企画系

2018年06月30日

   ファイヤーボックスを買ってから、かれこれ2年経つのですが、ただの一度もキャンプで使わず、ベランダだの庭だので飯盒炊爨するのに重宝してきました。結構錆びてきましたが、どこか壊れるという訳でもなく、今日も元気にご飯を炊いています。
   ところで、6月30日は一年の前半が終わったという事で、夏越ごはんを食べる、というニュースを見ました。元は神事らしいですが、バイクに乗れないヒマな土日ですので、ウチでもやってみる事にしました。

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何はともあれ、薪に点火
ゴミ捨て場から拾って来た庭木の枝や
ウチの庭から引き抜いた木など、燃料に事欠きません


   夏越ごはんでは、夏野菜っぽいものを食べる様ですが、ウチはそんなもんは最初から無視です。冷蔵庫に滞留してる食材の処分が目的です。すなわち、毎日飯盒で炊いて残った冷やご飯4合分、今年の始め頃に実家から来て、何かの機会に食おうと冷凍しておいたサーロインステーキ2枚です。ただ、それだけじゃ寂しいので、他にもちょこっとスーパーで買ってきました。
 まず、ファイヤーボックスに火を熾します。例によって、ティッシュと松ぼっくりを入れ、ファイヤースチールで点火。その中に燃え易そうな庭木の薪をポンポン放り込み、団扇で扇いで火勢を強くします。今回は飯炊きでなく焼き飯ですので、とにかくガンガン燃やさんといかんのですが、質の悪い薪だけにボケッとしてたら火が消えてしまうので、なかなか忙しいです。
 やってみて気が付いたのですが、飯の量が多すぎたのか、やっぱり火力不足は否めず、あまりいい出来映えの焼き飯になりません。一応、メインディッシュのサーロインステーキに合わせてガーリックライスにしたのですが、油も全然足りなかった様です。湿っぽい混ぜご飯の様になってしまったのは残念ですが、ともあれ出来たので自分と嫁さんの飯盒に飯を移しました。

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ファイヤーボックスは上に鍋釜が乗ると
火勢が落ちる傾向にあるので
忙しく団扇で扇いで火力を維持せねばなりません

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という訳で、ガンガン燃やしたのですが
飯の量が多すぎて、熱の周りが良くありませんでした

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こういうBBQの時も
飯盒は各自持参するのが良いかと思います


   飯の用意が出来たので、次はバーベキューの用意。といっても、残ってる火に炭を入れるだけです。炭からスタートする場合は、着火剤など使って火熾しせねばなりませんが、今回は残り火で勝手に炭に火が点くので楽勝です。今回、飯は焼き飯でしたが、普通に飯盒でご飯炊いてから、この流れでも良いなと思いました。

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炭を入れるだけでは火が点くのに時間かかるので
団扇で扇いでやりました

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嫁さんのリクエストで、チーズインソーセージ
もう少し焦げ目ついた方が、中まで熱々になります

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メインディッシュのサーロインステーキ
1枚ベロンと乗せるより
切って乗せた方が焼くのが楽です

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結構お腹いっぱいだったのですが
せっかく買って来たので、さつま揚げもw


   この時点で、もうご馳走さまの状態だったのですが、ホイル焼きもしてみたい、という事で、庭で穫れたジャガイモのホイル焼きにチャレンジしてみました。ただし、ファイヤーボックスは小さいので中サイズのをせいぜい2個入れるのが精一杯です。また、本来は炭の中に埋めてしまうのが良いのでしょうが、それも無理だったので、炭の上に乗せてトングで適時ひっくり返して焼きました。

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人生初のホイル焼き
ひっくり返す以外は放ったらかしなので
会話用メニュー向きです

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どんな感じになるか不安でしたが
中まで火が通ってました
ただし、お腹いっぱいなので、翌日回しにしました


■所見・反省
   こんな具合で、良い感じにミニマムBBQを楽しむ事が出来ました。4人くらいだったら、このサイズでじっくりゆっくりBBQ楽しめるんじゃないか、と思いました。また、ご飯炊いた後に、そのままBBQに突入できるのも便利に感じます。なれれば、レースの前の車中泊でも出来るんじゃないか、と思いました。
   反省点としては、焼き飯もステーキも、いささか冷蔵庫の臭いがした事。冷蔵庫に長い事入れておくからそうなるのですが、せっかくの食材を台無しにした気分でした。根が貧乏性なので、上等な肉がくると、特別な日まで取っておこうとするのですが、これからこの手の上等な肉が来たら、それを機会に庭で焼いて食べようと思いました。炭火で焼いたステーキは美味いですしね。

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終わった後は、暫く焚き火を見て
ぼーっとしてました



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2018年06月10日

   結婚を期に四街道の庭付きの立派すぎる家を買ったのは、他でもなく嫁さんの「家庭菜園出来る庭が欲しい!」という熱烈な要望によるところが大でありました。しかし、自分の甲斐性で買えるのは、「日本のヨハネスブルグ」と異名をとる四街道の、通勤にはそこそこ不便な場所以外に、諸般要求にかなう家はなかった、という訳です。
   今回は、その“喪女ガルテン”から穫れた農作物第一号の紹介です。

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試験的に早めに抜いたキタアカリ
小振りながら、しっかりジャガイモしてましたw


■開墾から作付け
   この家に引っ越した時、庭は結構荒れ放題で、それこそ草間の陰から何か覗いてそうなくらいの、鬱蒼とした状態でした。とにかく、この状態では鬱陶しい事この上ない。引っ越しの荷物がそこそこ片付いた時点で、むずむず言う嫁はんのケツを蹴飛ばし、出勤前の午前中に突貫作業で雑草の除草、枯れた木の伐採を行い、ついでに石畳の小道も整備し、10日ほどでそれなりの見栄えする庭を完成させました。
   冬の間は何植えても育たないので、そのまま放置していたのですが、3月に入って大分暖かくなってきてるのに、家庭菜園欲しがった嫁はんは一向に動く気配がない。3月も下旬にさしかかり、流石にどうするのか聞いたところ、「盛岡では4月下旬ころから」と宣う。まてまて、一年の半分が冬の盛岡ではそうかもしれんが、千葉といえども関東圏の四街道は、3月も中旬を過ぎれば春である。そして、早い所では2月下旬頃からジャガイモを植えてたりもするらしい。
   という事で、やっとこさ、ジャガイモを植える事になりました。品種は、男爵とキタアカリ。まずは畑に石灰を撒いて中和させ、三条の畝を作って肥料をまき、種芋を輪切りにして断面に石灰をつけて、断面を地面にむけて15cm間隔くらいに植え、土を盛りました。

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引っ越し直後の喪女ガルテン
元がどんな庭園だったのか、予想もつきません

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10日間の突貫作業で更地にしましたw

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3月18日、種芋を植えました
果たして、どんなのが出来るか??


■芽が出る
   それから毎日水をやりながら様子を見ていたのですが、3週間ほどは目立った変化はなし。まぁ、そのウチ何か出てくるだろ、と思っていたら、4月も上旬が過ぎた頃、地面から小さい芽がチョロチョロ出てきました。これがジャガイモの芽かー、とか思ってたら、日増しにメキメキと生えてくる。1週間もしないウチに、15cmほど伸びました。
   この頃になると、一番よく育った芽を2本ばかり残して、あとは芽掻きをしなければならないとの事。でないと、小粒のジャガイモになってしまうとの事です。芽掻きして追肥をしたら、また水やりの日々です。この後から、雨が降る度に芽がデカくなる様な感じで、毎日見てて楽しかったです。

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4月12日の様子
地面から芽が出たら、急速にデカくなる感じでした

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4月18日、芽掻きした直後

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4月22日。ガンガン大きくなる

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4月25日。畝が見えなくなるほど葉がデカくなる

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4月30日。地面が見えなくなるほど成長しました


■花がつく
   GW中は嫁さんの実家の方で蜂窩織炎という病気になってしまい、3週間ほど家に帰る事が出来ませんでした。その間、猫の面倒を見に来てくれていた嫁さんの伯父さんが畑の方も面倒みてくれていました。
 自分がいない間に、ジャガイモは花をつけていました。花がついたら、また追肥せねばならないという事で、伯父さんが肥料をあげてくれていました。お陰で、帰った時には、花も葉も爛漫な状態になっていました。あとは花が落ちて、葉が枯れ出したら収穫時期です。

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鬱蒼と生い茂ったジャガイモの葉

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これがジャガイモの花
ちなみにジャガイモはナス科の植物です


■収穫
   5月も下旬になると、花は全部落ち、あとは葉が枯れるを待つだけとなったのですが、枯れる前に虫に食われたり病気かなにかで葉がボロくなったりするものもあり、そうしたものは若干早めに収穫する様にしていました。
   本格的な収穫は、6月に入ってからになるのですが、丁度梅雨時期になりますし、ジャガイモを掘り出した後は、日陰で乾燥させねばならず、梅雨時期でも晴れ間が2〜3日続く日に収穫した方が良いとの事です。ところがあいにく、今年は梅雨入りがいつもよりも早くなってしまったため、晴れた土曜日に思い切って全部収穫する事にしました。
   掘ってみて分かったのは、芋づる式というくらいだから、茎を引っ張ったら芋が鈴なりに出てくるのか、と思ったら意外にもそうでなくて、茎と根だけ抜けて、芋は手で地面から堀ださねばなりませんでした。また、意外によく出来てて、掘り出す作業は結構楽しかったです。

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晴れてるうちにどんどん掘り出します
抜いた茎や根は集めて陽に当てて
しおれさせてから捨てます(その方が嵩が減るから)

