レース装備
2019年09月06日
去年買った29cmのSG10は、それまでのガエルネの29cmとは若干サイズが違ったのか、どうしても右足が痛くて(左足もキツキツ)、結局手放す事に。その後、ファストバックが復活したのですが、これがどうした事かサイズが28.5cmまでしか無い。イタリア本国に29cmを頼む手もありましたが、またしてもキツくても困りますし、買いあぐねていました。しかし、これまで履いているファストバックの傷みが限界に達しつつもあり、ネットショップに残っていた29.5cmのSG10を調達する事にしました。
どうでも良い事ですが
長靴を履くと踵を鳴らしたくなりますw
■家で履いてみた感じ
自分が買った29.5cmの黒のSG10は、その時点では最後の一足だった様で物は直ぐに届きました。サイズ交換は1回は可能なのですが、29cmも30cmも在庫切れの状態では交換のしようもありません。まぁ、29cmはすでにダメだったので、29.5cmに賭けたと言ったところです。
さて、履いてみた感じは、今度は流石にバッチリ。緩くもなくキツくもなく、ちょうど良い感じです。まぁ、こういうのって、履いてみない事には分からないし、デカいサイズは店に置いてないので、買ってみて初めて分かるってもんですよね。昔は29cmで入る程度に足が細かったのかもしれません。まぁ、何にしても入る靴が買えるのはありがたい事です。
むしろ問題だったのは、ふくらはぎの方。上の方が完全に閉まりきらず、どう頑張っても5mmほど開いてしまう。29cmの時もそうでしたが、デカいサイズんだから、大きめに作っておいてくれれば良さそうなもんですが、どうもSG10は細身に作ってある様な印象です。まぁ、どうしても閉まらなければ、養生テープでも巻いて泥の侵入を防ぐほかありません。
右足は丁度、左足はほんのちょっと余裕がある感じ
右がキツイのは、去年の盛岡の風土病事件の影響なんでしょうね
その日のコンディションによっては
ふくらはぎが太くなって、閉まらない事があります
■ドレスアップ
前回買った時も感じたのですが、SG10はストラップの黒で、ブーツ本体も黒。ぶっちゃけ地味なのです。まぁ、そもそも黒を選んでいる時点で派手志向ではないのですが、それでもちょっとワンポイント欲しい。と言う事で、白のストラップに変えてみました。こうしたからと言って、別にタイムが上がる訳でもなければ、むしろ白だけに土汚れが目立つ様になるのですが、でもまぁ、白に変えた方がやっぱり格好いい。「オシャレは足元から」と言いますから、これはこれでアリでしょうw
別売で取り寄せた白のストラップ
ストラップが白いと、良いアクセントになります
■実際に使った感じ
前回も同じ様に感じましたが、ファストバックに比べるとお値段が高いせいか、かなりかっちりした感じです。守られてる感は半端ないです。新品特有の硬さがありますが、29cmの時に感じた痛くなるほどの圧迫感はなく、走っている内に足に馴染んできました。
0.5cmサイズアップしたので、操作感にも違和感があるかと思ったのですが、長さによる違和感よりも、つま先の形状の違いによる違和感、具体的にはつま先がシフトペダルの下に突っ込みにくく、実際にはソールの縁でシフトペダルを上げる格好でないと、シフトアップが出来ませんでした。
0.5cmサイズアップしたので、操作感にも違和感があるかと思ったのですが、長さによる違和感よりも、つま先の形状の違いによる違和感、具体的にはつま先がシフトペダルの下に突っ込みにくく、実際にはソールの縁でシフトペダルを上げる格好でないと、シフトアップが出来ませんでした。
ウチに帰ってからSG10とファストバックのつま先を見比べてみると、ファストバックはつま先がシュッと滑らかに下り坂になっているのに対して、SG10の方はちょっとツンと上向いた感じになっていました。おそらく、この形状の違いがシフトアップの操作に差が出たのだと思います。
対策としては、トライアル車の様にシフトペダルの位置を上に上げるくらいしか、機械的な対策は思い付かないのですが、シフトダウンよりアップの時の機敏さの方が自分にとっては重要に感じるので、今度試してみようと思います。
とにかくカッチリした感じ
まぁ、ブーツと言うのは
いっぺん泥に足を突っ込んだら、馴染んでくるものです
ファストバックとのつま先の違い
わずかな違いですが
SG10の方がペダルの下につま先を突っ込みにくいです
2019年08月27日
こうも大変と分かってたら、初めから業者さんに頼んでいたと思います。おそらく、掛かった費用でもっとクォリティーの良い仕事をしてくれたはずです。とはいえ、ここまで来たら投げ出す訳にも行きません。目瞑れるとこは瞑って、仕上げに向かってゴー!
