斑尾

2010年05月19日

   前回の猪苗代大会を100とするなら、今回の斑尾大会は60くらい? これは事前の不安度の事で、40軽くなった分、楽しめる範囲が増えた、という事です。実際に、今回の大会は、走ってる時は大変な事もありましたけど、全般的に楽しんで走れたと思います。今までは仲間の多くが出るから、という部分で遠足的な楽しみがメインだった訳ですが(その事自体は今回も変わりませんが)、走りの部分で楽しめるようになってきた、というのは、自分のレースライフで大きな変化であったと思っています。



*ライディングについて
   JNCCでは下見ラップというのがありませんので、1周目は必然的に下見ラップ的な走りになってしまうのですが、今回はその1周目で45分も掛かってしまいました。これがリザルトに決定的な影響を及ぼした訳で、結果としては51台中41位。今回も下から数えた方が早いリザルトになってしまいました。

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1番目のラップは、スタート直後のもの
実際としては、2番目のタイムが1周目。つまり、都合4周走った


   1周目でここまで遅れた理由は、2速オートマ走法でゆっくり走った事以外に大きな失敗としては、以下のものが揚げられます。
  1. スタートでエンストして出遅れた事
  2. ブラッククリフのエスケープルートで2回失敗
  3. 第一コーナーの次の滑る上り坂でスリップした事
   まぁ、今の自分の技量を考えれば、仕方ないとも言える失敗ですが、スタートに関しては、もうちょっと緊張感を持って取り組めば良かったと思っています。(何せ、坂道発進なのにアクセルを半開にもせず、いきなりクラッチ繋いで開けようとした。当然エンストする)

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スタートで出遅れるクセを何とかしないと
基本的な部分でヌケてるところが多い


   しかし、自分でも変化あったと感じるのはここからで、時間かけて1周目を走っただけの事あって、コースの感じを大体把握して、2周目からは対策立てて走っていました。具体的には、ブラッククリフのエスケープルートは、最短ルートを取らず、中腹まで駆け上がってキャンバーターンで降りていった事、滑る上り坂では予め車速を残して、アクセル一定で突破する事、など。
   無論、全て上手くいった訳ではなく、3周目にはブラッククリフでも滑る上り坂でも失敗しているのですが、1周目で学習した成果を活かして、1周目ほどは苦労せずにリカバーしています。最後の4周目は、さすがにコースも荒れてきて今まで失敗しなかったところで失敗する様になりましたが、それでも気持ちに余裕を持ってリカバーしながら走る事が出来ました。
   その気持ちに余裕を持って走れた最大の要因が、あまり疲れなかった、という事でした。今までだったら、1時間も走ったら、腕も肩も痛い、身体もシンドイで、もう前に進むのも息も絶え絶えという感じでした。ところが今回は、確かに転けたりスタックしたりといった時は、それはもう出場した事を後悔するくらいシンドかったりしたのですが、一旦走り出したら疲れてが取れて、特に上り坂などは休憩してる様な感じでした。
   むしろ下りは放っておいても速度が上がるし、かつギャップもそこそこあて身体が揺すられ不安定になるので、慎重に降りたのですが、スクールで習った腕の使い方のお陰で、あまりギャップを拾わず、無駄な力も使わず、まったく腕上がりを起こしませんでした。

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下見の時はヤバげに感じた坂ですが
走ってみたら、意外に走りやすかったです
加速に置いて行かれない姿勢が出来たからかな?


