灯器系

2019年03月15日

 車中泊用の照明としては、これまでキャプテンスタッグのキャンピングスクラムランタンLED化したのとか、高輝度30灯スクエアLEDランタンといった電池式のものを使っていたのですが、今回初めて充電式の投光器を買いました。というのも、コールマン286Aよりもコンパクトで明るく、点灯する手間もなく、こりゃ良いなと感じたからです。これもまた、時代の進歩というべきでしょう。



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日本での取り扱いはグッド・グッズという会社ですが
製造は中国の様です





■まず見た目

 この照明器具は、ランタンでもライトでもなく、投光器というカテゴリーの灯器なのですが、ランタンとライトの両方の機能を併せ持った照明器具です。サイズは幅が171.6mm、高さが126.8mm、厚みが45.9mm、重さは450gとランタンとして見た場合、相当にコンパクトです。
 ボディは写真の通り、黒と黄のカラーリングで、恐らく工事などで使うイメージでしょうか。落としても壊れない様に黄色い部分がプロテクターになっています。材質はアルミ合金とABSとの事。生活防水仕様とあるので、雨程度なら濡れても大丈夫な様です。背面にハンドルが装備されていて、これは手持ちや床置きで使う他に、あとで述べますがスタンドにマグネットが入れてあって、鉄部に貼付ける事も可能です。

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投光器としては小型の部類に入ると思います
結構がっしりした造りです


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本体の大半はバッテリー(3.7V 4400mAh)といっても差し支えありません


■使い方

 スイッチは背面にあり、点灯モードは「ハイモード→ローモード→SOSモード→フラッシュモード」の5段階で、まず1回押すと電源が入り、2回連続でハイ、3回連続でロー、4回連続でSOS、5回連続でフラッシュ、と変える事が出来ます。こう書くと面倒臭い感じですが、スイッチをカチカチ押し入ればそれとなくモードが変わるので、そんなに難しくはありません。消灯の仕方は、各々のモードで5秒以上点けていれば、1回押すと消えます。
 この投光器の面白いところは、バッテリー残量がLEDのインジケーターで分かる事で、使用時また充電時にあとどの位の時間、使える/掛かるというのが、一目で分かる様になっています。ちなみに、説明書には満充電でハイモードで約3時間、ローモードで約6時間、連続使用できると書かれています。充電時間は約4〜5時間。電池寿命は約1000回だそうです。
 ちなみに、開封時にランプ4つが点灯するほど充電されていました。

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防水仕様だけに、充電器の差し込み口やUSBの部分には
カバーが取り付けてあります


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バッテリー残量が分かるインジケーターがあるの優秀です


■スタンドの使い方

 背面に装備しているスタンドは45度の角度ずつ可変する事が出来ます。基本的には床置きで使うのを前提としていると思うのですが、手持ちにすればライトの代わりにもなります。
 このハンドルには、N45マグネットという強力なマグネットを3個装備しているので、鉄部であれば貼付けて使う事が出来ます。といっても立て向きなら落ちてくる事はないのですが、横向きだとズルズルと落ちてきます。この手のライトにマグネットを付けると便利なのは、高輝度30灯スクエアLEDでも経験していますので有り難い機能です。

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4番はむしろ天井を照らす使い方でしょうか

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自宅の洗濯機に付けてみました
自動車にも同様に付けれるでしょう

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マグネットは意外に強力ですが
横向きには使えませんでした




■実際の明るさ

 明るさは2500lmという事ですが、レビューなどを見ているとその明るさは出ていないと書いている人が多いです。しかし実際に使ってみると、結構明るいです。ローモードでも十分な明るさです。先日、駐車場用に買ったセンサーライトよりも明るい感じです。
 LEDがいわゆる一つ目なので、光が届く範囲が狭そうなイメージがあったのですが、これはどうも古い時代のLEDの印象だった様で、テントやトランポの荷室を全体的に照らす様な明るさを持っています。
 これまでキャンプの主力で使ってきたコールマン286Aと比べると、明らかにこちらの方が明るい。むしろ、まったり夜を過ごしたい時などには、明る過ぎるとは思うのですが、最近のキャンプはレースの前夜のテント宴会がメインなので、むしろこの位の明るさが求められるので、丁度いいくらいでしょう。

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自宅の玄関でローモードで照らしました
これだけ明るければ十分です

