新型コロナウイルスの第二派だか第三派だかわかりませんが、猖獗を極める今日この頃、ワタクシが務める職場は、政府が第二次の緊急事態宣言を出す前から、去年の春なみの緊急体制で交代勤務に入っております。という訳で、こないだ正月休みが明けたばっかりですが、いきなり平日休みです。平日であるからにはコースも空いてるだろうという事で、嫁さんのドッグランかねがね、イワイサーキットで基礎練をしました。
イワイサーキットは月木が休みなのですが
平日は0900時頃に社長さんが来るまで閉まってます
■ウォーミングアップ
実は、コースが閉まってたので、帰るつもりで朝用と昼用の食べ物を全部食べてしまい、走る気が少し萎えてたところだったのですが、前回の走り納めで結構イワイのMXコースが楽しかったので、改めて基礎練したかったですし、嫁さんは嫁さんで、誰もいない貸切状態のコースで誰に気兼ねなく走りたい、という事で、コースインただちにバイク下ろして準備して走り出しました。
コースの状態は、一部霜が溶けたところが湿っているだけで、ほぼ全線ドライのカチパン。なのでタイヤの空気圧は前後とも0.8にセット。走ってタイヤが熱を持てば0.9くらいになるはずです。ともあれ、一番最初は2速でゆっくりコースを走り、体と気持ちを暖めます。前回は退院後で少し腹だの足だのが細くなっていたのですが、正月でちょっと戻ったのかどっちもキツく、しばらく流して乗ってウエアだのブーツだのに体を馴染ませる必要があります。まぁ、また不思議な事に、バイク乗って体使っているウチに、馴染んで来るものです。
走っている内に、なんだかエンジンの方から、ヤカンが吹いた時の様な「シュッシュ」という音がする様になってきました。ラジエターが噴いた時とはまた違う様な、断続的にシュッシュと音を立てていて、追い抜かれた時に嫁さんもクロトレからそういう音が聞こえるという。バイクから降りて、どこから音がしてるか確認してみましたが、よく分かりません。ラジエターも点検しましたが、クソ寒い季節だけに噴いてもいません。
ちょっと気持ち悪いなぁ、と思いながら、様子を見ながら乗っていたのですが、3速に上げてそこそこピッチを上げて走り出すと、シュッシュ音がしなくなりました。排気バルブに何か詰まってたのが飛んで出たのかもしれません。
誰もいない貸切状態w
謎のシュッシュ音
勝手に直りましたが、なんなんでしょう?
お昼はカップ麺
寒い時には温いもん食うに限ります
■色々考えながら走る
X-Trainerは低速に強いバイクですが、モトクロッサーだと3速だとコーナーの立ち上がりでもたつく様なところがありますが、クロトレはそんな事が全然なく、イワイのMXコースなら3速オートマで走る事が出来ます。2速オートマというのは、自分のトロくさい走りの典型だったのですが、3速ではそんな事はなく、それなりの車速が出てくれて、ジャンプもそれなりに飛んでくれて、かつ加減速Gもあまり体に掛かってこないので、楽に走れます。クロストレイナーは、エンデューロだけなく、軽いモトクロスでも楽に走れる、という訳です。
そこで、久々にジャンプの練習をしました。ジャンプはここ数年、真面目に飛んでなかったのですが(そのくせ、ジャンパー膝にはなった)、イワイのMXコースは小さいジャンプから大きめのテーブル、ダブルもありますので、ジャンプの練習をするには丁度いいです。
ジャンプといっても、ただアクセル開けりゃええってもんじゃなくて、大きく飛ぶ事よりも、アクセルの操作だの姿勢だの、そうしたセオリーがきっちり出来ているか、という事の方が大事だと思っています。無理なく、異状なく、パッと飛んでスッと降りる、これが大事です。うっかり開いたとか、フロントアップで落ちたとか、そういうのが危険です。習った事を思い出しながら、丁寧に飛ぶ。それで上手い事繰り返し出来る様になったら、ちょっとアクセル開ける量を増やす、姿勢が遅れたら遅れない様に合わせて行く、そういうのを繰り返しました。
続いて緩急つけてメリハリよく走る練習。直線やジャンプで開けていきますが、ダブルでは(どっちみち飛べないので)きっちり減速して丁寧に舐めて行く。漫然とだらだら走るのではなく、そういうレーシーな走りを丁寧にやりました。まぁ、これが他にも走っている人がいると、ちょっと邪魔な走り方ですが、誰もいないので気兼ねなくやれました。
肩甲骨動かして、バランス軸で進入角度を調整
あまり飛べないのは、アクセルの開けが足りないだけでなく
下向いてたりするのも原因の一つです
■いろいろ教える
嫁さんも今回は他に気兼ねがなかったのか、ウォーミングアップの後は、これまでの1.2倍くらいの車速で走ってました。聞けは3速で走ってたとの事。TT-R125はフロントのスプロケを12丁に落としてあるので、3速で2.5速くらいなのですが、それがむしろ怖くない丁度いい感じだった様です。
ただ、つま先が外向いて膝がパカパカになっているので(足が太くて、バイクが小さくて、足が揃えられないらしい)、それを修正したり、コーナーも直線も一本調子で走っているので、コーナーから立ち上がったらアクセル開けるとか、スタンディングとか、いろいろ教授しました。ベストテクスクールでは、「人に教えたら習った事が抜けて行く」と言われてますが、まぁ、嫁さんにアドバイスするくらいは良いでしょう。いつもより気持ちよく走れてるせいか、今日は素直にいう事を聞いてました。
ただ、「コブの通過」はやっぱりそうそう簡単に出来るもんじゃないみたいで、別にやれと言った訳でないのですが、大きい方のダブルを舐めて通過しようとして、ズッコケてたみたいです。ゆっくり行けばやれると思ったらしいですが、ゆっくりいけばエエというもんでもないんですよねぇ。まぁ、ここの通過は、ダブル飛べる人でも難しいといいますから、やっぱり「コブの上にも三年」なんですねぇ。
膝が曲がっててはダメです
それでも開けれる様にはなってきた嫁さん
1400時、寒いんんで練習終了
■まとめ
ご覧の通り、今回は自分ら以外には誰も来ず、貸切状態で好きに練習ができたのですが、大事な事は、他に人が少ないという事は、もし何かあった時に助けてくれる人が少ないという事でもあり、コロナ禍で医療機関が逼迫してる現況では、うっかり怪我して病院に担ぎ込まれるのも憚られるので、十分に安全マージンとって、無理のない練習を心がけねばなりません。
それを踏まえた上で、今回は自分の考えた練習が出来たので、非常に満足です。ちょっと最近、こうした練習って、やってなかったなーと思います。デコボコランドがなくなって以来じゃないでしょうかね。
まぁ、緊急事態宣言も1ヶ月ほど続くみたいですし、また機会を見て平日貸切練習をしようと思います。
今日も洗車の必要のないくらい綺麗に終わりました
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