日本飯盒協会

2019年04月12日

 アウトドアメニューといえば、カレーが定番なのですが、ジャガイモやニンジンの皮剥いたり切ったりという作業は、よほど設備や装備が整ってないと案外面倒なものです。そこで昔から注目していたのが、缶詰を使ったカレーです。これならば、開けるだけで使え、かつゴミは空き缶だけですので、とてもイージーです。



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今回使った缶詰の皆さん
今回は肉はニューコンミート使いましたが
過去にはシーチキン使った事もあります
ちなみに、これで飯盒1個、4人前です





■準備

 一般的なカレーの作り方では、野菜はフライパン使って油で炒めますが、缶詰は基本的に調理済みの具材が入っているのと、軍隊調理法では炒めてなかったので、今回は炒めずに作る事にしました。そうすれば、油を持っていく手間も省けて結構な事です。
 まず、缶詰を開けて汁を捨てます。まぁ、汁ごと使っても良いとは思いますが、カレーに汁の味だの臭いだのが入るかもしれないので、捨てます。
 缶詰の中身を飯盒に入れ、上の水量線まで水を入れます。ちなみに、缶詰の固形量によって水の量が変わり、となるとカレーの濃い薄いにも影響を及ぼします。ここであえて、何グラムと書かないのは、写真と同じ様な大きさの缶詰でも、メーカーによっては量目が違う事もあるので、あくまで目分量でやって下さい。
 コンビーフは予めスプーンなどで潰して解しておきます。塊で食べたい人は、ナイフで賽の目切りにするのもありです。

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缶詰の汁は捨てます
(飲んでも構いませんが、美味くはないです)

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具は下の水量線、水は上の水量線まで
あまり沢山入れると、ルウとか入れた時に溢れます


■作り方

 コンビーフ意外の具材と水を入れた飯盒をストーブに掛けて、まずは沸騰させます。沸騰したら中火にして、コンビーフを入れてかき混ぜます。灰汁が若干出ますが、無視して構いません(軍隊調理法でも灰汁をとる指定はない)。いい感じに温まったら、一旦火を消して、カレールウを入れてよく溶かし、弱火で5分ほど煮ます。

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具合を温めます
まぁ、元々加工済みですので、具を煮るというよりは
湯を沸かす程度です

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解したコンビーフを投入します
賽の目切りでも可です

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コンビーフが解れたら、カレールウを入れてかき混ぜます

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いい感じに出来上がりました




■感想

 実は今回、余ってたカレールウも使ったので、カレールウは合計で240グラムあったのですが、量が多かったみたいで結構辛いカレーになりました。今回の具材と水の量なら、160〜180グラムくらいの安い値段のカレールウ1箱分くらいで十分だと思います。
 今回、コンビーフは2つ使ったのですが、全部解れてしまって、肉そのものはカレーに紛れてしまいました。ただ、2つも使ったので明らかにコンビーフ臭がするので、コンビーフ使ったカレーである事が分かります。ただ、結構塩分があるのか、塩辛いカレーになりました。この点、好みがかなり分かれる所だと思います。一旦コンビーフを茹でて塩抜きする手もあるのですが、そこまでやるなら肉凍らせて持って行った方が良い気もしますし、ちょっと考えさせられました。
 確実に一つ思ったのは、コンビーフはそのまま食った方が美味いな、という事でした。

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見た目は普通です
缶詰の代わりに、切った野菜をパックしたのでも良いでしょう
(そっちの方がカレーらしくなる)

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しかし、コンビーフはやっぱりそのまま食べた方が美味いと思います
(作ってる時もつまみ食いしてたw)









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tanisi_corp at 00:00コメント(0)

2019年04月08日

 前回、干鱈を使って鱈時雨を作りましたが、とても塩辛いものでした。一応、軍隊調理法では、棒鱈や干鱈を水で戻して生鱈の代用とする、と書かれているのですが、塩抜きに関しては何も書いていません。ともあれ、塩辛くて食べるにつらい、というのでは料理として不合格ですので、今回は生鱈でリベンジする事にしました。



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鱈も色々売っているのですが、今回は骨のないムニエル用
まぁ、一番干鱈に近い形してますしね

