前回、"第二の加重講習"とも言える「腕の使い方」を習った訳ですが、結構キモになるテーマだと感じましたので、重ねて習う事にしました。自分なりには結構出来てるつもりでも、あくまで「つもり」だけだったりする事も多いからです。
■まずはおさらい
基本的に習う事は前回と同じなので、バイクの上で軽くフォームチェックをして貰って、南コースへ。前回習った腕の使い方を思い出しながら、ウォーミングアップしました。直線で加速、そして減速、その時に腕を使って減速Gでハンドルを斜め下45度に押す様な感じ。押すというか、加重するというか、下からくる反発を抑えるというか。上から押す力と下から反発する力が釣り合い取れたところが、コーナーの立ち上がりで、そこでアクセルオン、大加速に移る、という感覚でした。
ジャンプもコーナーリングと同じで、直線の加速から減速に移り、減速の姿勢のままジャンプに進入して、フロントタイヤが斜面に当たって、ハンドルがせり上がってくるのに合わせてアクセルをオンにし、タンクキャップが斜面の頂上を超えた辺りでオフ。その時、下半身は減速姿勢、上半身は加速姿勢で肘を固めて、ハンドルを吊る様な格好で踏み切る。そうする事で、前後のバランスの幅を広くとって、安定的に飛び、着地できます。
ただ、これがキッチリと出来ているのは、手前の小さい2つのコブだけで、帰りの大き目のコブは、相変わらずバランスの幅が狭かったり、大きく飛ぼうとするバランス崩したりで、5回に1回くらいしか安定的に飛べません。怖いので必然的にあまり飛べず、ナメて通過する事が多かったです。
広島スクールから生徒さんも
腕使える整体受けてました
還りのジャンプが結構あやしい挙動になっています
■前に掛けすぎない
続いて初級コースへ。ここは還りの直線からコーナーに入る所がジャンプ級の斜面になっていて、ここで極大に減速して「腕を使う」感覚を養うには、最適のコースです。そして往きの3つの連続したコブも、加速と減速が短切に連続していて、減速の姿勢でコブを通過する事で、ジャンプの挙動や姿勢を練習できます。
コースインして、還りの直線で加速して、コーナーの手前の斜面で急減速した時、リアがバタバタと暴れる感じがしました。サイドスタンドが暴れてるのかと思ったのですが、先生に止められて、「もっとしっかり腰を引いて減速姿勢を取る」とアドバイスがありました。曰く、前に加重が掛かりすぎて、後ろが浮いてしまってるとの事。腕を使うのに意識が行き過ぎて、後ろを抑える意識が弱かったみたいです。
そこで、しっかり減速の姿勢を取りつつ、斜面に進入してみました。すると、リアはバタバタと暴れる事なく、ススっと加重が掛かり、リアタイヤの接地感が高まりました。腕を使うというのは、突っ立って乗って下半身に体重心がある低体重心な乗り方から、四つ足の前傾くの字で乗る要領を明確にする為で、体重は前後に50対50で乗るのが理想ですが、腕に意識が行き過ぎて、70対30くらいになってた様です。
一つ目のコブは加速がついてて結構怖かったのですが
腕つかって加重して、強烈な減速を入れれる様になった事で
突っ込んでいける様になりました
■初級のコブの通過でジャンプの姿勢を確認
初級コースの3連コブを減速の姿勢で通過している内に、ある事に気が付きました。というのは、これまでは、コブを通過する時に、コブの頂上は自分の腹の下、というか股間の前くらいに感じていたのですが、今は胸から鳩尾の下くらいに感じてる、という事でした。
これは、姿勢の違いからくる変化だと思います。これまでは突っ立って乗っていたから、頂上が体の真下にあったのに対して、今は四つ這いで乗っていて、かつ減速姿勢をしているから、胸の下に来る格好になったのだと思いま。そして、これこそが、ジャンプを踏み切る時の姿勢、感覚なのだと、体感できました。
その感覚を覚えつつ、中級コースも走りました。往きの直線で全力で加速し、行き足を殺し切らない様に減速してコーナーの奥まで突っ込み、立ち上がりで押さえた車体が浮き上がってくるのに合わせて、アクセルオン。一つ目のコブはやや加速ジャンプ気味ですが、二つ目のコブは明確に減速姿勢で進入し、少し車速が高いと感じたらフロントブレーキを少し当て、斜面で短切にアクセルをオンオフして、肘をキープしたまま踏み切る。すると、安定して飛べて、安全にスッと着地する様になりました。
