まだ洗車機がなくてじょうろで洗車してた時は、バケツは給水に絶対必需な物でした。しかし、洗車機、しかも自宅の蛇口から給水できるケルヒャーを買ってからは、ほぼバケツは使わなくなりました。にも関わらず、今でもバケツはトランポの標準装備です。というのも、雑巾絞ったりするのにはやっぱり必要ですし、何より洗車用具を入れておくのに必要だからです。今回は、トランポの装備の脇役中の脇役、バケツのお話し。


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こんなバケツが欲しかった!
まさにトランポ向き





■これまで使ってたバケツ

 バケツというと、まず思い浮かべる形が、円筒台形の例のアレですが、あれって意外と収納性が良くありません。狭いトランポに積むと、丸い形のせいでデッドスペースが出来てしまうからです。狭いところに押し込めるサイズとなると容量が小さくなるし、容量の大きいものはデカくて邪魔です。
 そんな折り、角型のバケツがあるのを見つけた時、内心で小躍りして喜びました。形が四角ければ収まりも良いというもんです。トランポのタイヤハウスの部分に収まるサイズとなると、6.5リットルのものが丁度よく、これを長い間愛用して来ました。一度はパドックの場所取りで置いてたら、他の車に踏みつけられて潰れてしまい、わざわざ売ってるホームセンターを探して買いに行ったくらいです。
 ただ不満がない訳でもありません。というのは、このバケツにマッドアックスとかブラシとか入れると、ニョキニョキバケツから顔だして、いかにも収まりが悪いのです。トランポの中でひっくり返って中身が散らばる事もありましたし。
 また、これはバケツ自体の不満ではありませんが、トランポに常に搭載しているエンジン洗浄機のホースが所在無げな事。100系ハイエースの時は棚を作ってそこに洗浄機と一緒にホースやガンを入れていたのですが、200系になってから棚がなくなり、洗浄機はむき出しに搭載し、ガンはリアシートの下に入れているのですが、ホースだけは適当に積む感じになっています。これをどうにかしたいと前から思ってました。
 ところが先日のイワイで、今回紹介するモップバケツを使っている人がいて、その人がブラシや洗浄機のホースをこのバケツに入れているのを見て、これまた「これだ!」内心小躍りしました。バケツごときで喜ぶのは自分くらいなもんかもしれません。

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タイヤハウスの幅に収まるのは秀逸ですが
洗車用具がはみ出てます

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現在の高圧洗浄機の配置
ショウエイの袋に入ってるのがホース一式


■モップバケツと6.5L角型バケツの比較

 今回入手したモップバケツ、本来はモップを浸すためのバケツです。容量は17リットル。近所のホームセンターには、一回り小さい15リットルのも売ってたのですが、洗浄機のホースが入らなさそうだったので17リットルのにしました。近所のカインズで950円くらいで売ってたのですが、アマゾンだと614円。ただし単品で買うと送料がかかるので、他のと一緒にまとめ買いして送料を浮かしました。
 これまで使ってたバケツは6.5リットルですから、それよりも10リットル容量が大きいのですが、ご覧のとおり、幅がほぼ同じなのでタイヤハウスの後ろに置く事が可能です。つまり、収納スペースがほぼ変わらないのに容量は増量したという訳です。試しに洗浄機のホースも一緒に入れてみましたが、これがもう、あつらえたみたいにぴったりです。
 ぶっちゃけた話しをすると、エンジン洗浄機のホースもマッドアックスやブラシも、ついでいうとバケツ自体も、普段はあまり使いません。使わないけど無いと困る事もたまにあるので搭載してるのですが、「普段使わないけど無いと困る」仲間がひとかたまりになった感じです。

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17リットルモップバケツと6.5リットル角型バケツの比較
バケツの幅がほぼ同じなのが嬉しい

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モップバケツに洗車用品を全部入れてみた
ばっちり収まって邪魔にもなりません



■モップバケツ自体の性能

 入れ物としてお気に入りになったモップバケツですが、本来は掃除用具。しかもモップに使うバケツという事で、他の一般的なバケツに比べると、ちょっと工夫されているところがありました。
 まず、持ち手ですが、注ぎ口の方に倒すとバケツに沿う格好になり、反対側に倒すと途中で持ち手が止まってタオルが掛けれる様になります。モップで床を吹きつつ、流しの上を雑巾で拭いたりも出来る工夫でしょうか。
 バケツそのものも工夫があって、ご覧の通り、片側が注ぎ口になっています。排水を溝や排水溝に注ぎやすそうです。まぁ、バイクの洗車でそんな事はしないのですが、ちょっとした工夫ですね。さらには排水する時にバケツを傾けやすい様に、注ぎ口の反対側の底が手を掛けやすい様に作ってあります。
 とはいえ、バイクの洗車ではこの辺りのギミックはあまり意味がなくて、このバケツの最大の利点は、容量が17リットルもあるという点です。というのは、自宅でエンジン洗浄機を使う場合、蛇口に直結という訳にいかないので、一旦バケツに水を貯め、水もバケツに出しっ放しで、洗浄機の給水ホースをバケツに入れて使うのですが、6.5リットルのバケツではバケツが小さくで給水ホースが抜けたり、バケツが倒れたりしてしまうのですが、これだけでかいと余裕もってエンジン洗浄機が使えます。

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持ち手がタオル掛けになる仕組み

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ここに手をかけると、バケツの中の水を流しやすい


■格納場所

 さて、早速実践配備したモップバケツですが、置き場はまだはっきり決まってません。というのは、先述の通り、普段の活動ではあまり使わないからです。自宅でケルヒャー使って洗車する際も使いませんし、出先でエンジン洗浄機使う時も使いません。つまり、ほとんど洗車用具入れとしてしか用事がないのです。
 これまではトランポの荷室の後方、アオリを開けたらすぐ取り出せる位置に置いてました。というのは、前に積んでも何かの表紙にひっくり置いてブラシだのマッドアックスだのを床にぶちまけてしまうので、後ろに置いてる方がぶちまけずに済むからです。結果として、パドックついて場所取りする時にいの一番に地面に置かれるというのが、バケツの一番多い使い方でした。
 今回、バケツが大きくなって、これまで所在無げだったエンジン洗浄機のホースも収納でき、かつブラシ類も完全にしまう事ができ、そうそうひっくり返る事もなさそうなので、洗浄機の側に置く事にしました。ほんとは洗浄機の上に置きたかったのですが、洗浄機の持ち運びのバーが邪魔でかっちり置く事はできないので、タイヤハウスの上の折りたたみ椅子の上に乗せました。収まり良い形してくれてるおかげで、あつらえたみたいに収まってくれました。この位置なら、洗浄機使う時にわざわざホースを後ろに取りに行かなくても済むので、便利に使えそうです。

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ここが従来のバケツの位置
ちょっと邪魔だし、他にも積みたいものがあるので

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この位置に移動させました
洗浄機の近くにホースがあった方がいいしね