鱈時雨
前回と同じ作り方ですが
一応、レシピ載せておきます






■生鱈

 さて、生の鱈を使う訳ですが、一口に生の鱈と言っても色々ありまして、塩をしてあるのからしてないのまで、果てはムニエル用までありまして、一体どの鱈を使ったら良いのか、見当もつきません。前回、塩辛いのでえらい目にあったので、今回は塩をしてないのを買おうと思ったのですが、そこで目についたのが、皮も骨も取ってあるムニエル用の鱈。これなら皮取る手間もないし、骨もないから食べやすいだろうし、形も干鱈に似ているのでいい感じに思えました。
 問題はどれだけの量を買えば良いのか。レシピでは、鱈の量は150グラムと書かれているのですが、これは乾燥した棒鱈や干鱈の重さだと思うのです。ところが生の鱈となると水分を含んでいる事から、150グラムでは少ないのではないか。しかしまぁ、よく分からないのでとりあえず150グラム買ってきました。

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生姜10グラムを刻み、鱈を半分に切って胴切りにします
今回は水で戻さないので、すぐに調理できます

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飯盒に鱈と生姜、醤油30mlと砂糖15gを入れてザッと煮ます
今回は水を下の水量線の半分にしました

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一煮立ちすると灰汁が出ますので捨てます

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灰汁を捨てたら、鱈を引き上げます
あまりひつこく煮ていると、身がボロボロになります


■水の量

 前回、一番困ったのは水の量です。レシピには何ミリリットル使えといった指示はありません。使う水の量によって、煮詰める時間も変わってきますし、鱈を煮込む時間が長ければ身がボロボロになってしまいかねません。前回は150グラムの干鱈に対して、下の水量線まで水を入れましたが、今回は下の水量線の半分までとしました。
 ざっと鱈を煮たあと、鱈を引き上げて煮汁を煮詰めますが、今回は中火で10分煮詰めました。その頃には、水はさらに減って1/4くらいになっていました。そこで先ほどの鱈を入れて、中火で10分煮詰めました。煮汁はほとんど無くなってしまいましたが、焦げ付く前に火を止めて冷やしました。

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火力が強いと泡立った感じになるので
中火でゆっくり煮詰めていきます

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煮汁が半分くらいになったところで、鱈を再投入します

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ゆっくりコトコトと煮詰めていきます

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汁が完全になくなる前に火を止めます


■おそらく完成

 さて、冷めた後に試食してみました。今回は無煙の鱈ですので、純粋に醤油と砂糖と生姜だけで味をつけてあります。身が厚いところは味が薄い感じでしたが、前回の様に塩辛くはなく、美味しく仕上がりました。
 ただ、やっぱり生鱈で150グラムは少なかった様で、仕上がり量は前回の干鱈の半分ほどになってしまいました。しかし、倍の300グラムだともっと薄味になる様な気がします。作り方としては生鱈を使う様な感じですが、調味料の量は棒鱈を使うのではないのか。調べてみたら、棒鱈は塩を使わず干すそうですから、干鱈よりは塩味が少ないのかもしれません。
 いずれにせよ、生鱈の場合、作る手間は非常に少なく簡単に作れました。確かに弁当のおかずに向いてそうです。

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150グラムの鱈も、仕上がりはつきだし程度になりましたw









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tanisi_corp at 00:00コメント(0)

2019年03月29日

 軍隊調理法に紹介されているカレー汁が、その実、全然美味くなくて、これでは今日の様な国民食の地位を勝ち得ない、と考えた事から始まったカレー汁シリーズ。大体の見当が立ってきたのですが、今回はもう少し掘り下げて、研究してみました。







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今回はデミグラスソースを投入
今風の美味いカレーになるはずです


■ルウ

 今回もルウはエスビーのカレー粉缶のレシピに準拠しました。ただし、より正確さを出すために、「大さじ○杯」と書かれているのをグラムに換算しました。その結果、5皿分でラードが60gだと結構量が多いな、と感じましたが、むしろこのくらい無いと「ラードを煮立てる」と言うのは無理なので、加減せずに使う事にしました。
 ルウを作る順序は、まずラードを煮立てるところからですが、これだけの量があると文字通り煮立てる事が出来ます。その煮立ったラードに小麦粉を入れてキツネ色になるまで炒める訳ですが、ラード60gに対して小麦粉は36gですから、小麦粉がダマにならずむしろ液状になる感じでした。キツネ色になったらカレー粉12gを混ぜ込みますが、いい感じにペースト状になりました。
 これまで作ってきた油粉捏は、ダマになったり硬かったりと、いざ煮汁で伸ばそうにも、なかなか伸びてくれなかったのですが、この程度のペーストなら伸ばし易そうです。

