飯盒活動

2019年05月04日

 前回の勝沼戦では、諸々時間がなくて野外炊事はしなかったのですが、それではやっぱりちょっとつまらんと言う事で、今回のGAIA戦では飯盒メシを炊く事にしました。しかも、今回はただ炊くだけでなく、保温バッグも用意して、時間が経っても暖かいメシを食える様にしました。



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新たに調達したTOMOUNTの保冷保温バッグ
飯盒が2つ、良い感じに入ります




■オカズは筑前煮

 当初、オカズはコンビーフ使ったカレーにしようと思ってたんですが、久々に作ってみたら(大昔作った事がある)結構塩辛くて、「こりゃ人に出せるもんじゃないなー」と思い直し、急遽、筑前煮に変更しました。その筑前煮も、事前に自宅で作った時は、鶏肉300gで作ったのですが、これじゃちょっと物足りないので、500gに増量する事にしました。根菜類は、メガドンキで売ってるパックのを3つ買ってきて使う事にしました。つまり、野外炊事と言えども、超絶簡単料理です。
 まず、筑前煮の具を飯盒に入れて、掛子で押さえて水捨てて、さらに水入れて濯いで捨て、鶏肉もぶち込んで、水を上の水量線まで入れて強火にかけて沸騰させます。ここで問題だったのは、今回はプリムスのIP-2243を使ったのですが、5月だし普通のガス缶で良いかと思ったら、ガスが半分しか残ってなかったせいもあったのでしょうが、気温が低いのと若干標高が高かったせいか、結構火力が低くて沸騰するまでに時間が掛かりました。まぁメシを炊く訳でないので、ゆっくり時間かけて煮ました。
 沸騰して灰汁を取ったら、おたま1杯分の砂糖と、おたま1.5杯の醤油、おたま1杯の味醂(醤油と味醂はペットボトルに混ぜて持参)を入れて、一煮立ちさせて、味を染み込ませる為に冷ましました。

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具材から用意するのでなければ、筑前煮は簡単です

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5月の長野はまだまだ涼しくて
レビュラーガスだと、火力が弱かったです

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調味料は小さいペットボトル入れて持参

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良い感じに仕上がりました


■飯盒炊飯

 ご飯は焚き火で炊いた方が美味いのですが、ファイヤーボックスだの薪だの持ってくるのが面倒だし、そもそも明日レース走らねばならないので、手間を省く為にプリムスIP-2243で炊飯です。もっとも、レギュラーガスだと火力が低かったので、Tガスを使いました。そもそもレギュラーのGガスはランタンのIP-2245用なのです。
 米は去年買った千葉県産のコシヒカリの玄米を、自宅で無洗米に精米したもの。無洗米なので研がなくても良いのが楽です。それに水を浸けて30分経ったら炊き始めるはずが、うたた寝してしまって、レースの受け付けが始まる1600時に目が覚めて、受け付け済ませてから炊き始めましたので、小一時間ほど水に浸けてました。まぁ、涼しいからそのくらい浸けてて丁度でしょう。
 Tガスは流石に火力が強いのですが、それでも吹きさらしの屋外という事もあって、沸騰までに4分40秒掛かりました。でもまぁ標準的なタイムでしょうか。沸騰してから2分強火にかけ、3.5分弱火で炊いて出来上がり。
 先ほど作った筑前煮を温め直し、メシの飯盒と一緒に保温バッグで保温しました。

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無洗米なので研がずとも使えます

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寒冷地用ガスの威力を遺憾なく発揮
4合炊きなので吹き零れますが、整備用のキッチンペーパーで対策

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冷えた筑前煮を温め直し

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メシと一緒に保温バッグで保温します


■保温バッグの効果

 TOYZ Racingの主力はなかなか到着せず、結局、腹減ったんで先にBBQ始めたのですが、保温バッグの中身は、保温開始から3時間経った2000時頃でも十分暖かく、保温効果が高い事が確かめられました。これからの季節、暖かくなる訳ですが、それでも温かいご飯とオカズは食べたいですし、この保温バッグは重宝しそうです。
 ただ問題は、人数が飯時にしっかり揃っていれば良いのですが、今回は結局主力が飯時に揃わず、大量に残ったメシとオカズは、翌日、レースが終わった後に食って貰ったのですが、流石にその頃には完全に冷めてしまってて、保温バッグの効果を活かせませんでした。まぁ、レースの前夜というのは状況が流動的で、思った様に動かない事もあるので仕方ありません。

