またまたバイクスタンド買い替えです。これで6台目。よく考えたら、バイクを乗り換えた数と変わらんくらい買い換えてます。しかも、今回は、前回のバイクリフトで否定したダンパー付きです。ここら辺りの心変わりを含め、新しいリフトスタンドの紹介です。


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新しい物好き、という訳ではありませんが
新しいのを買いました





■新製品は4種類

 2023年11月現在で、UNITが発売しているダンパー付きのリフトスタンドは、車高の低いトレールタイプと、モトクロッサーなどの車高の高い標準タイプ、そして天板が広いワイドと狭いナロー、それぞれを組み合わせた4種類が発売されています。わざわざトレールタイプなど出したのは、CRF125FやTT-R125といった小型のオフロードバイクの人気に呼応したものでしょう。天板が幅狭のナロータイプは、現行ではエトスデザインのものしかありませんが、エンジンの真下にエンジンオイルのドレンボルトが付いているタイプのバイクでは、使い勝手が良かったです。
 今回買い直したのは、標準タイプのワイドです。クロトレで使う関係で、トレールタイプという訳には行きませんでした。ただし、TT-R125にも使うので、高さの調整が自在に出来る必要があります。今回、わざわざリフトスタンドを買い換えたのは、前のが5段階しか調整する事が出来ず。クロトレに合わせるとスキッドプレートにギリギリにしか合わせられず、かつTT-R125に使うには高すぎて、バイクを持ち上げるのが大変だったからです。今度のタイプは、昔使っていたDRCのHC2リフトスタンドと同じ、天板の支柱を回して高さを調整するタイプなので、自在の高さに合わせられる利点があります。
 天板をワイドにするかナローにするかで迷いましたが、今使っているバイクは、クロトレもTT-R125もエンジンの横にドレンボルトがある事、バイクリフトの上にバイクを乗せてフォームチェックをする時に、天板がナローだとシーソーみたいになるので、ワイドの方を選びました。ワイドだと、最悪、椅子がわりにもなりますしね。

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奥がいままで使っていたスタンド
高さ調整が自在でないのが難点

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天板の固定は、このイモネジを締める事で行います
意外と知らない人が多くて
天板が回りっぱなしの人がいますが
危ないので、ちゃんと固定しましょう

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ちょっと気になったのが
スタンドの足が地面にぴったりな事
ガタガタな地面では安定しないかも?


■クロトレでの使い勝手

 基本的な使い方は、前の5段階のリフトスタンドと全く同じです。キックアームを踏んでリフトアップする。キックアームを蹴上げてリフトダウンする。それだけです。
 天板の高さは、前の時より20mmくらい下げました。お陰で、地面がどんな感じでボコってても、クロトレの下にサッと入れる事が出来る様になりました。これまでは場所によっては、クロトレでもリアを持ち上げて載せる必要があったので、とても楽です。バイクを下ろす時は、ダンパーが効いてガシャーンとは降りません。というか、ダンパーのテンションが効いているので、バイクが地面に着いても天板はまだスキッドプレートに当たっていて、なかなか天板が降りてきません。この辺りはちょっと面倒臭いところですが、キックアームを爪先で押し上げて、強制的に天板が下がる様にする事にしました。

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結構余裕を持たせました

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もうちょっと低くしても良かったかな?

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天板がなかなか降りないので
爪先でキックアームを蹴上げて下ろします



■TT-R125での使い勝手

 次にTT-R125。こちらは前は天板の位置が結構高かったので、バイクを持ち上げて載せる必要がありました。今回もそうする事には違いないのですが、前よりは高さを抑えているので、労力が相当に軽減されました。前のリフトスタンドの時は、TT-R125をリフトアップすると、結構高さがあって、その上でフォームチェックをするのをかなり怖がれていましたが、それも軽減しました。
 今回、ダンパー付きにした理由は、TT-R125をリフトダウンする時、ダンパーなしだと下ろした時の衝撃が大きく、それを避けるためにバイクを持ってリフトダウンする必要があったからです。ダンパーを使う事で、そうした手間をかける事なく、バイクに余計な衝撃を加える事なくリフトダウンする事が出来ます。

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ここまで下げるなら
スキッドプレートとツライチにしても良かったかも

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TT-R125だと、結構高くなる
これでも前のよりはマシになってる

一瞬、ガシャってなってる様に見ますが
いきなり地面に落ちてないので、バイクへの負担が少ないです



■感想

 クロトレの写真を見ると、まだまだ結構高さに余裕があるので、いっそ、TT-R125のスキッドプレートの高さに天板を合わせた方が良さそうです。だったら、前の5段階のリフトでも出来たのですが、やはりダンパー付きの方が、特にTT-R125を扱うのには便利というか、安心なので、買い換える意味はあったと思います。
 H型の足は、地面に全面的に触れるタイプで、地面がボコボコしている所だと、安定感が悪くなる様な気がします。もっとも、それはどんなバイクリフトにも言える事で、出来るだけ平らな所を選ぶ習慣が出来ていますので、あまり問題にはならないでしょう。それよりも、他の人のレビューを見ていると、いきなりプラパーツが割れたといった報告もありましたので、ちょっと要注意です。
 上にも書いた様に、天板は支柱のイモネジを締める事で固定するのですが、締め方が甘いと緩んでくるので要注意です。高さを変えないのなら、ネジロック剤塗っておくのも良いかもしれません。

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思った通り、ちょっと使っただけで、底に傷が入った
まぁ、そういうもんだと思うけど


 しばらく使ってみて分かった事ですが、天板を固定するイモネジが非常に緩みやすいです。バイクを載せたら、直ちに緩みます。思いっきり締めこんでも緩みますし、ネジロックを塗っても緩みます。これは構造的に仕方ない事なのかもしれませんが、うっかりそのままにしていると、バイクを載せたまま天板が回りだすので、とても危険です。もしかしたら、何か対策があるかもしれませんが、当面はバイクを載せる前に、イモネジを締めこむ事を忘れず行う事にしました。