日本飯盒協会

2019年03月11日

 前回、軍隊調理法のレシピにほぼほぼ則ってカレー汁を作ったら、嫁さんからボロクソに言われてしまったのですが、それもそのはず、いつ作っても美味いとは思えません。しかし、今やカレーライスはラーメンと並んで日本の国民食。それが軍隊を通じて広まったのも確かだと思います。となれば、どっかでアレンジが加わったはずです。今回はそのカレー汁の研究第二回目。独自の解釈を入れて行きますので、もはや軍隊調理法の再現でもなければ、今回は5人前作るので飯盒も使ってないのですが、日本飯盒協会の研究として取り組みます。


2019-03-02-19.49
今回は、油粉捏(ルウ)はエスビー食品の缶を参考にしました





■カレー粉の量の違い

 今回、決定的に違うのは、ルウの作り方をエスビーのカレー粉缶の裏に書いてあるレシピに従った事。ここで面白い事に気がついたのは、軍隊調理法とヱスビーでは、カレー粉、小麦粉、水の量に大きな違いがあったこと。5皿、つまり5人分で水が700mlなのですから、エスビーの方は結構濃いめであるのが分かります。5皿、つまり5人分で水が700mlなのですから、エスビーの方は結構濃いめであるのが分かります。

カレー粉小麦粉
軍隊調理法1g10g350ml
エスビー大さじ2大さじ4700ml

 これまでのカレー汁の調理では、せいぜい2人分しか作ってなかったのですが、これだとラード10g、小麦粉20gくらいしか使わないので、「ラードは煮立てて小麦粉を投じ」と言われても、実際には小麦粉を乾煎りするくらいしか出来ませんでした。
 今回はヱスビーのレシピに従って5皿分作る事にしましたので、ラード24g(本当は30gだけど嫁さんに止められた)、カレー粉12g、小麦粉36g使いました。これだけのラードがあれば、煮立ててという表現通りに出来ますし、小麦粉も乾煎りという風にはなりません。流石にカレー粉を入れたらコナコナした感じになりましたが、しっかりよく混ぜておきます。
 ちなみに、軍隊調理法では油粉捏は先に作っておく様に書いてあるのですが、エスビーでは具材を煮込んでる最中に作るみたいです。

2019-03-02-20.08
5人前とあって、油粉捏の材料は多めです
カレー粉12g、小麦粉26g、ラード24g

2019-03-02-20.10
まず、ラードを煮立てて小麦粉を入れます

2019-03-02-20.12
小麦粉がキツネ色になったら、カレー粉を入れます

2019-03-02-20.13
いい感じにかき混ぜて、油粉捏の出来上がり


■作り方

 基本的な作り方は、軍隊調理法のカレー汁に準拠します。今回は量が多いので飯盒では無理なので、フライパンを使う事にしました。
 具材はレシピ通りに切っておきます。肉はひき肉を使いました。シチュー系には、本来はゴロゴロした肉を使うのですが、ゆっくり煮てるヒマがない時は、ミンチ肉の方が手っ取り早く料理出来ますし、むしろミンチ肉のカレーの方が好きという人も結構多いです。

2019-03-02-20.05
今回は5人前なので、具材は以下のとおり
ミンチ肉350gのところ200g(しか残ってなかった)
人参100g
じゃがいも500gのところ350g(同上)
玉ねぎ400gのところ350g

2019-03-02-20.17.09
ラードをフライパンで熱して、肉と玉ねぎ少々を炒めます
玉ねぎ少々を肉と一緒に炒めるのは、エスビーの方にも書いてありました
(ただし、みじん切り)


■煮立て

 一般的なカレーの作り方では、肉だけでなく、野菜の類いも一緒に炒めるのですが、軍隊調理法では肉と最初の玉ねぎ以外は、煮込みます。じゃがいもなんかは、炒めた方が煮崩れしないと習ったのですが、軍隊調理法には「煮立て」る程度で「煮込め」とはどこにも書いてないので、おそらく煮崩れするほど煮込むのは想定していないのだと思います。

