気が付いたら梅雨が明けてました。本格的な夏の到来です。そういえば、去年の第4戦の暑さで辟易して、工場扇、ポータブル電源、車載冷蔵庫などの防暑装備を充実したんでした。なので、今年は夏の暑さにも耐えれるはずです。
昼過ぎにBTC市貝に到着
もう、蒸し暑くてたまりませんでした
小雨が降っても、地面が濡れないくらい
もう、蒸し暑くてたまりませんでした
小雨が降っても、地面が濡れないくらい
■ハンドルバータンクの撤去
今回、2.5時間を無給油で走るために投入した、アチェルビスのハンドルバータンク。一応、河川敷で動作確認と重量バランスのテストを行い、いずれも良好な結果だったので、本戦から実戦配備となりました。
まずは空の状態で試走してみました。それなりにデカいものがハンドルの上に付いている割には、あまり邪魔に感じなかったのは、河川敷の時と同じでした。今回は春からずっと懸案だった左肩の肩甲骨の裏側の痛みも、ほぼ無くなっていた事から、丸太越えもやったのですが、タンクが邪魔になるという風ではありませんでした。
そこで、今度は燃料を満タンにして走ってみる事にしました。車体のタンクも満タンにする事で、負圧でハンドルバータンクの方から燃料が吸い出されていくはずです。ところが、いざ本番になると、燃料はまったく吸い上げらえないどころか、どこからかビチャビチャ漏れてくるし、それ以上にハンドルが重たくて、ちょっとバランス崩しただけで、フロントがどっかに持っていかれそうになる。
燃料は吸わん、くそ重たい、という事で、直ちに撤去。道理でこれ使ってる人、少ないはずだわ。仮にちゃんと動作しても、ツーリング用なんでしょう。
燃料は吸わん、くそ重たい、という事で、直ちに撤去。道理でこれ使ってる人、少ないはずだわ。仮にちゃんと動作しても、ツーリング用なんでしょう。
塩分20%オンリーの自家製の梅干し
これ食べてると、バテません
今回は丸太越え行きます
■暑い季節の過ごし方
寒い季節はいくらいでも暖かくする方法があるのですが、暑い季節は涼しくする方法というのは、結構限られています。とにかく動作が鈍くなる。試走は4周くらいで留めたのですが、バイク洗うのも夜の準備するのも、ダラダラ。まぁ、慌ててる必要もないですし、日も長いので、動いて汗かいたら、工場扇を全開にして、汗が引いたら作業する、という感じでした。ちなみに、ポタ電はAC70が2台体制になったので、電力供給にはかなり融通が利く様になりました。
効果が高かったのは、道の駅はがのロマンの湯で、サウナに入ったあと、水風呂に漬かってから出てくる事。べたべたしていた体がさっぱりし、体も冷えてしばらく汗ばみません。そのあと、買い出しに向かい、ざる蕎麦の弁当などを購入。冬場は飯盒で飯を炊きますが、この時期は飯など喉に通りません。その他、おにぎりだのパンだの買いましたが、夜に食べたのはそばだけでした。暑いと食欲が落ちる歳になったんですね。
日が暮れてもパドックはまだまだ蒸し暑く、22時ころまでエアコンかけた運転席で過ごしていました。冬場、エンジンかけっぱなしで寝るのと、正反対の意味で似たような事をしている訳です。もっともその間に、ポタ電の充電をしたり車載冷蔵庫のバッテリーを節約したり、有効に活用は出来るのですが。
結局寝たのは、22時過ぎで、それでもまだ若干蒸し暑かったのですが、3時ころには冷えてきたのが意外でした。
遠くの雷光を楽しみながら、そば食いました
(足立区の方で大雷雨で花火大会が中止だったとか)
■調子悪い出だし
さて、朝はいつも通り、0600時に起床。まぁ、もうちょっとゆっくりしてても良いんですが、ゆっくりしてる慌てる事になるので、さっさと近所の芝ざくら公園に移動して、洗面しにいきました。ところが、着くなりお腹下してしまいました。まぁ、糞詰まりよりは出てくれた方がいいのですが(レースの前は大抵緊張して出る)、始終出る感じでは困ります。
パドックに戻ったからも、仮設トイレに行ったり来たり。その内、もう大して出ないのにしたくなって、ほんのちょっと出たら楽になる、みたいな感じになりました。問題なのは、ニーブレースなど完全装備になると、和式の仮設トイレしかないBTC市貝では、しゃがむのに難儀するので、どうにか収まって欲しいものです。
何だかんだで時間は過ぎ、レース準備。昨日は着いた時間が一番汗かく時間で、ソックスやアンダーアーマーが体にへばりついて着替えるのに難儀しましたが、それを踏まえて、工場扇に当たりまくって汗を引かせ、荷室の中でもマキタの扇風機かけて、極力汗をかかない様にして、ささっと着替えました。もうトイレ行けません。
そして下見ラップ。自分は昨日走っているので、コースの右左を間違う事もなく、スタンディングで下ったら危ない坂もちゃんと座って、もちろん丸太もしっかり乗り越えて、無事、下見ラップを終えましたが、やっぱり気になる事があると、走りに身が入らない感じでした。
