爺ヶ岳

2018年10月14日

   今年度は通算8戦出るつもりで、去年から綿々と準備を進めてきたのですが、3月の誕生日以降、どうにも詰まらん不運が連続し、その極めつけは5月に蜂窩織炎で入院(通称「盛岡の風土病事件」)で完全に出鼻を挫かれて、グダグダになってしまいました。その後、なかなか足は治らんわ、練習行こうと思ったら天気悪いわ、公私ともに色々具合が悪いわで、もはやバイクどころで無くなってしまいました。
   その様な訳で、秋のWEX爺ヶ岳にエントリーしたものの、3日ほどまで色々あってレースモードにならず、もちろん練習もなく、何もかもグダグダのまま、どうにかこうにか参戦する事になりました。

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どういう事ないウッズですが
滑って転びそうな気がずっとしてました



■とりあえず下見
   タイトルにもある様に、秋のWEX爺ヶ岳は今年で最後になるようです。詳しい事情は知りませんが、なんでもコース保全のためとか。まぁ、だったら梅雨が開けてないか、あるいは開けてしまったかの7月の方を中止にした方がWEXの本意に沿うんじゃないの?と思う訳ですが、そうもいかん様です。
   いつもは開場は1000時からという事で、そのつもりで0600時に出発するつもりをしてたのですが、案内を見ると、なんと0800時から開場との事。午前午後で2回セクションスクールを行うためらしいのですが、そげな早い時間に開場されたら場所取りが大変です。それでも0415時には出発したのですが、現着したのは0830時頃。早くも場所取りしてる人らが来てました。もっとも自分は幸いにもツイッターでお知り合いになった方々に場所を取って貰ってました。
   さて、そんなに早く着いても、やる事と言えば、バイク下ろして荷室の掃除して、バイクにゼッケン貼ったり、エアクリ交換してチェーンに油やって、その程度です。今回、タイヤはフロントがVE35で0.6、リアはVE33sで0.5。これ以外のタイヤは持って来てないので、コースの中がどうなってても、これで走るより他ありません。

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バイクに乗るのが2ヶ月ぶりと
心身ともに全く準備のなってない状態でした

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今回から導入したカースローブ
地面が斜めでも水平が作れるので、寝る時に役立ちました


   他の皆さんは、午前のセクションスクールに参加されるという事で、いそいそ着替えて向かわれましたが、自分はいつもの様に歩いて下見です。どうしてセクションスクールに出ないのかというと、前日にバイク乗ってしまうと疲れて翌日の本番で走る気にならないのと、JNCCやWEXでは洗車出来ないからです(洗車できるレースでは走ったりする)。
 今回、重点的に下見したのは、ウッズとロックンロールリバー源流でした。ウッズは今回は下りで使うという事で、実際に歩いてみたのですが、外のゲレンデが乾いているのに対して、ウッズの方はラインがそれなりに湿っている。天気予報では翌日朝方に雨が降るとの事でしたので、降ったら難儀しそうだー、という印象を持ちました。ロックンロールリバー源流は、下流に比べたらそんなにガレてはいないのですが、それでも転けたら痛そうな地面で、しかもここもシケシケしてて苦手な路面です。どちらも警戒を厳に要するといった感じでした。
   その他のコースは、乾いているので概ね開けて行けば大丈夫。今回カットされたFUNガレ周辺のややガレた所も、注意して行けば何とかなるだろう、という感じでした。難易度としては、梅雨時期のWEX爺ヶ岳よりも楽そうに感じました。

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今回のコース図
いつもに比べたら簡単になっているはずですが
2年前のJNCC本戦より、路面が難しく感じました


■1周目はまさかの27分
   夜はツイッターの皆さんと歓談してたのですが、自分は0400時から起きっぱなしだったので、早めに寝ました。今回は地面が斜めってても良い様にカースロープを装備し、荷室の水平を出せる様にしておいたので、比較的安眠する事が出来ました(お陰で30分寝坊)。
   受付やトランスポンダの取り付け、ハイドレーションの準備やGoProのヘルメットへの取り付けなど、準備は前の日に全部済ませてあるので後は着替えるだけですが、大事なのは着替える前の用便で、これが滞るとレースにも影響します。幸いに快便だったのですが、快便過ぎて3回もトイレに行きました(最後の1回は出走直前)。

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心配されてた天気は回復
いい感じの晴れ具合で助かりました

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出撃前のブリューフィング


   心配されていた天気は、幸いにも雲が切れて晴れ間が見え、この調子で行けば雨はなさそうです。雨さえ降ってなければ爺ヶ岳は走り易いコースという認識なので、幸先良いレース復帰になりました。
   90ミニッツは0800時頃集合、0815時スタートです。自分はCクラスなので、大体真ん中辺りが位置です。スタートはインは混雑するので、アウト側から悠々と攻め上って行く作戦で行きました。以前なら緊張もしてたのですが、最近は慣れたというか、どうにかなる感があって余り緊張しません。日章旗が振られると同時にスタートです。
   最初はひたすらゲレンデを上ったり下ったり。以前はウッドチップがあったのですが、最近はなくなった様です。CRF450RX“ゲイレルル号”の性能、特にその出力は優秀で、下りからコーナー、そして立ち上がって上りといった、低速からエンジン回転を上げて行かなければならない状況で、以前ならパワー不足を感じていたのが、今回は450の極大パワーと低速でも粘るエンジン改装により、全くもたつく事なく、スムーズに加速していけて、楽に走る事が出来ました。
   ともあれ、順調かつマイペースに走っていたのですが、22コーナーから23コーナーに向かうガレた上り坂で、うっかりアクセルが緩んでそのままラインから外れてしまい停止。リカバーも失敗して転けてしまいました。登りの途中でありしかもガレた路面なので、再発進は難儀する状況ですが、セル始動が幸いしてどうにかラインまで押し出し、マーシャルさんの手助けで再発進する事が出来ました。もっとも、これで相当に息が上がってしまい、23コーナーでしばし休憩。
   23コーナーの坂を下ると直ぐにFUNウッズですが、これはもう、慎重に下って対処。時間をかけてFUNウッズを抜けた後は、今度はロックンロールリバー源流ですが、これはもう自分にとっては恐怖体験そのもので、滑って転けて痛い目遭わない様に、時々止まりながら、怖々下って行くより他なく、ロックンロールリバー源流から出てきた時は、一息つけないと次に進めない感じでした。
   ここから先はダラダラとした下りなのですが、既に息が上がってヘロヘロな自分はヘロヘロな走りしか出来ませんでした。というか、他の人はどうか知りませんが、自分は下りで疲れてしまうのです。そんな訳で、ロックンロールリバー下流にちょこっと入る30コーナーで、うっかりインに入ってガレに足回りを取られてしまい、停止から転倒してしまい、よりにもよって装甲のない左の上腕を石でヒットして痛い思いしました。その痛いのから回復する為にまたまた休憩。結局、一周27分も掛かってしまう酷い出来映えになってしまいました。

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スタートシーン
気持ちも体もスイッチが入ってません


■2〜3周目
   既に1周目でかなりヘロってしまったのですが、それでもまだ60分残ってますので、2周目に突入。1周目で大体具合の悪い所が分かったので、そこを気をつけて走りました。やっぱり難儀するのは上部の石ころがゴロゴロしてる所で、2周目にはおおよそラインが出来てて、そこに沿って走ればまず問題ないのですが、何せそれなりに傾斜があるので、アクセルが緩んだらアウトです。登りではとにかくアクセル緩めないのが肝要でした。2周目も、気張って走った後は休む、という感じでとりあえずクリア。
   さて、3周目に入る時点での残り時間は40分。いい加減疲れてるし、今日の感じからすると、これ以上は頑張れないと思うし、のんびりゆっくり走って、いい感じに時間潰して、最後に余計な1周走らされない様にしよう、てな事を考えながら3周目に入りました。
   上り坂で転けてリカバーするのは、難儀なだけでなく相当に体力も食うので注意していたのですが、21コーナーの前のガレた上り坂でアクセルが緩んでしまってラインアウト。石ころゴロゴロの上り坂で止まって転けてしまいました。さぁ、困った。あとちょっとで登りきる所で、下に下ろすのも大変(下っても上り坂)、上の押し上げるのも難しい。さぁどうしよ、と荒い息をゼーハーさせながら考えていたら、マーシャルさんが来てくれて、上り坂を横切る格好でガレてない所まで押して行き、どうにかリカバー出来ました。
   このミスで相当に体力を使ってしまい、その後は元気に走る事よりも、安全と安心を第一とする走りになってしまいました。自分の場合、どういう訳かやたら下りで体力を消耗する訳ですが、これ以上の体力の消耗を避けるために、シートに腰かけて真っ直ぐ降下する時は、あえてニーグリップして肩の負担を減らすなどの工夫もしました。(ベストテクの生徒としては失格ですが)
   苦手なウッズも、さらに苦手(を通り越して怖い)なロックンロールリバーも通過し、チェックポイントが見える地点まで戻ってきました。残り時間は約5分。今から行けばL1には間に合いますが、今から行って周回がカウントされるとも思えず、チェッカーフラッグが振られたらイの一番にゴールするつもりで、そこで待機する事にしました。

