TRAINING

2020年03月21日

 前回、成田モトクロスパークのエンデューロコースを走ったのは、もう半年も前の事です。その時はまだバイクがCRF450RXでしたし、しかも結構体調が悪くて、あまり楽しんで走れませんでした。あれから半年、バイクはBETA X-Trainerに変わって劇的に乗りやすいバイクになったのですが、成田MXPの方も去年の台風で倒れた木を本コース上に積んだり並べたりして、エクストリーム度が上がっています。なので上手い事走れるかどうか、ちょっと心配でした。


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今回も集まったTOYZ Racing エンデューロ部の面々




■とりあえず走ってみる

 去年の台風以降、成田MXPはグチャってる日が多かったのですが、今回は良い感じに乾いてどういう風に走っても滑らなさそうな感じでした。実は、クロトレには例によって黒の外装とシャークティースのデカールを頼んであるのですが、ウランさんの仕事が忙しいという事で、まだノーマルの外装のままです。これで派手にコケて、純正の外装に傷を入れたくなかったので、出来ればコケたくない。だもんで、出来る限り、コンディションの良い日に走りたかったのです。
 あと、大坂への発進地の横のコース上にも、倒木を積み重ねた二連があって、これが初めて見た時は結構エグい感じでした。しかもエスケープなし。嫌でもそこを通過しない事にはいけません。さらにその先の左コーナーの登りにも丸太が敷き詰めてある念の入り様で、地面がグチャグチャの時には、難しいのを通り越して、極めて危険な感じになっていました。自分は7年前に丸太越えで中手骨を折って以来、実は丸太がとても苦手で(というか苦手意識が強い)、出来うくんば避けて通るのですが、そうも言うておれません。なので、まずは今日みたいなドライな日にチャレンジするほかありません。
 とまぁ、いろいろ考えるより、とにかくコースイン。2コーナーの急な下り坂のとこは、かなり道幅が広げられて、奥から回り込んで真っ直ぐ降りれる様に作ってありますが(嫁さんはそっちから降下)、今日はインベタから行っても滑りません。2速でそのまま降下しても、結構な車速になるので若干ブレーキ当てねばなりませんが、薄ナットでブレーキペダルを下げてあるので、前みたいにリアがロックする様な感じにはなりにくくなっていました。
 続いて大坂。手前の丸太2本でがあるお陰で、それを飛び越えるほどの車速でいくか、乗り越えたあとアクセル緩めずパーシャルで登るか、とりあえず後者でやってみましたが、低速で相当粘るクロトレは、こうした課題もなんなくクリア。上の方にさらに丸太があるのですが、そこを直登せず、右に車体を振って迂回しましたが、車体が軽く旋回性が良いために、これも問題なくクリア。
 そのあと、気にしてた丸太積んだダブルも、あまりステアになってない右からアプローチして、そつなくクリア。となれば、あとは本コースで困る箇所はないので、ともあれやれやれ。X-Trainerの性能の良さを改めて実感できました。

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今回も大坂で派手なバク転見せてくれた嫁はん
エンジョイのケツ滑らないシートでもケツが垂れるらしいので
軍手で即席ステップシートにしました


■慣熟走行

 この後は、ぼちぼち慣熟走行。BETA X-Trainerがどこまで頑張れて、どこらへんがダメなのか、体感する様な走りを試してみました。
 何よりもやはり凄いのが、低速での粘り。例の大坂で、丸太越えたあとのトロトロした車速でも、ちょっとちょっとアクセル繋いで行く事で、エンストする事なく、前にドバッと飛び出す様な感じにもならず、上手い具合に登って行く。駆け上がるというより、登って行く感じ。これはフライホイールやクラッチバスケットを重くして、慣性力を強めたCRFの250Rや450RXでも得られない安心感のある走行性能だと感じました。
 それでいて、加速区間ではアクセル開けてやると、2ストらしい加速感で車速をあげてやる事が出来る。そしてコーナーでは、持ち味の旋回性の良さだけでなく、2ストなのにそこそこ効くエンジンブレーキと低速でのエンジンの粘りのお陰で、CRFの時の様なクラッチを引きずる様な使い方をせずとも、スムーズに曲がっていける。とても扱いやすく信頼性のある走行性能だな、と改めて感じました。
 丸太のセクションも行けそうな所はチャレンジしてみましたが、サスの特性が良いのか、CRFの時に比べると恐怖心とかストレスがとても少ない。シッティングでも、それほどガッコンガッコン来ない。この辺りは、ソフトスプリング組んだモトクロッサーとは、根本的に違うんだな、と感じました。
 Betaのバイクって、なんのかんのでトライアル車の特性を強く引いているんだろうな、という気がします。まぁ、ベータは今でもトラ車のメーカーなので当たり前といえば当たり前なんですが。自分自身はトライアルはあまり向いてない様に感じているのですが、自分が必要とする要素を、すべて持っているバイクだな、と改めて感じました。

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今回も日本飯盒協会出動
無洗米買うの勿体無いので、前の日に研いで干した米を用意

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ご覧の通り、ふっくら炊けましたw
夏でも飯盒メシ食いたいんだそうなw

