ベストテク

2018年02月01日

   これまで約4年間愛用してきたZETAのSX3 ED-Lowが廃盤になりました。ベストテクバーが品切れという事で勧められて、以来、このハンドルバーで自分のライディングを最適化してきたのですで、無くなるとなると非常に困る訳です。そこで今回は、自分のこれまでのハンドルにまつわる経験を振り返って、自分なりの考え方をまとめてみたいと思います。

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上がZETA SX3 ED-Low、下がベストテクバー BT-1
ED-LowはBT-1を参考に作られたとか
どちらも製造終了



■とりあえずハンドル交換
   オフロードバイクを買って、整備に興味を持って、それで一等最初にやるのがハンドル交換、というのは、結構多いんじゃないか、と思います。自分も例に漏れず、ハンドル交換をやっているのですが、その当時の記事にも書いてある様に、「交換したからといって、何かどう変わるのか、さっぱり分からない」という有様で、「ハンドル交換の手順覚えたいからハンドル交換してみた」という感じでした。
   結論から言えば、この時点でハンドルを交換したとしても、一切意味のない事であったと思います。ましてや、トレール車は標準的な体型の人が標準的な乗り方するのに適したサイズに作られている事が多いと思うので、ノーマルの状態でもそこそこ乗れると思うんですよね。むしろこの段階では、整備の事よりも、まずは乗り込んで慣れて行くのが先決であったと思います。
   ちなみに、この時は海外のプロライダーのレプリカバーに換えているのですが、これも全く意味のない事だと思います。というのは、それらのハンドルバーは、各々のライダーの方に最適化されたものであって、それが自分に合うかどうかは別問題だからです。スマートなキャラのコスプレをデブがしても、全然似ないのと同じ事なのです。まぁ、どこそこの選手はこんな感じなんだー、というのは体感出来るかもしれませんが、それが自分のライディングに寄与する事は少ないんじゃないか、と思います。

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上がレンサルのレプリカバー、下がXR250純正
出来る限り純正のに近いもので、という事で選んだのですが
近いものなんだったら換える意味も余り無いというもの

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ハンドル交換の手順を覚えたい、という割には
結構面倒くさい事やってますねw


■訳も分からず一流品
   このあと、ベストテクスクールに通い始め、ベストテクバーに交換します。ベストテクライディングに適したハンドルバー、という事なのですが、スクールに通い始めの自分に、それのどこがどう凄いのか分かる筈もく、ともかく高名な先生の作品だからという事で、絵だの壷だのを床の間に飾る様な感覚でバイクに付けてました。
   最初のウチは、大して違いが分からず使っていたのですが、違いが分かる最初の機会が、CRF250Rを買った時でした。CRF250Rはハンドルクランプが標準径で、ファットバーのベストテクバーを付ける事が出来ません。そこで暫くノーマルのハンドルバーで使っていたのですが、何となくベストテクバーを付けてるXR250よりも乗り心地がよろしくない。始めのうちは、初めてのモトクロッサーで体が堪えるんだと思ってたのですが、どうもそうでもないらしい。そこで、CRF250Rにベストテクバーを付けてみたところ、CRF250Rのハンドルバーよりもベストテクバーの方が“引き”があって、脇が開かず肩がいからず、乗り易いという事が分かりました。
   これは結果論なんですが、何も分かってないうちから、一流品を使ってライディングを習得した、というのは、自分にとってとてもラッキーな事でした。他の人が紆余曲折する手間を省けただけでなく、イイモノの見分けを出来るセンスを身につけれた訳です。自分は大昔、一流ホテルの洗い場でバイトしてて、厨房での仕事ぶりを見たり、お下がりの料理食べたりして、料理のセンスが磨けたと思うのですが、それと同じ様な事はバイクの世界でもある様です。
   問題は、ベストテクバーは既に品切れという事で、手に入れる事が出来なくなっていた事でした。そこで進められたのが、ZETAのSX3 ED-Lowだった訳です。

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XR250にハンドルクランプキットを付けベストテクバーに交換
この時はハンドルの色が
バイクに似合うかばっかり気にしてた

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クランプを45mmに換装
以来、CRF250R(X)まで45mmで使ってました

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CRF250Rも早いうちにハンドルクランプを付けてたのですが
ベストテクバーが手に入らないので
CRF対応のSX3 MX-123を付けてました
当然、乗っててしんどかったです



■XR230ファットバー化問題
   2013年に手に入れたXR230は、女子層をターゲットにした設計なのか、ハンドル幅が相当に狭く、かつ引きのかなり強いハンドルが付いていました。そのままでは明らかに乗り難いので、SX3 ED-Lowを付けれる様、ハンドルバークランプキットを所望したのですが、時既に遅しで、XR230用は廃盤。仕方なく、標準形のCXバーを付けたのですが、当然のごとく、今ひとつ感がありました。
   どうせならちゃんと仕上げたバイクにしたい、という事で、最終的にCRF230Fのハンドルバークランプキットを装着し、ファットバー化しました。この時問題になったのは、ハンドルバークランプキットもモデルチェンジしており、以前使用していた45mmのクランプは製造中止になっていた事。ベストテクバーをホンダ車に使用する際は、クランプ高さを10mm上げた方が良い、とされていたのですが、それが出来ないという訳です。
   しかし、この頃、CRF250RはX化しており、車高を下げた関係で、クランプは35mmのものを使っていました。逆にXR230はそもそも車高が低い事もあり、むしろ50mmのクランプで丁度いいくらいでした。その他、クランプの前後位置など、出来るだけ主力機であるCRF250R(X)に近いポジションが取れる様にするなど、結構気を使いました。
   この様な訳で、最初は美味いも不味いも分からんかった自分も、自分に合った乗り易いバイクを作って行く過程で、随分「違いの分かる」人間になったようです。

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ノーマルの状態では車高が低かったので
CX ED-Mediumを付けてました

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CX ED-MediumとXR230純正の違い
純正の方が引きが強烈です

写真 2016-12-11 10 07 43
車高を上げてから、下のCOMP Dual Sport Lowに換装
奇しくも、XR250相当のハンドルでした

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結局、CRF230Fのハンドルクランプキットを投入
XR230のハンドル問題を解決しました


