前回のバリカンに続き、またもや庭の手入れ用の道具です。とにかく、そこそこの庭があって木なんか生えてる家に住むと、なんやかんやで手入れしないと、気が付いたら河川敷とか雑木林みたいになるので、気が抜けません。ちまちまハサミで切ったりするのも細いウチは良いものの、ノコギリが要る様になれば大変です。今回は木を切る様の道具です。
内容物はこれだけ。あと取説
■買った目的
今の家に越してきた時、庭のツバキは不動産屋がかなり刈り込んでいて、葉さえロクについていない状態でした。この近辺の高齢者が住んでる家に共通してるのは、庭師を呼んでないとこは木が鬱蒼としているという事で、売りに出すにあたってそれでは見栄えが悪いので切り落としたのだと思います。そしてそのまま5年が経過したのですが、気が付いたら2階に届くほど背も高くなり、葉も青々と生い茂り、そろそろどうにかせないかんな、という感じになってきました。
葉の方はバリカンでキレイにカットする事が出来ますが、枝の方は8mmもあるとバリカンでは切り落とす事が難しい。となるとノコギリを使う必要が出来ますが、これも結構な力仕事になるので大変だなと思ってたら、このレシプロソーを見つけたという訳です。当初、マルチツールにも強く惹かれたのですが、値段がそこそこ高い事と、枝切ったり板切ったりといった作業ならレシプロソーの方が向いてると感じました。
レシプロソーの第一の目的は庭の木の伸びすぎた枝を切り落とす事ですが、そんな用事はせいぜい年に一度あれば良い方です。それにも関わらずレシプロソーを買ったのは、庭で飯盒炊爨する時に使う薪を作る様です。廃材(特に合板系)をファイヤーボックスに使えるサイズにするのに、ジグソーを使った事があるのですが、ざっくり切っていく作業には不向きである上に、手が腱鞘炎になってしまってエライ目に遭いました。合板の廃材は、トランポのDIYやったりすると大体出ますので、レシプロソーがあったら薪にするの楽そうだと感じた訳です。
付属のブレードは金属用っぽいので
木工用のを買い足しました
スイッチは2つあって、一つはグリップの所
ただ、こっちは両手でレシプロソーを持った時用みたいです
■使い方
早速届いたレシプロソー。今回も本体のみの購入です。箱の中には、レシプロソー本体、ブレード1枚、取扱説明書のみが入っていました。ちなみに、入っていたブレードは複合材用で、鉄管切ったりするのに向いた刃の様です。木材用とか竹用とか、用途によって様々な替刃が用意されているので、後日枝切りに使う木材用のブレードを買い足しました。
使い方は至って簡単で、ブレード締め付けボルトを付属の六角レンチで緩めてブレードを差し込んでボルトを締め、バッテリーをセットします。スイッチは二か所で、グリップの所のトリガースイッチと本体下部のスイッチレバーで、トリガースイッチを使う時はロックボタンを解除してから、スイッチレバーを使う時はロックオフレバーを押しながら、各々スイッチを入れます。
動かしてみて驚いたのは、スイッチの絞り方でブレードの動作の強弱が変えられる事。これは鉄管や塩ビ管を切る時に便利そうです。また、ブレードの基部の部分にLEDライトが付いていて、おそらくこれは暗い天井裏みたいな所での作業用だと思います。
触ってみて感じたのは、使い方は至って簡単という事でした。これなら子供でも使いこなせるんじゃないでしょうか。
バッテリーの容量点検用のゲージがついています
マキタの電動工具に標準装備の手元を照らすLED照明
軒下や天井裏でも使える仕様です
どんな風にノコ刃が動くのかと思ったら、こんな風でした
速度はトリガーの絞り方で調整します
■使い勝手
これを買ったのは実は6月頃だったのです、その頃は庭にはジャガイモだのトマトだのがなっていて、また椿を切るには脚立が必要という事もあり(脚立は嫁はんの実家から持ってくる予定だった)、実際に使ったのは10月末になってからでした。まぁ、この間、夏頃から値上げラッシュが始まっていたので、若干やすく買う事が出来たので、結果オーライです。
さて、使ってみての感想ですが、まず自分は脚立の上に乗るのが苦手で、安全確保を最優先する関係上、レシプロソーを自在に操るにはちょっと難がありました。それを踏まえた上での個人的感想ですが、順調に使える様になるには、ちょっとコツが要りました。
まず、普通のノコギリの様に、最初はゆっくりという風に使おうとすると、ブレードがなかなか木を捉えず、刃が暴れたり切り進まなかったりで、ちょっと難儀しました。さらには、最初はブレードの固定が甘かったみたいで、振動で外れたりして、締め付けトルクが感じがつかめるまでは、しょっちゅう刃が外れてました。
そのうち飲み込めてきたのは、切る速度はいきなりマックスで一気に刃を木に当てた方が切りやすい事。場合によってはノコギリみたいにレシプロソーを前後に動かしてやると切りやすい事。細い枝は案外切りにくく、15mm以上の太さのある木の方が切りやすい事。といった感じでした。
また、左手で枝を持って右手でレシプロソーを使う関係上、レシプロソーの胴体のスイッチは使えず、グリップを持ってそっちのスイッチで操作するのですが、長時間使ってると親指の付け根が痺れて痛くなってきました。またモーターもそれなりに熱を持ってくるので、あまりひつこつ連続で使わず、休み休みやった方が良さそうです。
ネットで調べて、一番人気のある木工用のブレード買いました
ブレードは付属の六角レンチで取り付けます
思いの外、キツめに締めないと、ブレードが振動で外れます
六角レンチはここについてます
しまう時に、本体のネジ穴と間違えて入れて
入らないと焦りました
一人で作業してるので
使ってる場面はこれしか撮れませんでした
上手に使えば、ノコギリよりは楽です
■収納
今回も本体のみで買ったので、収納するための用品はないのですが、試しに前回バリカンを入れたSTボックスに入れてみたところ、これがズバコンにシンデレラフィット。バリカンと一緒に納める事が出来ました。今後、庭の草木を手入れする道具というと、バリカンとレシプロソー以外に思いつかないので、この二つが同じ箱に入れれたのはラッキーでした。
ブレード、バッテリーを付けた状態
まぁ、このまま収納しても、刃とか危ないですしね
これらがあるとないとでは、捗り方に雲泥の差があります
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