今年から、BTC市貝の年会員になって、レースもモチュールカップ以外には参加するのを辞めてしまいました。経済的な理由もありますが、モチュールカップでA2クラスにさえ上がれない実力では、どんなレース出ても物見遊山以上の意味がないからです。
とはいえ、今年はどうにも、チャンピオンは狙えないっぽいのですが、それでも皆勤賞目指して頑張ります
到着した時刻は、一日で一番暑い時間帯ってのもあるのですが
バイク降ろすだけで大汗です
■久々の乗車
しかし、こうも暑いと、なかなかバイク乗る気になれないものです。いくら工場扇をガン回ししても、暑いものは暑いですし、そもそもウェアにお着換えする時に、汗でアンダーアーマーや靴下が肌に貼り付いて着替えにくい。そうなんです、この時期は、着替える事自体が結構難儀なのです。
そんな訳で、前回のモチュールカップのあと、少しだけ河川敷で走っただけで、あとは帰省だの台風だの痛風だので、休みが潰れてしまい、8月中はほぼバイクに乗らずに過ごしていました。
いつもの様に、前日1400時前にベストテクコース市貝に到着。すでにコースは出来ているみたいで、先着した先輩が試走していました。午後2時といえば、一番暑い時間ではありますが、ちゃちゃーっと試走して早めに温泉行った方がいいと、そそくさと準備。早速コースインしました。
まずは、2速でゆっくりとコース全体流していきます。台風等の影響で、ここもそれなりに雨が降ったはずですが、コースのほとんどはドライで、ほんの少し水たまりがある程度。それよりも結構草が生い茂っていたのか、刈られた草が横倒しになってる箇所が多くありました。
1周走っただけで、もう結構な大汗で、走るの嫌なっちゃったんですが、そうも言うておれんので、十分クールダウンしてから、第2走。今度は少し気合い入れて、車速を上げて走ってみました。徐々にライディングの勘が戻ってきて、習った事がオートマチックに出来る感じ。見た目苦手な丸太越えも、案外、ポンポンポンと出来てしまいました。
ところが、乗ってる最中から、段々なんか吐きそうな感じ。明確に吐くって感じでないのだけど、なんとなく気持ち悪い。そうか、炭酸水飲んで、揺すられて胃が膨れたのかな、とか思ってましたが、やっぱり暑い季節は頑張りが利かないっぽいです。
そんな訳で、3周走ったら、ご馳走様になって、バイク洗って、スリーピングマット用意して、さっさと温泉と買い出しに行きました。
コストコのビーフパイ2個食べて痛風になりましたが
徹底した安静で、短期間に治しました
とにかく工場扇回しまくりで涼をとります
ポタ電2台体制で、電気残量も気にしなくて済む様になりました
■やばい暑さ
夜は早く寝れば良さそうなものですが、いつも寝る時間が0200時頃なので、なかなか寝れません。まぁ、車中泊では、起きてるだか寝てるんだか分らん状態のまま、起床時間の0600時になる感じです。その時間にはクソ眠くなってるので、30分だけ延長して寝ました。
モチュールカップは1000時から出走なので、準備する時間はたっぷりあるのですが、問題は暑さ。朝から結構気温が上がっており、日向にいると汗だらだらです。いつものように、キャメルバッグにロックアイス詰め込んだり(これについては後述)、冷えた麦茶にクエン酸パワー溶かして飲んだりしても、飲んだ尻から汗になるような感じです。
そんなこんなで、準備も終わり、ライダーズミーティングも終わり(異常を感じたらパドック戻る事)、下見ラップへゴー。試走は昨日済ませるので、コースを間違えそうな所や、丸太やタイトコーナーなどの難しそうなセクションの再注意をしながら走りました。
コケる事もなく普通に帰ってきたのですが、この時点でなんとなく御馳走様な気分でした。思えば、この時、早くも不調の兆候が出てたのかもしれません。
朝から気温はぐんぐん上がってました
なんなら、7月の時より暑いと感じたかも
てっきり、先生が行ってるインドネシアGPの関係かと思ったら
S村さん繋がりでびっくり
■そつなく走る
そんなこんなで、本戦スタート。今回も猛暑という事で、30分短縮となりました。つまり、いつも通りの走りをしていれば、2時間のところで給油しなくても走り切れるという事です。
今回は、ご新規のインドネシア軍団も大勢やってきて、Bクラスも自分含め5人です。その内、初めから自分より早いと分かってるのは2人でしたので、まぁ、この二人がどっか行かん事には、Bクラスチャンピオンも難しい、という訳です。なので、今回も止まらず休まず、2時間走り続けるのが目標です。