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夜は結構冷えたのですが、温かいメシは有難かったです

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嫁さん的には、飯盒メシよりBBQの方が楽しいらしい








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tanisi_corp at 02:00コメント(0)

2019年01月27日

 いつでもどこでも美味しいご飯を提供するのが使命の日本飯盒協会にとって、厳しい条件下でのチャレンジがやってきました。オフロードパーク白井で開催されるCROSS MISSIONアドベンチャーにて、朝食で飯盒メシを出す事になりました。
 CROSS MISSIONアドベンチャーというレースそのものが、自分にとっては結構なハードミッションで、勝手も分からず、飯盒メシなんか悠長に炊けるかどうか分からんところもあったのですが、やっぱり期待には応えたいので頑張りました。

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こんなに寒い時は、前の晩から浸水しておいて丁度です



■準備
 この時期の茨城県の山の中というと、どれだけ寒いか想像するに難くなかったのですが、こういうレースがある時に限って大寒波がやってくるもので、前日の夕方には風はきついは雪は降るわで、こりゃ、えらい事になったなー、という感じでした。温泉行って晩飯食って帰ってきた頃には風は大分収まってましたが、外はチンチンに冷えています。こんだけ寒いと、米の浸水時間は一晩置いといても良いくらいで、それよりも夜中に凍結しないかの方が心配でした。
 とりあえず、米を研ぐのですが、自宅の精米機で精米した米なので、しっかり研ぐ必要があります。ただ、手を突っ込んで洗うのは手が冷たいので、飯盒に米と水を入れて掛子をかけて、飯盒を上下にシャッフルする方法で対応しました。これなら冷たいのは若干はマシです。2回ほど研いで、2回ほど水を替えて、4合分の水を入れました。
 この後、飯盒を日本軍の雑嚢に入れ、飯盒でタオルを巻きました。凍結防止になるか分かりませんが、日本軍や自衛隊の飯盒覆の代わりになれば、という発想です。

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こんな事があるのなら、飯盒覆を買っておくべきでした


■ガソリンストーブでも無理
 さて、車中泊ながら十分な防寒体制(シュラフカバーハクキンカイロ2個投入)でぐっすり寝れたのですが、iPhoneのアラームに気がつかなくて、0630時に起きるはずが0730時に起床。確かライダーズミーティングは0800時からで出走は0900時のはずなので、慌てて起き出し、飯盒炊飯に取り掛かりました。タオルでくるんでおいたのが良かったのか、飯盒の中身は凍結してませんでした。
 本来はトランポの中でポータブルストーブを使うのは良くないのですが、あまりにクソ寒いので、暖房かねがねトランポの中で飯盒炊飯する事に。今回は寒冷下でも確実な火力を提供してくれるガソリンストーブを使う事に。2レバー化したコールマン・フェザーストーブを持参しました。
 早速ポンピングをして点火。ところが、いつもなら簡単に着くはずが、全然火が出ません。改めてポンピングして再点火。やはり着かない。そういうのを4回ほど繰り返して、やっとこ火が着いたのですが、火勢が全然安定せず、不完全燃焼の状態です。ポンピングが足りんのかと追加してやっとこ安定する有様。
 ただちに飯盒を乗せて炊飯を始めたのですが、放っておくとまた火力が不安定になり、飯盒乗せたままポンピングを追加せねばならず、それも1回2回でなく、しょっちゅうでした。どうにか6分ほど過ぎて、ようやくグツグツ言いだしたので弱火にすると、やっぱり火力が不安定になって、グツとも言わなくなる。やばいと思ってさらにポンピングをして、どうにか火力を維持しようと努力しました。
 そこでふとトランポの床を見てみると、ストーブの下が何か濡れてきている。吹きこぼれでも始まったのか?と思って触って見たら、なんとガソリンが漏れていました。一体どうしてそうなったのか分かりませんが、うっかりガソリンに引火したら大惨事ですので、ただちにストーブを消火しました。
 飯盒の中身は、沸騰には程遠く、重湯の底にふやけた米が沈んでいる様な状態で、どうにもこうにも出来ない様な状態です。この状態でやり直す事も出来ませんし、他にガソリンストーブを持ってる人も居なさそうですし、準備の時間は押してるし、破れかぶれでテントの中の石油ストーブの上に置いておきました。
 そのままドタバタと準備を始め、受付を済ませて帰って来ると、飯盒の中身は見た目はふっくら炊き上がった様な感じになっていました。しかし、石油ストーブでふやけた飯が決して美味いはずがなく、「申し訳ないがこのメシは美味くないよ」と断りをいれて食べてもらいました。

