宿泊系

2019年05月01日

 キャンプ用のスリーピングマットは、長らくカスケードデザインのサーマレストを愛用しています。そのサーマレストも、現在使っているのは2代目なのですが、実はこれを買ったのはかれこれ10年ほど前に買ったものです。今は色んなバリエーションがあり、プロライトも上下がもっと丸っこくなっていますが、買い換えなかった(と言うか、この記事書くまでカタログも見なかった)のは、使用上全然問題がなく、どこも壊れも破れもしてないからです。今回は、そんな旧タイプのサーマレスト・プロライトプラスを改めてレポートします。


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まだ上下があまり丸っこくなる前のモデルです





■これを買った訳

 プロライトプラスを買う前にもサーマレストを使っていたのですが、それは今の分類では「Camp & Comfort」にカテゴライズされる若干重めの物で、それを買った当時はそれしかなかったのですが、その後、よりライト志向のプロライトが出た時にこれにのりかえました。継続してサーマレストにしたのは、収納サイズのコンパクトさと、寝心地の良さからです。特に素敵なのは収納サイズで、テントスリーピングバッグと同じ様なパッキングサイズであるのが決定的でした。ちなみに、現在は車中泊装備として、常時トランポに積んでいますが、スリーピングバッグと一緒にRVボックスに収納できるので、やはり有り難いです。

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収納サイズはとてもコンパクト

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圧縮した状態でカバーに入っています

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空気を抜いた状態で広げるとこんな感じ
バルブを開けて放っておくと、勝手に空気が入るとの事ですが
大抵は口で空気を入れています

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厚みは3.8cm、厚みの良さは寝心地の良さです


■使い心地

 昔はロールマットを使っていたのですが、サーマレストが圧倒的に有利な点は、その寝心地です。試しに、嫁さん用に買ったサーマレスト・リッジレストと寝心地を比べてみましたが、その差は歴然。1.5cmと3.8cmの厚みと柔らかさの差で、圧倒的にプロライトの方が寝心地が良かったです。
 ただし、個人的な問題としては、自分が持っているのは横幅51cmですが、肩幅のデカイ自分が寝ると、両腕がマットからはみ出て胸を反らした様な格好になって、ちょっと寝苦しいです。まぁ、これはサーマレストが悪い訳でなくて、自分の図体がデカイからなのですが。

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リッジレストとの比較
厚み以外の縦横サイズは同じです
つまり、“R”サイズです

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自分が寝るとこんな感じ
なのでいつも胸の前で腕をクロスする様な格好で寝てます

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あまりパンパカに空気を入れると
反発されて返って寝にくいので、空気を抜いて調整します



■畳み方

 サーマレストは空気を入れて使うのですが、収納する時は空気を輩出して巻いて畳まねばなりません。しかし、中にウレタン材が入っているので、適当な巻き方をするとカバーに収める事が出来ません。また、二つ折りにして畳むのですが、内側に来る面はどうしても余って寄れますので、いい塩梅に引き寄せて畳んでいく必要があります。
 実際の畳み方としては、少し巻いたら膝で押さえ付けて空気を抜き、また巻いて膝で押さえ付けて、と言うのの繰り返しになります。余談ですが、レースの前夜に車中泊をして、サーマレストやスリーピングバッグをそのままにしてレースに出て、転けて肩を負傷してしまった時、これらを畳むのにとても難儀して以来、朝起きたら用済みになった寝具は先に畳んで置くようになりました。

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バルブを開けて、まず半分に折ります

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内側はよれてくるので、手繰り寄せつつ巻きます

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膝で踏んで空気を押し出しながら巻いていきます

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巻き終えたら、バルブを閉めて、さっさとカバーに入れます


■重さ

 昔のサーマレストは、コンパクトで寝心地良い代わりに、重たいと言うのが欠点でした。しかし、年々改良されて、昨今のは1000gをはるかに切る様になりました。試みに自分が持っている旧型のプロライトプラスの重さを計ってみたところ、742g、対するリッジレストは438gと、わずか300gくらいの差しかありませんでした。これなら、よほどのウルトラライト信者でもない限り、予算に余裕があるならプロライトの方を選ぶのではないでしょうか?