ともあれ、完成しました
■蛍光色の取り扱い
あちらを直せばこちらが、という感じで、ちまちま修正作業をしていたのですが、良い加減嫌になって「500m離れたら分からんやろ」という事で、そこそこで止めて蛍光色の塗装に取り掛かりました。マスキングは、とにかく白い隙間が出ない様に気を付けながら進めました。
さて、いざ蛍光イエローを吹いてみると、どうにも埃がついた様な跡が気になる。よく見てみると、色が透き通って、下地のホワイトのムラが明確に浮き出ている様な感じでした。既に3回ほど吹いたのですが、蛍光色のスプレーは艶消しの癖に色が透き通る傾向があり、それが目立たなくなるまで吹くと、蛍光色とは思えないほどの厚塗りとなります。仕方なく、イエローの上からホワイトを吹き直してイエローを仕上げました。この間にも、細かい埃が混じったりしましたが、庭で塗装してる関係でどうしようもありませんでした。
ヘルメット背面のゴーグルのバンドが掛かる部分のデザインは、塗装を剥がす前もかなり悩んだのですが、どっちみちバンドが掛かって見えなくなるのだから、シンプルに処理しました。こちらも先にホワイトを吹き直し、蛍光イエローのラインを入れてからグリーンを吹いたのですが、蛍光グリーンは何度吹いてもムラが消えず、結果厚塗りとなってしまったのですが、乾燥して驚いたのは、イエローのラインのマスキングの上下が、塗膜の収縮で隙間が空いてイエローの下地が見えてしまい、これを修正しようにも修正(隙間を埋める)ができず、結局ここでも「500m離れたら分からん」という事で諦めました。
さて、いざ蛍光イエローを吹いてみると、どうにも埃がついた様な跡が気になる。よく見てみると、色が透き通って、下地のホワイトのムラが明確に浮き出ている様な感じでした。既に3回ほど吹いたのですが、蛍光色のスプレーは艶消しの癖に色が透き通る傾向があり、それが目立たなくなるまで吹くと、蛍光色とは思えないほどの厚塗りとなります。仕方なく、イエローの上からホワイトを吹き直してイエローを仕上げました。この間にも、細かい埃が混じったりしましたが、庭で塗装してる関係でどうしようもありませんでした。
ヘルメット背面のゴーグルのバンドが掛かる部分のデザインは、塗装を剥がす前もかなり悩んだのですが、どっちみちバンドが掛かって見えなくなるのだから、シンプルに処理しました。こちらも先にホワイトを吹き直し、蛍光イエローのラインを入れてからグリーンを吹いたのですが、蛍光グリーンは何度吹いてもムラが消えず、結果厚塗りとなってしまったのですが、乾燥して驚いたのは、イエローのラインのマスキングの上下が、塗膜の収縮で隙間が空いてイエローの下地が見えてしまい、これを修正しようにも修正(隙間を埋める)ができず、結局ここでも「500m離れたら分からん」という事で諦めました。
蛍光イエローを吹く為のマスキング
後頭部のバンドが来る部分はグリーンになるので
そこもマスキングしてます
いざイエローを吹いてみると
下地のホワイトの粗が透き通って目立ちました
下塗りの収縮した部分もえらい目立ちます
厚塗りになってしまいますが、ホワイトを吹き直す事に
アサヒペンの蛍光色は艶消しのくせに
透過性が高くて、なかなか下地が消えません
今度は蛍光グリーンを塗るためのマスキング
グリーンはイエロー以上に透過しますので
念入りにホワイト吹きました
念入りにホワイト吹きました
グリーンは厚塗りすると収縮が強くなる傾向があり
マスキングの所に裂け目の様に下地が見えてしました
隙間を埋める様に塗装するためにマスキング
今回はこんなリカバーばっかです
■修正の失敗にクリアで落下
とりあえず、マスキングを全部剥がして点検してみた所、後頭部の下の部分の、帽体とゴムの間にイエローの吹き漏れがあったので、マスキングし直して蛍光イエローを吹いた所、厚塗りしすぎたせいかマスキングの段が出来てしまい、かつマスクした所としてない所で色の差が出てしまい、これを消す為に改めてイエローの部分全体を塗り直したものの、結局解消せず。その他にもぽちぽちやり直す必要を感じる部分があったのですが、やればやったでマスキングの浮いた部分に色が入り込んだりで、もうこれ以上は無理、「500m離れたら分からん」という事で諦めました。これまでに吹いた色を乾燥させてから、カラーを定着させる為にクリアを拭く作業。段差が出来てる部分には、捨てクリアを施す意味もあるのでそういった部分には厚めに吹いたのですが、これの乾燥中によりにもよってまた地面に落下。あちこち傷が入ったのですが、もうこの段階ではどうする事も出来ません。「今回の出来栄えは良くないのぉ」と諦めるしかありませんでした。
