四街道の今の家に引っ越した時に、実家から送られてきたアイリスオーヤマのコードレスの掃除機が壊れてしまいました。そこで前から考えていたマキタの掃除機を買う事にしました。マキタの掃除機も色んな種類があって、自分がメインで使っている18Vのシリーズだけでも数種類あって迷ったのですが、最新式のは3万円くらいして手が出ないので、比較的廉価なCL282FDZWにしました。またサイクロンアタッチメントも一緒に頼みました。
マキタ製品も4台目
トランポ兼家用家電です
■カプセル式か紙パック式か
この手のハンディタイプの掃除機は、カプセル式といって本体にゴミが溜まるタイプが多いです。これまで使ってきたアイリスオーヤマの掃除機もそのタイプでした。ただ、ゴミの後始末が面倒で、自分は正味の話し、紙パック式の方が手入れが楽で好きです。また、サイクロン式よりも紙パック式の方が威力が強いイメージがあります。
また、今回買うマキタの掃除機は、単に家用で使うだけでなく、トランポの掃除用としても使います。トランポの中は、バイクについてきた枯れ草や乾いた泥の崩れた砂といった具合で、家の中で出るチリやホコリというより、外の地面の砂系のゴミが取れる事になるので、尚の事、掃除機本体にダイレクトに吸い込む感じより、紙パックに集めるタイプの方が良い様に感じました。
紙パック式は、紙パックの製造が終わったら使えないが、カプセル式は洗えばいつまでも使える、という意見もありました。しかし、マキタの掃除機の紙パックが早々簡単になくなるとも思えないし、モデルが違っても紙パックは共通なので、その心配は当分ないとふんで、紙パック式を選びました。
今回は本体だけの注文なので、箱は小さめです
サイクロンアタッチメントは青にしました
■紙パックとダストパック
ところで、このクリーナーには、紙パックの他に高機能ダストパックというのも付属しています。買ったあとで更に調べてみたところ、マキタの充電式クリーナーでは紙パックの方が吸引力が弱くなるとの事。対するダストパックの方は吸引力が落ちないという事でした。ちなみに、ダストパックは予めクリーナーにセットされて梱包されています。
紙パックの場合はゴミが溜まれば捨てれば良いだけですが、ダストパックの方は中からゴミを掻き出して、ダストパックも水洗いせねばなりません。紙パックの方が吸引力が落ちるからという事で、ダストパックを使う人も多い様ですが、これだったら手入れの手間はカプセル式とあまり変わらない様な。。まぁ、カプセル式は嫌でも洗わねばならないのに対して、こちらは紙パックも使えるというのがアドバンテージだと考える様にします。
ちなみに、このダストパックに流し台の排水口のストックングネットをセットすると、ゴミを捨てる時にストッキングネットだけ外せば良い、というライフハックもあります。もっとも、大まかなゴミはネットで除去できるでしょうが、細かなチリはパックの方にも溜まるでしょうから、定期的に洗ってやる必要はありそうです。
また、トランポの掃除など、いわゆる外系の掃除をする時は、紙パックに替えてやるという方法で、ダストパックを汚さないやり方もあると思います。
ダストパックは予めセットされていました
ダストパックにストッキングネットを被せるライフハック
ちゃんと掃除機にセットする事が出来ます
■サイクロンアタッチメント
今回、マキタの掃除機を買う上で、嫁はんから特に要望されたのが、このサイクロンアタッチメントでした。これには自分も注目してて、このアタッチメントを付けると、大まかなゴミはアタッチメントの方に行き、クリーナー本体のパックの方には細かなチリくらいしか行かないらしい。となると、紙パックにせよダストパックにせよ、ライフが伸びるのが有難いのです。
このアタッチメント、前のタイプはただパイプに差し込むだけのタイプだったので、抜けやすかった様ですが、CL280シリーズ用のはロックがついて外れにくくなった様です。またアタッチメントの分だけパイプが伸びるので、クリーナーを保持する姿勢がちょっと楽です。
このサイクロンアタッチメントの一番の利便は、外付けなのでゴミの片付けが簡単というところでしょう。カポッと外してゴミをざっと捨てるだけ。埃っぽくなったら水で丸洗いも出来ます。上にも書きましたが、おおよそのゴミはこっちに入るので、クリーナー本体のパックの方にはあまりゴミが堪らない様です。
サイクロンアタッチメントは
ロックでかっちり固定できる仕様です
主だったゴミはこの青い部分に溜まります
外からすぐ分かるのでゴミを捨てるタイミングも分かりやすいです
意外にも吸引力は強いです
中の心棒も外して水洗い出来ます