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サイズによって分類
ビー玉以上のは収穫しました

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なんと、花が実をつけてました
後で調べたところ
熟したら種がとれて、種を発芽させる事も出来るとか

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陽が当たらない様にしないと
ジャガイモから芽が出たり、緑色になってしまいます


■まとめ
   今を去る事40年前、小学校の頃。クラスでジャガイモを植えるというイベントがあったのですが、どういう訳か自分の芽だけ出て来ず、みんなが出来たジャガイモ見てはしゃいでいる中、自分だけはぶっきらぼうに我関せずの態度だったのを思い出しました。実家の庭に植えたヘチマも、ツルばっかり伸びて結局実は出来なかったし、自分の記憶にある限り、まともに出来たのはアサガオだけでした。今回は、40年ぶりのリベンジという訳です。なかなか良く出来て満足です。
   ジャガイモは連続して作ると、連作障害というのを起こすらしいので、次回は違うのを植えねばなりませんが、今のところ、この喪女ガルテン、なかなかいい成績を出しているので、今後も期待できます。

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こういう品種のジャガイモがあるのだと思ってたら
要はデカくならなかったジャガイモだったのねw

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ジャガイモ以外にも嫁さんが作ってたシリーズ
これはほうれん草(土の味がする)

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こちらはラディッシュ
嫁はんは生でかじるけど、自分は煮物にする

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キュウリにトマトも作ってる最中です



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tanisi_corp at 22:00コメント(0)

2016年11月27日

   先日、民生品の旧型飯盒を2つ手に入れたのですが、2つもあっても仕方ないんで(どっちも程度悪い)、1つ放出すると言ったところ、飯盒オフの相方、Toyofusaさんが名乗りを上げたので、引き渡すついでに急遽、飯盒オフを開催する事になりました。

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飯盒掛にぶら下がる旧型飯盒
飯盒掛が開発された時代の飯盒はこれです


■今回のテーマ
   飯盒オフというと、毎回決まって飯を炊いてるのですが、今回は普通に飯を炊いても面白くないので、去年、せっせと作った糒を実食してみる事にしました。一応、去年、試食はしているのですが、時間が経つとどうなるのかは、今日分る訳です。もし、激烈に不味い様であれば、備蓄しておくのは止めといた方が良い、という訳です。ちなみに、現在、合計15合分作り置きしてあります。今回は、2人分という事で、掛子にすり切り一杯、2合持参しました。
   糒の一般的な食べ方としては、湯で戻すというのがありますが、今回は糒と同量の水を入れて、アルコールストーブで温めました。実は職場にも飯盒と糒、エスビットを常備していて、非常時には同じ様にして食べれる様にしています。もっとも、一度も実際に戻して食べた事がなかったので、今回のオフは良い機会になりました。
   白米を炊く場合は、それなりに火加減など気を使うところがあるのですが、糒の場合は単に湯を沸かす以外にする事がありません。糒に水を入れて飯盒の蓋をして、火に掛っぱなしです。まぁ、非常時にはそれさえもやる気になるか疑問ですが、楽な事は良い事です。ただ、ボケッとしてると、水気が無くなれば糒も焦げるに違いなく、そうなったら後始末が面倒なので、適宜、蓋を開けて、水気が引いたところで火から下ろします。

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糒に湯を注ぐ、というやり方もあるのですが
炊いた方が柔らかくなると思います
アルスト程度でも十分やれるのが非常時向きです

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ドボドボ〜っと水を注ぎます
多めに入れれば粥になります。まぁ、お好みでw

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防災用品には、缶入りコケネンかエスビットを入れてます
今回は、それを再現した温め方をしました

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相方のToyofusaさんは、飯盒掛に飯盒ぶら下げて
玉菜(キャベツ)と牛缶の煮込みを調理中
飯盒掛を使った副食で、唯一、史料から出て来たメニューとか

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牛缶、すなわち牛肉の大和煮の缶詰なんですが
最近は缶切り不要タイプばっかで
あえてスパルタンな開け方したい我々には物足りないっす

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そんなこんなしてる間に、糒が戻りました
つか、予想以上に早く出来てしまい
副食が出来るまでに少し冷めてしまいました


■実食
   糒が少々冷めてしまいましたが、早速実食。糒はちょっと水が足りなかったみたいで、上の方はまだ固い状態でした。恐らく、下の方の糒が水を吸って膨張し、上の方は隆起して水を吸えなかったのでしょう。一応、かき混ぜて置いといたのですが、炊いてる最中からかき混ぜておけば良かったです。あるいは水を多めにするか。
   糒ですが、例の糒臭さはありますが、食えないほどではありませんでした。その昔作った糒は猛烈に臭くて食えた代物じゃなかったのだけど、今回のはどうでもないっぽいです。とはいえ、白米を炊いた様な美味にはほど遠い。そこで、玉菜の煮込みをぶっかけて混ぜてみたところ、糒臭さが気にならなくなりました。
   ちなみに、玉菜と牛缶の煮込みは、醤油のみの味付けで、砂糖はまったく入れてないのに結構甘みの強い仕上がりでした。牛缶の甘みが結構出ていた様です。

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醤油と砂糖を使えば、大抵は和風の味付けになるのですが
このオカズも手軽で美味しいです

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見た目はアレですが、混ぜて食べた方が
糒臭さが軽減されて食べ易かったです


■壮絶!氷餅
   さて、ここまではありきたりな飯盒オフですが、ここから先に出て来たのが問題作でした。Toyofusaさんが過去の陸軍の史料を調べてこさえた、氷餅をベースにした携帯口糧。恐る恐る口にしてみたものの、埃臭いやら苦っぽいやら、とにかく人間の食べる代物に思えない。もしかしたら、虫も食べないかもしれない。
   聞けば、明治から大正にかけて、旧陸軍が携帯口糧化を目指して熱心に研究を重ねて来たもので、ベースの氷餅にきな粉だの胡麻だの加えてカロリー強化を計ったものらしいのだけど、味についてはあまり考慮されなかったらしく、最終的には試験中に兵隊が倒れて開発中止になったのだとか。いくら大元帥陛下の命令(でしょう、これもきっと)とはいえ、よくもまぁ、こんなものを倒れるまで辛抱して食ってたなぁと、感心するやら、可哀想やら。当飯盒オフでも、基本的に出された物はお残し禁止なのですが、「これは食べ物じゃない」と判断して、松の木の根っこに肥料としてあげました。
   このあと、ちゃんとした長野産の氷餅に小豆入れたのを食べましたが、埃臭さは餅米が素であるのが判明。決して美味しいものではないですが、まぁ、辛うじて食えるレベルでした。察するに、昔の保存食というのは、美味い不味いよりも「食えるかどうか」が至上課題であったのでしょう。昔の人は、辛抱強くもあったし、文句言う余地もなかった、という事なのだと感じました。

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乾燥してるので固いです
味はしょっぱいのですが、それ以上に埃っぽい味です

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湯で戻して食えと言われたので実行したのですが
とても喉に使えて、飲み込めませんでした(^^;;

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こちらはちゃんとした版の氷餅
小豆でめっちゃ甘くして食べたら、そこそこ美味いかも??


■ちょっと工夫
   旧軍スタイルでオフをやる時は、これまで缶入りコケネンを使ってたのですが、コケネンも大概高いし、かつ旧軍の缶入りコケネンは実は結構サイズが小さかったという事が分り、代替品をどうすべ?みたいな話しがありました。そこでToyofusaさんが見つけて来たのが、ドールのパイナップルの空き缶。サイズ的には旧軍コケネンより少し大きいのですが、トランギアのアルストが良い感じに納まります。キャップも出来るので、ケースにもってこいです。
   自分もやってみたのですが、ふと気が付いたのが、「ホワイトプロダクトのケイネン160の五徳が使えるんじゃね?」という事。試してみたらバッチリでした。あつらえたみたいにピッタリです。しかも、保管時は缶底にセット出来ます。まぁ、この状態で持ち出し袋に入れておく、なんて事はしないと思いますが、コケネン使用を前提としたテストの時に役立ちそうです。

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恐らく、この缶のサイズがケイネン160と同じなんでしょう
この五徳自体は使い易いので有り難いです

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五徳を缶底にセット出来るので邪魔になりません


■まとめ
   今回のオフでは、糒は混ぜご飯にして食べるのが良さげ、という事が実感できました。しかも、可能であれば、塩系より醤油系の方が、糒臭さを誤摩化すのが上手そうです。この事は糒に限らず、アルファ米でも同じではなかろうかと思います。あちらはあちらで、アルファ米臭さがあって、塩振ったくらいでは臭いは取れません。そのような訳で、サンマの蒲焼き缶とか、焼き鳥のタレ缶など、醤油と砂糖で甘辛系の缶詰などを併せて用意しておくと、イザの時に“臭い飯”を食わずに済むのではないでしょうか?