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普段なら出だしから不完全燃焼にはなりません

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ポンピングを相当追加して、やっと安定するも……

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放っておくと不完全に

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半煮えの状態で石油トーブにバトンタッチ

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見た目は「食える」メシになりました




■結果と反省
 レースから帰って来ると、飯盒の中身は半分ほどなくなってたので、みんな食べたのでしょう。その代わり、美味いは言われなかったので、残念な出来栄えだったのは想像出来ます。厳冬期の飯盒炊飯は難しいのは分かっていましたが、もうちょっと上手に出来なかったものかと反省することしきりです。
 今回は、レースの状況が読めなかった事、パドックで焚き火できる雰囲気なのか分からなかった事などにより、ファイヤーボックスでなくガソリンストーブを使ったのですが、こういう厳冬期でも高い火力を発揮できると信頼をしていたのが、それを裏切られる結果となりました。事前にテストしてなかったので、もしかしたら整備不良だった可能性もあるのですが、-4度ともなるとガソリンストーブといえども、動作が不安定になる可能性がある事を実感しました。
 その様な訳で、次回からはやはりちゃんと事前に試運転しておく事、気温が相当に低い時は飯盒炊飯は無理と考えておく事など、いくつか反省点を見出しました。

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残ったメシを食べて見ましたが
味はともかく、ほんの少し芯があってふやけたメシでした







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tanisi_corp at 08:00コメント(0)

2018年09月15日

   今年は変な病気になったり、腱鞘炎になったりと、全然バイクの活動が覚束ないのですが、4月の日野戦で飯盒メシに満足したレーシングチームの隊員から、是非にという事で、応援かねがね、飯盒活動に出向きました。
   今回は、BBQは他の人がやるという事だったので、自分は飯盒メシの他に、滋賀県産特上しゃぶしゃぶ肉を使った牛丼を提供する事にしました。

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牛丼はコールマン550Bで調理
期待を裏切らないストーブです



   今回、牛丼を選んだ理由は、しゃぶしゃぶ肉があったからでもありますが、なんと言っても、作るのが楽だからです。それでいてとても美味しいので、失敗がないからです。7人前で飯盒1個分というのは、少々量が少ないかな、と思いましたが、他にも飲んだり食ったりするでしょうから、これで十分という事にしました。
   調味料たる割り下は、自宅で予め調合しておき、現地では、タマネギと肉を切るだけにしておきました。食べるのは夜になってからですが、味をしみ込ませるために、昼間のウチに作っておきました。

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ハサミで細かくした特上しゃぶしゃぶ肉

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砂糖を入れるのを忘れてましたが
あとで追加して、いい感じにうま味が出ました