   今回あまり疲れなかった理由には、バイクが軽かったというのも含まれると思います。前回の猪苗代大会では、XR250で出たのですが、バイクを起こす度に体力を削り取られる様な感じでした。今回は転けた回数が前回よりは減った事もありますが、バイクが軽く起こすのにそれほどストレスを感じる事はありませんでした。
   ついでにいうと、いつもなら帰ってから2日後くらいには、猛烈な筋肉痛に襲われるのですが、それも今回ありませんでした。まぁ、あんなにゆっくり走ったのですから、疲れなくて当然、という話もありますが、疲れない走りをした事自体が、これまでとは大違いな内容であると思います。もっとも、まったく筋肉痛が無かった訳ではなくて、肩の内側や背筋、腰の中心など、どうやら固めて走ってた部分は2〜3日怠かったです。

*装備について
   前回の猪苗代大会を参考に、CRF250Rランスチャージ号にも装甲を施した訳ですが、結果から言うと、今回はなくても大丈夫なコースでした。ガレ場もロックセクションもなく、転けても痛くないフカフカの地面でしたので、通常のMX仕様の方がより軽くて走りやすかったと思います。もっとも、事前に情報がなかったので、これは仕方ない事でした。
   今回施したED仕様は、如何にも自分らしく、MX仕様とスイッチング出来るように、ハンドルは別にED用のハンドルを作りました。そしてMX用のハンドルは家に置いてきた訳ですが、あとで考えたら、MX用のハンドルも持って行っておけば、現地でED仕様からMX仕様に転換させる事も可能でした。当日朝に転換作業を行うのは面倒ですが、前日から行っていて、かつ試走も下見をする時間があったのですから、転換する時間が十分あっただけに、ちょっと惜しい事をしました。

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5分そこらチョークを掛けて暖気しても
チョークを戻したらエンジンが止まってしまうので
暖気には難儀しました




   それぞれのパーツの使用感ですが、まずZETA・アーマーハンドガードですが、これはXR時代に付けていた物をそのまま移植。使い方も前のままで、固定用のボルトを少しずつ緩めておいて、転けてアーマーが明後日の方向むいても、どついて元通りに出来る様にしておきました。実際に今回も転ける度に明後日の方向むいてくれて、鉄拳制裁を加えて元通りにしました。猪苗代大会の時には、グラグラしてると締めるように言われたのですが、今回は何も言われませんでした。ただ、殴ってるウチにボルトが緩んでくるので、脱落しないようにビニテを巻いたのは言うまでもありません。もっとも、今回はウッズセクションもなかったので、普通のハンドガードでも良かったと思います。転ける度に、アーマーに付いたハンドガードがスコップみたいに土を掘るのには閉口しました。
   エンデューロエンジニアリング・ラジエターブレース。これも今回の様なコースでは要らない気がしますが、取り付けるのが大変だったので、取り外すのも面倒ですから、今後は付けっぱなしにします。ただし、元の状態ではラジエターにゴムブロックが付いていて、それがバイクのフレームに当たる様になっていたのすが、ブレースを付けるにあたり、それを外しています。そのせいか、ビーンという振動音がする様になり耳障りです。まぁ、必死こいて走っている時は、音など気にしてる余裕はなかったのですが。。防音措置を施したいところです。
   リコシェ・スキッドプレート。これはもはやアンダーガードと称すべきものと思うのですが、XRに付けているプロスキルの物との大きな違いは、余計な穴が開いていない事。そのお陰で、余計な土がエンジンとスキッドプレートの間に溜まりませんでした。これは走行中に車重が重くならないだけでなく、終わった後の泥落とし(今回は土剥がし)がメッチャ楽、という事を意味してました。穴の開いてないスキッドプレート、MX用にも付けようかと思う位です。もっとも、オイル交換の度にスキッドプレートを外す手間が増えるので考え物ですが、、

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タイヤの空気圧を調整するワタクシと相方
日頃はあまり空気圧に気を遣ってないのですが
今回は結構シビアに


   その他としては、エアクリの問題。いつもの様に自宅でオイルを塗って持って行ったのですが、高地ではやや濃すぎた様です。新品の予備を持ってましたので事なきを得ましたが、次回からはオイルを塗ってないエアクリとスプレータイプのオイルを持って行って、必要に応じてそちらを付けるようにしたいと思います。