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バイク乗ってる時間より、喋ってる時間の方が長いw



■爽やか街道

 本コースの方は上手い事走れるのが分かったので、今度は爽やか街道へ。流石に「爽やか」でない人が多いのか、上級エンデューロコースという名前に変わってました。ちなみにワタクシ、この時期はお仕事の関係で「絶対に」怪我出来ません。怪我して仕事休む様なハメになったら、むしろ死んだ方がマシなくらい、大事な時期です。そんな時にバイク乗るなってのがもっともな事だと思うのですが、それを踏まえた上で、安全にチャレンジしていきます。
 ところで、その爽やか街道の何が苦手といっても、下り坂なんですよね。まず入るところの下り坂が怖い。結構急でボコボコしてますしね。今日はドライだからまだ良い様なもんの、雨降ったあとの滑るコンディションだと、ほんとに怖い。前のCRFの時なんか、クラッチレバー握るタイミングが悪いのか、ブレーキかけて降りようとしてエンストする、なんてのがよくあったのですが、クロトレは低速が粘るからか、案外スムーズに降りてこれました。
 爽やか街道も、出来たばかりの頃に比べたら、大分走りやすくなってきてはいるのですが、やっぱり難しいと感じるのはタイトなコーナー。前は結構切り立ってた箇所も、今は均してあるのですが、それでも苦手なとこはあります。どうしてもバイクから降りて向きを変えなければならないとか、両足踏ん張って前転の恐怖に耐えながら降りてくるとか。とにかく、タイトコーナーの降りが苦手です。バイク乗って降りてきた方が本当は楽なんでしょうが、まえのめりになる姿勢が苦手なんでしょうね。その意味で、HED向きじゃないと思ってます。
 やっとこ爽やか街道を抜けて、本コースに戻る連絡路の途中に、どうあってもフロントアップしないと越えられない丸太のステアがあるのですが、フロントアップできない自分としては、バイクを押すしかない。その通りにやったのですが、車体の軽さ、エンジンの瞬発性の良さで、それほど苦労する事なく、バイクを押し上げる事が出来ました。

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爽やか街道は若干水たまりがありました
まぁ、結構疲れて、1周でご馳走様


■KTM150EC-W試乗

 KTM150EC-Wに試乗してきました。まず跨った第一印象は「背高いなー」というもの。体重0.1トンの自分が跨っても、足指の付け根くらいまでしか付きません。これの乗り手も自分と負けず劣らずデブなんですが、この足つきでも別に困ってないみたい。この辺りは、運用思想というか、好みというか、そこら辺の違いなんでしょう。地面に足を付かない前提なら、車高の高さは走破力に繋がると思います。
 走ってみた感じですが、この150EC-Wも2ストであるものの、やはりエンデューロ向きに振ってあるらしく、モトクロッサーの様なピーキーさは抑えめで、それでいて低速で粘る仕様になっていました。乗り味としては、X-Trainerの純正のスロットルチューブで晴れモードで乗った時の様な感じ。G2のスロットル・カムシステムの200xを入れて、かつ雨モードの方が乗りやすい自分としては、ちょっと忙しい感じです。
 ブレーキは、奥の方で効くクロトレと違って、手前から効いてくる感じですが、アイドルがちょっと低いのか、下り坂でブレーキ使うとエンストする事が多かったです。もっとも、その直後にクラッチ繋ぐと押しがけの要領でエンジンが簡単に再始動します。
 車高が高く、足つきが今ひとつに感じたのですが、だからと言ってサスが硬いという訳ではなく、むしろ柔らかくてよく動き、衝撃を吸収する良いサスだと感じました。丸太のセクションでも、クトロレと変わらないストレスのなさです。むしろ、クロトレでは結構腕が疲れるのですが、150EC-Wの方は全然疲れませんでした。
 ざっと乗ってみた感想としては、KTM150EC-Wはクロスカントリー向きに振った味付けなんだろうな、という事でした。それに対してX-Trainerはハードエンデューロ向きという訳です。自分はクロカン用としてクロトレを活用するつもりなのですが、やはりよく言われる様に、自分の体重でクロトレをクロカンで使うには、サスのスプリングをハードにした方が良いかもしれません。また、もし自分がKTM150EC-Wを乗るとしたら、足つきを改善してスプロケを見直すなどするでしょう。

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左がBeta X-Trainer、右がKTM150EC-W
KTMもなかなか乗り易かったです


■感想

 走り出すまでは、ちょっと自信がなかったのですが、案ずるより産むがなんとかで、やってみれば、まぁ何とかなった一日でした。これがグチャグチャマディの日だったら、また違った感想になったのでしょうが、ともかく自信つけたい時は、良いコンディションの時に練習するのが一番です。
 しかし、Beta X-Trainerの乗りやすさ、信頼性、「こんな事まで出来るのか」といった驚きは、相変わらず凄いなぁ、と感じました。先の大戦で、F6Fヘルキャットに搭乗したとあるパイロットが「料理が出来たら結婚してもいいくらい」と言ったとか言わなかったとかいう話しがありますが、まさにそんな感じのバイクです。
 これまではイワイサーキットのモトクロスコースで慣熟練習をしてきましたが、これからは成田などのエンデューロコースで慣熟練習をやって、もっとバイクに自分を馴染ませて行く必要があるな、と感じました。なにせ、これまで乗ったバイクと比べて、比較にならないほど乗りやすいバイクです。慣れて行くにつれ、やれる事(つまり、チャレンジする気になる事)も増えてくるんじゃないかな、と期待しています。

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洗車のあと、タイヤにラップ巻く様にしました
洗ったタイヤに土がつかず、トランポの荷室も汚れにくいです

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きっちり終わりの会
だいぶ日が長くなってきました






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tanisi_corp at 22:00コメント(0)

