TRAINING
2021年02月22日
第二次緊急事態宣言も間も無く解除されるでしょう。今日は「平日、人がいない所で走りたい」という嫁さんのたっての要望で、普通はみなさん仕事行かれている(まぁ、自分も普段は間違いなく仕事です)月曜日に、成田MXPに練習に来ました。しかし、同じ事を考えてた人が多かったのか、予想よりもいっぱいライダーが来てました。
誰もいないコースで走るつもりが
月曜日にも関わらず、予想外にライダーさんが多かったです
■久々の成田MXP
ところで、前回成田に行ったのはいつだったのかなー、と記録を見てみたら、なんと去年の緊急事態宣言が解除された直後以来でした。つまり、10ヶ月ぶりくらいになります。あの頃は、EDコースの大坂はまだ丸太が敷かれておらず、金子さんも存命でした。まぁ、半年以上も行ってなければ、色々変わるというもんです。
朝、0740時頃についてしまったので(四街道から40分)、一通り、コースを歩いて見て回りました。嫁さんが走る初心者コースも、ED本コースも、どっちもドライ。先週まとまって降った雨は、あまり影響を残さなかった様です。まぁ、今日は自主トレというか個人的に走りに来てるので、あまりエライ目には遭いたくなかったので、ちょうど良いです。
今回、成田にやってきたのは、本当は谷田部を走りたかったのですが月曜日休み、といった事情もあったのですが、先日、左右を入れた変えたセルスイッチとモードスイッチの具合を確かめる為です。その為に、少々勾配のある坂と、それなりの直線が必要だった訳です。
金子さんの最後の子供たち
20%ほど人懐っこかったですw
ちなみに、この子らはメス
まだ1歳なってないと思うのですが
キンタマがでっかかったです
■晴モード
前回の谷田部から、部分的に晴モードを使う様になったのですが、今回は積極的に、ほぼ晴モードで走る様にしました。晴モードというと、以前は忙しない感じで、落ち着いて自分なりの走りが出来ないって事で、全くといって良いほど使わなかったのですが、その辺りの感覚が前回くらいから変わって来たのです。
具体的には、早く走る為にモードスイッチを切り替えるのではなく、むしろ部分的にクイックに操作したい場面で切り替える、という具合です。例えば、コーナーの立ち上がりとか、下りから登りに切り替わる時とか、そういう時に瞬発的に加速を入れたい時に、雨モードだと「ののの、、」という感じで動きが鈍いのですが、晴モードだと「パッ」と加速が入る感じです。つまり、言う事をよく聞いてくれるのです。
瞬発的に加速が入るという事は、当然の事ながら、小刻みな加速Gが体にもかかっているという事で、これまで雨モードばっかり使ってた事もあって、腕だの肩だのにそれなりに負担がかかっているのを感じました。雨モードで走っている方が楽は楽。しかし、長い直線で加速するとかの場合は、明らかに晴モードの方が楽。まぁ、体がしんどいのは、慣れていくしかないかなー、という感じでした。
今日はほぼ晴モードで走りました
■モードスイッチ切り替え
そのモードスイッチをこれまであまり切り替えなかったのは、モードスイッチが左側にあった時は、グリップを握った状態で左の親指がスイッチに届きにくい、という事情がありました。また、クラッチレバーも操作する関係上、余計に親指が届きにくかった訳です。
それを今回、右側に移設したのですが、スロットルのハウジングが邪魔になるかなー、と思っていたのですが、案外そうでもありません。親指をちょっと伸ばせば、スイッチにアクセスできます。それでも最初のうちは、目視して位置を確認して切り替えてたのですが、走行中にいちいち目視はしてられないので、ゆっくり走りながら繰り返し、ブラインドタッチで切り替えれる様に練習しました。
練習してて感じたのは、オーバルでは案外違いが分からない、という事。むしろコースの方では、違いが分かりました。まぁ、オーバルは動作も操作も単純ですが、コースの方は地形が複雑ですし、それで違いが分かりやすかったのかもしれません。
なんにせよ、必要と感じた時に、モードスイッチを自在に切り替えれる様になりました。せっかく付いてる機能ですから、使わんと損というもんです。