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ラード60g、カレー粉12g、小麦粉36g
一応、中辛のルウの材料です

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煮立てたラードに小麦粉イン、小麦粉も煮立つ様な感じです
焦げない様にかき混ぜて、キツネ色にします

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カレー粉を投入して混ぜます
いい感じのペースト状になりました


■なぜ灰汁を取らないのか

 具材の料理の仕方は、これまでと同様、軍隊調理法に基づくやり方で、先に少々の玉ねぎと肉を炒め、水を足して、人参、じゃがいも、玉ねぎの順で煮立てていきます。ここで前から気になっていたのですが、肉を煮ると大抵は灰汁が出るのですが、軍隊調理法では灰汁を取ると言うアクションがありません。これはカレー汁に限った事ではなく、ほとんどの料理で灰汁が出そうな料理でも灰汁をとると言う事がありません。つまり、灰汁の入ったまま仕上げてしまうのですが、昔の料理は総じてそうだったのか、軍隊だけでそうだったのか、謎な所です。

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少々の玉ねぎと肉の空炒りが済んだら水を足します
今回は飯盒の上と下の水量線の間くらいまでの水を使いました

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灰汁が出るので、一応取りましたが
軍隊調理法では取れと書かれていません




■デミグラスソース

 さて、具材の料理が終わったら、今度は油粉捏その他でカレーに仕上げていきます。まずは先に作ったルウに煮汁を入れて溶きます。いつも思うのですが、熱々の煮汁を入れても、ルウがなかなか溶けてくれない事があるのですが、ちょっと煮立てても良いかもしれません。ちょっと多めに煮汁を入れて、ちょっと煮立ててから具材の方に入れた方が、仕事がし易そうです。
 次に前回使ったチャツネを投入。残しても仕方ないので、全部投入しました。しかし、この時点では味の方に対した変化は見られません。
 さて、次に今回の真打、ハインツのデミグラスソースを投入。これでグッと味が良くなる(と言うか今風)になるはずでした。とりあえず、スプーン1杯入れてみたのですが、味に変化なし。そこで缶の半分ほどを入れてみたのですが、やはり大した事ない。そこで思いきって全部入れてみたら、味が薄くなって、辛味もほぼ消し飛ぶ感じ。全然ダメダメです。

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今回はルウに波なみと煮汁を入れました

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まずはチャツネを全量投入

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しかし、色目も味も大した変化なしです

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期待のデミグラスソースを使うも
返って味が薄くなる結果に、、大失敗


■結局ソース

 いい味になるどこか、全く味も辛味もなくなってしまい、これではカレーなのかシチューなのかも分からん状態で食えたもんじゃありません。そこで、結局ソースで味付け。さらには残ったカレー粉も投入し、如何にかこうにかカレーらしく味を付けなおしました。ちなみに、ケチャップがほんのちょっと残っていたので、これも使ってみたのですが、デミグラスソースよりも、よっぽどカレーらしい味を作る事が出来ました。
 前に何かの番組で、自衛隊がカレーにケチャップをドバドバ入れてたのを見たのですが、それを見た時は「よりにもよってケチャップかー」と思ったのですが、入れるにはそれなりの理由があったと言うのが、今回の件で理解出来ました。

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味が無くなったので、ソースで味付け
ウスターよりトンカツの方が向いてそうです

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さらにはカレー粉も投入
別にラードと小麦粉で捏ねなくても使えました


■結び

 三度めにして上手い事行くかと思ったら、まさかの大失敗。しかしまぁ、結局は食べれるカレーに出来た事は幸いでした。
 この取り組みを通じて感じた事は、原初のカレー汁はただ単にカレー粉の香りしかしなかったのを、先人たちがあれこれ試行錯誤して、色んなものを混ぜて、今のカレーにした、と言う事でした。また、昔の人がカレーにソースだの醤油だのを掛けて食べてたのも、ぶっちゃけ味が薄かったからだろうと思います。
 さらにこの取り組みを続けても良いのですが、嫁さんからいい加減にしてくれと言われてるのと、どう頑張っても「車輪の再発明」にしかならない事、そしてもはや軍隊調理法の再現でもなければ飯盒も使わない事から、この辺りで打ち止めにしようと思います。

