ハイエース
2020年03月01日
昨今、ドラレコことドライブレコーダーを付ける人が多くなりました。自己防衛と言うか、自分が有利になる為の先行投資と言う事なのですが、自分も嫁さんに稟議をかけ、100系ハイエース・ジャガンナート号に取り付ける事にしました。トランポを買って、いきなり追突事故を起こした以外は、11年間、無事故無違反で来れたのですが、もしもに備えて憂い無し、いや、ドラレコ付いてても事故食らったら憂いますが、とりあえず付けました。
■どこのにするか
さて、どこのメーカーのにするか。実は好みとかは全然無くて、せいぜい良いところ、国産だったらどれでも良いわ、てな感じでした。この手の撮影機材って、最近は中国製の安いのが幅利かせてますが、自分はどっかしら名の通ったのが好きなのです。とりあえず、色んなドラコレのランキング記事をみてみたら、国産でもそれなりに安いのがある。その中で、一番、ケンウッドのがカッコ良く見えましたので、それにしました。性能より、見栄えを選びました。
ちなみに読んだ記事には、今回買ったのの前の機種、DRV-MR740と言うのが乗っていたのですが、ネットショップを調べたら、新型のDRV-MR745が出てました。値段の差は5,000円くらい。DRV-MR745は28,000円くらいします。しかしまぁ、この手の機材は次から次へと新しいのが出ますし、だったら新しい方買っておいた方が「古くなる」のが多少は遅らせるかな、と思いました。それでも半年そこらだと思うのですが。前の機種だからと言って、性能にそれほど大きな違いがないと思うし、それで5,000円の差は大きいかな、とも思いましたが、新型の方はSDカードが32GBなので、そっちにしました。
ちなみに、スタンドアローンだのスモークシースルー機能だの、交通事故時ドライブレコーダー買替補償金制度だのと色々書いてありますが、ぶっちゃけ、事故の時に前後の映像が撮れたら良いや、くらいしか考えてません。まぁ、アオリのガラスにはスモーク貼ってるので、2ndカメラはそれに合わせて設定せないけませんね。
他に買い足さなくて、とりあえずこれで使えます
■取り付け
説明書によると、カメラを付ける位置は、ワイパーが雨水を掻く部分に入る様に、と言う事でした。まぁ、雨降って前が見えません〜では、雨天の時は心許ないのでもっともな事です。あと、コードを見えない様に車体の内部に埋め込んだり、シガーソケットから給電するのでない方法など、特殊な漬け方をする場合は、ぶっちゃけ車屋さんに頼んだ方が良さそうです。ハイエース・ジャガンナート号は、そんな気を遣う車じゃないので、堂々と車内に配線するので、お気兼ねなくです。
フロントに貼る1ndカメラは、ルームミラーの右横にしましたが、どの高さにするか決心つく前にペトっと貼り付いてしまい、その位置で使う他なくなりました。もうちょっと上の方が、ルームミラーの角度を変える時に干渉しなかったかなぁ、と思わなくもないですが、手遅れです。ちなみに、ドラコレ外そうとして、フロントガラス割った人がいたりするので、貼り直しするには丁寧な作業が求めれられます。ま、水平に付いてるだけ良かったとしましょう。
取り付けた後、ワクワクしながらエンジンをかけてみると、2ndカメラが認識しない、と言うアラートが出ました。間違いなくちゃんと付けたのになぁ、と何度も線を抜き差ししましたが、アラートが出る。そこで改めて取説をよく見てみると、1ndカメラにつなぐ線の向きが逆になってました。せっかく配線したのを外して、繋ぎ直して、今度は大丈夫w
決心のつかぬまま、くっついてしまいました
もちっと上が良かったので、後で付け直しました
2ndカメラの線を逆につけてしまい
一旦ひっぺがして繋ぎ直して、試写中
配線は目隠ししようかとも思ったのですが
そこまで気を使う様な車でもないので、むき出しです