左右逆になったセルスイッチとモードスイッチ
まさに逆転の発想です
GoPro動画ではちょっと分かりにくいですが
手元でモードを変えながら走っています
■坂道発進
坂の途中で止まってしまった時、セルスイッチが右側だと、フロントブレーキかけた状態でセルスイッチが押せない、という事で左側に移設したのですが、前回の谷田部では、全く不具合ないどころか、むしろその方が良かったという結果が出ました。そこで今回は、もっと きつい坂で試してみました。
状況としては、3速で坂道に突入後、なんらかの事情で坂の途中でエンストし、そこから再発進するというもの。場所は大坂のエスケープの左の坂の途中と、二連丸太のコブの先の登り左カーブの途中。あえてそこで止まってエンジン止めて、再発進を試みました。
まず、エンジンの再始動自体は、なんの問題もなく出来ます。クラッチを切った状態でセルスイッチに左手親指は余裕で届きます。フロントブレーキをかけているので、辛うじて坂の途中で止まっている状態です。そこから、3速で再発進は流石に無理なので、2速に落とし、さらにはモードスイッチを雨モードにして、ブレーキレバーをかけつつアクセルを開けてクラッチつないで、ぐわわーと再発進します。
それなりに傾斜のある坂だったのですが、それでも坂の途中から再発進できたのには、ちょっと驚きました。キック始動ならいうに及ばず、X化したCRFでもあの芸当はちょっと難しいのではないか。セルスイッチ移設で、やれる事が増えた事以上に、クロトレの凄さにまたも驚かされました。
そこそこ急な坂でも再発進できました
■まとめ
今回はお昼抜きで午前中に集中してみっちり走るつもりで、1300時には走行終了して帰りました。それでも78分は走ってたので、結構走った事になります。まぁ、嫁さん相手ではアホな話しもダラダラしてませんし、走り込んでしまうのでこんな感じです。
成田MXPも、雨降ったり霜ってたりすると、結構難儀するコースなので、ここしばらく足が遠のいていましたが、なんのかんので家から一番近いコースですし、滞在する時間が短くても、トータルで小一時間も走れば十分元は取れるので、もちょっと暇を見つけて通ってもいいのかな、という気がしました。まぁ、今更な話しですが。
やっとこ、ユニットのアワーメーターになれました
本日の練習、終了〜
2021年02月14日
今年は練習頑張ろうかなー、と思ってた矢先に、2回目の緊急事態宣言となった訳ですが、去年のそれとは世の中の雰囲気も大分違い、「ああそう、そんじゃ付き合うか」くらいの感覚です。まぁ、言い方は悪いですが、「何処吹く風」というのが実態です。なので、練習は怪我しない限りしたい放題、といったところですが、寒かったり眠かったりで、なかなか朝起きるのが辛く、やっとこ1ヶ月ぶり以上にバイク乗りました。
天気も良く、朝から気温も高く
コースはドライかベスコンで、練習日和でした
■前回の改装のテスト
今回の練習の目的は、1ヶ月前に取り付けたwiseのシフトやブレーキのペダルの具合や、左右逆にしたセルとモードスイッチの具合を確かめる事でした。そういうのをテストするなら、イワイや成田よりも、谷田部エンジョイスポーツランドのウッズコースが向いています。コースのコンディションは、MXコースが日陰になっている部分が若干湿っているものの、ウッズコースは全線ドライでした。今回はウッズをメインに走ります。
とりあえず、ウォーミングアップでコースイン。湿っているところは滑りやすそうなんですが、車体を倒し込んで攻めていかなければ、とりあえず大丈夫。ここのコースは、どっちかというと、午後になって地面から水分が染み出してきた頃の方が危ないです。まぁ、緊急事態宣言出てるんですし、危ない事はしちゃダメです。ウッズの方は、どう走っても滑らない感じで、テレテレでもビンビンでも走れる感じ。アクセルやブレーキのギャップのできた所を、避けて走ったりワザと突っ込んでいったり、色々できます。
