関東地方も梅雨入りした、と思ったら、今年はあまり雨が降らないみたいです。それどころか、晴れたらもう夏真っ盛りみたいに、気温が38度とかになる猛暑。そのうち、「デイ・アフター・トゥモロー」みたいに氷河期が来るかもしれませんね。
 それはともかくとして、今日はYTLでセクション練習です。


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朝の時点で既に31度ありました





■クロカン的セクション練習

 セクション練習というと、一般的にはトライアルやってる人が、ステア超えたりロックセクションやったりと、同じ所で同じ事を一日中やってるという印象です。ハードエンデューロの人なんかは、激坂とか丸太とかやってたりしますが、あれはトライアルセクションをオフロードバイクで走るって感じですので、トライアルに近いメンタリティなのかもしれません。モトクロスとかクロカンは、基本的にコースを巡航するので、こうした練習の仕方はあまりないと思います。
 ですが、モチュールカップに改めて参加して感じた事がありまして、目下のところは、スタート練習と低速からストレートに入った時に最大戦速に切り替える練習の2点です。スタート練習はモトクロスではよくやってますが、自分はモトクロスやってた頃にはこの手の練習は全然やってませんでした。お陰でモチュールカップではスタートで置いてけぼり食らっての有様です。
 これらの練習は、広めの有料コースでもやれますが、その部分だけやるというのは場所的に難しかったりします。つまり、コースを1周走って来ないとそのセクションにたどり着かないといった風です。また仮にそういった練習が出来る場所があったとしても、わざわざお金払ってるのにそれしかしない、というのも勿体ない気がします。
 その意味では、お金のかからない河川敷だと、ありがたくそうした練習に専念できるという訳です。YTLには幸いにして、ゴルフの打ちっ放しができるほどの広い面積のグランドみたいな所もあって(早朝だとホントに打ちっ放しやってたりする)、しかもあまり他のライダーさんが来ないので、自分のやりたい練習はし放題です。

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またまたブーツのストラップを1ノッチ縮めました


■スタート練習

 自分はそもそもモトクロスやってた時からスタートがトロかったのです。しかしその後、JNCCやWEXといった芋洗うみたいに人がいっぱいのレースで、しかもCクラスの真ん中あたりからスタートだと、気張っても前がつかえてるので、慌てて出ても仕方ないという風でスタートはのんびり発進する癖がついていました。ところが、モチュールカップでは、スタートゲートがないだけで実質的にはモトクロスのスタートと一緒で、ボケッとしてると置いていかれ、かつそれが後々まで順位に影響するという事が分かってきました。
 そこでスタート練習なのですが、この練習をやった事がないだけでなく、具体的にはどういう手法でスタートするのかというのを習った事がありません。ベストテクスクールで希望すれば教えてもらえるのでしょうが、あそこでは他に習う事がいっぱいあって、そっちまで手を回してなかったのです。しかしまぁ、今の時代は便利なもので、YouTubeとかでやり方を紹介してる上手い人がいますから、それを見て頭に入れて、練習に臨みました。
 なんとなく感じるのは、スタート上手い人は、まずはゼロから極限に加速する時のGに耐えれる人、それが怖くない人なんだろうな、と思います。アクセル開けてもクラッチレバー離さなければ前に出ませんし、クラッチのミートのさせ方が悪ければフロントがガバッと浮いてしまいますし、まぁ色々あるのですが、上手にミートする、上手に最大加速に繋げる、なんかあってもビビらない、などなど、こういうのは、やっぱり反復練習で慣れていくしかないなと思うのです。
 とりあえず、アクセル操作とクラッチをパッとミートさせる、加速に置いて行かれないというのを念頭において、グランドの端から端を行ったり来たりしながら、反復練習しました。とはいえ、クッソ暑いので20分もしたら頭がのぼせ上がってしまうので、飽きてきたら戻って小一時間ほど涼む(というほど涼しくもない)様にしました。