線が太くて重いので、垂れ下がって来ないよう
配線どめ金具を小まめに使ってます
■使ってみたところ
他の製品と比較した訳ではないのですが、流石は国産というべきか、カメラのモニターに映る映像は結構キレイですし、ルームミラーの横にカメラがあると視界が邪魔かな、とも思ったのですが、案外そうでもありませんでした。
モニターは、正面、正面をメインとした背面の2画面とその逆、背面の4パターンで写す事が出来ますが、正面は目で見えているので、モニターには背面の映像を写す事にしました。頭の後ろには目はありませんし、ルームミラーは運転席と荷室を分けるシート越しにしか後ろが見えないので、小さいながらもしっかり背後が見えるのは有難いです。
そこでふと思ったのは、バックカメラ代わりにならないかな、という事。車庫入れにチャレンジしてみたのですが、衝突警報が鳴る訳でもなく、画面も小さく、流石にその用途では使いにくいものがありました。まぁ、それはサイドミラーでやれば良いのですけどね。
リアのアオリに付ける2ndカメラですが、センターの位置だと、たにしコーポレーションのロゴのたにしのマーク(よく巻きババに間違われる)が写り込んでしまうので、ちょっとだけ左にオフセットしました。そのままでは3Mの両面テープは剥がれないので、パーツクリーナーを少しずつかけ、マイナスドライバーで優しく抉りながらはずし、別に買ってきた3Mの両面テープで付け直しました。何度もやり直したので、この手の作業をやる時は、両面テープを買っておいた方が良いでしょう。
3Mなどのがっちり系両面テープを剥がす時は
パーツクリーナー使って、ゆっくり優しくやりましょう
なかなか位置が決まらなくて、やり直す事もあるので
別個に両面テープを買っておくと
作業中に買いに行く手間がありません
この位置だと視界の邪魔になるかなーと思ってましたが
案外そうでもありません。すぐ慣れます
■撮れた映像データ
動画のデータは、iMacでも普通に、何にもせずに、見る事が出来ました。SDカードのフォルダを開くと、「Event」「Parking」「Photo」「Movie」の4つのフォルダがありますが、通常の運転中の動画は「Movie」のフォルダに入っています。そのフォルダを開くと、「2」と「M」のフォルダがあって、「2」が背後の2ndカメラ、「M」が正面の1ndカメラのデータがそれぞれ入っています。
どちらのフォルダのファイル名も同じ日付時間が入っていますので、前後を映像を探すのは楽です。ファイルは1分刻みに保存されて、容量を超えると上書きされていく様です。ちなみに「Event」「Parking」は、それぞれ衝突を感じた時(つまり事故)の時の映像と、駐車中の撮影を指示した時の映像が、それぞれ収められます。データを上書きしてはならない場合(つまり、証拠として使う必要がある場合)は、電源を止め、SDカードを抜いて、上書きされない様にするよう、取説には書いてありました。
さて、肝心の映像ですが、これが意外とキレイです。1920×1080のサイズなので大きいは言うまでもないのですが、画角もGoPro並みで、画質がクリアです。音も結構拾ってるなー、という感じを受けました。ちなみに、リアはスモークフィルム対応にする事も可能です。
まぁ、これが役に立つ様な事態にはなって欲しくないものですが、どうせならキレイにばっちり写ってくれてた方がいい。その期待に十分応えてくれるドラコレです。
晴天だと思いの外、キレイに撮れています
1ndカメラの映像だけ、右下に情報が表示されます
2ndカメラはスモークフィルム越しですが
これも結構キレイです
左の斜めの太線は、たにしロゴですw
こちらは夜のシーン
小雨が降ってましたが、こちらも結構クリーンな映像です
ハッチバックの方はワイパーを使ってないので
若干見辛い映像になっています
ドラコレ使うなら、ワイパー使った方が良いかな?