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下りから登りに遷移する時にアクセルが開けれないと
登るのに難儀します
その点、450は楽に登れました
(赤矢印が自分)

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坂を疾駆するワタクシ
事実上、フラットな上り坂がお休みタイムになってました



■まさかのおまけ1周
   待ってる5分というのは結構長いもので、自分の横をバンバン抜かして行くライダー達を見送りながら、早いとこチェッカーフラッグが振られるのを待っていたのですが、なかなか振られません。その内、トラブルと間違われてギャラリーから声を掛けられたりもしました。そしてようやくチェッカーフラッグが出てきたので、これ幸いにゴールに向かいました。
   が、チェックポイントに行ってみると、まだL1が掲げられている。びっくりしながら、さりとてここで待ちますとも言えず、信じられない心境で4周目に突入。こうなったら、可及的速やかに走破してゴールしないと、この周回はノーカンになってしまいます。というか、どうせ走らなきゃならないなら、休んでないでサッサと走っときゃ良かったと思いました。
   とにかく、ミスったり転けたりしてたのでは間に合わないので、開ける所は開ける、慎重を期す所は慎重に、怖い所は怖くても止まらず走る、という具合で、おそらくベストラップで走り抜けたと思うのですが、帰ってきた時にはチェッカーフラッグではなく、なぜかブルーフラッグが振られてました(モトクロスでは青旗は、「周回遅れは譲れ」の意味)。

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まさかのおまけの1周のあと
ハイタッチもなくウロウロするワタクシ


■反省点
   今回のレースは、5月の蜂窩織炎以降、中断してたバイク活動の再開という事もあり、ともあれ無理せずやるという方針で臨んだのですが、練習もなく、モチベーションも十分でなく、何度か走った爺ヶ岳で、しかも晴れだから、という「なんとなく」の自信だけで走ったレースでした。
   しかし、あとになって一番問題と感じたのは、タイムアップの5分前に日和見を決め込んだ事でした。確かに、残り5分で最後の周回に行ってもノーカンになってしまう可能性は高かったのですが、それでも結果的には走る羽目になったのであるし、だとするなら出来るだけ早めに次の周回に入っておけば、それだけカウントされる可能性は高かった訳です。しかも、最後の1周はそれまでの周回よりもスムーズで、おそらくベストラップであった可能性が高く(公式記録もなく、GoProの動画も最後のファイルは壊れていたので確かめようがない)、それだけに5分早くチェックを受けていれば、公式で4周だったかもしれません。リザルト的にも、結果的に3周しかカウントされなかったとしても、早くチェックを受けていれば、同じ3周しか走ってない人の中でも上の方にいっていた訳で、これは敢闘精神に大いに悖るところがあったと感じる次第です。
   もっとも、最後の周回が比較的スムーズで速かったのは、5分もたっぷり休んでいたから、という事もあります。全ては結果論ですから、やはりこの場合、間に合わないと思っても、全力で走るというのが、ライダーとしての基本精神であるな、と改めて反省しました。

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今回はやり切った感に乏しいレースとなってしまいました


■評価点
   CRF450RX“ゲイレルル号”は、これまでの爺ヶ岳戦を踏まえ、こうしたゲレンデ戦で活躍するのを期待して作ったバイクですが、その期待を裏切らぬ走りをしました。450であるので、パワーは申し分なく、それでいて低速からの立ち上がりで、もたつく事も飛び出す事もなく、実に操作性の良い動きをしてくれました。今回、「ここは速度落ちたら死ぬ」と言えるガレの登りがいくつかありましたが、そうしたコースでもアクセルさえ開いていれば、間違いなく登って行く安心感がありました。
   また、ゲレンデのコースにありがちな、「ダラダラ下って、回って、登って」といったセクションでも、非常に旋回性が良く、先に述べた操作性とパワーで、苦労する事なく走る事が出来ました。450というと、その猛烈パワーを扱いかねるという人が多いのですが、従来の450ならそういう事もありましたが、2017年以降のCRF450RXはそうしたゴツさがなく、自分のレベルに合わせたセッティングが出来ていれば、250までしか乗った事ない人でも乗れるのでは?と感じています。
   その一方で、CRF450RXはもともと足付き性に問題があり、これまでも何度も改良を加えてきたのですが、今回は若干の不安を感じる結果となりました。前のCRF250R“モルゲンシュテルン号”はソフロスプリングを組んでX化した時に、両足がかかとまでべったり着いていたのですが、ゲイレルル号は現状でまだ土踏まずくらいまでで、この差が2年前の爺ヶ岳と今回の走りの差、いうならば安心感とそれに担保された勇気の出方に、違いが現れたと感じました。







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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2016年05月22日



   今年のレース活動は糸魚川と爺ヶ岳の2ヶ所を中心に展開する予定ですが、前回WEX糸魚川から僅か2週間後に、今度はJNCC第3戦として爺ヶ岳です。爺ヶ岳にはこれまで何回か来た事がありますが、その度に大概な目に遭ってます。ぶっちゃけ、あまり良い思い出がないのですが、それだけに攻略目標であります。XR230“パンツァーファウスト号”からCRF250RX“モルゲンシュテルン号”に至る連綿たる改装は、まさに対爺ヶ岳戦を想定したものであった訳です。

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JNCCの本戦に参加するのは、5年ぶりの事です


■下見とチューブ交換
   今回も乗機はCRF250RX“モルゲンシュテルン号”ですが、装備は糸魚川と同じですし、オイルはまだ使用可能時間以内。ただ、タイヤはやっぱり新品の方が良いだろう、という事で、洗車したあと、半年おちではありますが、新品のAT81に前後とも交換しました。事前の準備はこれだけです。
   当日は0400時起床、0500時出発、現地には0920時頃到着しました。朝食食べたり、なんのかんので4.5時間は掛かる訳ですが、糸魚川よりは早く着いた感じです。既にパドック取りで早々着いている人が居ましたが、自分も出来る限り平らな地面の所を確保しました。ちょっとでも傾斜ついていると、寝る時に結構気になるものなのです。

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爺ヶ岳まで遠いなー、と思っていたのですが
糸魚川よりは1時間も近いんですよね

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今回もパドックの確保の必要があったので、朝一番に入場です


   AA選手による下見ツアーは1030時からスタート、という事だったのですが、自分のペースで歩きたかったので、早々に出発しました。今回はJNCC爺ヶ岳初の逆回りという事で、今までとは明らかに勝手が違うはずです。COMPクラスに比べて、FUNクラスは相当難所がカットされているというものの、それでもウッズの登りと、FUNガレ前後の上り下りは、(自分にとっては)相当に厳しい事が予想されます。
   今回の天気は、実に気持ちいい日本晴れ。大体、爺ヶ岳というと、雨降って地面がグチャグチャというのが多いのですが、今回は結構なドライです。今回は忘れず水筒持参で登ったのですが、休み休み水飲まないと、熱中症になりそうな雰囲気でした。
   下見は、まず、本来ならロックンロールリバーの出口になる所から進入して、ガレ場を右に回ってゲレンデに出るセクションから見物しました。デカめの石がゴロゴロしてる中を右旋回ですから、ここはスタックポイントになるだろうな、と感じました。ショートカットする方法もありますが、その場合は急なアップダウンがあり、下手すればハマります。急がば回れが利口そうに感じました。
   ひたすらゲレンデを登って、次はウッズ。いつもはツルツルしてて苦手なセクションですが、今回は地面が結構しまっていて、かつラインというかコースがはっきりしているので、迷い様がない感じ。迷子になりようがないし、アクセル開けて行けば登って行けそうで、意外にも難所っぽくは感じませんでした。
   続いてFUNガレの前後を見ようと、コースを横切って行ったのですが、辿り着いたのは、信じられんほど長いガレガレの上り坂で、明日はこれを下る格好になる。歩いて登るだけでも結構大変なのですが、これをバイクで降りるとなると、大変どころの騒ぎではない。自分の技量ではまずまず無理です。といっても、降りろと言われたら降りるしかない訳で、とりあえず頂上を目指したのですが、行けども行けども頂上に着かない。いい加減くたびれてしまって、途中で降りて来てしまいました。後で分ったのですが、自分が歩いた所はCOMPクラスのコースで、FUNガレはその一個奥の方にあった様です。

