9月のモチュールカップ以降、土日は大体天気が悪かったり、モチベが下がってたりで、全然バイクに乗れませんでした。まぁ、乗り換えまで根詰めて乗ってましたので、無事に乗り換えが済んだ途端に、中弛みになってしまったのかもしれません。
その間にも、市貝や広島のスクールでは、新しい、しかも画期的なテーマが出来たみたいでした。先生のコメントを読んだり、生徒さんの動画を見ても、体感的には理解できなかったので、自分も久々にバイク乗りがてら、スクールを受講しました。
■腕は使ってるか?
今回のテーマは、「腕はちゃんと使えているのか?」という事。つまり、使えてないという事です。どうしてそうなるかと言えば、低体重心で乗っていたからで、低体重心で乗るという事は、バイクの上に突っ立って乗ってるだけなので、腕や手はハンドルバーに添えてるだけで、押しても抑えてもいない、という事です。
去年の1月に加重講習を受けて、低体重心な乗り方から脱却したつもりでいましたが、これまで長らく低体重心で乗ってたものだから、その感覚はなかなか抜けていない。実際問題、クロトレやRM-ZからGASGAS EC250Fの乗り換えた途端、フロントの抑えが効かなくなった感じで、ジャンプなど毎回フロントがよれて着地が斜めになって危ないくらいです。
じゃぁ、具体的にはどうするのか、という事ですが、例によって、まずバイクに乗って、前傾くの字のフォームを取って、先生に後ろから押して貰います。この時、ちゃんと減速姿勢を取って、腕を曲げずに突っ張る事。突っ立ってたのでは、斜め前45度下にフロントを押す事は出来ません。まぁ、肝の部分はこれだけです。他にもありますが、書いたものを読んだだけでは、理解できないので、この程度に留めておきます。
■オンとオフの使い分け
では、南コースで走行。フォームチェックでは少々理解しにくいのですが、実際にバイクに乗ってみて、「四つ足」で乗るとフロントに加重を掛けるというのが少し分かってきます。まず重要なのは、減速の際に、ちゃんとフロントを「押してる」感じがするかどうか。まずは直線で思いっきり加速して減速する、というのを繰り返しました。ちゃんとフォームが取れていれば、直ぐにフロントに加重がかかるのが理解できます。
次に加速。加速の際は、肘を曲げて前傾を深くして加速に遅れない様にするのは、これまで習った通りですが、「腕を使う」事で加速中も斜め前45度に加重を掛けている感じがします。今まではどっちかというと、「添えてる」感じの方が強く、「押してる」感じはあまりありませんでした。下手をすると、置いて行かれない様にハンドルにぶら下がった感じになったりとか。この点は大きな違いに感じました。
ジャンプの踏切りの際は、減速の姿勢で法面に進入し、フロントが上がってきたところでアクセルオン、つまり肘は折っていて、斜面の頂上を超えた時にオフにしても肘を伸ばさない、という風にならってきましたが、腕を使わずフロントに加重をかける意識がない時は、オフにした途端に腕が伸びて、そのまま落下、という感じでした。
オフにした瞬間は、肘を曲げた状態で踏み切る事で、いきなりフロントが下がらず、むしろ手でハンドルバーを吊り下げた格好を感じ、かつ膝や腰も前に行かず減速の姿勢をキープした状態で、ポーンと飛んで着地する、という感じになってきました。
要するに、オンとオフで腕の形は変わるものの、加重をかけ続ける事は変わりがない、という事です。
先生の解説にもある様に
腕も使う事でフロントにも加重が掛かり
これまで体に掛かってた負担が半分になった感じがしました
■バランスの幅を広くとる
ところが、南コースの往きの小さいコブ2つは綺麗に飛べても、還りの大きなコブでは、思い切って飛ぼうとするとフロントがよれて車体が斜めになり、着地が危うい感じになってきました。EC250Fを卸した時、それで着地の時に弾かれてプチ暴走をかました事もあり、ジャンプを飛ぶのに慎重になりました。
しかし、そこで思いついたのが、ジャンプの踏切りの際、膝や腰が前に行ってないか、という事。正しくは、膝や腰は減速姿勢のまま、斜面にフロントが乗り上げてせり上がり、肘を曲げて上半身は加速姿勢になって、オフで肘を伸ばさず踏み切るのですが、その時に、体全体が前に行ってしまうと、バランスの幅が狭くなって、結果、フロントの抑えも聞かなくなって、よれてしまうのではないか。
そこで、意図してこれまでよりも腰を引いて、必然的に前傾を深くして、踏み切ってみました。すると、フロントがよれる感じがなくなり、車体もまっすぐに斜面を踏み切り、スッと着地しました。腰を引き前傾を深くした姿勢で踏み切るのは、感覚的に違和感があるのですが、これが低体重心のバネ下加重と、高体重心のバネ上加重の違いなんだろうな、と感じる事が出来ました。
初級コースでは
3つのコブと、手前のコーナーの斜面で