2011年09月14日
今回、自分としては珍しい贅沢ですが、ジャガンナート号にカーナビを付けました。今後、アチコチのコースや大会に出るのを見越して、迷子にならずより円滑に移動し、それプラス若干楽しめる機能もあれば、という事で奮発しました。
もっとも、それほど予算に余裕がある訳ではないので、一番安いクラス、パナソニックのSSDポータブルカーナビゲーションGorilla/CN-SL305Lを買いました。画面サイズは5インチ、ポータブルナビとしても使えます。ナビとして以外にも、ワンセグ、mp3/mp4/静止画再生、などなどの機能がありますが、DVD再生とかは出来ません。
まぁ、一番必要な機能はナビゲーションですが、ナビの画面が一番見やすかったというのも決め手となりました。もっとも、最小縮尺が25mですので、「現地近くまで行ってるんだけど、どこやー」みたいな事が起こるかもしれません(高いやつは5mまで縮尺がある)
基本的には問題なく気に入っているのですが、一番の問題が車内への取り付け。車で使う場合、吸盤スタンドをダッシュボードの上などにくっつける訳ですが、ダッシュボードというのは大抵表面がシボシボになっているので、そのままでは付きません。その為、取り付けシートをダッシュボードに貼り付けるのですが、100系ハイエースはダッシュボードがどこも曲面になっていて、貼り付けシートを付けても湾曲します。
その状態で吸盤を付けても、時間が経つと外れてしまいます。これが運転中に起こったらエラい事になります。
そこで、ダッシュボードの湾曲に合わせて厚めの両面テープを貼ってみましたが、両面テープ自体が柔らかくて、余計にデコボコになってしまい、まったく役に立ちませんでした。
そこでオートバックスに行ってみると、同じ様な悩みを抱えている人が多いと見えて、汎用の吸盤ベースが売ってました。2ミリほどのABS板の円盤の下にダッシュボードに貼付ける両面テープのベースがあって、そのベースが花状になっているので、色んな曲面に合わせてガッチリ貼付ける事が出来ます。
付けてみるとバッチリ。まったく外れる感じがしません。吸盤ベースを付けておけば、カーナビのない車に付け替えて使う事も可能です。
転落防止のフックは、本当はフロントガラス側のエアコンの送風口の格子に引っ掛けるのですが、このダッシュボードですと、もし外れた時はフロントガラスの方に転がって行くと思いますので、手前の送風口に付けました。これで手の届かない所に転げる心配はないでしょう。
このカーナビはシガーソケットで稼働させますが、今まで使ってたソケットは3口でしたので、4口の物に変えました。右から、ETC、ケータイの充電器、iPod用のFMトランスミッター、そしてカーナビのシガープラグが差してあります。
もっとも、それほど予算に余裕がある訳ではないので、一番安いクラス、パナソニックのSSDポータブルカーナビゲーションGorilla/CN-SL305Lを買いました。画面サイズは5インチ、ポータブルナビとしても使えます。ナビとして以外にも、ワンセグ、mp3/mp4/静止画再生、などなどの機能がありますが、DVD再生とかは出来ません。
まぁ、一番必要な機能はナビゲーションですが、ナビの画面が一番見やすかったというのも決め手となりました。もっとも、最小縮尺が25mですので、「現地近くまで行ってるんだけど、どこやー」みたいな事が起こるかもしれません(高いやつは5mまで縮尺がある)
基本的には問題なく気に入っているのですが、一番の問題が車内への取り付け。車で使う場合、吸盤スタンドをダッシュボードの上などにくっつける訳ですが、ダッシュボードというのは大抵表面がシボシボになっているので、そのままでは付きません。その為、取り付けシートをダッシュボードに貼り付けるのですが、100系ハイエースはダッシュボードがどこも曲面になっていて、貼り付けシートを付けても湾曲します。
その状態で吸盤を付けても、時間が経つと外れてしまいます。これが運転中に起こったらエラい事になります。
そこで、ダッシュボードの湾曲に合わせて厚めの両面テープを貼ってみましたが、両面テープ自体が柔らかくて、余計にデコボコになってしまい、まったく役に立ちませんでした。
そこでオートバックスに行ってみると、同じ様な悩みを抱えている人が多いと見えて、汎用の吸盤ベースが売ってました。2ミリほどのABS板の円盤の下にダッシュボードに貼付ける両面テープのベースがあって、そのベースが花状になっているので、色んな曲面に合わせてガッチリ貼付ける事が出来ます。
付けてみるとバッチリ。まったく外れる感じがしません。吸盤ベースを付けておけば、カーナビのない車に付け替えて使う事も可能です。