2019-03-02-20.17
水700mlを入れて煮立てます
水の量はヱスビーに準拠しました

2019-03-02-20.20
煮立ったら、まず人参を入れます
人参が一番、火が通らないからでしょう

2019-03-02-20.25
煮立てて5分ほどしてから、今度は玉ねぎを投入

2019-03-02-20.31
玉ねぎが煮たって5分してから、じゃがいもを投入
エスビーのレシピには固形スープを入れろと書いてあったので
ここで投入
人参の段階で入れるのが正解なんでしょう

2019-03-02-20.33
煮てる間に水が少なくなってきたので
100ml足し水しました


■仕上げ

 具材が全部煮れたところで、煮汁を油粉粉にかけて溶きます。お玉1杯くらいでは足りないので、3杯ほど掛けました。ヱスビーのレシピでは、別に溶けとは書いてないのですが、ぶっちゃけた話し、そのまま入れても差し支えないんじゃないかと思います。
 ここで、具体調理法にもエスビーにも書いてない調味料を投入。これまたエスビーのチャツネです。調べてみると、チャツネというのは本来は色んな味のがあるみたいですが、エスビーのチャツネはカレーをまろやかにする用です。

2019-03-02-20.36
煮汁を掛けただけでは溶けないので
箸でかき混ぜました

2019-03-02-20.24
実はチャツネを使うのは、今回が初めてです
半額だったので買ってきました

2019-03-02-20.38
チャツネは、5人前で大さじ1杯使うとの事
チューブの半分くらいなくなりました

2019-03-02-20.40.39
全体に油粉捏とチャツネが混ざる様にかき混ぜて出来上がり


■評価

 見た感じの色目は、昔の小学校で出たカレーの様で、今のカレールウで作ったカレーに比べると、黄色が強いいわゆる黄土色で、実にカレーらしいカレーです。具材は全然煮くずれておらず、野菜ゴロゴロが好きな人にはいい感じではないでしょうか。
 作りながら感じてたのは、煮立てるのがメインなので、フライパンがなくても深鍋だけでも作れるので、そういう意味ではキャンプ向きかなと思いました。分量が少なければ、もちろん飯盒で作ったって構わないのです(これまでもそうしてましたけど)
 さて、お味の方ですが、辛味はあるけど味というかコクが足りない感じ。軍隊調理法のよりは辛味があるのはカレー粉の量が多いからですが、味というかコクというか、それが足りないのはカレー粉の多い少ないが原因ではなさそうです。味が薄いながらも若干の甘みを感じたのは、チャツネの影響だろうと思います。
 昔の人がそうしてた様に、ソースを掛けてみたら、大分、今のカレーに近づいてきました。自分が想像するに、おそらく原初のカレーは、カレー粉だけで作っていたのでしょうが、それにソースとか醤油とか掛けて食べてるうちに、「ルウ作る時に混ぜたら良いんでね?」って事に気がついたメーカーがあったんじゃないでしょうか。それが今の市販のカレールウの始まりになった様な気がします。

2019-03-02-21.07
次回の機会があったら、ソース以外のを使ってみようと思います








    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
tanisi_corp at 00:00コメント(0)

2019年03月06日

 米飯全般の大敵は寒さで、寒いとすぐに飯が冷えてしまいますし、寒すぎると凍結してしまいます。まぁ、そんな時に飯盒で飯など炊かなくても良さそうなも のですが、それでも炊かなきゃならないと自覚したのが、先日のクロスミッションAVDでの前夜。結局、マイナス4度の早朝に炊く事になり、失敗したのです が、あの時に初めて飯盒覆の必要性を感じました。
 そこで今回、オークションに出ていた陸上自衛隊の飯盒覆を入手しました。



2019-03-01-23.48.49
こちらが飯ごう覆
雪国で使う用なのか、白色です



■自分が小学校4年生の時の物

 旧日本陸軍は極寒の満州で活動する関係で飯盒覆を使っていたのですが、陸上自衛隊でも防寒用の飯盒カバーを制定されていました。正式名称は「防寒用飯ごう覆」というもので、明確に防寒用と称しています。もっぱら北方の部隊に配布されてた様ですが、飯盒の仕様変更にともない、平成14年3月31日に廃止されています。かれこれ17年も前には、厳冬期でも飯を凍らせないか、別の物を食べる方針になった、という事です。
 届いたものは、昭和53年度納入のものらしいのですが、若干のシミがある程度でとても奇麗なものでした。全然使ってないのか、それとも性根入れて洗濯したのか分かりませんが、一応、名前が書いてあったらしいので、部隊に配布されたものなのでしょう。納入会社は丸紅との事。昭和53年といえば、かのロッキード事件の2年後で、自分も子供ながらに丸紅ルートなどの言葉を聞いた事があるのですが、その丸紅がこんなものを作ってたのは意外でした。
 飯ごう覆の内側はキルティングが縫い合わせてあり、いかにも防寒用っぽい感じです。