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収納サイズの差
リッジレストはプロライトの倍くらいあります

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重さは300gしか違いません
値段の差は性能の差というべきでしょう








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tanisi_corp at 00:00コメント(0)

2013年06月16日

   ソロ用のテントは1997年以来、アライテントのエアライズ2を愛用してきてるのですが、今回、軍装キャンプを再興するにあたって、「やっぱテントもマリーンので」という事で、アメリカ海兵隊が個人用に採用しているCatoma社のEBNS(Enhanced Bed Net System)を買いました。国内のアウトドアショップで扱っている商品ではなく、今回はたまたまヤフオクで新品を調達する事が出来ました。海外では、ebayなどのネットオークションでも出てますし、アウトドアストアから取り寄せる事も可能です。

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巾着田ホタル作戦でのEBNS
国内でこれを使ってる人はあまりいないみたいです



■いわゆるベッドネット
   EBNSは本体であるIBNS(Improved BedNet System)というベッドネットと、それに付けるフライシートとポールによって構成されています。これは元々は折り畳みベッドの上に載せてつかう蚊帳で、その蚊帳にフライシートを付ける事で、ソロテントとしても使える様にしたのがEBNSです。
   EBNSの最大の特徴は、蚊帳であるIBNSがいわゆるポップアップテントで、ベッドネットの底の部分に楕円形に入ったグラスファイバー製のフレームを捻って丸めて畳み、かつ広げる時は投げれば勝手に広がってくれる、というものです。一般的にはビーチ用やBBQの時の日除けとして使われるものですが、いちいちポールをテントに通さずに使える利便性が買われたのだと思います。ちなみに、2人用のヨーレイカ!やブラックダイヤモンドのコンバットテントは、通常のXフレームのドーム型です。
   折り畳んだIBNSとフライシート、ポール、ペグ(中空のアルミ製)は、付属の収納袋に収めますが、この収納袋の上下端4箇所にストラップが付けられており、これをアサルトパックのMOLLEウェビングに取り付ける事で、パックに外付けする事が出来ます。むしろ、アサルトパックの容量を確保するため、外付けで運用する事が多いです。

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ベットネットにポールを付けた状態
フライシート無しでも、この方がシャンと立つみたいです

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収納袋にベットネットの畳み方の取説が付いています
ただ、最初はよく判りませんでした

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IBNSを留めるストラップの注意書き
自分も一番最初、こうなって口をヒットしましたw


■グランドシート
   EBNSは全体で約2kgの重さがあり、いわゆるビビィサック程度のテントでありながら、2〜3人用の登山用テントよりも重量があります。これはフライシートやIBNSの底の部分の布地が分厚い事を意味しています。しかしながら、地面の石ころで傷が入ったり、泥などで汚れたりするのを防ぎたいもの。
   しかしながら、このシートは付属の収納袋に入れる事は出来ないので、荷物が増えた事になります。まぁ、エアライズ2にもグランドシートを用意してたので、この発想自体に は違和感はないのですが、エアライズ2よりも重くてコンパクトさに欠けるので、ちょっとなぁ〜と思わないでもありませんが、大事に使いたいので用意する事 にしました。
   このアイデアを思いついたToyofusaさん曰く、「防水性の養生シートが良いか、水を通す除草シートが良いか、結論が出てない」との事でしたが、取り敢えず軽そうな草除けシートを使う事にしました。平井のホームズで横1m縦5mの草除けシートと8mmの鳩目パンチャーを買い、EBNSの長さに合わせてシートを切り、ポールが付けれる様に鳩目を付けました。
   グランドシートを設けたのは、フライシートのみで使用する場合も考慮たからで(その場合は、シュラフとシュラフカバーのみで寝る)、むしろその使い方の方が中を広く使えそうです。もっとも虫の出ない季節限定ですが。

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島忠ホームズで買ってきた草除けシートとハトメパンチ

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ポールが付けれる様にハトメを打ち込みます

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幅1m、長さ約2.4mですので
十分IBNSをカバーする事が出来ます



■背負ってみた感じ
   先に述べた様に、このEBNSはアサルトパックの背面のMOLLEウェビングに取り付ける事が出来ます。当初はリーコン・アサルトパックの主室に納めようとしたのですが、これだとEBNSとグランドシートでパックが一杯になってしまい、他に何も入れる事が出来なかったので、やむなく背面に取り付けました。
   2kgものウエイトが背中よりも離れたところにあるので、確かにバランスは良くないのですが、リーコン・アサルトパックが良く出来ているのか、行軍間にツライと感じる事はありませんでした。取り付けはMOLLEシステムでなく、タダのナイロンストラップにD環なのですが、アサルトパックにしっかり付ける事が出来るので、振り回してもブラつかず、意外にしっかり付ける事が出来ます。
   テントを外付けにするメリットは、パックを開けずにテントを出して建てる事が出来る事で、これは結構メリットが大きいです。グランドシートも直ぐ取り出せる様に、副室に納めました。撤収も、先に荷物をパックに詰めてから、最後のEBNSを収納できるので、結構楽です。
   問題があるとしたら雨が降った時で、EBNSの収納袋には防水性はないと思われるので、びしょ濡れになる可能性大です。軍用のバックパックにはザックカバーが無いので、この対策は今後、要研究です。

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リーコン・アサルトパックに納める事は出来ますが
他は何も入らなくなります

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そこで外付けにしました
バランスの悪さより、容量の確保が重要です

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グランドシートは、副室へ
寝る時にアサルトパックをくるむ90リットルのゴミ袋なども入ってます