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真っ暗の中での光の広がる範囲はこんな感じ

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写真では分かりにくいですが
奥のセンサーライトより明るめです

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このくらいの明るさがあれば
ちょっとした作業なら十分こなせます


■その他

 この投光器は、USB出力を持っていて、スマホなどの充電やその他の機器の電源として使う事が出来ます。あれば便利な機能なのでしょうが、照明器具としての役目を負わせている時に、モバイルバッテリーとしては使わない気がします。そもそも満充電でローモードでも6時間くらいしか持たない訳ですし、電池式の様に電池を交換したら使い続けれるという訳にも行かないので、なおさらです。
 その意味で、この投光器は防災用としては使えないと考えています。停電してるであろう被災時に、使い切ったら充電するなんて事は出来ないでしょうし、その意味では電池式やガソリン式のランタンの様に使えません。この辺りはそもそも用途が違うと割り切る必要があります。
 ローモードでも連続使用時間が約6時間というのは、コールマン286Aが8〜15時間もつ事を考えれば、少々物足りない感がありますが、レースの前夜に一晩中起きてる訳にもいかないのですから、むしろ寝るまでには十分持つと判断しました。また、トランポに常時搭載していつでも使える様にする、という使い方ではなくて、泊まりレースの時に充電して持って行くという使い方がメインであれば、充電式でも差し支えない、という風に考えています。
 コールマンのランタンでは、嵩張るし、点火に手間が掛かるし、と何かと忙しいレース前夜では、やや面倒であったのですが、この投光器ならスイッチ一つで点きますし、結構明るいですし、そういう状況でのニーズに十分応えてくれます。多くの人が高い評価をしていますが、なるほどな一品です。

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iPhoneも充電出来ます
夏場はUSB扇風機の電源として使えるかも

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このコンパクトさ、さっと使える簡単さは有り難いです









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tanisi_corp at 00:00コメント(0)

2017年10月30日

   自分は数年に一度、“ろうそく病”を発症するのですが、今回は予算に余裕があったという事で、前々から欲しかったスイス軍の折りたたみ式のキャンドルランタンを調達しました。このランタン、結構人気があるようで、出品されると大体1万円前後で落札される様です。自分も今回、そのくらいの金額で手に入れました。まぁ、こういうのは出物ですので、買える時に買っておくのは、ミリタリーの世界では常識とされています。

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ぱっと見た目は、カッコいいなぁと思いますw



   折りたたみ式のキャンドルランタンは、昔は国産のもありましたが、大抵は家型のアルミ製ので、お世辞にも作りが立派とは思えませんでした。しかし、このスイス軍のはステンレス製で見た目がピカピカして格好よく、しかも家型でないのが余計に格好良く、それゆえに人気のある商品なのだと思います。透明部分はマイカ、すなわち雲母で出来ているとの事ですが、雲母って鉱物のイメージだったので、こんなに薄く出来るんだと改めて驚きました。もっとも、知らんのは自分だけで、結構昔からこの手の使い方はしていた様です。

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展開図
ヨーロピアンな箱形だけに、箱の展開図ですw



   キャンドルをどうやって固定するのか興味があったのですが、底にガスホースの固定器具の様な装置が組み込まれていて、爪を広げてキャンドルをはめて固定する方式になっていました。なかなかのアイデアだとは思うのですが、最後まで使ったらロウが溶けて、この器具がエラい事になりそうですが、溶けても良い様に底はくぼみが作ってあって、冷えてロウが固まったら、掃除しろ、という事の様です。

写真 2017-10-15 17 03 49
キャンドルを固定する器具
つまんで拡げます


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ロウが溶けても良い様に、凹みが作ってあります



   折り畳んだあと、釣り手を先のキャンドルを固定する爪に引っ掛けると、広がらない様に畳む事が出来ます。こういう辺り、結構カッコいいなと思います。ただし、畳んだとしてもそれなりの大きさで、これをコンパクトと感じるかどうかは、人によって感じ方が違うかもしれません。自分は、かつて持っていたビッグオークなどのキャンドルランタン
に比べると、結構嵩張るなと感じました。