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塩だれとかツナ缶などは、臭み消しには物足りないです



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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2016年03月26日

   今回6回目を迎える飯盒オフ。6回目となると、慣れて来たと言いますか、「そろそろ飯盒オフやりませんかー」「いいっすねー」「薪余ってるんで取手でやりましょうよ」「いいっすねー」って感じで話しがまとまりました。飯炊いて中華鍋で鶏でも焼いて食いましょかー、みたいな話しはしてたのですが、具体的にテーマらしいのが決まったのは前日の事で、自分が玄米のビックリ炊き、Toyofusaさんが胚芽米のセロファン筒炊飯法をやる事になりました。薪を使って、白米以外の物を炊く、飯盒オフ初の試みです。

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今回の会場
辺り一面の砂浜です


■準備
   今回、自分が用意するのは、玄米2合と中華鍋、そして炊飯壕を掘る為の円匙ですが、今回は一応、日本兵の格好で行きますので、背嚢を準備しました。といっても、この背嚢、実際に使うのは飯盒と円匙を縛着する為だけに必要なもので、周りに巻いてる毛布や携帯天幕は、格好だけに着けてるだけです。でも、それらを着ける為には、背嚢本体がパンパンに物が入っていないとフニャフニャで形が作れないので、いつもは乾パンや精米など、これまた使わない携帯口糧を入れたりします。つまり、要らんもんばっかり持って行く必要があるのです。
   まぁ、基本的な装備は予め集合して保管してあるので、準備そのものは手間が掛からないのですが、今回は金曜夜のグループセンタジーがキツくて(今年始めの2か月休んだため)、家に帰って来たら正体もなく寝てしまい、夜中に目が覚めて慌てて準備する羽目に。ともあれ、持って行っても無駄な携帯口糧は下ろして、代わりに雑嚢を突っ込んで背嚢の形を整えたのですが、問題は中華鍋。いつもなら飯盒の上に被せる様に鉄帽をつけるのですが、それの代わりに中華鍋を着けようと思っていたのですが、縛着の仕方で良い案が思い浮かばない。もう眠たいんで、中華鍋は手で持って行く事に。
こんな体たらくですから、結構忘れ物が多くて、帯革も水筒も準備してたのに忘れてしまいました。
   予定よりも30分遅れて起床。起きたは良いが、シンドイわ眠いわ寒いわで、かなりテンション下がってしまったのですが、行くと約束した以上は行かん訳にも行きません。この寒さでは、防暑襦袢とかじゃ風邪引いてしまうので、九八式の夏衣袴(冬衣袴は持ってません)を着用。いつも5分も歩いたらズレズレになる巻脚絆も、今回はちゃんとふくらはぎの上まで巻いてズレない様にして、トランポで出かけました。

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今回は中華鍋持参だったのですが
直前までどう縛着するか考えてなくて
結局手で持って行きました

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カチっと巻ける様になった巻脚絆
ちゃんと巻けると、意外にも足が楽なんですよね

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取手のホーマックで買った玄米10kg
3110円とお買い得でしたw


■炊飯壕
   現地に着いてみると、陽が登って汗ばむ陽気に。相方のToyofusaさんは防暑襦袢で登場。そういや、この人が夏衣袴着てるとこ、見た事がありません。取手の河川敷は、今回が3回目ですが、今回は焚き火を使うため、橋の下でなく、もっと川っぺり移動しました。行ってみて驚いたのは、一面の砂浜です。聞けば、ここではヒストリカルゲームがよく開催される場所とか。どこでやりますかって聞かれましたが、どこを向いても砂浜なので、適当な所で荷物おろして、早速準備に取り掛かりました。
   今回、焚き火をやるにあって、旧陸軍のマニュアルを参考に、まずは炊飯壕を掘りました。やっとこ小円匙の活躍が与えられた訳ですが、中田商店のレプリカの小円匙は、実は焼き入れがされてないとかで、うっかり地面を掘ったら、曲がったり削れたりする代物です。そんな訳で、地面掘るための道具で地面掘るのがためらわれてたのですが、地面がザクザクの砂地ですから、安心して使えました。
   問題は、砂地故に、掘っても崩れ易い事でした。川っぺりだけに、10cmも掘れば、砂が湿っているのですが、露出すれば乾いてくるので、やっぱり崩れてくるのです。ともあれ、30cmほどの深さに掘って、飯盒2個分下げれる幅に調整しなおし、飯盒を掛ける棒を支える支柱は、そこらに落ちてた細い竹を縛ってこさえ、さっそく炊飯に取り掛かりました。

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表面は乾いてるのですが、中は湿ってます

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とりあえず、こんな感じで壕を整えました


■玄米のびっくり炊き&セロファン筒炊飯法
   今回のお題は、自分が玄米のビックリ炊き、Toyofusaさんがセロファン筒炊飯法と、飯対決です。一応、鶏肉と白菜も買って、中華鍋でオカズ作る準備だけはしてきましたが、おのおの2合炊く訳で、明らかに胃袋に限界があります。
 自分がいつもファイヤーボックスで焚き火する時は、ティッシュペーパー3枚を入れ、その上に薪を置いてマッチで点火するのですが、今回は小さいロウソクを使って点火しました。これも陸軍のやり方らしいですが(確かに、ロウソクを使って焚き火を起こす話しは良く出てくる)、個人的にはティッシュの方が楽そうに感じました。焚き火の点火の仕方については、ファイヤースターターやファイヤースチール、火打石など、様々ありますので、それはそれで別に企画を設けたいと思います。
 ともあれ、火が点いたのですが、飯盒を支えるクロスした棒の角度が深かったせいか、炊飯壕の底と飯盒の底の間の高さが足りず、火がなかなか大きくなりません。なのに熱で砂がが乾いて壕が崩れ始めました。こりゃイカン、という事で、改めて飯盒の高さを再調整しました。薪も、Toyofusaさんが持って来たのは、まだまだ太かったので鉈で細く割って(地面が砂なので、板を置いて薪割り)、ようやくコンスタントに焚き火を燃やす事が出来る様になりました。
 今回、自分がビックリ炊きを選んだのは、セロファン筒炊飯法が比較的時間を要する炊き方で、沸騰した湯に30分ほど浸けるとの事から、炊飯時間の釣り合いが取れると考えたからです。炊き方は以下の通りです。

◎玄米のビックリ炊き
 玄米に規定の水量を入れ、強火で炊き、沸騰したらそのまま10分炊き、その後弱火で5分炊いたあと、重湯が消えた頃合いを見計らって、米の量の冷水を注いでかき回し、さらに弱火で15分炊く。
◎セロファン筒炊飯法
 セロファン筒に米290gと水450mlを入れて空気を抜いて口を縛り、沸騰した湯に30分浸けて湯がく。

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セロファン筒に米と水を入れるの図
このあと、口を紐でくくります

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湯たんぽに水を入れて運ぶのは、当時の日本軍でもやってました

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掛子にてんこ盛りの沢庵。これが後で役立ちます


■実際やってみた結果
   焚き火の難しいところは、ガスコンロやポータブルストーブみたいに、火力は一定ではありませんし、強火から弱火へ、またその逆へ、さっとは調整できないところです。この辺りに、熟練の勘が必要とされるところです。強火だからといって、ガンガン薪を放り込めば良い、というものでもありません。
   ともあれ、飯盒二つをぶら下げて、強火で温め続けたのですが、意外にも先に沸騰したのは玄米の方でした。容積はセロファン筒の方が多いのと、今回、沸騰する前からセロファン筒を入れてたので、余計、時間が掛かった様です。その後、強火で玄米を炊き続けたのですが、10分経ってもまだまだな感じでしたので、15分まで継続して、飯盒を焚き火から遠ざけて弱火へ。その頃になって、ようやくセロファン筒の方が沸騰し始めました。
   玄米飯は、弱火に切り替えると、よほど弱い弱火でないと、すぐに重湯が消えてしまいます。今回も3分ほどで消えてしまい、急遽、ビックリ水を投入。さらに弱火で炊きました。ところが、今度はなかなか重湯が消えない。15分経っても全然消えない。結局25分弱火に掛けて、ようやく重湯が見えなくなった感じ。そこで火から下し、蒸らしに掛かりました。
   セロファン筒の方は、この間、ほとんど放ったらかしでした。セロファン筒は透明なので、中身が見えるのですが、明らかに炊けてる様な状況になってましたが、玄米が終わるまで放ったらかしにしてました。それでも焦げたり異常が出たりする事なく、こちらも同時に炊飯を終了しました。

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地面と飯盒の間が狭かったせいか、あまり火が起こりません

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飯盒を上げたら、元気よく燃え出しました

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一旦炊けた玄米飯に、びっくり水を投入

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この頃になって、ようやくセロファン筒の方の飯盒が湯だちました


■実食
   さて、炊きあがった玄米飯とセロファン飯。まず玄米飯の方ですが、底がほんの気持ち焦げていた意外は異常なしで、むしろ規定の時間より長い時間掛けて炊いたので、柔らかめでした。玄米だけに糠の部分はあるのですが、こちらも時間かけてただけあって、いつもよりは柔らかい感じでした。
   セロファン飯の方は、物凄いもっちり感溢れる出来栄えでした。今回は山形産の胚芽米でしたが、普段の白米ではこうはならないとの事。自分の経験からすると、この出来栄えは、弱火で長時間、吹きこぼれ無しでゆっくり炊いた飯に近いのですが、もしかしたら胚芽米独特の特徴なのかもしれません。
   用意していた鶏肉は、とてもじゃないが食い切れないという事で料理せず、ひたすら延々、玄米飯とセロファン飯を1合ずつ、沢庵とフリカケだけで食べたのですが、後半はほぼ苦行プレイでした。白飯と違って、玄米飯も胚芽米飯も、それぞれ味と匂いがあって、これが腹一杯になってくると飽きてくる。掛子一杯に入ってた沢庵も、2人でバリバリ食べて、残り3割くらいのところで飽きてしまう。とにかく、うんこ白くなっちゃうほど食った感満載で、ようやく食べ切りました。
   焚き火で炊くのは難しい、と思われがちですが、アホみたに薪入れてガンガン炊かない限り、逆に火が弱かったりして、コゲコゲの飯にはならんもんで、その意味では、どうあっても食える飯が炊ける、という訳です。