■CRF450RXファットバー化問題
   CRF250Rは2010年式も2012年式も基本的には構造が変わる事がなかったので、2010年式のランスチャージ号に使用していたハンドルクランプキットを2012年式のモルゲンシュテルン号に使い回す事が出来たのですが、2018年式のCRF450RXはフルモデルチェンジしてるという事で、使い回す事が出来ませんでした。しかも、2017年式以降のCRF450Rに対応したハンドルクランプキットは出ていません。(2018年1月現在)
   そこで、RXクランプキットで対応するより他なかったのですが、問題はクランプの高さは変更できず(ハンドルクランプキットのクランプは使用出来ない様になっています)、前後調整も3段階しかできず、調整の範囲がハンドルクランプキットよりも劣る、という事です。しかし、上での述べた様に、X化したCRF250Rでは車高をダウンさせた関係で、ハンドルクランプは純正と同じ35mmのものを使っており、また前後位置もセンターで使っていたので、大して影響がありませんでした。
   むしろ、影響が大きかったのは車高の問題で、ソフトスプリングに替え、CRF250R(X)と同様のセッティングにしても腰高感があり、シッティング時、特に下り坂で体重が腕や手に押し付けられて疲労する感じがありました。結局、シートを削る事でこの問題は解決したのですが、同じハンドル、同じセッティングをしてても、他でも調整しないとベストな状態にもっていけない、というのは勉強になりました。

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RXクランプキットの利点はラバーマウントをそのまま利用できる事
手にかかる衝撃の軽減が期待できました

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ハンドルとは違う部分の加工でハンドルの問題も解決


■ハンドル考
   ご覧の通り、ここまでベストテクバーおよびSX3 ED-Lowで最適化してきたのに、そのED-Lowが製造終了という事になり、これは非常に困った事になりました。やはり一番使い慣れたものが良い訳ですし、なにせハンドルは操作する上で一番意識が行く所でもあります。ちなみに、CRF250R(X)はCRF450RXに乗り換えたあと、他の人に譲り、その人に合わせたハンドルに交換されたのですが、それに乗ってみると、腕や肩が疲れ易くなっていました。自分のとは違うポジションになっているので当然なのですが、ハンドルが違うという事は、こういう事なのです。そこで改めて、ハンドルについて考えてみました。
   SX3 ED-Lowを基準として、これまで乗ったバイク、XR250、CRF250R、XR230のハンドルを比較してみると、
  • XR250は、ハンドル幅がやや狭いものの、高さ、引きはほぼ近似値
  • CRF250Rは、引きが浅く、立ち上がりが立っており、高さも若干高い
  • XR230は、ハンドル幅がかなり狭く、引きも大きく、高さも若干高い
   という事が分かりました。体感的な所見を述べると、CRF250Rは脇が開いて怒り肩になる、XR230は縮こまって乗る、という感じ。XR250が意外に自分の乗り方には使い勝手が良いハンドルだった訳です。ZETAの対応表でも、ED-LowはXR250に対応してある様に書いてありましたから、なるほどです。
   XR250に対応するZETAのハンドルとしては、CXバーやCOMPバーのDual Sport-Lowがありますが、これらは細い標準径です。ファットバーとしては、SOLIDバーがありますが、4種類あるどれもがXR250やED-Lowとは似ても似つかぬ寸法になっています。

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XR250純正とED-Lowの比較
ED-LowがXR250対応だっただけに、ほぼ近似値
その意味でいくと、XR250のハンドルは
自分的には良い出来だったという事になります

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CRF250R純正とED-Lowの比較
最近のモトクロッサー全般に言えますが
引きが浅い造りです

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XR230純正とED-Lowの比較
小柄な女性を対象とした設計なのか
XR230のハンドルは長さの短い引きの強いハンドルです


■対策
   世に存在しない、手に入らないものは、作ってしまう他ありません。実は、ベストテクスクールでもハンドルを曲げて作ったという話しはちょいちょい聞いており、意外とそうしてる人は居るのかもしれません。もっとも、曲げるにしてもやり方があるでしょうし、ベースになるハンドルも比較的近いものでないと無理があるでしょう。
   そこで、使えそうなハンドルはないかいな、と探してみた所、SX3バーでスズキのRMに対応しているMX-313だったら、引きと立ち上がりを良い感じに直してもらえば使えるんじゃないか、と感じました。もっとも、自分でやれる訳ではないので、お店に頼むしかないのですが、どうしても手に入らん訳ですし、お金払ってでもやって貰えるなら、その方が有り難いと思う訳です。
   しかし、今回実感したのは、もしお金に余裕があるのなら、よく使うものは予備を持っておく事だ、という事でした。これまでにも、いざ買おうと思ったら廃盤だった、という事がちょいちょいありましたが、ハンドルなどはいつでも買えると思って余裕こいてたら、今回の有様です。幸い、廃盤になって間無しだったのか、店頭に残ってた1本を手に入れる事が出来ましたが、慌てなくても良い様に、予備は取っておくのをお勧めします。要らん様になったら売れば良いだけですから。

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RMのハンドルは引きと立ち上がり以外はED-Lowに近い
もし曲げ加工のベースにするなら、これが良いかも






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tanisi_corp at 11:00コメント(2)

2016年06月11日



   前回ベストテクスクールに行ったのは、2014年11月の事。あれから1年半も間が空いてしまいました。間が空いてしまった理由は、XR230“パンツァーファウスト号”をギンギンに改装して、それで得た「乗り易いバイク」の体感的データをCRF250R“モルゲンシュテルン号”に移植する、言ってみれば「自分の為のバイクの開発」をやっていた訳です。実のところ、2012年ころには既に「買って来たまま」のCRFの乗るのに限界を感じ、スクールで習った事を実践するよりも、バイク相手に闘って負けた様な状態でした。つまり、頭打ちを打開するために、自分の要求と身の丈にあったバイクを作らない事には、前に進めない状態だったのです。
   さて、改装の甲斐あって、CRF250RX“モルゲンシュテルン号”は、かなり乗り易いバイクになりました。そこで改めて感じたのは、コブの通過やコーナーリングなど、これまで習ってきた事が結構怪しくなっている、という事でした。そこで、改めて一から習い直すつもりでスクールに行く必要を感じる様になりました。また、乗り易くなったCRF250RXでベストテクコース市貝を走ってみたくもありました。