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雨が降ると滑り易いウッズも、今回は固く締まってました

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陽の当たる場所は、砂埃の立ちそうなドライでした


   下界まで降りて来た頃には時間は1300時前。少々腹も減ってきたので、爺ヶ岳名物のGカレーライス食べて(実は朝もカツカレーだったw)、汗がひいてから、整体屋さんが来てたので、肩や背中、腰を解してもらう事に。何でも、背中が木の板みたいにガッチガチに固くて、「これじゃ寝てても熟睡できないでしょう?」との事。前から特に左肩の肩甲骨周りが痛怠かったのですが、前回の糸魚川戦ではまったく身体が柔軟に動かない感じでした。30分みっちり解して、肩回りのストレッチもやって貰ったのですが、お陰で少しは柔軟に身体が動く様になりました。
   さて、もうやる事もないので、受付が始まるまで昼寝でもしたろかー、と思い、先にタイヤの空気圧だけ見とくかー、とチェックしたところ、パンパンに空気が入ってるはずなので、フロントの空気圧がゼロ。あれ〜?まさかー?と思い、改めて空気を入れたのですが、暫くしたらまたゼロ。どうやら新品タイヤを組んだ時にチューブを噛んでしまった様です。あいにく、予備のチューブの持ち合わせが無かったのですが、JNCCでもWEXでも爺ヶ岳は出店がたくさんで、パーツ関係の店も多く、首尾よくハードチューブを買う事が出来、昼寝無しでチューブ交換しました。
   そうこうしているウチに受付時間が始まり、自分はCクラスなので車検もなく、トランスポンダを付けるだけで本日の作業は全て完了しました。

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実は初めて喫食のGカレーライス
結構ボリュームがありました

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まさかのチューブ交換
チューブ売ってなかったらDNSになるところでしたw

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何のかんので準備完了。あとは走るだけです


■1周目
   当日朝は、糸魚川戦と同じく、雲一つない晴天。こんなに天気のいい爺ヶ岳はホント初めてで、今日はどんな結果になろうとも、気分よく走れそうな予感がしました。
   自分が参加するFUN GPは、集合が0845時という事で、朝はのんびりする事が出来ました。食事は昨日の晩に炊いた飯盒メシの残りがあったのですが、出走前に食べると腹ぱっつんで動きが悪いどころか、下手したらゲロってしまう可能性もあるので、ビスケット2枚だけにしておきました。どっちみち、昼前には何もかも終わって、好き放題食べれますしね。その分、水分は多めに摂っておきました。

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今回も雲一つない晴天
いわゆる「死ぬにはいい日だ」って奴ですw

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この中のどこかに自分が居ますw


   0830時に出撃。自分が出るCクラスは、スタート位置も後ろの方なのですが、何事も早め早めです。以前なら、この待ち時間は結構緊張してたのですが、最近は慣れて来たのか、あまり緊張しません。どっちみち、走り出したら最後まで走るか、途中で止めるかのどっちかしかありません。ケガだけはしない様、注意するだけです。
   スタート位置は、例によって例の如く、坂道発進です。でも、別に一列目でもないですし、旗が振り下ろされたら、クラッチレバー握ってローギアに蹴り込んで、アクセル開けてスタートするだけです。以前なら、大体スタートでギア入らなかったり、エンストしたりで、前に進むはずが後ろに下がったりしてたのですが、そんな事もなくスムーズにスタート。ただし、自分がスタートする事には、前は大勢のライダーが団子状態になったり転けかけたりしてるので、どうしても安全マージンとって車間をとると、どんどん引き離されておいてけぼり食う感じになります。
   ともあれ、ゲレンデをグバーっと上がって、ドドーっと下って、一等最初の難所であるロックンロールリバー下流に進入。すると、ガレ場の右コーナーで大勢のライダーが止まったりスタックしたり転けたりして、渋滞になっていました。今までの自分なら、その場が空くまで待機してそうなものですが、今年はちょっとずつでも前に出て、ちょっとでも人より先んじようとしました。有り難い事に、X化したCRF250R“モルゲンシュテルン号”は、このちょっとした動作もハチャメチャにならず言う事を聞いてくれる様になっており、やや難儀したものの、この難所を突破。ゲレンデに復帰しました。
   この頃辺りから、2速でなく3速を使う様になりました。その理由は、3速の方が加減速Gが少なく楽だからですが、驚くべきは、下りからコーナーを経て登りに差し掛かる様な車速が決定的に落ちるポイントで、これまでの通念でいけば2速でだって上がって行くのに難儀しそうな車速でも、バリバリと3速のままで登って行った事でした。これは相当な強心臓なバイクです。
   今度は登りのウッズ。ここでもアチコチでスタックしてる車両が目立ちました。一旦立ち止まったからには、2速で走り続けるのは無理と判断して、1速でアクセル開けて登って行こうとしたのですが、これがまた物凄い腰の強いトルクでバリバリと上がって行く。アクセルが開いている限り登る、ラインを変えるほんの少しの速度低下も物ともせず上がって行く。そして、思いのほか楽にウッズを突破してしまいました。
   さて、再びゲレンデを降りたり横切ったり登ったりウッズ下ったりして、いよいよ今回の個人的最大難所のFUNガレ。まずは登りですが、すでにそこここで止まっている人がいました。ここは止まったらアカン所なので、弾かれない程度に、かつよろけない程度の、微妙な車速を選んで、ただただ止まらない事だけを念じて登って行きました。そして、今度は下り。ここはもう、怖い一心でひたすら恐怖心と闘いながら降りて来ました。やっとこ石ころがない所に来た時には、疲労困憊して元気がありません。それでも走りながら休めるのは、バイクの性能がそれだけ自分にとって向上した証拠だと感じました。

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7月のWEXの時は地面が濡れてて走りにくい事が多いですが
今回は全くドライで走り易かったです



■2周目
   これまでの爺ヶ岳のレースでは、1周目でたいていエライ目に遭って、2周目に行くのには相当葛藤があったのですが、今回はそんな事もなく元気に2周目に突入しました。曲がりなりにも全線走破し、かつ去年みたいにセクション越える度に10分休むといった統制前進でもなく、遅かろうがなんだろうが、とにかく前に出続けている事が自信に繋がっているんだと思います。
   ともあれ、チェックポイントを過ぎたら、直ぐにロックンロールリバー下流のガレ場の右コーナーなのですが、2周目には止まってる車両もまばらになり、自分のベストラインも空いているので、時間は掛かりはしても問題なくクリア。続いてウッズ。ここではそこそこスタックして難儀してる人が居ましたが、かつて5年ほど前の自分の姿を横目で見る様にして通過。
   ゲレンデと下りウッズは、ずっと3速のままで。下りではそこそこの速度になるのですが、ブレーキパッドをRKのメガアロイにしたせいか、速度をコントロールするのがとても楽で、自信をもって下って行く事が出来ました。そして、コーナーでどんなに車速が落ちようとも、アクセルを開ければそのまま坂を上って行く。いちいちギアチェンジをしなくても良いので、これまたかなり楽です。

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走り易いなら、もっと開けろって話しなんですが
まぁ、先も長いし、安全優先なんですよねぇ


   そして、いよいよFUNガレ前の登り。転けん様にアクセル開けて行ったつもりが、いきなりフロントが石を拾ってそのまま転倒。大して車速が出てなかった事あって、ただ単に痛いだけだったのですが、問題は再発進。ガレている上に上り坂です。そこからの再発進は骨が折れるどころか無理な場合も多く、実際、他にも転けてた人は下まで下がって行く人が何人もいました。
   しかし、ここから下に下って再発進というのも、骨が折れるというか、しんどい話しです。そこで、物は試しで、そこで再始動して、ローギアで上がってみました。まぁ、確かに難儀にした事は確かなのですが、それでもその場から発進して、レースに復帰できたのは驚きました。これが以前のCRFだったら、ちょっと出来ない芸当です。
   どうにか登って、今度は下りなのですが、やっぱり怖いもんは怖い。ましてや転けた後だけに余計怖い。怖い怖い言いながらどうにか降りて来たものの、疲れがドドーっと出て来てアクセルが開けられません。この後は、普通のゲレンデが続くのですが、休みつつ走る、という感じになりました。