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カレー粉入れ過ぎたのか、あとで胃がビリビリ痛みました









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tanisi_corp at 00:00コメント(0)

2019年03月11日

 前回、軍隊調理法のレシピにほぼほぼ則ってカレー汁を作ったら、嫁さんからボロクソに言われてしまったのですが、それもそのはず、いつ作っても美味いとは思えません。しかし、今やカレーライスはラーメンと並んで日本の国民食。それが軍隊を通じて広まったのも確かだと思います。となれば、どっかでアレンジが加わったはずです。今回はそのカレー汁の研究第二回目。独自の解釈を入れて行きますので、もはや軍隊調理法の再現でもなければ、今回は5人前作るので飯盒も使ってないのですが、日本飯盒協会の研究として取り組みます。


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今回は、油粉捏(ルウ)はエスビー食品の缶を参考にしました





■カレー粉の量の違い

 今回、決定的に違うのは、ルウの作り方をエスビーのカレー粉缶の裏に書いてあるレシピに従った事。ここで面白い事に気がついたのは、軍隊調理法とヱスビーでは、カレー粉、小麦粉、水の量に大きな違いがあったこと。5皿、つまり5人分で水が700mlなのですから、エスビーの方は結構濃いめであるのが分かります。5皿、つまり5人分で水が700mlなのですから、エスビーの方は結構濃いめであるのが分かります。

カレー粉小麦粉
軍隊調理法1g10g350ml
エスビー大さじ2大さじ4700ml

 これまでのカレー汁の調理では、せいぜい2人分しか作ってなかったのですが、これだとラード10g、小麦粉20gくらいしか使わないので、「ラードは煮立てて小麦粉を投じ」と言われても、実際には小麦粉を乾煎りするくらいしか出来ませんでした。
 今回はヱスビーのレシピに従って5皿分作る事にしましたので、ラード24g(本当は30gだけど嫁さんに止められた)、カレー粉12g、小麦粉36g使いました。これだけのラードがあれば、煮立ててという表現通りに出来ますし、小麦粉も乾煎りという風にはなりません。流石にカレー粉を入れたらコナコナした感じになりましたが、しっかりよく混ぜておきます。
 ちなみに、軍隊調理法では油粉捏は先に作っておく様に書いてあるのですが、エスビーでは具材を煮込んでる最中に作るみたいです。

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5人前とあって、油粉捏の材料は多めです
カレー粉12g、小麦粉26g、ラード24g

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まず、ラードを煮立てて小麦粉を入れます

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小麦粉がキツネ色になったら、カレー粉を入れます

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いい感じにかき混ぜて、油粉捏の出来上がり


■作り方

 基本的な作り方は、軍隊調理法のカレー汁に準拠します。今回は量が多いので飯盒では無理なので、フライパンを使う事にしました。
 具材はレシピ通りに切っておきます。肉はひき肉を使いました。シチュー系には、本来はゴロゴロした肉を使うのですが、ゆっくり煮てるヒマがない時は、ミンチ肉の方が手っ取り早く料理出来ますし、むしろミンチ肉のカレーの方が好きという人も結構多いです。

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今回は5人前なので、具材は以下のとおり
ミンチ肉350gのところ200g(しか残ってなかった)
人参100g
じゃがいも500gのところ350g(同上)
玉ねぎ400gのところ350g

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ラードをフライパンで熱して、肉と玉ねぎ少々を炒めます
玉ねぎ少々を肉と一緒に炒めるのは、エスビーの方にも書いてありました
(ただし、みじん切り)


■煮立て

 一般的なカレーの作り方では、肉だけでなく、野菜の類いも一緒に炒めるのですが、軍隊調理法では肉と最初の玉ねぎ以外は、煮込みます。じゃがいもなんかは、炒めた方が煮崩れしないと習ったのですが、軍隊調理法には「煮立て」る程度で「煮込め」とはどこにも書いてないので、おそらく煮崩れするほど煮込むのは想定していないのだと思います。