かつては、ジャンプを大きく飛ぶというのは、蛮勇を鼓舞して、という感じでしたが、そうじゃなくて安全に飛ぶ要領、コツってもんがあるのですね。加速も同じで、きっちり減速ができる、つまり腕が使えてれば、自信もって大加速を入れられる訳です。
この時、ジャンプを飛ぶ時の挙動や姿勢が呑み込めて
安定的に飛ぶ様に心がけていました
■腕を使うからこそ
仕上げにチャンピオンコースを走りました。しかも、今回はフルコースです。といっても、やる事は、習った事をそのまま純朴に続けるのみです。まぁ、地面がズルズルぐちゃぐちゃだったら、また話しは別かもしれませんが、いい感じのドライなので、好き放題走れるという訳です。
今回、個人的にポイントになったのは、初級コースの脇の長めの下り坂。ここは4速に上げてサーっと降りていくのですが、以前はダラダラと惰性で下っていた感じでしたが(4速なのでエンブレも少ない)、今は減速加速を繰り返しているという事。下り坂で加速を入れるというのは、これまでにあまりなかった事です。
実は前回のモチュールカップの時も、下りで使った桑畑コースを所々加速を入れていたのですが、下りなだけに、腕に掛かる加重の感じがよくつかめて、必要に応じて随時減速を入れれる自信があったからこそ、自然に加速も入れる様になっていました。要するに、しっかり減速できるというのは、加速も入れらる事なのです。
また、腕をちゃんと使った乗り方をすると、楽に乗れるという事も分かってきました。正確には、「体力的には疲れるけど、ライディング的にはあまり疲れない」という感じです。つまり、昔みたいな必死さがない。今のところ、安全と安心を担保して走ってますが、慣れたらもっとイケるんじゃないか、という感じでした。
これは中級コースだけど
チャンピオンコースでも同じ様な走りをしてました
コツがつかめて、もっと行けそうな予感です
■南コースのジャンプ
今回は車中泊して、翌日、一人で(本当に一人だった。連休最後の日だったのに)居残り補習。どうにもこうにも、南コースの還りのジャンプが苦手で、なんとか克服する為でした。
何度か走ってみましたが、このジャンプだけは、どうしても減速の姿勢が中途半端で、バランスが取りづらく、大きく飛ぼうとするとフロントがぶれて車体が斜めになって、着地が危ういです。確かに、大きなアールを描いたコースなので、コーナーリングフォームが残った状態で飛んでるのかもしれませんが、なんか他のジャンプとは勝手が違うのです。
そこで、じっくり奥のコーナーからジャンプまでの、先輩方がつけたラインを見てみると、ジャンプの手前にブレーキギャップがあるのを見つけました。自分はどっちかというと、そこで再加速してジャンプに進入してたのですが、むしろ、そこから減速姿勢で入ったらどうなるか。試してみたところ、十分に減速姿勢を取れて、安定して飛ぶことが出来ました。
察するに、これまではコーナーの立ち上がりのアールを緩加速して、ブレーキギャップのところで減速して向きを変えて、再加速してた訳です。これまでの加速のままジャンプするならそれでも良かったのでしょうが、減速で入ると言われたもんだから、減速姿勢が間に合わず、減速だか加速だか解からん姿勢で飛んでた様です。
この話しを先生に確認したところ、「今の路面なら、自分ならイン側から行く」との事。曰く、アウト側が荒れてきてるので、イン側の方が荒れてなくて加速しやすいから、との事。そのままジャンプに進入したら、斜面を斜めに跨ぐ格好になって危ないんじゃないか、と思ったのですが、「大きく飛ばなければいいじゃないか」との事でした。
そこでイン側からもアプローチしてみました。アウト側より加速の距離が短くなるだけで、基本的には同じです。ジャンプも大きく飛ばなければ、コースアウトする心配もありませんでした。むしろ、腕を使える様になったことで、加重を感じつつ任意のラインを選べる様になりました。先生曰く、ラインを変えるのは、「加速し易い、また減速し易い路面を選ぶため」との事でした。
加速減速のイメージの持ち方を改めた上で
応用を試してみました
自分なりに習った事を解説してます




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