肝心のテストの方ですが、wiseのペダルは素晴らしいの一言。シフトペダルは動きがスムーズで確実にシフトアップ出来ます。ついでに言うと、ニュートラルも出しやすいです。ブレーキペダルはもっと凄くて、踏み代の部分が滑らかで引っかかりがなく、今までみたいに思わぬところで踏み込んでしまう様なミスがありません。少々お金掛かりますが、これは是非とも早い段階で付け替えた方が良いパーツです。
左側につけたセルスイッチですが、なるほど、坂道再始動の時に便利です。ウッズコースの入り口の坂でワザと止まって再発進してみたのですが、フロントブレーキかけた状態で左親指でセルスイッチ推せるので、非常に楽です。ニュートラルに入れずとも、1〜2速にシフトダウンして、クラッチレバー握った状態でセルボタン押せます(まぁ、これはセルスイッチが右についてても同じですが)。
逆に右側に移設したモードスイッチですが、スロットルのハウジングがあるせいか、不意にスイッチを触る事がなく、意図せず晴れモードになったりする事がありません。それでいて、いざスイッチを切り替える時は、ちょっと親指を伸ばせばスイッチに届くので、むしろ左側にある時より使いやすくなりました。
wiseのシフトレバー
純正ではシフトアップしにくいという声が多いので
是非ともこれにした方が良いです
同じくwiseのブレーキペダル
自分はこの位置でベストでしたが
後ろにずらす事も出来ます
■色々乗り比べ
今回はTOYZ Racing エンデューロ部の他のバイクにも乗って、乗り比べをしてみました。
まず、Beta RR2T300。将来、自分のクロトレも300にする計画をしているので、300ってどんなもんか体感してみました。一言でいうと「パワーあるなー」でした。別に早く走ろうとかじゃなくて、自分なりの走りで走ったのですが、ガウガウ前に出る感じ。おそらく、ゲレンデの登りでは結構楽だと思うのですが、クネクネしたウッズでは、普段よりもクラッチ使う場面が多く、同じ3速でも加減速Gがかかるので、全般的にしんどい。ぶっちゃけ、「そこまでパワーなくていいよ」って感じでした。もっとも、RRとクロトレではエンジンの特性もお異なりますので、クロトレ300はもっとマイルドで、此処一番って時に激烈パワーを発揮してくれる味付けになっているかもしれませんが、RRと似た様な感じだと、しんどいな。ただ、さすがBetaというべきか、操作性、旋回性は非常に良くて、軽くて乗り易い作りで、これはこれで面白いバイクなんだな、と感じました。
次にRR2T200。いつぞやのJEC試乗会では、ピーキーで一番乗りつけないイメージでした。しかし、今回は300に乗ったあとだからか、それほど忙しい感じではありませんでした。面白いなと感じたのは、RRは300もそうだったのですが、雨モードよりも晴れモードの方が、自分の思った事がキビキビとバイクに伝わる感じで、乗りやすかった事。クロストレイナーだと晴れモードは忙しない感じになるので、RRとX-Trainerではその辺りの味付けも違うのかもしれません。意外だったのは、クロトレに比べると旋回性は今ひとつという事。実は同じヘアピンカーブで2度もコケてしまいました。
KTM200EXCでも試してみました。こちらも乗り易いバイクで、スイスイと走る感じ。以前、KTM150EC-Wに乗った時も感じましたが、KTMのバイクはよりクロカンよりに作ってあるんだな、という感じ。旋回性は非常に良くて、クロトレ並みか、それ以上だったかもしれません。まぁ、KTMのバイクはそこそこいい値段するので、値段の差でBeta選んじゃうところもあります。
RR2T300ではあまり感じなかったのですが、RR2T200とKTM200EXCでは、タンクの辺りになんか重さがあって、特にコーナーでそれが顕著に感じられました。察するに、クロトレみたいに、タンクがフレームの中に収まっているのでなくて、振り分けタンクになっているからなのかもしれません。
RR2T300の失敗撮影なんですが
このリアディスクガードややっぱり必要という事で
自分もつける事にしました
容量を稼ぐための振り分けタンクですが
自分はなんか重たく感じました