写真 2017-10-15 17 04 39
畳んだ状態は、メカニカルな感じでカッコいいです


   このキャンドルランタンには、収納ケースが付属しているのですが、なんとキャンドルは外のポケットに差し込む様になってます。実際に差し込もうとしたのですが、日本のろうそくとは成分が違うのか、削れて白い粉がケースに付いたので、やめときました。そもそも、キャンドルを剥き出しにして収納しようという発想が変わってると思うのですが、実際にどういう運用のされかたをしていたのか、興味のあるところです。

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外にキャンドルつけたら
削れたり折れたりしそうなんですけどねぇ



   最大の問題は、このキャンドルが(当たり前と言えばそれまでですが)別売で売っておらず、この太さのろうそくも、そこらには売っておらず、補充が効かないうえは、うっかり使えないという事です。実はこの点は買う前にあまり考えておらず、太めの仏壇ろうそくで代用が効く、くらいにしか考えていませんでした。まぁ、この太さに近い内径のパイプを使って、ろうそく溶かして作るという方法もありますが、それはそれで面倒くさい事で、思案中です。

写真 2017-10-16 0 23 42
予備のキャンドルがないのが一番の問題


   買っておきながら、こんな事をいうのもなんですが、折りたたみとは言えそこそこ嵩張る事、キャンドルの予備が無い事、昔持っていたスライド式のキャンドルランタンの方が収納性がよく使い勝手も良かった事から、高いお金出して買った割には、あまり満足を得る事が出来ませんでした。まぁ、買う前はキラキラしたイメージだったのが、実際手に入れたらそうでもなくなった、というのはたまにありますし、今回は現物を手に取って買った訳でもないので、買ってみて初めて分かった部類かな、と思います。何にしても、人気のある高額商品wですので、どうにも使い道がなかったら、どなたかに高額wで譲事にしましょう。






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tanisi_corp at 20:00コメント(6)

2016年09月11日



   キャンプでの照明器具は、今ではLEDライトやランタンが主流で、しかも非常に小型で長時間使える物が多く、便利になったとつくづく感じます。しかし、自分がアウトドアの趣味を始めた頃は、ガスランタンと豆電球のヘッドライトが一般的でした。そのガスランタンも、灯油のランプより明るく、ガソリンランタンより小型という事で重宝したものです。
   今回、イワタニプリムスのIP-2243を再就役させたのに伴って、ランタンも懐かしのIP-2245を調達しました。

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こちらも久々のお目見え
何だかんだで、この形、好きです


■ロングセラーの逸品
   IP-2243と同様に、このIP-2245もロングセラーのランタンで、現在に至るまで何度かのモデルチェンジを経ています。現在のモデルは、火力調整ノブが小型化し(プリムス製品に共通のノブ)、吊り下げのチェーンがワイヤーになったタイプです。性能は昔のよりも良くなっている様ですが、仕上げがちょっと安っぽいのは、現行機種のIP-2243と同様です。
   今回改めて調達し直したのは、自分がかつて持っていた、ホヤの取り外し器具にチェーンが付いた、「長首タイプ」と呼ばれるものです。どうやらこのタイプは結構人気がある様で、ヤフオクでも季節によっては良い値段で取り引きされています。
   この旧モデルに拘ったのは、ノストラジーによるところも大なのですが、現行モデルでは吊り下げワイヤーが、ホヤの取り外し器具にかしめて取り付けられており、任意に外す事が出来ません。旧型のチェーン(風呂の栓などに使われている玉チェーン)は、簡単に取り外す事が出来、実際、昔使ってた時は、吊り下げて使う事はまずなかったので、チェーンは外して自宅で保管してました。

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古いマントルが付けっぱなしでしたが、壊れてました
まぁ、消耗品ですしね、輸送中に壊れる事は多いんですよね
だから、必ず予備のマントルを入れてました

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久々のマントルの空焼き
ガス出すの忘れて、時間掛かってしまいましたw

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三つ足アダプターを使えば、カセットガスでも使用可です


■クリアグローブの代替
   ところで、このIP-2245は、ガソリンランタンなどに比べれば明るさが足りないので、昔使っていた時は、オプションのクリアのホヤに替えて使ってました。ところが、今はプリムス純正のクリアのホヤや売っていません。そこで代替品を探したのですが、スノーピークの2WAYランタンとEPIのマイクロスーパーランタンの物が取り付けれる事が分りました。
   どちらもドイツ製のSCHOTTのグローブなのですが、スノーピークは値段が1,800円程度、EPIは1,000円程度。スのーピークはSCHOTTのロゴマークしか入っていませんが、EPIはSCHOTTのゴロの裏に赤々とEPIgasのロゴマークも入っています。プリムスのランタンにEPIのホヤつけるのも癪な話しですが、800円も高いのを付けるのもなんだかな、という感じ。結局、良く見比べてみると、ホヤの縁の部分の形状が、プリムスとEPIは全く同じだったので、EPIのロゴが入ってるのには目をつぶって、安い方を買いました。