2019-03-01-23.48
投じは防衛庁でしたね
消費税もまだなかった時代でした

2019-03-02-11.40.32
蓋はホック留めです
若干シミがある以外はキレイです


2019-03-02-11.40
中はキルティングです
中もとてもキレイでした。全然使ってないのかも


■使用感

 陸上自衛隊の飯ごう1型は、釣り手がスライドして飯ごう本体に沿う形で収納できるスタイルをしています。その為、釣り手が邪魔にならず飯ごう覆に入れる事が出来ます。もっとも、覆いの口は若干タイトに作ってあるのか、釣り手の耳金の部分が引っかかる感じですので、いい感じに寄せて引っ張って入れます。入れると中はそれなりに余裕があります。覆いの蓋はホックで止めます。覆いの背の部分に革通しが設けてあるのですが、おそらく背嚢の物入れに入れず、外に縛着する為のものでしょう。
 さて、自分は旧軍の飯盒、すなわち兵式飯盒が好きなのですが、こちらは釣り手がスライドしないので、この手の覆いに入れる時は、間違いなく釣り手が邪魔になりそうです。もしかしたら入らないかも?と思ったのですが、入れてみたら案外すんなり入ってしまい、しかも中が余裕があるお陰で、パッツンパッツンにもならず、いい感じです。

2019-03-03-17.43.50
飯ごう1型は釣り手が邪魔になりません

2019-03-03-17.44
当たり前ですが、いい感じにすっぽり入ります

2019-03-03-17.46
兵式飯ごうの釣り手は
こういうのに入れる時は結構邪魔です


2019-03-03-17.47
しかし、いい感じに入りました


■保温性能

 この飯盒覆、保温用として使えるのか気になっていました。幸い、飯盒入れても余裕があるので、ハクキンカイロを入れて試してみました。飯盒に炊きたてのご飯2合分を入れ、底と上にハクキンカイロをセットし、気温9度(といっても体感的にはもっと寒く感じましたが)の玄関に一晩置きました。想像というか、朝になってもせめてほんのり温かい飯が出てくるのを期待してました。
 結果は、すっかり冷や飯。しかも、ハクキンカイロはまだまだ温かいはずなのに、ちょっと冷たい。燃料が切れたとかではなく、冷えた飯盒に冷やされた格好です。しばらく手の中に入れてたら、また温かくなってきました。一応はキルティングがしつらえてあるものの、それは長時間にわたる寒気の中では保温性を発揮ないし維持は出来ない様です。
 自分が期待した様な保温性が必要なら、やっぱり保温保冷バッグの様な物の方が良さそうです。

2019-03-03-17.49
内部に余裕があるので、ハクキンカイロを入れる事が出来ます
底、背面、上の3カ所に入れれます


2019-03-03-19.15.52
さっそく実験開始
底と上にハクキンカイロを仕込みました


2019-03-03-19.17
玄関に一晩置いて、どの程度飯が冷めるか、、

2019-03-04-08.05
物の見事に冷や飯になってましたw


■「防寒用」の意味

 ここで改めて考察。この飯ごう覆は、「防寒用」であって「保温用」とは書いていません。しかし、防寒とは実際にはどういう事を意味するのか。飯盒自体が寒がる訳ではないので、飯盒が寒くなっては困る人が防寒の為に使う、という事です。とはいえ、上記の実験の様に、さしたる保温性はないので、これに温食を入れても、直ぐに冷めてしまうのは明らかです。
 そこで自衛隊関係の人が教えてくれたのは、迷彩のためと、温食を給与されて食べる間に冷めないため、という事でした。なるほど、そういう意味での「防寒用」だった訳です。つまり、自分が期待してた様な「保温性」はそもそも想定されてなかった訳です。
 もっとも、保温は出来なくても、凍結しなければ、それはそれで立派な事です。既に一番寒い季節は過ぎてしまいましたので、次の冬に一晩外に放置して、どういう風になるか試してみようと思います。

