毎年恒例の3月のWEX勝沼に今年も参加してきました。まぁ、3月のクロスパーク勝沼で気持ちよく走れた試しなど一度もないのですが、もうお約束と言いますか、とりあえず一等最初はエライ目に遭わないとエンデューロシーズンが始まらない様なところもあります。なので、「参加する事に最大の意義がある」という事で、はなっから開き直っての参加となりました。


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今回は二人で参加
二人ともタイヤは前後とも新品です




■勝沼にはありがちな雨

 今回はTOYZ Racing エンデューロ部から自分とワー・ダー・チャンの二人だけで参加。ぶっちゃけた話し、WEXもちょっと飽きてきた感が否めないのか、出だしは低調気味でした。自分みたいに万年下位なら上目指す意義も持てるのですが、他の隊員は例によって2〜3年で結果だしてますから、そろそろ更に上か違うステージを目指しても良いんじゃないかな、と思うのです。
 そこへ持ってきて、これまでずっと晴れ続きだったのが、本番の前々日にかなりの大雨。大体狙ったかの様にWEX勝沼に合わせて雨が降るのって、何か因果めいたものがあるのか、それとも雨でエライ事になる時を狙って開催する様にしてるのか、とにかく「初心者ウェルカム」のはずのWEXが全く初心者ウェルカムでないのがWEXの本質だと10年前から思っております。ともあれ、雨だろうが雪だろうが、出ると決めたら出る。大体どんな目に遭うかも想像がつくので、エライ目に遭っても面白かったら走る、怖かったらやめとくという方針で臨みました。
 ともかく、土曜日の時点ではそれなりに乾きだしていて、「このまま雨が降らなければ明日はベコスンだねー」とか言ってたのですが、下見から帰ってきた途端に雨が降り出して、しかも結構激しい。挙句には雹まで降り出して、こりゃもうどうにでもしてくれって感じ。そんな雨も夜半には上がって、星月が見える晴天になるのですから、本当に余計な雨だったのです。

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前日の下見の段階での大坂
このまま雨が降らなかったら、楽しく走れたのに

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そんな期待も空しく、ザーザー降りに

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雨ざらしにしたくなかったのでシート被せました
バイクカバーを常備した方が良さそう


■コースは大幅カット。しかし

 前日の下見の段階でも、名物の大坂は結構荒れていたのですが、案の定、全面カット。後半の下りウッズもカットとなって、ほぼクロスカップ60分クラスのコースに変更になりました。大坂はカットになったものの、その後の上りウッズは生きているので、ここでどんだけ大変な目に遭うかが最初の懸案事項です。
 今回、自分はゼッケンが500番台だったのですが、エントリー数が少なかったのか、90Cの二列目に配置。まぁ、どこに居ようと幼稚園の時にひつこく言われた「お先にどうぞ」の精神で、マイペースでスタートしました。
 例によって出だしからウェッティな路面。早くもコケてる人を横目に先を急ぎます。今回はタイヤを前後ともミシュラン・エンデューロの新品(前はミディアム90/100-21、後はエクストリーム140/80-18)で空気圧は前を0.25、後を0.2にしました。後ろはビードストッパーを2個入れているので、0.2くらいまで落としてもビードが落ちる事はありません。ここまで落としたお陰か、グリップ感は抜群でした。
 さて、上りウッズ。前日の下見では、一番外側が一番登り易そうだったので、迷うことなく大外に直行(意外と迷って内側に行ってしまう事が多い)。そのまま直登しようとしたのですが、途中、石だか丸太だかに引っかかって止まってしまい、そこから再発進しようとアクセルを開けるものの全然進まず、後ろを見たらリアがスイングアームまで潜るほど地面を掘ってしまっていました。アチャーと思ってると、ウチの部隊の若衆が駆け寄ってきて、引っ張ったり押したりしてくれて、どうにか危機を脱する事が出来まいた。

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明日のことを心配しても仕方ないので飯炊きます

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半世紀も生きていると
肉よりもこう言ったのの方が口に合います