■寝てみた感じ
   さて、寝てみた感じですが、慣れないウチはかなり圧迫感を感じました。何せIBNSの中は半身を起こすにも足りない天井の高さで、IBNSのファスナーを閉めるのにも寝転がってやる感じ。今まで2人用のドーム型テントしか使った事がないので、かなり難儀する感じでした。といっても、このベッドネットは寝る時にしか使わない用ですので、テントというより、ビビィサックに近い使い方であると思います。
   天井が低いという事は、中で着替えたりするのに難儀する、という事でもあるのですが、これについては、真正直にベッドネットの中で着替えようとせず、IBNSのファスナーを全開にしてIBNSから半身を起こし、フライシートの中で良い感じに着替えをする、というのがカシコイやり方の様です。
   さて、このテントの最大の特徴は、本体がメッシュで出来ている事です。つまり、風通しが良いはずです。ところが、メッシュの目がかなり細かいらしくて、実はあまり風通しが良くありません。試しにフライシートを閉じて寝てみたのですが、かなり蒸れる感じでした。一説には小雨程度なら通さないそうで、固定してなければ風が吹けば飛びます。さすがにメッシュなので、外気温の影響はモロに受けるのですが、メッシュ=風通しが良い、という感じではありませんでした。
   概して狭いという印象でしたが、狭く感じるのは天井の高さであって、床面積それ自体は一人で寝る分には十分な広さがあります。さすがにエアライズ2みたいに、バックパックも同衾という訳には行きませんが、必要な小物や衣類は一緒に寝る事が出来ますので、夜中に喉が渇いて水飲む、とかいうのも問題なく出来ます。あとは狭いところで寝るのに慣れるだけです。

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ベッドネットは、本当に寝るに必要な高さしかありませんが
フライシートはそれなりに天井が高いです

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夜中、結構蒸し暑くなりましたので
フライシートを全開にしました


■設営と撤収
   EBNSの設営は、先に述べた様に、IBNSをおもむろに放り投げて展開し、IBNSにポールを付け、その上にフライシートを被せてペグを刺して地面に固定します。ポイントは、IBNSおよびフライシートは、一見すると左右両方から出入り出来る様に見えますが、IBNSは頭の方が天井が高く、フライは左側から出入りする様になっているので、向きを間違えない様にする事が大事です。フライの向きを間違えると、手前から奥に向かって出入り口のファスナーを開ける事になり、大変です。
   EBNSのフライシートは、一見すると左右対称に見えるのですが、よく見ると、出入り口側が狭く、反対側は広くなっています。そして反対側にもフライシートを半開きさせるファスナーが付いています。こちらはベッドネット内に持ち込めないアサルトパックなどを置くスペースとして使えます。出入り口の反対側に置いても、IBNSは両開きなのでアサルトパックにアクセスする事が出来ます。
   撤収の仕方は、IBNSはポップアップテントですので、手順を最初に飲み込むのが大変でした。IBNSの畳み方で何が一番大変、というかドキドキするのは、最後の一捻りをして収納サイズにする事ですが、まぁ、フレームが折れる事はないと信じて、渾身の力を込めて畳みます。

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この最後の一捻りが毎回ドキドキするw

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撤収は殊の外早く出来ます
かつ、パックの外に収納袋がありますので
パッキング済んでから撤収出来ます


■感想
   今回、野営装備の軍装化のために調達したEBNSですが、軍装品にこだわらず合理的な頭だけで考えたなら、重さ、コンパクトさ、設営のし易さ、居住性、耐風性、そのいずれをとっても、エアライズ2にEBNSが及ぶところはありません。
   特に重さとコンパクトさに関しては決定的に不利です。エアライズ2は最大2人まで寝れる空間を確保出来て2kg切っているのに対して、EBNSは一人で寝てても多少窮屈でありながら2kg弱あります。コンパクトさに関しても、エアライズ2はアサルトパックの主室に納めて、かつまだ他の物を入れる余裕があるのに対して、EBNSは外付けにしない事にはどうにも出来ません。
   しかし、そんな事を言っていたのでは、軍装キャンプは出来ません。むしろ、多少不便があっても、それを楽しむくらいの気持ちの余裕が欲しいところです。なので、軍装に拘らない、あるいはその趣味のない人には、ちゃんとしたソロテントやツーリングテントを勧める様にしています。
   軍装(アメリカ海兵隊)に拘りのある自分としては、このEBNSは歓迎するところです。自分が現役でサバイバルゲームをやってた頃は、まだコンバットテントしか採用されてなくて、さすがに4kg(ただし2〜3人用)もあるテントを一人で担ぐ気にはなれませんでした。このEBNSなら持って行こうという気になります。

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左はエアライズ2、右がEBNS
確かに、エアライズ2の方が軽量コンパクトですが
軍装キャンプの風情はEBNSの方が楽しめます






