夏は暑いもんと相場が決まってますが、やっぱり暑いもんは暑いです。まぁ、そんなクソ暑い時にバイクの練習せんでも、と思わなくもないですが、WEXなんか８月にもやる様になりましたし、暑いから乗らんという訳にもいかないので、みんなで谷田部エンジョイスポーツランドに練習に行きました。

　今日みたいに蒸し蒸し暑い日は、もうバイク乗らなくても良いかー、なんて雰囲気が横溢してます。といっても、ちゃんと朝一で走行料は払っているので、やる気はあるのです。そのやる気がなかなか体の方に伝わらないだけです。

　これでも体重が20kg近く減って、着替える億劫さが相当に軽減されたのですが、それでもいざ着替えだすと、それだけで汗がドッと出てアンダーアーマーはつま先がなかなか出てこないとか、背中で丸まって降りてこないとかで、着替えるだけで一苦労です。

　コースの方は暫く見てないうちに緑が青々と生い茂り、コースの向こうはもう見えない感じ。それどころか、コース脇から生えた雑草がウワっとなっててコース幅が少し狭くなった感じでした。先週の大雨の影響はあまりなかったのか、全線ドライで走りやすかったのですが、なんとなーくバイクの元気がない感じでした。まぁ、自分も暑くてあまり根つめて走れないので、痩せる前みたいに食っちゃべって気が向いたら走りに行く、って感じでした。

　あまりにダラダラし過ぎてこれじゃいかん。前は走り出したら30分くらいは走ってたのですから、気持ち次第で走れると思い直し、頭にGoProも付けて改めてコースイン。しかし、やっぱりしんどいものはしんどい。日も当たらず、砂埃も舞わないウッズだけを走ったのですが、10分も走ったら嫌になってくる。

　しかし、それ以上に気になったのはエンジンからの異音。カタカタ言ったりウォンウォン唸ったり。何もしてないのに異様にアイドリングが高くなった感じです。キャブの燃調を弄ってもらっても改善せず、もちろんガス欠でもない。プラグが被り気味かも？と言われて交換してみましたが、カブってるどころかちょっと焼け気味でした。

　すると、他の隊員がエンジンに繋がっているビニールチューブが溶けて外れてるのを発見。「ラジエターの中、空っぽなんでねーの？」と言われて見てみると、物の見事に空っぽでした。つまり、オーバーヒートしてた訳です。CRF450RXの時に買っておいたホンダ純正のクーラントが、やっと役に立ちました。クーラントを入れると、エンジンの異音が止まりました。

　しかし、これまででラジエターが噴いたといえば、去年の秋の雨降った勝沼でだけなのですが、その後も、少しずつどっかでクーラントが減っていってたのでしょう。こないだのWEX神立の時には、エンジン回転が異様に高くなってキルスイッチでもエンジン止まらない、という事もありました。大体、そういう症状が出る時は暫く走ってからで、走り始めの時にはそういう症状はでなかったのです。

　クロトレでラジエター噴くという事例が少なかったので、これまで全くといって良いほど気にしてませんでしたが、これからはラジエターもちょくちょく点検しようと思います。

　さて翌日、雨のせいで伸び伸びになってた洗車をしました。まぁ、泥汚れでなくほぼ砂埃なので、マックオフかけて洗車機でざっと洗って終了。その後、ミッションオイルとエアフィルターの交換もしました。

　ミッションオイルは大体300分過ぎたら交換してるのですが、今回は神立を２回走っているので、結構な汚れ具合でした。エンジンオイルではないので（といっても、使ってるのはシルコリンのPro4なんですが）2時間そこらで交換という事もないのですが、あんだけエンジン回すレースなら、もうちょっと早めに交換しても良かったかもしれません。

　それ以上に酷かったのはエアフィルターの方で、砂埃でほぼ目詰まり直前でした。エアフィルターはJNCC神立戦でも結構詰まったのですが、WEX神立戦の方は視界がなくなるほどの砂埃でしたから、まぁこうなっても仕方なかったのでしょう。しかし、こうも詰まってると吸気に問題も出てきそうなもので、昨日いまひとつ元気がなかったのは、このせいだったかもしれません。

　調子良いバイクがどっかしら調子悪い時は、色々原因がある訳で、今回の練習はそういった点検項目にきが付ける機会になりました。