■やはりクロトレは素晴らしい
この後もウッズコースを中心に練習しました。ウッズコースは、以前は一旦MXコースに出て、MXコースを周回してからでないとウッズに戻れなかったのですが(なので、自分は途中でショートカットして戻ってた)、今はMXコースに降りる左コーナーを、そのまま突っ切ればウッズの入り口の上り坂の所にアクセスできる様になっていました。
谷田部のウッズでクロトレの乗りやすさに衝撃を受けて、即決で入手以来、あれやこれやと1年ちょい経った訳ですが、新車の時に感じたサスの硬さも、ようやくアタリが出てきたのか実によくなって(10時間くらい乗らないと、アタリが出てこないとか)、少々のギャップでは平然と走りますし、また安心して突っ込んでいけます。自分の好みに合わせてセッティングし、かつ乗り慣れているからという事もあるでしょうが、やっぱり他のバイクよりも、またこれまで乗ってきたバイクよりも、X-Trainerが一番乗り易いと感じています。
レースで結果出すとか、誰よりも上手く走るというのも大事なんでしょうが、今の自分は、乗り易いバイクで気持ちよく走って、「あ〜、ええ運動した!」と感じるのが一番大事だと思っています。その意味で、クロトレは最良のトレーニングマシーンだと思います。
ウッズだけで周回できる様になったのは嬉しいです
という訳で、今回の練習はおしまい
2021年01月10日
第二次の緊急事態宣言が発出され、12日から発動という運びになったのですが、10日はTOYZ Racingの初走りという事で、またまたまたイワイサーキットのMXコースを走りました。こないだは平日という事もあって貸切状態だったのですが、今回は今年最初の日曜日という事もあって、我々以外にもお客さんが沢山きてて、大盛況でした。
3回連続でモトクロス練習
クロトレはMX練するのにもいいバイクです
■今回もコブの通過がメインテーマ
こないだ来た時は曇り空で、バイク乗ってないと寒かったのですが、今回は晴れ空で陽が当たれば暖かい感じでした。もっとも、前の晩はこっちの方は氷点下まで気温が下がったようで、トイレの水道管も凍ってしまい、タンクに残ってた水を使ったあとは、流し様がありませんでした。
ともあれ、寒い時はさっさと走るに限ります。バイクの方は、4日前にも使ったせいか、一発でエンジン始動。同じBETAでもRR2Tの方は朝一番はバッテリーが冷えてて掛かりにくいらしいですが、クロトレの方はそんな事なくて、いつでも絶好調です。
まずはいつも通り、2速でゆっくり巡航したコースの状態を見たのですが、こないだ来た時は若干湿ったところがあったのに、今回は朝から完全にドライです。どうやら、ここのコースは霜はあまり降りない様です。慣れてきた頃合いを見計らって、3速にあげて徐々にピッチを上げていきました。
そろそろダブルも挑戦しようかなー、という気持ちが無かったわけではないのですが、うっかり失敗して怪我でもしようものなら、このコロナ禍のクソ忙しい時期に、諸々困った事になるので、今回もコブは通過。流石に3回目となると、実にスムーズで通過後の繋がりもいい感じになってきました。
砂煙がすごくて、ちょっと前が見えにくかったです
■完全ドライで砂煙
こんな感じで走りやすかったのですが、何せ路面はドライで、しかも今回は走る人も多いという事で、砂煙がもうもう。しかも、季節柄、斜陽気味でこれが砂煙に反射して、前が見えにくい。一応、スモークレンズのゴーグルもしてるんですが、まぁ、この時期はしゃーないかな、という感じ。ただ、前が見えにくいと、やっぱり安全運転もしないかん訳で、貸切状態で練習した時ほど、元気よくは走れません。
というか、今回はどうにも調子が出ない。こないだは10分くらい走って休憩してたのが、今回は5分も走ると息が上がる。まぁ、今回は練習というより、交流会の意味合いの方が強いし、こないだそこそこ走ったから、今日はそこまで根詰めて走る事もないのですが、ちょっと疲れるの早いなー、という感じでした。
