今年はベストテクコース市貝の年会員になった事もあり、モチュールカップ以外のレースは全部オミットです。予算的日程的な問題もあるのですが、なにより習った事を実戦練習的に実施し、効果を確かめるという意味で、モチュールカップを出続ける意義を感じています。


2024-05-25 13.43.41
前日は清々しく晴れ渡り
いかにもレース日和となりました




■例によって肩の具合

 3月の開幕戦でダメダメだった左肩、以来、ほぼ毎日、接骨院で整体して貰っています。前回の第2戦では左の方が明らかに力が入らず、無理できる様な感じではありませんでした。現状はどうかというと、左肩の肩甲骨の裏側の痛みを伴う凝りは大分消え、加重もかなり掛けれる様になってきました。大枚はたいて整体に通っている効果は出ている様です。
 コース準備が整ったので、早速試走してみました。前回はブルが入ったばっかりだったので、結構走りにくい箇所があったのですが、今回は大事地均しが進んで、楽しく走れました。前回の様に、左右で加重を掛けれる力加減にばらつきがある、という事はなく、左右均等に掛けれる様になっていました。ただ問題は、3周も走ったら、左肩の関節部分がぐるりと痛みだした事。子供の頃、マラソンやらされて足のふくらはぎが痛くなって走れなくなってしまう、それに近い痛みでした。
 まぁ、辛抱できんくらいの痛さではないので、我慢して走れるのですが、我慢して走ってる時点で、あまり頑張れない事は確定です。まぁ、バイクの方も柔らかいバネのままですし(新しいバネが到着した連絡が前夜に来たけど、ぶっつけ本番ではロクに使えないので、換装を順延)、ともあれ、第3戦も実戦練習と割り切って走る事にしました。

2024-05-25 13.51.55
最近、ちょっとグータラしてて
きもーち足が太くなったかも?

2024-05-25 15.19.00
何だかんだで、小一時間ほど試走しました

2024-05-25 21.49.54
夜は綺麗なピンクムーンでした


■元気はうちは

 この時期は、まだ暑さもまだまだで夜も寒くなく、しっかり寝れるのが有難いです。0630時起床、近所の芝ざくら公園で洗面とトイレを済ませ、いそいそと準備に取り掛かります。今回のレースから、キャメルバッグにはロックアイスを投入。昨日の晩に買ってきたロックアイスは、まだ全然原型を留めているのですが、出走のかなり前から仕込んでおく事で、レース中にいい感じに溶けて、ちべたい水が飲めるという寸法です。
 ライダーズミーティングの後、早速下見ラップ。自分は昨日のうちに試走も苦手箇所の練習も済ませてますので、落ち着いて下見に入りました。昨日の時点で、3周も走ったら左肩が痛怠くなる事がわかっていたので、ロキソニンも2錠飲んで行きましたが、1周もしないうちに、肩がだるくなってきたのには困りました。肩の調子がイマイチなので、丸太セクションはあえてオミット。エスケープに行けば、確実に8秒くらいは遅くなるのですが、今回は安定的に走り続け、前回よりは平均タイムを上げていく事を主眼にしました。
 そして、スタート。今回はイキって前列に並ばず、2列目からスタート。しかし、砂埃がすごくて1コーナーなんかどうなってるか、さっぱり見えなくて。安全マージン取ったら、ビリから2番目でした。まぁ、今回も評価基準はXR230の人が水準なので、これでよしです。
 とにかく、頑張れる間は頑張って走る。エンデューロですから大きなジャンプもないですし、サスが弱くても元気よく走れます。TRICに換装してるお陰で、ノーマルよりは走りやすいのも多いにプラスです。

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レース当日は、曇りがちの涼しい天気でした

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どっちみち出遅れるので、後列に並びました


■苦手箇所を克服

 今回は反時計回りという事で、超絶苦手はa-かぁ坂手前の下りの左180度タイトターンがあります。それだけでなく、丸太セクションを越えた先のチャンピオンコースのスタート地点に戻るルートも、下りの右タイトターンになっていました。まぁ、ベストテクのエンデューロレースですから、ベストテクのコーナーリングが出来てれば、曲がれるコーナーという事なのです。
 さて、今年に入って、着座加重を習う際に、改めて腰をネジって上半身を捩じり戻して、というのを習ったのですが、これが結構効果がありました。そもそも、下り姿勢になって曲がるなんてのが苦手なのですが、そこんとこは精神的に頑張るとして、曲がれない事にはどうにもならないのです。しかし、連続してスクールを受けたお陰で、これまでバイク降りて向きを変えねばならなかったのが、曲がりなりにもバイクに乗ったまま、曲がって降りていく事が出来ました。
 前回、丸太セクションでとちると、エスケープに行った方が早かったというのと、左肩がすぐ使痛みで自信が持てない事から、丸太は行かずにエスケープのみを使う事にしました。このエスケープ、前回から距離が伸びたのですが、くねくねしたつづら折りで、結構疲れます。ぶっちゃけた話し、肩が元気で丸太にぶつかっていく元気があれば、丸太行った方が楽そうでした。まぁ、タイムも7〜8秒は確実に不利になってますしね。