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完成した玄米飯とセロファン飯

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合計2合を食いまくりです
もう、めっちゃ食べましたwww

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腹一杯のところで、さらにサイダーwww
ゲップしたら飯が出て来そうですww


■セロファン筒炊飯法のメリット・デメリット
   セロファン筒炊飯法というのは、先の大戦で日本陸軍が開発した炊飯法で、セロファンの筒に米と水を入れて、湯煎するという炊き方なのですが、これのメリットは火加減などまったく注意しなくても飯が炊けて、かつ飯盒も汚れない点です。この炊き方を開発する必要性は、戦地において兵隊自身が飯盒などで飯を炊く必要に迫れても、いざやると美味く炊けず、まずい飯ばっかり食う羽目なり、誰でも簡単に炊く事が出来る方法が求められたからでした。今のパックご飯の先祖とも言うべき炊き方です。
   デメリットは、このセロファン飯が、上手に炊けた直火炊きのご飯には、到底かなわぬ味わいである事です。日本の米の炊き方は、世界にも例を見ない独特なもので、過去三千年にわたる生活の知恵で考え出された「日本国民の文化財」なのだそうです。ただし、これは経験と勘に頼るところが大で、それを戦地の兵隊に求めるのは無理、と判断した陸軍が、「失敗なしで、とりあえず食える飯を炊ける」方法として編み出したのが、このセロファン筒炊飯法だった訳です。実際、特別美味くはないが、不味くもない、いわば炊飯器で炊いた飯の様に、幸せ感は感じないけどちゃんと食べれるご飯に仕上がりました。
   今回、さらに感じた事は、セロファン筒で飯を炊いたあと、お残しするならセロファン筒のまま残せ、かつ飯盒は一切汚れない、というメリットを発見しました。現地で飯盒を洗うというのは、結構手間でありますし、水があまりない所では実質無理ですので、洗わずに済むというのは、戦地においても大メリットであったと思います。

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セロファン筒炊飯だと、飯盒の中が汚れません
湯がいた湯も他の用事に使えます

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煤で汚れた飯盒を砂で洗います
あまりやり過ぎると、塗装が剥げますw


■今後の課題
   さて、6回目を迎えた飯盒オフは、ほぼオカズなしの飯の大食い大会になった訳ですが、とにかく2人で4合も炊いたら大変。しかし、飯盒は2合以上じゃないと美味くいかない事が多い、という事で、だったら胃袋の数を増やした方がいいですねー、という事になりました。理想を言うなら、ご飯担当、オカズ担当、デザート担当、その他、という具合に、4人くらい居るのが良いのでしょうが、なにせ格好が格好だけけに、近寄り難いんでしょうかねw

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この格好も、着慣れればそれっぽく見えますww
流石に電車乗るのはキツいですがww



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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2015年11月15日

   最近、日本飯盒協会のTwitterが大盛況で、そこを通じて自分もオプティマスのケロシンストーブをレストアする事が出来たりと、色々交流が進んでいるのですが、今回はそこでお知り合いになった人が参加される事になりました。第2回から日本兵の格好で参加したのですが、本来、飯盒オフというのは、飯盒とかメスティン好きがおのおの古今東西の飯盒の類いを持ち寄って、何か作るのが趣旨ですので、今回は自分も平服で参加いたしました。

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今回はズボラをかまして、雑嚢と飯盒だけ持参
水筒さえ持って行きませんでした
(トランポに常時水が積んであるので)


今回のテーマ
   第3回、第4回は、参加者が自分とToyofusa曹長の二人だけで、かつどっちも日本兵の格好という事で、いわゆる組炊爨、つまり片方がご飯、片方がオカズを作るスタイルでやったのですが、今回はケロスト教徒のaxion氏もいらっしゃるとの事でしたので、久々に各個炊爨のスタイルで行う事にしました。
   各個炊爨の場合、注意しなければならないのが、ネタが被る事です。しかも、飯盒だけに大抵はみんなご飯を炊こうとするので、ご飯ものばっかという事態になります。かつ、相手にも食わそうと人数分作ってしまい、結局食い切れんという羽目にもなりがちです。
   事前の情報で、二人ともご飯ものにするのが分っていましたので、ここは別の物で攻めなければなりません。さりとて、妙案が浮かぶでもなく、しかも天気も悪くて一週順延となって、ちょっちモチベーションも下がってしまっていたのですが、そこでふと思い出したのが、大岡昇平の『野火』の冒頭。
「礼を言って受け取り、雑嚢へしまう私の手は震えた。私の生命の維持が、私の属し、そのため私が生命を提供している国家から保障される限度は、この六本の芋に尽きていた。この六という数字に、恐るべき数学的な正確さがあった」(大岡昇平『野火』)
   この芋を兵隊たちは飯盒で蒸かして食べたりしたのですが、米軍の制空権下で大きな火は起こせず、もちろん蒸し器などもなく、上手に蒸かせたのかどうか。蒸かしたとはあるが、実際は茹でてたのではないのか、などなど、少し興味が出ましたので、今回は芋蒸かしでエントリーしましました。

20151114_161129
『野火』に出てくる芋はカモテですが
自分のは香川産の2本198円のそこそこ良いのですw


コケネンとケロスト
   さて、投入する熱源は、テーマの関係から缶入り固形燃料一択でした。当時の状況としては、焚き火でやるのが順当なのですが、秋ヶ瀬公園で焚き火やる訳にはいかないので、それについで日本軍が使用したと想定できる固形燃料でやる訳です。
   しかし、普段、ベランダなどで芋を蒸かす時は、ガソリンやガスのポータブルストーブでガンガンに火を焚いて、うっかり水が干上がって空焚きしてしまうほど、熱を加えます。缶入り固形燃料にそれほどの火力がないのはご存知の通りで、それでうまい事蒸かせるのか、というのが今回のチャレンジな訳です。ただ単に芋を飯盒に入れるだけですが、実は今回参加の3人の中で、一番難しい事にチャレンジするという自覚がありました。
   まぁ、失敗した方がイベント的には面白いのですが、まったく食えんのでは、それはそれで処置無しですので、一応、予備としてこないだレストアしたオプティマスNo.45も持って行く事にしました。これまでベランダでしか使った事ないので、お外デビューです。レストアの際には、Twitter越しにいろいろ通信教育でご教授いただいたaxion氏もいらっしゃるので、結果報告も兼がねです。恐らく、コケネンで蒸し切れず、ケロスト使ってやっとこさ、という流れを予想していました。

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参加者集合
飯盒オフは、軍装しても良いししなくても良いのですが
次回はポーランド軍とかいたら面白そうですw

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湯たんぽで水を注ぐToyofusaさん
湯たんぽは旧日本軍でも、給水に大いに活躍してました

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axion氏ご自慢?のオプティマス111とポーランド軍飯盒
Toyofusaさんの論でいくならば
ポーランド兵の格好をして
初めてこの飯盒の真髄に触れれる、ってとこでしょうかw

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そんな真髄まるっきり蒸しのワタクシwww
今回は、ブッシュクラフトならぬ
いわゆる“ベランダクラフト”のスタイルで参加ですw


調理開始
   当初開催を予定していた11月7日は雨で順延、当日15日も朝まで雨が降っていたのですが、午後から予報通り晴れ上がり、11月とは思えない陽気になりました。Toyofusaさんは防暑衣袴、自分も半袖のTシャツです。雨が降ってたら降ってたで、結構スパルタンなイベントになるところですが、雨に強い装備がないので、雨降ってないのは有り難い事です。それでもまだ地面はぐちゃっているせいか、今回は椅子のある所という事で、以前、袋麺焼きそばオフをやったベンチの所に陣取りました。
   Toyofusaさんは飯盒掛を用意し、axion氏はオプティマス111のプレヒートを始め、各々準備を開始したのですが、自分は飯盒に蒸し器と水を入れ、コケネンの缶を開けて火をつけ、あとはボケッと飯盒を温めるだけです。ボケッとしてましたが、おそらく最後までボケっとしてる羽目になると思ってました。
   ところが、Toyofusaさんが飯を炊きながら同時に飯盒の掛子で切り干し大根と牛缶を温めてたころ、axion氏がポーランド軍飯盒で中火だか弱火で飯を炊いていたころ、にわかに自分の飯盒から湯気が激しく出始め、「ありゃりゃ、湯気出てるー」とか思っているうちに、肥後守刺したら、良い感じに蒸せてるっぽい風になってきました。所用時間は、強火でガンガンやってる時とさほど変わりません。あれに比べたら、ユルユルした温まり方なのですが、むしろ強火でやってた時よりも上手に蒸せてしまいました。
   この時点で、お二人はまだまだ炊爨の真っ最中。予想に反して、自分が一番先に出来てしまい、いよいよズボラかました様にしか見えない絵面になってしまったのですが、自分の中では意外な展開に驚きが隠せませんでした。

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コケネンの癖に、一等最初に沸騰しました
自分でもまさかの展開ですw

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良い感じに中まで蒸かせてる様です
どうやら、これが正解

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飯を炊きつつ、掛子で副食を調理するのは、下策とされてます
しかし、シュウマイ蒸したり、この手の簡単な物なら
辛うじて調理する事が出来ます