エンジンかけてエアコン効かすにも時間がかかるので
扇風機2台は極めて有効です
気分が悪くなったら空調室に入るよう
お沙汰がありました
■ダメな時は早めに撤退
そんな訳で、今日は勝負にならなそうだし、習ったことをおさらいしながら、ケガしないで走るのを心掛けました。前列に並ぶとわやくちゃにされてしまうので、後列からスタートしました。早い人にはさっさと先に行ってもらって、自分はそのあとをのんびり走るつもりです。
そんな感じで、体力温存走法をしていたのですが、桑畑コースの轍でフロントが弾かれて、右に転倒。轍ができるくらいだから、地面が柔らかいはずなのに、打ち付けた右肘が猛烈に痛くて、その後の丸太越えも2本目でフロントが振られて3本目はしばらく休んでから、押して乗り越える羽目に。2周目に行きましたが、ますます肘が痛くて、ロクに操作も出来ない状態で、こりゃダメだな、という事でリタイアする事にしました。
そんな感じで、体力温存走法をしていたのですが、桑畑コースの轍でフロントが弾かれて、右に転倒。轍ができるくらいだから、地面が柔らかいはずなのに、打ち付けた右肘が猛烈に痛くて、その後の丸太越えも2本目でフロントが振られて3本目はしばらく休んでから、押して乗り越える羽目に。2周目に行きましたが、ますます肘が痛くて、ロクに操作も出来ない状態で、こりゃダメだな、という事でリタイアする事にしました。
装具と上半身裸になって、ロックアイスでとにかく肘を冷やす。動くので折れてはないし、おそらく打ち身だけだとは思うけど、大事をとる事にしました。
というのも、ちょっとここ数日、職場で嫌な事があって、そっちの事も気になって、あまり走りに集中できない、という事情もありました。ここでケガしようものなら、立場も危うくなる(過去にもそういう場面が何度もあった)。気乗りしない上に、ケガまでしたときは、早期撤退するに限るのです。
後で見返して、どうしてこんな所でコケるんだ?と思いました
エルボーパッド着けていきます
■習った事のすべてを費やして
そんなこんなで小一時間ほど肘を冷やしていたのですが、先生から「練習の時はうまくいくのに」とがっかりされたのを見て、このままやめたら勿体ないなぁ、肘の痛いのもマシになったし、残り30分走ろかーと思い立ち、肘にボルタレンテープはって走る事にしました。
このころには、ちょっと気持ちが吹っ切れたのか、走りに集中できる様になっていました。加重も首のねじり戻しも、着座加重、アクセルワーク、減速姿勢でジャンプ、全て自動的に出来る様になっていました。特に苦手だった丸太越えば、減速姿勢でやれば乗り越えた時の危うさが軽減される事が体感出来ました。
そして最終ラップ。後ろから気忙しない2stの排気音が聞こえたので減速して譲ったら、河川敷のお友達のS村さんで、「しもた!譲る相手じゃなかった!」と慌てて猛追。安全マージンを取りつつも引き離されない様に追跡し、丸太越えの後のトップストレートで一気に距離を詰め、境内でインから刺して抜き放し、チェッカーを受けました。
抜かれた相手にガチバトルで抜き返したのは、これまでのエンデューロ人生で初めての事です。
この走りを最初からずっとやっておれば
Bクラスチャンピオンになれる訳です
■まとめ
あとでタイム表を見たとき、スタートから一旦やめるまでと、再度走り出してからでは、明らかにタイムが違うのが見て取れました。しかも、後半も最終ラップでS村さんを追撃するまでは、大体8分30秒代で走っていたのが、最終ラップでは20秒も短縮した8分10秒でした。これは、一人でのんべんだらりと走っていると、それなりに早く走っているつもりでも、まだまだ実力を出し切ってない事を示しています。その一方で、S村さんは2時間休まずあのペースを維持していた訳ですから、最近のBクラスは実力が上がってるなぁ、と実感します。
課題は様々ですが、それでも、一旦抜かれた相手を、諦めず追撃し、かつ抜き返した経験は、今回が初めてです。それが可能になったのは、やはり今年の年初から習ってきたスクールの影響が大きく、先週に習った「減速姿勢でコブやジャンプに進入する」は、即、丸太越えに応用できるなど、即応性の高いものがありました。2年前の自分の動画と見比べても、明らかにレベルの違いを感じます。
今回は、レースとしては振るわない結果に終わりましたが、これまで習ってきた事が実戦で十分に発揮できた事が、大きな満足となりました。
レース後、空調室でアイス喫食
疲れた体に甘味が効きます
恒例のランチ樹林のお弁当
いつ食べても美味いです
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