この記事は、先日こしらえた窓埋めパネルの続編になります。窓埋めパネルには、ケミカル類を入れるケミカルトレイを備え付けたのですが、その仕上げにちょっと不満があった事と、右側のパネルはスペースに余裕があったので、追加でトレイを取り付けました。


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トレイを追加した事で、より収納力が向上しました





■追加のトレイ

 右側のパネルのトレイは、ゴーグルや衛生材料を入れるトレイをしつらえ、その上にタオルをかけるハンガーを取り付けたのですが、このハンガー、粘着させるタイプだったのですが、粘着力が弱くて落ちてしまう事が分かりました。となれば、ねじ止めでもせねばならないのですが、よくよく見てみると、この部分はバイクを搭載する際にまったく邪魔にならない部分で、だったら収納力をアップさせるために、もう一つトレイを付けても良いのではないか、と考える様になりました。幸いにも、コンパネ材は大量に余っているので、カットさえして貰えば作る事は可能です。
 ただ、トレイを二段にして取り付ける事は考えていなかったので、同じ大きさのトレイを作ったのでは、上下とも物の出し入れがしにくくなる可能性がありました。そこで、上の段につけるトレイは、厚みは下の物と同じサイズにしましたが、高さは10mm低く作る事にしました。若干の違いですが、その分取り付け位置には余裕が出来、かつパッと見た目には大きさの違いに分からないという工夫です。
 トレイそのものの作成は、3つめという事もあってパッパと出来ました。クッションフロアも前回は試行錯誤しながらだったので、ちょっと出来栄えが悪くなってしまったのですが、今回は少々無駄が出ても綺麗に仕上がるのを優先した作りにしたので、とてもいい感じに仕上がりました。クッションフロアはまだ余っていたので、先行して作ったトレイも貼り直す事にしました。

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3個目になるトレイ
流石に慣れてきて、段差もなく上手になりました

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クッションフロアは沢山余っているので
贅沢に使いました

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端っこの細い部分は、どうしても浮いてくるので
タッカーで止めました



■タオル掛けとキッチンペーパーホルダー

 上にも書いた様に、タオル掛けとキッチンペーパーホルダーは粘着させるタイプだったのですが、粘着力が弱くて落ちてしまいました。というか、物もちょっと貧相だったので、もうちょっと上等そうなのに変えようと思いました。
 色々探してみた結果、タオル掛けの方は横幅36cmのステンレス製のを見つけました。かなり昭和な感じのするタオル掛けですが、幅が広いのでスポーツタオルもかけれるので良しとしました。キッチンペーパーホルダーもステンレス製で探したのですが、こちらは付ける場所が場所だけに、バーが固定式のものでは付けれれない可能性があると考え、バーが可動するタイプを探しました。問題は、中国製だった様で、注文から届くまでに1ヶ月も掛かってしまいました。
 ともあれ、タオル掛けもキッチンペーパーホルダーもステンレス製になり、一気に上等な見栄えになりました。さらに、下の段のトレイには、本来はコートを吊るすためのものですが、可倒式のフックを取り付け、コミ袋等を下げれる様にもしました。かなり利便性が上がりました。

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如何にも昭和な感じのするタオル掛け

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キッチンペーパーホルダーは
ホルダー部分が可動するのを選びました

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コミ袋を引っ掛けるフックは左右のトレイにつけました


■使い勝手

 ケミカルトレイを付けた事で、これまで荷室の奥の方にあったコンテナからケミカル類を出さねばならなかったのが、普段よく使うケミカル類は全部手の届く範囲にある様になったので、非常に利便性が上がりました。右側のトレイには、衛生材料やサプリメント関係を入れる様にしましたが、これらはこれまで所在がなくて、あっちこっちに適当に置いてたので、これも必要な時に取り出せれる様になって便利になりました。
 トレイには余ってたクッションフロアを貼ったのですが、そのせいか、走行中にケミカルの缶がぶつかってガタガタいう事もなく、使用上不快さは全くありません。出来栄えもよく、余った部材でトレイを作って売りに出そうかと思うくらいです。
 タオルとキッチンペーパーが掛けれる様になったのも、自分のトランポとしては画期的な事で、手の届く範囲にこれらがあるのは、とても便利に感じました。更に言えば、前に付けてたプラスチックのものよりも、ステンレス製に変えた事で見栄えも良くなって大満足です。

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ホルダーをトレイの横に立てて付けるのも考えましたが
結局下にぶら下げる事で落ち着きました

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活動中に使う用品は大体トレイに集中できたので
ものをあっちこっちに置いたり取りに行ったり
といった手間がなくなりました

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トレイは荷室の内部に引っ込んだ格好で設置されており
バイクを積む時の動線には引っかからない格好になっています


■結局かかった費用は?

 最後に、今回かかった費用について紹介します。かかった費用は下の表の通りで、糸目もつけず使った割には2万円行ってませんでした。この費用の中には、余ったコンパネで作った棚の経費も入っていますが微々たるものです。思ったほどお金掛からなかったなー、というのが率直な感想でした。
 これがプロが作った市販品だと、パネルだけで4万円はしますし、ケミカルトレイだって1万円くらいはしますから、今回作った内容を購入しようとしたら、この3倍以上の費用がかかる計算になります。それだけでも、今回自作して良かったなと感じました。
 その代わり、出来栄えに関してはプロの作品と比べると見劣りする訳ですが、やった事ない事を試行錯誤しながらやった割には、それっぽく出来てしまったので、それこそ次回にはもっと良いのが出来そうな気がします。といっても、作り変える機会はなさそうですし、せいぜいクッションフロアを張り替える程度だと思うのですが、これを機会に木工DIYにも力を入れてみようかという気になりました。

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ケチらず使ったつもりでしたが
案外お金かかってません