せっかくアレコレ手を入れてベストな状態を保とうと努力してるTT-R125“ドライジーネ号”ですが、肝心の嫁はんはあんま乗ってくれなくて、イベント連れてっても2〜3周で終了〜という、寂しい状態なのですが、その割にはコケてあちこち傷めて帰ってくるので、ちょっとコスパの合わない感じになってます。今回は、そのアチコチ傷めた部分の改修です。
3年使ったチェーンを新品に交換
毎度、間違ったコマ数でカットしてないか心配になる
■BBRチェーンガイドの問題
TT-R125の純正のチェーンガイドは、樹脂の板一枚をつけたチャチなもので、ちゃちすぎて話しにならないので、BBRのごついのを付けています。ところがBBRのチェーンガイド、中の樹脂がチェーンにゴリゴリと当たってて、取り付けると擦れてクソ重い。そこでチェーンの当たる部分を削ってみたのですが、それでもやっぱり当たってるみたいで、バイクを押したら重い。まぁ削るのも大変なので、そのまま自然に削れていくのを待っていました。
ところが、ファンフェスから帰って、リアのスプロケを見てみると、外側だけが斜めに削れ、歯もところどころこぼれている。チェーンとガイドの隙間が狭いのに、草むらを走ったりしたらしいので、草でも噛んでチェーンラインがずれたのかと思い、改めてガイドの樹脂の部分を大胆に削る事にしました。
こんな風にスプロケの外側だけ削れるなんて事は
普通ではあり得ません
BBRのチェーンガイドの樹脂をさらに削る事に
■取り付けステーの歪み
そして改めて付け直し、チェーンも3年使ってダルダルになっていたので新品に交換し、やれやれと思ってたところ、リアホイールを回してみると、チェーンガイドの部分でチェーンがスプロケから外れかけてるのを発見。これはおかしいという事で、よくよく見てみると、チェーンガイドが内側に押されて斜めになっていて、チェーンに思いっきり干渉してる事が分かりました。
どうやら、左にコケた時に石でもあったのでしょう。押されて内側にチェーンガイドが押し込まれたのでしょう。ガイドの取り付けステーを元に戻せば、ガイドを真っ直ぐにする事は可能ですが、同じ事を繰り返す可能性もあり、あまり頻繁だとステーが折れてしまいます。そもそも、こんなゴツいガイドをつける様に設計されてないんだと思います。
そこで、別にHEDやる訳でもなく、そんなにゴツいガイドは必要ないと判断し、純正のガイドに戻す事にしました。もっとも、もともと付いてたやつはボロボロで捨ててしまっていたので、新品を取り寄せる事にしました。外装もそうですが、2006年の古いモデルですが、新品のパーツがメーカーから出ます。これなら、リアホイールもシャカシャカ動くでしょう。
チェーンがスプロケから外れてるのにビックリ
■純正に戻す
ステーが斜めになっているという事は、純正のチェーンガイドを付けても斜めになるという事で、それではチェーンにガイドが当たる事には変わりがありません。まずはステーを真っ直ぐに戻さねばなりません。しかし、その為の工具がありません。バイク屋さんが近所であれば、持ち込んで直してもらうのですが、ちょっと遠いし、この程度の事は自分でやってしまいたい。
という訳で、クニペックスのウォーターポンププライヤーのコブラを調達しました。前から欲しいとは思ってましたが、こういった用事以外で使う事がなさそうなので、買い控えていました。
ところが、純正のチェーンガイドを取り付けてみたところ、ステーが斜めになってるのでガイドも斜めってはいるのですが、チェーンまでに間隔は十分にあって干渉するほどでもなく、これなら無理にプライヤーでステーを元通りにする事もないな、と思いました。
せっかく調達したクニペックスのコブラ
何かの機会に役立つでしょう
チェーンガイドが斜めってますが
チェーンにはまったく当たりそうにないのでヨシ
■まとめ
TT-R125は、もともとは小柄な子がファンライドで楽しむのを目的として設計されているバイク だと思うのですが、軽さと強心臓から、結構ハードな使われ方もするバイクです。なので重装備を施す人もいると思うのですが、やっぱり元の設計で前提とされてない社外パーツというのは、どっかしらに無理が出るもんなんだな、というのを今回感じました。
BBRのチェーンガイドをつけてた時は、バイクを押すにしてもかなり車体が重く感じてたのですが、純正に戻してからは、チェーンガイドがチェーンに擦れないため、軽々を押せる様になりました。上にも書いた様に、ハードエンデューロとかトレールトライアルで使うつもりがないなら、これで十分だと思います。
ペラペラのチェーンガイドですが
原設計でこれと良しとしたからには
理由があったはずです
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