転落防止のフックは、本当はフロントガラス側のエアコンの送風口の格子に引っ掛けるのですが、このダッシュボードですと、もし外れた時はフロントガラスの方に転がって行くと思いますので、手前の送風口に付けました。これで手の届かない所に転げる心配はないでしょう。
このカーナビはシガーソケットで稼働させますが、今まで使ってたソケットは3口でしたので、4口の物に変えました。右から、ETC、ケータイの充電器、iPod用のFMトランスミッター、そしてカーナビのシガープラグが差してあります。
《関連項目》
カーナビ(と液晶テレビ)購入
■地図アップデート(2018年6月10日追記)
このカーナビを使い始めて早7年。特段不満もなく使って来たのですが、さすがに7年も経つと、圏央道は全線開通するし、引っ越した先の四街道もそれなりに開発が進んでて道が違ってたり、結婚してからはトランポで両方の実家に帰省する様になり、あるはずの道が表示されなくて困る事が増えました。新しいカーナビを買う事も考えたのですが、このカーナビが機械的に壊れている訳でもなく、地図のアップデート出来れば良いのにな、と思ってたら、ありました。ただし、この型のアップデートは2017年版が最後とかで、しかもそろそろ2018年版が出回り始まる頃だったので、慌てて購入しました。
税込みで1.7万円ほど。これが最終という事なので、この先、このカーナビをアップデートする人もいないと思いますが、一応参考までに。ちなみに、このSDカードは、一度アップデートで使ったら、アップデーターとしては使えなくなる仕様です。初期化したらただのSDカードとして使えるらしいですが、今時、4GBじゃ物足りないですよね。
この画面が出たら、何かメッセージが出て、ナビ画面が出るはずだったのですが、待てど暮らせど出ないので、パナソニックのカスタマーサービスに電話。フリーダイヤルとしては珍しくも速攻繋がって、事情を話ししたら、裏面の主電源を落とせとの事。落として10秒して再起動させたら、ちゃんとナビ画面が出ました。地図はアップデートされましたが、地点登録はそのまま生きていたので、これからも大事に使い続けます。
引っ越した先は日当りが良くて、お陰で夏場は運転席が猛烈な気温になります。カーナビのマウントを吸着させてるラバーがとろけて外れかけてましたので、ジャガンナート号購入以来、初めてサンシェードを取り付ける事にしました。
どう取り付けるかで迷ったのですが、サンバイザーを下ろしてサンシェードを押さえる事で解決。自分にしては珍しくスマートなやり方で、ちょっと感動しました。
カーナビ(と液晶テレビ)購入
■地図アップデート(2018年6月10日追記)
このカーナビを使い始めて早7年。特段不満もなく使って来たのですが、さすがに7年も経つと、圏央道は全線開通するし、引っ越した先の四街道もそれなりに開発が進んでて道が違ってたり、結婚してからはトランポで両方の実家に帰省する様になり、あるはずの道が表示されなくて困る事が増えました。新しいカーナビを買う事も考えたのですが、このカーナビが機械的に壊れている訳でもなく、地図のアップデート出来れば良いのにな、と思ってたら、ありました。ただし、この型のアップデートは2017年版が最後とかで、しかもそろそろ2018年版が出回り始まる頃だったので、慌てて購入しました。
税込みで1.7万円ほど。これが最終という事なので、この先、このカーナビをアップデートする人もいないと思いますが、一応参考までに。ちなみに、このSDカードは、一度アップデートで使ったら、アップデーターとしては使えなくなる仕様です。初期化したらただのSDカードとして使えるらしいですが、今時、4GBじゃ物足りないですよね。
この画面が出たら、何かメッセージが出て、ナビ画面が出るはずだったのですが、待てど暮らせど出ないので、パナソニックのカスタマーサービスに電話。フリーダイヤルとしては珍しくも速攻繋がって、事情を話ししたら、裏面の主電源を落とせとの事。落として10秒して再起動させたら、ちゃんとナビ画面が出ました。地図はアップデートされましたが、地点登録はそのまま生きていたので、これからも大事に使い続けます。
引っ越した先は日当りが良くて、お陰で夏場は運転席が猛烈な気温になります。カーナビのマウントを吸着させてるラバーがとろけて外れかけてましたので、ジャガンナート号購入以来、初めてサンシェードを取り付ける事にしました。
どう取り付けるかで迷ったのですが、サンバイザーを下ろしてサンシェードを押さえる事で解決。自分にしては珍しくスマートなやり方で、ちょっと感動しました。