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プリムス信者の自分にとって、EPIの物を使うのは些か抵抗あるのですが
値段には変えられませんでしたw

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クリアのホヤは、グローブなどホヤの中身が見えるのがポイントです
SCHOTTのロゴマークはカッコいいですね

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反対向けると、EPIgasのロゴマークが(爆)
まぁ、自分の方に向けなければ気になりませんw



■フロストとクリアの明るさの違い
   さて、フロスト(磨りガラス)とクリアの明るさの違いですが、まず言えるのは、直接見た時、クリアの方が目に刺激がある、という事です。まぁ、だからフロストのホヤも作られた訳ですが、クリアのホヤを使う時は、あまりランタンを直視しない様にしています。
   次に、半径50cmくらいでの明るさですが、これはフロストでもクリアでも大して差がありません。むしろ、フロストの方が光が柔らかなので、目に優しい感じがします。
   それ以上の範囲となると、クリアの方が若干遠くまで光が届く様です。ただし、あくまで若干であって、届いたからといって、そこで何か出来るほど明るい訳ではありません。
   結局のところ、その程度の差でしかないなら、別にフロストのままでも良いかな、という気がします。昔は、若干でも明るい方が良い、みたいに感じていたのですが、どのみち使うのがトランポの荷室とか、ソロ用のテントで使う事を考えたら、フロストでも十分だと今は思います。

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こちらはフロストのホヤ
手元は明るいです

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全体的な明るさはこんな感じ
影の輪郭が少しぼんやりしてます

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こちらがクリアのホヤ
手元の明るさはフロストとあまり差がありません

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フロストよりは明るいですが、別にクリアでなくても良いかな
クリアの方が影がくっきりしてるのが特徴的です


■意外と暑い(熱い)
   ガスに限った事ではないですが、ランタンというのは燃料を燃やして灯りを灯すので、基本的に使用中は熱いものです。ただ、昔、これを使っていた時は、部屋の温度まで暑く感じるほどではなかったのですが、実はこれが意外と暑いという事を改めて感じました。
   購入した時期が夏なので、エアコンつけているのですが、IP-2245を灯すとエアコンの効果がなくなるほどです。試しにユニットバスの電気を消して、IP-2245の灯りでシャワーしようと思ったのですが、狭い空間だけに余計暑くて、止めてしまいました。逆に冬場の寒い時期なら、良い暖房代わりなるのかもしれません。ただし、ガスを燃やしてるという事は、当然、酸素を燃やして二酸化炭素を出しているので、狭い空間で使い続けるのは危険ですし、原則、外で使うのが前提ですから、その辺りは良い感じに換気して使わねばなりません。
   あと、短時間でも使うと、ホヤやホヤの上の天板がとても熱くなるので、うっかり触って火傷しない様に。消火しても暫くは熱いので、指先をジュッとやってしまう時があります。

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昔、この天板でスルメ焼いてた人がいました
そのくらい熱くなります






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tanisi_corp at 09:41コメント(0)

2015年11月18日



   かなり昔の事なんですが、ある時、実家の親父が何を思ったのか、映画とかでよく出てくる、いわゆるハリケーンランタンを送って来た事がありました。別にくれと言った訳ではなかったのですが。しかし、珍しくも感じたので、買い置きの灯油を入れて使ってみました。ところが、映画では結構明るいのに、現物は結構暗く、少しでも明るくしようとしたら煤が出る。あまり良いもんじゃないなー、と感じてるうちに、何かの拍子に蹴飛ばしてしまい、芯が顔を出してるところから、どくどく灯油が流れ出してしまい、頭に来て捨ててしまいました。
   以来、この種の芯タイプのランタンは使い物にならん、という事で、加圧式のランタンを使っていたのですが、最近、日本飯盒協会の会員さんにベランダクラフトが流行り始め、そこで皆さんがハリケーンランタンを使っているのをみて、自分も少し欲しくなり、このたび、改めて調達しました。

