前回、「生涯的MVP(先生談)」という事で、自分でも大きく躍進を感じれる走りが出来たのですが、あれから2週間経って、それが出来たら本物という事で、ベストテクコースイチカイに練習に来ました。今回はフリー走行で土日連日の予定です。
今日の最高気温は34度とか
こないだは37度だったんで、だいぶマシ
(だけど暑い)
■先生からアドバイス
いつもの様に早起きして(前の晩は0000時就寝、0400時起床)、BTC市貝には0800時頃到着。早速バイクを下ろし、工場扇やらポタ電やらソーラーパネルを準備して、暑さに備えました。天気は晴天。ちょっと雲が多い感じでしたが、晴れればソーラーパネルは元気に発電してました。
用意が出来たので、先生に走行料を持って行った時、前回のスクールやフリー走行を踏まえて、色々アドバイスいただけました。強調されていたのは、膝を曲げないという事。これについては、習いたての頃から言われている事なのですが、膝曲げちゃうと、サスは仕事しないし、Gのベクトル転換もされないし、フォームもへったくれもなくなります。
新しい事を習うと、そっちの方に神経を集中させるので(それはそれで大事な事ですが)、他の部位は意識が乏しくなったりする事が多いです。意識しなくても出来る様になっていれば良いですが、案外そういうものでもありません。なので、同じ事であっても、つどつど注意が施される訳です。
前回より雨の影響が残ってました
■どうにも調子悪い?
さて、今回はジャンプ飛ぶつもりでタイヤの空気圧を前0.7、後0.6にセットしました。他の先輩方は0.8くらいだったりするので、まだ低い方です。エンデューロだと空気圧落とすのが多いのですが、BTC市貝はそこまでチュルチュルしたコースではないですし、ジャンプ飛ぶつもりならリム打ちの心配の方こそせねばならない、という訳です。
さっそく、ウォーミングアップで南EDコースに行ってみました。ところが、全然接地感がなく、なんか体もあまり動かない様な感じで、前回の様なイケてる感が全くありません。とにかく、接地感がないのには閉口してしまいました。
何周か走ったあと、仕方なくパドックに戻って空気圧を下げる事にしました。測ってみると走行して熱で空気が膨張して、前0.8後0.7になっていました。各々0.7、0.6に調整しなおし、再度南EDコースを走ってみると、いつもの様でちょうど良い。まぁ、走りにくいのを無理しても上手にはならないと思うので、いつも通りの空気圧で行く事にしました。
この後、EDコース、チャンピオンコースも試走。この2週間の間に、何度か雨でコースの表面が流れたり、あと雑草が相当に生えていてコース幅が狭くなったりで、前に来た時よりも走りにくい状態になっていました。
ともあれ、今日は前回に比べてどうにも調子が良くない。体の調子じゃなくて、ライディングの調子。こういう時は、前に出来てた事が出来なくなってる、忘れてる、癖が出てる、といった具合なので、早く走ろうとか上手に走ろうじゃなくて、ゆっくり自分のフォームを見直しながら走る練習をする事にしました。
チャンピオンコースも結構草が生えてて
草持って帰る事が多かったです
というか、翌日剥けました
■膝が曲がるとどうなるか?
という訳で、今日はEDコースを中心に練習する事にしました。前回もそうでしたが、ここ数回のスクールで習った事を特訓するには、EDコースの方が変化が大きく適しています。
とにかく、自分のフォームがどうなっているか、そこに注意して走りました。骨盤立ててるか、肩甲骨寄ってるか、肘は落ちてないか、コーナーリングでちゃんと肋骨の下辺り動かしてるか。加速のポイントを体感できてるか、ジャンプやコーナーの進入でのアクセルワークはどうか、気をつける部分は沢山あります。こういうのを無意識に自然に出来ちゃう人ってのが上手な人な訳です。
まだまだクソ暑いので、走っては休み、というのを繰り返している内に、徐々に2週間前の感覚が戻ってきた気がしました。そうすれば、少しピッチを上げて、ジャンプも飛ぶ様にしました。ここで問題発生。下り坂を下る時や、大きめにジャンプを跳んだ時、膝が折れて前に出る事があり、その時は非常に怖い思いをするという事。そうならない様に、足は突っ張っておく必要があるのですが、ついついうっかり膝が前に出る事があって、これはマズイなぁと感じました。
ちなみに、前回は膝が前に出る様な事があまりなかったので、スクールの直後と2週間後では、癖の出方に違いがあるのかな、とか思っていました。ともかく、曲がらない様に注意するしかないのです。
こないだよりは気温が低いせいか
昼はそこそこ食えました
■轍の練習
ある程度感覚が戻ってきたところで、苦手な轍の練習をする事にしました。ここには何本かの轍があって、普段は一番通りやすい右側の轍を通過するのですが、それでは苦手意識を克服できないので、右から左へ毎周回通過していく、という練習をしました。
上手な人に言わせると、ここは狙いを定めてスタンディングでサーっと通過するそうですが、自分にはそんな器用な芸当は出来ないので、とにかく安全第一で通過できるのを目的とします。具体的には、手前で減速して、狙いを定めて、轍にフロントが入ったらアクセル開けて抜けていく、まぁコーナーリングの要領と同じ様なもんです。
やってみて感じたのは、まずはこの手のセクションでも、繰り返し反復練習している内に、それなりに苦手意識は減ってくるという事でした。まぁ当たり前の事ですね。最初はモタモタ難しいなぁと思ってても、やってる内に苦手というほどではなくなってくる。これって結構大事だと思います。
次に、轍セクションを抜けたその先が、登りの左コーナーで、しかもイン側が掘れてて通行不可なので、アウト側から回り込むのですが、左の轍だとラインをアウト側に変えていかねばならないので、ラインどりが悪いとスムーズに曲がれない。その上、曲がった先がこれまた掘れているので、なるべく掘れてないラインを選ばなきゃならないので、難しい。
とはいえ、右の轍を通過した時はスムーズに曲がれていくので、結局のところは、どの轍を通過した後も、最適なラインに入っていける様に反復練習して慣れていく、というのが正解でした。
エアコンのある小屋に入ると、出るのに勇気を要します
■本日のまとめ
前回より上手に躍動的に走るつもりで、GoProまでちゃんと用意して行った割には、映像で残したくなる様な走りが出来ない、ってのは、まぁよくある事です。前が上出来すぎただけで、実はそこまで身に付いてはいない。そういう事なんです。だから、あしげく通って反復練習する必要がある。しかも、それとなしに見てくれてる人がいる所で、という事です。
今までの自分に足りてなかったのは、こういう事なんだと思うんですね。だから、他のコースもレースも全部オミットして、市貝通いを決心した訳です。そのお陰で、元に戻ってしまうのを引き戻せた様な気がします。最後の方は、だいたい前回通りの走りが出来る様になっていました。
今回は、EDコースを7周ほど走っては休み、ってのを繰り返したんですが、それでも何だかんだでエンジン稼働時間は1.5時間。自主トレでこんなに乗るのはあまりないので、自分なりには結構頑張ったかな。まぁ、クロトレの乗りやすさにも相当助けられてるんですが。
前回に比べると、気温が低かったせいか
頑張りが効いたのかも?
コメント