4月下旬に植えたトマト。その後順調に育っていって、7月半ばから収穫できる様になりました。その後、8月9月と赤い実をたくさん成らせたのですが、10月に入って急に寒くなってからは、その勢いも落ち、残っていた実も赤くならず、ついに畑終いする事になりました。今回は赤くならなかった青いままのトマトを活用する事にしました。
ピクルスって、例のキュウリっぽいのしか知らなかったんですが
要するにピクルス液に漬けたらピクルスになるみたいです
■作付けから畑終いまで
4月下旬にトマトときゅうりの苗を植えたのですが、運悪く植えた翌日が強風で、きゅうりの苗は壊滅。結局トマトだけが生き残ったのですが、結論から言うと、3本の苗は猛烈に繁殖しまくって、ネット全体に生い茂り、かろうじて生きてたきゅうりの苗1本も圧倒してしまう勢いでした。来年はきゅうりとトマトは分けて植えた方が良さそうです。
そのトマトは、7月中旬から収穫できる様になり、多い時で20個も採れる日があったりもしました。今年の夏も猛暑で、そのせいもあってか、緑の実は3日ほどで真っ赤になって食べごろになりました。トマトの実がトマトらしく真っ赤になったのは9月中旬ころまでで、そこから後は、徐々に色が薄くなっていく感じでした。
それでも新規に花は咲き、実も出来ていくのですが、気温が下がってくるに従って赤くなるスパンが長くなり、色もそこまで赤くなくなってきました。ちなみに、実が赤いと味も甘みがあるのですが、赤みが薄いと味も薄味になります。それでも10月25日まではかろうじて実が赤みをさしていたのですが、その後はもう青いままで、気温もかなり寒くなってきた事もあり、青い実はそのまま全部収穫し、10月29日に畑終いしました。
青々と生い茂ったトマトの株
これから更に伸びていきました
10月下旬にはこんな感じ
それでも最後の実が成ってました
■トマトが赤くなる理由
これはネットで調べればすぐに出てきます。曰く「トマトにはもともと葉緑素と呼ばれる緑色の色素が含まれているため、緑色をしています。 そして、成長するとともに太陽の光を浴びることで、リコピンなどの栄養素をつくりだし、この葉緑素は破壊されていきます。 リコピンには赤い色素が含まれるため、徐々にトマトは赤く変化していく」との事です。
なるほど、日光が強烈だった夏と、気温が下がってきた秋では、実の赤くなり方に大きく差がありあす。夏場は文字通り真っ赤ですが、10月最後の収穫となったものはオレンジ色以上に赤くなりませんでした。真っ赤な実は実に美味しく、売り物と変わらない出来栄えでしたが、オレンジ色のはせいぜい渋くない程度の味で、青い部分が残ってる奴は青臭い味がします。
しかしながら、青いままの実も結構大量にあって、最後にトマトを全部引き抜いて処分した際にもちょっと採れたくらい、実そのものは花が咲く9月中旬以降も成る様です。ただし、日光が弱くなるので赤くならない。試しに収穫した青い実を、日当たりの良い二階の部屋に置いてみましたが、やっぱり日光自体が弱いせいか赤くはならず、硬かった実が若干柔らかくなる程度でした。
最盛期のトマトの色はこんな感じで真っ赤
最後に収穫したトマトは、こんな感じ
晩秋の陽の光では赤くならないのが分かりました
■青いトマトをピクルスにする
さて、この青いトマト、以前なら食えないものとして捨ててたのですが、せっかくこんなに成ったのに捨てるのは勿体ない。どうにか赤くしてでも食いたかったのですた、ピクルスにしたら良いという意見が出てきました。調べてみると、そんなに難しくなさそうです。
《材料》
- 容器にはいる量の青いトマト
- 穀物酢…100ml
- 寿司酢…30ml
- 白だし…15ml
- ローリエの葉…1〜1/2枚
- スライスした鷹の爪…お好み
《作り方》
- 容器は熱湯をかけて消毒します。
- トマトはヘタを取って軽く水洗いして水切りし、横に輪切りにします。
- 穀物酢、寿司酢、白だしを小鍋に入れて軽く沸騰させます。
- 火を止めて3にローリエ、鷹の爪を入れて、粗熱をとります。
- 容器にトマトをいれ、4を注ぎ、密閉します。
- 3日経ったら食べれます。
ちなみに、ピクルス液の分量は穀物酢100mlに対してのその他の分量で、トマトが隠れる程度の量を作ってください。最初は瓶底までトマトが埋まってますが、浸透圧でトマトが縮むのかその内浮いてきます。また、最初は青々した色をしてますが、3日目にもなると色が薄くなってピクルスっぽい色になります。
左のは作りたて
■その他に学んだ事
今年のトマトは豊作な上にとても美味かったのですが、ちょっと気になったのは、割れた実が結構出来た事。育ちすぎなのか分かりませんが、最盛期には1/3くらい割れてた事がありました。まぁ、割れてても食べれない事はないのですが、ちょっと見栄えが悪いです。
ところが、聞いたところによると、トマトというのはあまり水をやってはいかんのだそうです。自分は梅雨が明けてから、毎日水をやってたのですが、そうすると実が水を吸って割れてしまうだけでなく、甘みも減るのだとか。地面がカラっからになって、いよいよとなったら水をやるものの、それ以外は降雨以外で水をやる必要はない、と言われました。
と言うわけで、次回、トマトを植える時は、実が成ったらあまり水をやり過ぎない。トマトの繁殖力は結構圧倒的なので、きゅうりとは分ける。その辺りを留意して、また美味いトマトを作ろうと思います。
でも、一部割れてるのが混じってます
コメント