今月はこれまでの遅れを取り戻す、という訳ではありませんが、7月末のモチュールカップ第4戦までに積極的に市貝通いをするつもりをしてました。しかし、梅雨時期ですので、天気予報だと結構雨が降る予報で、ちょっと腰が引けてました。結局、前の土曜日の夕方の予報で、こりゃ大して降ってないわ、という事で、予定通り練習に行く事にしました。


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雨の影響はほぼなかったみたいです
今日もガンガン走れます





■オイルポンプ

 まずはバイクの準備。前回までで2回乗っているので、エンジンオイルのタンクに2stオイルを補給。前のクロトレでは、サイドカバーを外してタンクの中身を見れたのですが、2023年モデルでは目見当で入れていくしかありません。何だかんだで結構使ってたみたいで、どんどん入っていきます。溢れない様に注意しながら、満タンでストップ。ちなみに、オイルタンクの下はエアフィルターで、うっかりオイルを零してもエアフィルターが受けてくれる構造になっています。
 燃料を給油したあと、エンジン始動。ここで注意するのは、ちゃんとエンジンオイルが送られてるか、オイルチューブを見る事です。前のクロトレでは、チューブの中の気泡が動いているので正常にオイルポンプが動いている事を確認しましたが、2023年モデルでは暫く乗ってないと、負圧でオイルが戻るのか、気泡どころでなくチューブからオイルが抜けてたりします。エンジンを始動したらオイルが送られるのですが、送られるまでエンジンオイルなしでピストンは動いてる訳で、大丈夫なんかと思わないでもないのですが、まぁ、まったく送られてなければ焼き付いてしまうでしょうが、送られてるのでこのくらいは大丈夫なんでしょう。
 余談ですが、オイルチューブを見てて気づいたのですが、燃料タンクの形状が、バイクの右側からでは点火プラグにアクセスできない形になっていました。左からはちゃんとアクセスできるのですが、おそらく容量を稼ぐために左右不対象な形にしたのでしょう。まぁ、プラグ交換はバイクの左側からしかした事ないので、問題ないのですが。

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給油口がど真ん中なんで、ぶっちゃけこぼしやすい

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1週間乗らないと、結構戻ってて
オイルがキャブに行くまで空焚きの格好になるけど
まぁ、大丈夫なのかな?

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点火プラグは向こう側から外せません


■モードスイッチ

 さて、いよいよ練習開始。とりあえず、南EDコース、EDコース、チャンピオンコースを、ゆっくり試走しました。週の間の雨の影響はどのくらい残ってるのかな、と思いましたが、日陰の所の轍に水たまりが残る程度で、ほぼ前回と同じくらいのコンディション。ただ、EDコースのタイトコーナーからの登りのセクションが結構掘れてて、どうにもスタックしてしまうので、今回はパスする事にしました。
 ところで、試走は大抵2速雨モードで走る事が多いのですが、今回のクロトレではモードスイッチは左のままにしてあります。前のはセル/キルスイッチを入れ替える格好で、モードスイッチは右側に移したのですが、走ってる最中にモードを切り替えるという事は、アクセル操作もやってる最中に、という事だったので、よくよく考えたらあまり良くなかったかもしれません。結果としては、セルキルスイッチの隣にモードスイッチがあっても、十分親指が届くし、走りながらでもスイッチ切り替えが出来るので、左のままで正解だったと思います。もっとも、最近ではほとんど晴モードで走ってますので、切り替える事もあまりないのですが。
 という訳で本日のメニューは、南EDコースからチャンピオンコースの桑畑とMXを交互に走る事に決定。ひたすら走り込みます。

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浅いと思った轍の水たまりに入った結果
しかも、落ち葉が腐ったのか、結構臭かったりw

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全コースを1周した時の移動ログ
オレンジ色は歩いた部分を表示する色です

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自分は手が大きい事もあって
この位置でも余裕で親指が届きます