2019-03-03-17.43
これらも消え行く「昭和」の遺物になるんでしょうね









    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
tanisi_corp at 00:00コメント(0)

2019年03月01日



 自分はきんぴらゴボウだけは絶対に食べれなくて、おそらくこの世にきんぴらゴボウしななかったら餓死しちゃうんじゃないかと思うんですが、不思議な事にその他のに入ってるのは大丈夫だったりします。牛肉佃煮なんかもそうです。そこで今回は、ゴボウを使った料理をしました(というか、本当のメインは牛肉ですが。
 軍隊調理法、第一の七、肉飯です。

2019-02-03-21.50.20
女子力たっぷりにゴボウをささがきする図

肉飯
こちらがレシピ


■肉飯とはなんぞや?
 軍隊調理法の第一に収められているのは、ご飯系のレシピなのですが、肉飯というのは、これまで生きて来た中で、聞いた事のないご飯です。レシピを見て分かったのは、要は牛肉を甘辛く煮て、それをご飯に混ぜるだけという、簡単至極なものです。もっとも、牛肉使うところが高級感があるのですが、となると、外国産のやっすいまずい肉は使わない方が良いかもしれません。ちなみに軍隊調理法には、結構牛肉使ったレシピが多いのですが、昔は牛肉が安かったのか、いや、そんな事はやっぱりなくて、親方日の丸だから良いのを兵隊に食わせたというところでしょう。
 レシピを見て思ったのは、牛肉佃煮との違いは、あちらは肉を先にから炒りするのですが、こちらは水を煮立てて牛肉とゴボウを煮る事。こちらは混ぜご飯の具なので、汁が要るからなのでしょう。問題は煮立てる水の量までは書いてなくて、目分量でやるしかありませんでした。ここら辺、感覚的なところなのでしょうが、どうせなら水の量と、その水がどの程度減るまで煮詰めるかも書いててくれれば親切だったのに、と思いました。というのは、汁の量が味の薄い濃いに影響するからです。

2019-02-03-22.03
肉は75グラムとの事ですが
少々余ったので多めに入れてます

2019-02-03-22.12
水を煮立てて牛肉とゴボウを煮ます
レシピによると、牛肉の大和煮缶でもOKとの事
すぐ吹いて溢れるので、火力に注意
灰汁が浮いたら除去します

2019-02-03-22.17
牛肉とゴボウが柔らかくなったら
ネギと調味料をいれます
が、どの程度、牛肉とゴボウを煮ていいかタイム的にわかりません
自分は10分ほど煮ました



■どんだけ煮詰めればよいか?
 煮詰める系の料理は、どれだけ煮詰めたら良いか、というのが慣れてないと分かりません。鱈時雨の時もそうでしたが、レシピにはどうしろとは書いてません。非常に感覚と経験がものをいう作業であると感じました。
 今回は、飯盒の下の水量線まで水を入れたのですが、弱火でじっくり煮込んだせいもあって、30分経経ってもまだ汁が残っている様な感じでした。もっとも、混ぜご飯にする関係で、佃煮みたいにまったく汁がないのでは困るでしょうから、これでよしと思って混ぜる事にしました。
 ところが実際にはやや汁が多かった様で、ご飯の底に沈殿するほどでした。具を入れて混ぜましたが、ちょっとべちゃべちゃする感じ。食べて見た感想は、しっかり肉の味がして、かつ安い米国産の固い肉(これでもすき焼き肉)も時間かけて煮込んだお陰で柔らかくなっており、それなりに美味しいのですが、ちょっと味が薄い感じ。
 もう少し煮詰めた方が良かったのか、それともレシピ的に薄味なのか、はたまた飯の量がちょっと多かったのか(しかも米麦飯)、原因は様々でしょうが、もうちょっとパンチが欲しいところでした。