しかし、前回の最終周回で、大体どのくらいの速度域で走れば良いか掴めたのですが、あんなペースで2時間走り続けるなんて、とてもじゃないが無理ゲーなので、ともあれ「走り切れる速度」を維持して走る事にしました。
丸太とかタイトコーナーとか、ぱっと見、難しそうなポイントはいくつかあるのですが、今年の春までにアップデートされた走りで、さほど難しく感じなかったのは進歩を感じました。むしろ難しかったのは、東コースの岩盤の登り(普段は下りで使う)や、桑畑コースから本コースに上がっていく上り坂(普段は下り)が、うねりは掘れが大きく、難しく感じました。
どこに並んでも、1コーナー入る時はドンケツです
■5周でギブアップ
最初の2周くらいは、順調に走っていたのですが、3周目くらいから段々と元気がなくなってきました。なんとなーく、アクセル空けるのが乏しくなっていく感じ。となると、当然車速も落ちて行って、さっと通過できれば問題ないのに、そういう所で振られたりという事が増えてきました。
そして、5周目に入ると、パワーダウンは顕著になりました。もう、意識飛びそうな感じで、ちょっとでもギャップがあると、フラッと転けそうになって、目が覚めるといった感じ。1周の間に5〜6回そういうのが連発し、最後の最後には、コースの途中で停まって息を整えねばならなくなました。昔、レースを始めたばかりの頃には、こういう事がありましたが、クロトレみたいな楽なバイクに乗るようになってからは、珍しい事です。
しかし、これ以上走り続けるのは、気力体力的にもなんか無理、と判断し、どうにかパドックに帰還し、脱げる物は全部脱いで、工場扇を全開にし、クールダウンに努めました。前回、コケて肘を打ってリタイアした時もそうでしたが、30分も休めば元気になりますので、元気になったら改めて走るつもりをしていました。
そして、十分クールダウンし、水分補給もし、車載冷蔵庫のアイスも食べて、残り30分走る事にしました。
いつでもアイスが食べれます
もっとも、梅干しを食べるべきでした
■やっぱりパワーダウン
残り30分ということは、ざっと3周くらいかな、と目星を立てて、そのつもりで走りました。1周目はそれなりに元気に、2周目は頑張って、ラストラップは、パワーダウンするのが目に見えて感じたので、気合を入れる感じで。3周と分かってたから頑張って走りましたが、これがまだ先々続いてたとしたら、5周目辺りで、また意識が飛んでたかもしれません。
ともあれ、レースは終わったのですが、終わってからの疲労感が半端ありませんでした。といっても、大して走ってはいないので、クールダウンできたら元気になりそうなものですが、なんか怠い。いつもの様に頼んであったランチ樹林のお弁当食べても、あまり美味しく感じないし、バイク洗おうにも高圧洗浄機のエンジンがなかなか掛けられず、つっぷして肩で息する始末。
怠さ、どうにも元気の出なさ、そこでようやく、塩分不足に陥って、自律神経がおかしくなり出してると気が付きました。残ってた梅干し2個を立て続けに食べ、それでも塩分が足りないと感じて、ダッシュボードに入れてある食塩も舐め、しばらく安静にしてると、塩分が効いてきたのか、徐々に元気が出てきて、帰る頃には平気になっていました。
■忍び寄る熱中症
自分が初めて熱中症を自覚したのは、2009年の夏で、奇しくもベストテクスクールの最中でしたが、熱中症にかかる時は、その自覚がほとんどない事ばかりで、気が付いたら、怠い、やる気が出ない、といった感じです。暑いから飲む、飲んだら汗が出る、汗と同時に塩分も出る、知らない間に神経がやられてる、といった寸法です。
今の季節では、水分補給も大事ですが、塩分補給も極めて重要です。意識朦朧でパドックに帰ってきたなら、アイス食うよりも梅干しを食べるべきでした。また、キャメルバッグには、いつでも冷たい麦茶を飲める様にロックアイスを入れているのですが、これは溶ければ水ですので、いくらミネラル豊富な麦茶といえど、薄まってしまいます。つまり、発汗によってミネラル分が失われる事を防げないのです。
となれば、事前の塩分補給は極めて重要で、出走前にしっかり梅干し食べるなどする必要がありそうです。もっとも、梅干しだけ食べるのも苦痛なんで、朝食に菓子パンなど食べていずに、おにぎりと一緒に梅干し食べるといったことをした方が良さそうです。ちなみに、スーパーで売ってる様な減塩の梅干しでは、熱中症除けには何の役にも立たないので、塩分20%の昔ながらの梅干しを自作しています。夏の戦略物資です。
なんにしても、今回はちょっと残念な出来栄えのレースでした。
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