去年、惜しくも1ポイント差でBクラス年間チャンピオンを逃したモチュールカップ。当然、今年も再起を目指していたのですが、年初に2023年モデルのBeta X-Trainerに乗り換える事に決定し、それが到着するまでの間の半年間、バイクの活動はお休みしてました。なので、今年はチャンピオン争いには出遅れたので、演習としてモチュールカップに参加する事にしました。
今回は仕事の都合で当日入り
といっても、最近、日帰りで練習によく来るので
朝早起きも慣れたもんです
■防暑対策
普段のモチュールカップなら、前日から現地入りして事前走行をするのですが、今回は仕事の関係で土曜日が出勤。金曜の晩から職場に泊り込み、土曜の夕方に帰宅するという段取りでした。まぁ、普段のフリー走行でも朝0400時に起きてBTC市貝には0700時頃到着する、といった感じですので、不利があるとしたらコースに慣れる機会は、レース前の下見ラップしかない程度です。天気はずっと猛暑なので、コース自体は走りやすいでしょう。
ところで、モチュールカップのBクラスは今年はご新規さんも増えて、結構賑やかなのだそうです。つまり、昔みたいに完走したら1位2位という訳ではない、という事です。どんな人が出てるかも分からないので、とりあえず今年最初のレースは様子見といった走りにする事にしました。
というか、6月末からBTC市貝で走ってますが、来る度に猛烈に暑い。先週のスクールなんか、気温37度です。体温よりも高い気温の中で2.5時間も走れるんかいな、というのが率直な感想ですが、やらん訳にはいきません。なので、出来る限りの準備はしました。
クーラーボックスには、2リットルの麦茶2本、1リットルのロックアイス、レッドブルやサイダーなど6本、凍らせたチョコパイなどを詰め込みました。ハイドレーションにはロックアイスを入れて中の麦茶を出来るだけ冷たい状態で飲める様にしました。クエン酸パワーは、今回初めて麦茶で溶いてみたのですが、真水でやるより飲みやすかったです。ただ、アミノボンバーはどうやっても美味くはなりませんでした。
レースの前にはあまり食えないのですが、それでも自家製の梅干し入れたおにぎりやクリームパン、チョコパイなど食べやすいのを摂り、レッドブル(敢えてノンシュガーでない)やサイダーなどの冷えた糖分も摂りました。
朝方は雲があって比較的涼しかったですが
陽が出てくると猛烈に暑くなりました
今回、クエン酸パワーを初めて麦茶で飲みました
案外イケました
ただ、レース中に飲めなくなるアクシデントが
■追突
本日の第4戦は暑いのでレース時間を30分短縮して2時間で開催とのこと。新しいクロトレは前のに比べると燃料タンクが0.3リットル増えているので、まぁ無給油で走りきれるでしょう。ただ、実際にどれだけ消費するかは未知数なので、下見ラップのあとに燃料補給して、クイックチャージャーはピットエリアの入り口に用意しておきました。
スタートはいつも前列に並ぶ様にしていますが、実際発進したら出遅れて、気がついたら最後尾を走っています。まぁ、毎度のことなので気にしない。自分には自分の戦いがあるという訳です。だいたい自分と同レベルくらいの人に目星をつけて追尾開始。モチュールカップはコース幅が狭いので、抜きどころが少ないのもあるのですが、優速でないと抜けないので、どこで抜こうか考えつつ走っていました。
と、その時、右後方から抜こうとしたバイクに接触され、あわわと体勢崩して藪に激突。自分は地面に投げ出されました。幸い怪我はなく、バイクも藪に立ってもたれ掛かっただけなのでダメージは無かったのですが、せっかく抜きに掛かろうと楽しみにしてたのがおじゃんになりました。運の悪い日というのはあるものです。
そんな事よりも、麦茶飲もうとヘルメットに仕込んだ吸い口を吸っても、一滴も出てこない。どんなに頑張っても出てこない。キャメルバック使ってた時にはこんな事は全くなかったのに、期待のSUWEは肝心な時に役に立ってくれない様です。何にしても、クソ暑いからせっかくロックアイスまで仕込んだのに飲めないとなると、先がちょっと厳しい気がしてきました。
発進に失敗しようが
とにかくスタートは前列からです
とにかくスタートは前列からです
この頃はまだまだ全然元気
