飯盒をソロキャンプで使う上でのネックの一つに「焼いたり炒めたりが出来ない」というのがあります。つまり、フライパンの機能が無いのです。蓋に取っ手が付いたタイプもありますが、蓋そのものは鉄板としての機能がないので、フライパン代わりに使うには難があるのです。
飯盒&飯盒装備
フランス軍分隊用飯盒 ル・ブテオン《メーカーの違いによる差異》
先日調達した「フランス軍放出品 メスキット アルミ製 ラージ クッカー」ことフランス軍分隊用飯盒 ル・ブテオン。普段滅多に出番がないとはわかりつつも、どうにも気に入ってしまいまして、気に入った物は二つ欲しくなる性格をしているので、追加でもう一個調達しました。
フランス軍分隊用飯盒 ル・ブテオン
前々から気になっていたものの、買っても使い道なさそうという事で手出ししなかった、フランス軍放出のデカ飯盒。日本国内では「フランス軍放出品 メスキット アルミ製 ラージ クッカー」とかいう名称で売ってたりしますが、この度、大量炊飯の必要性に鑑み、手に入れる事
陸上自衛隊 - 防寒用飯ごう覆
米飯全般の大敵は寒さで、寒いとすぐに飯が冷えてしまいますし、寒すぎると凍結してしまいます。まぁ、そんな時に飯盒で飯など炊かなくても良さそうなも のですが、それでも炊かなきゃならないと自覚したのが、先日のクロスミッションAVDでの前夜。結局、マイナス4度の早
ファイヤーボックスの賢い使い方
折りたたみが出来て場所取らずで、かつ地面へのインパクトも少ないウッドストーブという事で、購入以来、もっぱらベランダだの庭だので愛用しているファイヤーボックス。庭付きの一戸建てに引っ越してからは、ますます本領発揮なのですが、最近、使い方をちょっと変えま
飯盒掛
飯盒掛というのは、シベリア出兵時に日本陸軍が開発し、試験的にシベリアに送った飯盒炊爨用の器具です。その後、大々的に使われた様子がないところをみると、試験だけで不採用だった可能性が大なのですが、史料は「飯盒掛具他調弁方の件」(「JACAR(アジア歴史資料セン
飯盒掛子蒸し器
掛子(かけこ、かけご)というのは、飯盒の中に入っている内蓋の事です。その意味は「ほかの箱の縁にかけて,中にはまるように作った箱」という事で、昔の手箱とかで使われていた言葉です。その掛子は、すり切り一杯で2合分の米が計れる計量器として(といっても、メー
兵式ハンゴウ4合炊[内面フッ素樹脂加工・日本製]
なんぼ飯盒好きとは言え、飯盒ばっか買っても仕方ないと思うので、よほどの物でない限り買わない事に決めた矢先、よほどの物が出ましたよ。 フッ素加工、つまり、テフロンだのスミフロンだの、語尾に「ロン」が付く、こびりつかないフライパンと同様の加工のされた
日本陸軍:旧型飯盒(の民生品)
基本的に自分が購入対象にしているのは、戦後に作られた飯盒なのですが、今回、程度の良さそうな旧型飯盒が出品されていましたので、落札しました。しかし、これがなかなかどうして、日本の物作りの原点に触れる一品でありました。 目次 びっくりする出来栄え ともあ
ニュートップ:3合飯盒
自分の飯盒使用歴は18歳の夏から始まるのですが、この飯盒は2代目の飯盒にあたります。初代の飯盒が、純粋に生活用品だったのに対して、この飯盒は野宿ライダーを意識して購入しました。もっとも、当時はそこまで飯盒愛に目覚めていなくて、さらに小型でパッキングし易い
東ドイツ軍飯盒
以前紹介したベルリン警察飯盒が、御徒町の中田商店でゴロゴロ売られていた頃、崩壊して間無しの東ドイツの軍装が大量に入って来ていて、はやりゴロゴロ売られていたのが、この東ドイツ軍の飯盒です。ベルリン警察飯盒と同じく、旧ドイツ軍の飯盒の系譜にありながら、あ
脱着ハンドル飯盒
自分は基本的には日本の兵式飯盒愛好家で、飯盒の蓋にハンドルが着いてなくても構わない派なのですが、蓋をフライパン代わりにするなら、そりゃハンドル着いてた方が楽だろう、くらいには思います。ただし、ドイツの飯盒の様に、良く出来たハンドル付き飯盒がないのが実
ファイヤーボックス
昨年、念願だったシェラストーブを手に入れ、薪で炊いた飯盒メシがことの外、美味い事に気が付きました。ただ。シェラストーブは電池に依存する事、常用するにはやや使いにくかった事、などにより、備蓄していた薪が無くなった時点で使用を取りやめました。 ところ
陸上自衛隊:飯ごう1型
自分は18歳で上京して以来、飯盒を使って来たのですが、たしか3代目の飯盒が自衛隊の飯盒でした。飯ごう2型が採用されてから、1型と称される様になったこの飯盒ですが、当時はまだこれが制式でした。実はしばらく使っていたのですが、あまり印象に乗ってなくて、知ら
ベルリン警察飯盒