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tanisi_corp at 00:00コメント(0)

2013年05月02日

   かつて仮装軍隊クラフトフェルトでは、年1回、「設営隊活動」と称してミリタリーキャンプを催してたのですが、その際に使用してたのが、米軍で使用していた大型のバックパックでした。最初はフレームザックだったのですが、その内に民間の登山用のバックバック同様にインターナルフレームパックになりました。もっとも、これらは部隊が終わった時にその他の軍装品と一緒に放出して、それで得たお金はエンデューロ用の装備に充てました。
   その後、荷物を担いでキャンプに行くなんて事もなくなり、この種のバックパックも用事がなかったのですが、先日、仙元山〜嵐山作戦で古いモンベルの3ウェイバッグで出掛ける事になり(それを残してたのも、なかなか先見の明があった訳ですが)、やはり新型の背負いやすいバックパックがあった方がいいな、という事なりました。

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左がILBE ASSAULT PACK
右が今回入手したRECON ASSAULT PACK



■入手するまで
   バックパックはモンベルの3ウェイバッグの他に、去年の夏に調達した3day ASSAULT PACKがありますが、これは容量が25リットルくらいしかなくて、テント、シュラフ、マットを辛うじてパッキング出来るものの、それ以上は入りません。ウェビングにポーチ類を付けて拡張する事は可能ですが、そもそもの容量不足を補うのには無理があります。
   では、アサルトパックの土台?になるメインパックはどうかというと、こちらは容量が75リットルくらいあって1〜2泊のキャンプやるには容量が多すぎるだけでなく、パック自体が3.3kgもあります。容量、重量ともにちょっと無駄が多いという訳です。(ちなみに、昔は米軍の大きなモジュラースリーピングバッグを使ってましたので、容量66LのCFP-90を使ってました)
   そこで、CORPSMAN ASSAULT PACKが良いよ、というのを教えて貰いました。CORPSMANというのはアメリカ海兵隊の衛生兵の事で、その衛生兵用のアサルトパックという訳です。調べてみると、普通の兵隊用のアサルトパックよりも縦長で容量が多そうです。
   問題なのは、このコープスマン・アサルトパックが品薄な上にエライ人気で、国内のオークションではあまり見かけず、海外のオークションでも200ドルくらいしている、という事です。聞けば、このコープスマン・アサルトパックをフォース・リーコン(海兵隊武装偵察部隊)のアサルトパックに流用したとか採用したとかで、そのリーコン・アサルトパックはそれこそ稀少品なので、その代用としてコープスマン・アサルトパックも値が上がってる、という事でした。
   まぁ、自分は衛生兵とか特殊部隊のコスプレがしたい訳じゃないので、その辺りの事情はどうでも良いのですが、手に入りにくいのは困ったものです。気長に待つ一方で、海外のオークションで落札するつもりでPaypalなんかの準備を進めたのですが、それが整った矢先に、これから紹介するリーコン・アサルトパックがヤフオクに出品されていて、あれやこれやの壮絶wな入札合戦の末、およそ特殊部隊員らしくない自分のとこにやってきた、という訳です。

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パックの中に縫いつけられているタグ
衛生兵用のものは「RECON」が「CORPSMAN」になってます
数としてはリーコンの方が少ないそうです
(つまり稀少品w)


■まず見た目
   手元に届いたリーコン・アサルトパックを目にした時の第一印象は、「思ったほど大きくはない」というものでした。実は45リットルから50リットルくらいの容量がある様な印象を持っていたのですが、せいぜい40リットルくらいだと思います。3dayアサルトパックを20cmほど伸ばした様な感じです。
   しかし、アサルトパックより大きくなった分、MOLLEウェビングが施された範囲も広く、アサルトパックよりもより多くポーチを付けれる様になっています。自分が民間の登山用ザックでなくPALS(Pouch Attachment Ladder System)を施された軍用のバックパックに拘ったのは、必要に応じてポーチを追加できる拡張性が良いと感じるからです。
   パックは上部の大半を取り巻くように付いているファスナーを開けると、メインコンパーメントを開く事が出来ます。全開にすれば中身が全部見えます。中には下から1/4くらいのところで仕切りが設けられていて、パックの下にもファスナーが付いていてボトム部分の荷物を取り出す事が出来ます。よく民間の山用バックパックだとシュラフとか下着とか入れたりしますが、恐らく似たような使い方をすると思います。
   メインコンパーメントには、ファスティックのバックルの受けなどが付いていますが、これは衛生兵用のコープスマン・アサルトパックには衛生材料をいれるポーチ類があって、それを固定する為の物です。リーコン・アサルトパックにはポーチの代わりにハイドレーションが付属してるらしいのですが、自分のには入ってませんでした。
   メインコンパーメントの蓋の外側にもファスナーが付いていて、それを開けるとサブコンパーメントが開きます。色々ポケットが設けられていますが、サブコンパーメント自体は3dayアサルトパックよりも厚みが薄く、あまり物を詰め込む雰囲気ではありません。
   肩のストラップや腰のベルトは、3dayアサルトパックよりも立派なのが付いていますが、厚みは結構ペラペラです。

