先日のWEX勝沼で、まさかの肋骨骨折の憂き目にあったのを機会に、「脇にも装甲のあるチェストプロテクター」に買い替えを決心しました。まぁ、今まで使ったリアットの5.5チェストプロテクターも、かれこれ5年使ってて良い加減くたびれてましたし、一応骨折という事で、生保からも保険が下りるので、買い替えの良い機会です。


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左がこの度買った6.5、右は5年使った5.5
パッと見た目は、5.5の方が好きでしたが、、





■見た目と裏側

 この6.5 Proチェストプロテクターは、まだ発売されたばっかりの新型です。使い慣れた5.5にもHDモデルには脇の装甲があり、新製品が出たせいか、前に比べるとちょっとお安くなっていたので悩みました。というのも、実は見た目は前の5.5の方が格好良く感じてて、新しい6.5は、なんかノペっとした見た目で、第一印象としてはあまりハートに刺さるものが感じなかったからです。しかし、どーせなら新型買った方がブログのネタにもなるので、新しい方を買いました。
 ちなみに、色は黒一色と、この黒白の2種類で、自分はチェストプロテクターは白を選ぶ事にしているので、今回のは黒が多くてちょっと不満でしたが、まぁ、これしかないので仕方ありません。
 色はともかく、プロテクターの裏を見ると、結構通気性に気を使った作りになってる事が分かりました。布地やスポンジ部分が少ないので、仮に雨や泥に塗れても、後始末が楽そうです。

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表側
どうせなら、腹んとこも白くしてくれた良かったのに

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裏側
表もそうですが、デザイン的にはシンプルな感じです

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裏側
熱を逃がすパターンが刻まれている様です


■着てみた感じ

 早速着てみたのですが、黒い部分は基本的にソフトな感じで、白い部分が強固な樹脂で構成されているらしく。絶対ガードしなければならない胸や背骨、肩といったところは、がっちりガードしつつ、動きやすさも考慮した作りの様です。着けてみて、見た目云々の不満は吹き飛びました。
 今回、一番気にしてた脇の装甲ですが、自分はかなりデブっているので、脇の部分は閉まりきらず、本来ならプロテクターの前の部分の裏側に潜り込む部分が脇の横に来てしまっているのですが、まぁ、何もないよりはマシかな、という感じ。肋骨の後ろ側はがっちり防御されているので、ひっくり返った時に運悪く岩だの木の根だのあった時に、良い感じに防御してくれそうです。
 何よりも感心したのが肩のプロテクターで、前の5.5では結構カパカパしてたのが、今度はしっかりフィットしてて、肩から地面に落ちた時にずれたりしなさそうです。フィット感に関して言えば、肩だけでなく、全体的にカパカパ感がなく、良い感じに体についてくる感じ、前の5.5よりもフィット感が優れていると感じました。

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実際に着けてみると、案外格好良いかなぁ、と

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痩せない事には、脇は閉じないですよねぇ

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背中は、腰の部分が少し反らしてあって
フィット感を増しています

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肩の装甲もぴったり肩にフィットする形状です



■ネックサポート対応型にする

 この6.5 Proもネックサポートに対応していますが、5.5の時はネックサポートの前後のベロを入れる部分がチェストプロテクターに設けてあったのに対して、6.5ではネックサポートを使う時は、ベロが当たる部分の装甲を外す事で対応しています。
 外し方は、プロテクターの裏側のネジを外し、装甲を外すのですが、前の装甲は比較的簡単に外す事が出来たのですが、後ろの方は説明書に書いてある通りに、上に引っ張っただけでは外れません。散々悩んだ訳ですが、プロテクターをちょっと曲げて、取り外す装甲にハマっている突起を起こしてやる事で、簡単に外す事が出来ました。

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ネジは、装甲を外したら
元どおりに付け直しておく様に

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前は上にうんしょと引っ張れば取れます

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説明書通りに、上に引っ張っても取れません

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プロテクターをちょっと曲げてやる事で
突起が浮いて外しやすくなります


■ネックサポートを着けてみる

 写真を見て貰えば分かると思うのですが、装甲を外すと、結構広い範囲で体が露出します。特に後ろの方は、ネックサポートをしても隙間が大きく、こんなんでプロテクションを担保できるんかな、と思うほどです。
 しかしまぁ、一応はこの状態でも十分な防御力を発揮できると踏んで設計されているのでしょうし、猛烈なジャンプ飛んだりする訳でない(つまり、空中から、背中から落下する様な事はない)カントリーなら、十分な防御力があると見て良いでしょう。むしろ、背中が大きく開いているのは、放熱の観点から見れば、冷却効果が高い訳で、むしろその方がポイントが高いかもしれません。
 前の5.5では、ネックサポートのベロを入れるべき所に入れる必要があったので、ネックサポートを着ける際は、トランポの窓ガラスなどを見ながら入れる必要があったのですが、6.5ではただ単にネックサポートを着ければ良いだけなので、脱着は楽チンです。ただ、着けただけではグラグラしてますので、肩のところに付いているネックサポートの固定用のゴムバンドを、ちゃんとネックサポートに付けねばなりません。これを付けると、ネックサポートがグラグラしません。

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前の装甲を外した状態
自分は必ずネックサポートを着けるので
常時この格好です

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後ろはこんな感じ
かなり大きく開いています

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ネックサポートを着けた状態
ネックサポートのベロが装甲をカバー

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後ろの状態
結構開いてるけど、まぁ、大丈夫なんでしょう

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肩のところの赤いツマミのついたゴム紐を掛ける事で
ネックサポートがグラグラしなくなります


■まとめ

 今回の6.5 Proで、チェストプロテクターは4代目なのですが、代を重ねるごとに、色々機能が進化してるなぁ、と感じました。防御力に関しては、実際にコケてみない事には確かめようがないのですが、着け心地に関しては、これまで着けたチェストプロテクターの中で、一番の着け心地です。
 脇の装甲も、着けたら結構鬱陶しいかなー、と思ってたのですが、案外そうでもありませんでした。聞けば、肋骨折った人は、大抵脇の装甲があるプロテクターに買い換えるそうです。まぁ、前後にだけ転ける訳ではないので、横にも装甲があった方が良いには違いありません。

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有ると無いとでは大違いなはずの脇の装甲