まだクソ寒い時期ではありますが、夏の車中泊に備えて、防虫ネットを注文しました。このネット、高い割には人気があるらしくて、夏真っ盛りの時には品切れで手に入りません。今回は納期未定という事だったのですが、注文した2日後には発送の連絡が来ました。という訳で、今回は虫除けネットの組み込みです。
■防虫ネットが必要な理由
夏場の夜でもクソ暑い時期に、トランポにドアにネットを仕込んで蚊帳にするというのは、結構前から知っていました。ただ、それを実行し得なかったのは、前に乗ってた100系ハイエースのための防虫ネットといのが皆無で、ネットどころかその他の車中泊やトランポ用の装備備品が、200系ハイエースのものばかりで、100系ハイエースのものはまずないのです。200系ハイエースに乗り換えた理由の大半が、このためでした。
しかし、いざ買うとなると、この防虫ネット、結構お高い。今回買ったユーアイビーグルの防虫ネットは、一番評判の良いものですが、左右のスライドドアとリアゲートの3面セットで、39,600円+送料1,320円します。安いのもあるのですが、チャチかったり取り付けに難があったりする様です。だったら一番良いのをつけた方が良いと思った訳ですが、夏場しか使わないものにポーンと4万出すには、時間がかかったという訳です。
そこで、スライドドアの窓につける網戸をつけて様子を見てみたのですが、この窓だけでは夏場の夜の車中泊では風が全然入って来ず、結局、蚊の襲来を甘受してリアハッチを開け放つ事になり、3面の防虫ネットは必要だなと感じた訳です。もっとも、夏本番では、このネットも品薄になる様で、結局去年の夏には間に合わず、今の時期での購入となりました。
実際に使うのは、7〜9月の間ですが
去年はこれがなくて、結構キツかったです
■取り付けは簡単?
さて、長らくほったらかしになってた防虫ネットですが、そろそろ取り付けん事には夏本番に間に合わないという事で、作業に取り掛かる事にしました。中身は物が届いた時に点検しておいたのですが、問題なのは説明書が実に簡単なものでしかなく、そのうえリアゲート用の説明書しかない事。これではさっぱり分かりませんので、YouTubeで取り付け方を勉強しました。
一番不安に感じたのは、リアゲートやスライドドアから雨水等が入り込まない様にするウェザーストリップと呼ばれるゴムを外して取り付ける事。外したとして、ちゃんと元通りに出来るのか。そもそも外れるのか、といった事が不安でした。まぁ、どなたも普通に外して普通に戻してるので、出来るのでしょう。
まずはリアゲートから取り掛かりました。ウェザーストリップは一気に全部外すのではなく、少しずつという事でしたが、実際には防虫ネットを取り付けるためには、上辺の部分全体を外す必要がありました。防虫ネットを当ててセンターを見定めて、防虫ネットの端を車体と内装の間に押し込み(プラパーツが付いてるからやり易い)、ウェザーストリップをはめ込んでいきます。上辺の中央から徐々に左右にはめ込んでいく格好です。
作業は一人でもやってやれん事はないですが、もう一人助手が居てくれた方が楽です。ネットを持っててもらったり、片側をやってる時にもう片側を保持して貰ったりと、作業が捗ります。防虫ネットのセンターが出てないと、左右片側に寄ってしまいますので、それに気が付いた時はすぐに直します。
作業は一人でもやってやれん事はないですが、もう一人助手が居てくれた方が楽です。ネットを持っててもらったり、片側をやってる時にもう片側を保持して貰ったりと、作業が捗ります。防虫ネットのセンターが出てないと、左右片側に寄ってしまいますので、それに気が付いた時はすぐに直します。
縁に付いてるプラパーツ
これのお陰で防虫ネットを挟み込みやすい
ウェザーストリップを少しずつはずして
ボティと内装の間に防虫ネットを入れていき
ウェザーストリップを戻します
ステップのプラパーツは
マイナスドライバーで簡単に浮きます
若干間口が狭く感じますが
バイクの上げ下ろしには影響ありませんでした
■少々のところは目をつぶる
次はスライドドアの方。こちらもやり方は基本的に同じですが、間口の形が左右対称ではないので、その点だけやりにくさがありました。