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手前が自宅で準備したエアクリ
予備を持って行ってて正解でした


*反省と今後の課題
   今回の斑尾大会は、天気も良く、コースコンディションも比較的良く、走りやすかったレースだったと思います。前回の猪苗代大会の後のスクールの成果も、相当出ていたと思います。あまり疲れを残さず、余力を持って完走できた事は、それを現していると思います。
   しかしながら、リザルト的には猪苗代大会よりほんの少し上がった程度でした。原因は1周目に45分掛かった事と、2速オートマ走法で通した事でした。実は、2周目以降は開けれる所は3速で行こうかとも思ったのですが、うっかりスリップして転けても困るし、転けるよりは確実に走った方が良い、という事で保守的な走りになってしまいました。
   自分の感じたところでは、まだ新しい車速に自分の感覚が追いつかなくて、セクション対応が遅れる(そして転けるか止まる)という感じです。やはり走り込みが足りないな、と感じました。もっとスムーズに、スピーディーに走れる様になれば、レースを楽しめる様になると思いますし、その間口に立っていると言う気がしています。








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tanisi_corp at 00:00コメント(2)

2010年05月09日

   今回、参加を思い立ったのは、去年の猪苗代大会に参加したメンバーが全員参加する事が判ったからで、だったら自分も行こうかなー、といった様な、遠足気分からでした。まぁ、去年の経験から、エライ目に遭うのはほぼ確実と思えたので、楽しい雰囲気があればこそ参加したくなった訳です。
   しかし、参加するからには万全を期したい。まず自分がケガしない事は言うまでもない訳ですが、バイクを壊したりバイクのせいで満足な走りが出来ない、というのでは困ります。そこで今回はCRF250Rランスチャージ号で参戦する事としました。実は去年の猪苗代大会の時も、CRFなら完走できたんじゃないか、という声があったのですが、納車から2ヶ月、まだ9回しか乗っておらず、ハードなレースで使う自信がなかったのです。その点、あれから半年、スクールでもかなり乗り、神経は大分通ってきたので、早さはともかくJNCCで乗る自信は出来ました。
   しかし、ランスチャージ号はもともとMX仕様です。今度の斑尾スキー場がどんな地形なのか事前の情報がまったくなかったため、前回の猪苗代大会を参考に、ウッズ、ガレ場に対応した装備を施しました(→CRFエンデューロ仕様)。若干重量が増えましたが、まぁ、のんびり走るという事で対応するつもりです。
   問題は、航続時間。自分が出るFUNクラスは100分+アルファですが、CRF250R10はタンク容量が5.7リットル。IAクラスの人が全力走行して30分しか持たない設計です。無論、自分がIAの人と比類する様な走りをする訳ではありませんが、途中でガス欠なんて事になったら目も当てられません(帰るのが大変)。そこで4月29日にモチュールカップのA-2クラス(3時間)に参加して航続時間を実験したところ、90分走ってもまだ余裕がある事が判りました(まぁ、それだけ走ってない、という事ですが、、)。一応、予備の燃料は用意するとして、それでもよほどの事がない限り、無給油で走れるという予想をしました。

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ブロードウェイ斑尾
よく考えたら、スキー場って、降りる事はあっても
自分の足で上がってくるってのは、滅多にないですよねw




■集結の園へ
   出発は8日の朝0730時。途中、横川SAで釜飯買ったり、小布施PAでどら焼き買ったりしつつ、渋滞なしで昼前に宿泊先であるサンパティック斑尾に到着。着くなりリッターバイクと乗用車が衝突事故を起こしてて、かなりビビリました。
   どこに駐めていいやら判らないのでホテルのフロントで聞いてみたところ、指示された場所が体育館の裏。てっきりアスファルトの駐車場だと思ってたら、細い裏路地の無舗装の道端でビックリ。今回の大会では、パドックで泥落とし禁止という事になっていたのですが、そうは言えども泥は落ちてしまうものですし、むしろ舗装されてない場所の方が気兼ねが少ないものです。
   チェックイン出来ますよ〜という事だったのですが、他のホテル泊の人らの為に場所取りをしてやらないと、あっという間に埋まってしまいそうな雰囲気だった ので、確保した場所の番をしつつ横川で買った釜飯を食って、コースの下見に行く事にしました。

