離れの倉庫に棚を増設しようしようと前から思っていたのですが、やるとなったらそれなりに大がかりな作業になりますし、お金もそれなりに掛かるという事で、なかなか手が出ませんでした。ところが、愛用してるガエルネ SG-10のT‐REXソールが剝がれてきたので、MTXRさんに修繕に出し、帰ってくるまでに週末を2回過ごすという事が分かったので、バイク乗れない間に棚を作ってしまう事にしました。
■要求
倉庫には、既に200系ハイエースに乗り換えた時に作って、結局使わなかった棚がすでに入っているのですが、この棚はもっぱらケミカル類の在庫に使っていて、大物である、バックルコンテナ、ハイエースの鉄ホイール、バイクの純正部品、工具類の空き箱等々は、倉庫の奥に積み重ねている状態です。それをどうにかしたいと前から考えていたのです。
もっとも、倉庫の奥の壁全体に棚を設えるのは、予算上も工作上も荷が勝ちる。軍装品やアウトドアグッズや飯盒関係を収めているコンテナボックスは、既に4段くらい積んでいて、これはこれで纏まっているので、この部分は棚にしないとして、その他のものが収まるサイズの棚にする事にしました。
一番重要なのは、ハイエースの鉄ホイールで、これはぶっちゃけ現時点では使う予定がないのですが、捨てるのもなんだしな、という事でとってあります。今度作る棚は結構大きなものになるので、重心が高く、ぐらぐらする可能性もあるので、この鉄ホイールを一番下に入れて、重石替わりにする事にしました。まぁ、後々、スタッドレスタイヤとか使う様になったら、タイヤはかせた状態では棚に収まらなくなるのですが、その時はその時でまた考えればいいや、という事にしました。
■設計
棚は、ハイエース用に作った棚と同じ構造にする事にしました。具体的には、1×4材を組み合わせる造りです。1×4材の6fは1820cmですので、高さ1.8メートル、幅0.9メートル、奥行き0.45メートルのサイズの棚にする事にしました。棚数は4段で、上にも物を乗せれる様に、余裕をもって作ります。
上にも書いた通り、ハイエースの鉄ホイールは重石代わりにするので、棚の一番下にも底板を当てて、その上に鉄ホイールを乗せる事にしました。そこから上の段は、75サイズのコンテナボックスが余裕で入る高さにしました。
具体的な造りは、棚の奥行のサイズにカットした1×1材(1/4にカットすると、約0.45メートルになる)を棚の高さに合わせて、側面にあたる1×4材にねじ止めしていき、1×1材を桁にしてそこに棚板を乗せて、側面の板とねじ止めしていくやり方にしました。
モノがでかいので、リビングで作業
微妙に歪んでるので、調整できる様に組みました
■工作
調達した部材は、1×4材6fが18本(内、10本は半分にカット)、1×1材6fが3本(全部1/4にカット)、そして皿ねじは200本以上と、なかなかの量になりました。材料費は、カット代含めて約8000円。出来合いの棚を買うほどの値段ですが、自分で好きな様に作れるのと、DIYする楽しみがプレイスレスです。
これまでにも何度も棚を含め工作をやってきたのですが、ネジの打ち込み方や、棚作るに適したネジなど、ちゃんと調べず適当にやってきました。そこで今回は、ちゃんとYouTubeなどで木工の動画を見て勉強し、ネジはコーススレッドの半ネジのもので、かつ割れの心配が少ないスリムタイプを選びました。
まず、側面になる1×4材に桁になる1×1材を取り付けます。まず、1×4材を4本並べます。仮に左から1〜4とします。地面にあたる辺を揃えてから、1×1材をあてがい、1と4の1×4材からねじ止めします。そして、棚の間隔に合わせて1×1材をねじ止めしていくのですが、この際、注意すべきは、製材されていても歪んだり曲がったりはしていますので、いきなりネジ止めするのでなく、まず、1×4の1にだけ1×1材をねじ止め(しかも、ねじ1本だけ)し、一番上の1×1材を4の1×4材に連結すれば、あとで歪みでズレて困る、という事を防止できます。ここまで来たら、1×4材の2と3を、底と天の1×1材にねじ止めし、あとは、先にドリルで下穴をあけて、一斉にねじ止めしていくだけです。
次は棚板ですが、底になる部分は、予め4本の1×4材を1×1材で連結し、それを側面にねじ止めし、かつ天の部分の棚板もねじ止めします。立てたままでは出来ないので、寝かした状態でやりました。かろうじて箱型が出来てから、ゆっくりと起こします。あとは棚板を1×1材の桁に合わせてねじ止めしていくだけです。どうしても歪みはあるので、少々のところは力で合わせてねじ止めしていきます。
出来てみれば、結構でかいのが出来ました
しかもかなり重たい
■運搬・設置
さて、出来上がったのですが、結構でかいサイズです。高さ1.8m×幅0.9m×奥行0.45mです。大きさは事前に分かっていたのですが、重さはあまり想像していなくて、一人で運搬するのは実質無理でした。それもあって、当初はパーツをある程度組んで、倉庫内に持ち込んで、ボトルシップみたいに中で組み立てる事も考えたのですが、倉庫内では狭くて、そんな事は到底できませんでした。
そこで、翌日になって、嫁はんに手伝わせて、運び出す事にしました。まず棚を横にして、えっちらおっちらと玄関から運び出し、駐車場から迂回して、裏の畑を突っ切って、そろそろと倉庫に運び入れました。
倉庫の中は予め物を出しておかないと、棚を入れる事も移動させる事も出来ないくらい、混雑してましたが、棚が入った事で、収まるべきところに物が納まり、すっきりしました。棚自体に自重がある事に加えて、一番下の段にハイエースの鉄ホイールが入った事で、少々の揺れでは倒れなさそうです。
これ、一人だと、そうとう筋力ないと運べません
実にスマートに収まりました
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