会の総評
   Toyofusaさんは例によって軍装縛りで、今回も日本陸軍の軍隊調理法からのチョイスだったのですが、普通、大根飯というと、大根を銀杏切りにして、肉と一緒に甘辛く煮て、それをご飯に混ぜるか炊くかして作るのですが、今回は切り干し大根と牛肉の大和煮缶で作ってました。実は自分は切り干し大根はそれほど好きではないのですが、今回は出されたものにそれほど不満なく食べれましたので、成功の部類だと思います。個人的な感想としては、切り干し大根はハサミか中にかで細かくしといた方が食べ易いんじゃないかと思うのですが、軍のマニュアルにはそうしろとは書いてないそうですw
   axion氏は、日本では珍しい(ただ、最近、ネットオークションやショップでゴロゴロ売ってる)ポーランド軍の飯盒を使った炊飯でした。このポーランド軍飯盒、意外と小さくて、恐らく大きさとしは、昔の従軍看護婦用の飯盒に近いんじゃないかと思います。炊ける量目も2合が目一杯の様です。出来栄えは、ちょっとべた付く感じになってましたが、これは自宅で米を研いで乾燥させずに飯盒で持って来たからで、つまり少々水に浸かり過ぎた場合によく起こる現象です。野外では米を研ぐ手間と水を節約する必要から、予め研いでおく方法を取る場合もありますが、その場合はよく乾燥させておく必要があります。
   今回は久々の各個炊爨という事で、腕を磨いて来たり、新奇な発見があったりと、各個に見出せる結果を持ち帰れた様です。総体として成功という事になりますが、ちょっと上手く行き過ぎな風にも感じますので、次回はいかにもドジり易いレギュレーションを考えて臨みたいとおもいますw

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Toyofusaさんの大根飯
ご飯の出来栄えは、いわゆる湯炊き法のご飯に近い感じでした
しかし、芯もなく上手に炊けました

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axion氏のポーランド軍飯盒メシ
ちょっとベタってましたが、芯飯よりは全然良いです
マメのシチューは次回は現地調理でw

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毎度の事ですが、胡散臭さ満点の会場です
誰も寄り付きませんw

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最後はお約束の“恐怖のフルーチェ”
しかし、11月とは思えぬ陽気で、全然恐怖になりませんでしたw


芋類の蒸かし方
   さて、帰宅してから、改めて芋の蒸かし方を調べてみたのですが、そのサイトを見ても口を揃えて書いてあるのは、水と一緒に芋を入れる事、沸騰したら弱火にして20分ほど蒸す事、という事でした。そして、これは芋だけでなく、カボチャやそのた根菜類にも共通していました。どこにも強火でガンガン焚きまくれ、とは書いてなかった訳です。
   しかし、調べもせずにガンガン強火でやっていたのは、「蒸す」という行為自体が、強い火力による湯気もうもうの状態で、肉まんとかシュウマイとか、蒸し器で蒸すイメージがあったからです。確かに、シュウマイなどは強火で蒸すと書いてあります。しかし、こと芋に関しては、強火→弱火だった訳です。
   今回、あえて火力の弱いコケネンを選んだ事で、図らずも自分の間違いに気が付いた訳ですが、こうした思い込みによる間違いというのは、これまでにもままありました。そのような訳で、今回も一つ賢くなりました。

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お土産用の芋蒸かし中。もちろん弱火で
ケロシンストーブは火力調整が意外にも得意です

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こんな感じで蒸せました
15分くらいだったので、もう少し蒸せば良かったかな?



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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2014年07月26日

   2年前に作った梅干しですが、あれだけ大量にあったものの、2年でほぼ食べ尽くしてしまいました。そこで無くなる前に新たに作る事にしました。梅を漬けるための桶や干すための笊は2年前のが残っていましたが、梅を漬ける時に使う落とし蓋がどっか行ってしまったので、ホームセンターで良い感じに皿を買って来て代用する事にしました。重しは前回同様、2リットルのペットボトル3本です。

20140726_172343
今回も3kg漬けました
お裾分けリクエストが多いので、5kgくらいやれば良かったかな


■6月4〜7日
   前回の梅干しで失敗した点は、梅をしっかり熟させなかったために、固い梅干しになってしまった事でした。よく調べると、青い梅が黄色くなるまで待つのが良い様です。もっとも、あまり熟しすぎると、重しを載せて漬けた込んだ時、実が潰れてしまうそうです。要するに頃合いを見計らうのが大事です。
   前回は梅を熟させる時に新聞紙を使いました、今回は新聞紙無しで、そのまま桶に梅を入れ、時々出して空気に触れる様にしました。買って来た時は青かった梅も、大体4日ほどするとほぼ黄色くなってきました。黄色くなったところで、軸の跡を取り、水で洗って、ホワイトリカーで消毒し、塩をして行きます。今回も3kgの梅を漬けますので、塩は20%の600g用意しました。

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南高梅3kgとともに
ホワイトリカー、粗塩も準備

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買って来たばかりの梅
まだ青いのが混じっています

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よく黄熟した梅
このまま熟させると、今度は梅ジャム用になりますw

20140607_151148
梅を水で洗って、軽く乾かし
へその軸を取り除きます

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ホワイトリカーに潜らせ
桶に塩しながら積み重ねて行きます

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塩が完了したら、落とし蓋をして重しを載せます
前回同様、45リットルのビニール袋の中で漬けます

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青梅は洗って、そのまま砂糖と一緒に酒に漬けます
コレ以外やる事がありません


■6月19日
   梅酢は漬け始めた翌日からドンドン出始め、大体4日ほどでほぼ完成状態の量が出ます。そのまま重しをしてると実が潰れかねないので、紫蘇が出回るまで、重しの水の量を半分に減らして待機させます。
   紫蘇は今回も2袋用意しました。まずは葉っぱだけ千切ってバケツに入れ、3回ほど水洗いして、葉っぱについてる砂を落とします。続いて用意した塩の半分を振りかけて塩揉みして灰汁をだし、さらに残りを掛けて揉み込みます。大量にあった紫蘇は、野球のボールくらいの大きさになります。それをボールに入れ、梅酢を掛けて紫蘇を解します。解した紫蘇は、梅の上に被せる様にまんべんなく広げ、また皿を置いて重しします。

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紫蘇2袋、群馬産

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まずは、葉っぱを洗います
意外に砂は付いてたりします

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洗った紫蘇の葉に、おもむろに塩をぶっかけ
これでもかと揉みまくります

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すると、黒紫の灰汁がドンドン出ます
一度絞って、さらに残りの塩を掛けて揉んで灰汁だしします

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灰汁だしした紫蘇の葉に、梅酢を掛けて解します
すると、梅酢が赤くなります

20140619_233237
こんな感じで紫蘇をまんべんなく敷き詰めます
紫蘇を入れないまま干せば、白梅干しになりますが
ただし、若干、カビ易くなったりするそうです

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採取した梅酢。濃厚な梅の風味です
ソバに掛けて食べると、美味かったです


■7月23〜26日
   今年は梅雨入りが早かったせいか、梅雨が開けるのも早かった様に感じました。梅雨明け宣言と同時に、漬けていた梅を引き上げ、笊に並べてベランダで干しました。思ったとおり、今回はよく熟させてから漬けたので、皮も実もかなり柔らかく仕上がっていました。結構な事です。
   天日干しは3日3晩やらねばならない事になっています。ところが、2日目の夕方、都内は激烈なゲリラ雷雨に見舞われました。出勤時にそんな予報は出てなかったので、梅を干しっぱなしにして出たため、こりゃ全部雨に濡れたかな、と覚悟を決めました。ところが、帰ってみて見ると自宅の方はあまり降らなかったのか、梅が濡れた感じが一切ありません。一緒に干していた紫蘇も濡れた感じがなかったので、無事だったと判断して、そのまま干し続ける事にしました。もし、雨に濡れた場合は、雨を拭いて焼酎に潜らせ、梅酢に漬けて干し直すそうです。もっとも、風味は落ちるとか。
   そして、待ちに待った3日目、干し上がった梅干しを取り入れました。みんな良い感じに干せて、実に田舎風の梅干しに仕上がりました。

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干し方始め!

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梅酢は1日だけ干して取り入れました
あまり干しっぱにしてる、腐る事もあるそうです

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2日目の晩、ゲリラ雷雨がありましたが
自分のウチの方は小雨で済んだ様です
天気が怪しい時は取り入れても良いそうです

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良い感じに干し上がった梅干し
まさに、田舎のばーちゃんが作ったっぽい出来映えです

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試食してみましたが、皮も実も柔らかく
かつ、実にマイルドな味わいになっていました


■おまけ
   例年、紫蘇は梅と一緒に漬けっぱなしにするのですが、今年は乾燥状態で崩して、いわゆる、ゆかりにしました。フードプロセッサーや擂り粉木を使えば楽だったかもしれませんが、そんなもんないので、指でしごいて崩しました。かれこれ4時間くらい掛かりましたが(DVD見ながらやってた)、良い感じにふりかけになりました。試しにご飯に掛けて食べてみましたが、市販のゆかりより塩味が控えめで、如何にも紫蘇風味が効いていて、美味しかったです。
   今回は、炊飯器ケーキ用に梅酒も漬けました。こちらは青梅を使います。瓶に梅と砂糖を入れてホワイトリカーを入れて密封するだけ。大体半年で飲み頃となります。現段階ではまだ色も薄いですが、飲み頃になるとかなり色が濃くなり、梅はシワシワになってほぼ種の大きさになります。

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ウチの用事が終わったあと、ゆかり作りやりました
指の指紋が無くなりそうになるほど頑張りました

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どこから見ても、パーフェクトにゆかりですw

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梅酒の方も、徐々に色づいてきました
最終的には、梅がシワシワになりますw



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tanisi_corp at 20:00コメント(2)