クロストレイナー純正のデジタルメーターの調子が悪く、リセットしても前のメモリーに戻ってしまうので、正確な稼働時間は測れなかったのですが、暖気に6分、ウォーミングアップに10分、その後、5分を二本走って、午前は終了。エンジン稼働時間は26分でした。
パッサパサのパンを食う羽目になりました
■昼寝して終了
普段のTOYZの集まりなら、やたら飯の内容が豊富で、この時期ならおでんとか作るのですが、今回はコロナの影響で、感染防止の為にそういうのはオミット。自分も飯盒メシは今回は中止でした。まぁ、TOYZの面々の一人としてコロナに気兼ねする様なお利口さんは一人もいなさそうなのですが、やっぱり世間様の手前もありますし、一応は「気使ってますよ!」というところも見せないかん訳です。
そんな訳で、カップヌードルにおにぎりぶち込んで流し込んだのですが、腹が膨れたらウトウトしてきました。一応、耳から人の話しは流れ込んでくるので、自分では起きてるつもりだったのですが、実は眠りこけてて、気がついたら自分一人でコールマンの椅子で寝てました。陽のあたる場所であるとはいえ、風も吹いてきてそこそこ寒かったのですが、朝も早かった事もあって(イワイに行く時は0500時起き)、眠たい時はどこでも寝てしまうもんです。
その後は、アホ話ししてダラダラ過ごし、日が陰る前に後片付けをして、遅くまで残れる有志で飯食いに行って、温泉入って、今年最初のTOYZの催しは終わりました。
練習の帰りにTOYZの関宿ファクトリーに立ち寄りました
立派なファクトリーになってました
近所の台湾料理・香満円でお食事
台湾料理と称する店は、どこもボリューミーです
七光台温泉で売ってるサイダーは
口をつけると凍りだすギミックです
(食い尽くし系)
2021年01月06日
新型コロナウイルスの第二派だか第三派だかわかりませんが、猖獗を極める今日この頃、ワタクシが務める職場は、政府が第二次の緊急事態宣言を出す前から、去年の春なみの緊急体制で交代勤務に入っております。という訳で、こないだ正月休みが明けたばっかりですが、いきなり平日休みです。平日であるからにはコースも空いてるだろうという事で、嫁さんのドッグランかねがね、イワイサーキットで基礎練をしました。
イワイサーキットは月木が休みなのですが
平日は0900時頃に社長さんが来るまで閉まってます
■ウォーミングアップ
実は、コースが閉まってたので、帰るつもりで朝用と昼用の食べ物を全部食べてしまい、走る気が少し萎えてたところだったのですが、前回の走り納めで結構イワイのMXコースが楽しかったので、改めて基礎練したかったですし、嫁さんは嫁さんで、誰もいない貸切状態のコースで誰に気兼ねなく走りたい、という事で、コースインただちにバイク下ろして準備して走り出しました。
コースの状態は、一部霜が溶けたところが湿っているだけで、ほぼ全線ドライのカチパン。なのでタイヤの空気圧は前後とも0.8にセット。走ってタイヤが熱を持てば0.9くらいになるはずです。ともあれ、一番最初は2速でゆっくりコースを走り、体と気持ちを暖めます。前回は退院後で少し腹だの足だのが細くなっていたのですが、正月でちょっと戻ったのかどっちもキツく、しばらく流して乗ってウエアだのブーツだのに体を馴染ませる必要があります。まぁ、また不思議な事に、バイク乗って体使っているウチに、馴染んで来るものです。
走っている内に、なんだかエンジンの方から、ヤカンが吹いた時の様な「シュッシュ」という音がする様になってきました。ラジエターが噴いた時とはまた違う様な、断続的にシュッシュと音を立てていて、追い抜かれた時に嫁さんもクロトレからそういう音が聞こえるという。バイクから降りて、どこから音がしてるか確認してみましたが、よく分かりません。ラジエターも点検しましたが、クソ寒い季節だけに噴いてもいません。
ちょっと気持ち悪いなぁ、と思いながら、様子を見ながら乗っていたのですが、3速に上げてそこそこピッチを上げて走り出すと、シュッシュ音がしなくなりました。排気バルブに何か詰まってたのが飛んで出たのかもしれません。
誰もいない貸切状態w
謎のシュッシュ音
勝手に直りましたが、なんなんでしょう?