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Feuerhand Eternity Lantern Clear Globe Suprax Brand 276
色々な色の奴もあるんですが
このスズ色の上に塗装してあるだけのそうです
(塗装の分だけ高い)


■どこのを買うか
   この種のハリケーンランタンは、安いのになれば500円くらいからあるのですが、1,000円前後の物は中国製のいわゆる「安かろう悪かろう製品」という事でした。まぁ、ブリキで出来た製品ですし、それにウン千円も掛ける方がどうにか、と思わないでもないのですが、名の通ったヨーロッパ製のランタンは、大体4,000〜6,000円もするのです。ちょっとあり得ん値段だと感じるのは不思議でもありません。
   では、やっすい中国製とたっかいヨーロッパ製のどこが違うのか。まず、造りはヨーロッパ製の方が全然良さそうです。事前に聞いた話しでは、芯の立ち具合が全然違うとのこと。中国製のはフニャフニャで立ちが悪いらしいです。あと、グローブのガラスの質が違うとか。自分が昔親父から貰ったのも、かなりちゃっちい造りだったのですが、いくら安くてもチャチなものを買ったのでは意味がありません。そこで、多少高くても、ヨーロッパ製のにする事にしました。
   そのヨーロッパ製でも、今回かったフュアーハンド以外にも、ペトロマックスなど色々なメーカーがあるのですが、その辺りはどこが良いとか好みがなかったので、一番有名なフュアーハンドにしました。ただ、一番安いのでも4,000円くらいします。高いなぁ〜と思って色々探していたら、並行輸入品を扱っているショップを発見。他よりも1,000円ほど安くで手に入れる事が出来ました。

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正規輸入品は箱とかに入ってたりするみたいですが
こちらのは紙袋でしたw
でも、この紙袋が価値が有るらしいので、大事に取っておきます

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芯とタンクの構造
タンクは二重構造になってて、うっかり倒しても
燃料が溢れにくいそうです

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タンクのキャップの造りも、安物と違って
結構しっかりしたものでした

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タンクの刻印
W.GERMANYのままになっています

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グローブの方はGermanyになってました
金属部の金型は、20年以上前と同じなんですね


■第一印象
   速攻で届いたFeuerhand Eternity Lantern Clear Globe Suprax Brand 276。まず開けてみて驚いたのは、レトロな紙袋に入っていた事。記憶を辿れば、自分がまだ幼稚園に上がる前くらいの頃、コンビニ袋が普及する前のスーパーでは、この手の紙袋に買ったもん入れてたなー的な紙袋です。もちろん、クッション材はしっかり入ってたので、破損箇所などないのですが、あまりの軽便な包装に驚きました。並行輸入という事で、ちゃんとしたのが来るか気にはなっていたのですが、ちゃんとフュアーハンドの丸いタグが付いていました。その店は、その種の業界団体に所属してるらしくて、ちゃんとした物を扱っている店の様です。
   さて、モノそのものの印象ですが、さすがは100年の歴史があるメーカーだけあって、しっかりした造りだなーと感じました。ランタンとしては簡単な原理の灯器なのですが、実に頑丈に作ってあって、また気品ある仕上げです。自分が昔持ってたハリケーンランタンは、如何にもやっすいチャチな代物だった事が分ります。
   この種のランタンに、自分はさほど知識がないので詳しい解説は出来ないのですが、今回一つ勉強になったのは、タンクから生えてランタンのグローブを両サイドから挟み込む様になっているアームというか支柱が、実は空気の通り道で、炎から上がった空気がその支柱の中を通って芯の方にいき、燃焼効率を高めている、という事です。安物はその辺りの仕組みが上手い事いってなくて、それであまり明るくならない、との事でした。その辺りも値段によって差が出ている様です。

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一応、ランプオイルを買って来ましたが
あまり良い匂いもしないし、明るさは灯油と同じでしたw

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初点火!なのですが、燃料が十分染みてなくて
芯が燃えてるだけでした