2014年01月26日

   陸上自衛隊では、旧陸軍と同様に小型の乾パンを採用してますが、その付け合わせにオレンジスプレッドなるチューブ入りのペーストがあります。ジャムでもなくマーマレードでもなく、なぜオレンジ風味の水飴なのかは、いささか謎に感じるところでしたが、とても美味しい代物で市販されてないのが残念なほどです。市販されない理由を知りたくも有りますが、おそらく防衛秘密か企業秘密でしょうから詮索するのはやめて、それに近いものを作ってみる事にしました。

20140118_184316
こちらが防衛省御用達のオレンジスプレッド
買った時は40本くらいゴロゴロ入ってましたが
気が付いたら数本しか残ってませんでしたw


■何が使われているか?
   原材料は、食品衛生法の関係か、パッケージの方に記されています。水飴、砂糖、濃縮うんしゅうみかん果汁(1/5)、クエン酸、コーンスターチ、ゼラチン、香料、食用黄色5号、以上。驚くべきは、オレンジスプレッドと宣っておきながら、使われているのは温州みかんの果汁だったという事です。だったら素直に「みかんスプレッド」と呼べば良さそうなもんですが、これが制式採用された頃はオレンジ自由化前でオレンジが珍しくてそういう名前にしたのか、それとも温州みかんがマンダリンオレンジと近縁だからそれに因んだのか、ともかくまず驚くのが温州みかんの果汁を使っているという事です。
   さて、その濃縮うんしゅうみかん果汁というのが一体どんなものか。それがない事にはオレンジスプレッドが作れない訳だから、とりあえず調べてみたところ、どうやらミカンを搾ってジュースにした後の残り滓っぽい様です。もっとも、残り滓といえど立派な健康食品の原料として売られていて、ドリンクやゼリーにも使われているとか。問題は売ってる分量が18リットルガロン缶で、さすがにこんなに大量につかまされても使い道がありません。
   ところで、このオレンジスプレッドの作り方ですが、なんと自衛隊からオフィシャルな仕様書が公開されています。戦闘飯盒もそうでしたが、こうした直接戦力に関わらない装備に関しては公開する方針なんでしょうか。それはともかく、その仕様書によると、でん粉あめ59%、砂糖30%、濃縮うんしゅうみかん果汁(1/5)10%、酸味料0.56%、添加物0.44%が各々の材料の配合であり、水飴に砂糖と水を加えて温めて混ぜて溶かしたあと、温州みかん果汁とクエン酸と添加物を入れて十分混ぜて作る、と書いてあります。

20140121_090238
一応は軍需品なんですが
食品衛生法に基づいて原材料名がしっかり記名されますw


■作ってみよう
   濃縮うんしゅうみかん果汁を手に入れるのはチト難しいので、オレンジマーマレードを使う事にしました。ですので、自分のは名実ともにオレンジスプレッドという訳ですw
   まず、網などを使ってマーマレードを漉して、オレンジの皮を除去します。ひたすら地道に皮を除去して、20gの皮なしマーマレードを用意します。次にその皮なしマーマレードに水飴60gを投入し、かき混ぜます。十分かき混ぜたら、ポッカレモンを3g入れてかき混ぜます。これでオレンジスプレッドのチューブ2本分が作れます。
   これらの作業が終わったら、駄菓子屋などで売ってるおもちゃの注射器(水飴食べるのに付いてたやつ)を使って、オレンジスプレッドの空容器に注入していきます。そもそもオレンジスプレッドを自作しようと思いついたのが、このおもちゃの注射器を見つけたからで、むしろ他の材料を用意するより、まずはこの注射器を見つけて来るのが大変だと思います。まぁストローで吸い上げて入れるって手もありますが。

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やっすいマーマレードもどきでなく
ちゃんとした奴(実家から送って来たw)を使いました

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水飴を投入
水飴って、実は意外にあまり甘くないんですね

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クエン酸かわりにポッカレモンを投入
味が引き締まりますw

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おもちゃの注射器で吸い上げてチューブに充填


■食べてみた感じ
   マーマレードに水飴とポッカレモン混ぜただけなので、色目はとても薄いです。まぁ、食用色素を使えば色は付きますが、そこまでする必要はないでしょう。
   とろみは、実物のオレンジスプレッドよりも緩い感じです。これは煮詰めてない事と、あまり固めだと注射器で吸い上げるのが大変なので、適当な固さにしたからです。ただ、水飴を使わず、ジャムやマーマレードを直で入れると、直ぐに全部出てしまって、あっという間に無くなってしまうので、水飴を使うのはなかなか良いアイデアです。
   肝心の味の方ですが、オレンジマーマレード使っただけあって、オレンジ風味でしたw ポッカレモンで風味が引き締まっていて、なかなか良かったです。今回、砂糖は一切使いませんでしたが、マーマレードにも十分糖分が入っているとみえて、甘みが足りないという風には感じませんでした。まぁ、あとはお好みで砂糖を入れて煮詰めたりしても良いかと思います。

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色目は全然違いますが、しっかりオレンジスプレッドですw
ただし、添加物等は一切入ってませんので
使う時まで冷蔵庫で保存です


   しかし、こんな美味しいものが市販されないのは不思議な事です。誰にあげても美味いと喜ばれる物なので、売りに出せば結構売れると思うのですが。まぁ、昔と違って今はジャムでもマーマレードでも上等なのがいっぱい売ってますから、ミカンジュースの搾り滓を使ったものは売れないと思われてるのでしょうかね?

20140115_193711
乾パンに良く合います
ぶっちゃけ、金平糖なんかよりもこっちの方が合います



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tanisi_corp at 14:30コメント(6)

2013年09月01日

   そもそも、8月31日〜9月1日は泊まり掛けで作戦するつもりで休みを取っていたのですが、台風上陸の誤報で31日の日帰りだけになってしまいました。それは良しとして、その日帰り作戦で使うために、わざわざ印西のデコボコランドの近くのスーパーまでアラビヤン焼きそばを買いに行ったのに、腹一杯で食えず終いで終わってしまい、いささか欲求不満というか消化不良気味になってしまったので、急遽翌日、袋麺限定の焼きそばオフを行う事になりました。

20130830_214523
昨日に引き続き、アサルトパックで出撃
右手奥に見えるのが、今回探しまくったアラビヤン焼きそば


■アラビヤン焼きそばについて
   既にコアなファンの方々によって、ネット上でもアラビヤン焼きそばについては種々語られているので、自分が改めて語る事はないのですが、問題となるのは売っている場所。よく言われる様に、このアラビヤン焼きそばは「千葉限定」と思われているのですが、一応は全国展開している商品の様です。時々都内のスーパーやコンビニでも見かける事がありますし、最近ではカップ麺も出ました。
   ところが、イザ買おうと思ったら無い。手始めに近所のスーパーやコンビニを片っ端から探しましたがありません。続いて市川にも行ってみましたがありません。ネット上の情報では、東金や銚子の方でよく売れてるという事ですが、さすがにそんな遠くまで足を伸ばせません。困ったなーと思っていたら、ヤオコー牧ノ原モア店に売ってたという情報を得ました。調べてみると、デコボコランドの直ぐ近くの店です。
   早速出向いてみると、ありましたありました。しかも5袋入りパックで、当たり前に置いてありました。あまりに普通に売っているので、どうせなら都内にも置いてくれたら良いのに、と思ったのですが、何でも全国展開しても売れるのは千葉とか茨城県南部だけで、結局そこにしか置いてない状態になるとか。何にせよ、デコボコランドなら毎月行っているので、欲しければいつでも買える事が判りました。

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都内ではなかなか売ってないアラビヤン焼きそばですが
千葉の深部に行けば普通に売ってるみたいです


■焼きそばの作り方とソロキャンプでの焼きそばについて
   袋麺の焼きそばと言えば、それこそ子供の頃から食べているので馴染み深い訳ですが、ウチの実家では麺を湯がいた湯は捨てて麺を湯切りし、フライパンで肉だの野菜だの炒めたあと、湯がいた麺を投下して焼いてソースで味付けする、という作り方をしていました。
   麺を茹でた湯がそのままスープになるラーメンと違って、焼きそばでは湯を捨てねばならないという、湯を捨てる場所と手間が面倒で、ソロキャンプの時にはどうにも使う気になれず、これまでキャンプで焼きそばを食べた事がありませんでした。ところが、袋に書いてある説明書きを見ると、麺を茹でたあと湯が完全に蒸発する前に付属のスープを入れ、そのまま熱して残りの湯を蒸発させて出来上がり、と書いてありました。物心ついて以来ずっと知らなかったのですが、どうやらこれが袋麺の焼きそばの正しい作り方らしいです。(基本的に取説読まない人ですw)
   そのやり方だと、肉とか野菜はいつ炒めるのか?という疑問が起こったのですが、ソロキャンプの時にそんな凝った事をする筈が無く、せいぜい乾燥野菜を一緒に湯がいてもどす程度でしょうから、今回の焼きそばオフでは、是非ともこの「正しい」やり方でチャレンジしようと思いました。

20130901_103344
今回の袋麺焼きそばオフの会場
暑苦しい二人がくっついたら暑苦しいので
ベンチ2つに別れて実施
奥の三角テントは、Toyofusaさんが新規に購入したツェルト
軽くて持ち運びが楽ちんですw