クリアを吹いた後は、十分乾燥させないと、表面が乾いても中は柔らかいという事が前に作った時もありましたので、1週間そのまま放置しました。ところが、乾いたと思ってヘルメットの上にバイザーを置いていたら、なんとバイザーの跡がヘルメットに付いてしまいました。もう、嫌になるやら、脱力するやら。落ち込んでても仕方ないので、凹んだ部分だけにマスキングして、その部分にスプレーして凹みを目立たなくし、その後、その部分に耐水ペーパーをかけて表面を均し、改めて余計な部分にマスキングしてスプレーし、傷を目立たない様に修正しました。
修正の為に行ったマスキングで塗面に段が出来た為
それを消す為に更に厚塗り
(結局、消せなかった)
クリア塗装中に、強風に煽られて地面に落下
(地面に落ちるのは2回目)
落下によって出来た傷(修正した)
クリアの下はまだ十分乾いてなかった為
グリーンの部分が押し退けられる様に出来た傷
左目の目頭の部分には凹みが
もう、修正は諦めました
クリアを吹いた後に、伝統ステッカーを貼りました
が、DANGERステッカの上下を間違えてるのに気が付きませんでした
更に、乾燥したと思ってバイザーを置いてたら
その部分が凹んでしまいました(修正済み)
■ウレタンクリアの段階でも失敗
どうにかこうにか、ここまで来ました。この間、レースなどもあり作業は出来なかったのですが、その間に塗装を十分乾かす時間が取れたと思います。ここまで厚塗りしてると、表面は乾いてても中身は乾いてないので、急いては事を仕損じます。
梅雨が明けて猛暑の季節が始まり、外で作業するのも気が引けるのですが、いつまでも放っておく訳もに行きません。意を決してウレタンクリアの作業に入りました。ウレタンクリアは、2液混合の化学反応によって硬化するスプレーで、いわば一発作業です。それに、またうっかり地面に落ちて、なんてのはもう懲り懲りです。なので、吹き終わるまで側に付いている事にしました。
梅雨が明けて猛暑の季節が始まり、外で作業するのも気が引けるのですが、いつまでも放っておく訳もに行きません。意を決してウレタンクリアの作業に入りました。ウレタンクリアは、2液混合の化学反応によって硬化するスプレーで、いわば一発作業です。それに、またうっかり地面に落ちて、なんてのはもう懲り懲りです。なので、吹き終わるまで側に付いている事にしました。
スプレーをよく混合させて、いきなり厚吹きするのでなく、出来れば均等に吹き、10分経ったらまた吹いて、というのを繰り返しました。バイザー、ノーズカバーも同時に作業し、5回吹いたところでスプレーがなくなりました。これもまた結構厚塗りだと思うのですが、ペーパーを掛けて研磨する関係上、安心の為に1本丸ごと吹きました。
先に述べた様に、ウレタンクリアは乾燥でなく硬化ですので、24時間ほどしたら大体乾くのですが、今回は大事とって1週間ほど間開けるつもりでいました。そして、ふと後頭部のDANGERステッカーを見てみると、上に来るはずの辺が斜め右下になっている。なんと向きを間違えて貼っている。これに今まで気が付かないとは! ウレタンクリア吹いた後にこれに気がつくとは! もう、認知症にでもなったのでしょうか。逆走老人になった気分になって、非常に陰鬱な気分になりました。
しかし、落ち込んでても仕方ありません。どうするか色々考えた結果、ステッカーの縁にアートナイフで切れ目を入れて、ステッカーを剥がして貼り直した上で、改めてウレタンクリアを吹く事にしました。幸いというか、24時間程度ではウレタンクリアはカチカチにならないのか、ビニールみたいな切れ味で、ステッカーも綺麗に剥がれました。
忸怩たる思いはいろいろありますが
モタってても仕方ないので、ウレタンクリア行きます
どうせペーパーで研磨するので
スプレー1本丸々吹きました
ステッカーの向きを間違えてるのに気が付き
急遽、ウレタンクリアの塗膜を切って剥がしました
クリアし終わった所には吹かなかったのですが
粉末が飛んだのか、ザラザラに
■最終段階
つい最近まで知らなかったのですが、ウレタンクリアというのは紫外線に反応し、硬化が促進するとの事。一応、塗布後24時間で実用硬度という事にはなっていますが、ウレタンクリアの下の塗膜はまだ十分乾いてない事もありますし、ウレタンクリア自体が、上でステッカーを剥がした時みたいに柔らかい場合もあるので、研磨するまで時間を置きました。
さて、十分硬化した頃合いを見計らって、研磨開始。まずは耐水ペーパーの800番を使って、表面のザラザラを落としていきます。VFX-WRは凹凸が多く、隅っこの方は磨くのが大変でした。また、度重なる厚塗りの結果、色の境目に出来た段差がウレタンクリアによっても平均化出来てないところもあり、もうじゃーないなー、という感じでした。ただ、ウレタンクリアも厚塗りしてあるお陰でで、少々ハードに擦っても下地が見える心配はありませんでした。次は2000番を掛けますが、800番の時よりは表面が慣らしてあるので楽です。2000番を掛けると、表面は指で触ってサラサラな感じになります。