2020年03月07日

 全世界的に新型コロナウィルスで大騒ぎですが、37.5度くらいの熱で大騒ぎし過ぎじゃないですかね。しかもあまり死人も出ない。『復活の日』みたいになるなら見ものですが、そんな風でもないのでバイク乗ります。今回は、最近よく行くイワイサーキットのモトクロスコース。フルWPC後のBETA X-Trainerの慣熟訓練です。


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新型コロナ関係なしのTOYZの面々




■ARCレバー

 黒外装のシャークティースデカールが上がってきたら、「艤装編」にまとめて書こうと思ったのですが、ウランさんがオフィシャルの仕事が激烈に忙しい、という事で当分その記事は書けそうにありませんから、ネタが新鮮なうちに書き進めます。
 ARCのいわゆる「折れないレバー」はかなり前から知っていたのですが、その頃は今ひとつタッチが良いように思わず、モトクロス時代にはZETAのピボットレバーを使っていました。もっとも、モトクロス辞めてゴツいハンドガードを付ける様になってから、ぶっ転けてレバーを折ったり曲げたりする心配もなくなり、以後は純正のレバーを使う様になっていました。
 それがこの度、ARCのレバーに替えたのは、材質が変わったのかどうか分かりませんが、純正のレバーよりこっちの方がタッチが良くて、何かしら軽くなった気がしたからです。ARCのレバーは可倒式でかつ樹脂なので曲がりにも強いとの事ですが、ハンドガード付けてるのでその辺りのメリットは関係なし。単純に軽くてタッチが良いから替えたのです。
 ちなみに、このレバー、今回初めて付けたのですが、レバーを戻すスプリングを使わないとか、勝手が分からない所があって、取り付けに思案しました。分かってしまえば、むしろ単純な構造なので、調整とかも楽で使いやすいです。今日はこのレバーに慣れる為の練習でもありました。

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ブレーキレバー調整中
ちなみに、ブレーキレバーはCRFと同じ品番です

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クラッチレバーの調整
こちらも簡単な調整方法です


■ブレーキペダル問題

 クロトレのシフト/ブレーキペダルは、BETAが元はトライアル車作ってるメーカーだからか、かなりトラ車チックなセッティングになっていて、特にブレーキペダルは位置が高くて、どんなに気を使ってもガク踏みになってしまう。しかも、一番下に調整しても、ステップより10mmほどペダルの踏み代の方が上がってる、という事で、Motoshop TOYZで特別に薄ナットを作って貰いました。これで良い感じにステップと踏み代がツライチになりました。
 ところで、TOYZにおけるクロトレ2号車を見てみると、なんと踏み代をステップの下側から止めるという方法でこの問題を解決しようとしていました。この発想は全く無かったのですが、ボルト留めであるので、こうした方法も出来るという訳です。試しに乗らせて貰ったところ、確かに低くて引っ掛かりが少ない。その代わり、踏み代のギザギザの部分とペダルの上部がツライチなので、引っ掛かりが少な過ぎて空振りになる事があり、それはそれで怖い。そこで二人で話してたのは、踏み代の高さが純正の半分くらいの高さなら良いのにねぇ、という事でした。
 ちなみに、CRFのブレーキペダルは、ペダルと踏み代が一体ですが、踏み代の高さは5〜6mmくらいで、長年これに慣れてきたから、余計、BETAのペダルは気になるのかもしれません。また、引っ掛かる感が増えたのは、薄ナットでペダルがさらに下向きになった事で、踏み代も斜め下を向いて後端のギザギザがブーツの底に引っかかる感じになったからかもしれません。

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Motoshop TOYZ特製の薄ナット
ブレーキペダルの位置が高くてお困りの方にオススメ

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上が純正の踏み代、下が2号車
下から付けるために、ペダル、踏み代ともに加工したとの事

2020-03-07 12.01.54のコピー
純正は踏み代が高すぎるんですね
かつ斜めになって後端のエッジが引っ掛かりやすい
下のは逆に引っ掛かりが少なくて
操作し易いんですが、空振りもし易い


■2号車3号車乗り比べ

 前回、爺ヶ岳でエンジンノーマル状態の1号車とフルWPCの自分の3号車とを乗り比べて、その絶大な違いに驚異したのですが、その驚異を自慢wすべく、2号車とも乗り比べをしてみました。
 とりあえず、2号車の人に自分のクロトレに乗って貰ったのですが、「振動が無いねぇ」との感想。もっと凄いリアクションが来ると思ってたので、ちょっと拍子抜けしました。そこで2号車を借りて乗ってみると、1号車に比べてエンジンも軽く、3号車との違いは確かに振動とミッションの入り具合程度。これでは確かに、「凄い」と言うほどの違いはありません。
 実を言うと、自分がクロトレを買う前に、1号車も2号車も乗っているのですが、確かに2号車の方が乗り心地が良かったのです。2号車の方は排気バルブを弄ってある(といっても調整で改造してる訳ではない)との事でしたが、それだけではない違いがある様に感じました。
 察するに、ここら辺がイタリア人の仕事らしく、車体によって組み立ての公差が大きい様です。自分のクロトレは、マックさんが0.001mm単位で精度を出してますから、そりゃ動きも滑らかな訳です。BETAの工場出荷状態の1号車と2号車は、2号車は大分マシ、1号車はちょっとラフな仕上がり、と言う事なのかも知れません。
 その1号車で、CRFからの乗り換えを即座に決心したのですから、やっぱり凄いバイクなんですが、腕っこきのメカニックの手にかかれば、もっと凄くなる事は既に述べた通りです。今回は、日本車とイタリア車の生産公差の違いを感じる事が出来ました。