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パックのほぼ全周をとりまく様にファスナーが付いているので
ガバっと開ければ中身が一発で見れます

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外側のファスナーを開けると、サブコンパーメントが開きます
元は衛生兵用のパックなので
医薬品を小分けして入れるポケットが多数あります

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登山用のバックパック同様、ボトムを開ける事が出来ます
中の仕切りは簡単に外す事が出来ます



■取り敢えずパッキングしてみた
   どのくらいの物が入るのか、まずは先日の嵐山作戦の時の装備をパッキングしてみる事にしました。
   まず、シュラフをボトム部分に入れてみたのですが、結構余裕がありましたので、1回分の下着も入れてみました。それでもまだ少し余裕があったのでポンチョも入れてみたのですが、かなりキツキツになってしまったのでポンチョを入れるのは止めにしました。仮に入れたとしても取り出したり仕舞ったりが大変そうです。シュラフにしても下着にしても、キャンプ地に着くまで用事の無い物なので、ボトムに入れておくのが良いでしょう。
   メインコンパーメントには、サーマレストとテントを入れました。左右があつらえたみたいにピッタリでテントポールを潜り込ませる余裕が無かったので、サーマレストとテントの上に載せる様にしました。思った通り、メインコンパーメントにはまだ余裕があったのですが、アルストセット、キャンティーン、トイレットペーパー、食糧といった物までパッキングする余裕はありませんでした。
   メインコンパーメントの余った部分に何を入れるかは、色々研究したのですが、原則として出発から帰宅まで容積の変わらない物を入れる事にしました。例えば、ポンチョや今後先々購入予定のECWCSのトラウザーなど。食糧などは時間と共に減っていくものですので、パックの外でも良いかと考えた訳です。
   アルストセットとキャンティーンは、MOLLEのキャンティーンポーチに入っていますので、パック側面の下側に付ける事にしました。嵐山作戦で使ったモンベルの3ウェイバッグは、全ての装備をパッキング出来たのですから、このリーコン・アサルトパックよりも容量があった事になります。

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メイン部分にはサーマレストとテント本体を
余裕があるので雨具等を入れれます
テントポールはこんな感じで

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ボトム部分は結構スペースがあります
シュラフとアンダーウェアをパッキング


■拡張用ポーチ
   取り敢えず、雨具系の装備をメインコンパーメントに入れるとして、食糧、トイレットペーパーといった消耗品は、外に付ける事にしました。食糧も1泊分ならともかく、2泊分となると結構な量になります。
   まず、パックの側面ですが、左右の下部にはMOLLE IIのキャンティーンポーチに入れたアルストセットとキャンティーンを付ける事にしました。アルストセットは状況に応じてアルストからP-153に切り換え可能です。キャンティーンはナルゲン・オアシスを使いますがキャンティーンカップを付けてパッキングします。
   側面上部には、IFAKポーチを取り付けました。最初はSAW 100rdポーチでも良いかと思ったのですが、パックの幅とIFAKポーチの幅が丁度イイ感じだったのと、中古が安くで手に入ったのでそれにしました。ただ、中古だけに結構クタクタのが来てしまい、ちょっとがっかりしたのですが、入れるのがトイレットペーパーとかファーストエイドキットとか、武器ポーチにタオルみたいな物なので、まぁ入れば良いかなと思い直しました。
   問題の食糧は、最大2日分を入れれるポーチとして、MOLLE IIのMODULAR LIGHTWEIGHT LOAD-CARRYING EQUIPMENT SUSTAINMENT POUCHに注目しました。長ったらしい名前ですが、MOLLE IIラックサックのメインパックの側面に付けるでっかいポーチで、容量は2リットルのペットボトル2本分です。リーコン・アサルトパックのサブコンパーメントのカバーは面積が広いので取り付け可能です。実際付けてみたのですが、結構でかい。目一杯詰めたら3日分の食糧くらい軽く入りそうです。大きい事は良い事ですが、見た目のバランス的にはSAW 200rdポーチの方がイイかもしれません。

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側面にIFAKポーチとキャンティーンポーチを付けました

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サステインメントポーチが付きますが
さすがにこれはちょっと大き過ぎかもしれません(汗

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モンベルの3ウェイバッグと比べると
リーコン・アサルトパックの方が厚みが薄いです
その分、追加ポーチで補ってる感じです