そろそろ抜きに掛かろかーと思ったら
後ろから引っ掛けられてしまいました。がっくり
後ろから引っ掛けられてしまいました。がっくり
■転倒
ともあれ、始まったばかりなので、気を取り直して再発進。走ってて気がついたのは、先週のスクールで習った事は結構効いてるな、という事でした。とにかくコーナーがスムーズで曲がりやすい。これまで苦手だったタイトなコーナーも、ストレスなく曲がる事が出来ます。また、モチュールカップでは練習の時みたいに4速で走り通せるコース割ではないので、3速を多めに使ってましたが、その3速にしても前のクロトレの2.5〜3.5速くらいの感覚なので、前のよりも楽に走れてる気がしました。
そうこうしている内に、さっき追尾してた人に大体200mくらいまで接近してきました。何のかんので新しいクロトレ、早いです。あまり慌てず確実に距離を詰めていこうとしました。今回のコースコンディションは、ほぼ雨の影響を受けず走りやすいのですが、土の柔らかいところは掘れて轍やクレパスになっている所もありました。
そういう所は気をつけて慎重に抜ける様にしていたのですが、気負った気持ちで注意力が散漫になったのか、轍の途中で不意に止まってしまい、そのまま斜面の方に転倒。バイクを起こすのにも、下の方から押し上げねばならないので難儀しました。
こうなると、もう今日は競争にもレースにもならないので、とにかく先週習った事を復習する場となったのですが、何せ汗は出まくるし給水は出来ないしで、45分走った頃には暑くて目も霞む感じ。ゴーグルのスポンジが吸いきれず流れてきた汗や、まだ残ってる鼻風邪で垂れてきた鼻水まで舐めて頑張りましたが、よくよく考えたら今日は頑張っても仕方ない厄日なので、無理に走らず、60分を経過した時点でピットインして、脱げるもん全部脱いで、冷やした麦茶飲んで扇風機抱きかかえて休憩しました。
ここは前から苦手ですが
文句言うた直後に転倒は格好悪いですねぇ
やばいと思ったら早めに休む事にしました
■今回のまとめ
多汗の時の給水というのは大事だな、というのを実感できたのは、ピットインして15分も休んでると、そろそろ走りに行こうかという気になってきたからです。勝敗には影響しませんが、モチュールカップのコースを走れる貴重な機会ですので、無駄にはしたくない。という事で残り45分、元気に走りました。あのまま走り続けてたら、おそらく限界ヘバヘバでロクな走りにはならなかったでしょうし、練習という意味で、休んで正解だったと思います。
USWEが使えなかった理由は、追突されて転倒した時に、何かのはずみでハイドレのバッグとチューブを繋いでるカプラーが外れてしまったからでした。というか、キャメルバックも新しいリザーバーは同じ構造になっているのに、こんな事になったのは一度もなかったので、USWEに対する信用がなくなりました。そもそも氷や飲料を入れるのも難儀ですし、ハンズフリーキットも使い勝手がイマイチなので、元のキャメルバックに戻す事にしました。使い慣れたのが一番です。
一度目の転倒は不可抗力ですが、二度目の転倒は明らかに自分のドジです。あとでスクールの先輩に聞いたところ、ここはスタンディングで狙いを定めてアクセル開けて通過するとこだそうです。フリー走行でも走れる所なので、今度重点的に練習しようと思います。
これは前のクロトレの時から感じてた事ですが、いいとこづくめのクロトレも弱点があって、減速時にフロントが縒れる事。これはトラ車っぽくフロントが軽く作ってるからだと思うのですが、しっかり抑えてないと、フロントが縒れてコケそうになる。ところが地形だの競ってる時だの、意識が飛ぶとフラっとフロントが縒れていきなりコケる、という事があります。小回りが利くバイクの利点でもあり欠点でもあるので、この点は乗り手がしっかりするより他なさそうです。(ステダンつけるって手もありますが、余計なもんつけたくないし)
熱中症になると飯も喉を通らなくなるのですが
しっかり休んだおかげで
楽しみにしてたランチ樹林のお弁当も美味しく喫食
今回は下見ラップ入れて
都合1時間54分稼働しました
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