丸太のエスケープルート
コーナーリングフォームが怪しいと
ちょっと難しいです
(エスケープの後も大概難しいw)

毎度とっちらかってたタイトコーナー
その先の登り以降も
アクセルワークの改善で
登りもその後も、楽に加速できる様になりました



■3速オートマ走法

 上に書いた様な難しそうなセクションでは、2速に落としてクリアしていたのですが、その他のコーナーなどでは、相当にエンジンの回転が落ちてても、3速で通過してしまう事がほとんどでした。これはクロトレ特有の、強心臓かつ粘り腰のエンジンだからこそ出来る事です。本来なら、2速に一旦落として、そこからエンジンの回転を上げなおして3速に入れなおさねばならない所でも、そのまま3速でいけるのは楽な事です。
 そこでふと思ったのは、上のタイトコーナーやエスケープルートも、3速で行けてしまうのではないか、という事です。というのも、レースも中盤に差し掛かり、いい加減疲れてきて、ズボラかませるならかましたいなぁ、と思い始めたからです。そこでやってみたところ、案外する〜っと3速で通過する事が出来ました。一番車速とエンジン回転が落ちる所はクラッチ切って、軽くアクセルを1-2ミリで調整しておけば、エンストする事もありません。まぁ、その先が登りだったら3速のままでともいかないでしょうが、下りであれば十分やれました。
 ただ、これは車速が遅く、エンジン回転も上げ下げがあまりないから出来てる芸当で、つまり、全然早くないから出来ている、というだけです。マシンの特性は活かすとして、もちっと走りの方はどうにかしたいところです。

2の姿勢とアクセルワークで
半クラ使ってエンジン回転が上がってくるのを待つ様な
そんなライディングから脱却しました


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着座加重を習った際に
コーナーリングフォームも見直してもらったおかげで
ちょっと痩せて見えますw


■アクセルワークの効果

 前回のスクールでアクセルワークについて習ったのですが(さらに遡れば、第4回スクールで習っている)、これは効果が絶大でした。
 例えば、これまで上り坂では、坂の途中で反クラ使ってエンジンの回転を上げる、という手法を多用してきました。しかしこれは「いきなりアクセルをガバ開けして、エンジンの回転が上がってくるのを待っている。上がってこないとクラッチ切って上げて、上がった時には戻してる」という悪しきアクセルワークを実践していた事になります。
 そこで習ったやり方を実践してみました。3-4ミリから5-6ミリと、グッと開けていく様にすると、坂の途中からでもエンジンの回転が上がっていき、半クラ当てなくても十分回っていきます。さらには、坂を上り終えた後の加速のツキも非常に良い。率直に言えば、前のアクセルワークよりも、断然「楽」でした。
 アクセルワークは、その他でも役に立った、というかオフロード走行の基本なので、これまでのアクセルワークが間違ってた訳ですが、コーナーの立ち上がり、加速ポイントでの加速など、車速やエンジン回転が落ちても、それを立ち上がららせるのに大いに役立ちました。

2024-05-26 13.15.47
疲れた体にサイダーが染み渡りますw

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レース後のお楽しみのランチ樹林のお弁当


■結果

 今回、Bクラスは4名が参加。うち2人は、最初から自分より早いのが分かっていたので、周回遅れになるのは既定の方針でした。ラップされたのは、レース開始後2時間経過した給油の時でしたので、それ以上ラップされる事はないと考え、また、どうにもこうにも疲れて元気よく走る気にもならず、タラタラ走ってたのですが、最終周の最後の1/5くらいで追いつかれ、まさかの2ラップとなりました。レースは最後まで気を抜いてはならんな、と感じました。
 例のXR230の人とは、今回は序盤から徐々に引き離し、2時間経過時の給油を挟んでも時間を詰められる事はなく、最終的にはこちらが1周多く走って終わりました。前回が接戦だった事を考えると、今回は左肩の回復、スクール受講が効いた結果となったと思います。
 このレースの前日、自分の体重に対応したサスのスプリングが到着したとの連絡がありました。流石にレースにぶっつけ本番で投入する訳にも行かなかったので、今回は柔らかいサスで出ましたが、次回の第4戦までに、十分慣熟練習を積んで、結果に繋げたいです。

2024-05-26 14.23.54
この二日間で、エンジン稼働時間は222分でした

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今回の頂き物
毎回麦酒もらってますが、これは実家の親父用ですw