■使ってみた感じ
   以前、親父から貰った奴が暗かったのは、ただの灯油を使ったからで、精製されたランプオイルなら明るいかも?という事で、450mlで1500円もするのをわざわざ買って帰り、さっそく給油して点火してみました。ところが、それほど明るくない上に直ぐに消えてしまう。あれれ?と思っていたのですが、どうやら給油したてで、芯に十分オイルが染みてなかった様です。暫く放置したあと、再び点火したら、今度は明るく点りました。
   しかし、精製アロマランプオイル、確かにオイル自体は灯油と違って、石油臭くなく、どっちかというとトイレの芳香剤の臭いなのですが、燃しても良い匂いがする訳でもなく、また明るさも劇的に明るいという訳でもない。試しに灯油を入れてみたのですが、明るさに関しては全く同じ。むしろ、燃した時に変な臭いがしない分、灯油の方がマシ、という感じでした。
   さて、その明るさですが、ハリケーンランタンとしては上等な部類とはいえ、加圧式ランタンの様な明るさを求めるのは無理で、ロウソクの4〜5倍明るいというレベルです。ランタンに近づけば辛うじて本は読めるけど、離れたら無理です。広い空間よりも狭い空間の方が明るく感じる訳ですが、それでもこれだけでシャワーを浴びるには暗いなー、と言う感じでした。
   むしろ、有った方がマシ!と思えるのはベランダで、手元灯りとしては十分。確かに、ベランダクラフト向きの照明です。自分の場合、仕事から帰って来てから洗濯機を回す事が多いのですが、これまでベランダは真っ暗で、手探りで洗濯してた様なもんなのですが、このランタンがあれば多少は明るい訳です(LEDランタン使えってのは、この場合なしでw)。ちなみに、このランタン、風速80mでも大丈夫とかで、ベランダに普段吹く風くらいでは火が消えません。

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洗面所に置いてみました
これでヒゲ剃るのはチト暗いですねぇ
歯磨いたり、顔洗ったりは大丈夫ですが

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もとより、ベランダクラフト用に買ったのですが
足下照らす分には十分明るいです

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洗濯する時にも使えます
まぁ、LEDライトの方が全然明るいですが、、


■まとめ
   昨今流行のLED照明に比べたら、明るさは雲泥の差どころではないのですが、明るきゃ何でもいいのか、といえばそうでないのが人間の情というものです。確かに、何かする時は明るくなければ困りますが、「何もしない時」には、この手の明るくない灯りが有り難いというものです。かつて、ペツルのミクロをハロゲン球に替えて「おお〜!サーチライトみたい!」と喜んでた歳には、その良さが理解出来んかったという事です。
   あと、いくらロウソク並の明るさとはいえ、やはり高いモノはそれなりに出来が良い、という事を再認識しました。なにせ、500円と4,000円の違いですから、出来栄えに差があって当然な訳です。逆に、1,500円もしたランプオイルもリッター72円の灯油も、さほど変わらんというのが意外でした。昔持ってた安物のハリケーンランタンは、もっと灯油臭い感じでしたので、これも本体価格の差の現れなのかもしれません。
   とか何とか言いながら、やっぱりもう少し明るいのがいいなー、とか思うのも正直なところですが、そうなると加圧式のランタンという事になるので、少し二の足踏むところでもあります。

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明るさはロウソクの5〜6倍くらい?
ボケッと眺めるには良い明るさです






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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2014年02月13日

   先述の日本陸軍の水筒をヤフオクで探してる最中に、昔の陸軍で使ったという角型ライトが出品されてました。元は自転車用という事ですが、意外にもスタイリッシュ(に自分が感じた)なスタイルで、こんなのを使ってたのかーとにわかに興味が沸きました。
   これまで、いくつかの軍用ライトを使ってきましたが、今や時代はLED全盛です。豆電球使ってるライト自体、自分の長い事使っていません。仮にあったとしてもLED化しています(ペツル・ミクロミニマグライト)。しかし、豆電球の灯りってのも、ロウソクやオイルランプ同様に良いものです。そこで、気になった角型ランプについて調べてみました。

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今回取り寄せたSANYO サイクルライト LK-D120K
戦後、プラ製の角形ランプも作られましたが
これはその最後の子孫です
(ただし、どうやら絶滅したみたいです)



