去年、バイクリフトを買い換えたばかりですが、ぶっちゃけた話し、全然よくありませんでした。何が良くないといっても、リフトアップしたバイクに跨ろうとすると、グラグラして倒れそうだし、フォームチェックの際もグラグラで、チェックどころでなかったからです。
 そこで、渡辺先生に勧められて、バイクスタンドを買い換える事にしました。


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その名も、ベストテクスタンド
昔、先生が作ったスタンドの発展型だそうです

 



■グラグラしないスタンド

 整備とかでただ単にバイクをスタンドの上に載せるだけなら、多少グラグラしてても構わない様なものですが、ベストテクスクールでは、必ずリフトアップしたバイクに跨ってフォームチェックがあります。その時にバイクがグラグラしてると、非常にやりにくいし、跨る時に勢い余って反対側に倒れたり、そうした事故も起こります。なので、グラグラしないバイクリフトは、ベストテクスクールに通う様になってから、かなり重要な関心事でした。
 古い生徒さんは、昔、先生が100台ほどスタンドを作ったのを使っていて、そうした心配はあまりなかった様ですが、自分がスクールに通い出した頃には、在庫はもうありませんでした。なので、いろんなスタンドを試してきたのですが(その数、実に6台)、買い換える度に物が悪くなっていく様な感じでした。
 ところが、先生から勧められた、このベストテクスタンド、今は古い生徒さんが自作されているそうですが、これが昔のベストテクスタンドの改良型で、あまりグラグラしないという。すでに市貝で使っている人(というか、ほぼ全員使っている)のを試しに借りたら、確かにグラグラしにくそう。という事で、早速取り寄せて貰う事にしました。

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合わせて200kg近い重量がかかっても
まったくグラグラしません


■意外とオールマイティ

 さて、届いたベストテクスタンド。既に組み上がった状態で届いてました。高さは天板の部分で3段階、キックアームの基部で2段階に調整できて、届いた時点では天板は一番上の穴、キックアームの基部は下の穴にセットされていました。
 試しにクロトレの下に差し入れてリフトアップしてみました。天板、といっても、耐油ホースにカバーされた鉄棒2本が天板なのですが、これが一枚板の天板よりもエンジン基部に収まりが良い様で、滑ったりする感じがありません。エンジン基部にエンジンオイルのドレンがあるバイクなどは、結構便利なんじゃないでしょうか。クロトレにはエンデューロエンジニアリングのスキッドプレートを付けいますが、天板のサイズはそれよりも少し横にはみ出すくらいで、いい感じに載せる事が出来ました。もう一台、TT-R125の方は、軽く少し持ち上げるだけで、天板に載せる事が出来ました。つまり、フルサイズからミニモトまで、調整なしでオールマイティに使える感じです。
 載せた時、クロトレですと前後タイヤが2センチほど地面から浮く感じで、フォームチェックの時の安心感があります。TT-R125の方は前後タイヤとも、かなり地面から浮きますが、他のバイクリフトに比べると、傾きもしないしグラグラも少ないので、安心感がかなりあります。

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TT-R125の地上高にほんのちょっとだけ高い
なので、軽く持ち上げれば、さっと載せれます

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リフトダウンする時は、サイドペダルを踏みます



■とにかくグラグラしない

 リフトアップしたバイクに跨ってみました。これまでのバイクリフトとだと、跨る時点でかなりグラつくので、場合によっては足台のビール瓶ケースを側に寄せて、その上から跨る事もありました。
 しかし、ベストテクスタンドの場合、ほとんどぐらつかないのと、何ならバイク跨る時の片足を上げた格好のままでも静止してられる安定性があって、驚きました。クロトレの場合は、地上から浮いている距離が低いので安心感が高い訳ですが、じゃぁTT-R125はどうかというと、これもグラグラしない事には変わりなく、安心して跨る事が出来ます。確かに、加速減速の姿勢を取ると、前後タイヤが地面に落ちるのですが、天板の方でしっかり載っているので、あらぬ方向に倒れる心配は全くありませんでした。

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うっかりキックアームが上がらない様にするため
蝶ネジの安全装置が備えられています

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キックアームの基部
なんとシリアルナンバー入りです


■使用上の利点

 このベストテクスタンド、グラグラしにくいだけでなく、メカ的も色々工夫がされていて、好感が持てます。
 まず、リフトアップ中にキックアームを蹴飛ばしたりして、うっかり上がってしまわない様にロックの蝶ネジが付いています。前に、エトスのスタンドで、勝手に跳ね上がって手を怪我した人がいましたので、こういう配慮は有難いです。
 持ち運びする時は、キックアームを下げた状態でやる事が多いと思うのですが、その際に天板を持って、それが上に伸びない様にするためのロックがわざわざ付いています。ただ、このロックをかけたまま外すのを忘れると、リフトアップする時に「んん?」となるので要注意です。
 工の字の足は、若干地面から浮く様に作ってあって、これが返って地面との接地性を高めているだけでなく、不整地での安定性にも一役買っています。また、バイクリフトは足台のビール瓶ケースに入れてトランポに積んでいるのですが、すっぽり収まるのも個人的には評価大です。
 このベストテクスタンド、工場での大量生産でなく、一台ずつ手作りだそうです。なので、塗装も一律でなく、頼めば違う色でも塗ってくれるそうです。例えば、KTM乗ってる人だったら、オレンジ色にしちゃうとか。このスタンド、そこらのショップには売ってないのですが、今まで使ったスタンドで一番上出来ですので、オススメです。お問い合わせは、AWPまでお願いします。

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天板を持ち上げた時に
天板が外れない様にするためのロック
使用時には外すのを忘れない様に

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足に爪がついていて
地面から若干浮く様に作ってあります

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ビール瓶ケースにもジャストサイズ!