ペーパー掛けが終わったら、最後はコンパウンド掛け。粗目、細目、極細と順に丁寧に掛けていくのですが、磨きが進むにつれてヘルメットはピカピカになっていくのが嬉しい。これを見る為に、ここまで頑張った様なものです。
ヘルメット本体のウレタンクリアの硬化を待つ間
先にバイザーの研磨をしました
ウレタンクリア硬化後、マスキングを全部外しました
耐水ペーパーは、まず800番を掛けて、仕上げに2000番
凹凸が多い構造なので、ペーパー掛けは大変でした
この状態から、コンパウンドを粗目、細目、極細と
順に掛けて行きます
■出来栄え
今回、デザインで一番気を使ったのは、ヘルメットの頭頂部からの見栄えでした。これは自分が参加するレースの多くが下り坂を降ってチェックポイントに降りてくる時、下から見えるのがバイザーから登頂部に掛けてであろうと考え、そこが蛍光イエローで目立つ様にするにはどうしたら良いか、というのを考えたからです。なので、タニーヘルム2ndは、上から見た図が一番気に入っております。
側面はシャークマウスを描く関係であまり懲りようが無かったのですが、正面から見た時にどう見えるかは、タニーヘルム1stが意外に地味だった事もあり、気を使いました。結果として、アリエテのゴーグルも蛍光イエローにする事で解決しました。後頭部はもうちょっと凝りたいところでしたが、デザインセンスの無さが有り有りと出てしまいました。もっとも、ここはバンドで隠れる部分なので、目を瞑った感じです。
これまで、クイックストラップを使っていたので、後頭部は丸見えだったのですが、アリエテは曇りに強いゴーグルという事もあって、今回のヘルメットはバンドを使う事を前提として、余計な物は付けない方針でした。
上から見た図
鏃の形になる様にデザインしたのですが、如何なもんでしょうか?
正面から見た図
蛍光色と黒で、遠目からの視認性が良くなってるはず
バックビューはシンプルに
アリエテのライディング・グロウズとの組み合わせ
当初から蛍光イエローのゴーグルにするつもりでした
GoProのマウントを装着
バイザー下に付けたマウントは少し浮いてますが
まぁ、取れたりしないでしょうw
2019年08月19日
これまで、ゴーグルはSWANSのラッシュアドバンスを愛用してきたのですが、先日のWEX神立戦の濃霧の中で、着けたと同時に曇って視界ゼロになってしまい、全く役に立たなかった事から、ここんとこ「曇らない」と評判のアリエテを試してみる事にしました。
■曇らないゴーグルの必要性
まず、アリエテと聞いて自分が思い出すのは、第二次大戦の北アフリカ戦線で活躍したアリエテ戦車師団なのですが、創業者のお爺さんがそのアリエテ師団の将校だったそうです。その縁なのか、イタリア軍などにも納入してるとか。もっとも、そっちのはレンズの厚みが3mmもある奴で、モトクロス用とは作りが違います。ちなみに、サバゲーでも使ってる人がいる様です(ちなみに、自分がサバゲーやってた時は、ESSのNVGという軍用ゴーグルを使ってました)
この種のゴーグルの最大の悩みは、暑かったり汗かいたりすると曇るという事で、先に述べたESS NVGゴーグルでは、小型のファンを付けて曇りに対処していました。しかし、これは電池ボックスを付けねばなりませんし、常時回してるのでなければスイッチを入れる方式にせねばなりませんし(サバゲーでは曇ったらスイッチ入れてた)、エンデューロで使うには邪魔な要素が色々あって、その手は使ってません。
そこで、これまではROKOのクイックストラップを使って、コケたり押しが入った時は、ゴーグルを外して換気する事で対処してきたのですが、冒頭に述べた様に、蒸した濃霧の中ではゴーグルを着けた途端に曇ってしまい、結局一度もゴーグルを着けないまま走る羽目になりました。しかし、実はゴーグルを外して走るのは危ない事で、前走車の跳ね上げた石が顔面にヒットしたり、ウッズで枝が顔に当たったりと、目が危ない事になるので、出来る限り外さない様、指導されています。
そこで、これまではROKOのクイックストラップを使って、コケたり押しが入った時は、ゴーグルを外して換気する事で対処してきたのですが、冒頭に述べた様に、蒸した濃霧の中ではゴーグルを着けた途端に曇ってしまい、結局一度もゴーグルを着けないまま走る羽目になりました。しかし、実はゴーグルを外して走るのは危ない事で、前走車の跳ね上げた石が顔面にヒットしたり、ウッズで枝が顔に当たったりと、目が危ない事になるので、出来る限り外さない様、指導されています。
■見た目・着け心地
性能については、プロトやBONSAI MOTOに書かれているので、そちらを参考にして貰うとして、自分は見た目の評価を。アリエテのこのゴーグルって、結構角ばった形をしています。これは結構好き嫌いが分かれるところだと思うのですが、先に述べたESSのNVGもそれなりにカクカクした見た目でしたし、自分としては角ばった見た目には違和感がありませんでした。それ以上に問題だったのは、好みの色使いのがあまり無くて、そちらが問題だったのですが、新しく作ったヘルメットが蛍光イエローを基調とする事になり、その問題も解決しました。