2009年07月31日
このところの最大のテーマは、コーナーリングを極める、という事に集約されてます。すでに前4回、同じ事を習い、毎回、前回気が付いたと思った事が、実は間違いだったと気づく事の連続です。今回こそは上手い事行って欲しいもんです。
この十日間、ずっと考えていた事は、「右のコーナーリングで左足の膝の上が痛くなるのはおかしい」という事でした。そこで、立って右足に重心を置いて、腰のアウト側を上げつつ右に回してみると、左足の膝は自然に前に出る格好になり、左足は浮いた状態になります。当然、左膝の上は力が掛かりません。
今まではアウト側を上げなければならない、というのを、左足の爪先で踏ん張って、カカトを上げる事でやろうとしたので、膝の上に負担が掛かっていたのです。しかも、左足を踏ん張っているのだから、車体は起きようとして、余計に曲がれなくなっている。これだ!と思いました。
■自主トレの成果
今回からハイエース・ジャガンナート号で参加。天気は前日大雨が降った余波で、宇都宮近辺はどんより曇り空だったのですが、車だけにお構いなしです。もっとも、雨降ってもスクールはやるんですが、自走なら濡れて当然でも、トランポ輸送だとバイク濡らしたくないなー、などと思うので勝手なもんです。
月末は先生が来るのが少し遅れるので、先にバイクを降ろして準備済ませて、南コースへ自主トレへ。思った通り、アチコチ水たまりだらけで、練習するには「もってこい」のコンディション。さっそく、十日間イメージトレーニングしてきた乗り方を試してみました。が、上手く行きません。前に比べたら、確かに左膝の上の痛みは軽いですが、それでも踏ん張ってます。視線を向けるのも無理矢理っぽいし、辛うじて曲がれている感じ。
一旦休んでもう一度チャレンジしましたが、状況に変化無し。それどころか、段々膝上が痛くなってきたので、スクール始まる前にバテたんではダメだと思い、自主トレを中止しました。
■いきなり間違い、しかし……
到着した先生に、自主トレの話しをすると、「肩胛骨を動かしてないからじゃん」と一刀両断されました。肩胛骨を動かすとはどういう事か? これは文章にするのは少々難しい訳ですが、教わった要領をそのまま書くと、
だから、コーナーリングの姿勢というは、腰を動かして上体を曲がりたい方向に倒し込むやり方をしていた訳です。しかし、この方法だと、タイトなコーナーでは曲がり切れないので、ハンドルを操作して曲がろうとします。この時、ハンドルは腕を使ってハンドルを切れ込む訳ですが、そうすると、ハンドルの切れ角に対して上体は正対せず、プッシュアンダーを出してしまう事になります。上体が曲がる方向を向いてない訳ですから、視線もフロントの下を見る事は不可能です。その様な要領だったため、今までは無理矢理曲がろうとして、余計な筋力を使ったり、あらぬ方向に膨らんだり、イン側に転けたりしていた訳です。
今度はバイクをスタンドに上げて、乗車姿勢を取ってみました。腰はあえて動かさない様にして、ハンドルをもって肩を動かしてみます。最初はつい腕でハンドルを押してしまうのですが、その度に先生に注意されているウチに、腕は脇を締めたままで、肩でハンドルの向きを向けれる様になりました。この時の自分の感覚は、背中の肋骨の下辺りから、グイッと曲がる方向に上体を捻る感じです。腰はあまり動かしてません。
けど、ハンドルを切り込むと結果として腰も曲がる方向に若干ついてくる感じです。ただし、上体と腰が分断されている訳でなく、背筋はガッチリ固めてます。というか、この要領が判ってくると、余計背筋がガッチリ固まる感じが判ります。
■コーナーリング開眼
習った事を頭に叩き込んで、南コースへ。ハンドルを腕で押さない様に、腰を外に出す意識を持たないように、注意して練習開始。するとどうでしょう。今まで曲がりにくくて仕方なかった手前の180度ターンが、大分やりやすくなっています。自分も上級者の人たちの様に、アウト側の肩が上がって脇が伸びて、ヘルメットのツバが下向くほど目線をフロントの下に向けてる感じがします。
奥のダラダラコーナーには、前回の時のワダチが残っていて、水も溜まっていたのですが、そこにも自然に入っていける様になりました。もちろん前輪がボコボコしてる筈なんですが、あまり意識せずに勝手にバランス取ってるみたいです。
何度も繰り返し走りましたが、懸案の左膝上の痛みは、コーナーを回る時は少しありますが(両方の足に均等に加重が掛かっているのだけど、内側の足を突き出してシートに着座するまでの間、左足1本で堪えてるから?)、前ほどいつまでも痛い、という事はありません。
