ヤマハTT-R125が国内でも発売(というか再販)される事になりました。大人気だそうです。TT-R125のパーツって、これまであまりなくて困っていたのですが、これからボチボチ色んなのが出てくるでしょう。と思ってたら、ZETAのCXハンドルバーにTT-R125用のが出てましたので、取り寄せてみました。
CXハンドルバー 4st Mini 125(ZE09-972)
■高めのハンドルバー
嫁機たるTT-R125“ドライジーネ号”は、純正ハンドルではハンドル位置が低いという事で、ZETA CXハンドルバーのMini Racer-HIGH(ZE09-942)に換えました。ところが、これでもなお低いという。実際、低いというか、もうちょっと高さがあっても良いかな、という感じ。しかし、その為にはハンドルクランプを変えたりと、結構面倒臭い事をしなければならないので、ペンディングにしてました。
さて、この度取り寄せた4st Mini 125ですが、公表されているサイズ表では、
幅 | 高さ | 立上 | 引き | |
Mini Racer-HIGH | 760 | 125 | 立上 | 55 |
4st Mini 125 | 745 | 155 | 124 | 60 |
となっています。幅は若干狭く、高さはMini Racer-HIGHより30mmも上がっています。実際に現物を合わせてみましたが、かなり高さがある。こうも上がってしまうと、スタンディングや下りの時はともかく、シッティングの時に結構違和感あるんじゃないか、と思いました。
4st Mini 125と純正ハンドルの比較
全くの別物です
要するに、4st Mini 125は大人用ハンドルという事でしょう
純正バーの引きは相当強いものになっています
まぁ、2006年頃にはこういうのが流行っていたのかも?
Mini Racer-HIGHと4st Mini 125の比較
高さは30mm高い訳ですが、立ち上がりの角度は同じ
引きは4st Mini 125の方が若干強くなっています
■ポン付可能
こんだけ高さがあるとなると、スロットルワイヤー、ブレーキホースとか足りるんかと不安になりましたが、「純正スロットルワイヤー、ブレーキホースで装着可能」と堂々と書いてあるので、とりあえずやってみる事にしました。
結論からいうと、問題なくポン付できます。ハンドルを左右に切って確かめてみましたが、引っかかりもなく問題ありません。純正バーがあんだけ低く作ってある事を考えると、ワイヤリング関係は大人用ハンドルに変える事を考えて、元から長めに設計してあったのかもしれません。だとすると、なかなか親切な話しで、原設計から20年経ってもなお売れて活躍するだけのバイクだけの事はあります。
ハンドルの角度は、若干起こし気味にしました。というのも、キャスター角に合わせてハンドルを付けたら、ハンドルの高さがあるだけにグリップ位置が体の方に迫って来て、ちょっと取り回しがきつかったからです。前のMini Racer-HIGHでも若干起こし気味にしてましたが、これは高さが足りなかったからで、そのため、ちょっと手首が折れ気味なって乗りにくかったのですが、4st Mini 125ではそんな事なく操作しやすくなりました。
ハンドガードはアチェルビスのXファクトリーをそのまま流用しました。聞く所によると、これも4st Miniのものが発売されるそうですが、ちょっとお高い。そもそもまだ物が出回ってないので、前のを流用です。ハンドルバーの形が変わったので、最初取り付けに手間取ったのですが、一旦全部のボルトを緩く仮止めし、徐々に締め込む事で、ハンドガードがしなって良い感じに取り付け出来ました。むしろ、前のMini Racer-HIGHよりも高さがある分、クランプを取り付ける部分に余裕があり楽でした。
結構高いハンドルバーですが、ポン付出来ます
大人が乗るには、若干前に倒した方が良さそうです
(まぁ、この辺りは好みです)
ハンドル幅がそこそこ狭いので、ご婦人向きとも言えます
ハンドガードの取り付けは、むしろ余裕もって出来ました
■やっとこ乗りやすくなったかな?
取り付け後、嫁はんに乗らせてみたところ、「スタンディングが凄く楽になった」との事。「とはいえ、ほとんど立たんやんけ」と言ったところ、前のは前にツンのめる格好になってやりにくかったからあまりスタンディングしなかったとの事。その代わり、シッティングの時はちょっと腕が上がった様な格好になるとの事。
最新のベストテクフォームでは、ハンドルを上から抑え込む様な格好をするので、ハンドル位置があまり高いとシッティングではそのフォームが取りにくかったりしますが、今回取り付けた4st Mini 125はそこまで具合は悪くなさそうなので、しばらくこれで様子見ようと思います。
余談ですが、これまでTT-R125をトランポに固定する時は、右はハンドガード、左はフロントフォークにそれぞれタイダウンを掛けていたのですが、ハンドルが高くなったため、左はハンドルにかける様になりました。そのお陰で、TT-Rの左にクロトレを固定してるのですが、左のタイダウンがクロトレのフロントフェンダーに当たらなくなり、積みやすくなりました。
横から見ても、結構ハンドル上がってますね
トランポに積みやすくなったのは副産物w
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