嫁はんの希望で作った庭の家庭菜園、使わんのは勿体ないので、コロナ期を除いて毎年何かを作っているのですが、今年はジャガイモやきゅうりだけでなく、かぼちゃに挑戦してみました。かぼちゃの育て方については、何の事前学習もせず、テキトーな嫁はんの情報のみで、取り掛かる事になりました。
■猛烈な茎の展開
かぼちゃの苗の植え付けは、ジャガイモの茎葉が枯れ始めた5月上旬に行いました。ジャガイモの連作予防に休耕させていた畝に、かぼちゃの苗1と、枝豆に苗2を植えました。その際に嫁はんが言ったのは、かぼちゃは猛烈に生えるので、他の苗から離した方がよい、という事だけでした。
それから3週間ほどして、かぼちゃの黄色い花が咲きました。花には雄花と雌花があるようで、雌花の付け根には丸いかぼちゃになる部分があり、受粉するとそこが大きくなる寸法です。花が咲き始めた頃から、茎葉の猛烈な成長が始まり、隣にあった枝豆を覆い隠してしまうほど。さらには四方八方に伸びまくり、真ん中の畝のキュウリやズッキーニも席捲し、掘らずに残してあったジャガイモの畝の上にも、かぼちゃの茎葉が覆いつくし、畑の外、生垣の上にまで、猛烈な進軍をしていました。
花もそれなりに咲いているのですが、その割には実がでかくなるものが少なく、ようやく1つ目がでかくなったのが、7月下旬に入ってからでした。
ズッキーニ、枝豆と一緒に買ってきた苗
手前右がかぼちゃの苗
奥はまだジャガイモの葉が元気です
3週間ほどして、花が咲きました
まだこれは序の口
畑を乗り越えて、通路にまで生えてきたので伐採
そうこうしている内に出来た1号
■収穫
かぼちゃの収穫は、開花からだいたい40〜50日後だそうです。目安としては、ヘタの部分がコルク状になったら、という事ですが、製品になる前のコルクがどんなんか知りませんので、まぁ、それ以上でかくならないな、と感じた頃合いで、思い切って収穫してみました。
収穫するのも今回が初めてなので、とりあえずヘタを5センチほど残す格好でカットしました。手に持つと、結構ずっしり重たい。よくもまぁ、水やりして見てるだけだったのに、立派に育ったものです。このかぼちゃ1号、地面の上に転がっていたので、かぼちゃと地面の間には、ダンゴムシがいっぱい暮らしていたのと、日の当たらない部分は黄色いままでした。
中身がどうなってるのか、割ってみない事には分からないので、さっそく真っ二つにしてみました。するとどうでしょう。結構しっかりしたかぼちゃの中身になっていました。ジャガイモもそうですが、かぼちゃも案外、上手に出来るもんみたいです。
記念すべきかぼちゃ1号
日の当たらない部分は、黄色いまま
中身はしっかりかぼちゃでした
さっそく、天ぷらにしました
■形の良し悪し
このあと、2つめに出来たかぼちゃも収穫しましたが、1号と2号に共通しているのは、どちらも地面に転がっていたという事です。地面に転がった状態で成長すると、形が歪になるみたいで、2号もあまりいい形ではありませんでした。まぁ、形が悪くても、中はしっかりかぼちゃしてるので、味が悪いとかではありません。
そうこうしているうちに、3つめのかぼちゃが大きくなっている事に気が付きました。こいつは、キュウリ用のネットに張り付いた茎からできていて、ぶら下がる格好をしていました。このまま大きくなったらどうなるか、ちょっと不安げに眺めていたのですが、大きくなるにつれ、垂れ下がっては来るものの、地面に着く事なく、無事収穫。1号2号に比べると、形のいいかぼちゃになりました。
かぼちゃは、茎から蔓が生えてものに掴まる性質がある様で、次回からはネットに這う様に育てようと思いました。また、大展開する茎は、這った地面に触れた茎から根が生える様で、根本の根以外からも水分養分を摂れる様になっていたのが、驚きでした。
垂れ下がる格好ででき始めた3号
地面に着かない格好で実りました
■今回分かったこと
あとで調べて分かった事ですが、かぼちゃというのは、案外育てやすく、しかも連作障害が少ない作物だそうです。そんな訳もあって、今回初めてだった割には、3つも収穫できたわけです。
しかし、畑を覆いつくすほど茎葉が成長した割には、3つしか収穫できなかったのは、なんか勿体ない話しです。花はいっぱい咲いていて、花の下に丸みのある雌花もたくさんあったのですが、結実して大きくなったのは3つだけです。調べてみたところ、かぼちゃの受粉は虫を媒介とするそうで、虫に頼らない人工授粉もやるみたいです。
ただ、闇雲に受粉させまくって、実を付けさせても、大味な実ばっかになるらしくて、1本の茎に2〜3個が限度とか、いろいろ情報を仕入れる事が出来ました。来年は、もうちょっと頭使った育て方しようと思います。
また、かぼちゃですが、天ぷらにするか、煮付けにするか、その程度しか食べ方が思いつかないので、出来てもなかなか消費できません。収穫から2ヵ月くらいは持つそうですが、腐らせたのでは勿体ないので、食べ方の研究も必要になってきました。
8月末にできた4号
9月に入り、結局、これ以上は大きくなりませんでした
コメント