それどころか、慣れてくるに従って、背中の両サイドや脇がほぐれてきて、自在に動く様な感じになってきました。
■滑る路面でも
いつも通り、ランチ樹林のお弁当を食べて、先生と雑談しながら昼休みとったあと、初級・中級コースへ。初級コースは予想してた通り、所々に水たまりが出来て、見るからに滑りそう。でも、滑る路面の走り方は、これまでにも何度もやって来たので、ためらわずコースイン。徐々にピッチを上げて、コブを飛ぶようにしました。
初級コースの二つ目のコブは、コーナーリングの姿勢で飛ぶように言われてきたのですが、これまで怖くてその態勢を取る事が出来ませんでした。もっとも、怖いから取れなかったというより、どう取っていいか判らなかった、というのが実態でした。そこで、午前中に習った要領で上体をねじって飛んでみると、ほんの僅かですが、車体が振れてリアが曲がりたい方向に向いた感じがしました。これまでの認識では、フロントの方が曲がる方向に向くイメージだったんですが、リアの方が勝手に向いてくれる感じです。
しかし、今日は本当に地面が緩いらしくて、ジャンプを繰り返しているウチに、コブの頂上が掘れてきて、ラインから外れると車体が振れた状態で着地してしまい、何度も怖い思いをしました。
中級コースに移っても状況は同じで、とくにコブに向かう助走の部分の路面が荒れていて、加速しようとするとリアが滑って真っ直ぐコブに入っていけず、危険なジャンプになりました。その旨を先生に言うと、「そういう時は無理に飛ばず、ナメて走る」とアドバイス貰いました。路面の状態に合わせて、安全な走りをするのも大事な事です。
そこで徹底してコーナーリングの態勢の練習に打ち込みました。

緩やかなカーブでは、体重心軸でバランスをとって

きっちりコーナーリングの態勢が取れれば
視線は自然にフロントタイヤの前に向く

肩が入る様になったので
徐々にコーナーリングの態勢でジャンプ出来る様になってきた
■シッティングジャンプの要領
小一時間ほど走って、いい加減疲れてきたので休憩。先生曰く、この休憩が大事で、休んでいる間に身体がやった事を覚え、頭が整理されて、次練習する時には、前よりももっと上手に出来る様になる、との事。事実その通りです。
2回目に練習に行った時は、路面が大分乾いてきて、さっきほどズルズルではありません。中途半端に走ると余計滑るので、思いっきり開けて、早めにアクセルオフ。十分減速して、上体をねじって肩を入れてコーナーリング。二回線でエンジンの回転を維持しつつ、車体が起ち上がったらアクセルを開けて加速、ジャンプ。ところが二つ目のコブはともかく、一つ目のコブの飛びが今ひとつです。
そこで先生に呼び止められて、アドバイス。曰く「ステップに足を上げるのが早過ぎる」との事。加速が不十分な時に、早くステップに足を上げてスタンディングしてしまうと、車体が浮き上がって、コブの直前に減速姿勢を取って加重をかけても、加速も加重も足りなくて飛べなくなる、との事。そんな時はギリギリまで足をステップに乗せず、斜面の手前で乗せて減速姿勢のまま斜面に進入する、との事。
実際にそれをやってみると、通常のジャンプの要領とはちょっと勝手が違うので、少々戸惑い気味になるものの、格段に飛べる様になりました。もっとも、この要領は前に習っていたはずなのですが、忘れてしまっているのですね。
■今日のまとめ
やはり今日の肝は、コーナーリングの態勢で、上体をねじって肩を入れる要領でしょう。コーナーリングが断然楽になりました。ただ、今回出来たからと言って、次回も出来なければ意味がないので、しっかり肩胛骨を動かして、バランス軸でバランスを取る要領を練習したいと思います。
これまでやってきた様な、腰を使った曲がり方は、タイトなコーナーではなく、緩やかなコーナーでやる、というのも今回習いました。タイトなコーナーはバランス軸バランスで、緩やかなコーナーは体重心軸バランスで、おのおの行う。むろん、体重心軸でコーナーリングをやってる時も、路面の状況に合わせてバランス軸でバランスを取る訳です。
バイクの方は、前々回フロントフォークをOHしたので、底突きはあまりしなくなったのですが、右コーナーリングの姿勢でジャンプする練習をしたせいか、右のフォークから軽くオイル漏れがありました。もうグレート・ストライカー号でスクールを受けるのは限界なのかもしれません。
この十日間、ずっと考えていた事は、「右のコーナーリングで左足の膝の上が痛くなるのはおかしい」という事でした。そこで、立って右足に重心を置いて、腰のアウト側を上げつつ右に回してみると、左足の膝は自然に前に出る格好になり、左足は浮いた状態になります。当然、左膝の上は力が掛かりません。