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マキタの扇風機がなかったら熱中症になってたかも



■加速練習

 モチュールカップで使われるBTC市貝では、こちゃこちゃとしたコーナーを抜けた先がトップストレート、というコース割がちょいちょいあります。当然、ここは追いついたり引き離したりといった展開になるのですが、トップストレートに入ったら爆発的加速をせねばならないのは言うまでもない事です。ただ、低速の時は低めのギアにしてたりするので、そこから高めのギアに切り替えて、というのが結構難儀だったのが、CRF時代でした。
 ところが、Beta X-Trainerは低速での粘りが強烈でそれなりにエンジン回ってて車速がそこそこあれば、高いギアのまま低速セクションをこなして、そのまま高速に引っ張っていく事が出来るという特徴があります。CRF時代の2速オートマ走法とは全く違った意味で、3速オートマとか4速オートマといった乗り方です。
 そこでグランドで、4速で低速でコーナーを回って直線に入ったらアクセルをガバ開けする、という乗り方の練習をしました。だだっ広いグランドなので、どんだけアクセル開けてもどこまでも走れるので、こういう練習に向いてます。アクセルをガバ開けすると、エンジンの回転が落ちるところがあるのですが、そこでクラッチレバーをちょっと握ってやると直ぐに回転が上がり直す、それを一、二度繰り返すと最大戦速になる。その時のエンジン音は、シフトチェンジした様な感じの音になります。まぁ、こういう使い方がメカ的に良いのかどうか分かりませんが、クロトレではこの操作を結構使う事が多く、トップストレートでなくても坂の途中でエンジン回転が落ちた時にも多用します。
 加速したら減速もしなければならない訳ですが、これも広いグランドだと安心でブレーキかける事が出来ます。コースだとコーナーがあるのでなかなか最大加速、最大減速といった練習はしにくいのですが(結果、安全に曲がれる速度が最大速度になる)、広いグランドだからこそやれる慣熟練習だと思います。

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足はもう細くならなくて良いから
腹回りがもっと細くなって欲しいですねぇ


■コーナー練習

 グランドでスタートや加速の練習をしてる間に、地元の有志の人がグランド側の下のコースの草刈りをやってくれました。実は朝イチに下の段のオーバルの横のコースに入ったのですが、草がボウボウでコースが分からないし、広いコースは道幅いっぱいの水たまりが出来てるし、水が干上がったとこは腐った水の臭いがくっさいしで、今日は下の段に行くのはやめとこと思ってたところでした。
 YTLは基本的に細かいコーナーが多いコースなのですが、上の段の本コースは、ギャップが多かったり右回りだか左回りだか分からないコーナーが多く、自分はちょっと苦手だったりします。しかし、下の段は走る人があまり多くないのか、コーナーに癖が少なく走り易いです。グランド側の下のコースは規模が小さいのですが、遠心力を楽しめるコースです。
 この小コースは、この小コースだけで連続して回る事が出来る上に、他の人もあまり来ないので、反復練習にはもってこいです。同じところで、同じことを繰り返すのは、傍目には面白くなさそうですが、やってる自分は難しかった事が楽になったり、楽しく感じる事を繰り返しやったりと、それなりに楽しんで走ってました。
 今日はこんな感じで、地味練そのものな練習でしたが、有料コースではなかなかやらない練習なので、それなりに身の入った練習になりました。

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今日は砂埃しか付きませんでした


■ダイエット

 練習出発前に体重を計ったところ94.1kgでしたが、帰って計ってみると92.5kgになってました。現地では面倒くさくて、休憩している時もプロテクターもブーツも脱がず過ごしたのですが、知らず知らずのうちに相当汗をかいてた様です。一応、麦茶2リットルにオロナミンCやCCレモンを4本も飲んだのですが、それ以上に出たのでしょう。お昼が冷やしかき揚げそばだけだったのも効いたかもしれません。
 せっかく落ちた体重ですから、無駄にするのは勿体無いので、帰ってからもガバ食いせず、水分だけは欲しいだけ摂ったのですが、腹に入るキャパシティに限界があるので、暫くは脱水状態が続いたようです(おしっこがあまり出ない)。そのおかげか、日曜日休んだにも関わらず、週明けは92.9kgからスタートする事が出来ました。
 ダイエットは去年、114kgから93.3kgまで落としたのですが、その後、冬営に入って一時99kgまで戻ってました。先月からまた再攻勢を開始したのですが、炎天下の河川敷でモトクロスの格好してたら、案外来月末までに90kg切るかもしれません。何のかんの言っても、体重減らすのが一番のカスタムですから、頑張りたいところです。

20220627
あと4回くらい河川敷行けば90kg切れるか?