お昼はカップ麺
寒い時には温いもん食うに限ります
■色々考えながら走る
X-Trainerは低速に強いバイクですが、モトクロッサーだと3速だとコーナーの立ち上がりでもたつく様なところがありますが、クロトレはそんな事が全然なく、イワイのMXコースなら3速オートマで走る事が出来ます。2速オートマというのは、自分のトロくさい走りの典型だったのですが、3速ではそんな事はなく、それなりの車速が出てくれて、ジャンプもそれなりに飛んでくれて、かつ加減速Gもあまり体に掛かってこないので、楽に走れます。クロストレイナーは、エンデューロだけなく、軽いモトクロスでも楽に走れる、という訳です。
そこで、久々にジャンプの練習をしました。ジャンプはここ数年、真面目に飛んでなかったのですが(そのくせ、ジャンパー膝にはなった)、イワイのMXコースは小さいジャンプから大きめのテーブル、ダブルもありますので、ジャンプの練習をするには丁度いいです。
ジャンプといっても、ただアクセル開けりゃええってもんじゃなくて、大きく飛ぶ事よりも、アクセルの操作だの姿勢だの、そうしたセオリーがきっちり出来ているか、という事の方が大事だと思っています。無理なく、異状なく、パッと飛んでスッと降りる、これが大事です。うっかり開いたとか、フロントアップで落ちたとか、そういうのが危険です。習った事を思い出しながら、丁寧に飛ぶ。それで上手い事繰り返し出来る様になったら、ちょっとアクセル開ける量を増やす、姿勢が遅れたら遅れない様に合わせて行く、そういうのを繰り返しました。
続いて緩急つけてメリハリよく走る練習。直線やジャンプで開けていきますが、ダブルでは(どっちみち飛べないので)きっちり減速して丁寧に舐めて行く。漫然とだらだら走るのではなく、そういうレーシーな走りを丁寧にやりました。まぁ、これが他にも走っている人がいると、ちょっと邪魔な走り方ですが、誰もいないので気兼ねなくやれました。
肩甲骨動かして、バランス軸で進入角度を調整
あまり飛べないのは、アクセルの開けが足りないだけでなく
下向いてたりするのも原因の一つです
■いろいろ教える
嫁さんも今回は他に気兼ねがなかったのか、ウォーミングアップの後は、これまでの1.2倍くらいの車速で走ってました。聞けは3速で走ってたとの事。TT-R125はフロントのスプロケを12丁に落としてあるので、3速で2.5速くらいなのですが、それがむしろ怖くない丁度いい感じだった様です。
ただ、つま先が外向いて膝がパカパカになっているので(足が太くて、バイクが小さくて、足が揃えられないらしい)、それを修正したり、コーナーも直線も一本調子で走っているので、コーナーから立ち上がったらアクセル開けるとか、スタンディングとか、いろいろ教授しました。ベストテクスクールでは、「人に教えたら習った事が抜けて行く」と言われてますが、まぁ、嫁さんにアドバイスするくらいは良いでしょう。いつもより気持ちよく走れてるせいか、今日は素直にいう事を聞いてました。
ただ、「コブの通過」はやっぱりそうそう簡単に出来るもんじゃないみたいで、別にやれと言った訳でないのですが、大きい方のダブルを舐めて通過しようとして、ズッコケてたみたいです。ゆっくり行けばやれると思ったらしいですが、ゆっくりいけばエエというもんでもないんですよねぇ。まぁ、ここの通過は、ダブル飛べる人でも難しいといいますから、やっぱり「コブの上にも三年」なんですねぇ。
膝が曲がっててはダメです
それでも開けれる様にはなってきた嫁さん
1400時、寒いんんで練習終了
■まとめ
ご覧の通り、今回は自分ら以外には誰も来ず、貸切状態で好きに練習ができたのですが、大事な事は、他に人が少ないという事は、もし何かあった時に助けてくれる人が少ないという事でもあり、コロナ禍で医療機関が逼迫してる現況では、うっかり怪我して病院に担ぎ込まれるのも憚られるので、十分に安全マージンとって、無理のない練習を心がけねばなりません。