■何食食えるのか?
   今回の企画は、コケネンとかゲルネン使って何かしよう、というよりも、袋麺の焼きそばがメインのイベントなので、使う火器は何でも良かったのですが、せっかく秋ヶ瀬公園に来ましたから、ゲルネンを使って作る事にしました。使う調理器具は米軍のメスパンです。実はこのメスパン、以前ガスレンジで玉子焼いたら、焦げるわ底がベコベコになるわで、それ以来、火に掛けた事がなかったのですが、袋麺1個を湯がくには丁度いい大きさです。もし2個まとめて湯がくのなら、ユニフレームの山クッカー角形の方が良いと思います。
   今回食べる予定は、日清焼きそば、サッポロ一番ソースやきそば、そして、アラビヤン焼きそばの3種類。実はサッポロ一番ソースやきそばとアラビヤン焼きそばは、同じサンヨー食品です。これまでの自分の認識では、ソースが粉末の日清焼きそばよりも、液体のサッポロ一番ソース焼きそばの方が作りやすい、という風に感じていました。というのも、先述の通り、麺を茹でたあと湯を捨てると、麺は若干くっつき気味になるのですが、粉末ソースは混ぜにくく、液体ソースは混ぜやすいという差があり、自分は長らくサッポロ一番ソース焼きそば派だった訳です。
   それはともかく、今回3袋用意したのは、当然の如く、それだけ食える自信があったからです。そもそもスープのない焼きそばは、1個では物足りず、2個でも物足りなかったので、昔は3つ平気で食べてました。もっとも、独り暮らしで面倒くさがって、具も入れず麺だけ食べてたからなのですが、今回は具といってもフリーズドライのミックスベジタブルくらいしかありませんので、余裕で食えると踏んだ訳です。

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もともと料理は得意な方ですが
外ではあまり面倒くさい事をやりたがらない質です
(ただし、飯炊きは除くw)


■限界試食会w
   まず1個目は、日清焼きそば。粉末ソースを使う袋麺の雄です。いきなり麺をメスパンに入れ、フリーズドライのミックスベジタブルも入れ、水を麺が半分隠れる程度に入れて、ゲルネンを投入したキャンティーンカップスタンドに載せたのですが、よく考えてみれば、麺は湯が沸いてから入れた方が手際よく解せたんじゃないかと思います。
   とは言え、暑い時期でもあり、直ちに湯が沸き始め、イイ感じに麺が解れてきました。どのタイミングでソースを入れるべきなのか判りませんでしたが、適当な時期に投下して混ぜ、あとは湯が飛ぶまで加熱し続けました。このやり方だと、ソースが粉末であってもまったく問題なく麺に絡める事が判りました。しかし、湯が完全に飛ぶまでには結構時間が掛かり、ゲルネンと言えども手元で燃えている訳で、出来上がるまでに大汗かきました。
   仕上がりは湯を捨てるやり方に比べると、ちょっと麺が伸びた感じがしないでもなかったですが、油で炒めた時の様なギトギト感がなくて、ヘルシーな感じでした(まぁ、インスタント麺食ってる時点でヘルシーもヘッタクレもありませんがw)
   次はサッポロ一番ソース焼きそばの番なのですが、意外にも1個食って休憩したら、「もう一個食いたいですか?」って感じになってきました。しかし、これで帰ったんでは何しに来たか判らないので、頑張ってヒート2に突入。作り方はさっきと同様でしたが、今回は液体ソースなので、さっきよりも多めに湯を飛ばしてからソースを投入しました。
   出来映えは、日清焼そばとほぼ同じで、味の方も同じ様に美味かったのですが、問題は完全に腹が膨れてて食うのに苦労した、という事。余裕で3つ食えるはずが、半分食った時点でかなりの苦行プレイ。途中で捨てる訳にも行かないので無理して食いましたが、3つめは断念。せっかく苦労して探したアラビヤン焼きそばは、食わず終いで終わってしまいました。

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今回、初めて野外で火にかけるメスパン
日頃はカレー皿代わりくらいしか使い途がありませんw

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イイ感じに茹だって、麺が解れてきました
麺が柔らかくなるにつれ、湯が少なくなっていく感じ

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ソースを投入。粉末でも湯で溶けるので
よく麺に絡める事が出来ます
ソースが焦げ付かない様に、コマメに混ぜます

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イイ感じに水分が飛んだら、メスパンが焦げる前に火から下ろします
油で炒めた時よりも油っこさが控えめです
ゲルネンはまだ十分残ってました

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まだ2つ残っていたのですが
1個食べたら、結構満腹感が、、、

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それでも気張って2つ目食べました
流石にミックスベジタブルは入れてませんw


■結果報告
   今回、初めて湯を捨てないやり方で焼きそばを作ったのですが、意外に美味く作れました。意外も何も、それがデフォルトの作り方なのですから美味く出来て当然といえば当然ですが、湯を捨てるのが躊躇われるソロキャンプの場合などには、大いに活用できるなと感じました。もっとも、個人的にはやはり湯を捨てて油引いたフライパンで炒めた焼きそばの方が美味しいと感じるのですが、これは好みの問題でしょう。
   3つ食えると思ってた焼きそばが2つしか食えんかったというのは、少々ショックではありましたが、まぁ20代の頃には食えても40代ではそんなに食えんという事が証明される形になりました。それに、あのクソ暑い中で、クソ暑くゲルネン燃やして、クソ暑いインスタント麺を食うという事自体が無理ゲーでもあった訳で、どうせやるなら流し素麺でもやれば良かったかな、というところです。
   そのクソ暑いゲルネンですが、今回は25gのパック2つを同時に投入して使ったのですが、1個半燃やした時点で焼きそばは出来上がりました。風がほとんど無い状態での結果ですので、風が吹いた時にはまた話しが変わると思いますが、上手にやれば残ったゲルネンで1杯分のコーヒーや紅茶が沸かせるんではないか、と思いました。やはりゲルネン侮りが足し、ですw

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オフ終了後、ツェルトを撤収するToyofusaさん
確実に泊まると判ってる時はテントの方が良いですが
「もしかしたら泊まるかもしれない」程度の時は
こうした軽量のツェルトがあると負担にならず安心ですね



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tanisi_corp at 20:00コメント(2)

2013年05月11日

   先日、ベストテクスクールで新しいテーマと個別のテーマを習い、是非とも自主練に励みたいところだったのですが、そういう気合いの入ってる時に限って天気は雨だったりします。まぁ、物好き、もとい、上手な人は雨でも練習するのかも知れませんが、そこまで上手ではない自分は、雨の日はさすがに走りません。仕方なく、ぼーっとしていたのですが、せっかくの休みに何もする事がない、というのはあまりにもつまらないので、前々からやろうと思っていた「ベランダBBQ」を実施しました!

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ベランダBBQ会場。というかウチのベランダです
物干し竿から提げた米軍のポンチョは
雨除けというより、下からBBQシーンをジロジロ見られない用です

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下の道路から会場を見た図
ポンチョがないと丸見えで、さすがに落ちついてBBQ出来ませんw


■コケネンBBQコンロ
   さて、今回投入したのが、キャンパーズコレクションの「炭のいらないBBQコンロ」、長ったらしい名前なので、コケネンBBQコンロと称しております。実はこれ、去年の第1回コケネンOFFの後に、第2回用に調達したものですが、第2回がなかなか開催されておらず、ずっと部屋の片隅に置きっぱなしになっていて、猫共に箱を壊されたりしてました。
   自分がこれに注目したのは、もちろん缶入り固形燃料を使うBBQコンロであったからでもありますが、Amazonだと2,940円もしやがるのが、近所の平井のホームズだと980円だったからです。一体全体、どこをどうしたら2,000円も差が出るのか知りませんが、ぶっちゃけ、キャンパーズコレクションってホムセンクォリティーのアウトドアグッズですから、むしろ2,940円という価格設定の方がボリ過ぎというところでしょうか。何にせよ、980円だったから当面使う用事がなくても買う気になったのは確かです。

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キャンパーズコレクションというメーカー名ですが
ニチネンのコケネンを指定しています
まぁ、キャプテンスタッグは実はパール金属、みたいな感じでしょうか

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これがコンロ本体
BBQとは言いつつも、網ではなくいきなり鉄板です
鉄板には肉から出た脂を落とすための穴が空いているので
焼きそばとかはちょっと苦手かも

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鉄板の他に五徳も付いていて、鍋釜類が使えます
もっとも、こういう使い方すんのか?的なところはありますが
付いてないよりはあった方が嬉しいです


   このBBQコンロは、250gの缶入り固形燃料を使います。一応、指定ではニチネンの物が書かれていますが、250gの缶であればホワイトプロダクトの物でも大丈夫です。ついでにいうと、ニチネンのトップ丸缶250gとキャプテンスタッグのファイヤメイト固形燃料250gは缶のペイントが違うだけで、形はまるっこ同じです。恐らく製造元が同じなんでしょうね。でも値段は、ニチネンのが平井のホームズで398円、ファイヤメイトは奥戸のビバホームで498円です。この100円の差もよく分かりませんw

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コンロの下にコケネンを置く台があります

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250gの缶であれば、他社(といってもあまりありませんが)の缶も乗ります
ただし、600gとかのデカイのは一応乗りますが
火口とコンロ本体との間が無くなるので使えないと思います


■ベランダBBQ開始
   能書きはこの辺りにして、早速ベランダBBQスタート。実は昼飯が遅かったので、まだ腹が膨れた状態だったのですが、外で飯となると意外に腹が減ってくるものです。マンション2階のベランダといえどバカに出来ません。
   コケネンBBQコンロの使い方はとても簡単です。まず、鉄板の下の脂受けに水を入れて、コケネンをセットして火を着けて、鉄板を載せるだけです。あとは好き放題焼きまくりです。鉄板はフッ素樹脂加工されているので油をひく必要はありません。まぁ、肉焼いてるウチに油は出て来ますし、余分な油は鉄板に設けられた穴から落ちていく仕組みになっています。

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油受けに水を入れたりするのは、ジンギスカンとかでやる方法ですね
BBQというより、むしろ鉄板焼きです

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コケネンに点火
風がキツイ時は風よけを設けた方が、多少コケネンの減りを抑えられます
(まぁ、風きつい時にベランダBBQやろうと思いませんがw)

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豚肉の生姜焼き用を投入
コケネンとバカにしてましが、これがなかなかどうして
結構な火力なんですよ、これが!


