボルトの穴が小さくて、しかもズレてたため
思い切って大きくするの図

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多少、余裕もった作りにしておかないと
二進も三進もいきませんでした

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スペアタイヤの固定ボルトの部分の穴は
ホールソーというので開けました
キャップは車体に付いてたのを流用です



■連結とフロア張り、モール打ち込み

 これでようやく、床板を連結する段階まで進みました。この時点で自分は結構出来上がってましたが、連結はきっちりやらないといけないので、裏からアングルでどんどんビス止めしていきます。最初の取り付けが出来たら、あとは板は動かないので、隊員に任せる事にして、アスファルトの上についた膝の痛みに耐えながら、ビスをどんどん入れていきました。この時マックさんが、この「大記録」のXR230の記事を見てお店を訪ねてきたお客さんを紹介してくれたのですが、疲れてるわ、時間は迫ってるわ、早よやらないかんわで、もういっぱいいっぱいでロクに挨拶もお礼も言えず、申し訳ない事をしました。
 連結ができたら、3人でそろそろゆっくりと床板をひっくり返し(雑に扱うと、接合部分のアングルが折れ曲がってしまうから)、今度はフロア材を貼ります。今回も両面テープで貼る事にしたのですが、ここで失敗。フロア材用のごつい両面テープでないと剥がれてくるそうで、実際、普通の「強力両面テープ」では、フロア材を床材の形に切るためにひっくり返すと、剥がれてきました。そこでマックさんから残ってたフロア用の両面テープをもらってきて、主要な部分に使ってずれない程度にとめれる様にしました。
 さぁ、最終段階。そろそろと床板を立てて、5mのU字モールを半分に切って、床板の側面に打ち込んでいきます。U字モールを広げて床板の縁にはめていき、プラスチックハンマーで軽く叩いて打ち込んでいきます。接着剤やテープは使いません。少々きつめの角アールも無加工でいい感じに打ち込んでいきます。この作業、見てると別に大した事なさそうなんですが、やってみると結構しんどい作業で、最後の方は他の人にやってもらってました。

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床板はこんな感じで裏から留めています
断面に木工ボンドやダボなどは使っていません

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比較的丁寧に両面テープを貼りましたが
フロア材用じゃなかったので、裏返したら剥がれました

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フロア材を床板の端っこに合わせ
転がす様に貼っていきます

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この時点で、ほぼグロッキー
このあと、裏返して、床板に合わせてフロア材を切り抜きました


■架装

 フロア材にボルトなどの穴を綺麗に開けて、床板の製作は全て完了です。仮止めの時に動いてうまく行かなかった丸棒の下駄は、下駄の穴とボルト穴を合わせて両面テープで荷室の床に固定しました。。これから荷室に載せる訳ですが、これが一番気を使う作業で、かつ大人数が必要です。重いだけでなく、雑に扱うと接合部分が折れ曲がるからです。4人ほどで床板を丁寧に持ち上げ、斜めに荷室に運び込み、位置を見定めて、そろりと下ろします。
 最後に、ロングボルトで床板とD環プレートを留めます。この時、ボルトがちゃんと入らなければ、ボルトが斜めになっているので注意が必要です。また、奥の方で引っかかる感がありますが、それを突破したらスッと最後まで入っていきます。
 この後、床板の前後にL字アングルをかましたりする作業があるのですが、もう陽も暮れましたし、後述する事情で一旦車屋さんにこのハイエースを戻さねばならなかったので、今日のところはここで作業を終えました。

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いよいよ架装
ご覧の通り、4人掛かりでそろそろとやります

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こんな感じで完成
あまりに疲れて、ピンボケしてます


■感想

 事前に聞いたコンセプトから、大変な作業になるとは想像していたのですが、予想を上回る大変さでした。というか、夕方4時頃にはかなりの脱水気味でバテてしまい、最後の方は人任せになってしまってました。とても一人二人で出来る様な作業ではなく、TOYZ Racingの恩情とマンパワーあっての作業でした。
 実は自分ともう一人が板材を加工している間、もう一人はシートカバーを取り付ける作業をしていて、そっちも一人では大変でお店に来てたTOYZのメンバーに手伝ってもらって取り付けました。取り付け中の写真を撮ってないので、カバーの方は艤装編で紹介したいと思います。
 本来の計画では、床を作ってバイク固定用のD環プレートをつけたら、持って帰る事になっていたのですが、なんと納車前日に車体が凹んでいる事がわかり、車屋さんの方で直してもらうために、一旦戻さねばならなくなりました。今日のうちに戻す事になったので、作業は突貫で行わねばならなくなり、床板以外の作業も後日行う事となり、しばらくは代車でジャガンナート号を乗る事になりました。まぁ、慌ててもいい事はないので、のんびりゆっくり構えていこうと思います。

2020-08-01 19.29.26
凹んだとの連絡を受けた時は、自分の気分も凹んだのですが
まぁ、厄落としだと思って、のんびりやっていきますw







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tanisi_corp at 19:30コメント(0)
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