■やっぱ下りは怖いのね

 今回のコース、所々に普段とは違う箇所で曲がって直ぐに登りだの下りだのといったセクションがあり、そこが渋滞ポイントになる傾向が強かった様に思います。自分も引っかかって助けて貰ったり、下りでは安全第一で最徐行で降りたりと、一周目から難儀しました。まぁ、出だしから上手くいかないと、頑張って走ろうという気持ちよりも、無事に帰還する事しか頭になくなるのが最近の傾向です。
 自分にとって、雨の勝沼で何が一番怖いといっても、下り坂が意のままにならない事で、どんなに気をつけてても転ける時は転けるし、しかも運が悪いとデカイ石の上に落ちて怪我します。こうなる事は最初から分かっていたので、転けても別に腹も立たないのですが、楽しくはない。楽しくないと走る気にもならないもので、いわゆる「走るに値しない」といった感じ。となると、ともあれチェックポイントを過ぎてピットインする事しか考えません。というか、別にそれでも良いと最近は思います。
 うわうわ言いながら坂を下って、途中休み休みしながら、時間をかけてピットイン。バイク降りて頑張って走ってる人らを、同じく途中でやめた人らと「みんな偉いねー」とか言いながら見物してました。見てる分にはマディーレースほど面白いものはないのです。

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朝、カバーに溜まった水やらシートカバーが凍ってました


■せっかく来たからもう1周

 1周目に30分ほどかけ、ピットインしてから30分ほどダラダラしてたのですが、天気は良いし、この分だと路面も良くなってきてるだろうし、せっかく来たんだからもう1周くらいしとくかー、という事でコースイン。まぁ、こういう機会でもなければ、滑る勝沼なんか走る気になれませんからね、出した分は元取って帰ろうという訳です。
 登りのウッズはひっちゃかめっちゃかになったのか、左から葛折りに登っていく大坂のエスケープが開いていました。こちらもそれなりのマディで距離も長いのですが、地面掘って登れなくなるよりは、確実の上がっていけるルートです。このエスケープは、登りきった所が結構滑ったり潜ったりするところで、自分もしばらく他の人がどうやって突破していくか様子見してたのですが、クロトレとミシュラン・エンデューロの組み合わせは、頼もしく突破してくれました。
 その後は、慌てたり急いだりしなければ、他の人がクリアしてる通りに走れば難なく走れたのですが、やっぱり怖いのは下りで、しかもどうした事か右足が攣ってしまって坂の途中で止まって動けなくなったりと、そういった意味では困った事もありました。
 そんなこんなで、予想通りにチェッカーフラッグ5分前にチェックポイントが見える位置に到達。そこでしばらく暇つぶしして、チェッカーフラッグが振られると同時に帰還、レース終了となりました。

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現地では洗い様もないので、そのまま乾かします

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歩くよりも遅い速度で巡行した様です


■まとめ

 こんな感じで何ともしまらないレースだった訳ですが、だからと言って嫌になった訳でもなく、また性懲りもなく出ることでしょう。こうやってえいえいと10年以上続けてきた訳です。まぁ、うっかりコケて去年みたいに一発で肋骨折ったりしたら困るので、今回早めに撤退したのはある意味戦略だったと思ってます。
 クロトレのマシンとしての性能は、やっぱり優れてるなと今回も感じました。今回の様なマディだと、XR230では速攻でクラッチが焼けてたでしょうし、CRF250R(X)でさえも体にかかる負担は酷かったでしょう。その点で、X-Trainerはよく登り、よく曲がり、肩で息せねばならない様な状況に陥らせない良いバイクだと思いました。ついでに言うと、CRF450RXだったら自力で起こせなさそうなややこしい所でコケても、どうにか起こせる軽さに助けられました。
 体力的には、ぶっちゃけ大して走ってないので疲れなかったというのが実際のところですが、最近、2.5時間耐久練習とかやってるせいもあってか、走ってる最中もさほど疲れた感じはありませんでした。だったらもっと気合入れて走れって批判もありそうですが、まぁ、、本番は来週のつもりでしたので、その意味では今回はマディ慣れには丁度良かったかな、といったところです。

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日の高い内にTOYZに行って
ざっと土を落として帰りました

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坂とかで相当回したせいか
オイルがクラッチーな臭いさせてました