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まだ6月だというのに、陽が差せば初夏みたいな暑さです


■骨盤を立てる、だけじゃダメ
   そのような訳で、今回特に見て欲しいところには、「コーナーリング、コブの通過」と書いたのですが、先生曰く、自分が来てなかった間に、画期的も画期的、完成形テーマの完結になるテーマが発見されたとの事。それは何かというと、「骨盤を立てて、股関節を固める」との事。これなら、これまでにも散々習って来た事なのだけど、どうやら股関節を固めるってのが甘い人が多いらしい。そうすると具体的にはどうなるかというと、体重心が全部足の方に行ってしまう、との事です。まぁ、それもこれまで聞いて来た事なので、そうだろうなと思いました。頭では
   では、実際にバイクに跨がってフォームを作ってみると、速攻で指摘されました。グリップの握り方が、手首が折れて腕が垂れ下がってしまっています。これは体重心が下に落ちてしまってる証拠だそうです。この握り方だと、アクセルはちょっとしか動かせません。きっちりと骨盤たてて股関節固めると、体重心が上に上がって来て手首が折れません。柔道でいうところの奥襟をつかむ様な格好になって、アクセルのビギニングから全開域まで、自在にアクセルを使える様になる、との事でした。
   フォームのチェックが終わったところで、いつもの様に南コースを走行。この南コース、スクールで走ると結構難しいもんです。手前はかなりタイトなコーナーですし、奥は石ころが結構あって車体が振られ易いです。しかも、同じ向きを延々走るので、アゴが出ます。今回はタイヤの空気圧を前0.7後0.6、ダンパー調整は前-3後-1.5です。基本的にあまりジャンプはしない方向で考えました。で、まずは何も考えずに走ったところ、確かにサスが柔らかくて楽といえば楽なのですが、なんかフワフワ浮いた感じで接地感があまりありませんでした。
   次に、骨盤を立てて股関節を固める意識をして乗ってみました。すると、何か地面から感じる様な感覚がしました。そして、コーナーが前よりも楽に曲がれる様な感じです。何を感じてるのか、今ひとつパッとは分らなかったのですが、何か伝わってる感じです。そこで、前の様に股関節を固めないで乗ってみると、腰から下の感覚がない様な、何かフワフワした感じになりました。そして、コーナーも今ひとつ曲がって行く感じがしないし、アクセルも開ける感じがしません。そこで、改めて股関節固める意識をして乗ると、地面の挙動というか、アクセル開けるタイミングというか、そういうのが伝わってくる感じがしました。どうやら、腰緩めて乗っていると、腰を境に上と下で感覚が分断される様です。
   今度は先生から、コーナー立ち上がって加速に移る時に、もっと明確に加速に耐える姿勢を取る様にいわれました。今までだと、対して加速Gも感じなかったし、また実際大して加速もしてなかったので、加速に耐える姿勢を取ってなかったのが、それだと今の加速には耐えられないとの事。実際、前傾を深くする事でさらに極大に加速を入れる事が出来ますし、また股関節固めてると前傾くの字も取り易く、キープし易い事が分りました。
   次に減速。アクセル開けるタイミングが掴めてきて、帰りのジャンプ舐めたり飛んだりして加速を入れる訳ですが、今までの様な体重心が下に落ちた意識だと、減速姿勢を取ると足の方ばっかりに荷重が掛かり、ブレーキもリアばかり掛ける格好になります。そこで先生から、「リアをロックさせない、フロント7割くらいの気持ちで」とアドバイスがありました。ここでも股関節を固める意識をすると、減速Gが足だけでなく、上体、肩、腕を伝ってフロントを押す様な感じを感じました。つまり、減速Gをベクトル転換してよりフロントを強く押せる、との事です。

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身体太くて分りにくいですが、腰の部分に注目

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1年半ぶりのランチ樹林
とても美味しかったですwww


■地面から伝わる挙動
   6月にしては良く晴れてむしろ暑いくらいで、午前の南コースが終わったと、トランポの荷室で少しひっくり返ってました。もっとも、久々のランチ樹林のお弁当食べて、午後には大分涼しくなったので、熱中症になるほどではありませんでした。
   午後は初級中級コース。まずは初級コースから。骨盤を立てて股関節を固める意識をしつつ、3連のコブに進入しました。違いは明白で、縦の挙動が明確に身体に伝わってくる感じがします。以前だと、何となく、アクセルオフにしてコブに乗り上げて、クラッチ切って、フロントが下がったらアクセル開けて、というのを知識的にやっていた感じです。ところは今度は、地面から挙動が伝わって来て、特にコブを越えた後のアクセル開けるタイミングが、とても分り易くなりました。コーナーでは、初級コースのコーナーは結構タイトなのですが、これが舵が付いたかの様に曲がり易い。そして、こちらでも立ち上がった後のアクセルを開けるタイミングが、体感的に分る様な感じでした。
   今度は中級コース。こちらは初級コース以上に速度に乗るコースです。手前バンクから立ち上がり、加速を入れるのはこれまで通りですが、上体にかかる加速Gが今までよりも激しい。その為に、明確に加速に耐える姿勢を作らないと行けません。そして帰りのジャンプ2つは、リアが斜面を登りリアサスが縮む感覚が、以前よりも鮮明に感じれる様になってきました。挙動が明確になって、ジャンプし易くなったのですが、ソフトスプリングを組んでダンパー調整で圧側を柔らかくしているせいか、後半にはやや底突きする様になりました。
   ここで一旦、股関節を固めずに乗ってみたのですが、固めた場合との違いは、
  • 腰を基点として、上半身と下半身が分離した様な感じがする
  • 地面からの挙動が伝わって来ない
  • アクセルを開けても加速感がない
  • 総じてフワフワしてて、何かに乗せられている感じ
   という感じでした。これが股関節を固める意識をした途端、
  • 自分の意志が下半身に届き、かつ下からの挙動が上体に伝わってくる
  • 舵の効きが良くなり、コーナーが曲がり易い
  • アクセルを開けるタイミングが体感的に分る
  • 徐々に上体の要らない力が抜けて楽になる
  • 総じて自分の意志でバイクを操作してる感覚がある
   という風に違いを感じる事が出来ました。どうやら自分はこれまで、大事な部品が抜け落ちていたのではないのか、という気分になってきました。

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午前中はかなり暑くて、熱中症になるかと思いましたが
午後は大分マシになりました