角ばったデザインのせいか、着けた時の視界が若干狭くて、モトクロスやってる人にはあまり評判が良くない、という声もありました。実際着けてみると、これまで使ってきたスワンズよりもゴーグルの厚みが若干太いせいか、レンズまでの距離がある様に感じましたが、自分個人としてはそれほど気になりませんでした。まぁ、この辺りは非常に個人的な感想なので、あまりアテにならんかもしれません。
このライディング・クロウズは、アジアンフィットという事で、平たい顔族向きに作ってあるらしいのですが、それでもゴーグルが結構湾曲していて、顔の中心線の辺りが浮く感じがします。その意味では、スワンズの様なべったり顔にくっつくフィット感はありません。しかし、ゴーグルが完全に顔の中心の部分が浮くとか、ゴーグルの縁がこめかみに食い込むといったほどでなく、それとなしに気になるな程度ですので、レース中にまで気になるという事はありませんでした。
SWANSのラッシュアドバンスとの比較
アリエテの方が大きく見えます
アリエテの方が大きく見えます
裏側から見ると、アリエテの方が視野が大きく見えますが
アリエテの方が厚みがあるので
実際に着けた感じでは、あまり差はありません
アリエテの方が若干厚く、また湾曲してます
なので、額の所が若干浮く感じがします
ただし、走ってる時はさほど気になりません
■レンズ
上にも書いた通り、ゴーグルの厚みが若干あるせいか、これまで使ってたゴーグルに比べると、レンズが若干遠い感じがします。そしてその分、視界が狭いと言えば狭いのですが、これも走り出したら気にならない程度です。もし、初めて使うゴーグルがアリエテの人は、おそらく「こんなもん」だと感じて気にならないでしょう。
むしろ自分がちょっと気になったのは、標準でついているレンズがダブルレンズだった事です。というのも、これもサバゲー時代の話しですが、ポールソンのタクティカルゴーグルがアンチフォグの三重レンズだったのですが、三重でも曇りますし、それどころかレンズとレンズの間に水が溜まってエライ事になって、以来あまりダブルレンズに信用を置いていません。
アリエテのダブルレンズは、やっぱりレンズが二重になってるせいか、視界がやや屈曲していて、最初これが気になりました。もっとも、例によって走り出したらそれどころでは無くなるのですが、個人的にはシングルレンズの方が信用できるかなぁ、といったところです。まぁ、これは使っていく内に評価が変わるかもしれません。
また、標準でついてくるレンズはクリアなのですが、自分は長い事スモークを使っていましたので、これはおいおい変えたいと思っています。
使った後は、毎回洗濯せよと書いてあります
■エアフラップス
アリエテは曇らない、とは言うものの、コケて起こしたり押しが入った時など、つまり停車してる状態で汗をかくと、その時は曇ると言う話しがありました。これまでですと、クイックストラップを使っていたので、ゴーグルを外せばそれで良かったのですが、エアフラップスを併用している人がいて、ゴーグルを前に出す動作が格好良かったので、自分も試してみる事にしました。
エアフラップスは、ゴーグルを前に出して顔から離し、通気させる事でゴーグルの曇りを取るのですが、実際に使ってみたところ、自分には合わないと感じました。と言うのも、少々の押しではアリエテは曇らないのですが、ゴーグルの中では結構大汗書く。ところがエアフラップスを起こしても、ゴーグルと顔の間には指が入るほどの隙間は開かず、結局ゴーグルをさらに前に出して、額のところやノーズカバー辺りに引っ掛けて、指で汗を脱ぐわねばなりませんでした。そして、ゴーグルを元の位置に戻す時、バンドが上手くエアフラップスに掛からない事があり、ごちゃごちゃしている間に、エアフラップスがマウントから外れてしまう、なんて事もありました。
結局、アリエテはちょっとやそっとの事では曇らない事、汗を拭う時はゴーグルを外さねばならない事。これを考えたら、これまで通り、クイックストラップを使った方がマシです。ちなみに、アリエテのバンドはスワンズよりも伸縮性が良くて、前に引っ張り易く、その意味ではクイックストラップでなくてもあまり不便が無い様にも感じました。
最近、値段が下がったエアフラップス
見た目はメカメカしてカッコいいです
■アリエテの洗濯
このゴーグルの説明書には、使う度に洗濯する様に書いてあります。洗濯の仕方は、レンズを外して洗濯ネットに入れて、洗濯機で洗えとの事。フレームは柔軟性があるので、少々揉みくちゃにされても大丈夫との事です。