安全運転を心がけていても、この有様
ガレ場で転けると痛いんですよw


■3〜4周目
   去年までだと、こうしたエライ目に遭った後は、しばらく立ち止まって休憩しないと次に進めませんでしたし、チェックポイントを過ぎて次の周回に行くには、それまでの労苦を思うとなかなか気が進まなかったものです。ところが今回は、シンドイにはシンドイけど、次の周回に行く元気が多いにありました。爺ヶ岳で、こうした士気をキープし続けているのは、自分としては驚くべき事でした。
   3周目も概して1周2周目と、路面の状態も疲労度も大差がなく、ただただ、ウッズとガレ場だけに注力する感じでした。ゲレンデの上り下りは、かなり楽をしているはずなのですが、だったらもっと頑張れたかというと話しは別で、抜かれようが追いまくられ様が、その時のアクセルの開け具合、車速の出具合が、その時々の精一杯という感じでした。時には、後方でミスって追い抜いた人に後から追い抜かれる、という場面も多々あったのですが、今日はその人と競争しに来ているのではなくて、去年の自分と競争しにきてるんだ、と自分に言い聞かせて、自分の走りに徹しました。
   続いて4周目。チェックポイントのタイマーは、確か1時間20分くらいを示していましたので、おそらくこの周回が最終ラップだろうと見当をつけました。この頃には流石に疲れていたのですが、あと1周と思えば、シンドイのも我慢できる様なもので、極力ミスしない様に頑張って走りました。
   この頃になると、ウッズの中は、結構ワダチが掘れていたりして、それにハマる人もそこここで見受けられました。自分もかつてハマり込んでエライ目に遭って来たのですが、重トルク化したモルゲンシュテルン号は、こんなセクションでもウンショと簡単に乗り越える事が出来るので、疲労度が全然違います。正味のところ、今回のレースではウッズはまったく難所ではありませんでした。
   ガレの登りはアクセルを開けて行くしかないのですが、下りは勝手に降りて行くので、元気のあるウチはともかく、4周目ともなると元気がなくて、暴れるバイクをどうにかするのに難儀しました。下りでエンストするなんてのは、明らかに車速が落ちて、かつクラッチレバーの操作がおかしくなってるのですが、疲れてて怖いセクションでは、どうする事も出来ませんでした。まぁ、頑張れない所では頑張らない。時間が掛かっても安全に通過するのが大事という訳です。

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ウッズは4周目には掘れる所は掘れて、それに引っかかる人もチラホラ
X化したモルゲンシュテルン号は、物ともせず前進!


■おまけの5周
   さて、レースも終盤、他の速いライダーが目を三角にしてラストスパートをかける頃、自分はのんびりと「やれやれ終わりかなー」とチェックポイントに戻って来ました。ところが、タイマーはまだ5分前で、L1のプラカードが掲げられていました。この残り時間では、仮に行ってもチェッカーフラッグを受けられない可能性も高く、行き損になってしまう事が考えられましたが、だからといって、5分もの間、ゲートの前で衆目に晒されながら待機ってのも格好悪い話しです。それに、この時点ではやる気も元気もまだ残っていました。そこで勇躍、5周目に突入しました。
   チェックポイント過ぎて直ぐのロックンロールリバー下流のガレ場。これまでもそれなりに疲れるポイントでしたが、ミスなく通過したものの、これまでと違って結構疲れました。そして、その上のウッズの登り。そこここでハマってる車両があり、ラインを変えたら自分がハマったり、ハマってる前の車両に土浴びせられたり、うっかりアクセル緩んで止まってしまったり。とにかく、これまでにないほど疲れました。とにかくシンドイのです。
   こんなシンドイ時にFUNガレで失敗したら目も当てられないので、とにかく登りは登り切ったのですが、下りの怖いのにはもはや耐えられませんでした。で、エンストしてストップ。再発進に猛烈に疲れました。その後は、もう、いつも通りの自分の走りで、シンドイだのもうええだの、文句ばっかり言いながらトロトロ走る感じ。しかも、これまでミスった事ない所で転けてみたり、そこで止まりますか的なところでエンストしたり。もうボロボロです。しかし、これでも爺ヶ岳初の5周ですので、その気持ちだけで駒を進めました。
   結局、敗残兵みたいになってチェックポイントに戻って来た時には、案の定、チェッカーフラッグはなく、タイマーもゼロに戻ってて、フィニッシャーズロードも解散。自分だけが這々の体で戻って来た格好になりました。それでも、曲がりなりにも5周走れたのは、自分としては良かったかな、と感じました。


4周で終わりと思っていたので
5周目は気力体力使い果たして、いつも通りの有様w

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今回デビュー戦だった、シャークティース・タニーヘルム
ガレで転けて、早速傷入りました(T_T)

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ヘニョヘニョに疲れましたが、ともあれ5周走りました!


■所見と反省
   今回は爺ヶ岳初の逆回りという事でしたが、毎回が挑戦の自分にとっては、順だろうが逆だろうが難易度はさほどの差を感じませんでした。というより、こんなドライな爺ヶ岳を走るのは初めてな事で、むしろ走り易かったと感じました。
   今回もX化したCRF250RX“モルゲンシュテルン号”の威力は遺憾なく発揮されたと思います。XR230“パンツァーファウスト号”との違いは身体が感じる疲労度の違いで、XRの場合はちょっとしたセクションでも、そこを乗り切るのに気力体力を大幅に消耗して、立ち止まって休まないと次に進めない感じでしたが、今回はそうした事はほぼありませんでした。さすがにおまけの5周目では、そうした場面が多々出ましたが、そもそも5周目行こうかという気になるのが、これまでの自分と比較して大した事だと思います。ともあれ、次の周回に行くのに、いささかのためらいもなかったのです。これはバイクが相当楽させてくれていたからだと思います。
   今回、楽を顕著に感じたのは、ゲレンデでの3速で、下りからターンして登りになる時に、これまでの通念で行けば2速でだって登りに移るのが大変な車速まで落ちても、3速でズズーっと上がっていけ、かつアクセルを開けて行けば上の方では結構伸びるので楽でした。また、ウッズでは1速を多用してたのですが、突っかかる様な掘れたセクションでもあまりアクセルを開けずとも乗り越えられ、エンストしそうな時も開け直せばついてくる感じで、非常に楽でした。これはカムシステムによる重ロースロの恩恵が大であったと思います。
   逆に下りに関しては、相変わらず苦手で、本来なら車速に乗せて走れるはずが、そこで走り負けする事が多かったです。降下する時の姿勢、ブレーキの使い方、その他なにか気が付いてない事など、その辺りで登りほど満足できる走りが出来ていませんでした。
   とはいえ総じて楽しく走れたのですが、あとになって自分の走りをじっくり見てみると、そこまで楽出来てたんだったら、ゲレンデなどはもっと開けられんもんか、とか思ったりもするのですが、その反面でとても安全運転に徹してるなー、という風にも感じました。特に人と迫っている時などは、譲ってでも安全を確保するのを優先してる様に見える。疲れてたり若干怖かったり、ともかくうっかり転けたりしないのを優先した走り方をしてる様に感じました。まぁ、蛮勇を奮えるほどの技量はまだない、という事なんだと思います。
   成績はいつもの様に、したから4分の1辺り。勝てる走りでなかった事は結果から如実に現れてますが、これまでそのだけでなく、何しに来たのか分らんくらい怖かったり楽しくなかったりしてたのが、今回は楽しく走れたのですから、それが今年の進歩だと自己評価しています。

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まぁ、せっかく走った5周がカウントされたかったですねぇ


Screaming Eagles






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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2015年07月19日

   昨年、恥辱の1周リタイアに果てたWEX爺ヶ岳ですが、この一年はそのリベンジに全力を費やした、といっても過言ではありませんでした。表彰台に上がりたいとか、そういった大それた事ではありません。「前に進んで当たり前のバイクがちゃんと前に進んで欲しい」「爺ヶ岳では一度も完走してないから、ともあれ完走」こういった些細な目標を掲げて、大改装したXR230“パンツァーファウスト号”で乗り込んだのでした。

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前日入りしましたが、結構な雨です
出来る限り、水たまりのない所に部隊本部を設置しました