それを踏まえた上で、今回は自分の考えた練習が出来たので、非常に満足です。ちょっと最近、こうした練習って、やってなかったなーと思います。デコボコランドがなくなって以来じゃないでしょうかね。
まぁ、緊急事態宣言も1ヶ月ほど続くみたいですし、また機会を見て平日貸切練習をしようと思います。
今日も洗車の必要のないくらい綺麗に終わりました
2020年12月26日
今年はコロナやら体調不良やらで、バイクの活動は今ひとつだったのですが、それでもどうにかこうにか無事に一年終えれそうです。とはいえ、前回のジョンイットマツリと今回の間には、十二指腸潰瘍で下血&吐血で緊急入院騒ぎがあり、今も駅の階段の上り下りで息切れするなど、貧血が原因なのか単に運動不足なのかよう分からん状態で、果たして上手い事乗れるやろか?と若干の不安を抱えつつ、TOYZ走り納めに参加いたしました。
今回はカチパンドライでした
■また変わってたイワイのモトクロスコース
前回、イワイサーキットを走ったのは6月で、この時もコースが変わったと書いてますが、半年ぶりに行った今回もコースが改修されていて、中間の小さいダブルジャンプと大きなダブルジャンプが作ってありました。その横にはダブル飛べない人様のストレートも設けられていて、親切な設計です。
小さいダブルの方は頑張れば飛びきれそうですが、大きい方はちょっと無理。つか、普通のテーブルトップでも飛びきれないので、やらない方が利口です。何たって、世の中コロナで大騒ぎで、遊びで怪我して救急車騒ぎなんて、世の顰蹙買う事間違いなしです。
小さいダブルの方は頑張れば飛びきれそうですが、大きい方はちょっと無理。つか、普通のテーブルトップでも飛びきれないので、やらない方が利口です。何たって、世の中コロナで大騒ぎで、遊びで怪我して救急車騒ぎなんて、世の顰蹙買う事間違いなしです。
しかし、実は注目したのが、その大きい方のダブルで、飛べないならナメて通過すれば良いだけの話しです。そのコブの尖り具合が、ベストテクスクールでやった「コブの通過」の練習に、丁度良い感じのコブなのです。縦系の運動はここ最近、全然やってませんので(そうしたコブのあるコースがほぼないですし)、今日はいい運動になる予感でした。
■ウォーミングアップ
今日のイワイMXコースは、全線ドライのカチパン。普段、タイヤの空気圧は、0.4〜0.25くらいですが、こういう所では0.9とかにしないと、コーナーやジャンプの着地でタイヤがグニャって、返って乗りにくくなります。といっても、履いてるタイヤは一応エンデューロタイヤですので、ほんのちょっとだけ割り引いて、前後とも0.8に合わせました。
今回は、この後、関宿に移転したMotoshop TOYZで忘年会&プレオープンがあるので、早めに切り上げる事になっていたので、準備が出来たら走り始めました。いつもの事ながら、最初はゆっくりウォーミングアップです。ジャンプは飛ばずに全てナメて通過です。
今回、ミシュラン・エンデューロミディアムで初めて空気圧0.8で乗って見たのですが、やっぱり食いつきが良い。バンクでないコーナーでもグリップ感が得られ、安心して走る事が出来ます。自分が昔モトクロスやってた頃に比べると、技術革新ってのはすごいな、と思いました。ちなみに、前回来た時は、まだリアがIRCのVE33Sだったのですが、MXパターンのエンデューロタイヤより、ミシュラン・エンデューロミディアムの方が、接地感とかグリップ感とか、様々優れている様に感じました。
■ひたすらコブの通過
15分くらい頑張って走ろー、とか思っても、実際にはその半分の7分くらいでギブアップしてしまうのですが、まぁ、それはともかくとして、せっかく具合の良いコブがあるので、久々に「コブの通過」を練習しました。