2019-02-03-22.43
こんなもんかなー、と思ったのですが
飯盒の上からでは汁の残り具合が分かり難かったです

2019-02-03-22.44
ご飯の上にドバッとかけてます
匂いはいいです

2019-02-03-22.45
水分が多く、ちょっとベチャベチャした感じになりました


 前回作った牛肉佃煮は相当美味しかったのですが、今回のちょっとパンチが足りない。なんなら前の牛肉佃煮をご飯に混ぜた方が美味しかったかも。こちらも同じ様な具材と調味料を使ってるのですが、わざわざレシピを分けてるからには、やっぱり肉飯の方は薄味が正解なのかも?

2019-02-03-22.46
今度は上等な肉で再チャレンジしたいと思います








    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
tanisi_corp at 00:00コメント(0)

2019年02月16日

 飯盒はご飯を炊く炊事道具ですが、麺を煮るのも得意です。そこで今回はウドンを作る事にしました。軍隊調理法の第三の煮物に収められている一五の肉饂飩です。檸檬と同様に饂飩も書けと言われたら書きにくいですよね。ウドンって麺類ですけど、軍隊調理法では煮物に分類されています。さらには「温食給養」と書かれています。寒い時に給与されるみたいです。

2019-02-11-18.33
これで一人分
兵式飯盒なら二人分くらいが作りやすいです

肉饂飩
こちらがレシピ
今回は牛肉でやりましたが、豚肉でもOKです



■ウドンを茹でる
 ウドンはレシピでは乾麺ですが、生麺でもOKとの事です。この場合は80グラム使います。今回は乾麺ですので50グラムです。ちなみに、乾麺は茹でるのが当然ですが、生麺の場合はどうこうしろとは書いてありませんでした。生麺の場合は、さっと水で解す程度で良いのかもしれません。

2019-02-11-18.42
まず、たっぷりの湯でウドンを湯がきます
あとで煮込む事を考えて、やや硬めにしました

2019-02-11-18.43.00
ウドンはザルに空けて、水で締めます


■具材の用意
 特徴的なのは具で、牛肉はともかく、人参と玉ねぎを使うのはウドンとしては珍しいと思います。肉と人参は炒め、玉ねぎは煮ます。さらに珍しいのは、小麦粉とラードで油粉捏(ルウ)を作る事です。カレー汁の場合と異なり、ここでは小麦粉を炒めず、小麦粉をラードで捏ねて粘土状にします。

2019-02-11-18.37
肉は細切りにします
人参と玉ねぎはレシピ通りに切りましたが
熱が素早く通り易い様にやや薄切りにしました

2019-02-11-18.43
まず飯盒にラードを煮立てます

2019-02-11-18.44
牛肉と人参を炒めます



■レシピに書いてない分量
 牛肉と人参を炒めたあと、水を入れて煮るのですが、この水の量が書いてありません。軍隊調理法の特徴であると思うのですが、意外と水の量が書いてないレシピが多いのです。あまり入れすぎたら薄くなるでしょうし、少なめだと汁気が足りなくなります。良い感じにやれという事でしょうか。
 さらにこの後、砂糖と塩で調味せよ、と書かれているのですが、この分量が書いてありません。砂糖と塩で味をつけるというのも珍しいやり方ですが、濃すぎたら元には戻せないので薄味にして、あとで好みに合わせて味付けした方が良いと思いました。

2019-02-11-18.45
次に水を入れて煮るのですが、例によって量が書いてありません
入れすぎると薄くなるので、下の水量線までとしました

2019-02-11-18.50.36
灰汁を取ります

2019-02-11-18.50
玉ねぎを入れて煮ます

2019-02-11-18.53
ここで砂糖と塩で味を整えるのですが
これまた分量が書いてありません
とりあえず、砂糖も塩もひとつまみにしました

2019-02-11-18.54
良い感じに玉ねぎが透き通ったらウドンを入れます

2019-02-11-18.55
ここで油粉捏に汁をいれて溶いて、投入します

2019-02-11-18.56
油粉捏を入れたことでトロミがつきました
ちょっと煮込んで完成です


■薄味の出来栄え
 このウドン、麺つゆを使ってないので、その意味ではウドンらしくありません。おそらく砂糖と塩の量が少なかったのだと思いますが、牛肉の味が全面に出た味でした。ウドンというよりは、塩炒めの野菜炒めにウドンを入れてトロミのある汁を入れて煮た感じです。
 温食給養用とあって、結構トロミのあるウドンですので、体が温まると思います。