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今回も日本飯盒協会の飯盒炊飯
プリムスIP-2243は飯盒で使うに最適なガスストです

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エンデューロ部ではもはや当たり前な光景ですが
モタードではパドックは火気厳禁らしいので
こう言うのは出来ないとの事w



■晴れモードか雨モードか

 クロトレに限らず、BETAの車両には晴雨のモードスイッチが付いていて、路面の状況に合わせて出力モードを選ぶ事が出来ます。また、このモードスイッチは、その乗り手の性格や好みに合わせて使い分ける、と言う使い方もされる様です。
 TOYZ Racingでは、晴れモードの方が楽しいと言う意見が多いのですが、自分は晴れモードだとどうにも忙しく、ギクシャクした乗り方になって、あまり楽しく乗れません。晴れと雨のモードの実感的違いは、晴れモードの方はメリハリがあって、ピッピッと加速する感じ。雨モードの方は加速の仕方がマッタリです。自分の場合、まったりした中でピックアップ良く乗るのが楽しく感じます。
 エンジンを軽く仕上げた結果、広いコースだと雨モードではタレた風に感じる事もあるのですが、だからと言って晴れモードにしたら、追い立てられる様な感じで忙しい。やっぱりこの辺りは、練度とか性格とか、そうしたものが影響する様です。
 もっとも、わざわざ晴れと雨のモードが備えられてるのですから、別に晴れモードが偉くて雨モードが大した事ない、と言う意味ではないでしょう。乗り易い方で乗れば良いのですし、乗り易いバイクというのが一番パフォーマンスを出せるのだから、自分は堂々と雨モードで乗ろうと思います。

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CRF450RX“ゲイレルル号”は
今はマックさんがモタ車にして使ってます

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乗り手が変わると、走りも変わるんですねぇ


■まだまだ奥深い

 上でブレーキペダルの事を書いたのですが、クロトレ(に限らずBETA全般かも知れませんが)のブレーキは、手前がスカスカで奥の方でグッと効く感じがします。つまり、CRFやXRに乗ってた時の様な、手前でちょんちょんとブレーキを効かせる様な使い方は、あまり出来ないという事です。
 ところが、クロトレは2stの割には、いわゆる「エンブレがない」という感じがあまりなく、ブレーキを使わないと減速しないという感じではありません。まぁ、そんなに車速も加速もないと言われればそれまでなのですが、ブレーキペダルが高すぎて使えないのを、フロントブレーキだけでどうにかしようとして、出来てしまってたりします。
 奥の方で効く、というのは、サスにも言える様で、ノーマルのサスはとても柔らかく、体重のある自分などはハードスプリングに替えた方が良いなどと言われているんですが、それでも上手な人がそこそこジャンプを跳んでも、底突きしないサスの奥の強さがあります。テクニクスの吉田プロ曰く「モトクロスの練習にも良いんじゃないですか」との事。
 自分は長らく、CRFに乗ってきて、むしろCRF以外のレーサーを知らないのですが、BETA X-Trainerはそれとは違った作り、乗り味で、まだまだ分からない、分かってないところがある、奥深いバイクだなぁ、と感じました。


クロトレは、この程度のジャンプは大丈夫という事が分かりました

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今年はレースよりも
このバイクを乗りこなす方向で活動したいですねぇ

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今回から、積み込みの前に
ちゃんとキャブからガソリン抜く事に
ズボラかますと、帰りの道中、ガソリン臭くて頭痛くなります






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tanisi_corp at 22:00コメント(0)

2020年02月22日

 宇宙一過酷といわれるエルツベルグロデオにチャレンジする石戸谷蓮選手のプライベートレッスンが、TOYZ Racing主催で開催されました。今回はエンジン整備に出していたBETA X-Trainerが仕上がって、1ヶ月ぶりのバイク活動です。


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家を出た時はじゃじゃ降りでしたが
現地に着いた時には晴れてくれましたw




■股関節から曲げる

 石戸谷蓮選手(今日は先生とお呼びすべきか)は、クレージージャーニーにも出演されて、今回参加した面々で知らん人は誰もいないのですが、まずは自己紹介。戸板に水を流すような流暢なご挨拶で、やっぱプロは違うなぁー、と感じました。各人も簡単に自己紹介して、レッスンスタート。
 ここで意外に感じたのは、ライディングのフォームの作り方や、それにともなう関節や筋肉の使い方や作用の説明から始まった事。体の内部からライディングを語る人は、そう多くありません。石戸谷先生は鍼灸の仕事もされているそうで、筋骨関係はとても専門的なお話しでした。
 地面から来る衝撃の対処についてもお話しがありました。ハードエンデューロなどでは、岩にぶち当たって行ったり、急な坂を降りていったりと、瞬発的かつ強烈な衝撃が腕にかかる場面が多々あるのですが、それに耐えたり、いなしたりする方法についての解説があり、また実際、仲間同士で押し合ってそれを体験しました。

2020-02-22-08.35
今回集まったのは
TOYZ Racingのモタード部とエンデューロ部から、8名
石戸谷先生の自己紹介を拝聴中

2020-02-22-09.57
ライディングフォームのレクチャー
みんな、股関節がどこか分かってるか??