そこでやってみたのですが、確かに大丈夫。スポンジのパッドがフレームから剥がれたり、フレームが歪んだりする様な事はない様です。それ以上に感心したのが、レンズの脱着はとてもやりやすい事。スワンズのだと、これが大変で滅多な事ではレンズは外さなかったのですが、アリエテのはそんなストレスは全くなく、何らな現地でも簡単にレンズ交換が出来そうです。
ゴーグルって、結構汗ばむものですし、出来たら洗いたいものですが、これなら毎回洗っても問題なさそうです。
洗濯ネットの代わりに
嫁さんのブラジャー洗う時に使うネットを使用
全く無問題w
2019年08月08日
どっかでは妥協はせねばならぬのでしょうが、やっぱり自分がこれから長く使う物となれば、ちょっとしたミスでも気になるものですし、そもそも「マットブラックはプラサフ要らない」と誤解してた以上は、一からやり直すより仕方ないというものです。それに、塗膜が弱ければ、GoProがマウントごと剥がれたり、という事もあるらしいので、ここは乗り掛かった船、やれる事はやっておこうと、気を取り直してやり直しました。
半乾きの所は面白い様に剥がれたのですが
かっちり乾いてる所もあって、手前の掛かる作業でした
まだあちこち点々と残っている状態
カッターナイフで丁寧に落としていきました
ロゴの部分だけマスキングしてます
(これが後で仇になる)
■下地処理
改めて塗装し直すに当たって、通気孔が深くて、どうやってマスキングするか悩んでいたのですが、マスキングテープを重ねて積層し、それを通気孔の形に切り出して、それを通気孔に嵌める事で対処しました。ティッシュでいい加減に詰めるよりは、丁寧な仕事になったと思います。下地のプライマーを乾燥させてる間に考えたのは、シャークマウスの奥歯をどうするかという事。初代のシャークマウスを見直したところ、結構大きく描いていたのですが、これはカッティングシートを切り貼りする関係でそうなったのでした。それでも違和感がない事から、デザインをし奥歯を大きくしました。
深い空気穴を塞ぐために
マスキングテープを積層して切り出しました
これだけ蓋出来てれば、中に塗料が染み込まないでしょう
フラサフは3度塗り
最初からこうしておけば良かったです
プラサフを乾燥させてる間に
シャークティースの奥歯のデザインをやり直し
大分やり易くなったはず
プライマーの次は全体にホワイトを吹いたのですが、庭に干していたところ、強風に煽られて地面に落ちてしまい、出っ張っている所に砂が付いて傷が入ってしまいました。ホワイトはまだ途中であった事と、プライマーの方まで削れた訳ではないので、耐水ペーパーで修正して、ホワイトを本吹きしてリカバーしました。
VFX-WRは凹凸が多くて
ヘルメットをひっくり返さないと
下向きの影になってる部分に吹き残しが出ます
プラサフの次はホワイト
今度は艶ありのを使いました
ところが、強風に煽られて地面に落下
地面に着地した所が傷だらけ
凹む気分を奮い立たせて、リペアし
ホワイトを吹ききりました
■サメの口と目の塗装
ホワイトが乾燥した後、まずはサメの口と目の塗装。下地が白なのでマスキングテープに鉛筆を使っても見え易く、出来るだけ左右の位置が対象になる様に注意して下書きしました。一旦やっているので手馴れたのか、あまり戸惑う事もなく、またサメの奥歯も大きくしたので切り出し易くなっていました。
下地が白になった事で
マスキングテープに鉛筆で下書きしても、
見え易くなりました
まずは赤の部分から
この赤のスプレーは
前のタニーヘルムの時に使った残りです
続いて黒の部分
■帽体全体の塗装
サメの口と目を描いた後は、今度は黒の部分の塗装。基本的に塗装は明るい色からやっていくものなのですが、今回使ったアサヒペンの蛍光色はなんとつや消しで、先に塗装すると汚れが付いてしまう事が分かったので、あえて後回しにしました。ちなみに、黒は白と同じ艶ありを使いましたので、黒の乾燥後、先に口と目の手直しをやりました。実はこの手直しがちまちまと大変で、またマスキングテープを繰り返し使うと、いくら艶ありの塗面と言えども汚れてくるので、コピー紙を切り貼りしてマスキングする、それなりに大変な作業です。
後で蛍光色が入る部分をマスキング
頭頂部のデザインはアッサリしてるものの
ちょっとお気に入り
アサヒペンのこのスプレーはいい感じに色が乗ります
この手の失敗が多くて、ガックリ→再起の繰り返し
細かい所の修正
マスキングテープの節約と、テープの跡を出来るだけ残さないため
関係ない所はコピー紙でカバーしています
プラサフで穴埋めしたと、ホワイトを忘れて赤を塗ってしまいました
ロゴを活かしたくてマスキングしたんですが
塗膜の地色が出てしまいました
修正箇所が分厚くなって、段になったり
キリがありません
キリがないので程々で諦めました
500m離れたら分からんでしょう
2019年07月22日