2019-02-11-18.57
調味料が砂糖と塩なので、とてもプレーンな味です

2019-02-11-18.59.07
試しに醤油たらしたら、美味しかったです









    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
tanisi_corp at 00:38コメント(0)

2019年02月13日



 以前、米と麦の割合が7:3という事で、米2合の重さから按分した量目で麦飯を炊いた事がありますが、実は軍隊調理法にしっかり米麦飯のレシピが載っていました。なので今回、改めて軍隊調理法に基づく炊き方をしてみようと思います。第一の一、米麦飯です。

2019-02-03-10.10
今回は二人分という事で、麦の量は倍の124グラムです

米麦飯
こちらがレシピ


■湯立て法
 現在、一般的に行われている炊飯法は「炊き干し法」といって、予め米と水を鍋に入れて火にかけ、水が沸騰するにしたがって米が膨張し、余分な水分は蒸気ないし吹きこぼれとなって排出され、最終的に飯が炊き上がるという方法です。
 ところが、軍隊調理法に書かれている炊き方は、「湯立て法」といって、沸騰した水に米を入れて炊き上げるやり方で、かつ蒸らしの過程も書かれているので「湯炊き法」とも言えます。この炊き方は江戸時代くらいまでよくやっていたそうです。
 この炊き方は、大きなお釜や、昔の軍隊で使われていた陣中平釜などに適した炊き方であろうと思うのですが、日本飯盒協会は飯盒の協会ですので、あえて飯盒でやりました

2019-02-03-10.10
米の量は二人分で400グラム

2019-02-03-21.26
米と麦を洗ってザルにあけておきます
自家精米なので、しっかり研がないと糠くさい飯になります



■火加減なし
 湯立て法では、水を沸騰させて、米麦を入れて蓋をし、直火なら4〜5分煮て、15分蒸らすというやり方です。これまでにも、火力の弱いアルコールストーブや気温が低くてなかなか沸騰しない時にやっていましたが、炊き干し法に比べて火力調整がシビアでないのが特徴です。

2019-02-03-21.30
まずは水を沸騰させます

2019-02-03-21.36
沸騰したら、米麦を入れます
飯盒からこぼさない様に注意していれますが
湯気が結構熱いです

2019-02-03-21.39
米麦を入れたら蓋をして、そのまま強火にかけ続けます
吹きこぼれ様が無視です

2019-02-03-21.42.13
5分煮たら、火を止めて15分蒸らします


■仕上がり
 炊き干し法は、弱火段階でしっかり水分を米に吸収させるので、上手に炊けばベタベタした感じになりません。湯立て法は若干水分が残る感じがしました。ただし、出来栄えとしてはちゃんと食える飯ですので、むしろシビアな火力調整がない分、炊き干し法よりやりやすい炊き方とも言えます。
 一旦研いだ米をザルにあけて置いておかねばならないのは確かに面倒で、特に野外では手間に感じると思います。飯盒での炊飯法が炊き干し法であるのは、そうした事情もあるかもしれません。しかし、大釜とか平釜といった口の大きな釜であれば、ざっくり米を入れるのも楽ですし、なにより火力調整の必要があまりないのは便利だと思います。どちらかというと、大きな釜で大量に炊くのに向いているのかもしれません。
 しかし、ガソリンストーブの中には、火力調整が出来ないものもあり、湯立て法ならそうしたストーブでも簡単に炊飯ができると思います。

2019-02-03-21.59
出来上がったばかりは、ちょっと水分が残る感じ

2019-02-03-22.00
底の焦げ付きなし
後始末が楽でいいですw








    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
tanisi_corp at 05:00コメント(0)
最新記事
月別アーカイブ
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

Recent Comments
記事検索
livedoor プロフィール

たにし

拍手コメントは見落としがちなので、ブログ本体にコメして下さいね!!

Google AdSense
忍者AdMax
  • ライブドアブログ