2020-02-22-10.06
腕に来る衝撃をどう去なすか
普段はなかなか意識してない事を色々習いました


■フォームチェック

 続いてフォームチェック。各人順番にバイクに乗って、フォームの取り方を習いました。自分の場合、もっと足の内側をバイクにくっつけて、という事で、その様にしたのですが、普段やってる以上にくっつける形になりました。Betaのバイクは他のに比べて、ブレーキやシフトのペダルがかなり内側に入り込んでいますので、このくらい足をくっつけた方が良いのかもしれません。
 次にシッティングとスタンディング。ハンドルに手を着かずにこれをやります。ただ、普通に直立してたのでは、股関節を使わず膝を使った立ち座りになります。普段、手放しでバイクに乗る事はないので、最初はちょっと戸惑いましたが、日本軍の室内の敬礼の要領で、上体をやや前傾させてバランスを取り、腰を引く様にすれば、膝の上の筋肉はほとんど使わず、太もも裏のハムストリングと股関節を使って、立ち座りが出来ます。

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実際にバイクの上でフォームを習います

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こういう時は、大体真剣な顔になります
猫がうんこ気張ってる時の顔です



■実走行

 さて、いよいよ実走行。教習で走ったのは土の多いところで、行き帰りにフープスがある大きめのオーバルでした。まずは石戸谷先生のあとについてウォーミングアップをし、それから各自走行です。
 エンデューロだと、モトクロスみたいなフープスはあまり出てこないので、フープスを真面目に走るのは久々です。今回、自分のBETA X-Trainerはエンジンを下ろして、内部にWPC/DLC/モリショット加工を施した、いつもの特別仕様。その乗り心地については別稿に譲るとして、信じられないくらい素晴らしい乗り心地で、スイスイ通過。同型同年式のクロトレと比較しても、断然軽い乗り味でした。石戸谷先生にも乗って貰いましたが、「これは軽いですね」との感想。やって正解でした。
 最初は反時計回りで走って、その次は時計回りに走りましたが、反時計回りがこのオーバルの道なりなのか、時計回りだと若干走りにくい様に感じました。どっちかというと、時計回りの方が教習走行としては慣れているはずなんですが。もしかしたら、体の右側が硬くなっているのかもしれません。

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今回、整備が成ったTT-R125とクロトレ
どちらもとても乗り易くなりました

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今回も日本飯盒協会が出張
石戸谷先生も美味しいと言ってくれました


■とりあえず、立て

 午後はフリー走行。自分は嫁さんの練習に付き合いました。ノーマルの状態のTT-R125ではスタンディングしにくい、という事だったので、今回はハンドルを変え、さらにはスロットルワイヤーやクラッチワイヤーも新品に交換。転けてこれ以上レバー折られないよう、ハンドガードも取り付けました。
 さて、その嫁さんなんですが、いつまで経っても、どっかりとシート(のカバーもエンジョイのリブシートに張り替え)にケツを落ち着けて、フープスをどんぶらこ走りしている。まぁ、バイクの上で立つってのは、確かに最初のウチは怖いもんですし、ましてや地面が波打っていればなおさらです。しかし、立たん事にはどもこも前に進まないので、どうあっても立たねばなりません。
 こういう時は、ともかくライテクだとか習った事だとかは置いといて、「とりあえず立て」と言います。立った時の目線の高さ、体重心の上がり具合、前後左右のバランス、そういったのを体感する事が先決だと思うからです。そういうのは、立たない事には決して分かりません。まぁ、立つのだけなら、人間ですから、その気さえあれば簡単に立てます。走ってる二輪車の上では。
 その状態でフープスを走っているさまを観察してみると、路面のうねりに合わせ動くバイクの挙動を、アッチャフンアッチャフンと膝を動かして屈伸しながら対応しています。試しにその乗り方を真似してみると、膝の上の筋肉が猛烈に痛くなってきます。立てと言われたら真っ直ぐ直立してしまうものですが、これだと股関節を動かさず、膝を動かすしかありません。骨盤立てて、脊柱起立筋固めて、肩甲骨寄せて肩固めて、股関節から前傾しない事には、股関節もハムストリングも使えないのです。が、これは今日言われて直ぐできる様なもんでもありません。自分も3年ほど掛かりましたから。

 この様な具合で、今回は様々気がつくところあり、感心するところありで、得るものが多い一日でした。皆さんも仲間を誘い合わせのうえ、石戸谷先生のレッスンを是非とも受講してみてください。

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終わりの会
石戸谷先生から、各員に講評をいただきました





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tanisi_corp at 22:00コメント(0)

2020年01月13日

 嫁さんの希望でXR230を処分して、ヤマハのTT-R125を入手しました。手に入れたからには乗らんかい!という事で、JEC試乗会の翌日でしたが、嫁さんの慣らし運転に付き合う格好で、自分のクロトレの慣らしの続きで、イワイモトクロスコースに来ました。昨日の雨でコースがどうなってるか心配でしたが、それほど湿ってもおらず、“文字通り”初心者マークの嫁さんにもベスコンな路面での練習となりました。


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最近知ったのですが、このモトクロスコースは
サスチューニングで有名なテクニクスのコースなのでした



