先月、ベストテクコース市貝の年会員になりましたので、今年は他の有料コースには行きません。というか行ってる余裕がありません。兎にも角にも、モチュールカップの開幕戦まで、徹底して通いつめて、個人的な課題を一つずつ潰していきます。
マディもなかなか練習する機会がないので
丁度良かったです
■南EDコースで慣らし運転
個人的なテーマとは、コーナーの進入でブレーキ使いすぎない、クリッピングポイントで必要なブレーキの使い方をする、ジャンプの進入で減速し過ぎない、等々です。これは前回の自分の走りの動画を繰り返し見て、気がついた所でした。
ところが、今回は週の初めに結構まとまった雪が降り、週末になっても一部は残っているだろう事、そしてその影響でコースは結構マディになると予想されました。マディの時は、そこまでギャン開けには出来ません。なので、むしろ今回は、加重意識と首の捻り戻しが、マディ路面でどこまで有効さを発揮するかを、確かめる事を練習の目的としました。
まずは、南EDコースで慣らし運転。いきなりアケアケではなく、ゆっくりじっくり、フォームをチェックしながら走ります。今で時々、コーナーでイン側を向いてしまっている、つまり、捻り戻せてない時があり、そういう時は決まって不安定なコーナリングになります。気がつき次第、捻り戻してフォームを安定させます。
慣れてきたら、徐々にピッチを上げていきます。この時も、まずはコーナーはゆっくり、直線でバッと開ける、というのを繰り返します。感覚が慣れてきたら、放っておいてもレーシーに走る様になりますので、まずはフォーム、そして体にかかるGがどの様にベクトル転換されるか、軸はどこにあるか、そういうのを確かめる様に走る訳です。
そして、最後に全力疾走。コーナーに突っ込む様に進入し、立ち上がりでアクセルオンにして、ジャンプは膝を伸ばして加重かかってるのを体感し、ポンポンと飛んでいきます。南EDコースは、ほとんど雪が残っておらず、雪解け水も溜まってる箇所が少なく、楽しく走る事が出来ました。
まだまだですが、だいぶ腹が凹んできました
■EDコースでボテ転け
お次は昔の本コース、今のEDコースです。こちらはBTC市貝で一番テクニカルなコースです。なので、まずはゆっくりコースの状況を確かめる様に走ります。こちらは日陰になっている所は雪が残っていて、週の間に走った人が居なかったみたいで、自分が残雪の上を走って道筋つける格好になりました。雪降った後って、その下がどうなってるか分からないので、ちょっと怖いものがあるのですが、それよりも、雪の重みのせいなのか、細い竹が倒れてるところがあって、それが体や顔に当たる方が難儀しました。
とはいえ、EDコースは山砂で砂利が多めの路面という事もあって、それほどグチャッた感じではありませんでした。a-かぁ坂手前の5本の轍も、若干ヌカっている程度で、水も溜まっていませんでした。なので、体と感覚が慣れてきたら、徐々にピッチを上げていき、ジャンプも飛ぶ様にしました。
このコース、昔は大の苦手でした。コーナーは多いし加速ポイントは距離が短いし。とにかく、巡航するのが精一杯で、攻めて走るなんてのは、とんでもない事でした。しかし今は、コーナーは軸で回れるし、立ち上がりでスパッとアクセル開けれるし、向きはキビキビ変えれるしで、楽しくて仕方ありません。
課題としては、ジャンプの飛距離を伸ばす事。特にダブルになっている所は、ショートせずに飛ぶ事なのです。これはアクセルを開けるタイミング、開ける量、斜面に突っ込んでいく際の安心感、着地の安全性などなど、注意すべき点は結構あるのです。
とか思ってると、例の轍の右から2本目で引っかかってしまい、左に転けて左半身が泥だらけになってしまいました。ここの轍、右から2本目、4本目、5本目は結構難しいです。転けたダメージは大した事ありませんでしたが、ヌルった地面でバイク起こすのは、結構難儀でした。
チャンピオンコース走ったら
もうドロドロw
しかもヌルヌルのとこ、冷たかったです
■雪解けマディ