■事前の健康状態
   去年のWEX爺ヶ岳は、群発痛風直後のレースで、それが為に下見にも行けず、結果としては惨敗の要因となりました。しかし、それはその後におとずれる高血圧症の前触れみたいなもので、9月に高血圧と目眩で倒れ、以後、薬を飲みながら運動を続けてきました。まぁ、痩せはしないまでも、レースで息の上がらない身体を作る、というのが目的で、それはおおよそ実現されていました。
   そんな訳で、今年は健康的にはあまり不安を持っていなかったのですが、本番3週間前に、一時不停止の自転車と衝突し、左手小指の剥離骨折を始めとして、少なからずダメージを受けてしまいました。むろん、バイクの練習もオミット。まぁ、時期的に梅雨に突入したので、どのみちバイクには乗れませんでしたが、小指が治ってくれるか、ちょっと心配でした。
   結果としては、事故処理が有利に進められると同じくして、剥離骨折の方も大した事ない事が判明しました。そして、XR230“パンツァーファウスト号”のタイヤをAT81に替え、伸び伸びになっていたフロントフォークのオーバーホール、前後ブレーキのフールド交換と、パッドをRKに換装の作業に出し、今年は早めに出発して前日に下見をするつもりが、バイクがなかなか帰って来ず、結局、出発時間を遅らせても2時間くらいしか寝てる時間がない、という厳しい状況でのスタートとなりました。

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今回はタイヤの選定にも注意しました
一番評判が良かったダンロップAT81にしました


■下見と想定
   そんな訳で、現地には0730時頃到着。気になる雨はずっと降っている感じで、パドックのそこここに大きな水たまりが出来てました。今回、こんなに早く出て来たのは、なんと総勢12台分のトランポをまとめて駐車させるスペースを確保する必要があったからでした。早いもの勝ちなので朝駆けでやってきたのですが、同じ事を考える人はいるもんで、既に何台もの参加者が場所取りしてました。
   しかし、雨が降ってる間はトランポからバイク下ろす気にもならず、さりとて他にする事もなく、だからといって寝てる訳にもいかず、ダラダラと喋ってるうちに雨が上がったり小雨になりました。やる気のある人は、セクションスクールに行ったりしてましたが、バイク汚したくない自分は、バイク下ろして準備するだけにしました。まぁ、事前に乗ろうが乗らまいが、本番では大した差はありません。むしろ、コースを見に行った方がよほど身になる事が多い訳です。
   さて、夕方にようやく下見に行ったのですが、自分の足でゲレンデ上がったのでは、それだけで体力使い果たしてしまうと考えて、星野さん御自ら運転のカートに乗って、ファンガレの上まで運んで貰いました(振り落とされそうになりましたw)。そこから、ゲレンデはショートカットして、主にガレ場とウッズを歩いたのですが、とにかく転けたら痛そうです。ファンガレは登るの無理と考えて、エスケープを使う事にしたのですが、そのエスケープ自体も結構ガレてて処置無しです。ウッズは、去年みたいに好きに走れという感じでなく、中が段だらに区切られていて、登ったり下ったり。それでも去年みたいに迷子にならなさそうな分、ガレよりはマシに感じました。
   ともかく、歩いて帰って来た時には、ぶかぶかの長靴の中で足の裏に2つほどマメが出来ていました。正味、初心者向きのコースレイアウトではないと感じましたが、来てしまった以上は仕方ありません。疲れないように、転けないように、自分なりの走りが崩れないように、恥も外聞もなく、とにかく帰還を果たす、というのを第一としました。

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ファンガレのエスケープ。しかし、ガレてます(汗)

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さまよいの森、というほど、今年は迷子になりませんでしたw

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夜は飯盒でご飯炊いて食べました
とても美味くて好評でしたw



■ファンガレまでは無問題
   夜のウチに若干雨が降ったそうですが、自分は泥の様に寝ていたので気が付きませんでした。幸いにも05300時に目が覚めた時には、雨が上がっていました。雨降りで出走準備をやるのは、やはり気が萎えてしまうものです。90ミニッツは0800時頃集合、0815時出走という事になっていますので、あまりダラダラはしてられません。バイクの準備はサイドスタンドを外す以外は終わってましたし、忘れがちなキャメルバッグの準備は済ませたし、あまり食欲ももないので(普段ならまだ寝てる時間)、バームクーヘンの切れ端食べて準備完了。颯爽、と言いたいところですが、実際にエライ目に遭う覚悟を固めて集合場所に向かいました。
   今回のWEXは総勢500台、90ミニッツ全体でも200台近いそうで、そりゃもう、大盛況です。どこでどうスッ転んでても、とりあえず誰か見つけてくれる事は間違いありません。ともかく、ケガだけは避けたいところです。ケガをするのは大抵転けた時ですが、転けるのは疲れて危険回避が出来ない場合に多いので、疲れる前に休む、エライ状況を突破したら取りあえず休む、というのが今回の作戦です。結果、1周であってもチェッカーを受ければ完走な訳です。
   スタートはいつもの様に、上り坂でのヘルメットタッチスタート。いつもなら1速に入らずスタートでモタモタするところですが、今回は一発で入りました。その後はしばらく登りのゲレンデを巡航。早くもそこここでスタックしている人がいましたが、自分はお構い無しに前進です。途中、下りの下でいきなり止まった前走車にオカマほって思いっきり転けたりもしましたが、何たって今年は「上手くいかなくて当たり前」って頭で走ってましたので、特段頭に来る事もなく、さらに先に駒を進め、皆さんが引っかかってるとこも、よくラインを見定めて突破し、ファンガレにまで辿り着きました。

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出走前。とりあえず気合いを見せます

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しかし、ぶっちゃけ不安ですwww


■ウッズ、そしてRRR
   当初、ファンガレはエスケープする予定でいたのですが、前の人に付いてったら、気が付いたらエスケープの入り口を見落としてました。そのままファンガレを強行突破。とにかく止まったら死ぬと思い、全力で上がりました。一応、ラインらしきものが出来ていましたので、その通りに進み、頂上付近では左のラインは既にスタック車両で埋まってましたので、右側のラインから登頂し、辛うじて登り切りました。
   しかし、ここでバッテリー切れ。とりあえずエンジン止めて呼吸を整えて、筋肉疲労を散らします。ここで強行しようにも、次はガレ下りですので、うっかり転けたらダメージが大きいです。ようやく再スタートしましたが、この後は転けたら休む、疲れたら休むの連続となります。いわゆる「統制前進」というやり方で、非常に消極的な前進方法ですが、難易度が高いと思われる今回のレースで、早々に気力体力を消耗し尽くさないためには、やむを得ないやり方でした。
   そして、いよいよウッズに突入。昨日の下見でも、にゅるにゅるしてよく滑ったのですが、今日も全く同様です。とにかく、慎重運転を心がけるより他ありません。そこそこシンドイとこもあり、休み休みの前進とならざるを得ませんでした。それでもゆっくり下れば危なくはありませんでしたし、登りでは力強く登ってくれたので、結局ノーミスでウッズを突破する事が出来ました。
   とはいえ、この時点で相当筋力は消耗しており、ロックンロールリーバーで頑張る元気はありません。しかも今年は上流から下ろされるという事で(これでもコースが一部ショートカットされて楽になった)、去年よりは長めです。ともあれ、行かない訳にはいかないので、のろのろと前進。疲れたら休むを繰り返し、ようやくなんとか突破できました。


契り
今回もそこそこエライ目に遭いました

■2周目
   さて、1周目に費やした時間は、65分。非常に微妙な残り時間です。のこり15分なら、チェッカーの前で待機って手もあるのですが、さすがに25分もあったのでは、その手はみっともなくて使えません。さりとて2周目行ったとして、残り時間は25分と20分です。1周に65分も掛けてたのでは、せっかく2周目走っても、カウントされない可能性が大です。となれば、行くとなれば、最低でも40分くらいで帰って来なければなりません。
   しかしまぁ、どうあれ1周走って来たのは大きな勇気となりました。せっかくですから、もう1周行く事にしました。難儀するのは、ファンガレとその後のガレ下り、ウッズ前のモコモコ坂、ウッズ、RRR、この辺りです。あと、ウッズ以降のアップダウンは結構デコボコで突破に難儀しますが、ともかく疲れてたら休む、その他は統制前進をやめて突進に切り替える事にしました。
   前半のゲレンデに関しては、突進するのに何ら問題がありませんでした。去年よりもコンディションが良い様で、気持ちよく全開で走れました。難所と難所の間を繋ぐコースも、難しくない所は出来る限り突進しました。しかし、難所系となるとそうはいかず、身体も相当に疲れてますし、疲労回復するのに時間が掛かります。それでもある程度は突進しなければならないので、さらに輪をかけて疲れが貯まって行く訳です。
   最後のRRRでは、もう完全に息があがり「しんどいんじゃーー!!」と大声で文句を垂れる始末。それでもあと少しでゴールなのですから、頑張りに頑張って、とうとうチェッカーフラッグを受けました。たった2周ではありますが、挑戦3回目にして、やっと完走する事が出来ました。