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水700mlを入れて煮立てます
水の量はヱスビーに準拠しました

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煮立ったら、まず人参を入れます
人参が一番、火が通らないからでしょう

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煮立てて5分ほどしてから、今度は玉ねぎを投入

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玉ねぎが煮たって5分してから、じゃがいもを投入
エスビーのレシピには固形スープを入れろと書いてあったので
ここで投入
人参の段階で入れるのが正解なんでしょう

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煮てる間に水が少なくなってきたので
100ml足し水しました


■仕上げ

 具材が全部煮れたところで、煮汁を油粉粉にかけて溶きます。お玉1杯くらいでは足りないので、3杯ほど掛けました。ヱスビーのレシピでは、別に溶けとは書いてないのですが、ぶっちゃけた話し、そのまま入れても差し支えないんじゃないかと思います。
 ここで、具体調理法にもエスビーにも書いてない調味料を投入。これまたエスビーのチャツネです。調べてみると、チャツネというのは本来は色んな味のがあるみたいですが、エスビーのチャツネはカレーをまろやかにする用です。

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煮汁を掛けただけでは溶けないので
箸でかき混ぜました

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実はチャツネを使うのは、今回が初めてです
半額だったので買ってきました

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チャツネは、5人前で大さじ1杯使うとの事
チューブの半分くらいなくなりました

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全体に油粉捏とチャツネが混ざる様にかき混ぜて出来上がり


■評価

 見た感じの色目は、昔の小学校で出たカレーの様で、今のカレールウで作ったカレーに比べると、黄色が強いいわゆる黄土色で、実にカレーらしいカレーです。具材は全然煮くずれておらず、野菜ゴロゴロが好きな人にはいい感じではないでしょうか。
 作りながら感じてたのは、煮立てるのがメインなので、フライパンがなくても深鍋だけでも作れるので、そういう意味ではキャンプ向きかなと思いました。分量が少なければ、もちろん飯盒で作ったって構わないのです(これまでもそうしてましたけど)
 さて、お味の方ですが、辛味はあるけど味というかコクが足りない感じ。軍隊調理法のよりは辛味があるのはカレー粉の量が多いからですが、味というかコクというか、それが足りないのはカレー粉の多い少ないが原因ではなさそうです。味が薄いながらも若干の甘みを感じたのは、チャツネの影響だろうと思います。
 昔の人がそうしてた様に、ソースを掛けてみたら、大分、今のカレーに近づいてきました。自分が想像するに、おそらく原初のカレーは、カレー粉だけで作っていたのでしょうが、それにソースとか醤油とか掛けて食べてるうちに、「ルウ作る時に混ぜたら良いんでね?」って事に気がついたメーカーがあったんじゃないでしょうか。それが今の市販のカレールウの始まりになった様な気がします。

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次回の機会があったら、ソース以外のを使ってみようと思います








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tanisi_corp at 00:00コメント(0)

2019年03月06日

 米飯全般の大敵は寒さで、寒いとすぐに飯が冷えてしまいますし、寒すぎると凍結してしまいます。まぁ、そんな時に飯盒で飯など炊かなくても良さそうなも のですが、それでも炊かなきゃならないと自覚したのが、先日のクロスミッションAVDでの前夜。結局、マイナス4度の早朝に炊く事になり、失敗したのです が、あの時に初めて飯盒覆の必要性を感じました。
 そこで今回、オークションに出ていた陸上自衛隊の飯盒覆を入手しました。



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こちらが飯ごう覆
雪国で使う用なのか、白色です



■自分が小学校4年生の時の物

 旧日本陸軍は極寒の満州で活動する関係で飯盒覆を使っていたのですが、陸上自衛隊でも防寒用の飯盒カバーを制定されていました。正式名称は「防寒用飯ごう覆」というもので、明確に防寒用と称しています。もっぱら北方の部隊に配布されてた様ですが、飯盒の仕様変更にともない、平成14年3月31日に廃止されています。かれこれ17年も前には、厳冬期でも飯を凍らせないか、別の物を食べる方針になった、という事です。
 届いたものは、昭和53年度納入のものらしいのですが、若干のシミがある程度でとても奇麗なものでした。全然使ってないのか、それとも性根入れて洗濯したのか分かりませんが、一応、名前が書いてあったらしいので、部隊に配布されたものなのでしょう。納入会社は丸紅との事。昭和53年といえば、かのロッキード事件の2年後で、自分も子供ながらに丸紅ルートなどの言葉を聞いた事があるのですが、その丸紅がこんなものを作ってたのは意外でした。
 飯ごう覆の内側はキルティングが縫い合わせてあり、いかにも防寒用っぽい感じです。