■エンデューロコースを走行
   この後、いつもならMXテストコースの本コースを走るのですが、久々なのと元々自信がないというのもあるので、エンデューロコースを走る事にしました。南コースの下の獣道コースと、桑畑コースの2ヶ所です。
   獣道コースは、今回は大坂を下る順路でした。という事は、獣道も下って行き、その先の左コーナーから先を登って行く形になるのですが、実はこのコーナーが案外難しい。下りで付いた車速をコーナーの為に減速して、そこから一気に登って行かねばならないのですが、エンジンの回転を上げ切れなくて止まってしまう、という事がままあったからです。その前に、ガケ落ちしそうな獣道だって、大概は難しかったりします。
   しかし今回は、バランスがとても取り易くなっており、獣道も立ったままクリア。その後の上り坂も開け遅れる事なく難なく登り切り、その後の南コースの外周もスムーズにクリアと、路面がドライであるのを差し引いても、今までに無いスムーズかつ楽な走行が出来ました。
   続いて桑畑コース。こちらは以前に比べてかなり延長されており、コースの順路も変わっていたため、最初は少々迷子になりました。コースの全体像が分って気が付いたのは、他のコースにはない、非常にクネクネと曲がりくねったコースだという事でした。桑畑コースの特徴は、こうしたコーナーに、上り下りが組み合わさっている事が多い事で、下りの怖い自分には、結構難易度が高いコースです。
   ところが、この桑畑コースで、以前とは比べ物にならない、舵の効きの良さを体感しました。とにかく、上体でバランスを取ったら、そっちの方向に曲がって行く感じ。若干ラインをミスしても、曲がりたい方向に強引に身体を捻ったら、そっちに行く感じです。そして、下りのあるコーナーでも、以前の様な苦手感がなくスムーズに曲がって降りて行きました。
   これまでモチュールカップでもエンデューロコースは走ってますが、正味のところ、辛い、シンドイという印象しかなくて、苦手意識の方が強かったのですが、今回はこれまでで初めて、楽しく走れました。あまりアクセル開けない様に、むしろゆっくり走って挙動を確かめながら走ったのですが、後で動画を見てみると、どこでどの様にアクセルを開けるべきなのか、無意識のウチに分ってきた様です。


前半が獣道コース、後半が桑畑コース
以前の自分なら、もっと難儀感たっぷりの走りでしたが
今回は楽しく気持ちよく走れました

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今回はとてもドライで、走り易かったです
マディの時、どうなるか試したいですね


■本日のまとめ
   今回のスクールで実感したのは、自分ではやってるつもりでも全然出来てなかった事、無意識に操作している事が間違っていると何を間違えているかさえ自覚できない、という事でした。つまり、今ひとつ地面からの挙動も加速Gも感じない、腰で身体の上下が分断されて、なんとなくフワフワ乗ってた事。体重心が全部足の方に下がってしまい、加減速Gがベクトル転換されてなかった、というのは、実は股関節固めてなくてなかった、というその一事に尽きた訳です。
   逆に、その事を指摘され、また自分でも意識して乗れば、これまでとは全く違う、分り易く簡単で、楽な乗り方が出来たのは、今まで色々習って来て、それが無意識にも出来ている事柄が多くなってる証拠でもあるんじゃないかな、と思います。部品は揃ってる、組み立てもあらかた出来てる。そこに足りなかった部品を入れたら、機械が作動しはじめた、みたいな感じです。
   今回の走行では、CRF250RX“モルゲンシュテルン号”の乗り易さも大いに活きていたと思います。上にも述べた様に、ベストテクコース市貝は結構細かいコーナーが多く、それでいて落ちた車速を一気に上げねばならない場面も多いです。これまでだと、低速でギクシャクしてたので、上手く乗れないだけでなく疲労感も大きく、とても楽しんで乗れる雰囲気ではなかったのですが、それが解消されたのは目覚ましい進歩だと思います。
   バイクが良くなり、自分ももっと頑張ろうという気になり、スクールを再開する丁度いい機会であった様です。

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なんと、本日で2級修了!
でも、その手応えのある一日でした






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tanisi_corp at 20:00コメント(2)

2015年04月12日

   モチュールカップに最後に出たは、約2年前の第2戦以来の事です。その後、何人かの人から指摘されたのは「たにしさんの実力でチャレンジするには辛いレースばっか出ている」という事でした。まぁ、当時お付き合いのあった人たちに合わせて出てたら、自分にとっては苦行でしかなかった、という事なのですが、この2年間にやってきた事は、原点に立ち返って「オフを楽しむ」方向でのバイク作りでした。
   さて、そのバイク作りもおおよそやれる事はやった、という事で、今年から作ったバイクを試す段階になったと判断しました。出来ればデコボコランドで試したいところですが、残念な事に5月10日でクローズが決まってしまいました。となれば、XR230“パンツァーファウスト号”が活きそうなコースは、ベストテクコース市貝だろう、という事で、今年からモチュールカップに復帰する事にしました。

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雨が上がっただけでなく、地面が乾いたのは有り難かったです
タイヤ交換もサクッと出来ました



■事前走行
   天気は金曜日の夕方から雨が降り出し、こりゃコースもエライ事になってるだろうけど、もっと困ったのが雨の中では作業が出来ないという事。というのは、バイクのタイヤがまだ前がトラタイヤで、これをエンデューロタイヤに交換する作業が残っていたのですが、予報では土曜日の昼過ぎまで雨という事でしたので、作業が出来るか微妙なところでした(最悪、トランポのハッチバックドアの下でやる事も考えました)
   その様な訳で、土曜日の午前はゆっくり寝て、1000時頃からのんびり出発。出発時は雨が降ってましたが、昼を過ぎる頃には上がり始め、1330時ころBTC市貝に着いた時にはパドックの地面が完全に乾いていました。久々に先生に挨拶を済ませたあと、ただちにバイクを下ろして作業を開始。リアの時はちょっと苦労しましたが、フロントはチャッチャと交換出来ました。
   コースの設営が終わってから、1600時コースイン。取りあえず空気圧は前0.7後0.6にしてみたのですが、コースに入って直ぐにリアがズリズリ滑ってグリップしないのが分かりました。それでもそのまま走り続けたのですが、とにかくコースがフカフカ。グチャグチャというよりフカフカで、思わぬところでリアが空転したりして、こりゃ安心して走れないわー、という感じ。
   一周走って帰って来て、前後とも0.1ずつ下げて再度チャレンジ。前よりは良くなったけど、もう少しという感じだったので、さらに0.1下げて前0.5後0.4にまで下げました。そこまで下げて、やっとこ走り易くなったかなー、という感じです。
   とりあえず、難しいというか、シンドイと感じたのは、獣道からの左上り坂、ロックセクション付近のグチャグチャ、桑畑コースのグチャグチャの3ヶ所。まぁ、ここま何時もしんどいポイントですが、その他は前よりもコースが面白く作られていて、場所によっては見晴らしも良くて、楽しいコースでした。