■その他取り付け
   リーコン・アサルトパックの側面には、内容量が少ない時にパックの厚みを縮める為のストラップが付いています。このストラップは長めになっていて、側面にポーチを付けた時にポーチがバタつかない様にする為の物でもあります。ポーチがない場合は言うに及ばず、ポーチが付いていても若干の余裕があるので、折り畳みの三脚イスやトレッキングポールなどを縛着する事が出来ます。ポーチが無い状態なら、ジャケット類も畳んで縛り付ける事が出来ます。
   MOLLEウェビングにカラビナを付ける、というのは昔から良くやるのですが、実際にぶら下げるのはキャンプの後に出るゴミ袋くらいなものです。無いと寂しいから付けてる様なもんですが、最近はプラ製のカラビナやグリムロックというD環が使われる事が多い様です(昔は登山用のジェラルミンのカラビナを付けてる事が多かった)。ゴテゴテとポーチを付けると、これらも付ける場所が無くなってくるのですが、プラのは重さも全然ないので、適当に付けています。

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右はブラックダイヤモンド製のオーバル
昔(といっても2006年頃ですが)は、こういうのが多かったです
左はMOLLEウェビングに取り付けるグリムロック


■背負い心地
   先にも述べた様に、リーコン・アサルトパックのショルダーハーネスは幅広ではあるものの、かなりペラペラです。かつてのILBEメインパックの半分くらい、3dayアサルトパックと比べてもペラいです。こんなペラくてちゃんと背負えるのか、と心配したのですが、意外や意外、背負ってみると重さが十分分散されて、非常に背負い易いです。昔、ALICEパックからCFP-90に替えた時に感じたのと同じ感動です。つまり、とても背負い易く出来ているのです。
   ストラップ類の調整の仕方は、民間の登山用バックパックと同じです。ショルダーハーネスの肩部分のストラップを調整して、パックが背中から浮かない様にし、背負ってからショルダーハーネスの脇のストラップを引っ張ってパックの高さを調整して背中に合わせ、ウエストベルトを締め、チェストストラップを留めて完了。背負った時の重さの感じ方は、手で持った時の半分くらいにしか感じません。
   このリーコン・アサルトパックは、インターナルフレーム式でなく、背中にあたる部分に樹脂板が入っています。この樹脂板のお陰でパックの形がかっちりすると同時に、この樹脂板は湾曲していて背中にベッタリくっつかない様になっていて、重量の分散と背中の風通しを良くする様に出来ています。
   結果として、嵐山作戦で使用した装備プラスαを詰め込んでも、楽に背負う事が出来ました。軍用品と言えども、アウトドアの一流メーカーが設計すると、なかなか良い物が出来る様です。

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見た目、かなりペラいですが、性能は抜群です

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先日の関宿男子会で初投入
背負い心地は最高でした






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tanisi_corp at 20:00コメント(6)

2013年03月07日

   水筒といえば、自分にとってメジャーなのは米軍の1クォートキャンティーンなのですが、世間的にはマイナーな水筒しか思い浮かばないのは、むしろ水筒を持ち歩く機会が滅多になくて、ミリタリーキャンプの時くらいしか出番が無かったからです。ぶっちゃけた話し、一人でキャンプ行く時などは、頑丈そうなペットボトルで水を持って行ったりするくらいです。なので、水筒で持って行くとなると、既にもっている1クォートキャンティーンで十分、という訳だったのです。
   さて、「水が臭くならない水筒」で有名なナルゲンから、このオアシスが出た時の自分の正直な印象は、「こんな透き通った半端なキャンティーン作りやがって」でした。というのも、わざわざ1クォートキャンティーンとそっくりのナルゲンボトルを作る理由が今ひとつ判らない。米兵だって広口の円筒形のナルゲンボトル使う時代に、どうしてこれなんだー、と思った訳です。
   しかし、日本ではマイナーなこの水筒も、産地のアメリカではかなりのキャンティーンカップ文化が確立してるみたいで、キャンティーンカップの蓋まであるくらいですから、「軍用のキャンティーンと同じ形のナルゲンボトルがあったら良いのに〜」といった声が、むしろ向こうでは強いのかもしれません。

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オアシスは、本体が青でキャップが黒の物もありますが
自分は後日、キャップを黒に変えるつもりで本体黒を買いました



■米軍1QTキャンティーンとの比較
   比較といっても、オアシスが1QTキャンティーンを真似て作ってある以上、サイズ的な違いはまったくありません。
   むしろ決定的な違いは材質です。1QTキャンティーンの方はポリ製ですが、オアシスの方は飽和ポリエステル樹脂製です。ナルゲンボトルは水を入れておいてもポリ臭くならないと言いますが、このオアシスでも同様です。米軍の1QTキャンティーンの方は臭くなります。そもそも水入れる前に中がポリ臭いので、熱湯を注いでシェイクして臭いを飛ばしてから使っていました。
   そして、1QTキャンティーンが中身が見えないのに対して、オアシスはどのくらい残っているか、外側からバッチリ見えます。今までは重さで目分量で残りを推定してましたから、これは意外に便利です。
   キャップの形状は、個人的には米軍の方が好きなのですが、開け閉めし易いのはオアシスの方です。