今まではアウト側を上げなければならない、というのを、左足の爪先で踏ん張って、カカトを上げる事でやろうとしたので、膝の上に負担が掛かっていたのです。しかも、左足を踏ん張っているのだから、車体は起きようとして、余計に曲がれなくなっている。これだ!と思いました。
トランポ初運用
まぁ、色々お金は掛かりますが、快適そのものです
■自主トレの成果
今回からハイエース・ジャガンナート号で参加。天気は前日大雨が降った余波で、宇都宮近辺はどんより曇り空だったのですが、車だけにお構いなしです。もっとも、雨降ってもスクールはやるんですが、自走なら濡れて当然でも、トランポ輸送だとバイク濡らしたくないなー、などと思うので勝手なもんです。
月末は先生が来るのが少し遅れるので、先にバイクを降ろして準備済ませて、南コースへ自主トレへ。思った通り、アチコチ水たまりだらけで、練習するには「もってこい」のコンディション。さっそく、十日間イメージトレーニングしてきた乗り方を試してみました。が、上手く行きません。前に比べたら、確かに左膝の上の痛みは軽いですが、それでも踏ん張ってます。視線を向けるのも無理矢理っぽいし、辛うじて曲がれている感じ。
一旦休んでもう一度チャレンジしましたが、状況に変化無し。それどころか、段々膝上が痛くなってきたので、スクール始まる前にバテたんではダメだと思い、自主トレを中止しました。
大雨の明くる日だけあって
ちょっと走っただけで、足がご覧のありさま
今日は転けたくありません
■いきなり間違い、しかし……
到着した先生に、自主トレの話しをすると、「肩胛骨を動かしてないからじゃん」と一刀両断されました。肩胛骨を動かすとはどういう事か? これは文章にするのは少々難しい訳ですが、教わった要領をそのまま書くと、
- 下半身は椅子に座ったまま、腰は動かさない
- まず、脇を締めてボクサーのガードのポーズを取る
- 胸骨を軸に、曲がりたい方向に身体を捻る。アウト側の肩を高くする。
だから、コーナーリングの姿勢というは、腰を動かして上体を曲がりたい方向に倒し込むやり方をしていた訳です。しかし、この方法だと、タイトなコーナーでは曲がり切れないので、ハンドルを操作して曲がろうとします。この時、ハンドルは腕を使ってハンドルを切れ込む訳ですが、そうすると、ハンドルの切れ角に対して上体は正対せず、プッシュアンダーを出してしまう事になります。上体が曲がる方向を向いてない訳ですから、視線もフロントの下を見る事は不可能です。その様な要領だったため、今までは無理矢理曲がろうとして、余計な筋力を使ったり、あらぬ方向に膨らんだり、イン側に転けたりしていた訳です。
今度はバイクをスタンドに上げて、乗車姿勢を取ってみました。腰はあえて動かさない様にして、ハンドルをもって肩を動かしてみます。最初はつい腕でハンドルを押してしまうのですが、その度に先生に注意されているウチに、腕は脇を締めたままで、肩でハンドルの向きを向けれる様になりました。この時の自分の感覚は、背中の肋骨の下辺りから、グイッと曲がる方向に上体を捻る感じです。腰はあまり動かしてません。
けど、ハンドルを切り込むと結果として腰も曲がる方向に若干ついてくる感じです。ただし、上体と腰が分断されている訳でなく、背筋はガッチリ固めてます。というか、この要領が判ってくると、余計背筋がガッチリ固まる感じが判ります。
上体をねじる時、肘が上がらない様に脇を締める
そうしないと肩が固定出来ない
こうやって写真で見ると
上体の傾きと車体の傾きが一致してるのが判る
■コーナーリング開眼
習った事を頭に叩き込んで、南コースへ。ハンドルを腕で押さない様に、腰を外に出す意識を持たないように、注意して練習開始。するとどうでしょう。今まで曲がりにくくて仕方なかった手前の180度ターンが、大分やりやすくなっています。自分も上級者の人たちの様に、アウト側の肩が上がって脇が伸びて、ヘルメットのツバが下向くほど目線をフロントの下に向けてる感じがします。
奥のダラダラコーナーには、前回の時のワダチが残っていて、水も溜まっていたのですが、そこにも自然に入っていける様になりました。もちろん前輪がボコボコしてる筈なんですが、あまり意識せずに勝手にバランス取ってるみたいです。
何度も繰り返し走りましたが、懸案の左膝上の痛みは、コーナーを回る時は少しありますが(両方の足に均等に加重が掛かっているのだけど、内側の足を突き出してシートに着座するまでの間、左足1本で堪えてるから?)、前ほどいつまでも痛い、という事はありません。
それどころか、慣れてくるに従って、背中の両サイドや脇がほぐれてきて、自在に動く様な感じになってきました。