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投じは防衛庁でしたね
消費税もまだなかった時代でした

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蓋はホック留めです
若干シミがある以外はキレイです


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中はキルティングです
中もとてもキレイでした。全然使ってないのかも


■使用感

 陸上自衛隊の飯ごう1型は、釣り手がスライドして飯ごう本体に沿う形で収納できるスタイルをしています。その為、釣り手が邪魔にならず飯ごう覆に入れる事が出来ます。もっとも、覆いの口は若干タイトに作ってあるのか、釣り手の耳金の部分が引っかかる感じですので、いい感じに寄せて引っ張って入れます。入れると中はそれなりに余裕があります。覆いの蓋はホックで止めます。覆いの背の部分に革通しが設けてあるのですが、おそらく背嚢の物入れに入れず、外に縛着する為のものでしょう。
 さて、自分は旧軍の飯盒、すなわち兵式飯盒が好きなのですが、こちらは釣り手がスライドしないので、この手の覆いに入れる時は、間違いなく釣り手が邪魔になりそうです。もしかしたら入らないかも?と思ったのですが、入れてみたら案外すんなり入ってしまい、しかも中が余裕があるお陰で、パッツンパッツンにもならず、いい感じです。

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飯ごう1型は釣り手が邪魔になりません

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当たり前ですが、いい感じにすっぽり入ります

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兵式飯ごうの釣り手は
こういうのに入れる時は結構邪魔です


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しかし、いい感じに入りました


■保温性能

 この飯盒覆、保温用として使えるのか気になっていました。幸い、飯盒入れても余裕があるので、ハクキンカイロを入れて試してみました。飯盒に炊きたてのご飯2合分を入れ、底と上にハクキンカイロをセットし、気温9度(といっても体感的にはもっと寒く感じましたが)の玄関に一晩置きました。想像というか、朝になってもせめてほんのり温かい飯が出てくるのを期待してました。
 結果は、すっかり冷や飯。しかも、ハクキンカイロはまだまだ温かいはずなのに、ちょっと冷たい。燃料が切れたとかではなく、冷えた飯盒に冷やされた格好です。しばらく手の中に入れてたら、また温かくなってきました。一応はキルティングがしつらえてあるものの、それは長時間にわたる寒気の中では保温性を発揮ないし維持は出来ない様です。
 自分が期待した様な保温性が必要なら、やっぱり保温保冷バッグの様な物の方が良さそうです。

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内部に余裕があるので、ハクキンカイロを入れる事が出来ます
底、背面、上の3カ所に入れれます


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さっそく実験開始
底と上にハクキンカイロを仕込みました


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玄関に一晩置いて、どの程度飯が冷めるか、、

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物の見事に冷や飯になってましたw


■「防寒用」の意味

 ここで改めて考察。この飯ごう覆は、「防寒用」であって「保温用」とは書いていません。しかし、防寒とは実際にはどういう事を意味するのか。飯盒自体が寒がる訳ではないので、飯盒が寒くなっては困る人が防寒の為に使う、という事です。とはいえ、上記の実験の様に、さしたる保温性はないので、これに温食を入れても、直ぐに冷めてしまうのは明らかです。
 そこで自衛隊関係の人が教えてくれたのは、迷彩のためと、温食を給与されて食べる間に冷めないため、という事でした。なるほど、そういう意味での「防寒用」だった訳です。つまり、自分が期待してた様な「保温性」はそもそも想定されてなかった訳です。
 もっとも、保温は出来なくても、凍結しなければ、それはそれで立派な事です。既に一番寒い季節は過ぎてしまいましたので、次の冬に一晩外に放置して、どういう風になるか試してみようと思います。

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これらも消え行く「昭和」の遺物になるんでしょうね









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