ちなみに、そのダブルを飛べる人も飛べない人も、共通して言ってたのが「ナメて通過しようとすると、斜面の向こう側にフロントがドンと落ちて怖い」という事でした。まぁ、そうですね。ダブル飛べる人は、そんな面倒な事せず飛んだ方が楽ですし、飛べない人はストレートで開けて行った方が楽しいはずです。そんな中、自分だけがコブの通過してました。
最初のうちは、ちょっとギクシャク感があったのですが、昔しっかり習った事は体が覚えているのか、
徐々に動きが滑らかになって安定してきました。いわゆる「前傾くの字」がちゃんと出来ているか、確認をしながら毎回アプローチしていたのですが、姿勢が甘いと、登り斜面で体が遅れたり、下り斜面で前につんのめったり、当たり前のことが当たり前に起こりました。きっちり決まってる時は、パッパとメリハリよく通過しています。
なんかもう、楽しくて楽しくて、「あー、昔、ベストテクコース市貝の初級コースで頑張ってたなー」とか思い出しながら、何度も繰り返して通過しました。
なんの事はなく見えるコブの通過ですが
これが結構いい運動になります
■エクササイズ
その昔、結果が出ないだの努力が足りないだの言われてた時に、自分はモトクロッサーを使ったエクササイズ、すなわち「モトクロササイズ」を一時提唱してた事があったのですが、今回、コブの通過を久々にやって、縦系の運動が体に加わることで、気のせいかちょっと体が引き締まった様な感じがしました。
モトクロスは水泳に次いで全身運動だと言われています。バイクの立体的な挙動を制御する体の動きが、それを指す様です。普段、エンデューロコースでは出来るだけ疲れない乗り方をしようと、運動的にはズボラをかました乗り方になってしまうのですが(それでも長時間走るので疲れる)、イワイの様な小さめのコースで、かつ立体的な動きになるコースだと、否応でも「それなりの乗り方」をせねばならず、それが実にエクササイズです。
ボクササイズが、別にボクシングのチャンピオンを目指すためにされるものでないのと同様に、モトクロササイズも、別にタイムを競うとか、ビックジャンプやダブル飛び切るといった目的や目標を目指してやる必要はないと思います。なんなら、グループファイトの様な感じで、ヘルメットの中でスポーティな音楽流しながらやっても良いと思います。
ドライだったお陰で、洗車もなしで終了
■まとめ
そのモトクロスを、かつては買ってきたままのCRF250Rでやってた訳ですが、未調整のガチンコモトクロッサーは、自分が扱うにはちょっと難があって、しんどい思いをしてたのを覚えています。体感的に例えると、バネの硬すぎるエキスパンダーで筋力トレーニングする様な、鍛えようにも全然引けませんよチックな感じです。
これに比べると、今乗っているBeta X-Trainerは、モトクロッサーに比べると加速感もサスもマイルドです。モトクロスやるにはちょっとマイルド過ぎる感じもありますけど、自分みたいな三流ライダーには、むしろ丁度いい優しさのあるバイクです。モトクロッサーではアクセル前回に出来なくても、スクーターなら全開に出来るのと同様で、優しいバイクの方が目一杯気味な練習が出来ると自分は思ってます。その意味で、改めて良いバイクに巡り合ったなぁと思いました。
また、イワイサーキットは、これまで慣らし運転しにいく程度のコースに思ってたのですが、コースが変わって、基礎的な反復練習するのに良いコースになりました。しかも、TOYZも近く、良い温泉にも近く、それこそ月一くらいでエクササイズしにいくメニューでも組もうかと思うくらいです。やっぱり、体は動かして、メンテしませんとね。
イワイサーキットから20分くらいの所にある七光台温泉
広くて色んなお風呂があって、値段もお手頃です
関宿ファクトリーで乾杯!
ここでも日本飯盒協会は活躍しました
これまでにない最高の炊き上がりでした