たにし大記録

TEAMつぼ焼き、日本飯盒協会、たにし野営部、その他、たにしさんの活動記録集

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飯盒考察

 日本飯盒協会は、軍隊の飯盒とそれに類する調理器具を愛でる協会ですが、飯盒、つまり旧日本軍で開発された飯盒は、もっぱらコメを炊く道具としての役割が主であるとの考えから、この項では、ご飯の炊き方、美味しいご飯とはなんであるかについて述べたいと思います。
『美味しいご飯とは何か』の画像

 「飯盒でご飯を炊く」というと、結構難しい印象がある様です。 電気炊飯器みたいに、スイッチ一つで炊飯から保温までやってくれる訳ではないので、その意味では難しいのは確かです。しかし、実際にやってみて慣れてくると、その難しさというのは、火加減とか火力といった部
『<飯盒の考察>飯盒でご飯を炊く方法』の画像

 自衛隊の飯ごう2型は結構人気があるようです。ようです、というのは、当協会の中の人自身はあまり高い評価を与えてないので、あまり気に留めてなかったからです。逆に、ニュートップの3合飯盒には高い評価を与えているのですが、今回は大きさの似たこの二つの飯盒の比較を
『飯ごう2型と3合飯盒の比較』の画像

 今、日本飯盒協会本部がある四街道市と佐倉市の境目の街は、周りが畑だらけのせいか、この時期になるととても寒くなります。以前本部があった新小岩に比べると、体感温度で1〜2度は低いのではないでしょうか。ポータブルストーブを使った飯盒炊爨にせよ、焚き火による飯盒
『冬場の吹き曝しの中での飯盒炊爨について』の画像

   よく知られている様に、日本の兵式飯盒は最大で4合の米が炊ける様に設計されています。これは旧日本陸軍が二人一組で炊爨するのを前提に兵式飯盒を設計している関係で、飯盒1個で二人分の米飯(つまり一人2合)を炊ける様にするためです。ちなみに、もう1個の飯盒は
『飯盒による4合炊き』の画像

   缶入りの固形アルコール燃料は、旧日本陸軍で開発され、その後、自衛隊でも採用され、かつ現在においてもキャンプ用や防災用として、ホームセンターに売られています。一般に火力が弱いとされるアルコールの固形燃料(携帯燃料)が、未だに命脈を持ち続けているのは、ま
『<各種熱源>缶入り携帯燃料による飯盒炊飯』の画像

   イワタニプリムスのIP-2243は、発売されてかれこれ30年にはなるロングセラーなガスストーブで、モデルチェンジはしていますが、現行でも発売されています。現行モデルは、この記事に載ってるものと、電気着火装置の形が異なります。つまり、この記事のは、旧モデルです
『<各種熱源>プリムスIP-2243による飯盒炊飯』の画像

 使う機会は滅多になくても、大抵の人が知っている飯盒。特に兵式飯盒と呼ばれる、例の空豆型の飯盒ですが、どこに売っているか知らない人は意外に多い様です。昔は、登山店やアウトドアショップに大抵は売っていたのですが、最近はこうした店にこそ売ってない事が多い。お
『どこで(どこの)飯盒を買えば良いか』の画像

 日本飯盒協会が発足した当初は、出来たご飯を食べる口が一つしなかった事もあって、もっぱら2合炊きが中心でした。その事、確立した飯盒での炊飯や炊爨の方法は、2合の場合の火加減であり、実のところ4合炊きはほとんど経験がありませんでした。加えて、焚き火による炊
『焚き火による4合炊きの難しさ』の画像

   自宅で焚き火する際に、燃料となる薪はそうそうそこらに転がっている訳ではなく、ホームセンターで買ってくるか、山で拾ってくるか、廃材を貰ってくるか、そうした調達法しか在りません。山に落ちている柴は天然物の木なので乾燥さえしておれば、まず問題なく使えます。
『合板による炊爨』の画像

 毎晩、飯盒でメシを炊いているうちに、「美味い飯とそうでない飯の違いは何なのか」という事に興味が向いた。安い電気炊飯器で炊いた飯と、焚き火で飯盒で炊いた飯の、その味は格段に違うのであるが、何がどう違うのか、その部分を学問的に知りたくなったのだ。といって
『『炊飯の科学』読了 − ある時代精神』の画像

   前回の記事の最後に、「もっとも難易度が高いのは、焚き火などでの炊爨だ」と書いているのですが、実際そうだと思います。炊き方もさる事ながら、焚き火を使える場所もキャンプ場でしか出来ない人もいるでしょうし、経験がものをいう作業でありながら、経験を積む機会が
『焚き火による飯盒炊爨』の画像

   飯盒云々の以前に、自分が普段台所で使っている調理器具というのは、次の様なものです。炊飯器=ご飯炊く道具、フライパン=オカズ作る道具、片手鍋=レトルト茹でたりラーメン煮たりする道具、この3点です。アウトドアで使うクッカーの類いも、おおよそこれに準拠した
『飯盒とフライパン』の画像

   兵式飯盒は、2合、3合、4合の炊飯が可能なのですが、食べ盛りの18歳の頃でさえ、1食で2合は食べ切れず、残して冷や飯を作る、という感じでした。その後、1合炊きに挑戦するのですが、何度やっても芯飯になってしまい、結果として、「兵式飯盒で1合炊きは不可能。
『飯盒で1合炊き』の画像

   別項で飯盒での炊飯の仕方については述べてますが、ざっくり書くとこんな感じです。「米を洗う、水に浸ける、沸騰するまで強火に掛ける、沸騰したら弱火にする、重湯が消えたら火から下ろす、蒸らす」こんな感じです。フックラし上げる為には、強火で沸騰させるセクショ
『熱源の違いによる飯盒メシの出来栄えの差』の画像

   これまでにも何度かご飯の炊き方について書いたのですが、今回は真面目に兵式飯盒使ってご飯炊く方法について語ります。飯盒といえば、ご飯を炊く道具として認識されている訳ですが(この際、もともとは食器という由来は置いておきましょう)、だとしたら、上手にご飯を
『飯盒でご飯を炊く方法』の画像

   一昔前は、キャンプといえば飯盒でしたし、また飯盒くらいしかご飯炊けるアウトドア用の鍋もなかったのですが、今では専用のライスクッカーなどもありますし、飯盒はあまり使われなくなっている様です。しかし、その割には廃れてる事なく飯盒が売られているのは、根強
『日用品としての飯盒』の画像

   前回の飯炊き講座の最後に、「野外では通り一辺倒ではない」と締めくくったのですが、まさにその通りで、常温無風の室内では上手く行っても、風が吹いてたり気温が低かったり、場合によっては気圧までもが違ってたりすると、なかなか上手く行かないものです。基本的なメ
『厳冬期における缶入り携帯燃料での炊飯』の画像

 実は飯盒が好きで、どうにかソロキャンプに使えないものか、あれこれ検討した事があるのですが、結論としては、一人用としては嵩張りすぎてダメだ、という結論になりました。飯盒はもともとは軍隊用で、つまり1本目の飯盒で飯を炊き、2本目の飯盒で汁物を作る、という組
『飯盒の考察』の画像

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