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今年はあまり土が付かなかったところをみると
むしろベスコンだったようです


■所見
   今回のリザルトは、90Cで78/97位、90総合で138/167位でした。去年の成績は90総合で145/178位でしたから、リザルト的には大して進歩しておりません。去年は嫌気がさして1周リタイア、今年は頑張って2周完走、この差をどう評価するかによって、今回の大会の見方が変わると思います。
   個人的には、2周走ったのは収穫あったと思います。今までは、ただ単に苦行、ただ単に嫌な体験、それくらいの経験しか積めませんでしたが、今回はどこをどう走れば良いか、コース全体を通じて理解を深める事が出来ました。1周目は確かに統制前進で、必要以上に時間が掛かりましたが、これにしても2周目以降は突進すべき箇所を掴むのに必要でしたし、今後の大会においても有用な情報を得れたと思います。
   統制前進で多くの休みを取らねばならなかったのは、ガレ場やウッズといった難所ですが、リザルトの良い人はこういった所での走破性が非常に高い。その点は自分も大いに見習わなければならないところです。ようやく、その位置に自分が立った気がします。
   その統制前進ですが、これはバイク乗る上での筋力が急激に消耗して、次のセクションに立ち向かえないから行ったものですが、心肺機能的な疲労感というのはあまりありませんでした。以前の用に、レースの後、青色吐息で立ち上がれない、という感じでなかったのです。これは普段のグループセンタジーやグループキック、水泳といった運動が効果を発揮していると思います。


   バイクに関しては、今回は威力絶大であったと思います。懸案であったクラッチは、ほぼ問題になりませんでした。1周目は出来るだけクラッチを使わない乗り方を心がけた事もあって、レバーが張ってくる感じもありませんでした。2周目は時間もなく突進に切り替えたため、操作がラフになり半クラも多用したため、ゴール直前にはレバーがかなり張っていましたが、それでも調整で何とかなるレベルでした。去年との決定的な違いは、キャブが負圧式からスリングショット式に替えたこと、マフラーをレーサーの物に替えたことから、体感的にパワーアップし、かつクイックな操作が出来る様になり、ゲレンデ登坂に大きな威力を発揮しました。
   タイヤに関しては、今回はダンロップのAT81を投入しましたが、ウッズやガレ場で威力を発揮し、かなりのグリップ感を得ることが出来ました。恐らく、今回完走出来たのは、バイクや装備面でこの一年間、研究や改良を繰り返してきた結果だと思います。主観的な感想としては、これだけ乗り易いバイクならば、自分以上のライダーが乗れば、十分表彰圏内に入れたと思います。となれば、あとは乗り手たる自分の頑張り次第です。






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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2014年07月20日

   JNCC系のエンデューロレースは、自分の実力では結構荷が勝ちると感じて、ここ2年ほど離れていたのですが、エンデューロ用マシンをCRF250RからXR230に替えて試してみたところ、まんざらでも無い気がしてきました。そこでとりあえず第一戦のデコボコランドに参加したのですが、あれほどの激烈マディでも何となくは走れたので、こりゃ何とかなりそう、という印象を受けました。
   とはいえ、爺ヶ岳には当初参戦する予定は無かったのですが、XR230“パンツァーファウスト号”もドンドン良くなって来てますし、自分もジムや水泳のトレーニングでそこそこ体力付いてきましたので、3年前のJNCC本戦の時とどう違うのか試してみたくなりました。そこで急遽、参戦とあいなりました。

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エントリーした時はうっかりしてたですが
長野と富山の県境にある大井町市まで
片道4時間もあるんですよねぇ、、



■事前の準備とアクシデント
   3月のWEXと5月のピットクルーカップの戦訓から、XR230“パンツァーファウスト号”には、大規模な改装が加えられて来たのですが、爺ヶ岳に備えては、クラッチの改修、そして車高アップが急遽行われました。特に車高アップについては、あのフカフカのゲレンデでは、在来のXR230の車高では相当に難儀する事が予想されたので、Motoshop TOYZのMACさんに無理言って、極めてタイトなスケジュールで加工して貰いました。
   マシンの方は着々と仕上がっていたのですが、問題は身体の方でした。ピットクルーカップ直後の5月末から、いきなり痛風になってしまい、しかもそれがなかなか治らず、6月はまるまるトレーニングを休む羽目に。結果、脂肪は落ちないのに筋力だけ3kgも落ちてしまいました。その結果は驚くべきもので、5月時点にあった体力を体感で3割近く失った感じ。バイク乗っても直ぐに疲れてしまうのです。実のところ、爺ヶ岳にエントリーした時は、5月時点での気力体力で考えていましたので、これは非常に困った事になりました。
   それでも7月に入ると、痛風の具合も良くなって、このまま治まってくれるかと思っていたのですが、こともあろうに、WEX本番の3日前の木曜日の夜から、右足親指に痛風再発。右足だけに、左足ほど酷くはないのですが、それでも腫れてブーツ履ける様な状態ではありません。そこで、仕事から帰ったら毎晩寝るまで足をアイシングして、痛みを腫れを散らす様に心がけました。
   結果、金曜日の夕方にはかろうじて腫れは引いたのですが、それでもぶっちゃけまだ痛い。ロキソニンを飲んで、辛うじてじっとしてたら痛くない程度。歩いたらちょっと痛い、うっかり踏ん張ると結構痛い、という感じです。そこで、当初の予定では、朝一番に東京を出て、下見ツアーに参加するつもりでしたが、それは取りやめ。下見ツアーで歩いたら、翌日の本番で足がどうなってるか分からないので、とにかく本番でどんなエラい目に遭おうとも、とにかく足を温存する方を優先しました。

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事前にリアフェンダーに施したガムテ蛇腹
今回も威力発揮でしたが
最近のトレンドはプチプチシートの様です


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行きの双葉SAで食べた富士山丼
見本ではトンカツが立っていて、富士山の様になってましたが
出て来たのはカツの断面が見えるカツ丼でしたw


■前もって聞いた話し
   その様な訳で、慌てず急げで中央道を長野道を乗り次いで、爺ヶ岳スキー場に到着したのは1400時過ぎ。すでに下見ツアーは始まってました。場所取りは先行した隊員にお願いしてあったので、有り難く駐車。今回、TEAMつぼ焼きは7台出走で、過去最大規模でありました(つぼ焼きステッカーを付けてる台数としては8台)。
   とりあえずバイク下ろして、エアクリーナーや泥よけのガムテ蛇腹を用意したりしてヒマを潰してましたが、した未ツアーから帰って来た人らから、ボチボチ話しを聞く事が出来ました。曰く、「ウッズはかなりヤバい」との事。まぁ、ウッズがヤバいのは3年前に出た時からも分かるのですが、何がヤバいといっても、入り口と出口はあるけど、あとはガバッとウッズを幅広く囲む様にコーステープが張ってあるだけで、中は事実上の迷路であるとの事。ラインはあるけど倒木があったり、ラインを避けて草生えてるとこに行くと穴ぼこがあったり、という具合で、かなりお化け屋敷みたいになっている様です。
   まぁ、そんな話し聞けば、やっぱ下見行っておけば良かったかなー、と思わないでもないのです。でもまぁ、下見してない人も結構沢山いるし、その意味ではイコールコンディションw あとは現場合わせでなる様にするしかないなー、という事で温泉行きましたww
   余談ですが、痛風の時は風呂に入っちゃダメなんです。血行が良くなって、余計に尿酸塩結晶が剥がれて、それを白血球が攻撃して、痛みを酷くするからです。てな訳で、実は怖々温泉入ってましたw

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場所取りは先行してた隊員にお願いしたので
広々確保できましたw

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夜は近所の西友で、普段と変わらないもの食べて過ごしました
まぁ、ご当地ものがあれば、旅行らしくなったかな?