パックの方には埃しか行かない様です
ただし、マメに洗う必要はありそう
■家の掃除用として
まずは普通に掃除で使ってみました。驚いたのは、意外にも吸引力が強い事。普段リビングで使ってる三菱の紙パック式掃除機と変わらんくらいによく吸う。スイッチはワンタッチ式で、最初は強、次にパワフル、最後に標準という三段階なのですが、強でも結構パワフルな印象です。まぁ、音がそれなりに大きいので、そう感じるだけかもしれませんが。
サイクロンアタッチメントはやっぱり付けて正解だったみたいで、ちょっと床を掃除しただけで、「こんだけ取れるの?」というぐらいゴミが集まってました。リビングはもっぱら猫と嫁はんの毛がゴミの主流なのですが、目に見える形でゴミが取れてると、「仕事しとるなー」という気になります。
この掃除機のヘッドは、ブラシも何もついてないツルンとした物で、カーペットをほじってゴミを掻き出す様な構造にはなってません。なのでカーペットにこびりついた猫の毛を徹底して除去するのは難しいです。この掃除機は、基本的には畳の和室や板間の廊下や階段を掃除するために買ったものなので(リビングには先述のコードタイプの紙パック掃除機がある)、まぁ不都合はないと思うのですが、別売で絨毯用のヘッドもあるので、必要になったら買ってみようと思います。
タッチスイッチの近くに足元を照らすLED照明が付いています
ヘッドは極めてシンプルな形です
■トランポの掃除用として
トランポの掃除というと、運転席やセカンドシートといった比較的混みいった部分と、荷室という広い部分があるのですが、どちらの場合でも長々とパイプを付けて掃除するには狭い場所です。なのでパイプやサイクロンアタッチメントは外して、掃除機本体にノズルをつけて使う事が多いです。つまり、大まかなゴミはサイクロンアタッチメントで集めるのでなく、掃除機本体のパックに送り込まれる格好になります。しかも、土足やバイクのタイヤについた土の乾いたのとかだったりする訳です。
なので、トランポの掃除に使う場合は、若干吸う力が落ちるにしても、捨てるだけでOKの紙パックを使います。今回、あえて紙パック式の掃除機を選んだのもの、トランポの掃除で使う事を前提としてのことです。
トランポの掃除に使うノズルは、普通のやつと狭いところを吸うための剣型のを使いますが、シートを掃除するにはどっちも使い勝手が悪いので、シートノズルというのを書いました。パドックに砂埃が舞う事も多いので、トランポのシートって案外埃っぽくなる事が多いのですが、このシートノズルを使う事で綺麗にシートの埃を吸う事が出来ます。
ところで、このシートノズル、絨毯やカーペット、布団の掃除にも適しているというレビューが多く、実際に使ってみました。猫が寝そべって毛まみれなっていたのが、面白い様に毛が取れていきます。100%完璧にとはいかないまでも、これまで普通のノズルでは全然吸えなかったのが、かなり毛が取れました。取れた毛はノズルのブラシの部分に絡みつくものもあるのですが、これを取るのも簡単で、家の掃除にも十分以上に使えます。
トランポの中でフル装備で使うにはチトでかい
サイクロンアタッチメントを外してもちょっと大きい
現実的なところとしては、ノズルだけ付けて使う
左がシート用ノズル
シートにぴったり付けて使う必要があります
カーペットについた猫の毛取りには最強
取れた毛も簡単に除去する事が出来ます
■スタンド
この手のハンディタイプの掃除機には、充電器も兼ねたスタンドが付属する事が多いのですが、マキタの掃除機にはスンタンドがありません。オプションでも存在してません。地面に転がしてたり、壁に立てかけてても良い様なもんですが、邪魔だったり倒れたりしても困るので、やっぱりスタンドはあった方が良いです。
そんなニーズに応えてか、様々なメーカーから様々なスタンドが発売されています。できる限りシンプルな物が良かったのですが、サイクロンアタッチメントが付いている関係で小さいものだと置けない可能性があり、またスタンドが軽いと掃除機の重さに負けて倒れてしまう、という話も聞きました。
そこで、そこそこの重さがあって、掃除機を引っ掛けて立てるタイプにしました。スタンドは組み立て式でしがた、底板の鉄板が結構重たくて、掃除機を引っ掛けても倒れる感じはしません。ただ、引っ掛け方がいい加減だと、掃除機がだらし無く斜めに垂れ下がる格好になるので、どうせならきっちり立てる様に引っ掛けたいものです。
ちょっとデカくて嫌だけど
重たくて倒れにくそうなのを選びました
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