■判ったこと
   ざざっと調べて判った事は、出品されていた角型ランプは、当時にあっては別に軍用という訳でもなく、普通に日常生活で使われていたものであった、という事でした。そもそも角型ランプは、松下電器(今のパナソニック)が初めて「ナショナル」の商標を冠した製品(ナショナルランプ)であった事。発売当時は今の値段で1万2500円ほどしたのが、10年後には3000円くらいにまでなって、相当普及した事。似た様な製品がアチコチのメーカーから売られてた事、などが判りました。津山事件(八つ墓村のモデルになった事件)の犯人が首から提げてたライトも、ナショナルランプだったそうです。もっとも、ナショナルの製品だったのか、同形他社の物だったのか判りませんが(シャチハタとかホッチキスみたいに、角型ランプの代名詞になってた可能性がある)。
   角型ランプを調べるという事は、実質的には松下幸之助の成功の歴史を調べるのと同義で、それはそれでスゴい事なのですが、個人的には懐中電灯というのは、いわゆる棒状のアレで角型のは知らなかったので、むしろ角型の方がカッコいいじゃん?なんて思いました。ちなみに、懐中電灯というのも松下電器で社員公募で決まったネーミングらしいですが、それまでは探見灯とか電池ケースとか言ってたそうです。そう言えば、実家の親父は懐中電灯の事を「電池持ってきてー」と言ってましたが、おそらく電池ケースの略称だったのでしょう。
   その様な訳で、ナショナルランプでオークションを検索してみると、当時の古物が出品されている事が分かりました。また、ナショナル以外の角型ランプも沢山ある事が分かりました(冒頭にあげたランプは、上海のメーカーの物だった)。ただ問題は、なにぶん古いものであるので使えるかどうか分からない事。しかも初期型の物は乾電池も今の規格とは違うものが使われていたりして、今それを実用するのはどうかという気もしないでもありません。そこで現用で手提げの角型ライトがないのかと探して見つけたのが、今回紹介するサンヨーのサイクルライトだったのです。

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背面にはボルトと金具が付いています
自転車の前カゴなどに付けるのでしょう


■雑感
   このサイクルライトLK-D120Kを見つけたのは全くの偶然で、角型ランプで画像検索した時に引っかかってページを表示したら、通販サイトに辿り着いたというものです。SANYOとは言わずと知れた三洋電機の事です。戦後には今回調達したのと似た様な全樹脂製の角型ライトも出してたりして、おそらく、このタイプのライトを最後の最後まで作ってたメーカーだと思います。しかし、その三洋電機も今やパナソニックの完全子会社で、このサイクルライトに限らず全商品が製造終了ですから、このサイクルライトも市場在庫のみなんだと思います。
   届いたブツを見てまず感じたのが、LED全盛のこの時代にあって、よくもまぁ三洋電機はこんなライト作ってたなー、という事でした。デザインがレトロなのも去る事ながら、豆電球使ったライトなど、名の通ったメーカーは今時作りません。作りにしても、全部ABS樹脂のライトなんて、まるでオモチャみたいな感じです。もっとも、値段は税込み500円だったのですが(送料の方が高くて630円もした)。
   とりあえず電池を仕込んでスイッチを入れてみたのですが、ピカリとも光らない。いきなり不良品つかまされたかー、でも返品もヘッタクレも、こんなチープな商品、どれも同じ作りと違うかーと焦りました。で、あれこれ調べてみると、電球に当たる部分の接点が接触してる事を発見。接点を離すといい感じに光り出しました。ともかく、ライトとしては使えます。

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LED化したミニマグライトとの比較

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矢印の部分の接点がくっついてましたので
指で広げたら点灯しました


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豆電球(エジソン球というらしい)でも
電池が新しい間は、それなりに明るいですw