難所その1
恐らく、今回一番キツいとこ


難所その2
ここを抜けるまでに、結構体力食います


難所その3
いつも桑畑の方に落ちるんじゃないかとヒヤヒヤします
(実際落ちる人もたまにいます)

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ゲン担ぎでトンカツ定食食べました
ご飯もお代わりしてしまいましたw


■下見ラップ〜3周目まで
   明けて当日。朝からピーカンのいい天気です。路面のコンディションはどんどん良くなる、との事でしたが、確かに試走にいったバイクについた泥は、昨日の半分以下です。しかし、前半戦は以前フカフカしてるでしょうし、後半戦も路面が荒れてかえって走りにくくなっているかもしれません。そんな訳で、空気圧は昨日のまま、チェーンの張りを直して多少緩めました。
   他の人とダラダラ雑談している間に、開会式が始まり、先生からあれこれ注意事項を聞いたあと、いよいよ下見ラップ。昨日、試走しているのでコースは頭に入っていますので、気持ちに余裕をもって入る事が出来ます。とりあえず、早い人にはどんどん先に行ってもらって、マイペースで下見ラップ。確かに昨日に比べたらコンディションは良くなっている様で、昨日ほどグリップの悪さを感じません。難しい、というか疲れるのは、獣道の先のズルズルの左コーナー上り、ロックセクション前後のヌタヌタ、桑畑コースのヌタ場の3ヶ所だけで、あとはむしろ昨日より走るのが楽しい感じでした。
   そんな感じで、思いのほか気持ちに余裕を持った状態で、本戦スタート。まぁ、いつもどおりスタートで遅れたりしてたのですが(1速に入りにくい症候群は相変わらず)、マイペースで走る事にしました。走り始めて段々感じて来たのは、使えそうな所は3速使った方がいいのかなー、という事。安全マージンとって2速で走っていたのですが、明らかに2速じゃしんどい所もある訳ですが、じゃぁ3速でガシガシ走れるかというと、自分の技量では止まれん曲がれん、うっかり転けるという具合なので、レース本番にチャレンジするのは止めにしました。
   その様な感じで、レースなんだか林道ツーリングなんだか分からん走りを続けたのですが、確かにしんどい箇所はしんどいものの、それを過ぎたら休みながら走るという具合で、淡々と歩を進めている感じです。そういえば、以前出ていた時は、肩の故障を由来として、30分も走ったら肩痛くて走れないなんてのもあったのですが、それもなし。息が上がって青色吐息ってのもなし。ダラダラと2年間、スポセンで運動してきたのは、それなりに効いてるなー、とい感じでした。

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開幕戦だけあって、いつもより人数多い気がしました

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パンツァーファウスト号にも参戦章がつきました
(電球マークみたいなシール)

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誰も撮ってくれないので、自撮り
セルフィーって言うんでしたっけ??



■クラッチ焼けてDNF
   そんなこんなでトコトコ走る事4周目。獣道を下って、さぁズルズル坂を上るぞーと思ったら、その先に2台ほどスタックしてるバイクを見つけました。空いてるラインを選んでコーナー立ち上がる前からアクセル明けるつもりをして、ぐわーっと上って行ったのですが、ののの〜〜〜っと上がって行った坂の途中でフロントがよれて、止まってしまいました。
   改装しまくったXR230“パンツァーファウスト号”は、こんな状態でも、強烈トルクで坂を上がって行く辛抱強くて粘り強いバイクに仕上がっていましたので、全幅の信頼をおいてアクセル開けまくりました。ところが、良い感じのところで上がって行かない。そうこうしているうちに、「あちゃ、クラッチ焼いちゃったかー」みたいな感じになってしまいました。そうこうしてるウチに、クラッチレバー離しててもエンジンが空転する様になりました。
   こうなると、もうレース走れる様な状態ではないのは、これまで通りです。とりあえずクラッチを冷やすために、エンジン切って燃料コックをオフにして、バイク横倒しにして、20分ほど放置せざるを得ませんでした。やって来る来る早いバイクに、右に寄って〜〜と合図出しまくる間に、クラッチの方は若干冷えて来たみたいで、クラッチレバーのアジャスターを回してレバーに少しでも遊びを作り、1速にギアをぶちこんで再スタート。エンジンからヤヤコしい騒音を出しながらも辛うじて発進。ともかく、出来るだけクラッチを使わない様に、1速で時速5キロほどで走行。
 出来ればコースをショートカットしてパドックに戻りたかったのですが、どこもショートカット出来る所が無く、辛うじてロックセクションだけはショートカット出来ましたが(ここは現状ではかなり厳しい)、あとは桑畑コース含め、全線バイクに乗ってパドックにおめおめと帰還。DNFとなりました。

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実質、3周半でリタイア
昨日よりは土が付いてないので、一晩でかなり回復したみたいです

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久々のランチ樹林のお弁当
いつ食べても美味しいです〜〜w