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右が米軍の1QTキャンティーンです
キャップ以外の形はまるっきり同じです

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米軍の1QTキャンティーン同様に
オアシスの底にも製造年が入っています

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こんな感じで、中身が見えます
仮にお茶とか入れてて、茶渋が付いても
むしろ洗い残しとかがよく見えて、念入りに洗えるかもしれません



■米軍装備との相性
   このオアシスを買った人で、ミリタリー趣味のない人の多くは、このオアシスに合ったカバーが無い事を嘆かれます。もっとも、ミリタリーでない人が、何でこんなマニアなボトルを買うのか判りませんが、小学校の遠足とかで持って行く水筒も、昔の軍用のがモデルになったのが多いですから、水筒のイメージがこれなのかもしれません。もともと、オアシスのモデルになった1QTキャンティーンを使ってた自分としては、カバーの問題は最初からありません。
   そして米軍の装備との相性は、これ以上ないくらいバッチリです。むしろ米軍の装備使ってる人が、臭くならない水筒が欲しくてこのオアシスを買うんじゃないか、と思うくらいです。その様な訳で、キャンティーンポーチやキャンティーンカップ持っている人は、広口1Lじゃなくてオアシスで良いんじゃないか、と思います。

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この通り、キャンティーンカップもしっかり入ります

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ポーチに入れると、それっぽくなります
奥のは旧型のLC-2装備のポーチですが、もちろん入ります






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tanisi_corp at 10:00コメント(0)

2012年11月16日

   その昔は十徳ナイフとか言ったのでしょうが、ナイフにプライヤーが付いた時から、その種のナイフはマルチツールと呼ばれる様になった気がします。自分は元々ミリタリーな趣味をやってましたので、さぞかしその手のアイテムには目がなさそうなのですが、実はあまり持っていません。というか、使っていません。特に「持ってるだけで職質食らったらヤバげな事になる」時代になってからは、持ち歩く事さえ止めてしまいましたので、余計に用事がなくなった、という訳です。そんな自分でも、これから紹介する3丁は、よくよく使い勝手が良かったか、あるいは良いと考えて買ったものです。故に紹介しようという気になったのでした。

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上から
レザーマン・ウイングマン
ビクトリーノックス・ソルジャーAL
レザーマン・マイクラ

所持歴は下から順に古いです



■ビクトリーノックス・ソルジャーAL
   今回紹介するマルチツールの中で、これまでで一番活躍したナイフです。いわゆるスイス・アーミーナイフと称されるものです。その名の通り、つい最近までスイス軍に卸されていましたが、新型に変わってから紋章がビクトリーノックスの物に変わってしまいました。実はこのナイフ、昔はキーリングの付いていたウェンガー社の物を持っていたのですが、バイクの練習の時に炊飯器ケーキを切り分けて、それ以来どっかに行ってしまいました。しかし、何だかんだで使いやすいナイフでしたし、値段もそれほど高い物ではないので、民生品になった物を買い換えた訳です。
   さて、どの辺りが使いやすいかと言えば、それはズバリ、余計な物が付いてない、という事に尽きます。装備しているのは、メインブレード、缶切り&小マイナスドライバー、大マイナスドライバー&栓抜き、そしてリーマー(錐)だけです。しかし、アウトドアで使う用事があるのは、ナイフと缶切りくらいなものです。時々、もつれたロープをほどくのにリーマーを使う程度。だから、この程度の装備でも十分役立ちますし、大きさも手頃で丁度イイ。所持してるだけではヤバなかった時代には、キーリングに家の鍵付けて、常に持ち歩いてました。これからアウトドアで使う時は、ランヤードでも付けて、無くさない様にしたいものです。

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絵に描いた様なシンプル・イズ・ベスト
とはいえ、巷に溢れてるマルチツールがゴテゴテしてるだけの話しで
元はこの程度の装備が標準だったんですよね


■レザーマン・マイクラ
   これは確かアメリカに行った友人が里帰りした時にお土産でくれた様な記憶があるのですが、覚えてもいないくらい以前から持っています。ただし、持っているだけでほとんど使っていません。というのは、明らかに小さ過ぎて、なのにゴチャゴチャ色んなモノが付いていて、あまり使わないからです。
   一番の用途は、ハサミがどっか行って見つからない時に、ハサミを使うくらいです。実はつい最近まで、メインブレードがある事自体知りませんでした(爆)。広げてみると、ちんこいヤスリやとげ抜き、ほっそいマイナスドライバー(眼鏡用?)みたいのが付いています。ナイフは思った以上に切れますが、封書を開けるくらいにしか役立たないかも。もっとも、その程度しかナイフを使う用事はないのですが。何よりもハサミは想像以上によく切れて、市販のハサミよりも切れる感じです。
   アーミーナイフやマルチツールは、アウトドアで使うイメージですが、レザーマンではどこよりも早く、事務用品としてのマルチツールも作っていたんだな、と最近になって感じました。