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横川SAで買った釜飯
きんぴらゴボウが入ってなかったら良かったのに
アンズはちょっとゴムの香りw


■試走はしておくもんだ
   本格的な下見はみんなが来てからにする事にして、取りあえず上から見える範囲を歩いてみた訳ですが、地面が見えてるところはザクザクでウッカリするとスピンするかも。草が刈られた所は歩いてても滑る感じでヤバ目。何よりスキー場だけに全面斜面ばっかで、コーナーはほぼ全部キャンバーか逆バンクです。下りはギャップが多いし、登りは延々登りで途中で止まろうもんなら再スタートがしんどそう。
   なのに元気なトイボネン君は、これから試走に行くという。いやはやどないしようかなぁ、と迷ったのですが、天気も良いですし地面もグチャグチャじゃないので、受付と車検を済ませてからお付き合いする事にしました。取りあえず、状況がよく判らんので、タイヤの空気圧は前後とも0.8。エアクリはいつもの様にウチでしっかりオイル塗った奴。ところが、標高が高くて空気が薄いからか、エンジンがなかなか本調子にならない。10分近くチョーク引いて暖気して、やっとこエンストしない感じ。インジェクションと言えども、エンジンが本調子でないとなかなか言う事聞きません。

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取り敢えず試走しました。やっておいて正解でした


   やっと登場したがんトック兄も試走に行く、というので、取りあえず先にコースイン。すでに他の選手の人もワラワラと試走してました。計測ポイントからいきなり下りで、「お、お、お、ちょっと怖いぞ〜」と思っていると、いきなり転倒。まさかそんなトコで転けると思わなかったので、ショックを隠せなかったのですが、地面はフカフカなので痛くもないし、下り斜面なので再始動にも手間取らず、上向いた左のハンドガードを叩き直して再出発。
   ところが、今度は登り斜面でタイヤがグリップせず転倒。計測ポイントに向かうズルズルの坂で登るのに難儀しました。もう一度走りましたが、どうにもタイヤがグリップしてくれないので、一旦パドックに戻りタイヤの空気圧を0.5まで下げる事に。本当は0.4くらいまで下げたかったのですが、ビードストッパーは一つしか入ってないので、辛抱しました。すると今度はしっかりグリップして、下りから登りへ移るコーナーも、ズルズルの上り坂も、安定して走れる様になりました。
   都合4周ほど走って、試走終了。走ってる最中、やたらビーンと甲高い音がしてたので、まさかマフラーに穴でも開いたか、と思ったのですが、どうやらラジエターブレースが振動してたみたいです。まぁ、気にしない事に。
   そのあと、みんなで連れだってコースの下見に。受付の時にやっと渡されたコース図を頼りに、どこまでもどこまでも降りていき、ハーフパイプへ。高さ2m、斜度45度くらいの段差を降りて、雪解け水が浸食したボコボコの底を走るのか、と思うと気が重くなってしまいました(笑)。そこから上まで登るのはシンドイんで、ショートカットして、ウッズの下りを登って、今回話題のブラッククリフへ。即座に自分じゃ登るのは無理と判断し、これ以上歩いたら明日に差し支える、という事でさっさと帰りました。

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出走前にエアクリフィルターの交換
まぁ、そのままでも良かったのですが、気分の問題ですw