防虫ネットのセンターを見定めるのは同じですが、中心が出てると思っても片側にずれてたり、ウェザーストリップがズレて余ってるところと足りないところが出たりと、リアゲートの時より難儀しました。間違いに気が付いた時は、ウェザーストリップを少し外して、防虫ネットを少しずつずらすとか、ウェザーストリップの余った部分を押しながら、尺取虫の要領でウェザーストリップが足りない方向に伸ばしていくとか、そういう小手先の器用さで対処しました。
困ったのは、最後の下の方で、ウェザーストリップを外そうにもステップの内装を剥がさない事には外せず、ステップの内装の上には荷室の板が乗ってるので外しにくい。最後のビロビロはどうしたらいいのか分からず、一旦作業中断。改めてYouTubeで調べてみると、下のビロビロは無理にウェザーストリップに挟み込むのでなく、付属のベルクロテープでステップの内装の上から貼り付けるという事が分かりました。
そんなこんなで、どうにか防虫ネットを取り付ける事が出来たのですが、今ひとつピッとした感じがないのですが、とりあえず隙間なく張れてますし、少々のところは目を瞑る事にしました。
作業は一人でもやれん事はないですが
二人いた方がやり易いです
下の方はベルクロテープで止める仕様です
下が止まってるので、ファスナーの上げ下ろしも楽です
こちらもネットの分だけ
若干間口が狭くなった様に見えます
まぁ、慣れでしょう
■使い勝手
この防虫ネットを導入する前にちょっと懸念してたのは、トランポの車内の掃除をする時、この防虫ネットの縁の部分が邪魔になったり、そこにゴミが溜まって掃除しにくいのではないか、という事でした。確かに、その部分でゴミやホコリがせき止められそうな感じですが、今は掃除はほとんどマキタのブロアーで吹き飛ばす方式になっているので、あまり影響しなさそうです。
次に、ウェザーストリップを着け外ししてる時に感じたのが、素人が着け外しして、雨漏りする様になったりはしないか、という事。丁度車体が汚れていた事ので、取り付けの後、洗車場に行って撥水ポリマー洗車をしてみました。結果は、全くいっさい水は車内に染み込んでいませんでした。
ちなみに、スーパーGLは鉄板のボディに上に内装があって、その間に防虫ネットを入れてウェザーストリップを取り付けるので、洗車場とか台風とかでも水が沁みてこないらしいのですが、鉄板むき出しのDXの場合は若干染みるそうです。少々高くても、スーパーGLにしといて良かったです。
このビロビロの部分が
付ける前はちょっと気に入らなかった
実はリアの方は、雨よけになるとか
掃除に関しては、ブロアーでひつこく吹くので
まぁ、このビロビロも大して影響しないでしょう
洗車直後
全然水は中に入り込んでません
リアの方も浸水は全くなし
スーパーGLにはスライドドアのとこにアシストバーがあるので
巻き上げたネットをベルクロテープで止める事が出来ます
■ドアストッパー
防虫ネットのネタを探すと、ほとんどと言っていいほど出てくるのが、リアゲートのドアストッパー。要するに、ドアと閉め切らない様にする器具なのですが、車中泊の時に、防虫ネットだけでは中が丸見えになるので、リアゲートを閉め切らない様に下ろして、風通しを確保するために皆さん使っている様です。本来の使い方でないそうですが、便利グッズというところでしょう。
自作する人も多い様ですが、自分は作るのが面倒だったので、KTCのドアストッパーを買いました。値段は2,800円ほどします。使い方は実に簡単で、カラビナになってる方をドアロックの受けの方に引っ掛けて、輪になってる方をドアロックの爪になってる方にセットするだけ。解除は普通のドアロックの解除と同じです。
ただ、この程度の隙間では、あまり風が入ってこない様で、ないよりマシといった感想が多いです。実は長いやつ(ゲートストッパー、AP902B)もあるのですが、これだと中が見えてしまうのか、あまり使ってる人は居なさそうです。まぁ、自分はあまり気にしませんので、短い方の勝手が悪い様なら、買い替えも検討しようと思ってます。
KTCのドアストッパーに
ドアレバーのラバーグリップは定番の様です
ドアレバーのラバーグリップは定番の様です
夜中にトイレ行きなくなっても
すぐに出る事が出来ます
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