■ドライモード

 ところで、昨日のJEC試乗会でちょっと気になったのは、ワダちゃんがやたら「ドライモードが楽しい」と連発してた事。性格、乗り方、練度、などなどの違いで、同じBetaでも好みのバイクが分かれるのですが、ドライモードが楽しい、つまりドライモードが使える、というのは、優しめのウェットモードしか使えないより、「ちょっと上」を行かれてる気がして、気になっていたのです。
 そこで自分もドライモードで走ってみました。ウェットモードとドライモードの体感的違いは、アクセル開けた時の前出る感がドライモードの方が元気という事なのですが、自分にとってはちょっと忙しなくて、どうしても気持ち良く走れません。文学的な表現をすると、せっつかれて走ってる様な感じで、ぶっちゃけた話し、操作が追いついてなくて、それ以上の何かをしようという気持ちの余裕もない感じです。
 そこでウェットモードに切り替えてみると、上に書いたような忙しなさがなく、スムーズかつ気持ち良く走れます。恐らく、タイム的にはドライでもウェットでも大差が無いんだろうと思います。つまり、自分の走りをするにあたっての合う合わないが体感的に現れてるんだろうな、という感じです。
 ドライモードが使えるから凄くて、ウェットモードでしか走れないのはへタレ、という考え方そのものが間違いである様にも感じました。バイク乗ってて一番大事なのは、楽しく気持ち良く乗る事ではないでしょうか。その為に、わざわざメーカー側が工夫してくれてるのを、ユーザー側が「〜〜ねばならない」的な使い方をしたのでは、残念な事です。
 そもそも、スロットル・カムシステムを入れて、滑らかな加速感を得る工夫をしてる時点で、ドライモードとかいう問題ではないと思うので、物足りなくなるまでウェットモードで楽しく乗る事にしました。

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これがモードスイッチ
長い全開区間だけ晴れモードを使う事にしますw


■軽く、よく曲がり、疲れない

 この後も、休憩を挟んで淡々と練習。これまでにも書いてきましたが、とにかくクロトレ250は軽い。エンジンも軽ければ車体も軽く、極めて操作性が高いバイクです。そこへ持ってきて、旋回性も非常に高い。この辺り、元はトライアル車のメーカーだからでしょうか。クロトレはセローの上位車種なて言われ方もしますが、フルサイズのバイクでありながら、XR230並の旋回性能を持っている様に感じます。
 そして何より凄いのが、低速の粘り。この手のミニコースでは、普通のモトクロッサーなら2速がメインになるところですが、クロトレでは3速です。しかも、コーナーの進入で減速して、立ち上がりで加速するまで、2速に落とさずとも行けます。これというのは、余計なシフト操作がないのでとても楽な事なのですが、それでいて3速ですから2速よりは早いですし、加減速Gも余りかからないのです。
 かつて乗っていたCRF250Rと比較すると、クロトレ250は疲労度が半分くらいです。とても楽ですし、楽しく乗れます。必死ではなく、気持ち良く楽しく乗れるというのは、気持ちにも余裕が出てきますし、そうこうしているうちに、もっと開けてみようかとか、ちょっと飛んでみようか、という気にもなってきます。本当の意味で、上達するというのは、この辺りに鍵なり秘訣があったのではないのか、という気にさえなってきました。

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今回は自分らだけでなく、XR230を買ってくれたフーさんも参加
このあと、モタ部のフク君も来てくれました

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今日は人数少ないので飯盒はなしですw



■TT-R125の印象

 この度、嫁機として取り寄せたTT-R125にも乗ってみました。このバイクは、昔、試乗した時は、「どんな坂でも登る」という印象を持っていたものの、明らかに自分にはサイズが小さい事と、ヤマハのバイクだった為、自分が乗るバイクとしては認識していませんでした。(自分は元々ホンダ派)
 サイズが小さいので、足が窮屈なのは仕方ないとして、乗ってみた感想としては、非常に軽くトルクフルである事、125ccのくせにXR230よりもピックアップが良くてパワーもあって、速いんじゃないか、という事。旋回性も良くてヤマハのバイクとしては、よく曲がります。
 サスがプアーで、それなりの速度でギャップに突っ込んだら、フロントフォークが底付きするとか、リアブレーキがドラムで効きが悪いとか、ジャンプは大して飛べないとか、まぁそうした事はありますが、そんな事よりも、簡単に止まらず、軽くて疲れず、転けてもすぐ起こせて、楽しく走れるといった利点が素晴らしいバイクでした。
 それが証拠に、XR230の時なら、ケツを蹴らないとバイクに乗らなかった嫁さんが、何も言わずとも勝手に乗りに行って、しかも結構長い時間乗ってました。後で聞いたところ、やっぱりかなり気に入ったみたいです。

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嫁さんもTT-R125が気に入ったみたいです


■久々のモトクロス練習

 前回のイワイ練では、まだ十分にクロトレに慣れてなかったという事もあって、遠慮がちに乗ってる部分もあったのですが、今回は大分慣れてきて、徐々にピッチを上げて、飛べるジャンプは飛ぶ様にしました。
 走ってて思い出したのは、昔、モトクロスを頑張ろうとしてた頃の事。その頃、ベストテクスクールで習った事は、CRF改装エンデュランサーに乗ってる間は、余り意識する事はなかったのですが、軽やかで乗り易いクロトレに乗って、久々にその頃習った事を思い出しながら走っていました。
 それと同時に、その当時にこのクロトレに乗っていたら、また違った感じ方を持てたんだろうな、とも思いました。あの頃は、CRF250Rを買ってきたまま乗ってたので、色々しんどい所が多かったのですが、「乗りにくいバイクで頑張るよりも、乗りやすいバイクで頑張った方が、結果はともかく、幸せ度は全然上」というのを感じれたと思います。
 それはともかくとして、CRF改装エンデュランサーに乗る様になってから、久しくジャンプを飛ぼうという気が起こらなくなっていたのに、今回、積極的に飛ぶ様になったのは、サグが適正に近く、サスを使って飛び易くなったというのも影響あるんだろうな、と感じました。昔はサスが硬すぎて使えてなく、改装エンデュランサーでは足つきを担保するためにサスを柔らかくし過ぎて、ジャンプ飛ぶにはサスが使えてなかった、という感じです。
 その意味で、クロトレ250は、正規エンデュランサーですが、自分が楽しむ程度のモトクロスにも使えるんだな、と感じました。