■出走前
   前の晩は、夕食のバイキングを食い過ぎて、みんなと歓談する間もなく部屋で横になってました。朝食はホテルの方が気を利かせて0500時からでしたが、まだ腹に昨日のバイキングが残ってる感じで、あまり食べられませんでした。
   朝食を済ませたら、直ちに体育館裏のパドックへ。いそいそと準備に取り掛かります。と言っても、バイクの方は昨日の内に大方の準備を終わらせていましたので、エアクリだけ予備の新品の物に交換しました。あとは着替えて、キャメルバッグにアクエリアス入れて、準備万端。余裕綽々でライダーズミーティングに臨みました。

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おおよその準備は昨日のウチに済ませてたので
出走準備は楽チンでしたw


   スタートは0830時から。出走前はドタバタしますが、今回は第一ピットにガソリン缶と三角スタンドまで持ち込んで、十分暖気もしてスタート地点に向かう事が出来ました。が、余裕があったのはここまでで、スタート地点で呆然。いきなり長い登り斜面です。「こんなトコでエンストしたらタマランなぁー」とにかくCRFはどういう訳か、登り勾配ではエンジンがなかなか掛からないのです。しかも坂道発進ですから、普通でもシンドイ訳です。しかし、いつもの事ながら、心配しても間に合いません。
   暖気タイムが終わって、一瞬の静寂。スタートラインの遙か向こうには、セクシーなお姉ちゃんが掲げ持つ「30秒」のサインボード。日本晴れのゴールデンウィーク最終日の空に轟く爆音。振り下ろされる日章旗。砂塵を上げて爆走する先頭集団。いよいよ出撃!

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いつになく余裕をかますワタクシ
全国大会も2度目となると、こんな感じです




■ファーストラップは45分
   と思ったら、いきなりエンスト!またしてもスタートで失敗してビリケツ。泡食ってキックするものの、案の定、勾配では掛かりにくい。やっとこ掛かって再発進してみたら、坂を上がりきったあたりでFUNクラスの半分くらいが渋滞で止まっている状態。これ幸いに追いつき、抜けそうなラインを進もうとしたら、またしてもエンスト。うんしょうんしょとキックして再発進した時は、ほぼ最後尾でした。
   それでも気を取り直して走り出し、第一コーナーの次の滑る坂をどうにか越えて、下って登って計測エリアを通過。第二ピット前の長い下りを下り、やっとこやいり君を補足して追い抜きました。大変かな、と思ったハーフパイプは、注意さえしてれば意外とそうでもなくてすんなり通過。折り返しの長大な上り坂も、コーナーの入り口でアクセルをガンガン空ぶかししてエンジンの回転を上げてから一気に突破。ウッズ横の粘土坂をダララ〜〜っと下り、折り返してやはり粘土質の坂を一気に上がって、ブラッククリフの脇の斜面を横断。排水路があってすでにマディ状態でしたが、辛うじて突破できました。次の小径を利用したコースはアクセル開け気味で突破した訳ですが、ブラッククリフ下の底地に儲けられた段々のあるコースで、スタック。まさか段々があると思わなかったので、セクション対応が遅れました。それをどうにかクリアすると、いよいよブラッククリフです。

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緊張するスタート前
まさか、上り坂でスタートと思いませんでしたw