■4速で出来る事

 前回の練習で、2023年モデルのクロトレは、4速がかなりワイドレンジになっている事に気が付いたのですが、では4速オートマ走法でどの辺りまで車速やエンジンの回転が落ちたら無理になるのか、試してみました。
 相変わらずすごいと思うのは、前のクロトレだったら3速に落とさねばならない様なところでも、4速で入っていって、そのまま立ち上がっていくという事。操作の手間が要らないのだから、その分楽な訳です。2速まで落とさねばならない様なコーナーでも、その先が下りだと分かっていれば、そのまま入っていけます。下りは、よほど徐行せねばならない様な路面でない限り、4速で降りていった方が楽です。
 4速でも低速で粘って強い訳ですが、アクセルを開ければやっぱり4速な訳で、3速で走るより早いのは当然の事です。同じ速さでも3速だと、頑張ってアクセル開けねばならないし、ちょっとアクセル緩めたら減速Gが掛かってくるしで、しんどいのです。その様な訳で、広いチャンピオンコースは、ほぼ4速で走っていました。
 南EDコースやEDコースの方は、コースが狭いので3速がメインになるのですが、その3速にしても、前のクロトレに比べたらワイドレンジというか、加減速Gが掛からない2速というか、緩急つけた走りを十分スムーズにやってくれるので、非常に楽でした。

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この季節、梅干し食わないと、意識がシャキッとしません

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休む時はとにかく休む
快適さは罪ではありません


■車速に慣れる、ジャンプを跳ぶ

 同じ車速で走ってても、3速より4速の方が加減速Gが掛かってこない分、楽に走れる訳ですが、楽してるんだったらもっと頑張って走れ、というのは道理です。なので頑張って走る事にしました。もっとも、いきおいアクセル開けたら良いというもんでもありません。徐々に体を慣らしていって、大丈夫の範囲を広げていくのが、こういった日常的な練習の課題であると思います。
 頑張って走るというと、以前なら必死のパッチで走るといった感じですが、それに対してクロトレは「楽しんで走る」というのが得意なバイクだな、と思います。とにかく走ってて楽しいのです。頑張って走るというより、楽しいから走るといった感じでしょうか。なので知らず知らずのうちに車速が上がって、それまでのブレーキングでは間に合わなかったりとか、突っ込みすぎて曲がりにくいとかいうのもありました。そういうのを修正しながら、体を慣らしていきました。
 ジャンプは、はじめのウチはあまり飛ばない様にしてたのですが、それはやっぱり若干怖いからで、闇雲には飛ばない様にしています。こちらも徐々に飛距離を伸ばす様にしましたが、どの程度の車速で、どの程度減速を入れて、法面でどの程度アクセル開けると、どの程度飛んで、どう着地するか、というのを確かめながら飛びました。ジャンプというと、高く遠く飛んだ方が良いと思う人もいますが、自分はいかに安定した姿勢で飛んで、ストンと着地するかの方が重要です。
 とはいえ、前回の20%増しくらいで飛ぶ様になってきて、ある程度飛んだ方が着地もショート気味にならずスッと降りれるんだな、というのが体感できる様になりました。

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着地の時にサイドスタンドが暴れてそうなので
付属のゴムを掛ける様にしました

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ジャンプ飛んでたせいか
ブーツにこびり付いてた泥が全部落ちました

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この時期、キンキンに冷えたサイダーは欠かせません
ペットボトルでなく缶の方が冷えた感が強いです


■まとめ

 本来はモチュールカップの練習として、2.5時間耐久といった練習もしたいのですが、とにかくクソ暑くて、南EDコース3周にチャンピオンコース4周も走ったら、頭がぼーっとしてそれ以上走る元気が出ません。なので、走りに行っては30〜40分休み、というのを繰り返していました。
 最後には、あまり根詰めて走ってもしんどいので、モチュールカップを走りきる時の、余裕もった走りをしてみました。それでも前のクロトレの時よりもスムーズに、安定的に、体の中の軸を感じながら走れて、やっぱり新しいクロトレは良いなとか、反復慣熟練習の効果は出てるなとか、そういうのを感じながら走りました。
 ここ1年くらいずっと思うのは、あっちこっちのコースを味見する様な感じで走るより、一つのコースで走った方が、乗り方だの車速だの、基本になる部分がより身に付くのでないか、という事。どこそこの河川敷や山で主みたいな人が、どこ行っても早かったりするのは、一所で専念して走ってて、結果的に徹底した反復練習で基本ベースとなる技能が高まった、という事でないかと思うのです。
 まぁ、自宅から片道3時間かけて行き来するには、ちょっと遠い市貝ではあるのですが、ようやく楽しく走れる様になったし、ああしようこうしようといったのも出てきましたので、今後も通う事にします。

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今日のエンジン稼働時間は約108分

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という訳で、本日の練習は終了〜