■滑る坂で
   当初の天気予報では、20日前後の長野は雷雨という予報で、こりゃエラいレースになるな、と覚悟を固めてました。ところが、確かに夜中寝てる間はそれなりに雨が降った様ですが、朝は晴れたり曇ったりで、比較的過ごし易い天気となりました。とはいえ、前夜に雨が降った事には違いなく、コースコンディションが良いとは言えません。
   朝一番は40ミニッツからで、スタートラインから見える範囲で観戦しましたが、2コーナーからの上り坂を登るのに難儀する人も出る様子で、やっぱりここの坂は大変なんやなーという印象を持ちました。とにかく、コースの真ん中は滑ったり埋まったりで危険な様です。
   90ミニッツは全部で約170台ほどが出走という事で、WEXといえどももはやJNCCと変わらぬ規模です。自分がエントリーしたテーピングライトクラスは、後ろの方からのスタートですが、前の方だといきなり追い抜かれて凹むので、後ろの方で丁度いい感じです。
   クラスごとにヘルメットタッチスタートで順次発進。いよいよ自分らのクラスの番が来た訳ですが、お約束というか、いきなりニュートラルにギアが入って発進不能。しかもなかなか1速に入ってくれなくて、かなりスタートが遅れました。
   のろのろとクラス最後尾で下りを下ったあと、2コーナーからの登り。端っこの方を全力で駆け上がりました。当初、F12R40のファイナルで坂登れるんかな、と不安でしたが、やはり若干下が足りない感じがしないでもないものの、とりあえずは坂を登りました。が、ここからが苦行プレイの始まりでした。
   とにかく、土に埋もれる感じで、スタックするんです。アクセル開けても前に行かない感じです。半クラ使うとクラッチが直ぐダメになるのが分かってるので、パッ繋ぐ様にしますし、また繋がれば今のパンツァーファウスト号はドンと前に出る仕様になっているのですが、それでも前に出ない事がままありました。
   さっそく心が折れたのは、4コーナー先の長い上り坂で、途中まではそれでも順調に登ってたのですが、途中から急にパワーダウン感が。そこで1速に落とそうとしたら、これまたニュートラル。当然停止。そこからの再発進が難儀すること難儀すること。セル始動だけあってキック始動ほどの苦労はないし、足も両方余裕で着くんで、その点ではCRFより断然楽なんですが、前に出る筈が後ろに下がったりで、思う様にいかない。うんうん気張ってるうちに、ちょっとバランス崩しただけで、土の中にボテ転け。一気に嫌気が出てきました。
   その後も、登りでここ一番1速に入ったら切り抜けられるところでニュートラルに入ってしまい、前に進まないかんレースで後ずさりするという、腹立つながらも滑稽な事を繰り返し、ウッズに入る頃には大分嫌になっていました。

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集結したTEAMつぼ焼きご一行
今回は7台も参戦しました

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待機中にバイク自撮りww



■ウッズでひっくり返る
   さて、いよいよウッズです。とにかく1周目はゆっくり行けと言われてましたが、そんな事言われなくても1速徐行です(下りでは意外にあっさり1速に入る)。前方を見ると、既に何台もハマってたり、途方にくれてたり、迷子になってたり、といった光景がありました。
   どこをどう行くべきか、さっぱり分からないので、とりあえずラインが出来てる所を下って行くと、話しに聞いてたとおり、倒木が斜めに倒れていました。でも、予想してたのよりは細い感じで、ゆっくり行けば滑らず乗り越えれそう。そんなこんなで、とにかく徐行、とにかく無転倒で下って行きました。
   そして案外簡単に真ん中くらいまで降りて来たのですが、ふと左の方にライダーが溜まってて、今の右のラインは左カーブになると感じた箇所で、仕方なく左のキャンバーな坂を登ろうとしたら、失速転倒。出来れば転けたくない所で転けたもんで、頭に来てしまいました。しかも、ふと右を見ると、自分が進んでたラインの先にコースの続きが。「おいおいおい、迷子になる様なコース作るなよ〜〜」と思わず思いました。
   やっとこバイクを起こしたものの、斜めな地面だけに起こすのに体力つかって、キャメルバッグ吸う羽目に。それでもやっと発進しようとしたら、今度は谷側に転倒。頭から落ちた時に、痛風気味の右足で踏ん張ってしまって、かなり痛い思いしました。しかし、痛いよりも頭に来るのが上で、大怒号を発する羽目に。もう嫌んなっちゃいました。山側から起こすよりも谷側から起こす方がよっぽど疲れる訳で、やっと起こした時には疲労困憊。6月に運動出来ずに体力落ちたのを、この時テキメン感じました。
   その後は、のろのろとながらもノーミスでウッズを突破。恐らく、キャンバーで一瞬迷って転けなければ、もっと簡単に感じたかもしれませんが、この時点で楽しさはゼロ、足も怪しい状態だし、そろそろリタイアを考え始めました。


群青
なぜかダートエヌピーに紹介されましたww


■体力というより気力限界
   ヘロヘロになりながら、ウッズからロックンロールリバーを繋ぐクネクネ道を辿り、いよいよ最終ダンジョンのロックンロールリバーへ。聞いてた話しでは、前は入って直ぐに左に降りて行ったけど、今は一旦右に上がって左に回って降りてくる、というもの。そのつもりでいたのに、前と同じ降り方で面食らいました。
   しかし、そんな事よりも、河原の底の様な石ごろごろの地面です。決して得意ではありません。むしろ苦手です。こうした路面に対応できる様になるために、XR230を買ってトライアル場で練習する事にした割には、なかなか練習できず訓練不足の状態です。しかし、それ以上に、ここに来るまでに体力をやる気を使い果たしてて、頑張る気がまったく出てきません。つまり、非常に危険な感じしかしません。
   進んでは止まり、止まってはボヤキながら休み、仕方なしにまた進む。この繰り返しです。とにかく全然楽しくありません。一体なんで楽しくない事をやらないかんのか、そう思うとアホくさくてたまりません。もうこの時点で、無事にリタイアする事しか考えてませんでした。
   人の倍以上の時間をかけて、やっとこロックンロールリバーを抜けたました。あとはチャックポイントまでゲレンデの下り坂をクネクネ下って行けば良いだけですが、ここの路面状況がまた酷かった。車高アップが無駄になるほどの掘れたフカフカ地面。どこをどう走っても車速とパワーを食われて、普通に降りてくるのも難儀する始末。やる気と体力を消耗して、まったく元気のない状態では、次の周回に進もうという気が全く失せてしまいました。
   結果、1周のチェックだけ受けて、その後は黙ってパドックに撤退しました。

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土はもっと着いてるのかと思ったのですが
意外とそうでもありませんでした
つまり、マディというほどでも無かったのです

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恥辱の1周リタイアの証明書
しかし、1周40分も掛かったんか、、


■敗軍の将、兵を語る
   3年前に出た時も確か事実上のリタイアだったのですが、それでも今回よりは周回してましたし、また記録をみればそんなに悪態もつかずボヤキもせず走った様です。しかし、今回はあまりの上手く行かなさぶりに、激おこ&ボヤキ連発でした。まぁ、実はそれだけ期待してた部分も大きかったのです。
   期待していた部分というのは、3年前はモトクロッサーでかなりシンドイ思いをしたのでトレール車に替え、かつ使い易い様に、かつ前回の爺ヶ岳で具合の悪かった部分(ハンドガードなど)を改修して、少なくともマシン的にはかなり力を入れて作って来た事です。それこそ、右も左も分からんのも同然だった3年前に比べて、それなりに経験を反映したマシン作りをしたのです。
   結果としては、XR230“パンツァーファウスト号”はマシン的には相当仕上がって来た感を感じました。パワー、車格、操作性、すべてにおいて去年の夏に引き取って来た頃に比べると、相当乗り易くなっています。坂道で1速に入りにくかったのは、先週の練習で少しクラッチを滑らす様な事をしてしまったからで、普通に乗っていれば、相当の信頼性を発揮したに違いありません。色々悩んだスプロケの設定ですが、やはり下が少し足りない感じでした。恐らくリアスプロケを42丁ないし44丁にすれば、登りも下りも自信持って行けると思います。
   マシンの準備に対して、身体の方の準備はまったく出来ていないどころか、むしろ3月5月に比べて後退しました。痛風で6月以降、まったくトレーニングが出来なかったのは仕方ないとして、それでここまで体力がなくなるとは意外でした。半年かけて鍛えても、1ヶ月そこらでダメになるとは、驚きです。実質的に体力が落ちたのか、メンタル的に自信がなくなったのか分かりませんが、また一からやり直しです。
   どんなレースであっても、下見や試走は欠かさない様にしているのですが、今回は足が不安でパスしました。歩けはするでしょうが、結果腫れ上がってレース出れんかった、というので本末転倒になるからです。しかし、結果として下見してなかったツケは本番で払う事となりました。覚悟もなしに不明のコースに突入して、上手にこなせるほどの技量はない事を、改めて実感する事になりました。
   こうした事の総合結果として、レースが全く楽しく感じなかった、というのに繋がったと思います。どんなにエラい目に遭ってても、それなりに楽しめれば前に進めるのですが、ただ単に苦行でしかなければ、それ以上やろうという気にはなりません。しかし、それは別にレース自体が悪い訳でなくて、自分の準備やコンディションが原因です。結果が出ないのはともかく、楽しく走れる様にする、それは痛風の様な生活習慣病にも普段から対策を取るという、幅広い準備が求められるなぁ、と感じました。
   また、今回の様に無様な結果になるレースをこれまでも何度も経験してますが、それでも辞めずに続けているのは、失敗の結果から次への改善を見いだすのも楽しみの一つだからなんだろうと思います。要するに、非日常を体験する一環として失敗も含まれるのだ、という事です。その様な訳で、機会を改めてまたリベンジする事にします。