■各種評価
   この様な訳で、結果は4周(下見ラップ含む)、走行時間は訳53分(下見ラップ含む)でした。体力的には全然余裕がありましたし、もしバイクが動いていれば、あのままの調子で走り続けてたと思います。まぁ、とても楽しいコースでしたので、出来ればもっと走りたかったです。
   バイクの仕上がり具合は、この一年色々やってきたお陰で、おそらくXR230としては最高レベルの仕上がりになったと思います。とにかく、もともと強心臓のバイクでしたが、それが更に強力になり、かつエンジンの回転がスムーズで、アクセルの開閉とエンジンの回転がイコールになって、思いのままの操作が容易になりました。この辺りは、エンジンのフルWPCキャブをPDに換えたのが功を奏したと思われます。
   走行中、始終感じたのは、フロントがよれる感じで、うっかり車体が寝るとハンドルが切れ込む感じがしてました。XR230のハンドルの切れ角は他のトレール車と比べても大きく、その分旋回性が高いので、モチュールカップのクネクネとしたコースには強みを発揮しましたが、その分、しっかりとハンドルを抑えて切れ込まない様にしないといけない様でした。(これは路面がフカフカだった事も影響していると思います)
   サスに関しては、今回は不満を感じる事がありませんでした。大きなジャンプセクションはありませんし、路面もブルが入った直後とあって、荒れている所が少なく、着座状態でもケツが跳ね上げられる様な事はありませんでした。まぁ、このXR230はバンバンジャンプを飛んだりする目的でなく、この手のエンデューロで地を這う様に走るのが向いているという訳です。
   タイヤは今回初めてVee Rubberのタイヤを投入しました。フロントがVRM211F、リアがVRM-300R Tackeeです。ちまたで話題のタイヤを使ってみたのですが、個人的な感想としては、VRM-300R Tackeeはパドルタイヤみたいな感じで、横滑りがひどく、昔つかったミシュランのT63の様な印象を受けました。これまで使っていたミシュランのAC10と比べて優れていたという印象を持てませんでした。まぁ、コースやコンディションによっても違うでしょうし、乗り手の技量もあるでしょうが、出来れば違うタイヤを使いたいと感じました。
   さて、今回もクラッチを焼いた訳ですが、これはマシン的に信頼性が低いというよりも、やはり自分の乗り方に問題があったと考えています。ちなみに、たにし父曰く「クラッチ焼いて動かん様になるのは、9割乗り手の問題」との事でした。後日、お店の方でも動画を見て研究したのですが、この手の坂にはそれなりの対処の仕方がある様です。


問題のリタイアシーン
やはり乗り方に問題ありとみました

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期待のVee Rubberでしたが
次は違うタイヤで挑戦してみたいです


   この様な訳で、今回も結果が奮わなかった訳ですが、バイクの仕上がりは良いし、コースも良いしで、楽しんで帰る事が出来ました。今まではモチュールカップは苦行プレイの様相の方が強かったのですが、XRでは楽しめました。この一年、取り組んで来た事は無駄ではないようです。次回、また頑張りたいと思います。

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今回のBクラスDNFの賞品
トマトは地元の農家ライダーの人の朝もぎです
とても美味しかったです!






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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2014年11月01日

   前回は5月のゴールデンスクールだったのですが、実はそのあと、せめて2ヶ月おきにはスクールに通うつもりをしていました。ところが、痛風がなかなか治らないうちに夏が来てしまい、夏が終わってさぁ行こうと思ったら、今度は高血圧で倒れてしまって、延び延びになっているうちに11月になってしまいました。今年も年2回ペースになってしまいましたが、これからも鋭意継続です。

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着いた時には雨でした
まぁ、じゃじゃ降りでないので、スクールはありますw



■バイクの中心
   気合いを入れて出発した時に限って、天気が思わしくないのはいつもの事ですが、少々の雨でもスクールは行われます。しかも、雨の時の方が学ぶ事が多く、得るものが多いのは、これまでのスクールでも経験してきた事です。むしろ、喜ばしい天気であります。そんな風に考えて気持ちを奮い立たせて、BTC市貝に0800時過ぎに到着しました。
   今回のスクールには、6人が受講。うち1人が初めての受講という事で、その人のフォームチェックを見ながら、自分のフォームを頭の中でおさらいしてました。最近、自分みたいなヘタクソでも、他の人からベストテクについて聞かれる事があるのですが、その時、習ったことをそのまま伝える様にしているのですが、それでも忘れてたり(感覚的にやってしまってる)、抜けてる所もあったりしたので、こうした初歩のチェックを見ておさらいするのも大事だな、と感じました。
   さて、今度は上級生の番になったのですが、自分が来れてなかった半年の間に、新しいテーマが見つかっていた様です。それはコーナーリングの時に、身体がバイクの中心から内側にずれてる、という事。そんなにバイク倒れてないのに、身体だけ倒れてる、という訳です。つまり、バイクの斜度に合わせて身体を傾けないと、バイクをしっかり押さえる事も出来ず、身体も不安定になるという事です。
   これまで自分は、コーナーリングは、捻り戻してた状態を戻して、曲がる方向に身体を捻って行くもんだ、という認識を持っていました。しかし、実際には捻る意識が強過ぎて、捻り過ぎていた様です。

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ベストテクフォームをイチからおさらい
判っている様でいて、忘れてる事もあったりします(汗)

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今回の肝、その1
バイクの中心から身体がずれない様に乗るの図


■ダブルナット
   しかし、今回の肝はコレから習う首の捻り戻しでした。これまでは、コーナーに入る時、上体を捻るのと同じ方向に、首も向ける様にしていました。有り体に申せば、肩の上に乗った頭は、そのまま固定して動かさないでいたのです。ところが、そうではなくて、首は捻り戻すんだそうです。具体的な事は新しいテーマですので、書けないのですが、そうする事によってGに耐える姿勢が作れるとの事です。
   実際にバイクの上でやってみたのですが、感じとしては、コーナーリング姿勢を作る時は、上体を捻り戻す事で腰から上体にかけてダブルナットをかけた感じで、コーナーに入る時は、上体を捻って首を捻り戻す事で胸から首にかけてダブルナットをかける様な感じでした。なんというか、自然に身体が固められる様な感じです。
   これまでの様に、上体と首を同軸して動かすと、それまで腰の方でロック掛かってたのが解除しされて、Gに耐えるには筋肉固めるほかありませんでした。ところが、首を捻り戻すと、別に意識したりしなくても、身体が固まる様な感じでした(ただし、首を捻り戻す意識はしますが、、)

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久々のランチ樹林
いつ食べても美味しいです

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いかにもオフロード走ってるぞー、みたいな感じですw



■これまでとの体感的な違い
   さて、さっそく南コースで走ってみました。雨が軽く降っている割には、それほどグチャグチャでもなく、走りやすいコンディションでした。取りあえず、コーナーリングの際に、バイクの中心からイン側に身体が入り込まない様に注意する事から始め、次に首の捻り戻しをやってみました。が、やってみて判ったのは、右左どちらに捻るのか案外判らないという事。捻ってロックさせるのだから、曲がる方向と逆の方向に捻るのが正解なのですが、意識しないと曲がる方向に捻ってしまって、身体がグラグラになってしまいます。
   しかし、それでも5回に1回くらいは、カチっと姿勢が決まる様になってきました。南コースは、基本的には時計回り(つまり右コーナー)なのですが、奥のダラダラコーナーに向かう時に左シケインを通らねばならず、この時も右左どちらに捻るのかよく迷いました。ところが、その辺りが判ってくると、これまでの様な不安定でかつ速度を殺さなくても、それなりに上手く通過できる様になってきました。
   顕著な違いは、奥のダラダラコーナーで、今まではギャップやワダチの影響をモロに身体に受けていて、通過→加速が上手く出来なかったのですが、カチっと決まった時は身体がフラフラする事なく、ジャンプに向かってより強い加速を入れれる様になってきました。ものは試しに、首を捻り戻さないで前の乗り方をしてみると、身体はグラグラするは、身体は固まらないわで、とにかく固めて乗ろうとしたら、筋肉で頑張るよりほかありません。
   首を捻り戻す事で、別に意識しなくても胸、肩がガッチリ固まって、Gに耐える姿勢が取れる事がわかりました。