■実用試験
   その昔、まだLEDライトなど無かった頃、ナショナルの豆電球のヘッドランプを持ってキャンプに行った時、夕方から点け始めて日付が変わる頃にはもう空前の灯火になっていて、ラジオに入れていた電池と入れ替えて、どうにか寝るまで持たせたという事がありました。その後、ペツルのミクロに変えた時、電球を付属の豆電球からハロゲン球に変えたところ、ビックリするほど明るくなった(おそらくLEDと良い勝負)のと引き換えに、3〜4時間ほどしか持たなくて、それにもビックリしたとい事がありました。
   ところで、このサイクルライトは、使用電池が単一電池2本です。これまでのライトは、大抵は単三電池を使ってましたので、当然の事ながら単一電池よりは容量が少ないのです。そこで、単一電池を使うとどの程度持つのか試してました。
   まず、電池ホルダーを使って単三電池で試してみましたが、こちらは点灯約5時間くらいで消えてしまいました。実質使えたのは3時間くらいでした。そこで今度は単一電池に切り替えたのですが、完全に消えてしまうまでに約23時間。実用は大体18時間くらいでした。さすがは単一電池というべきか。
   余談ですが、ナショナルランプが登場するまでの電池式の自転車用ランプは、2〜3時間しか光らない役立たずなものだったそうですが、松下電器のナショナルランプは30時間も使えるのを売りにしたそうで、それがきっかけで角型ランプが爆発的に売れたとか。大容量乾電池を使うこのサイクルライトも、その逸話を引き継ぐライトであったという訳です。
   しかしながら、単一電池を2本も入れてると、重さは424gとかなり重いです。そのほとんどが電池の重さである事は疑う余地もありません。これが単三電池2本だと204gですから、明るさよりも重量軽減のために、是非ともLED化をしたいものです。

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豆電球の良さは、オイルランプロウソクの様に
暖かい光を出すところでしょう

20140209_174726
サイクルライト自体は軽いのですが
単一電池を2本も入れると、それなりにずっしり来ます


■LED豆電球
   もともと豆電球を使っているライトに豆電球タイプのLEDを仕込むというのは、昔、ペツルのミクロで試した事がありました。確かに豆電球に比べれば明るくなります。しかし、その後のLEDの急速な開発によって、後発のLEDがどんどん明るくなって、豆電球タイプのLEDはそれらに比べると、決して明るいものではなくなりました。その後も豆電球型のLEDは作られ続けていますが、レビューを見る限り、それほど明るいという評価はなされていません。
   とは言え、豆電球よりは明るいのは確かですし、使用時間も圧倒的にLEDの方が長いのです。そしてその差は、豆電球が単一電池で実現した使用時間を、LEDなら単三電池で可能にする、つまり大幅な軽量化が可能である、という所に現れると考えました。そこで急遽、LED豆電球を取り寄せたのですが、昔ミクロに付けた時よりも遥かに安くなって、送料込みで380円くらいになっていました。(ちなみに、豆電球は90円くらい)
   さて、点灯試験を始めたのですが、最初は8時間くらいは楽勝で明るい。そこで一旦止めて仕事行って、帰ってきてからまた点けたのですが、その後も延々点け続けて、かなり空前の灯火になりつつも、それでも延べで30時間近く光ってました。まぁ、このくらいになると、単に光ってますというだけで、暗いところで足下を照らすという様な訳には行きませんが、大したもんだと思いました。
   実用光度を保った時間は、約12時間ほど。単三電池でありながら単一電池なみの仕事が出来るのは、さすがLEDというべきです。まぁ、色が白っちいとか風情がないとか、そういうのはありますが、軽いのに越した事はないでしょう。
   ちなみに、このLED豆電球、一体どうした事か電極が逆になっています。なので使う際は、電池を逆向けに入れねばなりません。自分はレビューを読んで知ってましたので困りませんでしたが、知らない人は不良品つかまされたと怒りのレビューを載せてる人が何人もいました。その辺はもう少ししっかりして欲しいもんですね。

20140206_105148
電球の交換要領
ラジオペンチなどを使えは簡単に外れます

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右がLED豆電球
作りが雑なのか、ソケットに入れた時
左の電球よりも若干ユルユルでした

20140210_121541
明かりはこんな感じ。青っぽい白色です
電池を逆向けに入れないと光りませんw

20140212_223452
単三電池2本&電池ホルダーだと
単一電池使用時よりも240gも軽いです
点灯試験が始まって30時間近く経っているのに、まだ光ってます


   実は、ヤフオクなどには昔の角形ランプが時たま出品されているのですが、電球が点かなくなっている物も多く、電球が換えれるのかどうか分かりません。また、電池の規格が統一される以前の物は、使うために加工も必要です。ちなみに、デッドストック品は値段が5桁くらいに達したりする場合もあります。
   その意味では、このサイクルライトは実用の代用品として、それなりに良いと思うのですが、惜しむらくはこれとても生産終了っぽい事です。






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tanisi_corp at 20:00コメント(0)
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