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tanisi_corp at 20:00コメント(4)

2011年06月18日

   結論から言うと、しょーもないマシントラブルで事実上のリタイアとなった今回の大会。終わった後は全然疲れて無くて、いささか物足りないまま終わってしまいました。走ってるその瞬間はしんどくても、終わってみると「もうちょっと走りたかったなー」と思うのはいつもの事で、その思いが次のエントリーの原動力になってる思います。



*ハンドガードの功罪について
   エンデューロ用の装備として、CRF250Rランスチャージ号には、アンダーガード、ラジエターブレース、アーマーハンドガードを付けている訳ですが、その内アーマーハンドガードだけは今のところ、コレと言った恩恵を感じた事がありません。
   ハンドガードは、書いて時の如く、木とかにぶつかった時に手を守るためのものですが、自分の様にナメクジの様にしか走れない人は、よしんばぶつかったとしてもあまり大した事がないのが実際のところです。木にぶつかるより、地面に転ける方が圧倒的に多いのです。
   ところが、地面に転けると、このハンドガードがお辞儀したり空見上げたりします。地面にめり込んだ時などは、バイク起こすのに要する力が通常の倍要ります。そして、いくらがっちり固定しても、明後日の方向を向くのを防止する事は出来ず、かつガッチリ固定しているとおかしな方向を向いた時、腕力で戻す事が出来ません。その様な訳で、自分は転けるの前提でボルトを緩めにしておき、振動でボルトが抜け落ちない様にテーピングするのが慣わしになってました。
   ところが、本来はハンドガードはガッチリ固定するのが当然の事で、去年までFDでJNCCの車検を受けていた時も、その事は言われてました。そこで今回はこれでもかとボルトを締めて参戦した訳です。結果は、スタック坂で右に何度か転倒した時に、ハンドガードのグリップ側の固定具がグリップにめり込み、グリップを動かない様にしてしまいました。
   今から考えたら、今回の様なコースだったら、別にアーマーハンドガードじゃなくて、普通のモトクロス用のハンドガードでも良かったかな、という気がします。リタイアした後、坂の脇で他の人のバイクの見物をしてましたが、アーマーでない人も結構いました。次回からは、下見や試走の後に、アーマーを付けるか普通のハンドガードで行くか、決める事にします。

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XR時代からエンデューロ用に付けているアーマーハンドガード
いっそ、軽いプラスチック製に変えようかと思う今日この頃


*ガムテ蛇腹作戦
   汗だくで下見ツアーから帰ってきた時、一緒に参加した人から言われたのは「ガムテで蛇腹作ってフェンダーの裏に貼った方がイイですよ」という事でした。一体どうするのか、と思って見本を作って貰ったのですが、お世辞にも見栄えが良くありません。ですが、蛇腹になったガムテが振動する事で泥の付着を防ぐ、という事でした。いわば、即席のマッドオフみたいなものです。
   半信半疑ではありましたが、まぁ効果あるならやってみるか、という事で、リアフェンダー、フロントフェンダー、そしてアンダーガードの下に、ガムテがなくなるまで貼り続けました。結構手間の掛かる作業ですが、この手の作業は好きな方です。貼り終わった後に試走してみましたが、意外や意外、泥はほどんどフェンダーの裏にほとんど泥は付いていませんでした。翌日の本番では、試走以上のフカフカウッドチップのコースを走ったのですが、やはり泥はほとんど付着せず、転かしても起こすのに余計な力が要りませんでした。
   マッドオフは一旦貼り付けるとキレイに剥がれない、という風に聞いているのですが、このビニテ蛇腹は元がビニテだけに剥がすのは簡単です。当然剥がした後はキレイなので洗車も楽です(ウッドチップの泥は意外にひつこい)。かつマッドオフより遙かに安価です。見栄えの悪さや手間を辛抱すれば、これほど良い泥対策はないな、という風に感じました。

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実にチープな対策ですが、安かろう悪かろうではありませんでした
ただ手間が掛かるので、準備段階で済ませておいた方が良さそうです

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この蛇腹無しだったら、もっとべったり泥が付いています
車重が重くならないだけでなく、洗車も楽です



*トライアルタイヤについて
   最近、トレール車やレーサーにトライアルタイヤを履かせるのが流行っている様です。履かせている人ちょっと乗らせて貰ったのですが、確かに反則的なグリップの良さです。あれならガレ場などはかなり楽に走れるんじゃないか、と感じました。
   しかし、爺ヶ岳のコースは8割以上がスキー路面を活用したアップダウンの土のコースで、しかも深いウッドチップが敷いてある部分が多い。トラタイヤが威力を発揮するウッズセクションやガレ場は僅かでしかありません。確かに通常のモトクロスタイヤでそういうセクションを突破するのは大変なものがあるのですが、それ以外の場所では、むしろイボイボタイヤの方が走破力がある様に感じました。
   仮によしんば、CRFにトラタイヤを履かせるとしたら、18インチのリアホイールを手に入れる必要があり、これがかなり高い代物です。あれば便利だし、また楽しいと思うのですが、他にも色々入り用ですので、ちょっと手が出せないな、というのが率直な感想でした。

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トライアルタイヤは魅力的ですが
18インチホイールを入手するのが困難です



*ライディングについて
   これまで参加したJNCCでは、かなり疲れた印象があるのですが、今回はそれがあまりありません。途中でやめてずっと休憩してたから、というのもあるのですが、それ以前にあまり疲れた印象が残っていません。
   今回のコースで一番疲れたのは、ウッズセクションとロックンロールリバーですが、疲れたら休めそうなところでゆっくり走りながら休憩し、そしてまた気合い入れて走る、というのを繰り返していました。
   一番大事なのは、あまり転けない様にする事。転けるとバイク起こすだけで体力を消耗してしまいます。転けるくらいなら、ゆっくり走ったり止まったりした方がマシ、という感じです。
   それでもウッズセクションでは毎周2〜3回は転けてましたし(ロックンロールリバーは絶対転けない様に慎重運転だった)、その他の場所では3周目辺りからボテボテ転け始め、最後に止めを刺された時は、スタック坂が大渋滞で二進も三進も行かない状態だった訳ですが、不思議に今までの様に激怒したり悪態ついたり、という事がありませんでした。
   これはあまりカリカリ怒ったのでは、余計に疲れてしまうというのを経験的に覚えたのと、失敗してリカバーする方法を勉強して、あまり負担に感じなくなってきた、というのが影響してると思います。最後に撃沈したスタック坂でも、モトクロッサーの大パワーを活かして30cmずつでも前に進もうとしてましたし、まぁ疲れたら止まったらイイやくらいの考えでしたので、去年の「しねばいいのに」みたいな感情はほとんどありませんでした。この辺りが、この一年の一番の成果だったかもしれません。

SN3J0120
その他の工夫としては、ゴーグルの曇り解消のために
ROKO SPORTSのクイックストラップを装着
しかし、スタート直前にストラップが外れて大慌てしました
結局のところ、最大の曇り防止は走り続ける事のようです




Ruhm und Ehre






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tanisi_corp at 00:00コメント(0)
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