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今回は泥水が滴りおちるコンディションでしたw


■本日のまとめ
   お昼の前に初級中級コースにも行ってみたのですが、こちらは南コースよりも湿ってて、滑りやすい感じでした。それでも午後からはそちらで走るつもりをしていたのですが、ランチ樹林の弁当を食べ終わった頃には、結構まとまった雨が降り出していて、初級中級コースは完全にズルズルの状態になってしまいました。本コースも滑る所はかなり滑りそうで、自分より遥かに上手い生徒さんが走っていたので、止めもしときました。それよりも、今日習った事を徹底的に反復練習して、身体に覚え込ませて帰りたかったのですが、敢えて南コースで反復して練習する事にしました。
   繰り返し練習しているウチに気が付いたのは、首を捻り戻すと、それほど力まなくても身体を固める事が出来、Gにも耐えれて路面に身体が影響されない、という事でした。実は先週、谷田部で練習した時は、ある一定のGを身体に受けると、頭に血が上った様な感じになったのですが、今回はそうした事が全くありませんでした。してみると、先週は、固まらない身体を固めようとして力みまくっていたのかもしれません。
   コーナーへの進入の時に身体がふらつかず、立ち上がりの時にGに耐えれる姿勢なので、前よりも元気にアクセル開けようという気になったのは、これまでと大きな違いに感じました。試しに先生の改良型のRMZ450を借りて走ってみましたが、それほどビビらず、楽しく走る事が出来ました。
   今回のスクールは、ほぼ南コースしか走りませんでしたが、これまで長い事出来なかった事、どうして出来ないのか判らなかった事が判り、改善出来た一日となりました。やはり、雨の日のスクールは得るものが多かった訳です。

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今日は渡辺先生の還暦祝いがありました

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セブンのウェアにご満悦の先生

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特製のクリスタルカップで、最高級シャンパンを乾杯!
先生、還暦、おめでとうございます!






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tanisi_corp at 22:00コメント(0)

2014年08月02日



   前回スクールに行ったのは5月のゴールデンウィークの時で、あまり間隔を開けるのも良くないので、今年は頑張って2ヶ月置きに行こうと思っていたのですが、6月は痛風でずっと寝込んでて、7月も半分くらいは潰れてしまい、結局スクール行けませんでした。8月は猛烈に暑いので避けたいところなのですが、そんな事言ってたら秋まで行けなくなるので、勇を鼓舞して夏が真っ盛りの8月初めの土曜日に受講する事にしました。(それ以外の土日は、何かしら用事入っているので。。)

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着いた時点で汗だらだら
ホント、夏には弱いですww


■大チョンボ
   そんな訳で、朝0400時起床、0500時出発と頑張って出張って来た訳ですが、ベストテクコース市貝に到着した0800時には既に猛暑の様相でした。とりあえずバイク2台下ろし、今回はCRF250R“モルゲンシュテルン号”でスクール受講ですので、エアクリーナーを準備。これまでツインエアーのバイオを使ってましたが、先月からワコーズのスプレーに切り替えています。しゃしゃっとオイルをスプレーするだけですので、楽ちんです。
   CRFは何だかんだで前のスクールから乗ってません、つまり2ヶ月も乗らずしまいだった訳です。とりあえず暖気のためにエンジンを掛けようとしたんですが、これがなかなか掛かってくれない。掛からん訳でなくて、2ヶ月も乗ってないとオイルも全部下がってしまうし、掛かりにくくなるのです。大汗かきながらキックしまくり、50回ほどキックしてようやくエンジンが掛かりました。
   さて、0900時ころになると、いつもなら他の生徒さんも来ますし、先生も来るのですが、どうもそんな雰囲気じゃない。いつまでもパドックに自分しか居ない感じ。もしや〜〜と思って、iPhoneでAWPのサイトを見てみて、ビックリ仰天。8月の土日はずっとスクールがあるのに、2〜3日だけない!先生に電話してみると、全日本MX選手権で仙台に居るとの事。
   どピーカンに晴れて、走らなくても十分大汗かいてる状態で、いっそ走らずそのまま帰ろうかな、とかも思ったりもしたのですが、でもせっかく来た事ですし、ベストテクコース市貝をたった一人で貸し切り状態で走るなんてのは、あまりない機会です。まぁ、疲れたら止めるって事で、フリー走行する事にしました。

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新装備、東ドイツ軍のツェルトバーンで日よけ
有ると無いとじゃ、大違いw

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右足の親指はまだ少し痛いです
濡れてるとこは、自分の汗ですww


■南コースと初級コース
   そうと決まれば、さっさと着替えて走りに行きます。とりあえず、南コースから。何時も南コースでウォーミングアップです。その前に、CRFのやたらとクラッチレバーが手前の方に調節されているのが気になりました。XRの方では最近は奥の方で合わせる様にしているので、それに比べるとかなり手前過ぎる。これじゃ全閉にしてもクラッチが切れてるか判らないくらいです。アジャスターを回して奥の方に調整しなおしました。
   さて、2ヶ月ぶりの南コースですが、良く乾いて走り易い状態です。とりあえず、一等最初はゆっくり走りましたが、2周目からは気合い入れて走りました。とりあえず、身体の動きはどうか、アクセルを開け閉めするタイミングはどうか、ジャンプの進入はどうか、といった事に注意して走りました。最初は直線でアクセル戻すのが遅れて、コーナーをオーバーしそうになったりもしましたが、まぁ、そのうち慣れてきました。
   この時点で、結構身体は熱々の状態でしたが(早っ)、その足で初級コースへ。コブの通過の練習です。実のところ、このコブの通過ってのがとても大事なのですが、初級コースにある様な尖ったコブってのが、他のコースには意外にありません。しかし、このコブの通過をやると、キチッと出来てるかどうかは別にして、ジャンプの挙動とかが良くなる気がします。
   とりあえず、コブの通過ですから、飛ばない様に最初はゆっくり走って、自分の身体の動きを確かめながらやります。慣れて来たところで、進入速度を上げて、きっちりブレーキングして、カチ、カチ、カチと挙動が決まる様に通過して行き、最後は軽く飛ぶ様にしました。
   しかし、何でも良いんですが、猛烈に暑いです。息苦しくなる暑さ、というべきでしょうか。合わせて10分くらいしか走ってないと思うのですが、すでに目回りかけです。まー、誰に強制される練習でもないので、しんどくなったら休む事にしました。