チャンピオンコースも走ってみました。というか、本来はチャンピオンコースが本命です。ただ、こちらはもっと雪が残っていて、雪がない所は霜が溶けてはじめ、慎重を要しました。特に、桑畑コースに降りる坂道は、ずっと下まで雪で、滑落しても困るので今回はオミットしました。
桑畑に降りずにそのまま真っ直ぐ降って、MXコースに向かうのですが、降り切った先のシケインの坂が結構ヌカルんでいて、アクセル開けるとリアが滑るし、緩めると止まるしで、結構難儀しました。それを乗り越えて、3連ジャンプ、ビッグジャンプを飛んで、最後のS字もかなりニュルニュルで、とてもじゃないが開けて走るといった感じじゃない。なので、当初の予定通り、マディにおける加重意識や首の捻り戻しの効果測定に練習を切り替えました。
午後に入ると、1コーナー先の降りのストレートも霜が溶けて水が浮く様になり、全力疾走はいうに及ばず、ゆっくり走るにしても、ちょっと危ない感じでしたので、1コーナーを左に曲がるショートカットコースで練習を続けました。
3連ジャンプの最後の2連は、普通にしてても飛び切れる様になってきました。慣れといえばそれまでですが、やっぱり加重意識がちゃんとしてると、「普通」に飛べるもんなんだなぁ、と感じました。その先のビッグジャンプは、まだ抑え気味に飛びましたが、前ほど斜面の手前でブレーキを当てる事が少なくなってきました。あのまま、アクセル開けていけば、どんどん飛距離が伸びるのでしょう。
例の滑るS字は、滑る時は何をしても滑るので、慎重に、二つ目のカーブはアウト側が雪が残っているのでインベタで、ゆっくり通過し、立ち上がってからアクセル開ける様にしました。これにしても、首の捻り戻しをやっていなければ、イン側に滑って転けそうになってたには違いなく、やっぱりGPライディングはすごいな、と感じました。
こりゃ、洗車しないと、明日ガチゴチになるなぁ
■疲れてるのに気が付かない
チャンピオンコースがヌタヌタでちょっと嫌気がさしてきたので、あまり泥が付かないEDコースで再び練習を繰り返しました。
課題は、2段目の一つ目のダブルを飛び切る事。このコースではいくつかのジャンプがありますが、まずこれがクリアできない事には、他のジャンプも大きくは飛べないとされています。ただ、難しいのは、1段目から降ってダラダラの左コーナーを回ってから、右に切り返して、ステップアップを2つ越えた先に一つ目のダブルがあるので、この地形にうまく合わせて、エンジンの回転を上げていかないと、なかなか飛距離が出ない事です。ここでは昔から、「アクセル開度=速度」でない事を体感的に理解する必要があります。
そして、その先の2つめのダブル。これを飛ぶには、短い助走区間でどれだけエンジンの開度と車速を上げれるかがポイントになります。なりますが、これがなかなか難しいもので、思いっきり飛んだつもりでもショートするのが大抵です。
その先のフープスは、2個ずつ飛ぶらしいのですが、今の自分は一つ目の2個をかろうじて飛ぶのが精一杯で、その後はショートしまくりで通過という感じです。一つ目のコブのセリたった感がちょっと苦手で、気が引けてしまうんですね。
まぁ、それでも頑張ってたんですが、知らず知らずのうちに疲れてたのか、二つ目のダブルでショートして弾かれて、コースサイドに突っ込んでみたり、最後の方は何でもないところでフロントがよれて、それを避けようとしてハイサイド食って転けたりしてました。走ってる最中は全然意識しないほど、あまり疲れてないと思ったのですが、意外と疲れてたみたいです。
結果、マディを含め、エンジン稼働時間が102分。左側ばかり転倒4回。流石にこれ以上やってもパフォーマンス出ないと考えて、初日の練習を終えました。
渡辺明先生が撮ってくれました
傍で見てると、ゆっくり走ってる様に見えますねぇ
マディの日にしては、結構乗ったと思います
夜は節約のため自炊
というか、もちょっとマシなオカズ食った方が良いかな
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