   やってみて分かったのは、これが意外に「使える!」という事でした。屋外で使ったにも関わらず結構な火力です。肉は言うに及ばず、タマネギとかジャガイモとかもちゃんと火が通ります。コケネンも風よけなしで大体1時間くらいは火力を維持しました。
   あと、臭いとか油煙とかのインパクトが意外に少ない事。炭のBBQの場合、肉から落ちた脂が燃えるので、結構臭いも油煙も出ますが、このコケネンBBQコンロは脂は脂受けの水に落ちて燃えないので、食材が焼ける時の煙しか出ません。
   また、炭の場合、止めるにしても炭は燃やしきらねばなりませんが、コケネンの場合はフタして消火すれば良いだけなので、簡単に終了させる事が出来ます。費用的な事を言えば、コケネン1個と炭2kgくらいが大体同じ値段ですから、コケネンの方が高い訳ですが、自宅のベランダで鉄板焼き出来る利便を考えれば、まぁ良いかな、というところです。

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しっかり野菜も焼けました
火力が落ちたので、2個目のコケネンを投入

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消火する時は、蓋を被せればOK
もちろん、残ったコケネンはまた使えます


■ベランダBBQの注意事項
   この様な具合で、上首尾に終わったベランダBBQですが、いくつか注意事項を。
   まず、集合住宅の場合、隣近所の耳もありますので、あまり大声でワーキャーやらない事。ベランダといえどアウトドアなので、ついついテンション上がってしまいがちですが、余所様にはやかましいだけなので、慎ましやかにやりましょう。おそらく苦情が出るのは、臭いよりも騒音です。
   次に、やるとしたら雨の日か夜にしましょう。というのは、いくら油煙や臭いが少ないと言えども、出ない訳ではないので、洗濯物が干してあったりすると被害が出ます。雨とか夜に洗濯物を干しているケースは少ないと思われるので、被害を抑えられます。ついでに言うと、雨の時は皆さん部屋にこもって窓閉めてる事が多いと思うので、臭いで被害を及ぼす事も少ないと思われます。
   あと、当然の事ですが、一応火器を使いますので火事には注意です。まぁ、よほどのドジを踏んでコンロをひっくり返して、コケネンが転けて中身の溶けたアルコールが流れ出して延焼、みたいな事が無い限り火事にはならないと思うのですが、一応は注意する頭を持っておきましょう。

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使った後は洗剤で洗って、きっちり乾かして保管します
というか、炭のBBQグリルと違って
後始末も非常にクリーンな感じでした
意外に使えます、炭のいらないBBQコンロ



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tanisi_corp at 20:00コメント(0)

2013年03月20日

   オージービーフを初めて食べたのは、たしか1998年か1999年に荷物担いで奥多摩にキャンプに行った時の事。もう一人の相方が、どういう訳かデカいステーキ肉を持ってきてた。大きさは横18cm縦13cmの楕円形、厚みは3cmはあったと思う。こりゃ豪勢だと喜んで焼いて食ったのだが、焼いても焼いても中まで火が通らず水っぽい。牛肉の筈なのだが全然級肉の味がせず、カスカスしたスポンジみたいである。そのくせ、何となく獣臭くて食えたもんじゃない。どうにか食おうと頑張ったが、どうにも噛みきれず、最後は焚き火にくべて炭にしてしまった。以来、我が隊では上等なステーキ肉を食う事になった。
   ところが、先日の嵐山作戦で、Toyofusaさんがそのオージービーフを持ってきてた。自分の相方になる人は、多少荷物が増えても肉を持ってくるらしい。で、食った訳ですが、味の方はまさしくオージービーフだった訳ですが、ともかく意地で食いきりました。ただ不安だったのは、牛肉をあまり食うと痛風になってしまう事。ところが、脂肪分があまりないオージーだったせいか、痛風は出ませんでした。
   これまで、痛風を避けるために牛肉は極力食べない様にしてきましたが、オージーだったら大丈夫の様です。だったら美味しく食べる方法はないか。そこで思いついたのは、毎回実家から送られてきては措置に困るビーフシチューのルウ。牛肉を使えないから、豚肉や鶏肉を使っていたせいもあるのですが、美味いと思った事がありません。そこで、オージービーフを使って美味いビーフシチューを作ってみる事にしました。

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美味しいwオージービーフの夕べ
しかし、美味く食えたら健康に良いこの肉の価値が高まる!
それが今回の企画の趣旨です


■仕込み
   オージービーフの何が問題といっても、「臭い、固い」という部分なのですが、これは仕込みで大分改善されるようです。仕込み方も色々あって、赤ワインに漬けたり、蜂蜜通したり、という感じらしいですが、自分が習ったのは「ウスターソースに漬ける」でした。
   まず、ビニール袋に肉を入れ、タマネギを切ったのを入れ(肉が300gくらいならタマネギの大きめを1個)、そしてウスターソースが肉にまんべんなく行き渡る程度にウスターソースを入れて、ビニール袋をくくって閉じます。ちょっとモミモミして、あとは4時間ほど放置。時々揉んだり裏返したりして、ソースが偏らない様にしました。
   漬け込み完了前に、ジャガイモやニンジンなどの野菜を切って炒める準備をします。用意が出来たら、ビニール袋から中身を取り出し、肉とタマネギに分けます。漬け残ったソースは取っておき、シチューの仕上げの味付けに使います。

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肉とタマネギをウスターソースで漬けます
袋を使った方がソースを無駄なく使う事が出来ます

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取り分けた食材
肉はタマネギから出た酵素で色が変わっています



■調理
   フライパンに油を敷いて強火で熱します。軽く油煙が上がったところで肉投入。強火で焼きます。焦げ目が付く程度焼けはOKです。肉が焼けたら一旦肉を引き上げて、今度は野菜を炒めます。油を敷かなくても、肉から出た脂で十分です。こちらもしっかり炒めて、完了したら引き上げます。

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焼いた肉と炒めた野菜
この時点でも肉は結構美味かったりします


   今度は肉を煮込みます。鍋に水を入れて肉も入れて、まずはグラグラ煮立てます。ブクブク灰汁が出てくるので、それを除去したら蓋をして弱火でじっくり煮込みます。時間は延べで3時間くらい。10分おきに鍋の中を点検して、水が少なくなってないか見ます。少ない時は水を足します。うっかり煮詰めてしまうと焦がしてしまうので要注意です。

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まずはグラグラ煮立てて、肉から灰汁を出します

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灰汁を取ったら、水を足しながら弱火で煮込みます
この煮込みが肉を柔らかくするポイントです


   肉を十分煮詰めたら、今度は先ほど炒めた野菜を投入します。水が足りない様であれば足します。そこから更に1〜2時間、肉の時と同様に煮込みます。煮込んでる間は他にする事がありませんので、洗い物をしたり本読んだりしてヒマを潰します。ただし、くれぐれも煮詰めすぎない様に注意です。
   時間が来たら火を止めてルウを割り入れ、溶かしてから弱火で更に30分ほど煮ます。この時、味を見て薄そうなら肉を漬けたウスターソースで調整します。ただし、これから先、水分はどんどん飛んでいきますので、味は辛くなる傾向にありますから、あまり濃すぎない様に注意です。
   30分経ったら火を止めます。蓋をしたまま自然に冷まして味を調えます。

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今度は野菜を入れて煮込みます
1時間も煮ていると、何もかもしんなりしてきます

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最後にルウを入れて、少し煮て出来上がり!


■結果
   当初は美味くいくかどうか不安でしたが、これがもう、最高の出来映え! 今まで作ったビーフシチューで、こんなに美味いのは食った事がありません。誕生日かクリスマスか、そうした特別な時に出したくなるクラスです。一人で食うのは勿体ない、と正直思いました。
   懸案のオージービーフは、これまた凄く美味しくなっていて、如何にも「ビーフシチューに入ってそう〜〜」といった感じに仕上がってました。臭みは一切なく、とても柔らかくなっていて、牛肉っぽい感じです。この味と食感は和牛の霜降りでは絶対に出来ないと思いました。
   課題としては、出来てから時間が経つと味が濃くなっていく事。食べる前に温めますので、その度に水分が飛んでいき、必然的に味が濃くなるのですが、作る段階でコンソメを使ったりソースを入れたりすると、出来た時は良い味でも後で辛くなってしまう傾向にあります。もっとも、そうなる前に食べきるか、食べきれない分は冷蔵庫に入れて保管するなど、工夫が必要です。といっても、課題らしい課題はこれくらいしかありませんw
   むしろ大変なのは、仕込みにせよ煮込みにせよ、結構な時間を掛けてやる事(のべ8時間くらい)なのですが、これも見ようによってはノンビリした話しで、それこそする事のないキャンプの時とかに、ちょうど良いんじゃないかとか思いました。強力な火力が必要なのは、最初の焼きから灰汁取りまでの間で、あとは弱火オンリーですから、焚き火とかコケネンとかでやれたら楽しいだろうな、とか思いつつ作業をしてました。

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いっぺん、こういう事してみたいですねぇ〜
(シェルダン・アンダーソン『メイベル男爵のバックパッキング教書』より)



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