その昔、ドイツ軍のヒストリカルゲームに参加するので揃えた装備の中に、この飯盒が入っていました。元はブルーグレーだったのを、フィールドグレーに塗り替えて使ったのですが、蓋と掛子を連結して使える便利さに、意外な思いをしたのを覚えています。しかし、その頃は
モリタ:ミニハンゴー
この飯盒を手に取ってみたのは、たしか1995年頃、神田神保町の石井スポーツでの事。「へぇ、こんな飯盒あるんだ」と思いつつも、それ以上の感情を持たなかったのは、当時はモリタの角形のノンスティッククッカーが最強と考えていたから。飯盒はあるにはあったけど、むし
シエラストーブ
シェラストーブというのは、ファンから風を送って木などの燃える燃料を強制的に燃やしてしまう、というストーブで、自分がアウトドアに目覚めた1990年代初頭には既に存在していました。「松ぽっくりなど、自然にある物が燃料になる」という触れ込みで、エコブームが始ま
兵式飯盒(谷口金属&キャプテンスタッグ)
自分は18歳で東京に出て来て以来、時々の空白はあるものの、常に兵式飯盒を日用品として使ってきました。数え上げると、初代はメーカー不明の兵式飯盒、2代目は確かニュートップの3合炊き飯盒、3代目が自衛隊の旧型飯盒、4代目が谷口金属製、そして現在も現役の6代
日本陸軍:将校用飯盒(の戦後品)
飯盒といえば、空豆形のいわゆる兵式飯盒(日本陸軍のロ号飯盒)をイメージするのですが、あれは兵式というだけあって、下士官兵に支給されていた飯盒で、将校さんは違う形のを使ってました(ちなみに将校は被服から装備にいたるまで、全部自前です)。まぁ、どこの国の
ハンゴーキャッチ
飯盒炊爨というと、焚き火にぶら下げて飯を炊くというのをイメージするのですが、実のところ、そういう炊爨をする機会というのは滅多にあるものではありません。かくいう自分も、焚き火で飯を炊いたというのは、去年の3月に奥多摩の某渓流でやったのが唯一です。昔みた
ドイツ連邦軍飯盒
我が国の兵式飯盒は、もともとはドイツ軍の飯盒を参考に、米飯が炊ける様に開発されたものです。そのドイツ軍の飯盒は19世紀の後半には使われ出して、第一次、第二次の大戦を経て、戦後も長らく同系列の飯盒が使われてきました。また、ドイツ軍のみならず、ドイツの同盟
兵式飯盒4リットルオイル缶風防
自分も昔持っていたスウェーデン軍の飯盒のスゴいところは、風防が標準装備されている事でした。これは付属のアルコールストーブを使うための五徳も備えたもので、世界的にもあまり類をみない飯盒でした。飯盒というのは、元々は焚き火で温めるのを前提として作られたも
ロゴス:ハンドル付ハンゴウ
飯盒というと、一般にはツル以外に持ち手のない兵式飯盒を思い浮かべますが、蓋にハンドルの付いた物もあります。チロル式とかスイス式とかいうタイプで、蓋をフライパン代わりにするためハンドルが付いているのですが、その原型になっているのは、ドイツ軍の飯盒の様で
兵式飯盒蒸し器
飯盒というと、使い方としては、「飯を炊く、ラーメンを煮る、シチューやカレーを作る」といった、煮炊き系の調理に使うのがメインで、蓋などで玉子やウイ ンナーを焼くといった使い方は、フライパンがなかったり省略して持って行ってない時のキワモノ的使い方といった
陸上自衛隊:飯ごう2型
飯盒に対する愛を熱く語ったのは、今から7年も前の事ですが、この度、陸上自衛隊の飯ごう2型を購入しました。といっても、官品ではなくレプリカですが。いわゆるPX物なのかもしれませんが、仕様書がアップされているので作ろうと思ったら作れちゃうんでしょうね。実際
HEAVY COVER Inc. USGI CANTEEN CUP BOIL COVER
自分はもともとミリタリーの趣味を持っていましたので、キャンティーンカップを使うのはごくごく普通の事ですし、キャンティーンカップの便利の良さを昔から認識しているのですが、世間様ではそうではない様で、チタンのカップやクッカーが全盛の様です。しかし、自分と
USキャンティーンカップ:アルコールストーブセット
アルコールストーブというのは、それ自体はとても小さくて軽いのに、専用の五徳を持ち合わせてない所に、研究と開発の余地を多いに残してくれている、「頭を使わせる」ストーブだと思います。それだけのテーマで本が一冊書けてしまうんじゃないでしょうか。かくいう自分
USキャンティーンカップ(&スタンド)
アメリカ軍の1クォートキャンティーン(水筒)に被せるキャンティーンカップについては、既に多くの記事が出回っていますので、今さら自分が一文を起こす必要はないかと思ったのですが、何のかんので重宝する割には世間的にあまり目立たない装備になっていますので、啓