本日のお弁当
ランチ樹林は和洋中、上手に組み合わせてて飽きが来ません
■滑る路面でも
いつも通り、ランチ樹林のお弁当を食べて、先生と雑談しながら昼休みとったあと、初級・中級コースへ。初級コースは予想してた通り、所々に水たまりが出来て、見るからに滑りそう。でも、滑る路面の走り方は、これまでにも何度もやって来たので、ためらわずコースイン。徐々にピッチを上げて、コブを飛ぶようにしました。
初級コースの二つ目のコブは、コーナーリングの姿勢で飛ぶように言われてきたのですが、これまで怖くてその態勢を取る事が出来ませんでした。もっとも、怖いから取れなかったというより、どう取っていいか判らなかった、というのが実態でした。そこで、午前中に習った要領で上体をねじって飛んでみると、ほんの僅かですが、車体が振れてリアが曲がりたい方向に向いた感じがしました。これまでの認識では、フロントの方が曲がる方向に向くイメージだったんですが、リアの方が勝手に向いてくれる感じです。
しかし、今日は本当に地面が緩いらしくて、ジャンプを繰り返しているウチに、コブの頂上が掘れてきて、ラインから外れると車体が振れた状態で着地してしまい、何度も怖い思いをしました。
中級コースに移っても状況は同じで、とくにコブに向かう助走の部分の路面が荒れていて、加速しようとするとリアが滑って真っ直ぐコブに入っていけず、危険なジャンプになりました。その旨を先生に言うと、「そういう時は無理に飛ばず、ナメて走る」とアドバイス貰いました。路面の状態に合わせて、安全な走りをするのも大事な事です。
そこで徹底してコーナーリングの態勢の練習に打ち込みました。

緩やかなカーブでは、体重心軸でバランスをとって

きっちりコーナーリングの態勢が取れれば
視線は自然にフロントタイヤの前に向く

肩が入る様になったので
徐々にコーナーリングの態勢でジャンプ出来る様になってきた
■シッティングジャンプの要領
小一時間ほど走って、いい加減疲れてきたので休憩。先生曰く、この休憩が大事で、休んでいる間に身体がやった事を覚え、頭が整理されて、次練習する時には、前よりももっと上手に出来る様になる、との事。事実その通りです。
2回目に練習に行った時は、路面が大分乾いてきて、さっきほどズルズルではありません。中途半端に走ると余計滑るので、思いっきり開けて、早めにアクセルオフ。十分減速して、上体をねじって肩を入れてコーナーリング。二回線でエンジンの回転を維持しつつ、車体が起ち上がったらアクセルを開けて加速、ジャンプ。ところが二つ目のコブはともかく、一つ目のコブの飛びが今ひとつです。
そこで先生に呼び止められて、アドバイス。曰く「ステップに足を上げるのが早過ぎる」との事。加速が不十分な時に、早くステップに足を上げてスタンディングしてしまうと、車体が浮き上がって、コブの直前に減速姿勢を取って加重をかけても、加速も加重も足りなくて飛べなくなる、との事。そんな時はギリギリまで足をステップに乗せず、斜面の手前で乗せて減速姿勢のまま斜面に進入する、との事。
実際にそれをやってみると、通常のジャンプの要領とはちょっと勝手が違うので、少々戸惑い気味になるものの、格段に飛べる様になりました。もっとも、この要領は前に習っていたはずなのですが、忘れてしまっているのですね。
ズルズルに滑る路面でも、アクセル開けてリアを空転
小刻みに肩を動かしてバランスを取って突破
シッティングジャンプをすれば
ジャンプの飛びが全然変わってきました
■今日のまとめ
やはり今日の肝は、コーナーリングの態勢で、上体をねじって肩を入れる要領でしょう。コーナーリングが断然楽になりました。ただ、今回出来たからと言って、次回も出来なければ意味がないので、しっかり肩胛骨を動かして、バランス軸でバランスを取る要領を練習したいと思います。
これまでやってきた様な、腰を使った曲がり方は、タイトなコーナーではなく、緩やかなコーナーでやる、というのも今回習いました。タイトなコーナーはバランス軸バランスで、緩やかなコーナーは体重心軸バランスで、おのおの行う。むろん、体重心軸でコーナーリングをやってる時も、路面の状況に合わせてバランス軸でバランスを取る訳です。
バイクの方は、前々回フロントフォークをOHしたので、底突きはあまりしなくなったのですが、右コーナーリングの姿勢でジャンプする練習をしたせいか、右のフォークから軽くオイル漏れがありました。もうグレート・ストライカー号でスクールを受けるのは限界なのかもしれません。
あまりに気分が良かったので、温泉入って帰りました
これもトランポで移動するからこそ出来る芸当
自走だと、一刻も早く帰りたいだけですからw