   既に多くのライダーがエスケープルートで立ち止まったりひっくり返ったり、諦めて急な斜面を下っていました。自分も迷わずエスケープルートに入ったのですが、立ちどころに彼らの仲間入り。ゆっくりジリジリ前に進もうとしましたが、リアが滑り出しどう頑張ってもそれ以上進める感じでなくなりました。そして、そのままイヤな感じでバイクが地面に寝てしまいました。
   悪態をつきながら、どうにかバイクを起こし、数度エンストとキック始動を繰り返し、とうとう諦めて下に降りたものの、降りた先は湿地帯。めちゃくそ苦労しながらやっとこブラッククリフのアプローチまで戻り、再びエスケープルートに再チャレンジ。ところが、のっけからバイクがかしいで、谷側に倒れ、自分もゴロンゴロンとおむすびみたいに転がって行きました。「こんなコース!誰が考えたんだ!」と怒鳴りながら、ふと見上げてみると、あとから来た上手な人は、ブラッククリフの中腹まで駆け上がり、そこから緩やかにターンしてエスケープルートの入り口まで下っているのを発見しました。その方が滑らないみたいですし、スタックしてるバイクがあっても簡単にパスできます。これしか手がないと思いました。
   三度目の正直でチャレンジしてみると、簡単にエスケープルートの入り口に到達。幸いにスタックしてるバイクもなかったので、そのまま突破した訳ですが、その先の右キャンバーターンが滑りそうで、うっかり車速を落としてしまいエンスト。この先は長大な上り坂なので、エンジンの回転を上げるように再発進し、坂を上がりきり、スタート地点へ。
   問題は、スタート坂を上がった第一コーナーの先の滑る上り坂。うっかりリアを滑らせて転けてしまいました。起こして再発進しようにも、リアがズルズル滑って前に進みません。よく見ると、他にも似たような感じになってる人が何人かいました。上手い人は、車速を上げて車体を浮かして突破している様です。何分そこで粘っていたのか判りませんが、いよいよゴーグルも曇りだし、イヤになって棄権してやろうかと思った時、自分と同じ様に滑ってた人が、地面が乾いて多少平らな所までバイクを押していき、そこから発進するのを見掛けました。リタイヤするにもパドックまでバイクは持って帰りたいので、自分もその人の真似をして、再発進。
   あ〜〜、もうヤダヤダと思い、取りあえずガソリン缶を置いた第一ピットに入ろうとしたのに入り口が判らず、そのまま計測ポイントへ。デジタル時計が00:48:45を示しているのを横目に見ながら、心ならずも2周目に突入しました。

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スタートで遅れたワタクシ
ダラダラ降り坂を怖々降下中w


■コースを覚える
   仕方ないので、減速姿勢を取って降下。1周走って大体コースの感じが掴めましたので、大分余裕が出て来ました。コーナーはどんな緩やかなコーナーでも、コーナーリングの姿勢を前もって取っておけば、余裕を持って曲がれる様になりました。地面がガコガコのハーフパイプも、腕をクロスして骨で耐える事で無理な力を使わず突破。下りから登りに移るコーナーでは、コーナーのクリップポイントで二回線の要領でエンジンの回転を上げて登り、ギャップでリアが浮いた時はアクセルを空ぶかしして、エンジンの付きを良くする事も忘れませんでした。
   2周目辺りから、ウッズから下の粘土坂は右側に深いワダチが出来ていました。ミニモトなどはワダチを嫌って左に入り、スタックする人が多かった様です。自分は迷わず右に入り、クラッチ全閉、Fブレーキ開閉でプラレール走法に徹して突破。ところが、その先のブラッククリフ脇のマディキャンバーは、何条ものワダチが出来ている上にグシャグシャ。突破するのに難儀する人が何台もいました。比較的突破し易そうなワダチを選びましたが、エンストしてストップしただけでなく転けてしまい、唸りながら起こして再始動。
   そのその先の段々のあるコースは、勝手が判ったのでリズム良く突破出来ましたが、そこからブラッククリフのアプローチに入る隘路が掘れ始めていて、どうしても車速を上げたままブラッククリフに突入できない。アクセル空ぶかしで斜面に当たっていき、今度は上手に中腹からエスケープルートの入口に降下して、難なく突破しました。
   そのまま坂を上がり、スタート地点も登坂し、滑る坂も車速を上げたまま突破。3周目に向かいました。

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上り坂はアクセル全開
ギャップで跳ね上げられても全開ww