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自分の人差し指と中指を合わせた大きさよりも小さいサイズにこれだけの装備
自分は余り使いませんが、結構息の長い人気モデルです

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何たってハサミが凄く切れる
しかもバネが仕込んであるので、勝手に刃が開いて使いやすい



■レザーマン・ウイングマン
   プライヤー付きのマルチツールは、昔、ガーバーのマルチプライヤーを持っていたのですが、あまりにゴツくて、なのにナイフくらいしか使い途がなくて、ほとんど使わないウチに手放してしまいました。以来、プライヤーの付いたマルチツールを持っていなかったのですが、実は必要性を感じてなかった訳ではありません。
   というのは、アルコールバーナーを使う際に、徹底的に軽量化するため、アリゾナストーブを使う訳ですが、消火の時にアリゾナストーブを持ち上げねばならない。自宅なら、ペンチなどで持ち上げる訳ですが、アウトドアではその為だけにペンチを持って行く、という訳にも行きません。そこで、プライヤーの付いているマルチツールがあればな、と思っていた訳です。もっとも、思っていただけでなかなか買わなかったのは、バイクの趣味の方が忙しくて、ソロキャンプに行ってるヒマが無かったからでした。
   今回、ようやく重い腰を上げて買う事にしたのですが、自分の知っているレザーマンは、ポケット・サバイバル・ツール(PST)だったのですが、それはとっくの昔に廃盤になっていて、種類が色々増えていて、今度は目移りしてなかなか買えませんでした。そして重さ、装備の量、価格などを様々に勘案して、決心したのがこのウイングマンでした。

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最近のレザーマンにしては、装備の量は少ない方です
デザインもかなり洗練されたものになりました

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メインブレードは親指でワンタッチで開けれます
これって、最近のデフォルトなんでしょうか?

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メインブレード、ハサミにはロックが付いています
ロックを押す事で刃を畳む事が出来ます
これも最近のマルチツールには多い機構ですね


   このウイングマンには、兄弟機種としてサイドキックというのがあり、どっちにするかかなり迷いました。大きな違いは、ウイングマンがハサミ装備なのに対して、サイドキックはノコギリ装備だという事。しかし、実際のアウトドアでこの種のツールにノコギリが付いていてもあまり使わないと思いますし、むしろハサミの方が使いでがあるくらいです。そしてレザーマンのハサミはマイクラでよく切れる事を知っていましたので、ハサミに惹かれてウイングマンを買う事にしました。

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ハサミを完全に起こす事で、バネが使える仕組みになっています
アウトドアでもハサミの出番は意外に多いものです


   さて、このウイングマンを買った最大の目的が、アリゾナストーブを持ち上げるためのプライヤーなのですが、本来の使い方はそんなチャチなもんじゃないので、非常によく出来た仕上がりになっています。このマルチツール1丁で色んな事が出来そうです。ただし、ヤットコとしての役割しか無い、という事になると、些かハードスペックである事は否めません。個人的には、ビクトリーノックス・ソルジャーALで十分と思ってしまう人なので、この大きさ、重さはちょっと持て余すなぁ、という感じです。まぁ、使えない訳ではなくて、好き嫌いレベルの話しなんですが。

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プライヤーにもバネが仕込んであって、実に使いやすいです
こういう用途には勿体ないくらい

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持ち上げるだけだったら、これでもいいかなぁ、と
買ってから思ったりもしましたw


■缶切りの違い
   さて、この種のマルチツールには、必ずと言って良いほど缶切りが付いています。そもそも缶詰というのが軍の糧食として開発された事、それにも関わらず缶切りが発明されたのが缶詰に遅れる事半世紀、という事情から、如何に缶切りを重要視してるかが現れていると思います。もっとも、今では要缶切りの缶詰を探す方が大変なのですが。
   とは言いつつも、イザ無いとなると困るのが缶切りです。自分などは、カセットガスやガスカートリッジの穴開けをしようとして見つからず、釘とハンマーで穴を開けるという、缶切りが発明される以前のポピュラーなやり方で穴を開けた事があるくらいですので、やはり重要視してます。
   その缶切りですが、日本では缶切りを手前に引く「引き切り」が主流ですが、欧米では奥に押す「押し切り」がメインな様です。まぁ、どっちでも開けれる事には違いないのですが、缶切りの形状によっては開けやすかったり、開けにくかったりします。滅多に使わないものでありますが、いざ使う時にマゴマゴしない様に、一度は使ってみて使い方を覚えておくと良いでしょう。

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缶切りの形状の違い
左から3点は引き切りですが、レザーマンのはあまり馴染みのない形
ビクトリーノックスは押し切りですが、案外使いやすいです








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