今から3年前に、「自分らしさを出そう」と言うことでシャークティースを自家塗装したのですが、問題は50メートルも離れると、どこに居るか分からん様になるほど遠方からの視認性が悪い、と言う事。これは撮影してる嫁さんから言われた事で、被って走ってる自分ではあまり気がつかない事でした。一応は目立つ様に、ウェアは赤、プロテクターは白にしているのですが、それでも100人も走ってると、体型以外では見分けるのた大変とのことでした。
新型のSHOEI VFX-WR
VFXは代を重ねるごとに、エッヂの立ったデザインになっています
VFXは代を重ねるごとに、エッヂの立ったデザインになっています
■蛍光色をメインに
では、何色だったら目立つのかと聞いてみたところ、蛍光イエローとの事。自分のオフロードでのパーソナルカラーは黒白赤なのですが、蛍光イエローは全然自分らしくありません。しかし、目立たず接近してるのを見落として、撮影し損ねると言うのでは、せっかく嫁さんをレースに動員する意味もない事で、ここは撮影する人の意向を汲んで、新しく蛍光イエローを基準としたヘルメットを作る事にしました。
蛍光イエローを基準とするにしても、シャークティースは外せないので、サメの口をメインに据えたデザインを考える事にしました。ところで、3年前に作ったイラレのデータがどっか行ってしまい、レポート用に撮った写真しか残っておらず、それを下絵に改めてシャークティースをトレースする必要がありました。まぁ、これがなければ、現物に合わせてデザインも出来ないと言う訳です。
蛍光イエロー1色にすると言うのは、最初から案としてなかったのですが、他の色と組み合わせるとしたら、どうしたら良いか。赤とかオレンジなどを組み合わせることも考えたのですが、大して目立たない上にロリポップな感じになってしまい、いよいよ自分らしくない。結局、ヘルメットの下地の黒を組み合わせた黒黄色をベースに、蛍光グリーンを当ててデザインする事になりました。
まずは型紙を貼り付けて、どんな感じになるか見ます
ゴーグルのバンドがくる後頭部は
当初は凝ったデザインを考えていました
■プラサフなしでスタート
前回は、クリア仕上げのブラックのヘルメットを、下地が出るまでペーパーで研いでプライマーで下地処理をしたのですが、「マットブラック使えば、そんな手間要らなかったのに」と言うご意見を後から頂きました。まぁ考えてみればそうで、今回はマットブラックのVFX-WRを手に入れて作業に取り掛かりました。
まずは、黒を残す所をマスキングします。VFX-Wに比べると、格段に凹凸が増えて難しい形をしているので、マスキングがかなり大変です。何が大変と言ってもシャークティースの部分で、型紙をヘルメットの凹凸に丁寧に合わせて下書きしました。ちなみに、ヘルメットが黒いせいか、黄色のマスキングテープを使っても鉛筆書きだと線が非常に見えにくく、赤鉛筆を使って下書きしました。また前作ではサメの口の位置が左右でずれてたので、今回はそれも気をつけて出来るだけ左右揃えて描く様にしました。
プラサフは必要ないと思っていたので
黒を残す部分をマスキングしています
下地が黒で鉛筆の線が見えにくいので、赤鉛筆を使ってます
色の乗る部分の切り出しができました
バイザーのデザインもシンプルですが
ヘルメット本体から継続するカラーリングになります
マスキング&カットが済んだら、今度は下地のホワイトの塗装。アサヒペンの蛍光夜光塗料用下塗りスプレーというのがあったので、これを使いました。ヘルメット本体とバイザー、ノーズカバーで、100mlを丁度2本使いきりました。普通のスプレーに比べると、ちょっとぼってりした感じ。この時点ではあまり何も考えず、パパッと吹いて乾燥させました。
さて、1日置いて、今度はサメの口の舌と目の赤い部分の塗装。改めてシャークティースの型紙を当てて下絵を描き、アートナイフで切り出したのですが、ここでちょっと問題が発生。ほんの僅かですが、あアートナイフを当てたところから、ホワイトが剥がれた所が出ました。厚塗りした部分はまだ十分乾いてなかったのか、食いつきが弱かった様です。というか、マットブラック、本当に下処理なしで使えるのか、後になってバリバリと塗面が剥がれて来ないか、ちょっと心配になりましたが、心配してても仕方ないので、パパッと赤をスプレーしました。(このスプレーは3年前の残り)
アサヒペンの蛍光色下地用ホワイトを吹きます
が、これが粒子の荒いボッテリした塗料で
しかも艶消しで汚れ易く、あまり良くありません
バイザーとノーズカバーもホワイトを施します
ホワイトが乾いてから、まず口のマスキング
ところが、切り口から細かいところが剥がれてしまい
下の黒が見えてしまいました
少々の所は目を瞑り、口の縁と舌、目の虹彩の赤を塗装
■人生初の蛍光色塗装
続いて、メインの蛍光イエローの塗装。蛍光色を塗装するのは生まれて初めての事なのですが、いくつか分かった事は、