2020-01-13 13.40.36
実に7年ぶりくらいのモトクロス練習w

2020-01-13 15.56.19
洗車を控えているので
成田でついた土を、走って全部落としましたw


■まとめ

 今日の練習で、クロトレにも大分慣れてきた感じがします。そろそろエンデューロコースに行く段階ですが、この後、エンジンのフルDLC/WPC/モリショット加工や、黒外装の交換、デカールの張り替えなどの作業に入りますので、暫く乗れません。次に登場する時は、「自分らしさ」満載の外見になって帰ってくるはずです。
 今回、とても楽しんで走ったのですが、それでも傍目には大した走りでないのは自覚しています。でも、走ってて楽しい、さぁ次も走ろう、もうちょっとチャレンジしてみよう、そういう気持ちになれるのは、この趣味やってて喜ばしい事だと思いますし、そう思わせるバイクは素晴らしいと思います。クロトレにせよTT-Rにせよ、いい買い物したと思います。

2020-01-13 16.31.39
バイクだけでトータル50kgくらいのダイエットw
バイクの間が広がって積み込みが楽です





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tanisi_corp at 22:00コメント(0)

2020年01月12日

 TOYZ Racing エンデューロ部でBeta乗り換え機運が急激に高まった時、「一度試乗会行ってみたいね〜」という話しがあったのですが、自分はその前にクロトレを買ってしまい、買い替えの前の試乗の必要が無くなってしまいました。ところが去年10月に台風で流れたJECの試乗会が開催される事になり、Betaの他の車種との乗り比べをする為に、参加する事にしました。


2020-01-12 06.57.48
朝、現地に着いてみると、畑は全部霜
こりゃ、溶けたら滑るなーって感じでしたが
成田MXPは去年の秋からドライになった事がない感じです



■久々の試乗会参加

 JECの大試乗会に参加するのは、CRF450RXに乗り換えを検討していた2016年以来です。前回参加した時も大盛況でしたので、今回は場所取りに出遅れないよう、朝0600時に家を出て、0700時前には現地に着きました。普段はパドックとして使われてない所も臨時駐車場になってたくらいですから、今回も結構来るんだろうな、と思いつつ、今回はコースの入り口に近い路肩に場所取りしました。
 朝方は結構霜が降りていて、これが溶けたら路面は結構チュルるんだろうなぁ、と心配してましたが、試乗用に特設された初級エンデューロコースは、丸太を敷き詰めた筏セクション以外は比較的ベスコンでした。今回はもっぱら試乗車をメインに乗るつもりをしていたのですが、比較する為に自分のクロトレも乗る準備をしておきました。また、今回新規に嫁さん用に調達したTT-R125も受領し、その試走も行う事にしました。

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ワタライさんの主催者挨拶
今回も参加者多数で大盛況でした

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前回同様に、リストバンドを
ヘルメットのチンガードにつけてもらいます


■Beta試乗車乗り比べ

 今回、Betaブースに用意されていた車両は、RR4T350、RR2T300Racing、RR2T250、RR2T200、X-Trainer250、そしてミニトレ。ミニトレ以外は2020年モデルです。X-Trainer250は既に持っているのでパス。RR2T300Racingは跨った瞬間に足は着かないわサスは硬いわでパス。その他の車両に乗る事にしました。

*ミニトレ
 ミニトレはストレンジモーターサイクルのAD/tacさん(アロンアルファのCM出た人)が、女性や背の低い人向けに作った、フロント19インチ、リア16インチのホイールに換装したクロトレです。詳細はリンク先をご覧頂くとして、特徴なのはシート高が850mm程度と、XR250よりも25mmも低い事です。成田のコースはここしばらく走ってませんし、今日は霜が溶けて滑る可能性も高いので、まずは車高が低くて足つきの良いのからチャレンジしました。
 跨ってみた感じは、とにかく足がべったり付く。足が着くので安心感がある。アクセル開けた時の感じは、カムシステムが入ってないので、普通のクロトレのマイルドな2stの感じ。初級エンデューロコースの丸太が敷いてある泥セクションで、他の人は滑ったり転けたりして難儀をしているところを、スムーズに通過。いざの時の安心感は自信にも繋がるんでしょうか、単に足が着くという以上のものを感じました。