   さて、日が暮れて温泉から帰ってから、本番の飯盒炊爨です。今回はガソリンやガスのストーブでなく、ファイヤーボックスの焚き火による炊爨です。薪は木製パレットをバラした上等のを持って行きました。気温は平温、風もなく、焚き火で炊爨するにはもって来いのコンディションのはずでした。
   ところが、いざ火を着けてみると、上等な薪の割には、ちょっと火の付きが悪いかなぁ、という感じでした。太めの薪も結構混じっていて、火の回りが良くなかったのかもしれません。ともあれ、団扇で扇いで火勢を強める様にしました。
   問題なのは、米を水に漬けている時間が10分もなかった事。温泉から帰ってくる時間が読めなかったので、米を漬けずに出かけて行ったからなのですが、もう少し時間をおいて炊爨を始めれば良かったです。
   そんなこんなで、沸騰までにやや時間がかかり、その分、重湯が引くまでにも時間がかかり、ベタ飯の焦げ飯になったかと思ったのですが、仕上がりはそこまでベタ飯ではありませんでした。
   ただ、出来映えは、飯が少々固く、しかも味がポリタンク臭がして、とても美味いと思えない、出来映え60点の飯でした。少々固かったのは水に漬けてる時間が短かったからとも言えますが、味については、今回はポリタンクに入れた水でなく、ペットボトルの水を使っているので、ポリ臭がするのはおかしな話しです。ちなみに、米は前回の日野戦の時のあきたこまちの無洗米の残りです。

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まさか薪が湿気っているとも思えないのですが
いまいち、燃えが悪かったです

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炊爨のあと、牛丼の飯盒も温め直し

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飯はイマイチでしたが、牛丼はめっちゃ美味かったです


   こんな飯でも、みんな美味いと言ってくれたので、翌朝、改めて炊爨してみました。今度はものの試しで、寝る前に水に漬け、一晩置いておきました。昨晩と同様に、今ひとつ、火のつきが良くなかったのですが、それでも頑張って規定タイムで炊きました。
   ところが、あれだけ水に漬けているのに、昨日ほどでないものの、それでも飯が若干固く、しかも味はポリ臭い。標高が高くて飯の炊き具合に影響を及ぼしているのは間違いないのでしょうが、味に関しては米が悪いか水が悪いかのどちらかでしかなく、そのいずれでもない事から、どうしてポリ臭いのか、原因が分かりませんでした。

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こんな事もあろうかと、米は8合持って行ってました


   ちなみに、家に帰ってから、残った米と水でプリムスIP-2243で炊飯してみましたが、味に関してはポリ臭さはありませんでした。
   普段、あれだけ練習しているのに、その成果が出せなかったのは、とても残念でした。






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tanisi_corp at 21:00コメント(0)

2018年04月28日

   今回の日野ハードエンデューロでは、例によって前日から現地入りしたのですが、レースは翌日の昼からという事で、実にノンビリとする事が出来ました。今回、久々にBBQグリルを持ち込んだ訳ですが、時間に余裕があったお陰で、気持ちにも余裕をもって炊飯実習に取り組む事が出来ました。

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火力調整自在のコールマン550B
期待通りの活躍でした




   今回は参加人数が3名と少数だった事もあって、新規に買った4人用のBBQグリルに木炭3kgで十分約に立ちました。この手のBBQでは、他の人の分まで食材を買って行って、しかも全員が同じ事して、食材が余ってしまうなんて事が良くあるので、事前に申し合わせて、自分の分だけ持って行く方式にしました。
   自分とこは、ネギマとフランクフルトソーセージ、米国産カルビ、国産和牛ステーキ2枚持って行ったのですが、セーブしたつもりでも結構な量で、フランクとカルビは翌日回しになりました(時間があったので、出走前に焼いて食った)
   ここで実感したのは、この手のBBQグリルでは、短い串に刺さった食べ物は、焼き難いという事でした。こんな事なら、串に刺さってない鶏のもも肉とか、ソーセージを買って行けば良かったです。ネギマはなかなか火を通し難く、フランクフルトは逆に焦げ易くで、串のあるお陰でちょっと操作が面倒でした。

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待ちきれなくて、和牛投入
炭火で焼いたステーキは
どう焼いたって美味いのです