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結局、バイク2台投入
シートが熱くて、ケツが置けませんw


■中級コース
   パドックに戻って、ヘルメットやら肘当てやらを外して(リアットブレースやチェストプロテクターは着けるの面倒なんで外さなかった)、日除け下げたトランポの荷室に腰掛けてましたが、とにかく汗が凄いんです。ぼったんぼったん落ちる。もちろん、持って行ったウーロン茶を飲む訳ですが、飲んだ尻から汗になる。まぁ、こりゃ飲まんとヤバいなー、という感じです。とにかく、やる気が回復するまで休んで、今度は中級コースへ。今回、スクールを受ける目的は、前回習った前傾を深くしてジャンプを飛ぶ、というのをおさらいしたかった事ですが、それはつまり、中級コースがメインの練習です。
   まず1走目。地面はカラカラに乾いてワダチもなくフラット。最初は様子見でゆっくり走りましたが、直ちに全力走行に移りました。ぐばばっと加減速Gを身体に受けて、「うわぁ〜、結構来るなー」という感じ。なんたって、2ヶ月XRで楽してきましたから、モトクロッサーのパワフルさは久しぶりです。そのせいか、ちょっと走っただけで、グダグダに疲れてしまいます。1走目は、ちょっと不満の残る走りでした。
   十分休憩してから、2走目。さっきよりは大分感覚が戻って来て、加減速感、ジャンプへの進入の加速、減速、前傾を深くして、リアを抑える感触、短切にアクセルを開閉する要領、フロントローで着地して、再加速、といった感じが、大分蘇ってきました。いわゆる「この走りが本コースでも出来たらー」ってやつです。
   それなりに走れて来たので、今日、練習に来た証拠に、GoProを付けて撮影しながら走りました。あとで動画を見てみると、最初のウチは良いんですが、段々タレてきてアクセルワークがいい加減になってきています。炎熱はますます盛んで、ものの3分も走ったら意識朦朧。これでスクールだったら、ぶっ倒れてた事間違い無しですw


こちらが中級コース
段々、アクセルワークがダレてきてますw


こちらは本コース
前に比べたら、走り易いコース設定になりました


■本コース試走
   情けない事に、汗ダラダラの頭ボーで、早くもご馳走様状態になってしまったのですが、せっかく貸し切り状態ですし、本コースは5月に改修されて、一部新しくなったとの事です。まー、CRFで走るのはちょっとシンドイ気もしますし、XRのクラッチレバーの具合を見る必要もあったので、XR230“パンツァーファウスト号”で走る事にしました。本コースの方も、夏の太陽に照られされ、カラカラに乾いてるのですが、雑草も元気に生えてて、コースにはみ出気味の箇所もいくつかありました。それを避け避け、まずはゆっくりはしりました。
   とりあえず、表側から見えるMXコースは変更ありません。フープスを越えて、1つ目の激坂を下ったあと、前はさらに激坂を下ったのですが、新しくなったコースでは、下りよりも登りが増えた様です。三日月コースや長靴コーナーがなくなって、全般的に走り易くなった感じです。とはいえ、ベストテクの乗り方が出来てないと、ちとシンドイコースには変わりありません。とりあえず3周走ってみましたが、1周3分はなんぼ何でもゆっくり過ぎでした。
   まぁー、そんなにゆっくりだったのは、2速オートマ走法で走ったからで、次は3速も含めて走ってみる事にしました。実のところ、F12R40では、ちょっと下が足りない感があるのですが、今回もその例に漏れずで、低速からエンジンの回転を上げるのに、半クラを少々使わねばなりませんでした。
   しかし、さらに気になったのは、ちゃんとクラッチが切れてるのかどうか、という事でした。一応、走る前にレバーのホルダーを締め(緩んでいたので、レバーの握る度に、ハンドルの内側に逃げて行く)、レバーも遠目に合わせたのですが、肝心な所でギアが落ちないという事は今回も発生しました。


坂でずっこけww
こういう時は、素直に下まで下がった方が利口です

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練習終了
一番疲れたのは、バイクの積み込みでしたw

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疲れた時は、サイダーとあんパン
昔の軍隊の酒保の定番ですw


■XRのクラッチ調整
   このあと、パドックに戻って再度調整し直したのですが、クラッチが完全に切れてる状態まで調整すると、自分が想像していた以上に奥の方にレバーを合わせないといけない様でした。つまり、今まで「これでOK」と思っていた位置では、切り切れてないという事の様です。調整してからは、1速に入りにくくなる傾向が減少しました。
   しかし、そこまでレバーを遠くすると、いい加減アジャスターがレバーホルダーから取れてしまいそうです。その事をMotoshop TOYZのMACさんに話したところ、だったらエンジン側で調整し直して下さいとの事。このクラッチワイヤーはエンジンのOHをやった時に新品に替えているのですが、新品だけに初期伸びがあるので、当然の如く、後日再調整が必要との事でした。
   この1年間、ずっとXR230に向き合って来て感じたのは、レーサーであるCRF250Rに比べると、メカ的な信頼性が低いというものでした。しかし,実のところそうでなくて、こまめな再調整を必要とする不具合は、レーサーの方でも出るとの事。ただし、自分の今のレベルで、XRの方は8割くらい使えてるかもしれないが、CRFの方は4割くらいかもしれない。だから、XRで感じてる事がCRFでは感じ取れないだけかもしれない、との事。
   今まで、そういう物事の考え方をした事がなかったので、関心すると同時に、ちょっぴり感動しましたw

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1速に入らないとう現象は
単にクラッチが弱いだけではないようです







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tanisi_corp at 20:00コメント(0)
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