先月のベストテクGPスクールで習った体の使い方は、ライディングに劇的な変化をもたらして、BTC市貝の全てのコースが楽しく走れるだけでなく、ちょっと攻めた走りもしてみようかと思える様になったのですが、前回のモチュールカップ第7戦は前日に地面が濡れていたため、腰が引ける様な走りになって勝利をものに出来ませんでした。
そこでその反省と、先月のスクールで習った時の走りが再現できるかを試すため、自主トレに来ました。
気持ちいい晴天
予報では最終戦もこんな天気の様です
■まずは歩いてみた
フリー走行は朝0900時からなので、出発はスクールの時と同じ0430時。まぁ、朝は道は空いているので、0730時にはBTC市貝に到着しました。ちょっとでも遅れると、16号線の渋滞始まったりするので、早めに来てちょっと仮眠してるくらいが丁度良いです。
バイク関連の整備は終わっているので、バイク下ろしたあと、まだ誰も走り出す前に(何故か今日は上級生の人らが何人も来てた)、来週のモチュールカップのコースになるであろう所を歩いてみました。今年は通年でているので、だいたいコースは分かります。ただ、歩いて見て回るというのはあまりやらないので、バイクの上で感じてるのと、実際足で歩いて間近に見るのでは、路面とか地形がどう違って見えるのか、試してみたかったのです。
次回は前回と逆回りなので、滑りそうで怖い下り坂は滑ってスピンしそうな上り坂になったり、前回どうにも対処できなくてパッシングポイントになった鋭角ガックンコーナーが無しになるなど、違いはあるのですが、実際自分の足で歩いてみると、案外滑らないんだなとか、やっぱり足で降りるにしてもキツイなとか、いろいろ思いいたす事はありました。
今年はあまり使ってないけど、過去には使った部分も合わせ、すべてのコースを歩きました。天気予報では、来週まであまり雨も降らないみたいですし、この分なら大丈夫かなと。昔は結構ビビる事も多かったのですが、やっぱりバイクがいいと自信が持てる様です。
前回の苦手ポイントその1の坂
見た目は滑りそうなんですが、実はそうでもない
次回はここは登りで使います
前回の苦手ポイントその3
ここは見るからに苦手ですが、次回は使いません
■慣熟練習
さて、コース代払って着替えて、いよいよ練習開始。なかなかエンジンが掛からず、いよいよバッテリーがダメなのかと思ってたら、洗車の時にサイレンサーの先に栓をつけたのをそのままにしてて、それで無理無理エンジン掛けようとしてたのを、他の人に教えてもらってやっとこ栓を外してエンジン指導。3年間、ノーメンテのバッテリーとセルモーターですが、今日も元気です。
今日はスクールを受ける人もいたので、その人たちがくる前に南コースで少しおさらい。習った事をおさらいするのは、やっぱり南コースが最適で、自分だけでなく上級生の人たちも何かチェックしたい時は、南コースを走ってる事が多いです。走ってみた感じは、まぁ、だいたいこないだ習った時と同じ様に走れてる様です。どこをどう固めて、どう動かすか、それがどの様に走行に影響するか、違和感なく出来る様でしたので、南コースは早々に切り上げました。
次は南コースとパドックの下に広がる南EDコース。実質的にここがBTC市貝の初心者コースになると思うのですが、教習用の初級中級コースよりは距離が長く、登りも下りもあるので、走りこめば良い実戦的な練習になります。最初はゆっくり走りますが、慣れてきたら3速晴れモードで走ります。コーナーでの加重のかかり方、立ち上がりでのアクセルの開けるタイミング、そうしたのを確かめながら、短切にブレーキとスロットルを使って、コースを攻める様に走りました。
この南EDコースでも、水の溜まった轍とか、横滑りしやすい登りの岩盤の坂とか、そういう慎重になったり失敗したりする箇所があるのですが、ここぞとばかりに反復練習しました。何度か失敗して、岩盤の坂ではコケそうになりましたが、「ああ、こうすれば失敗するな」というのが分かっただけでも、今日来た甲斐があったというものです。
だらだらと惰性で走るのでなく
ちょっとでも攻める走りが大事かな、と
タイヤの空気圧は前0.6後0.5が一番乗りやすかったです