   前夜はBBQだけで腹一杯になったのですが、ぜひ飯盒メシが食いたいという事で、翌日の昼に実施しました。使用したのは、コールマン550B。米はウエルシアで買って来たあきたこまちの無洗米。水はペットボトルの水を使いました。
   炊き方は、いつもの様に、「4〜5分で沸騰する強火、5〜6分で重湯が消える弱火」を心がけつつ、飯盒の吹き具合で火力と時間を調整するやり方です。今回は気温も高く、タープテントで風も十分避けましたので、非常に良い条件下で炊く事が出来ました。お陰で、出来映えは上出来。感動すら覚える炊き具合でした。もちろん、焦げは無し。人数も4人で3合は丁度よい分量でした。
   こうしたイベント時にメシを炊くのは、実は炊くタイミングというのが難しいもので、早めに炊いたのではメシが冷えてしまいますし、炊き始めが遅ければ、メシが出来る前にみんな腹一杯になってしまうし、なかなか難しいもんです。雰囲気に気を配りながら、「これから炊くぞー」と期待もたせる様な感じでやるのが良いと思います。

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うんもぅ、ホレボレする出来映え

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やっぱり、飯盒直食いが基本です






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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2016年11月27日

   先日、民生品の旧型飯盒を2つ手に入れたのですが、2つもあっても仕方ないんで(どっちも程度悪い)、1つ放出すると言ったところ、飯盒オフの相方、Toyofusaさんが名乗りを上げたので、引き渡すついでに急遽、飯盒オフを開催する事になりました。

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飯盒掛にぶら下がる旧型飯盒
飯盒掛が開発された時代の飯盒はこれです



■今回のテーマ
   飯盒オフというと、毎回決まって飯を炊いてるのですが、今回は普通に飯を炊いても面白くないので、去年、せっせと作った糒を実食してみる事にしました。一応、去年、試食はしているのですが、時間が経つとどうなるのかは、今日分る訳です。もし、激烈に不味い様であれば、備蓄しておくのは止めといた方が良い、という訳です。ちなみに、現在、合計15合分作り置きしてあります。今回は、2人分という事で、掛子にすり切り一杯、2合持参しました。
   糒の一般的な食べ方としては、湯で戻すというのがありますが、今回は糒と同量の水を入れて、アルコールストーブで温めました。実は職場にも飯盒と糒、エスビットを常備していて、非常時には同じ様にして食べれる様にしています。もっとも、一度も実際に戻して食べた事がなかったので、今回のオフは良い機会になりました。
   白米を炊く場合は、それなりに火加減など気を使うところがあるのですが、糒の場合は単に湯を沸かす以外にする事がありません。糒に水を入れて飯盒の蓋をして、火に掛っぱなしです。まぁ、非常時にはそれさえもやる気になるか疑問ですが、楽な事は良い事です。ただ、ボケッとしてると、水気が無くなれば糒も焦げるに違いなく、そうなったら後始末が面倒なので、適宜、蓋を開けて、水気が引いたところで火から下ろします。

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糒に湯を注ぐ、というやり方もあるのですが
炊いた方が柔らかくなると思います
アルスト程度でも十分やれるのが非常時向きです

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ドボドボ〜っと水を注ぎます
多めに入れれば粥になります。まぁ、お好みでw

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防災用品には、缶入りコケネンかエスビットを入れてます
今回は、それを再現した温め方をしました

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相方のToyofusaさんは、飯盒掛に飯盒ぶら下げて
玉菜(キャベツ)と牛缶の煮込みを調理中
飯盒掛を使った副食で、唯一、史料から出て来たメニューとか

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牛缶、すなわち牛肉の大和煮の缶詰なんですが
最近は缶切り不要タイプばっかで
あえてスパルタンな開け方したい我々には物足りないっす

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そんなこんなしてる間に、糒が戻りました
つか、予想以上に早く出来てしまい
副食が出来るまでに少し冷めてしまいました



■実食
   糒が少々冷めてしまいましたが、早速実食。糒はちょっと水が足りなかったみたいで、上の方はまだ固い状態でした。恐らく、下の方の糒が水を吸って膨張し、上の方は隆起して水を吸えなかったのでしょう。一応、かき混ぜて置いといたのですが、炊いてる最中からかき混ぜておけば良かったです。あるいは水を多めにするか。
   糒ですが、例の糒臭さはありますが、食えないほどではありませんでした。その昔作った糒は猛烈に臭くて食えた代物じゃなかったのだけど、今回のはどうでもないっぽいです。とはいえ、白米を炊いた様な美味にはほど遠い。そこで、玉菜の煮込みをぶっかけて混ぜてみたところ、糒臭さが気にならなくなりました。
   ちなみに、玉菜と牛缶の煮込みは、醤油のみの味付けで、砂糖はまったく入れてないのに結構甘みの強い仕上がりでした。牛缶の甘みが結構出ていた様です。