*RR4T350
 クロトレに初めて乗った時、4stはどうだろうと一瞬購入を考えたRR4T350。4stでは350以下の排気量はありません。
 まず跨ってみた感じは、「サスが硬くて足があまり届かんなぁ」というもの。CRF450RXに比べたらマシですが、乗りやすくする加工は必要になるだろうな、という感じでした。エンジンの感じは、非常にスムーズで、す〜っと回転が上がっていく感じ。とても軽やかです。CRF250R(X)、CRF450RXのエンジンにフルWPC/DLC/モリショット加工を施してきたのですが、そのエンジンの感じとよく似ています。
 車体の重さは、一般的なモトクロッサーなどに比べると軽く作ってあるものの、流石に4stだけあって、RR2Tに比べると重く、クロトレに感じるヒラヒラ感はあまり感じられませんでした。
 問題はやっぱり足付きで、例の丸太泥セクションで臆してしまい、スタック。爪先ツン付きになりながらスタッフさんに押し出して貰ったものの、その先の坂で停止、アクセル開けたら地面掻くし、こけるより他ないところをスタッフさんに引っ張って貰って、どうにか通過。その後は、「こりゃ無駄にパワーあって回せんわ」と思いつつ、1周でご馳走さましました。

*RR2T250
 次に乗ったのは、エンジンがクロトレと同型のRR2T250。こちらも足付きはあまり良くなく、何とか指の付け根まで付く感じ。RRシリーズはクロトレよりは背が高いか、やや背が高いという感じで、足付きを担保する為には、何らかの加工が必要に感じました。
 エンジンの感じは、流石にクロトレと同型だけあって、2stにしてはマイルドな感じがしました。もっとも、クロトレよりは元気があって、カムシステムを使わない事には操作にやや難がある気がしました。
 結果的に、試乗した4台のうちで一番乗りやすかったものの、クロトレと比較して、「もし最初にRRの方を乗っていたら、乗り換えを決心しなかっただろうな」と思いました。 

*RR2T200
 最後に乗ったのがこのバイク。巷で「ニヒャクは凄い」と聞いていたので、どう凄いのか楽しみにしていました。当初の予想では、クロトレやRR2T250を小排気量化して、乗り易くしてあるのか、というものでした。
 ところが、実際に乗ってみると、正真正銘の2stで、自分が一番扱い難いと感じる部類のバイクでした。丸太泥セクションでつんのめって止まってしまい、ゆっくり右に転倒したのは仕方ないとして、その後、急にピーキーな感じになって、全然扱えない。転倒の拍子にどっかおかしくしたのかと、Betaブースに戻ってから、Betaのスタッフさんに申告したほどでした。
 結局、どっこもおかしくなってはいなくて、要するにRR2T200は「そういうバイク」だという事が分かりました。

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一番手前のミニトレは2019年式
あとは2020年式でした

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比較のため、自分のクロトレにも乗りました




■絶対的安心感

 エンデューロ用のバイクというのは、足付き性が結構重視されるのですが、これは「足が着かなかったお陰で転けた」という状況がエンデューロでは多いからです。足が付けばどうにかなる場面でも、付かなければ転けるしかない、あるいは爪先しか地面に着いてなくて、どうする事も出来ない、というのがエンデューロでは日常茶飯事だからです。例えば、CRF450RXでは、安心できる足付きを確保する為に、サグを130mmも取り、さらにはシートまで30mmほど削っていました。ジャンプなどの走破性やポジションを犠牲にしてでも、足付きを担保する必要があった訳です。
 その意味において、ミニトレの思い切った車高の下げ方は、単に足が着いて安心というだけにとどまらず、少々危なそうな所でも思い切って挑戦しようという気を起こさせる、絶対的安心感が走りにも影響するのだと感じました。
 ちなみに、この日受領したTT-R125でも同じコースを走ってみたのですが、足が余るほど足付きが良いので、絶対的安心感という意味では絶大で、RR4T350なんかよりも勇気出して丸太泥セクションにアプローチしていました。

2020-01-12 11.19.00
久々の金子さん
相変わらず元気で人懐こかったです

2020-01-12 12.10.23
最近、5人以上集まるときは
飯を炊く様にしています

2020-01-12 13.36.19
腹満腹で試乗どうでも良くなった頃合いを見計らって
実家がピザ屋の隊員が差し入れに来てくれましたw


■ユーザーが選べるラインナップの大切さ

 今回の試乗会で感じた事は、同じメーカーの中の、似たようなバイクであっても、それぞれに特徴に違いがあり、乗り手のレベルや用途に合わせてバイクを選べる体制にあるのだな、という事でした。それを踏まえた上で、クロトレは非常に良く出来ているというより、自分に合っているバイクなんだなと感じました。つまり、乗る人が違えば、ベストに感じるバイクは異なるという事です。
 これまでは、メーカー、排気量、車種くらいしか選択肢のない状態で、それを自分のニーズに合わせて改装する事で対応するのが当然だったのですが、ヨーロッパの外車では、同じメーカーでもこれだけの選択肢があり、さらには複数のメーカーが同じ様な事をしているのですから、その中で自分に一番合ったバイクを選べるというのは、国産メーカーにない凄い強みであると感じました。
 日本のバイクメーカーだって、技術的には世界に伍したものを持っていると思うのですが、商売の仕方考え方の違いなのか、ユーザーに選択肢を与えない物作りしかしてない事に、違和感とか残念な気持ちも起こりました。その意味で、今回は色々と考えさせられる試乗会でした。

2020-01-12 15.36.23
なんのかんので一番乗り易かったクロトレとTT-R125
自分の選択に間違いがなかったのを確認した1日でした

2020-01-12 16.41.39
tacさんトコのわんわん
とても可愛かったです(わんわんも飼いたい)






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tanisi_corp at 20:00コメント(0)
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