- ムラが出易く、下地がなかなか消えてくれない
- その為、厚塗りをしてしまう
- ところが、厚塗りをすると乾燥する時に塗膜が収縮する
- 厚塗りのせいか、乾きが遅い
と言う事でした。つまり、下地をしっかり作って、薄く吹いて、乾燥してからまた吹いて、と言うのを繰り返しやらないといけないと言う事です。そしてもっと驚いたのが、蛍光色のくせに艶消しだった事です。その為、マスキングの下書きの赤鉛筆や手垢がイエローの所に移ってしまい、またその上から吹かねばならない、と言う事がままありました。
イエロー以上に手こずったのがグリーンで、イエローより濃い色の筈なのにイエロー以上に下地が透けて、全く色が乗ってくれない。イエロー以上に厚塗りせねばならず、さらにはイエローよりも収縮が激ししく、どうにも使い勝手の悪い塗料でした。
イエロー以上に手こずったのがグリーンで、イエローより濃い色の筈なのにイエロー以上に下地が透けて、全く色が乗ってくれない。イエロー以上に厚塗りせねばならず、さらにはイエローよりも収縮が激ししく、どうにも使い勝手の悪い塗料でした。
次に赤の部分をマスキングして
メインの蛍光イエローを塗装
この時、蛍光スプレーが艶消しである事に気がつきました
ゴーグルのバンドの部分は
あまり複雑なデザインに出来ない事が分かったのですが
さりとて、良いデザインが出来もしませんでした
ノーズカバーは蛍光イエローのがあるのですが
塗り分けしたかったので、敢えて塗装しました
蛍光グリーンは、イエローに比べるとムラが出易く
かつ重ね塗りしても下地がなかなか消えません
非常に分厚い塗り方をしないと、下地が消えません
■塗膜を剥がす
こうしておおよその塗装が終わったのですが、とにかく端っこという端っこの塗装がペロペロめくれる。特に困ったのが、ゴーグルのバンドの部分で、これでもかと厚塗りしたせいで、表面は乾いてても中は半乾きで、マスキングを外すと端っこがベロっと剥がれてしまう。そして塗面の厚さが、リカバーするとかしないとかいうレベルの段差でない。ついでに言うなら、デザインも今ひとつ幼稚くさい。
そこで思い切って、バンドの部分の塗膜を剥いで、一からやり直す事にしました。幸いと言うか、中は生乾きなので剥がすのにはそれほど手間が掛からず、くっ付いている所はカッターナイフで丁寧に剥がして、下地をむき出しにしました。
全体のマスキングを外した所
今回はこんな感じのカラーリングになります
遠方からの視認性は抜群だそうです
遠方からの視認性は抜群だそうです
撮影者(嫁さん)が遠方から一番見る角度は頭頂部だと思うのですが
矢尻状のデザインで、非常に分かりやすいとのこと
ところが、あちこち端っこの塗膜がめくれてしまってます
ここに至っては、修正でどうにかなる被害ではありません
仕方なく、カッターナイフを使って塗膜を落としました
■結局、やり直し
思った以上にキレイに剥ぐ事が出来たので、気を取り直してちょっと寂しかった頭頂部にグリーンを入れる様のマスキングも行い、改めてホワイトを施しました。丁度アサヒペンの艶消しの蛍光色下地用ホワイトが切れたので、同じアサヒペンでも普通の艶ありのスプレーを使いました。その方が汚れが付きにくいからです。
続いて、サメの口の奥歯の欠けた部分の修正に取り掛かったのですが、これが大苦戦でした。と言うのも、マスキングしてスプレーしても、マスキングを外すと塗膜もめくれるし、違うとこがめくれたりもするし、筆塗りしてもムラだらけでキレイに塗れないし、どうにもこうにも気に入らない。そこでようやく、「マットブラックを使う理由は、クリアを落とす手間が要らないと言うだけで、ちゃんとフラサフ吹いて下地処理をしなければならないんだ」と言う事に気が付きました。
続いて、サメの口の奥歯の欠けた部分の修正に取り掛かったのですが、これが大苦戦でした。と言うのも、マスキングしてスプレーしても、マスキングを外すと塗膜もめくれるし、違うとこがめくれたりもするし、筆塗りしてもムラだらけでキレイに塗れないし、どうにもこうにも気に入らない。そこでようやく、「マットブラックを使う理由は、クリアを落とす手間が要らないと言うだけで、ちゃんとフラサフ吹いて下地処理をしなければならないんだ」と言う事に気が付きました。
おそらく、これ以上頑張っても、絶対キレイな仕上がりにはならないどころか、強度的にも問題を抱える事になりそうです。そこで、非常に手間ではあるけど、一旦全部塗膜を剥いで、一からやり直す事に決心しました。
矢尻の後ろが寂しかったので、矢が飛んでる感じにしました
艶ありの方が汚れが付きにくいです
艶消しは手垢でも汚れます
修正した尻からめくれたりしました
ここで一旦心が折れてしまいました
上手い事行ったバイザーとノーズカバーは
先行してクリアーで塗膜を固定
取ろうとしたら、傷になってしまいました(怒)