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醤油と砂糖を使えば、大抵は和風の味付けになるのですが
このオカズも手軽で美味しいです

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見た目はアレですが、混ぜて食べた方が
糒臭さが軽減されて食べ易かったです


■壮絶!氷餅
   さて、ここまではありきたりな飯盒オフですが、ここから先に出て来たのが問題作でした。Toyofusaさんが過去の陸軍の史料を調べてこさえた、氷餅をベースにした携帯口糧。恐る恐る口にしてみたものの、埃臭いやら苦っぽいやら、とにかく人間の食べる代物に思えない。もしかしたら、虫も食べないかもしれない。
   聞けば、明治から大正にかけて、旧陸軍が携帯口糧化を目指して熱心に研究を重ねて来たもので、ベースの氷餅にきな粉だの胡麻だの加えてカロリー強化を計ったものらしいのだけど、味についてはあまり考慮されなかったらしく、最終的には試験中に兵隊が倒れて開発中止になったのだとか。いくら大元帥陛下の命令(でしょう、これもきっと)とはいえ、よくもまぁ、こんなものを倒れるまで辛抱して食ってたなぁと、感心するやら、可哀想やら。当飯盒オフでも、基本的に出された物はお残し禁止なのですが、「これは食べ物じゃない」と判断して、松の木の根っこに肥料としてあげました。
   このあと、ちゃんとした長野産の氷餅に小豆入れたのを食べましたが、埃臭さは餅米が素であるのが判明。決して美味しいものではないですが、まぁ、辛うじて食えるレベルでした。察するに、昔の保存食というのは、美味い不味いよりも「食えるかどうか」が至上課題であったのでしょう。昔の人は、辛抱強くもあったし、文句言う余地もなかった、という事なのだと感じました。

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乾燥してるので固いです
味はしょっぱいのですが、それ以上に埃っぽい味です

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湯で戻して食えと言われたので実行したのですが
とても喉に使えて、飲み込めませんでした(^^;;

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こちらはちゃんとした版の氷餅
小豆でめっちゃ甘くして食べたら、そこそこ美味いかも??


■ちょっと工夫
   旧軍スタイルでオフをやる時は、これまで缶入りコケネンを使ってたのですが、コケネンも大概高いし、かつ旧軍の缶入りコケネンは実は結構サイズが小さかったという事が分り、代替品をどうすべ?みたいな話しがありました。そこでToyofusaさんが見つけて来たのが、ドールのパイナップルの空き缶。サイズ的には旧軍コケネンより少し大きいのですが、トランギアのアルストが良い感じに納まります。キャップも出来るので、ケースにもってこいです。
   自分もやってみたのですが、ふと気が付いたのが、「ホワイトプロダクトのケイネン160の五徳が使えるんじゃね?」という事。試してみたらバッチリでした。あつらえたみたいにピッタリです。しかも、保管時は缶底にセット出来ます。まぁ、この状態で持ち出し袋に入れておく、なんて事はしないと思いますが、コケネン使用を前提としたテストの時に役立ちそうです。

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恐らく、この缶のサイズがケイネン160と同じなんでしょう
この五徳自体は使い易いので有り難いです

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五徳を缶底にセット出来るので邪魔になりません


■まとめ
   今回のオフでは、糒は混ぜご飯にして食べるのが良さげ、という事が実感できました。しかも、可能であれば、塩系より醤油系の方が、糒臭さを誤摩化すのが上手そうです。この事は糒に限らず、アルファ米でも同じではなかろうかと思います。あちらはあちらで、アルファ米臭さがあって、塩振ったくらいでは臭いは取れません。そのような訳で、サンマの蒲焼き缶とか、焼き鳥のタレ缶など、醤油と砂糖で甘辛系の缶詰などを併せて用意しておくと、イザの時に“臭い飯”を食わずに済むのではないでしょうか?






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tanisi_corp at 20:00コメント(0)
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