南コースではスクールやってました
内容は先月習ったのと同じのです
走ってると汗だくになるほどホットになりました
■クロトレのサス
次は昔の本コース、今はエンデューロコースと呼び名が変わってるのですが、そっちを走りました。この本コース、昔はもう苦手で苦手で、2分切るのに青色吐息だったのですが、先月のスクールで一気に好きになって、むしろベストテクフォームをしっかり練習するには、こっちの方が向いてるのでは?と思っています。
この本コースには、フープスの先に結構急な下り坂が連続して二つ続くのですが、下りが苦手な自分には丁度良い練習になります。先月のスクールで、実は腰ばっかり固まってて、肩甲骨周りは全然フリーだったのが下りが苦手だった原因と気が付いてから、下りがそれほど苦手に感じなくなりました。むしろ、後で動画を見た時、二つの下りを繋ぐなだらかなコーナーの移動が、ダレた感じになっていたので、そうならない様走るのを今回は心がけました。
その先には、滑りやすそうな路面の登りの左のタイトコーナーがあるのですが、ここはフロントをどこに入れて行けば、リアの追従が良い登り方ができるかを、何度も試しました。イン側に轍があるので、ついついそこにフロントを入れてしまいがちですが、そうすると内輪差でリアが外れてしまうので、かえってよろしくない様です。
このコースには何箇所かジャンプセクションがありますが、あまり飛ばない様に心がけています。というか、CRFの時は怖くてあまり飛べてなかったのですが、今はX-Trainerのサスはモトクロッサーみたいに強くはないので、あまり飛ばない様に注意する感じです。まぁ、それは良いのですが、いつもショート気味な着地になって余計に衝撃がくるので、もう思い切って飛び切るつもりで飛んだ方が良いのかな、とか思い始めています。まぁ、その前にプリだのダンパーだのの調整をして、セッティングを見直した方が良いのかもしれません。
ジャンプの着地でもうちょっと踏ん張ってくれるといいんですが
まぁ、全く調整してないので、やらないとダメですねぇ
いい感じにうっすら泥水にまみれました
本番ではモチっと乾いてくれてるといいんだけど
■ゴーグルの問題
チャンピオンコースは、劇早の生徒さんが走ってたので遠慮してたのですが、まぁせっかく自主トレに来たんだし、隙を見て走る事にしました。が、西日がキツくて前が見えにくい。特に影になってる上り坂とかジャンプの法面が全然見えなくて、思い切って走れない。そこでスモークレンズに変えてみましたが、余計に影の部分が見えなくて、話になりませんでした。ちゃんと前が見えないと、思い切っては走れないものです。
ゴーグルは視野の広さが気に入ってアリエテの8Kを使っていたのですが、ヨーロピアンフィットで平たい顔族にはいまいちフィットしないのか、ジャンプの度に大村崑(古っ)みたいにゴーグルがずり落ちてきて、前が見えなくて思い切って走れないので、アリエテのライディンググロウズに戻しました。ただ、こちらはクリアとスモークの2種類を用意しているのですが、8Kに使われているブルークリークレンズほど汎用性が高くなく、日差しがキツかったり暗かったりすると前が見えなくなるので、ちょっと困っています。
そんな訳で、前回に比べるとチャンピオンコースはそれほど元気に走れた訳ではないのですが、まぁ、こちらはそれほど苦手意識はないので、淡々と走れたらそれで良いやという事で切り上げました。
視界がいい方がいいに決まってるんだけど
ずり落ちてくるのは困るので、本番もこのゴーグルで
1日で満足できたので、撤収!
予定では、走りに満足が行かなかったら、一泊して翌日も走るつもりをしていましたが、そこそこ満足いく走りが出来たので、一日だけで帰る事にしました。まぁ、その分だけ走行料が節約できたという訳です。コース会員だったら、せっかく来たんだから翌日も、という事になるのですが、FR会員になるかどうか、まだ迷い中です。
まぁ、そうなると思って、TT-R125は降ろさなかったんですけどねw
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