フロントがせり上がり、加重がかかるのを体感しています
■奥まで突っ込む
お昼を挟んで、今度は初級中級コースへ。まずは初級コース。例によって、コブの通過です。減速で進入し、フロントが斜面に当たった時に、せり上がりと同時にグッとフロントを押さえる感覚を感じる様にします。これまでとの決定的な違いは、これまでは斜面がせり上がるのに合わせて腕を屈伸させてた感じですが、今回は肘は曲げてもフロントを「押している」という事。そして「押す」為には、膝は曲げちゃダメですし、前傾も深くなければ、押せないのです。
その感じが掴めてから、軽く飛んでみました。初級コースは、3つのコブが短い間隔で連続しているのですが、加速→減速→踏切→着地→再加速、と連続して行う事で、適格にそれぞれの動作やフォームができているか、確かめながら走行します。今回は特に踏み切りの動作や姿勢に注意し、姿勢が前にいかない様にしました。
続いて中級コース。こちらでは「コーナーの奥まで突っ込む」というのを練習しました。どういう事かというと、これまでは直線の加速からコーナーに進入する際、コーナーの入口までで減速してコーナーを曲がれる速度まで落としていたのを、コーナーの中ほどまで車速が落ちすぎない様に減速して、奥でブレーキングして向きを変え、加速する。この際にも腕を使ってフロントに加重を掛けるのですが、むしろ加重をかけないと、奥まで突っ込む「感覚」がつかめません。
感覚的には、フロントにかかる加重の具合で、直線からコーナーへの減速の具合を計ったり、コーナーリングフォームを確かめたり、という感じでした。仮に、曲がれ切れなさそうな時はもっと減速すれば良いし、奥まで行ききれない、もしくはコーナーの出口まで距離がある、という時は、アクセルを開け足せば良い訳です。
これまでは、腕を使わずフロントに加重もかかってないので、こうした調整そのものが出来てない。だから直線の安全圏内で十分減速する必要があった。ある意味、行き足を殺してる訳ですから、その分タイムロスになるという事です。今回、腕を使える様になった事で、減速するタイミングが2車身ほど奥になった様に感じました。
腕を使ってなかった時は
直線の安全圏内で十分に減速する必要がありましたが
腕を使って加重を感じる事で
むしろ奥まで突っ込める行き足が残る調整をする様になりました
■放っておいても攻めた走りになる
最後にチャンピオンコースのショートカットで実走行。早く走るという事より、フォームをきっちりとって、腕をしっかり使って、加重を掛けながら走る事に専念しました。減速の時は腕を突っ張り、加速の時は曲げた肘を固定して、ただこれだけなのですが、加重をかける意識の有無は、走りに大きな違いを与えてる様に感じました。
感覚的に、減速でフロントに加重がかかると、次は加速といった風に、突っ張った腕に加重を感じたのが、次の加速のスイッチになるという様な感じでした。また、ジャンプの踏切りの時、アクセルオフで肘を伸ばさず曲げた状態で踏み切ると、自動的に下半身も半伸ばしで固定される様な、そんな感じがしました。
最後に南EDコースも走ってみましたが、こちらはもっと効果絶大でした。チャンピオンコースよりも狭い範囲で、直線、ジャンプ、コーナー、上り下り、ギャップと連続するので、加速減速の変化が機敏だからです。ここでは、ガンガンに加重をかけまくり、さらに加重がかかる様に加速も入れまくり、これまでにない「攻めた」走りになりました。というか、攻めた走りというのは、こういう事なんだと初めて感じました。
特筆すべきは、減速や下りだけでなく、加速や上りでも加重を感じていた事。むしろ、フロントを抑えているからこそ、アクセル開けても体が遅れないし、着座していても前後に半々ずつ加重してるのが体感できました。
段々と減速時にフロントに加重がかかる
感覚が楽しくなってきました
結構遅い時間まで走ってて、日が暮れました
翌日は雨との事で、撤収
確かに、手応えのある一日でした
■翌日
腕を使ってフロントにも加重するというのは、体重を前に50、後ろにも50と分散して加重する事です。これは体感的には、体重が半分くらいになった様な感じで、これまでの乗り方に比べると、非常に楽に感じました。また、コースも今までより距離が短くなったんじゃないか、という風に感じました。
走ってる時は楽に感じたのですが、翌日、腕、肩、背中が猛烈な筋肉痛になりました。本当は泊まって翌日も走るつもりをしていたのですが、雨の予報だったので帰宅したのですが、とても走れる様な状態でなく、後片付けもせず一日寝てました。
ここまで筋肉痛になるというのは、それだけ、今まで如何に腕を使ってなかったかという証左であろうと思います。
こんな事なら、クエン酸飲んでおくんだった






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