■顕著な変化
   もうイヤイヤ言わずに3周目に突入。ハーフパイプもブラッククリフ脇のマディも慎重に突破。ふと見ると、ブラッククリフ下に、やいり君の白いXRがスタンド立てて置いてあるのを発見。直ぐそばに、やいり君が体育座りしてるのも発見。どうやらマシントラブルでリタイヤの様です。それを横目に、段々コースを突破してブラッククリフへ。
   今回も中腹まで上がって、そこから下ってくるつもりだったのが、自分の右となりを走ってた人が、自分を追い抜いて目の前で左折。自分はもっと上まで行くつもりだったのに、コースを塞がれて自分も左折するハメになっただけでなく、車速も落ちてしまい、斜面でストップ。車体が谷側に倒れて、自分もゴロゴロと落ちていきました。恨み節を口にしても仕方ないので、取り敢えず車体を起こして、下まで下り再度アタック。今度は上手く行きました。
   スタート地点を突破し、いよいよ滑る坂へ。何だかんだでここが一番シンドイ事が判ってきたので、車速を落とさない様にコーナーを回ろうとしたのですが、運悪くというか、他のバイクに揉まれて気後れしてしまい、坂の途中でアクセルを開けたら車体がスピン。やっちまったー、と思いつつ、ゆっくりアクセルを繋ぐも、地面を掘るばかり。仕方ないのでバイクを降りて押しましたが、数歩進んでエンスト。バイクに跨ってキックするも、ギアが入っててキックが降りない。しかもなかなかニュートラルに入らない。掛けては押し、押してはエンストし、それを繰り返し、少しずつ乾いた所まで押していきました。
   やっとこ目的地点まで持ってきたものの、息が上がって直ぐに発進出来ない。キャメルバッグのチューブ(今回は泥は付いてなかったw)をチューチュー吸い、呼吸を整えて再発進。少し休めば、疲れが取れて走り出せるのが今回の特徴です。
   計測ポイントを過ぎる時、デジタル時計の表示は01:26:37。気合い入れて最後の周回に突入しました。

20100509_100800
何が疲れるといっても、足場の悪い所でのエンジン始動
しかも上り勾配だとなかなか掛からなくて

泣きたくなるほど疲れました


■完走へ
   今回はどうあってもチェッカーを受けたい。時間的には、この周回が最後である。燃料も大丈夫(スタックした時にキャップ開けて確認した)、クラッチも大丈夫そう(一応、調整し直した)、気力体力も大丈夫、それ行け!という事で、下っていきました。
   元気よくウッズ下の粘土坂を下っていき、返しの登りの粘土坂に差し掛かってみると、アッチコッチでバイクがスタックしている。自分がこれまで何開く突破してきた一番右のラインも、スタック車輌が塞いでいる。ヘタにラインを変えると、自分のテクでは蟻地獄にはまるのが判っているので、慎重に右のラインに進入。しかし、車速が上げられなかったので自分もスタック。結局、3回くらいエンストして、やっと駆け上がる事が出来ました。
   そしてブラッククリフ。首尾良く中腹からエスケープルートの入口まで下ってきたのですが、その入口でエンスト。左足が谷側なので足が付けず、無理してエンジン掛けずに、マーシャルさんのサポートで段差を降りる事に。ところが、止められた場所が右も左も足が届かないところ。「どっちの足も届かへんやんけ!!」と思わず口を突いて文句が出てしまいました。すると、マーシャルさんが「フロント押さえてますから、エンジン掛けて下さい」と優しくサポート。左側に倒れてた倒木にやっと足をかけて、エンジンを始動すると、「ラストですから頑張って!」と。仕事とはいえ、マーシャルさんには毎度お世話になります。
   この後は、大きなトラブルもなく、滑る登り坂もリアを滑らせながらスビズバと上がり、ついにゴールイン。チェッカーを受けました。ギャラリーの皆さんがハイタッチに待ってましたが、ウッカリ左手離したらエンストしそうなので(そこも登り勾配だった)、ハイタッチは遠慮してまっすぐパドックに向かいました。

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ヘロヘロになりながら、最後の周回へ










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